JP2003311067A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2003311067A
JP2003311067A JP2002115848A JP2002115848A JP2003311067A JP 2003311067 A JP2003311067 A JP 2003311067A JP 2002115848 A JP2002115848 A JP 2002115848A JP 2002115848 A JP2002115848 A JP 2002115848A JP 2003311067 A JP2003311067 A JP 2003311067A
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JP
Japan
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warm air
water supply
clothes
washing
tub
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Application number
JP2002115848A
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English (en)
Inventor
Noboru Sakamoto
登 坂本
Tetsuo Kawai
哲夫 河合
Takashi Komatsu
隆 小松
Junji Kotani
淳二 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN 03122628 priority patent/CN1228491C/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗い、すすぎ、脱水の洗濯行程と乾燥行程を
備えた洗濯乾燥機において、乾燥行程にて衣類を撹拌し
た際に発生する静電気を除去し、静電気による人体への
不快感を解消するとともに、乾燥終了後の衣類のしわを
低減する。 【解決手段】 筐体1内部に弾性的に吊支した外槽2内
に、回転中心軸を鉛直方向に有する内槽4を回転自在に
配設し、内槽4内に循環用送風機12により温風を送風
するとともに、循環用送風機12により送風される空気
をヒータ13により加熱し、熱交換器10を有する温風
循環経路16に循環用送風機12による温風を循環さ
せ、冷却用送風機25により筐体1内部に外部から冷却
風を導入する。温風循環経路16のヒータ13を経た内
槽4への温風供給口18近傍に噴霧装置27を設け、乾
燥行程において温風循環経路16内へミストを噴霧する
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い、すすぎ、脱
水の洗濯行程と乾燥行程を備えた洗濯乾燥機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図7に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図7に示すように、筐体1は、内部に外槽
2をサスペンション3により懸垂防振支持し、運転時の
振動をサスペンション3によって吸収する構成としてい
る。外槽2の内部には、回転中心軸を鉛直方向に有し洗
濯物および乾燥対象物を収容する内槽4を回転自在に配
設し、内槽4の内底部に衣類(洗濯物および乾燥対象
物)を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設している。撹
拌翼5は、外周が傾斜面形状の鍋型に形成している。
【0004】内槽4の内部周壁には多数の小孔(図示せ
ず)を設け、その上方には流体バランサー6を設けてい
る。そして、外槽2および内槽4の底部中心付近に、中
空で二軸構造をしている洗濯・脱水軸7と、洗濯または
脱水時により回転力の伝達を洗濯・脱水軸7に切り換え
るクラッチ8を設けている。モータ9は、外槽2に設
け、クラッチ8を介して、内槽4または撹拌翼5を駆動
するようにしている。
【0005】熱交換器10は、循環する湿った温風を除
湿するもので、一端を伸縮自在の下部蛇腹状ホース11
を介して外槽2の下部に接続し、他端を循環用送風機1
2の一端に接続している。循環用送風機12の他端は、
加熱手段であるヒータ13を有する温風供給路14に接
続し、上部蛇腹状ホース15を通って内槽4へ繋がり、
循環する温風循環経路16を構成している。
【0006】外槽2には、外槽2の上面を気密的に覆う
外槽カバー17を設けており、この外槽カバー17に伸
縮自在の上部蛇腹状ホース15から温風を供給する温風
供給口18を開口している。また、この外槽カバー17
に内蓋19を開閉自在に設け、衣類を出し入れするよう
にしている。
【0007】筐体カバー20は筐体1の上部を覆うもの
で、外蓋21を開閉自在に有し、操作表示手段22を設
けるとともに、内槽4に給水する給水弁23を設けてい
る。また、外槽2の底部に外槽2内に水を排水する排水
弁24を設けている。冷却用送風機25は、筐体1の側
面に取り付け、筐体1の内部に外気を導入して、筐体1
の内部の外槽2、熱交換器10などを冷却するように構
成している。
【0008】制御装置26は、マイクロコンピュータを
具備し、モータ9、クラッチ8、循環用送風機12、ヒ
ータ13、給水弁23、排水弁24、冷却用送風機25
などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連
の行程を逐次制御するように構成している。
【0009】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、外蓋21と内蓋19を開けて、内槽4に衣類
(洗濯物)を投入し運転を開始すると、給水弁23を開
いて所定の水位まで給水した後、モータ9を駆動する。
このとき、伝達機構部のクラッチ8によりモータ9の動
力を洗濯軸を介して撹拌翼5に伝達し、撹拌翼5を回転
させて衣類を水中で撹拌して洗濯し、その後、排水弁2
