JPH04161196A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、洗濯物（洗濯し乾燥すべき衣類）をドラム内
に収容したままで、洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程及び
乾燥工程を行なうドラム式洗濯乾燥機に関する。

〈従来技術〉 近年、生活合理化の面により、一般家庭においても衣類
の洗濯から乾燥までを１台の装置で行なう方法が要求さ
れ、その１つの解決策としてドラム式洗濯乾燥機が普及
し始めている。

従来のドラム式洗濯乾燥機は、第２．３図の如く、本体
外装である外箱１と、外箱ｌ内に固定され洗濯用水を蓄
える水槽２と、水槽２内に配設された洗濯物を収容する
ドラム３と、ドラム３内へ外部から温風を循環（導入・
排出）させる温風循環手段４とを備えている。

ドラム３は、第２図の如く、円筒形状をしており、水平
軸５を中心にして水槽２の内側で回転可能に支持されて
おり、ドラムモータ６によって回転駆動される。ドラム
３の周壁内面には、洗濯物撹拌用のバッフル７が設けら
れている。そして、洗い、濯ぎ、乾燥の各工程時にドラ
ム３が回転すると、バッフル７がドラム３内の洗濯物を
持ち上げては落下させる（以下、タンプリングという）
ことにより、洗濯物の撹拌を良好にする。

また、ドラム３の周壁には、通水及び通風の為多数の通
孔３ａが設けられている。これらの通孔３ａは、洗い・
濯ぎ工程時にドラム３内へ水を導入する機能と、洗い・
濯ぎ・脱水工程時に洗濯物から出た水を排出する機能と
、乾燥工程時に温風を導入・排出する機能とを存してい
る。

温風循環手段４は、第３図の如く、温風の循環路である
温風循環経路８、この温風循環経路８へ温風を供給する
ヒータ９及び送風ファン１０．ファンモータＩＩから構
成されている。なお、温風循環経路８は、第２図に示す
Ａ、Ｂに接続されている。

〈　発明が解決しようとする課題　〉 上記のような洗濯乾燥機においては、最近、問題となっ
ているダニアレルゲンによる大気汚染（ダニ汚染）を積
極的に防止することができない。すなわち、アレルギー
の一因となる、ダニの死骸や微４ｉ８１Ｉ！！などのダ
ニアレルゲンを積極的に除去し、またその飛散を防いで
機外へ排出することができない。

さらに詳しく説明すると、上記した従来のドラム式洗濯
乾燥機には、糸屑や綿はこりなどの大きな塵を捕獲除去
するフィルタは備わっているが、そのようなフィルタで
は、通常μｍ単位であるダニアレルゲンを捕獲・除去す
ることができない。

また、乾燥工程におけるタンプリングによって、洗濯物
にはこれを傷めない程度の打撃が与えられるが、そのよ
うな打撃ではダニアレルゲンを洗濯物から充分に離脱さ
せることができない。

さらに、温風循環経路に水道水を流す構造のものは存在
するが、それは循環する温風中の水分を除去する除湿目
的のためのものであるため、ダニアレルゲンを充分に洗
い流すことができない。

本只明は、上記に鑑み、洗濯物に付着しているダニアレ
ルゲンを有効に除去することのできるドラム式洗濯乾燥
機の提供を目的とする。

く　課題を解決するための手段　〉 （１）本発明請求項１による課題解決手段は、第１図の
如く、水槽２２内で回転可能に支持され周壁に通水及び
通風の為の多数の通孔２４ｇを有する洗濯物収容ドラム
２４と、温風をドラム２４内に導入しドラム２４の通孔
２４ａ及び水槽２２を介して循環させる温風循環手段２
５とを備えたドラム式洗濯乾燥機において、前記温風循
環手段２５の経路内に散水することにより、温風中の湿
気を液化させて除去し洗濯物の乾燥を進行させ、かつ温
風中のダニアレルゲンを捕獲除去する散水手段２８が設
けられたものである。

（２）また、請求項２による課題解決手段は、請求項１
記載のドラム式洗濯乾燥機において、温風循環手段２５
及び散水手段２８を制御して除湿乾燥工程及びダニアレ
ルゲン除去工程を実行させる制御装置が設けられ、該制
御装置は、除湿乾燥工程を行なう場合と、ダニアレルゲ
ン除去工程を行なう場合とで散水手段２８の単位時間当
たりの散水量を変更する機能が有せしめられたものであ
る。

