JPH04136917U - 自動車用サンルーフの後部案内装置 - Google Patents

自動車用サンルーフの後部案内装置

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JPH04136917U
JPH04136917U JP5329291U JP5329291U JPH04136917U JP H04136917 U JPH04136917 U JP H04136917U JP 5329291 U JP5329291 U JP 5329291U JP 5329291 U JP5329291 U JP 5329291U JP H04136917 U JPH04136917 U JP H04136917U
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JP
Japan
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lid
roof
guide
opening
groove
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Pending
Application number
JP5329291U
Other languages
English (en)
Inventor
弘 今井
Original Assignee
株式会社城南製作所
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車のアウタスライド式サンルーフ装置にお
いて、リッド後部案内用の専用部品であるリヤガイドレ
ールを省略し、部品数及び取付工数の削減をはかる。 【構成】自動車のルーフ1の左右に設置されるルーフキ
ャリアレール4を、前方部分41と、後方部分42と、
前方部分41後端と後方部分42前端とを連結固定しル
ーフ1上に取付固定される連結部材43とに分割構成
し、後方部分42に案内溝5を設け、連結部材43に上
記案内溝5に連通する傾斜溝51を設け、この傾斜溝5
1と案内溝5とを、リッド3後部に設けたシュー31が
嵌合摺動するリッド後部案内装置とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用サンルーフの後部案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のルーフに開口部を設け、この開口部を開閉するリッドを設けたサンル ーフ装置において、上記開口部後方のルーフ上に左右のリヤガイドレールを設け 、リッドの後部が該リヤガイドレールに案内されて該開口部後方のルーフ上にス ライドするようにした所謂アウタスライド式のサンルーフ装置が従来より種々開 発されている(例えば実開昭63−156816号公報,実開昭64−4292 1号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記アウタスライド式のサンルーフ装置においては、従来は開口部後方のルー フ上に前後方向の凹部を左右2条形成し、その凹部内に左右のリヤガイドレール を設置し、該左右のリヤガイドレールでリッドの後部左右を案内する構造として いるものが多く、このような従来構造のものはリッドの後部案内専用の左右のリ ヤガイドレールを必要とする上に、車体部材であるルーフ自体に凹部を形成しな ければならず、又該凹部内へのリヤガイドレールの取付に際し雨漏れが生じない よう考慮しなければならない等の課題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ルーフの左右に、ルーフキャリア構成部品であるルーフキャリアレ ールを前後方向に設置した自動車において、該ルーフキャリアレールを前端に取 付脚部をもった前方部分と後端に取付脚部をもった後方部分とに分割構成し、該 後方部分に前後方向の案内溝を形成すると共に、該前方部分と後方部分とを連結 固定しルーフ上に取付固定される連結部材を設け、該連結部材に、後端部が上記 後方部分の案内溝の前端部に連通し該後端部から前方にいくに従って下方に傾斜 する傾斜溝を形成し、該傾斜溝とその後方に連なる案内溝をアウタスライド式サ ンルーフ装置のリッド後部に設けたシューが嵌合摺動する後部案内装置としたこ とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記により、ルーフキャリアレールがサンルーフ装置のリッド後部案内用リヤ ガイドレールを兼ね、部品の削減及び取付工数の削減をはかり得ると共に、リッ ドの開きはじめにリッド後部を上方に持ち上げ全閉直前にリッド後部を下降させ るために必要なリヤガイドレール前端部の傾斜部を、ルーフキャリアレールの前 方部分と後方部分とを連結固定する連結部材に設けているので、後方部分に設け られる案内溝は単純な直線状で良く、ルーフキャリアレール構成の簡略化をはか ることができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0007】 図1の(A)は本考案を適用した自動車の一例を示す概略斜視図であり、1は ルーフ、2は該ルーフ1に設けた開口部、3は該開口部2を開閉するリッドであ る。
