JP2000107488A - 洗濯機の防振装置 - Google Patents

洗濯機の防振装置

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JP2000107488A
JP2000107488A JP10286744A JP28674498A JP2000107488A JP 2000107488 A JP2000107488 A JP 2000107488A JP 10286744 A JP10286744 A JP 10286744A JP 28674498 A JP28674498 A JP 28674498A JP 2000107488 A JP2000107488 A JP 2000107488A
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vibration
coil spring
compression coil
washing machine
elastic pipe
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Koji Kuno
功二 久野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水起動時及び定常時における夫々異なる振
動形態に対応できる防振装置を得る。 【解決手段】 外箱22内に吊り棒24及び圧縮コイル
ばね34を介して外槽23を弾性的に吊持する防振装置
25にあって、前記吊り棒24に挿通せられ該吊り棒2
4と摺動摩擦接触するダンパ体36を設けると共に、こ
のダンパ体36が摺動する範囲の吊り棒24下部に下方
が径大となるテーパ部24aを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の外箱内に
槽体を弾性的に吊持する洗濯機の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に全自動洗濯機の防振装置と
しては、外箱上部の四隅部から揺動自在な吊り棒を垂下
し、この吊り棒の下端部に装着した圧縮コイルばねを介
して、槽体を弾性支持する構成としている。
【0003】図11及び図12に、この種防振装置の一
実施例を示す。外箱1上部の四隅部(一箇所のみ図示説
明)には凹状の球面部2aを有する補強板2を夫々設け
ていて、上端部に緩衝体3及び上部受け部材4を取着し
た吊り棒5を、上記補強板2の球面部2aに上部受け部
材4を滑動可能に嵌合保持させることにより上端部を抜
け止め状態に挿着し、揺動可能に垂下している。この吊
り棒5は、途中槽体としての外槽6から水平方向に突設
された支持片部7を挿通し、その支持片部7の下面と吊
り棒5の下端部との間には、下端部に取着したワッシャ
8により抜け止め状態に装着さればね台座としても機能
する円盤状のダンパ部材9、その上方に圧縮コイルばね
10及び筒状ダンパケース11を一体に有する下部受け
部材12を順に介して装着され、以って外槽6はその支
持片部7を介して吊り棒5にて揺動可能に吊持され、且
つ圧縮コイルばね10にて弾性的に防振支持された構成
をなしている。
【0004】さらにこの一例では、上記ダンパ部材9と
ダンパケース11とは脱水運転中において略気密状態に
嵌合されて、所謂エアダンパ効果を発揮する構成とな
し、以って防振装置13を構成している。すなわちダン
パ部材9は、図12に拡大して示すように弾性部材製の
ダンパ基体14,インサートされた補強体15,ダンパ
基体14に弾発力を付与するばね体15及びダンパ基体
14の外周側に加熱接着されたフッ素樹脂製の環状シー
ル体17を具備してなり、以ってこのダンパ部材9を囲
繞しそのシール体17と摩擦摺接する前記ダンパケース
11とにより内部空間は略気密状態に封鎖される。た
だ、ダンパ部材9の中心部位には、吊り棒5が挿通する
周縁部において内外部を僅かに連通せしめる溝状の複数
個の空気抜き孔18を形成している。
【0005】しかして上記防振装置13を備えたもので
は、脱水運転時において高速回転する図示しない内槽の
内部に収容された被洗濯物のアンバランス配置に伴い振
動が発生し、吊り棒5に吊持された外槽6が振動する
が、この場合、脱水運転起動時には未だ多量の水分を含
んだ被洗濯物の重量的負荷が大きいため、大きな振動が
発生する。しかしながらこの振動は、外槽6を弾性支持
する圧縮コイルばね10による振動吸収効果、及びダン
パ部材9のシール体17とダンパケース11との摺接す
る際の摩擦抵抗並びに特に圧縮コイルばね10が圧縮さ
