JPH042397A - 脱水機の防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脱水機における振動に減衰する防振装置の構造
に関する。

〔従来の技術〕

従来の脱水機の防振装置は、特公昭５６−４９６２６号
公報に示すように防振ばねの外側にのみ、防振ゴム管を
かぶせるだけの構造である。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、減衰効果を向上させる点については配
慮されておらず、大容量化に伴い脱水槽の外径が大きく
なりアンバランスによる振動振幅は大きくなる傾向を示
し、外形寸法との兼合から脱水槽と水受槽内寸法の隙間
は余り大きくとれないため、起動時に、脱水槽が水受槽
に当る確率が多くなり起動性が悪くなる問題があった。

本発明は、大形脱水槽の減衰効果を向上させて良好を防
振性能を得ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、従来から採用されている脱水
モータを支持している防振ばねの外側に設けられている
外防振管の他に、防振ばねの内側にも内防振管を設けて
、減衰性能を向上したものである。

〔作用〕

防振ばねの内側に設ける内防振管は、外周に複数個のロ
ーレット状の凸起が設けてあり、防振ばねと締め代を持
って挿入され、防振ばねと内防振管の摩擦による減衰を
行なわせると共に、布負荷投入時に脱水槽を強く上から
押えら九た時、内防振管の上端面で上ばね座と、下端面
で下ばね座を当接させて、脱水槽の倒れを抑制するもの
である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図において、ベース１には防振装置２にで支持され
た脱水モータ３のモータ軸１４にはカップリング６を介
して上部に流体バランサー９を有する脱水槽８の脱水槽
軸１５が直結されている。

また中間防振支持用のゴムベロー７が外枠］、２の上部
で支持された水受槽の底部に設けられている。

一方、安全装置として、脱水モータ３の上部にはブレー
キ４が設けられていて、ブレーキライニング５とカップ
リング６のドラム面との摩擦により制動を行うことがで
き、また脱水槽８の上部には、脱水槽ハツチ１］に透視
可能な内ぶたが開閉自在に設けられでいる。

つぎに本発明の防振装置について詳細に説明する。第２
図において、ベース１に設けられた、下ばね座挿入穴２
５に嵌入固定された下ばね座２１の外周には半円状のス
パイラル溝が形成されて防振ばね２２の下端部を約２巻
き結合し、防振ばね２２の上端部も同じように上ばね座
と結合し、かつ、上はね座２４は、脱水モータ３の上ば
ね座挿入穴２６で脱水モータ３と嵌入固定されている。

一方、防振ばね２２の外周には外防振管２７が設けられ
ているとともに、防振ばね２２の内周には内防振管が設
けられている。

第３図において防振装置の横断面を示しているが、外防
振管２７は角形断面を有する筒状に形成され、角形筒部
の内周で、防振はね２２と摩擦による減衰を生しさせる
とともに、内防振管２８は円形断面を有した筒状に形成
され、かつ内防振管２８の外周には、ローレット状の凸
起３０が、防振ばね２２の内周と摩擦による減衰効果を
生しさせるようになっている。

通常、脱水槽の径が大きくなり、布負荷量が増大した場
合、布負荷投入時の脱水槽の傾きをなくすため、防振ば
ねの線径を大きくして、バネ定数を強くする方法を採用
するしかないが、防振ばねのはね定数を強くすると、起
動時の振動振幅が大きくなり、また定常回転時において
は、脱水モータ３の加振力により、ベース１．外枠２へ
の伝達力が大きくなり、振動、騒音が大きくなり、使用
時に不快な思いをせざるを得なかった。

本発明は、上記問題を解決するため、内防振管と外防振
管により防振ばねとの摩擦で振動を減衰させるとともに
、外防振管２７の下端面３１はベース１の平面部３２に
、上端面３３は上ばね座２３のフランジ部３４に、また
内防振管２８の下端面３５が下ばね座２１の上端面３６
に、上端面３７が上ばね座３８の下端面に当接さ九るよ
うに形成されているため、布負荷投入時の垂直荷重を外
防振管２７と内防振管２８とで分配することにより防振
ばね２２が座屈して傾かないようにしている。

従って外防振管２７と内防振管２８とで、ある一定以上
防振はね２２がたわむことを防ぐため、実質的に縦方向
のばね定数を強くしたことと同じ効果がある。しかも、
横方向のばね定数は強くしなくても良いため、起動時、
脱水槽８が水受槽１３に当る起動不良の確率を非常に少
なくできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、以」二説明したように、脱水槽の径が
大きくなり、布負荷量が増大しても、布負荷投入時の脱
水時の傾きが少なくなるとともに、起動時、脱水槽が水
受槽に当る確率が少なくなり起動性を向上させるばかり
でなく、外枠等への振動伝達が少なくなり、低振動、低
騒音の防振装置を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の防振装置の脱水機に取付けた一実施例
の縦断面図、第２図は、第１図の防振装置部分の拡大図
、第３図は、第２図のＩ−Ｉ断面図である。 ］・・ベース、２・・・防振装置、３・・・脱水モータ
、２１・・・下げね座、 ２２・・・防振ばね、 ２３・・上ばね 座、 ２７・・・外防振管、 ２８・ 内防振管。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、脱水モータと結合する上ばね座とベースと結合する
   下ばね座を防振ばねで連結し、防振ばねの外側に外防振
   管、内側に内防振管を設けて、振動の減衰効果を向上さ
   せた脱水機の防振装置。 ２、防振ばねの内側に設けた内防振管の下端面を下ばね
   座の上端面に、内防振管の上端面を上ばね座の下端面を
   負荷投入時、防振ばねがある程度たわんだ時当接させる
   ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の脱水機の防振装置。