JPH04172523A

JPH04172523A - クリック感付透明スイッチ

Info

Publication number: JPH04172523A
Application number: JP2301721A
Authority: JP
Inventors: Koji Shudo; 孝司首藤; Akihiko Iura; 昭彦井浦; Hirotsugu Sato; 佐藤　洋次
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-11-07
Filing date: 1990-11-07
Publication date: 1992-06-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕人が押圧した際にクリック感が得られ、スイッチを押圧
したことを自覚できるクリック感付透明スイッチに関し
、発音手段を不要にした安価な装置が構成でき、また、余
分な力が不要で操作性に優れるとともに、装置の劣化を
防止できるクリック感付透明スイッチを提供することを
目的とし、一方向に帯状の第１の導体部が形成された第１の透明フ
ィルムと、該第１の透明フィルムに形成された第１の導
体部に萎差する方向に帯状の第２の導体部が形成された
第２の透明フィルムとを近接せしめて配置し、前記第１
の透明フィルムの第１の導体部と前記第２の透明フィル
ムの第２の導体部とが交差する部分を押圧することによ
り、前記第１の導体部と前記第２の導体部とが接触され
て閉成される透明スイッチにおいて、前記第１の透明フ
ィルム又は前記第２の透明フィルム上の前記第１の導体
部と前記第２の導体部とが交差する部分に突起部を設け
たことを特徴とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、人が押圧した際にクリック感が得られ、スイ
ッチを押圧したことを自覚できるクリック感付透明スイ
ッチに関する。

近年、ＣＲＴデイスプレィ装置や液晶表示装置等の表示
画面上に表示されたキーの図形に、例えば指で触れたり
押圧することにより入力を行なう入力装置が開発されて
いる。

このような入力装置は、表示画面上にタッチ部又は押圧
部がＸ−Ｙマトリックス状に配置された透明スイッチを
載置し、表示されたキーの図形に対応した部分にタッチ
又は押圧することにより透明スイッチのどの部分がタッ
チ又は押圧されたかを検知し、この検知結果を制御部に
送出することにより従来のキーボード等のスイッチと同
等の機能を持たせたものである。

このような入力装置は、表示画面に表示する内容を任意
に変更することができるので、その表示内容とタッチ又
は押圧される位置との関係で多種類のキー人力ができる
という利点がある。

ところで、上記透明スイッチはタッチ又は押圧すること
によりあたかもキーボードのキーを押下したと同様に作
用するので、人がタッチ又は押圧したことを知覚できる
ように配慮することが必要である。

〔従来の技術〕

従来の透明スイッチは、例えば第４図に示すように構成
されている。第４図（ａ）は平面図であり、同図（ｂ）
は矢示ＣＤで切断した断面図である。

図において、１は透明フィルム２に形成された透明電極
であり、３は透明フィルム４に形成された透明電極であ
る。これら透明フィルム２及び透明フィルム４は、スペ
ーサ６を挟んで貼り合わされている。この際、透明電極
１と透明電極３とが接触しないように一定の間隔が確保
されるようになっている。

このように構成された透明スイッチは、ＣＲＴデイスプ
レィ装置や液晶表示装置等の表示画面７上に載置され、
上記透明電極１と透明電極３との交差部分の表示画面７
上にキー図形の表示が行なわれる。操作者は所望のキー
図形が表示されている部分を押圧してキー人力操作を行
なう。

これにより、透明電極１と透明電極３とが接触して導通
し、該導通した位置情報が制御部に通知されて、キーボ
ードにおけるキーの押下と同様に、押下されたキーが検
知されるようになっている。

この際、上記透明スイッチは通常のキーボードと違って
キーストロークがないために、押圧した時の指の感覚で
はキー人力が行なわれたか否かを知ることはできない、
そこで、押圧によ・り透明電極１と透明電極３が接触し
たことを検出した時に例えばブザー等を鳴らしてキー人
力がなされたことを操作者に知・らセでいた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、ブザー等により操作者に知らせるために
は該透明スイッチを適用する装置に発音手段等を備える
必要があり高価になるという欠点があった。