れダンパケース11内の空気が圧縮されてダンパ部材9
の空気抜き孔18から抜ける際の粘性抵抗による減衰
力、すなわちエアダンパ効果により振動を減衰し、外箱
1への振動伝達を抑制すると共に脱水運転に支障を来す
異常振動の発生を防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のエアダンパ
方式の防振装置13によれば、脱水運転起動時の大きな
振動に対して効果的な振動減衰作用を発揮する。ところ
が、急激に圧縮された空気が空気抜き孔18から抜ける
際に、その空気抜き音が騒音として発生し、且つ脱水運
転が起動時の不安定領域を乗り越え安定した脱水回転に
よる運転状態に至った、すなわち定常状態に至るとダン
パ部材9とダンパケース11内の空気はピッチの速い小
刻みな振動に追従しきれず所謂空気ばねの働きをして、
床面への振動伝達力を大きくしてしまい、結果として騒
音への悪影響を及ぼすことになった。その対策として空
気抜き孔18を大きくすれば上記騒音の問題は回避可能
であるが、これでは本来のエアダンパ効果が減少し、特
に脱水運転起動時の大きな振動に対処するに十分な減衰
力が得られない。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、脱水運転の起動時及び定常
状態のいずれにあっても良好な防振機能を発揮し、振動
伝達や騒音に悪影響を及ぼすことのない洗濯機の防振装
置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の洗濯機の防振装置は、第1に、洗濯機の外箱
内に吊り棒及び圧縮コイルばねを介して槽体を弾性的に
吊持する防振装置において、前記吊り棒に挿通せられ該
吊り棒と摺動摩擦接触するダンパ体を設け、このダンパ
体と前記圧縮コイルばねとで前記槽体を防振支持すると
共に、吊り棒にはダンパ体が摺動する範囲内にあって下
方が径大となるテーパ部を形成したことを特徴とする
(請求項1の発明)。
【0009】斯かる構成によれば、被洗濯物のアンバラ
ンス配置に起因して槽体が大きく振動すると、吊り棒に
対しダンパ体が上下方向に摺動することによって、吊り
棒とダンパ体との摩擦抵抗、及びこの吊り棒とダンパ体
との摺接部分に塗布されたグリスの粘性抵抗などによる
減衰力が発生する。そして特に脱水運転起動時には、槽
体は脱水前の重量的負荷が大きいため圧縮コイルばねを
圧縮して降下した位置にあり、この状態での起動となる
からダンパ体が吊り棒と摺動する位置は、吊り棒の下方
部に設けたテーパ部領域と摺接することとなり、よって
起動時の大きな振動の動きに対応してその摩擦力による
減衰力もて大きく作用する。
【0010】従って、脱水起動時にはダンパ体は吊り棒
下方部の径大となるテーパ部との摺動により接触圧が増
すため、より大きな減衰力を発生して振動を抑制する。
一方、脱水運転の定常時における振幅の小さいピッチの
速い振動に対しては、ダンパ体は吊り棒の細い直線部分
との摺動となるため通常の摩擦力にて減衰力は低減し、
且つ主に圧縮コイルばねにより振動が吸収され、以って
振動伝達や騒音の発生を効果的に抑制できる。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明の
洗濯機の防振装置は、第2に、洗濯機の外箱内に吊り棒
及び圧縮コイルばねを介して槽体を弾性的に吊持する防
振装置において、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と摺
動摩擦接触するダンパ体を設け、このダンパ体と前記圧
縮コイルばねとで前記槽体を防振支持すると共に、吊り
棒にはダンパ体が摺動する範囲のうちの下方部位の表面
粗さを摩擦係数が大となるように加工処理したことを特
徴とする(請求項2の発明)。
【0012】斯かる構成によれば、脱水起動時には槽体
は重量的負荷大のため降下した位置にあるため、起動時
の大きな振動に対しては吊り棒下方の摩擦係数大の部位
にてダンパ体と摺動し、大きな摩擦力を得て大きな減衰
力を発生し、振動を効果的に抑制する。そして定常時に
あっては通常のダンパ体と吊り棒の直線状部分での摩擦
となるため減衰力は低減し、且つ主に圧縮コイルばねに
よる振動吸収作用における防振作用によって振動伝達や
騒音発生を抑えることができる。
【0013】さらに、上記目的を達成するために本発明
の洗濯機の防振装置は、第3に、洗濯機の外箱内に吊り
棒及び圧縮コイルばねを介して槽体を弾性的に吊持する
防振装置において、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と
