JP2561454Y2 - パンチングメタルの固定構造 - Google Patents

パンチングメタルの固定構造

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JP2561454Y2
JP2561454Y2 JP1991014180U JP1418091U JP2561454Y2 JP 2561454 Y2 JP2561454 Y2 JP 2561454Y2 JP 1991014180 U JP1991014180 U JP 1991014180U JP 1418091 U JP1418091 U JP 1418091U JP 2561454 Y2 JP2561454 Y2 JP 2561454Y2
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punching metal
metal
grill
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grill frame
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Inventor
豊 岡崎
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河西工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスピーカーグリル用パン
チングメタルの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のパンチングメタルの固定構
造について説明する。図7は従来のパンチングメタルの
固定構造を備えたスピーカーグリルを示すものであり、
図7において、金属板のパンチングメタル1の平板部に
は多数の***3が開口しており、図8に示すように周縁
部1aは折り曲げられて、その先端1bは樹脂製のグリ
ル枠2の周辺の溝2aに挿入され、パンチングメタル1
とグリル枠2の全周が誘導加熱によって加熱されて、パ
ンチングメタル1の先端1bがグリル枠2の溝2aに溶
着固定されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、パンチングメタル1とグリル枠2の全周
が誘導加熱されるために、加熱時間が長くかかり、且
つ、金属と樹脂の熱膨張係数が異なるために、誘導加熱
によってパンチングメタル1とグリル枠2とに寸法差が
生じ、グリル枠2が変形してリアパーセルへ取付けたと
きに見栄えを損なうなどの問題点を有していた。
【0004】また、変形に耐えるためにグリル枠2の樹
脂材料をグレードアップする必要があり、コストがかか
るなどの問題点を有していた。
【0005】本考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、誘導加熱の時間が短くてグリル枠2に変形を生じさ
せず、樹脂材料をグレードダウンすることの出来るパン
チングメタルの固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のパンチングメタルの固定構造は、周縁部が誘
導加熱によって枠部材の周辺の溝に溶着固定されるパン
チングメタルの固定構造において、前記パンチングメタ
ルを略矩形形状とし、該パンチングメタルを構成する各
の周縁部の直線部分略中心位置に各一つの溶着用の爪
を設けた構成を有している。
【0007】
【作用】この構成によって、パンチングメタルと枠部材
の誘導加熱される部分は溶着用の爪の周囲のみであるた
め、加熱時間が短くてすみ、誘導加熱によってパンチン
グメタルと枠部材とに生じる寸法差は枠部材のコーナー
部分で吸収され、従ってグレードの低い樹脂材料を使用
しても枠部材に変形を生じることがなく、リアパーセル
へ取付けたときに見栄えが良い。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。尚、従来例で示した部品と同じ部品に
は同符号を付してある。
【0009】図1において、リアパーセル20は自動車
用の後部に取付けられていて、その両端にはスピーカー
グリル10が取付けられている。
【0010】図2は本考案に係わるパンチングメタルの
固定構造を備えたスピーカーグリル10の斜視図であ
る。スピーカーグリル10はスピーカーを覆うパンチン
グメタル1と、このパンチングメタル1を固定する枠部
材であるグリル枠2とで構成されている。金属板のパン
チングメタル1は、略矩形形状となっており、そのの平
板部には多数の***3が開口してスピーカーの音を透過
させる。また、パンチングメタル1を構成する各辺の周
縁部1aは平板部に対して略直角に折り曲げられてお
り、この周縁部1aの直線部分の略中心位置にはグリル
枠2に溶着固定される爪4が周辺部1a毎に1つづ突設
されている。