4を開いて排水し、すすぎ行程で再度給水し洗い行程と
同様にして衣類をすすぐ。
【0010】脱水行程では、洗濯終了後、排水弁24を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ8を脱水側に切り換えて、モータ9の動力を脱水軸を
介して内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与え
ることにより、水分を衣類から分離することで行う。脱
水行程が終了すると引きつづいて乾燥行程に入る。
【0011】乾燥行程に入ると、モータ9を駆動して撹
拌翼5に伝達し、撹拌翼5をゆっくり回転させることに
より、脱水時の遠心力により内槽4の内壁に張り付いた
衣類を引き剥がした後、撹拌翼5を瞬間的に正逆の方向
に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放り上げ
るように撹拌する。
【0012】同時に、循環用送風機12により、ヒータ
13を通って加熱した温風を温風供給口18より内槽4
内部に送り込む。この温風は、内槽4内にて衣類の水分
を取り、外槽2、下部蛇腹状ホース11を経由して熱交
換器10を通過する際に、冷却用送風機25の送風によ
り冷却、除湿され、その後、再び循環用送風機12に戻
る。このとき、除湿された水分は排水弁24を定期的に
開いて機外に排水される。これにより乾燥が進行する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、撹拌翼5は合成樹脂製であるのが
一般的であり、乾燥行程において撹拌翼5により衣類を
撹拌しながら乾燥すると、撹拌翼5と衣類とが擦れあっ
て静電気が発生し、乾燥終了後に衣類を取り出すとき、
内槽4および衣類に帯電していた静電気が人体に放電
し、強い衝撃を受けることがあったり、この衣類を着用
した際に衣類が体にまとわりついたり、パチパチと音が
するなどの不快な現象が発生するという問題を有してい
た。
【0014】また、静電気により衣類どうしが絡み合
い、乾燥終了後の衣類のしわをきつくしていたり、収納
時に衣類を分別し難くしていた。
【0015】本発明は上記課題を解決するもので、乾燥
行程にて衣類を撹拌翼にて撹拌した際に発生する静電気
を除去し、静電気によって生じる人体への不快感を解消
するとともに、乾燥終了後の衣類のしわを低減すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内部に弾性的に吊支した外槽内に、回
転中心軸を鉛直方向に有し洗濯物を収容する内槽を回転
自在に配設し、内槽の内底部に撹拌翼を回転自在に設
け、内槽または撹拌翼を駆動手段により駆動し、内槽内
に送風手段により温風を送風するとともに、送風手段に
より送風される空気を加熱手段により加熱し、熱交換器
を有する温風循環経路に送風手段による温風を循環さ
せ、冷却風導入手段により筐体内部に外部から冷却風を
導入し、駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制
御手段により制御するよう構成し、温風循環経路の加熱
手段を経た内槽への温風供給口近傍に噴霧装置を設け、
乾燥行程において温風循環経路内へミストを噴霧するよ
う構成したものである。
【0017】これにより、乾燥行程にて衣類を撹拌翼に
て撹拌した際に発生する静電気を除去することができ、
静電気によって生じる人体への不快感を解消するととも
に、乾燥終了後の衣類のしわを低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設し洗濯物を
収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた
撹拌翼と、前記内槽または撹拌翼を駆動する駆動手段
と、前記内槽内に温風を送風する送風手段と、前記送風
手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、熱交
換器を有し前記送風手段による温風を循環させる温風循
環経路と、筐体内部に外部から冷却風を導入する冷却風
導入手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの
動作を制御する制御手段とを備え、前記温風循環経路の
前記加熱手段を経た前記内槽への温風供給口近傍に噴霧
装置を設け、乾燥行程において温風循環経路内へミスト
を噴霧するよう構成したものであり、乾燥行程において
噴霧されたミストと、そのミストにより発生したマイナ
スイオンにより、衣類を撹拌翼にて撹拌した際に、撹拌
翼と衣類とがこすれ合うことによって発生する静電気を
除去することができ、静電気によって生じる人体への不
快感を解消できるとともに、乾燥終了後の衣類のしわを
低減することができる。
【0019】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、噴霧装置から噴霧されたミスト
は、温風循環経路の内壁面に衝突した後、内槽へ達する
よう構成したものであり、マイナスイオンの発生量をよ
り多くすることができ、静電気除去効果を向上すること
ができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、噴霧装置は、給水弁を介
して水道水を噴霧し、給水弁と噴霧装置とを接続する給
水管の途中に、給水管の内圧が所定の圧力に到達した際
に動作する減圧装置を設けたものであり、噴霧状態を安
定化できるとともに、噴霧装置の目詰まり等によって起
こる内圧の上昇に起因する給水管の破裂、接続部の抜け
を防止することができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、減圧装置は、噴霧装置と一体に構
成したものであり、配管を簡素化できて、接続個所を低
減することができ、製造コストを低減できるとともに、
信頼性を向上することができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、上記請求項3ま
たは4に記載の発明において、減圧装置の動作力を0.