摺動摩擦接触するダンパ体を設け、このダンパ体と前記
圧縮コイルばねとで前記槽体を防振支持すると共に、圧
縮コイルばねを粗巻部分と蜜巻部分とから構成し、この
粗巻部分にその外周面と摺動摩擦接触し且つ粗巻部分相
当長の筒状弾性パイプを被嵌したことを特徴とする(請
求項3の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、圧縮コイルばねは、
その粗巻部分で見かけ上のばね定数を大きくし、蜜巻部
分では小さくしてなり、従って脱水起動時の大きな振動
に対しては粗巻部分を含む圧縮コイルばね全体が密着す
るほどに伸縮し、且つばね定数が大きい粗巻部分に被嵌
された弾性パイプは該粗巻部分のみならず圧縮コイルば
ねの略全体に亘り相対的に摩擦接触することとなり、以
って大きな減衰力を発生する。一方、定常時の小さな振
動に対しては圧縮コイルばねの見かけ上のばね定数が小
さい蜜巻部分が伸縮して振動吸収作用するも、ばね定数
が大きい粗巻部分は殆ど伸縮動作しないためこれに被嵌
された弾性パイプとの相対的な摩擦接触も殆ど生じな
い。
【0015】従って、脱水起動時には圧縮コイルばねの
略全体に亘って弾性パイプとの摩擦接触による大きな減
衰力が発生して振動を効果的に抑える一方、定常時には
弾性パイプとの摩擦力を実質的に無効化して、ばね定数
が小さい蜜巻部分による振動吸収作用によって防振効果
を発揮し、以って振動伝達や騒音発生を抑えることがで
きる。
【0016】そして請求項3記載のものにおいて、圧縮
コイルばねの下方部位を粗巻部分とし、この粗巻部分に
有底円筒状に形成した弾性パイプを下方から被嵌して、
該弾性パイプの内底部を圧縮コイルばねの粗巻側端部の
ばね台座としたことを特徴とする(請求項4の発明)。
【0017】斯かる構成によれば、圧縮コイルばねの下
端部を受け支持するばね台座を、弾性パイプと一体化し
たことにより、部品構成の簡素化が図れることはもとよ
り、粗巻部分に対峙して被嵌される弾性パイプの位置決
め及びその位置を常時維持できて防振性能の安定化を図
り得、しかも圧縮コイルばねを緩衝的に支持し得て騒音
の発生を抑えることができる点でも有利である。
【0018】さらに請求項3記載のものにおいて、圧縮
コイルばねの上方部位を粗巻部分とし、この粗巻部分に
ダンパー体から筒状に一体に延設してなる弾性パイプを
上方から被嵌したことを特徴とする(請求項5の発
明)。
【0019】斯かる構成によれば、ダンパ体と弾性パイ
プとが一体化されたことにより、圧縮コイルばね上方部
位の粗巻部分に対峙して被嵌される弾性パイプとの位置
決め及びその位置を常時維持できて防振性能の安定化を
図り得、勿論、部品構成の簡素化に伴い組立製造性の向
上も期待できる。
【0020】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明の洗濯機の防振装置は、第4に、洗濯機の外箱内に
吊り棒及び圧縮コイルばねを介して槽体を弾性的に吊持
する防振装置において、前記吊り棒に挿通せられ該吊り
棒と摺動摩擦接触するダンパ体を設け、このダンパ体と
前記圧縮コイルばねとで前記槽体を防振支持すると共
に、圧縮コイルばねの外径を径大及び径小部分とから構
成し、この径小部分にその外周面と摺動摩擦接触する筒
状弾性パイプを被嵌したことを特徴とする(請求項6の
発明)。
【0021】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動に対しては圧縮コイルばね全体が密着するほどに伸
縮することに伴い、その径小部分に被嵌された弾性パイ
プは径大部分とも摩擦接触することとなり、以って接触
面積が増大し大きな減衰力を発生する。一方、定常時の
小さな振動に対しては弾性パイプが圧縮コイルばねの径
小部分にのみ対峙する位置にあるため、接触面積が小さ
く接触圧は大幅に低減することで、小さな振動は実質的
に圧縮コイルばねにて振動吸収され、振動伝達や騒音発
生を抑えることができる。この場合、径小部分における
弾性パイプの接触圧はでき得る限り小さくすることが望
ましい。
【0022】そして請求項6記載のものにおいて、弾性
パイプの圧縮コイルばねの径大側内端部を末広がりのテ
ーパ状に形成したことを特徴とする(請求項7の発
明)。
【0023】斯かる構成によれば、脱水起動時のように
大きく振動し圧縮コイルばねが大きき伸縮する場合に、
その径大部分が弾性パイプ内に出没し易く円滑な摩擦摺
接ができ、該パイプ端部での不要な抵抗とか衝突を避け
