JPH0422629Y2 - - Google Patents

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JPH0422629Y2
JPH0422629Y2 JP13768384U JP13768384U JPH0422629Y2 JP H0422629 Y2 JPH0422629 Y2 JP H0422629Y2 JP 13768384 U JP13768384 U JP 13768384U JP 13768384 U JP13768384 U JP 13768384U JP H0422629 Y2 JPH0422629 Y2 JP H0422629Y2
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groove
punching net
punching
tongue piece
net
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、音響機器等におけるパンチングネツ
トの取付装置の改良に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来第4図に示すようにパンチングネツト4の
折曲部4bの端部に設けた複数の舌片4aを、ス
ピーカ取付孔2,3を有する樹脂製のスピーカパ
ネル1のスピーカ取付部1b周囲に設けた取付溝
1aに嵌挿し、超音波振動発生装置により超音波
振動を加えてパンチングネツト4の舌片4aとス
ピーカパネル1の取付溝1aとを溶着して、パン
チングネツト4とスピーカパネル1を一体に固着
することが知られている(特開昭58−143694号公
報参照)。
さらに、第5図に示すようにパンチングネツト
4の折曲部4bの端部を平担にして、スピーカパ
ネル1のスピーカ取付部1b周囲に設けた取付溝
1aに接着剤5を塗布し、パンチングネツト4の
折曲部4bの端部を取付溝1aに挿入して接着す
ることも知られている。しかしながら、超音波溶
着固定の場合にはパンチングネツトの折曲部の舌
片が超音波振動による発熱で溶けた樹脂の中に
1.5mm程度侵入するように設定しているため、こ
のパンチングネツトをスピーカパネルに接着固定
すると、パンチングネツトがスピーカパネルの前
面に出すぎて外観上不都合が生じるおそれがあ
る。
従つて、超音波溶着固定用のパンチングネツト
とスピーカパネルを用いて、接着固定することが
困難なため、パンチングネツトとスピーカパネル
を生産方法に合わせてそれぞれ別個に準備する必
要があり、割高になると共にフレシキブルな生産
体制をとることが出来なかつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、パンチングネツトと取付部材を溶着
用と接着用にそれぞれ別個に準備することなく、
一種類の組み合わせで溶着と接着の二つの生産方
法を可能にするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 金属製のパンチングネツトにはその全周にわた
つて折曲部が設けられ、折曲部は複数の舌片を有
する。樹脂製の取付部材には、舌片に対応した位
置にパンチングネツトの厚さよりも十分大きい幅
の第1の溝が設けられ、第1の溝と第1の溝より
も浅くパンチングネツトの厚さとほぼ同じかまた
はわずかに大きい幅の幅狭部分を少なくとも有す
る第2の溝がそれぞれ複数個交互に連続して設け
られている。
而して、パンチングネツトと取付部材を接着固
定する場合には、パンチングネツトの舌片を取付
部材の第1の溝に挿入して舌片と第1の溝を接着
し、溶着固定する場合には、パンチングネツトの
舌片を取付部材の第2の溝に嵌挿して舌片と第2
の溝を溶着するように構成されている。
(ホ) 作用 接着固定用の第1の溝よりも溶着固定用の第2
の溝が浅いため、接着固定と溶着固定いずれの場
合においてもパンチングネツトの取付部材に対す
る場合は変らない。第1の溝と第2の溝がそれぞ
れ複数個交互に設けられているため、舌片を挿入
する溝を変えることにより接着固定と溶着固定の
切替えが簡単にできる。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を、第1図〜第3図に従つ
て説明する。
第1図は、パンチングネツト4をスピーカパネ
ル1に取付ける前の状態を示す図である。金属製
のパンチングネツト4には、その全域にパンチ孔
(図示せず)が設けられ全周にわたる折曲部4b
に長さD(約1.5mm程度)の複数の舌片4aが設け
られている。舌片4aは長方形のパンチングネツ
トの短辺4cに3ケ、長辺4dに4ケが各辺の中
心線に対し非対称に設けられている。
スピーカ取付孔2,3を有するスピーカパネル
1は樹脂で構成され、スピーカ取付部1bの周囲
には第1の溝1a1と第2の溝1a2が、それぞれ複
数個交互に連続して設けられている。第1の溝1
a1は、金属製のパンチングネツトの舌片4aに対
応して長方形のスピーカパネル1の取付溝の短辺
1c側に3ケ、長辺1d側に4ケが、各辺の中心
線に対し非対称に設けられている。
第2図Aに示すように、第1の溝1a1はパンチ
ングネツトの厚さ(例えば0.6mm)よりも十分大
きい幅(例えば2.5mm)に設定され、第2の溝1
a2は第2図Bに示すように第1の溝1a1よりも舌
片の長さD(例えば1.5mm程度)だけ浅く、且つパ
ンチングネツトの厚さとほぼ同じかまたはわずか
に大きい幅に設定されている。
パンチングネツト4をスピーカパネル1に接着
固定する場合には、スピーカパネル1の第1の溝
1a1に接着剤を塗布しパンチングネツト4の舌片
4aを対応するスピーカパネル1の第1の溝1a1
に挿入して、舌片4aと第1の溝1a1を接着す
る。
パンチングネツト4をスピーカパネル1に溶着
固定する場合には、パンチングネツト4を上下逆
になるように反転させる。こうすると、パンチン
グネツト4の舌片4aおよびスピーカパネル1の