（３）さらに、１求項３による課題解決手段は、請求項
２記載のドラム式洗濯乾燥機において、ダニアレルゲン
除去工程を行なう際の散水手段２８の単位時間当たりの
散水量が除湿乾燥工程を行なう際の散水手段２８の単位
時間当たりの散水量よりも大とされたものである。

く作用〉 上記課題解決手段において、洗濯物をドラム２４内に収
容したままで、洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程及び乾燥
工程が行なわれる。

乾燥工程においては、温風循環手段２５によりドラム２
４内の洗濯物に温風が供給されるが、循環温風中には湿
気が含まれる。

このとき、除湿乾燥工程を選択していると、散水手段２
８により、温風循環手段２５の温風循環経路中に例えば
０．６〜０８Ｑ／分の散水が行なわれるので、循環温風
中の湿気を散水した液中に液化して除湿した後、再び温
風循環手段２５のヒータ部を通過させ加熱して循環させ
ることができる。

したがって、効率的に洗濯物の乾燥を進行させることが
できる。

また、ドラム２４を回転、停止させて洗濯物に衝撃を与
えるとともに温風循環手段２５により所定温度の温風を
供給することによって洗濯物からダニアレルゲンが離脱
して温風中に浮遊する場合がある。

このとき、洗い工程前あるいは除湿乾燥工程後にダニア
レルゲン除去工程を選択していると、散水手段２８によ
り、温風循環経路中に例えば１〜２Ｉ２／分の散水が行
なわれる。この散水された水によって温風中に浮遊した
ダニアレルゲンが捕獲除去され、機外へ排水されるので
、ダニアレルゲンは水とともに機外へ排出されため、室
内へ飛散することはない。

したがって、洗濯物に付着しているダニアレルゲンを有
効に除去することができる。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るドラム式洗濯乾燥機の
全体構成を示す概略図である。

・　　第１図の如く、本実施例のドラム式洗濯乾燥機は
、外装である外箱２１と、該外箱２１内にスプリング（
図示せず）で吊り下げられた水槽２２と、該水槽２２の
内側で水平軸２３周りに回転可能に支持され周壁に通水
及び通風の為の多数の通孔２４ａを有する洗濯物収容ド
ラム２４と、温風をドラム２４内に導入しドラム２４の
通孔２４ａ及び水槽２２を介して循環させる温風循環手
段２５と、洗濯用の水道水を水槽２２及びドラム２４内
に供給するための給水手段２６と、機外へ排水するため
の排水手段２７とを備え、前記温風循環手段２５の経路
内に散水することにより、−風中の湿気を液化させて除
去し洗濯物の乾燥を進行させ、かつ温水中のダニアレル
ゲンを捕獲除去する散水手段２８が設けられている。

前記ドラム２４は、円筒形状をしており、水槽２２に取
り付けられたドラムモータ２９によって回転駆動される
。すなわち、ドラムモータ２９の正転逆転の駆動力は、
減速機構３０を介して下プーリ３１、ベルト３２及び上
プーリ３３により水平軸２３に伝達され、ドラム２４が
正逆いずれの方向にも回転される。なお、水平軸２３は
ベアリング３４の受け３５により保持されている。

そして、ドラム２４内の一側には、撹拌盤３６が設けら
れている。この撹拌盤３６は、ドラム２４と同軸かつ独
立回転可能に支持されている。すなわち、撹拌盤３６を
支持する水平軸３７は、ドラム２４に固定されたベアリ
ング３８の受け３９によって保持されているとともに、
水槽２２に固定されたワンウェイベアリング４０の受け
４１によって保持されている。これにより、撹拌盤３６
は、ドラム２４内に洗濯物の負荷があるときには、ドラ
ム２４の正回転に対して洗濯物に連れてドラム２４とほ
ぼ同期して回転する。一方、トラム２４の逆回転に対し
ては、ワンウェイベアリング４０の作用により回転が阻
止される。このため、洗濯物のタンプリング状態に変化
が生じ、洗濯物に積極的な外力が加わることになる。