ることができる点で有利である。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を全自動洗濯機に適用した第1実施例を示す図1及び
図2を参照して説明する。まず図2は、全自動洗濯機2
1の概略構成を示す縦断側面図で、22は矩形箱状に形
成された外箱で、この外箱22内に槽体としての外槽2
3が、外箱22上部から揺動可能に垂下された吊り棒2
4により吊持されて後述する防振装置25を介して弾性
的に防振支持されている。そしてこの外槽23内には洗
濯槽と脱水槽を兼ねた回転可能な内槽26が設けられ、
この内槽26の内底部には被洗濯物を洗うための攪拌体
27を具備している。
【0025】しかして前記吊り棒24は、その上端部に
挿着された球面状の上部受け部材28を介して外箱22
の四隅部(一箇所のみ図示)に固着された補強板29上
に揺動可能に支承垂下されていて、この吊り棒24の垂
下端部は、途中に外槽23に突設された支持片部30を
挿通し、それ以降の下端部に亘って防振装置25を装備
している。従って、外槽23等の重量負荷は支持片部3
0を介して防振装置25により弾性支持され、そして吊
り棒24にて外箱22内に吊持される。
【0026】そしてこの防振装置25について特に本実
施例が特徴とする吊り棒24の下方部位との関連構成を
併せて、図1に示す要部の断面図を参照して述べる。ま
ず吊り棒24の下端部にはワッシャ31を介して金属製
のばね台座32が抜け止め状態に挿着され、このばね台
座32の上面に形成された環状受け部33に圧縮コイル
ばね34下端の内径部分を嵌めるようにして装着され
る。この圧縮コイルばね34の上端部にあっては、外槽
23から突設された支持片部30の球面状下面部に滑動
可能に宛がわれた下部支持部材35と、これに連接して
ゴム製のダンパ体36が吊り棒24と摺動可能に摩擦接
触する状態で設けられ、このダンパ体36の上面中央部
位にはグリス溜め部37を形成している。そしてこのダ
ンパ体36を下方部から囲繞するように筒状のダンパケ
ース38が設けられていて、これの環状鍔部39は圧縮
コイルばね34上端部のばね受け部を兼ねている。従っ
て、内槽26及び外槽23等の重量負荷は、防振装置2
5を構成する主に圧縮コイルばね34による弾発力とダ
ンパ体36の吊り棒24との摩擦力等により弾性的に防
振支持された構成をなす。また、本実施例ではさらに圧
縮コイルばね34の下部外周面と摩擦接触するように筒
状の弾性パイプ40が被嵌されていて防振装置25の一
部を構成している。
【0027】しかるに上記防振装置25を装備した吊り
棒24の下方部位は、下方ほど径大となるテーパ部24
aを形成している。このテーパ部24aの設定範囲は、
図1(a)に示す脱水起動時における大きく振幅運動す
るダンパ体36と摺動接触し、同図(b)に示す定常時
における小さな振幅運動する場合のダンパ体36には接
触しない位置Aから下端部に亘り形成してある。従っ
て、脱水起動時においてはダンパ体36と吊り棒24a
との接触圧は大きくなり、より大きな減衰力が付与され
る。
【0028】尚、図2中に示す41は外槽23下面に設
けられたモータで、その回転力はベルト伝達機構42及
びクラッチ等を含む駆動機構部43を経て攪拌体27、
或いは内槽26に伝達され、これらを高速回転させる。
また、内槽26上端部にはバランスリング44が装着さ
れ、且つこのバランスリング44との間に脱水用の透孔
45を複数個形成している。
【0029】このように構成された本実施例の洗濯機2
1において、モータ41が通電駆動されると攪拌体27
が正逆回転して洗い及びすすぎの各行程が行われ、次い
で内槽26が高速回転する脱水行程に移行する。この脱
水運転が開始される際、内槽26内の図示しない被洗濯
物が偏った収容状態、すなわちアンバランスな状態にあ
ると、特に起動時においては内槽26従って外槽23が
大きく振動し、これが外箱22に伝達されて洗濯機21
全体に振動を与え、さらに過大になると内槽26の揺れ
が大きくなり、所定の回転数まで達せず円滑な脱水運転
ができないおそれが生ずる。
【0030】しかるに本実施例における防振装置25に
よれば、圧縮コイルばね34の伸縮作用にて主として振
動吸収する一方、この圧縮コイルばね34の外周面にて
摩擦接触する弾性パイプ40との摩擦力及び主としてダ
ンパ体36と吊り棒24との摩擦力と、さらにはグリス
溜め部37を経てこの部位に塗布された図示しないグリ
スの粘性抵抗により発生する減衰力によって振動は減衰
される。
【0031】ところが上記のように振動吸収作用及び摩
擦力,抵抗力等の振動減衰作用を幾つかを採り入れて効
果的な防振性能は得ているものの、それでも実用運転に