1〜0.3MPaに設定したものであり、給水管の接続
部および給水管の耐久性、信頼性を低コストで得ること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0024】(実施例1)図1に示すように、噴霧装置
27は、温風供給路(温風循環経路)14のヒータ(加
熱手段)13を経た内槽4への温風供給口18近傍に配
設し、給水弁28と給水管29によって連結している。
この噴霧装置27は、図2に示すように、給水管29に
接続される入水側27aと、ミスト(微細な水の粒子)
を噴射する噴霧口27bとを有し、乾燥行程において温
風供給路(温風循環経路)14内へミストを噴霧するよ
う構成している。
【0025】ここで、噴霧装置27から噴霧されたミス
トは、温風供給路(温風循環経路)14の内壁面に衝突
した後、内槽4へ達するよう構成している。給水弁28
は内槽4内に給水するとともに、熱交換器10および噴
霧装置27に給水する。温度検知部30は循環風吹き出
し温度を検知するものである。
【0026】減圧装置31は、給水弁28と噴霧装置2
7とを接続する給水管29の途中に設け、給水管29の
内圧が所定の圧力に到達した際に動作するもので、図3
に示すように、略T字型に構成し、入水側31aと、出
水側31bとを給水管39の途中に接続し、他方の31
c側にバイパス管32を接続している。バイパス管32
接続側は、パッキング31dをばね31eにて給水路側
に押圧しており、ばね31eの設定力以上に給水管29
の内圧が上昇したときにバイパス管32側に水が流れ始
めるよう構成している。
【0027】制御装置(制御手段)33は、操作表示部
22により設定された設定内容に基づいて、モータ(駆
動手段)9、循環用送風機(送風手段)12、ヒータ1
3、排水弁24、冷却用送風機(冷却風導入手段)2
5、給水弁28などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の一連の行程を逐次制御する。ここで、洗い行
程においては、内槽4の回転により内槽4内の衣類(洗
濯物)および水を回転させて衣類を洗濯するようにし、
この方式の洗い行程につづいて、すすぎ、脱水、乾燥行
程へと移行するよう構成している。
【0028】上記構成において動作を説明する。まず、
洗い行程では、内槽4内に衣類、洗剤などを投入して運
転を開始すると、制御装置33により給水弁28を駆動
して所定の水位まで給水し、モータ9を駆動して内槽4
または撹拌翼5を回転させ、この動作により衣類を洗浄
する。このとき、排水弁24は閉じている。
【0029】その後、排水弁24を開いて排水し、再度
給水して洗い行程と同様にして衣類をすすぐすすぎ行程
を経て、脱水行程では、衣類が入った内槽4を高速で回
転させることにより衣類から水分を分離させ脱水を行
う。
【0030】乾燥行程では、脱水行程につづいて排水弁
24を開いた状態で、循環用送風機12の送風とヒータ
13の発熱により、上部蛇腹状ホース15、温風供給口
18を通して内槽4へ乾いた温風が送り込まれる。この
とき、衣類は撹拌翼5の左右回転により跳ね上げられた
り、その後落下したりしており、内槽4へ送り込まれた
温風は、これら衣類の動きの隙間を通るときに衣類から
水分を奪い、湿った状態で、内槽4から外槽2の内側へ
出た後、排水口36を通過し、一部は熱交換器10へ至
り、その他は排水弁24を介してそのまま排水ホース3
4を経由して機外へ排気される。
【0031】湿気を含んだ温風が、外槽2の内壁や熱交
換器10内を通過しているとき、冷却用送風機25によ
る外部空気の流入で、外槽2や熱交換器10の外壁は冷
却されることになり、湿った空気の水分がその内壁に結
露し、温風は除湿、冷却される。
【0032】また、このとき、給水弁28を介して水道
水を熱交換器10の内部に給水することにより、循環風
の温度はさらに低下し、除湿効果が向上する。除湿、冷
却された空気は循環用送風機12へ戻り、再びヒータ1
3により加熱され、内槽4へと送り込まれる。
【0033】このようにして乾燥、除湿が進行し、衣類
の乾燥終了に至るが、乾燥が進行するとともに、撹拌翼
5によって擦り合わされた衣類には静電気が帯電、蓄積
されていくため、乾燥が最終段階に近づくに伴い、制御
装置33により給水弁28を所定間隔で開き、給水管2
9を介して噴霧装置27から水道水をミスト(微細な水
の粒子)として温風供給路(温風循環経路)14内へ噴
霧することにより衣類に蓄積された静電気の帯電量を低
減することができる。
【0034】ここで、噴霧装置27は、温風供給路(温
風循環経路)14のヒータ(加熱手段)13を経た内槽
1への温風供給口18近傍に配設し、噴霧装置27から
噴霧されたミストの一部はそのまま内槽4内の衣類に達