前記温風循環手段２５は、ドラム２４の周囲に設けられ
た温風循環経路４２，４３．４４と、中間部の温風循環
経路４３に配された温風供給用送風機４５及びヒータ４
６とを備え、線矢印に沿って５０℃以上の温度が循環す
るようになっている。

前記給水手段２６は、水槽２２の上部に連通接続された
給水路４７と、該給水路４７内に配設された給水用電磁
弁４８を備えており、給水路４７及び給水用電磁弁４８
を通して水槽２２及びドラムク４内へ給水できるように
なっている。

前記排水手段２７は、水槽２２の底部に連通接続された
排水ホース４９と、該ホース４９に接続された排水管５
０と、該排水管５０内に配設された排水用電磁弁５１と
を備え、排水ホース４９、排水管５０及び排水用電磁弁
５１を通して機外へ排水できるようになっている。なお
、排水管５０は、温風循環経路４４にも連通接続されて
いる。

前記散水手段２８は、温風循環経路４４及び給水路４７
に連通接続された散水路５２と、２つの散水用電磁弁５
３．５４とを備えている。この散水路５２は、温風循環
経路４４との接続点から分岐され夫々給水路４７に接続
するバイパス路５２ａ、５２ｂを有しており、第一バイ
パス路５２ａ内に第一散水用電磁弁５３が、第二バイパ
ス路５２ｂ内に第二散水用電磁弁５４が配設されている
。なお、第一散水用電磁弁５３の開状態による単位時間
当たりの散水量は０．６〜０．８１２／分、第二散水用
電磁弁５４の開状態による単位時間当たりの散水量は１
〜２ρ／分程度に設定されている。

そして、本実施例のドラム式洗濯乾燥機には、温風循環
手段２５及び散水手段２８を制御して除湿乾燥工程及び
ダニアレルゲン除去工程を実行させる制御装置が設けら
れ、該制御装置は、除湿乾燥工程を行なう場合と、ダニ
アレルゲン除去工程を行なう場合とて散水手段２Ｓの単
位時間当たりの散水量を変更する機能が有せしめられて
いる。

すなわち、制御装置は、除湿乾燥工程を選択した際には
、散水手段２８の第一散水用電磁弁５３を開とし、第二
散水用電磁弁５４を閉として散水路５２より温風循環経
路４４内に０６〜０．８Ｑ／分て散水させる機能と、ダ
ニアレルゲン工程を選択した際には、散水手段２８の第
一散水用電磁弁５３を閉とし第二散水散水用電磁弁５４
を開として散水路５２より温風循環経路４４内にｌ〜２
σ／分で散水させる機能とを有しいる。さらに、ダニア
レルゲン工程において負荷が多い場合には散水量を増加
させる為、両数水用電磁弁５３．５４を開とする機能を
有している。

なお、図中、５５は開閉蓋である。

上記構成において、洗濯物をドラム２４内に収容したま
まで、洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程及び乾燥工程が行
なわれる。

乾燥工程においては、温風循環手段２５を構成する送風
機４５、ヒータ４６によりドラム２４内の洗濯物に５０
℃以上の温風が供給されるが、循環温風中には湿気が含
まれる。

このとき、除湿乾燥工程を選択していると、散水手段２
８を構成している第一散水用電磁弁５３を開とし、第二
散水用電磁弁５４を閉として散水路５２より温風循環手
段２５の温風循環経路４４中に０．６〜０．８（７分の
散水が行なわれるので、循環温風中の湿気を散水した液
中に液化して除湿した後、再び温風循環手段２５のヒー
タ部を通過させ加熱して循環させることができる。

したがって、効率的に洗濯物の乾燥を進行させることが
できる。

また、ドラム２４を正逆回転させることにより撹拌盤３
６を回転、停止させて洗濯物に外力を与えるとともに、
温風循環手段２５により所定温度の温風を供給すること
によって、洗濯物からダニアレルゲンか離脱して温風中
に浮遊する場合かある。

このとき、洗い工程前あるいは除湿乾燥工程後にダニア
レルゲン除去工程を選択していると、第一散水用電磁弁
５３を閉とし、第二散水用電磁弁５４を開として、散水
路５２より温風循環経路４４中に１〜２ρ／分の散水が
行なわれる。この散水された水によって温風中に浮遊し
たダニアレルゲンが捕獲除去され、排水管５０へ排水さ
れる。