おいてその防振性能を超える過大な振動が発生すること
がある。その対策として減衰作用を強化すべく、圧縮コ
イルばね34と弾性パイプ40及びダンパ体36と吊り
棒24との摩擦力を大きくし、且つ圧縮コイルばね34
自体のばね定数を大きくすることが考えられるが、この
場合、防振装置25の剛性が高められて起動時の大きな
振動に対しては減衰性能の向上が図れるものの、定常時
の小さな振動に対しては振動吸収が不十分となり振動伝
達や騒音への悪影響が生じ、結果防振性能としては満足
できない。
【0032】しかるに、本発明は起動時の大きな振動発
生時にのみ大きな減衰作用を得るべく、本実施例ではダ
ンパ体36と摺動する範囲内における吊り棒24の下方
部位にテーパ部24aを形成したので、外槽23が大き
く振動し圧縮コイルばね34が密着するほど伸縮し、ダ
ンパ体36が吊り棒24の下方部まで摺動すると、ダン
パ体36は吊り棒24のテーパ部24aと下方に行くほ
ど強く接触し大きな摩擦力を得ることとなり、大きな減
衰作用を発揮する。このように脱水起動時などのように
振動が大きくなるにつれて減衰作用も大きく応動し、過
大な振動に対処できる許容範囲を大きくしている。
【0033】一方、脱水運転が進み所定の高速回転に至
ると、すなわち定常運転領域ではピッチの速い小刻みな
振動が続くが、この場合、吊り棒24のテーパ部24a
は図1(b)に示すように摩擦力を生じない位置にあっ
て、ダンパ体36は吊り棒24の直線状部分との所謂通
常の摩擦接触となって減衰作用は低減し、且つ主に圧縮
コイルばね34の伸縮作用による振動吸収作用に基づく
防振効果にて振動伝達や騒音発生を抑制できる。
【0034】従って、本実施例の防振装置25によれ
ば、脱水起動時から定常時に至り振動状態に応じた防振
性能が得られ、終始円滑な脱水運転が実行できる。尚、
本実施例では、テーパ部24aは吊り棒24と一体に形
成したが、これは別体に設けても良く、例えばテーパ状
の中空円筒体を別体に設けてこれを吊り棒の下方部位に
挿着する構成としても、上記構成と同様の作用効果を奏
する。
【0035】上記の構成に対し、図3ないし図10は本
発明の第2ないし第8実施例を示すもので、夫々第1実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0036】(第2の実施の形態)図3に示す第2実施
例における防振装置63は、上記第1実施例における吊
り棒24のテーパ部24aに代わって、吊り棒46の下
方部位にその表面粗さを摩擦係数が大となるよう窒化処
理,メッキ処理などの表面加工処理を施したもので、こ
の加工処理部46aをダンパ体36と摺動する範囲のう
ちの下方部位に形成してある。
【0037】斯かる構成によれば、起動時などの大きな
振動発生時においてダンパ体36は吊り棒46との通常
の摩擦領域から摩擦係数が大なる加工処理部46aと摩
擦摺接することとなり、より摩擦力が高まり大きな減衰
力を発生して効果的に振動を抑制する。そして定常時に
おいては、この加工処理部46aは何らの摩擦作用に関
与せず、従って小刻みな振動に対しては上記実施例と同
様に通常の防振作用により振動伝達や騒音の発生に悪影
響を与えることはない。
【0038】(第3の実施の形態)次いで図4に示す第
3実施例における防振装置64は、単に直線状をなす従
来と同様の吊り棒47の垂下端部に挿着した圧縮コイル
ばね48は、その略中央部分を粗巻部分48aとし、両
端側を蜜巻部分48bとし、その粗巻部分48aに対峙
して位置ずれ防止用の例えば棒状突部49aを内面に有
する弾性パイプ49を被嵌したもので、その余の構成は
上記第1実施例と共通である。
【0039】すなわち、圧縮コイルばね48の中央部分
は粗巻部分48aとしたので見かけ上のばね定数を大き
くしており、且つ同図(b)に示すように通常はこの粗
巻部分48aの外周面に摩擦接触するように該粗巻部分
48a相当長の弾性パイプ49が被嵌されている。そし
て、前記棒状突部49aは1個または複数個でも良く、
本実施例では中間位置の同等高さ位置に二箇所形成して
おり、これは圧縮コイルばね48に対して弾性パイプ4
9を圧挿して弾性的に係合させるか、若しくは回動しつ
つ挿入することで容易に所定位置に被嵌することができ
る。
【0040】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動に対しては、ダンパ体36と吊り棒47との通常の
摩擦力及びグリスの粘性力とによる減衰力に加えて、圧
縮コイルばね48のばね定数を大きくしたこと、及び圧
縮コイルばね48が図4(a)に示すように密着するほ