第1の溝1a1が、それぞれ各辺の中心線に非対称
に設けられているため、スピーカパネル1の第1
の溝1a1に対向していたパンチングネツト4の舌
片4aは、スピーカパネル1の第1の溝1a1に対
向せずに、第2の溝1a2に対向する。次にパンチ
ングネツト4の舌片4aを対向するスピーカパネ
ル1の第2の溝1a2に嵌挿する。
この後、押圧体(図示せず)をパンチングネツ
ト4上に押圧し、超音波振動発生装置(図示せ
ず)の動作で押圧体に1秒間に約15000回の上下
振動を行なわせることにより、パンチングネツト
4の舌片4aとスピーカパネル1の第2の溝1a2
の接触部分に摩擦熱を発生させ樹脂を溶融させ
る。これにより、パンチングネツト4はスピーカ
パネル1の第2の溝1a2内で舌片の長さD(約1.5
mm程度)だけ侵入し、超音波振動の停止で樹脂が
固化してパンチングネツト4とスピーカパネル1
は溶着固定される。
このように第1の溝1a1と第2の溝1a2の深さ
の差Dは、舌片4aの長さと同一寸法に設定され
超音波溶着によつて舌片4aは樹脂内に全体(長
さD)が侵入するので、パンチングネツト4のス
ピーカパネル1に対する1は接着固定の場合と変
わることがない。
第2図Cは他の実施例の溝の形状を示す図で、
第2の溝1a2には、パンチングネツト4の折曲部
4bまたは舌片4aの端縁が当接する幅狭部分に
連通して幅広部分1a3が設けられている。パンチ
ングネツト4をスピーカパネル1に接着固定する
場合には、第1の溝1a1と共に幅広部分1a3にも
接着剤を塗布すると、第2の溝1a2にも接着剤が
流れ込む。次にパンチングネツト4の舌片4a
を、対応するスピーカパネル1の第1の溝1a1
嵌挿して接着し、且つパンチングネツトの折曲部
4b端面の舌片4a以外の部分を第2の溝1a2
よび幅広部分1a3に接着する。こうすれば、第1
の溝1a1のみの接着に比べ固定が確実であり、ス
ピーカパネルの溝全周にわたつて接着剤の塗布を
すればよいので、第1の溝1のみに塗布する場合
に比べ作業性がよい。
第3図は、円形のパンチングネツトをスピーカ
パネルの円形の溝に固定する他の実施例を示す図
である。円形の金属製パンチングネツト4には全
周にわたる折曲部4bに複数の舌片4aが設けら
れている。スピーカ取付孔3を有するスピーカパ
ネル1は樹脂で構成され、スピーカ取付部1bに
は前述したような第1の溝1a1と第2の溝1a2
それぞれ交互に連続して設けられている。
パンチングネツト4をスピーカパネル1に接着
固定する場合には、パンチングネツト4の舌片4
aを対応する第1の溝1a1に嵌挿して接着する。
パンチングネツト4をスピーカパネル1に溶着
固定する場合には、パンチングネツト4を所定の
角度回転させて、パンチングネツト4の舌片4a
をスピーカパネル1の第2の溝1a2に嵌挿して超
音波溶着する。
なお、本考案のパンチングネツトの形状が前述
の長方形または円形に限定されないこと、取付部
材がスピーカパネルに限定されないことはいうま
でもない。また、超音波溶着以外の溶着(例えば
高周波誘導加熱等による溶着)においても同様の
効果を奏することができる。
(ト) 考案の効果 本考案は以上説明したように、パンチングネツ
トと取付部材の一種類の組み合わせで、溶着と接
着という二つの生産方法を可能にしたので、材料
費が割高になることもなく、生産性現場の状況に
応じてフレキシブルな生産体制をとることができ
る。即ち、比較的高価な超音波振動発生装置がな
かつたり、故障した場合には接着固定をすること
が出来、生産数を増加させる場合には2種類の生
産方法が可能なためフレシキブルに対応出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の斜視図、第2図は同
じく溝の形状を示す略図、第3図は本考案他の実
施例の斜視図、第4図は従来装置の斜視図、第5
図Aは従来装置の斜視図、Bは同じく要部断面図
である。 1……スピーカパネル、1a1……第1の溝、1
a2……第2の溝、4……パンチングネツト、4a
……舌片、4b……折曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 全周にわたる折曲部に複数の舌片を有する金
    属製のパンチングネツトと、前記舌片に対応し
    た位置に前記パンチングネツトの厚さよりも十
    分大きい幅の第1の溝を有すると共に、該第1
    の溝よりも浅く前記パンチングネツトの厚さと
    ほぼ同じかまたはわずかに大きい幅の幅狭部分
    を少なくとも有する第2の溝をそれぞれ複数個
    交互に連続して有する樹脂製の取付部材とを備
    え、 前記パンチングネツトの舌片を前記取付部材
    の第1の溝に挿入し該舌片と該第1の溝を接着
    するか、または前記パンチングネツトの舌片を
    前記取付部材の第2の溝に嵌挿して前記舌片と
    第2の溝を溶着するかを選択するようにしたこ
    とを特徴とするパンチングネツトの取付装置。 (2) 前記取り付け部材の第2の溝は前記幅狭部分
    に連通する幅広部分を有し、前記パンチングネ
    ツトの舌片と前記取付部材の第1の溝を接着す
    る際に、該幅広部分に接着剤を塗布して前記パ
    ンチングネツトの折り曲げ部端面の舌片以外の
    部分を前記第2の溝に接着することを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のパンチ
    ングネツト取付装置。
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JPH0715258Y2 (ja) * 1988-01-12 1995-04-10 オンキヨー株式会社 前面装飾用板取り付け構造
JP2561454Y2 (ja) * 1991-02-21 1998-01-28 河西工業 株式会社 パンチングメタルの固定構造

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