し、その他は温風供給路(温風循環経路)14の内壁面
に衝突した後、内槽4へ達するよう構成することによ
り、水の破砕効果によるマイナスイオンの発生(一般
に、レナード効果と呼ばれる)により静電気の除電効果
をさらに高めることができる。
【0035】また、噴霧装置27と給水弁28とを接続
している給水管29の途中に減圧装置31を配設し、噴
霧装置27の噴霧口が詰まり、異物付着などで給水管2
9の内圧が上昇したとき、一定圧以上とならないようバ
イパス管32側へ水を流すよう構成することにより、給
水管29の抜け、破裂に伴う水の拡大被害を予防するこ
とができる。
【0036】(実施例2)図4に示すように、噴霧装置
35は、温風供給路(温風循環経路)14のヒータ(加
熱手段)13を経た内槽1への温風供給口18近傍に配
設し、ミスト(微細な水の粒子)を噴射するもので、図
5に示すように、減圧装置を一体に構成している。
【0037】すなわち、図5に示すように、噴霧装置3
5内に、ミストを噴射する噴霧口35aを設けるととも
にバイパス流路35bを設け、パッキング32cをばね
35dにて押圧し、ばね35dの設定力以上に給水管2
9の内圧が上昇したとき、バイパス流路35bが開放さ
れるよう構成している。他の構成は上記実施例1と同じ
であり、同一符号を付して説明を省略する。
【0038】上記構成において作用を説明する。噴霧装
置35の噴霧口35aが詰まり、異物付着などで給水管
29の内圧が上昇したとき、一定圧以上とならないよう
バイパス流路35bへ水を流すことができ、給水管29
の抜け、破裂に伴う水の拡大被害を予防することができ
るとともに、配管を簡素化できて、接続個所を低減する
ことができ、製造コストを低減できるとともに、信頼性
を向上することができる。
【0039】(実施例3)図1に示す減圧装置31およ
び図4に示す噴霧装置35に一体化した減圧装置は、動
作力を0.1〜0.3MPaに設定している。他の構成
は上記実施例1または2と同じである。
【0040】上記構成において作用を説明する。水道水
圧は設置場所の各種環境により異なるが、本発明による
噴霧装置は、いかなる環境においてもその噴霧口から微
細な水の粒子を噴霧しなくてはその作用効果を発揮しな
いものであり、給水弁28の流量特性の設定、噴霧装置
31または噴霧装置35に一体化した減圧装置の噴射口
の形態等に考慮が必要であるが、給水弁28の給水能力
以上の排水能力を噴霧装置が有していると、ミストの発
生状態が思わしくなく、給水弁28の給水能力よりも噴
霧装置の排水能力が著しく劣っていると給水管29の内
圧が水道水圧とほぼ同等となり、給水管29の耐圧性能
向上、接続部の接続方法等に多大なコストを要する。
【0041】図6に示すように、本発明では、上記実施
例1、2に示したバイパス流路側が開放される給水管2
9の内圧を0.1MPa〜0.3MPaとなるようパッ
キング部面積およびばねの設定荷重を設定することによ
り、給水管29として肉厚1.5mm〜2.5mmのゴ
ム管を各接続個所に挿入するのみで、給水管29の抜
け、破裂をなくすことができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設
し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自
在に設けた撹拌翼と、前記内槽または撹拌翼を駆動する
駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する送風手段と、
前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段
と、熱交換器を有し前記送風手段による温風を循環させ
る温風循環経路と、筐体内部に外部から冷却風を導入す
る冷却風導入手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手
段などの動作を制御する制御手段とを備え、前記温風循
環経路の前記加熱手段を経た前記内槽への温風供給口近
傍に噴霧装置を設け、乾燥行程において温風循環経路内
へミストを噴霧するよう構成したから、乾燥行程の終了
近い時点で温風循環経路内へミストを噴霧することによ
り、乾燥行程において撹拌翼との摩擦力を低減し、さら
に、擦り合わされた衣類に蓄積された静電気が若干の水
分を得ることにより、これを放電することができ、乾燥
終了時には人体へ与える影響が少ないようにすることが
できる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、噴
霧装置から噴霧されたミストは、温風循環経路の内壁面
に衝突した後、内槽へ達するよう構成したから、ミスト
が温風循環経路の内壁に衝突した際に発生するマイナス
イオンの効果により衣類の親水性が向上し、静電気除去