どの圧縮に伴いその全体に亘って弾性パイプ49と摩擦
接触することとなる相乗効果により、より一層大きい減
衰力が発生する。この場合、圧縮コイルばね48は大き
く伸縮するが、中間位置にある棒状突部49aは該圧縮
コイルばね48と相対的にずれることはなく全体の動き
に追従して所定の位置に保持され、従って安定した防振
性能が得られる。
【0041】しかるに、定常時における小刻みな振動に
対しては、ばね定数の大きい粗巻部分48aは殆ど振動
せず、従って弾性パイプ49との間の摩擦力も殆ど発生
しないのでこの間での不要な減衰力による振動伝達や騒
音の発生要因はなく、この両端側の蜜巻部分48bの伸
縮作用により有効に振動吸収が行われる。従って、本実
施例においても起動時などの大きな振動に対しては、よ
り大きな減衰力を発揮できる一方、定常時にはこの大き
な減衰力を実質的に無効化して振動伝達の要因となるこ
とを防ぎ、脱水行程を終始効果的な防振性能のもとに実
行できる。
【0042】尚、弾性パイプ49の所定位置を保持すべ
く設けた棒状突部49aは、これに代えて圧縮コイルば
ね48の螺旋形状に沿って延びる一本の環状突部の構成
としても良いし、また、弾性パイプ49の寸法長はその
粗巻部分48aを主体に被嵌できれば若干の長短の寸法
にあっても、上記実施例と略同等の作用効果が得られる
など、種々変形して実施できるものである。
【0043】(第4の実施の形態)上記第3実施例に対
し、図5に示す第4実施例における防振装置65は、圧
縮コイルばね50の上半部を蜜巻部分50bに、下半部
を粗巻部分50aに構成すると共に、その粗巻部分50
aに対峙して摩擦摺接可能に有底円筒状の弾性パイプ5
1を被嵌したもので、この弾性パイプ51の底部たる下
端部には内方に延びるフランジ部52を形成して圧縮コ
イルばね50の粗巻側下端部を受け、このフランジ部5
2の下面に補強用に宛がわれ吊り棒47に挿着した受け
部材53とで所謂ばね台座としての構成をなしている。
【0044】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動発生時には粗巻部分50a及び蜜巻部分50b共密
着するほどに圧縮され、従って圧縮コイルばね50全体
が弾性パイプ51内面と摩擦摺接することとなり、大き
な減衰力を得ることができると共に、粗巻部分50aを
設けて見かけ上のばね定数を大きくしているので、減衰
力を大きくするのに有効である。一方、定常時において
は、圧縮コイルばね50の粗巻部分50aはばね定数が
大きいため小刻みな振動には殆ど応動せず、従って弾性
パイプ51との摩擦摺接も実質的にないため不要な減衰
力が振動伝達源となったり騒音が発生することを抑える
ことができると共に、この小刻みな振動に対しては蜜巻
部分50bが有効に作用して振動吸収し、総じて起動時
及び定常時共に夫々に最適な防振性能が得られる。
【0045】そして特に本実施例では、弾性パイプ51
の底部にフランジ部52を設け、圧縮コイルばね50の
下端部を受けているので、粗巻部分50aに対峙する弾
性パイプ51の位置決めとその位置での保持が確実にで
き、防振性能の安定化が図れる。また、フランジ部52
が受け部材53とでばね台座として機能し、且つ圧縮コ
イルばね50はフランジ部52で緩衝的に支持されるの
でこの部分での騒音発生も生じない。
【0046】(第5の実施の形態)図6に示す第5実施
例における防振装置66は、上記第4実施例に対し、弾
性パイプ54と圧縮コイルばね50を受けるばね台座5
5を一体化した構成で、ばね台座55の構成は弾性パイ
プ54の下端部に金属板55aをインサート成形し強度
補強を施したものである。
【0047】従って、本実施例構成によれば、上記第4
実施例に比して一層部品点数及び組立工程の簡素化が図
れる他は、同様に弾性パイプ54の位置決めとその保持
が確実にして防振性能の一層の安定化と、圧縮コイルば
ね50の粗巻側下端部を緩衝的に支持できる。
【0048】(第6の実施の形態)図7に示す第6実施
例における防振装置67は、上記第4実施例とは逆配置
関係に圧縮コイルばね56の上半部を粗巻部分56a
に、下半部を蜜巻部分56bに構成すると共に、その粗
巻部分56aに対峙してダンパ体57と一体に形成され
た弾性パイプ58を摩擦摺接可能に被嵌した構成にあ
る。
【0049】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動発生時には粗巻部分56a及び蜜巻部分56b共密
着するほどに圧縮され、従って圧縮コイルばね56全体
が弾性パイプ58内面と摩擦摺接することとなり、大き