また、騒音等が大きい環境ではブザー音が聞取りにくい
ので、操作者は必要以上の力で透明スイッチを押しつけ
る。したがって、指に余分な力が加わり操作性に劣ると
ともに、余分な力で装置を押圧するので装置の寿命が短
くなるという欠点もあった。

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、発音手段
を不要にした安価な装置が構成でき、また、余分な力が
不要で操作性に優れるとともに、装置の劣化を防止でき
るクリック感付透明スイッチを徒供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明にかかるクリック感付透明スイッチの原
理説明図であり、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は矢
示ＡＢで切断した断面図である。

図において、■は第１の透明フィルム２上に形成された
一方向に所定幅を有する帯状の第１の導体部であり、３
ば上記第１の透明フィルム２に形成された第Ｉの導体部
１に交差する方向に第２の透明フィルム２上に形成され
た所定幅を有する帯状の第２の導体部である。これら第
１の透明フィルム２と第２の透明フィルム４とは近接し
て配置される。

そして、前記第１の透明フィルム２又は前記第２の透明
フィルム４上の前記第１の導体部１と５．前記第２の導
体部３とが交差する部分に突起部５が・設けられ、該突
起部５を押圧することにより、前記第１の導体部１と前
記第２の導体部３とが接触されて閉成される透明スイッ
チが構成されている。

なお、６は第１の透明フィルム２と第２の透明フィルム
４とを所定間隔に保つためのスペーサである。

〔作用〕

本発明は、上述したように前記第１の透明フィルム２又
は前記第２の透明フィルム４上の前記第１の導体部１と
前記第２の導体部３とが交差する部分に突起部５を設け
、該突起部５を押圧することによりキー人力を行なうよ
うにしたのでクリック感を知覚することができるものと
なっている。

したがって、キーが押されたことを知らせるための発音
手段は不要となる。また、クリック感が得られるので無
理にキ一部分を押圧することもなく操作性に優れるとと
もに装置の劣化を早めることもない。

（実施例〕以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明の一実施例にかかるクリック感付透明ス
イッチの構成を示すものである。第２図（ａ）は平面図
であり、同図（ｂ）は矢示ＡＢで切断した断面図である
。

図において、２は透明スイッチの上面を構成する透明フ
ィルムであり、この透明フィルム２には、帯状の透明電
極（導体）がＸ軸方向に形成されている。

４は透明スイッチの下面を構成する透明フィルムであり
、この透明フィルム４には、帯状の透明電極（導体）が
上記透明電極１と直交するＹ軸方向に形成されている。

そして、これら透明フィルム２及び透明フィルム４は、
スペーサ６を挟んで貼り合わされており、上記透明電極
１と透明電極３とは接触しないように一定の間隔が確保
されるようになっている。

また、上記透明フィルム４の透明電極３と交差する透明
フィルム２の透明電極１部分には、図示するように、所
定の膨らみを持った凸部５が形成されている。

このように構成された透明スイッチは、ＣＲＴデイスプ
レィ装置や液晶表示装置等の表示両面７上に載置され、
上記透明電極Ｉと透明電極３との交差部分の表示画面７
上にキー図形の表示が行なわれる。操作者は所望のキー
図形の表示が行なわれている部分を押圧してキー人力操
作を行なう。

この際、透明フィルム２上に形成された凸部５により、
透明電極１と透明電極３とが接触するまでに一定のスト
ロークがあるので、操作者はクリック感を知覚できるよ
うになっている。

上記操作により、透明電極ｌと透明電極３とが接触して
導通し、該導通した位置データが制御部（図示しない）
に通知されて、キーボードにおけるキーの押下と同様に
、押下されたキーを検出できるようになっている。

第３図は、上記クリック感付透明スイッチを実際の入力
装置として使用する場合の例を示したものである６図で
は、５×４のｘ−Ｙマトリックス上にキー配置した場合
を示している。