【0011】グリル枠2は図3に示すように、周縁部2
bの内側に溝2aが形成され、この溝2aの中にパンチ
ングメタル1の周縁部1aが挿入されていて、爪4の先
端はグリル枠2の溝2aの底面に接している。そして図
4に示すように、パンチングメタル1の周縁部1aのコ
ーナー部分の先端1bはグリル枠2の溝2aに対して、
上下、左右方向に何れも0、5〜1mmのクリアランス
s、tをもって挿入されている。
【0012】以上のように構成されたパンチングメタル
の固定構造について、以下その動作について説明する。
パンチングメタル1の周縁部1aの爪4の部分をグリル
枠2と共に誘導加熱すると、爪4とこの爪4の周囲のグ
リル枠2の溝2aが加熱されて、パンチングメタル1を
グリル枠2の溝2aに押し付けると、爪4が溝2aの底
面に喰い込んで溶着固定される。
【0013】この時、誘導加熱される部分はパンチング
メタル1の爪4と、その周囲のみであるため、加熱時間
が短く金属と樹脂の熱膨張係数の差異によるパンチング
メタル1とグリル枠2の寸法差も小さい。また、僅かな
寸法差が生じても、パンチングメタル1の周縁部1aの
コーナー部分の先端1bのクリアランスs、tが変形に
対する逃げとなって、寸法差はグリル枠2のコーナー部
分で吸収されグリル枠2の変形を防止することが出来
る。
【0014】以上のように本実施例によれば、周縁部1
aが誘導加熱によってグリル枠2の溝2aに溶着固定さ
れるパンチングメタル1を、略矩形形状とし、の周縁部
1aの直線部分の略中心位置に各1つの溶着用の爪4を
設けたことにより、パンチングメタル1とグリル枠2の
誘導加熱される部分は溶着用の爪4の周囲のみであるた
め、加熱時間が短くてすみ、誘導加熱によってパンチン
グメタル1とグリル枠2とに生じる寸法差はグリル枠2
のコーナー部分で吸収され、従ってグレードの低い樹脂
材料を使用してもグリル枠2に変形を生じることがなく
品質も向上し、リアパーセル20へ取付けたときに見栄
えが良い。
【0015】また、本考案の変形例として図5及び図6
に示すように、パンチングメタル1のコーナー部分に爪
5を突設し、この爪5をグリル枠2の溝2aの底面に設
けた孔2cに挿通して先端をグリル枠2の底面に折り曲
げ、爪5と孔2cに僅かの遊びを持たせておくと、パン
チングメタル1のコーナー部分がグリル枠2から浮き上
がることを防ぐことが出来る。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案は、周縁部が誘導加
熱によって枠部材の周辺の溝に溶着固定されるパンチン
グメタルの固定構造において、パンチングメタルを略矩
形形状とし、各辺の周縁部の直線部分の略中心位置に各
一つの溶着用の爪を設けたことにより、枠部材に変形を
生じさせず品質も向上し、誘導加熱の時間が短くて樹脂
材料をグレードダウンすることの出来る優れたパンチン
グメタルの固定構造を実現出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカーグリルを備えた自動車用リアパーセ
ルの斜視図である。
【図2】本考案の実施例におけるパンチングメタルの固
定構造を備えたスピーカーグリルの斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】本考案の変形例におけるパンチングメタルの固
定構造を備えたスピーカーグリルの斜視図である。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図である。
【図7】従来のパンチングメタルの固定構造を備えたス
ピーカーグリルの斜視図である。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 パンチングメタル 1a 周縁部 2 グリル枠 2a 溝 4 爪 5 爪 10 スピーカーグリル s クリアランス t クリアランス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部が誘導加熱によって枠部材の周辺
    の溝に溶着固定されるパンチングメタルの固定構造にお
    いて、前記パンチングメタルを略矩形形状とし、該パン
    チングメタルを構成する各辺の周縁部の直線部分略中心
    位置に各一つの溶着用の爪を設けたことを特徴とするパ
    ンチングメタルの固定構造。
JP1991014180U 1991-02-21 1991-02-21 パンチングメタルの固定構造 Expired - Lifetime JP2561454Y2 (ja)

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JPH04105788U JPH04105788U (ja) 1992-09-11
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