な減衰力を得ることができると共に、粗巻部分56aを
設けて見かけ上のばね定数を大きくしているので、減衰
力を大きくするのに有効である。一方、定常時において
は、圧縮コイルばね56の粗巻部分56aはばね定数が
大きいため小刻みな振動には殆ど応動せず、従って弾性
パイプ58との摩擦摺接も実質的にないため不要な減衰
力や騒音の発生を抑えることができると共に、この小刻
みな振動に対しては蜜巻部分56bが有効に作用して振
動吸収し、総じて起動時及び定常時共に夫々に最適な防
振性能が得られる。
【0050】そして、特に本実施例ではダンパ体57と
弾性パイプ58とを一体化したので、部品点数及び組立
工程が簡素化することはもとより、圧縮コイルばね56
の粗巻部分56aに対峙して被嵌した弾性パイプ58の
位置保持が確実にでき、防振性能を安定化できる利点を
有する。
【0051】(第7の実施の形態)図8に示す第7実施
例における防振装置68は、ダンパケース38とばね台
座32との間に鼓形の圧縮コイルばね59を装着したも
ので、すなわち中央部分を径小部分59aとして両端側
に夫々なだらかに拡径する径大部分59bを有してな
り、その径小部分59aに相当長の弾性パイプ60を被
嵌した構成である。この場合、弾性パイプ60は圧縮コ
イルばね59の径小部分59aに対し、極力接触圧を小
さくするのが望ましく、従って径小部分59aの外径形
状に沿う筒形状としても良い。
【0052】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動発生時には径小部分59a及び径大部分59b共密
着するほどに圧縮され、従って径大部分59bが弾性パ
イプ60内に圧挿された状態で出没して摩擦摺接するこ
ととなり、大きな減衰力を得ることができる。一方、定
常時においては、圧縮コイルばね59の径大部分59a
の少なくとも大部分は弾性パイプ60と接触するに至ら
ず、また径小部分59aと弾性パイプ60との接触圧も
極力小さく設定してあるので減衰力は低減し、従って主
に圧縮コイルばね59全体の伸縮作用にて小刻みな振動
を吸収し、振動伝達や騒音発生を有効に阻止でき、結果
として起動時及び定常時共に夫々に最適な防振性能が得
られる。尚、弾性パイプ60は接触圧が小さい最も細径
とする径小部分59aに被嵌されているため、径大部分
59b側へ移行することなくその位置に保持できる。
【0053】(第8の実施の形態)図9及び図10に示
す第8実施例における防振装置69は、ダンパケース3
8とばね台座32との間に末広がり形状の圧縮コイルば
ね61を装着し、その略上半部に相当する径小部分61
aにやはり末広がりの筒状弾性パイプ62を被嵌したも
ので、該弾性パイプ62と径小部分61aとの接触圧は
できるだけ小さくした構成にある。尚、弾性パイプ62
の上端部は下部支持部材35の下面に衝止され、上方へ
の抜け止めがなされると共に下方への移動に対しては径
大部分61bによって阻止される。また、弾性パイプ6
2の内端部は、図9のB部を拡大して示す図10から理
解できるように下方に向かって径大となるテーパ部62
aを形成している。
【0054】斯かる構成によれば、脱水起動時の大きな
振動発生時には径小部分61a及び径大部分61b共密
着するほどに圧縮され、従って径大部分61bが弾性パ
イプ62内に圧挿された状態で出没して摩擦摺接するこ
ととなり、大きな減衰力を得ることができる。一方、定
常時においては、圧縮コイルばね61の径大部分61b
は弾性パイプ62とは接触するに至らず、また径小部分
61aと弾性パイプ62との接触圧も極力小さく設定し
てあるので減衰力は低減し、従って圧縮コイルばね61
全体の伸縮作用にて小刻みな振動を吸収し、振動伝達や
騒音発生を有効に阻止でき、結果として起動時及び定常
時共に夫々に最適な防振性能が得られる。
【0055】そして、上記径大部分61bが弾性パイプ
62に対し出没するところの下端部には末広がりのテー
パ部62aを形成しているので、その出没動作が円滑に
でき、これは圧縮コイルばね61の外径寸法の径変化が
大きい場合ほど有効となる。尚、本実施例における弾性
パイプ62は、ダンパ体36と一体に形成することも可
能である。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内にて適宜変更して実施できるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、脱水起動時
及び定常時の夫々固有の振動形態に応じて減衰力を加減
調整できるようにしたので、起動時の大きな振動に対処