効果を向上することができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、噴
霧装置は、給水弁を介して水道水を噴霧し、給水弁と噴
霧装置とを接続する給水管の途中に、給水管の内圧が所
定の圧力に到達した際に動作する減圧装置を設けたか
ら、噴霧状態を安定化できるとともに、噴霧装置の目詰
まり等によって起こる内圧の上昇など、水道水圧の如何
にかかわらず、噴霧装置への給水管の接続、給水の信頼
性を向上することができる。
【0045】また、請求項4に記載の発明によれば、減
圧装置は、噴霧装置と一体に構成したから、配管を簡素
化できて、接続個所を低減することができ、製造コスト
を低減できるとともに、信頼性を向上することができ
る。
【0046】また、請求項5に記載の発明によれば、減
圧装置の動作力を0.1〜0.3MPaに設定したか
ら、給水管の接続部および給水管の耐久性、信頼性を低
コストで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】同洗濯乾燥機の噴霧装置の拡大断面図
【図3】同洗濯乾燥機の減圧装置の拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図5】同洗濯乾燥機の噴霧装置の拡大断面図
【図6】本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の減圧装置
の動作時の水道水圧−給水管内圧の関係図
【図7】従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 外槽 4 内槽 5 撹拌翼 9 モータ(駆動手段) 10 熱交換器 12 循環用送風機(送風手段) 13 ヒータ(加熱手段) 16 温風循環経路 18 温風供給口 25 冷却用送風機(冷却風導入手段) 27 噴霧装置 33 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小谷 淳二 大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1−400 号 株式会社エクセルテクノ内 Fターム(参考) 3B155 AA16 BA09 CA06 CB07 CB49 CB52 CB55 FA22 MA01 MA02 MA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
    転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設
    し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自
    在に設けた撹拌翼と、前記内槽または撹拌翼を駆動する
    駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する送風手段と、
    前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段
    と、熱交換器を有し前記送風手段による温風を循環させ
    る温風循環経路と、筐体内部に外部から冷却風を導入す
    る冷却風導入手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手
    段などの動作を制御する制御手段とを備え、前記温風循
    環経路の前記加熱手段を経た前記内槽への温風供給口近
    傍に噴霧装置を設け、乾燥行程において温風循環経路内
    へミストを噴霧するよう構成した洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 噴霧装置から噴霧されたミストは、温風
    循環経路の内壁面に衝突した後、内槽へ達するよう構成
    した請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 噴霧装置は、給水弁を介して水道水を噴
    霧し、給水弁と噴霧装置とを接続する給水管の途中に、
    給水管の内圧が所定の圧力に到達した際に動作する減圧
    装置を設けた請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 減圧装置は、噴霧装置と一体に構成した
    請求項3記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 減圧装置の動作力を0.1〜0.3MP
    aに設定した請求項3または4記載の洗濯乾燥機。
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