かくして、ダニアレルゲンは水とともに機外へ排出され
ため、室内へ飛散することはない。

したがって、洗濯物に付着しているダニアレルゲンを有
効に除去することができる。

なお、ダニアレルゲン除去工程においては、ドラム２４
を一定時間正転した後、一定時間逆転することを所定回
数繰り返し、ダニアレルゲン除去を完了した後、ストッ
プする。

さらに、ダニアレルゲン除去工程において、負荷か多い
、すなわち例えばシーツ等のようにダニアレルゲンが多
く発生する洗濯物のときには、両数水用電磁弁５３．５
４を開として散水量を増量することもできる。

このように、温風循環手段２５の経路内に散水すること
により、温風中の湿気を液化させて除去し洗濯物の乾燥
を進行させ、かつ温風中のダニアレルゲンを捕獲除去す
る散水手段２８を設け、散水手段２８を、単位時間当た
りの散水能力の異なる２つの散水用電磁弁５３．５４を
給水路４７と散水路５２との間に並列接続して介在せし
めて構成し、制御装置の信号で弁５３．５４を夫々個別
に開弁じたり、２つの弁５３．５４を同時間弁じて散水
量を３段階に変化させて、除湿乾燥工程あるいはダニア
レルゲン除去工程の夫々目的に応じた最適の散水量を供
給可能としているので、洗濯物に付着しているダニアレ
ルゲンを有効に除去することや、洗濯物の乾燥を効率よ
く進行させることができる。

また、除湿乾燥と、ダニアレルゲン除去とを同じ散水手
段２ｇで効率よく行なうことができるのて、除湿用の熱
交換器や、専用のダニアレルゲン捕獲装置を必要とせず
、構造の簡略化、機器の軽量を図ることができる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正及び変更を
加え得ることは勿論である。

例えば、上記実施例では、ダニアレルゲン除去のためや
除湿のにヌの流下水は水道に直結しているが、節水の目
的で、一定量の水を溜めておき、循環ポンプユニットな
どによって循環水を流下させてもよい。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、・温風
循環手段の経路内に散水することにより、温風中の湿気
を液化させて除去し洗濯物の乾燥を進行させ、かつ温水
中のダニアレルゲンを捕獲除去する散水手段を設けてい
るので、洗濯物から離脱したダニアレルゲンを水で捕獲
して有効に除去することができ、しかも洗濯物の乾燥を
効率よく進行させることができるといった優れた効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るドラム式洗濯乾燥機の
全体構成を示す概略図、第２図は従来のドラム式洗濯乾
燥機の全体構成を示す概略図、第３図は同じくその温風
循環手段の構成を示す図である。 ２２：水槽、２４ａ：通孔、２４ニドラム、２５゜温風
循環手段、２８．散水手段、５２：散水路、５２ａ、５
２ｂ・バイパス路、５３，５４：散水用電磁弁。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水槽内で回転可能に支持され周壁に通水及び通風の
   為の多数の通孔を有する洗濯物収容ドラムと、温風をド
   ラム内に導入しドラムの通孔及び水槽を介して循環させ
   る温風循環手段とを備えたドラム式洗濯乾燥機において
   、前記温風循環手段の経路内に散水することにより、温
   風中の湿気を液化させて除去し洗濯物の乾燥を進行させ
   、かつ温水中のダニアレルゲンを捕獲除去する散水手段
   が設けられたことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 ２、請求項１記載のドラム式洗濯乾燥機において、温風
   循環手段及び散水手段を制御して除湿乾燥工程及びダニ
   アレルゲン除去工程を実行させる制御装置が設けられ、
   該制御装置は、除湿乾燥工程を行なう場合と、ダニアレ
   ルゲン除去工程を行なう場合とで散水手段の単位時間当
   たりの散水量を変更する機能が有せしめられたことを特
   徴とするドラム式洗濯乾燥機。 ３、請求項２記載のドラム式洗濯乾燥機において、ダニ
   アレルゲン除去工程を行なう際の散水手段の単位時間当
   たりの散水量が除湿乾燥工程を行なう際の散水手段の単
   位時間当たりの散水量よりも大とされたことを特徴とす
   るドラム式洗濯乾燥機。