して減衰力を大きく発生する構成でありながら、定常時
の小さな振動に対しては減衰力を低減できるので、減衰
力を大きくしたがために生じ易い振動伝達や騒音発生の
悪影響を有効に抑制できる洗濯機の防振装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す縦断側面図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】本発明の第2実施例の要部を示す縦断側面図
【図4】本発明の第3実施例の要部を示す縦断側面図
【図5】本発明の第4実施例の要部を示す縦断側面図
【図6】本発明の第5実施例の要部を示す要部の縦断側
面図
【図7】本発明の第6実施例の要部を示す縦断側面図
【図8】本発明の第7実施例の要部を示す縦断側面図
【図9】本発明の第8実施例の要部を示す縦断側面図
【図10】図9のB部の拡大図
【図11】従来構成を示す要部の縦断側面図
【図12】要部の拡大図
【符号の説明】
21は洗濯機、22は外箱、23は外槽(槽体)、2
4,46及び47は吊り棒、24aはテーパ部、25,
63,64,65,66,67,68及び69は防振装
置、36及び57はダンパ体、34,48,50,5
6,59及び61は圧縮コイルばね、40,49,5
1,54,58,60及び62は弾性パイプを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機の外箱内に吊り棒及び圧縮コイル
    ばねを介して槽体を弾性的に吊持する防振装置におい
    て、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と摺動摩擦接触す
    るダンパ体を設け、このダンパ体と前記圧縮コイルばね
    とで前記槽体を防振支持すると共に、吊り棒にはダンパ
    体と摺動する範囲内にあって下方が径大となるテーパ部
    を設けたことを特徴とする洗濯機の防振装置。
  2. 【請求項2】 洗濯機の外箱内に吊り棒及び圧縮コイル
    ばねを介して槽体を弾性的に吊持する防振装置におい
    て、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と摺動摩擦接触す
    るダンパ体を設け、このダンパ体と前記圧縮コイルばね
    とで前記槽体を防振支持すると共に、吊り棒にはダンパ
    体と摺動する範囲のうちの下方部位の表面粗さを摩擦係
    数が大となるように加工処理したことを特徴とする洗濯
    機の防振装置。
  3. 【請求項3】 洗濯機の外箱内に吊り棒及び圧縮コイル
    ばねを介して槽体を弾性的に吊持する防振装置におい
    て、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と摺動摩擦接触す
    るダンパ体を設け、このダンパ体と前記圧縮コイルばね
    とで前記槽体を防振支持すると共に、圧縮コイルばねを
    粗巻部分と蜜巻部分とから構成し、この粗巻部分にその
    外周面と摺動摩擦接触し且つ粗巻部分相当長の筒状弾性
    パイプを被嵌したことを特徴とする洗濯機の防振装置。
  4. 【請求項4】 圧縮コイルばねの下方部位を粗巻部分と
    し、この粗巻部分に有底円筒状に形成した弾性パイプを
    下方から被嵌して、該弾性パイプの内底部を圧縮コイル
    ばねの粗巻側端部のばね台座としたことを特徴とする請
    求項3記載の洗濯機の防振装置。
  5. 【請求項5】 圧縮コイルばねの上方部位を粗巻部分と
    し、この粗巻部分にダンパー体から筒状に一体に延設し
    てなる弾性パイプを上方から被嵌したことを特徴とする
    請求項3記載の洗濯機の防振装置。
  6. 【請求項6】 洗濯機の外箱内に吊り棒及び圧縮コイル
    ばねを介して槽体を弾性的に吊持する防振装置におい
    て、前記吊り棒に挿通せられ該吊り棒と摺動摩擦接触す
    るダンパ体を設け、このダンパ体と前記圧縮コイルばね
    とで前記槽体を防振支持すると共に、圧縮コイルばねの
    外径を径大及び径小部分とから構成し、この径小部分に
    その外周面と摺動摩擦接触する筒状弾性パイプを被嵌し
    たことを特徴とする洗濯機の防振装置。
  7. 【請求項7】 弾性パイプの圧縮コイルばねの径大側内
    端部を末広がりのテーパ状に形成したことを特徴とする
    請求項6記載の洗濯機の防振装置。
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