図において、スキャン信号Ｓｌは、制御部（図示しない
）から供給される信号であり、Ｘ方向の透明電極１に対
して信号ＡＯ〜Ａ４が位相を変えながら順次アクティブ
にされて供給される。

また、Ｙ方向の透明電極３からは、操作者の押圧に対応
してデータ出力信号Ｓ２（信号ＤＯ〜Ｄ３で構成される
）が出力されるようになっている。

このデータ出力信号Ｓ２は、制御部に送出され、押下さ
れたキーの検出に使用されるようになっている。

なお、５は上述した凸部（交差部分）であり、７は表示
画面である。

上記構成において、例えば凸部のうちＫで示すが押圧さ
れたとすると、信号ＡＯの位相（タイミング）で信号Ｄ
ｏがアクティブになる。制御部は、信号ＤＯがアクティ
ブになったタイミングを検出することにより、Ｋで示す
部分のキーが押下されたことを知ることができる。

なお、上記実施例では、表示画面７の全面にクリック感
付透明スイッチを配置し、交差部分に膨らみを持たせた
凸部５を形成しているが、必要に応じて該透明スイッチ
の一部にのみ凸部を形成する用に構成しても良い。

また、表示画面７としては、ＣＲＴデイスプレィ装置や
液晶表示装置を用いた場合について説明したが、上記以
外の表示装置を用いても良いことは勿論である。

さらに、上記実施例では表示装置上に透明スイッチを配
置した場合について説明したが、キーの図形が措かれた
板の上に本発明にかかるクリック感付透明スイッチを載
置して入力装置を構成することもできる。この場合も、
上記実施例と同様の作用・効果を奏する。

〔効果〕

以上詳述したように、本発明によれば発音手段を不要に
した安価な装置が構成でき、また、余分な力を加える必
要がないので操作性に優れるとともに、装置の劣化を防
止てきるクリック感付透明スイッチを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクリック感付透明スイッチを原理的に
説明するための図、第２図は本発明の一実施例の構成を示す図、第３図は本
発明の一実施例の使用例を示す図、第４図は従来の透明
スイッチを説明するための図である。図において、ｌ・・・第１の導体部（透明電極）、２・・・第１の透明フィルム、３・・・第２の導体部（透明電極）、４・・・第２の透明フィルム、５・・・突起部（凸部）、６・・・スペーサ、７・・・表示両画。図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。本発明つ免理逆明図第１図第　２　図木登ｆｊｙＡ／）便円例第３図（ｂ）従来の透明スインチ第４図

Claims

【特許請求の範囲】（１）一方向に帯状の第１の導体部（１）が形成された
第１の透明フィルム（２）と、該第１の透明フィルム（
２）に形成された第１の導体部（１）に交差する方向に
帯状の第２の導体部（３）が形成された第２の透明フィ
ルム（４）とを近接せしめて配置し、前記第１の透明フ
ィルム（２）の第１の導体部（１）と前記第２の透明フ
ィルム（４）の第２の導体部（３）とが交差する部分を
押圧することにより、前記第１の導体部（１）と前記第
２の導体部（３）とが接触されて閉成される透明スイッ
チにおいて、前記第１の透明フィルム（２）又は前記第２の透明フィ
ルム（４）上の前記第１の導体部（１）と前記第２の導
体部（３）とが交差する部分に突起部（５）を設けたこ
とを特徴とするクリック感付透明スイッチ。（２）前記
突起部（５）は、前記第１の透明フィルム（２）又は前
記第２の透明フィルム（４）の一部分を所定のストロー
クを有するべく凸状に成形して構成されることを特徴と
する請求項１記載のクリック感付透明スイッチ。（３）前記突起部（５）は、前記第１の透明フィルム（
２）に形成された複数の第１の導体部（１）と前記第２
の透明フィルム（４）に形成された複数の第２の導体部
（３）とが交差する部分の全部又は一部に設けたことを
特徴とする請求項１記載のクリック感付透明スイッチ。