【0008】 4はルーフ1の左右部上に設置されたルーフキャリアレールであって、ルーフ 1上に荷物を載せる場合は、該左右のルーフキャリアレール4,4に複数本の横 梁(図示省略)を締付部材等にて固定することによりルーフキャリアを構成し、 ルーフキャリアを必要としないときは該横梁を取りはずし図示の状態とするもの で、該ルーフキャリアレール4,4を備えたルーフキャリア構成は従来よりひろ く用いられているものである。
【0009】 本考案では、ルーフキャリアレール4を、前端部に取付脚部41aをもった前 方部分41と、後端部に取付脚部42aをもった後方部分42とに分割構成し、 該前方部分41の後端と後方部分42の前端とを中間の取付脚部43aをかねた 連結部材43にて一体的に連結した構造とし、上記後方部分42の内側面に前後 方向の案内溝5を形成すると共に、連結部材43の内側面に、後端部が前記後方 部分42の案内溝5の前端に一致して連通し前方にいくに従って下方に傾斜する 傾斜溝51を形成し、該傾斜溝51とその後方に連通する案内溝5を、リッド3 の後部両側に設けたシュー31が嵌合摺動する後部案内装置としたものである。
【0010】 リッド3の前部を案内支持する駆動レール6は、例えば図1の(B)及び(C )に示すように、開口部2側縁のルーフ1下部に設けられたフレーム7に取付け られ、該駆動レール6には駆動シュー8が摺動可能に嵌装され、該駆動シュー8 とリッド3に固着した前部ブラケット32とはリンク9にて連結され、該前部ブ ラケット32に設けた案内ピン33が駆動レール6の前部案内溝61に嵌合し、 上記駆動シュー8には駆動ワイヤ10が結合され、図示しない駆動モータの駆動 により駆動ワイヤ10が駆動レール6に沿って前後に駆動し駆動シュー8を摺動 させるようになっている。
【0011】 上記の構成において、図1に示すリッド全閉状態から、駆動モータの駆動によ り駆動シュー8が後方に駆動しはじめると、リンク9により前部ブラケット32 は後方へ引かれ、案内ピン33が前部案内溝61前端の傾斜部を摺動してリッド 3は後方へ移動しつつリッド前部は上方へ持ち上げられる。同時にリッド後部の シュー31は連結部材43の傾斜溝51内を後方へ摺動することにより、リッド 3の後部も上方へ持ち上げられ、以後は前部案内溝61と案内溝5とにガイドさ れてリッド3は適度の高さを保ったままで開口部2後方のルーフ1上にほぼ沿っ て後方へ移動し、全開となって駆動モータの停止により停止する。
【0012】 全開状態から駆動モータを逆回転させると、リッド3は前部案内溝61と案内 溝5とにガイドされて前方へ移動し、全閉近くになると後部のシュー31は傾斜 溝51内に入り、リッド後部は徐々に下方へ変位し、又案内ピン33は前部案内 溝61前端の傾斜部に入ってリッド前部は下方へ変位し、全閉となって駆動モー タの停止により停止する。
【0013】 図2に本考案のルーフキャリアレール4の具体的構造の一例を示す。
【0014】 この例では、ルーフキャリアレール4の前方部分41と後方部分42のそれぞ れの脚部41aと42aを別部品として成形した例を示しており、このようにす ると例えばルーフキャリアレール4を合成樹脂材で成形する場合、脚部41a, 42aを除く長尺物の前方部分41と後方部分42とはそれぞれ押出成形にて成 形でき、小形部品である脚部41a,42a及び連結部材43のみを金型を用い た成形とすることができ、成形が容易でありコスト的に有利であるという利点を 有するが、本考案では該図2の具体例に限らず前方部分41とその脚部41a, 後方部分とその脚部42aをそれぞれ一体に構成したものであっても良い。
【0015】 本考案において重要な構成はルーフキャリアレール4の連結部材43に後方部 分42の案内溝5に連通する傾斜溝51を設けたこと、及び該連結部材43が中 間の取付脚部43aとなっている点である。
【0016】 即ち、従来の一般的なルーフキャリアレールのように前後の取付脚部をもった 一体物であると、ほぼ直線状の案内溝5を設けることはできるがルーフキャリア レールの上下方向の厚味をよほど大きくしないと必要な傾斜角をもつ傾斜溝51 を設けることはできず、又上下方向の厚味を大きくして傾斜溝51を設けたとし ても、該傾斜溝51の設置位置は前後の取付脚部のほぼ中間位置となるので該位 置は外力が作用したとき比較的たわみやすく、リッド全閉状態の保持が不安定と なる。
【0017】 本考案では、中間の取付脚部43aとなる連結部材43を設け、該連結部材4 3に傾斜溝51を設けているので、傾斜溝51の傾斜角は必要に応じて充分大き くとることができ、又リッド全閉状態を安定に保持できるものである。
【0018】 尚本考案においては、リッド3の後部の案内装置の改良を主目的とするもので あり、リッド3の前部の案内支持構造は図1に示すものに限定されることなく、 従来より公知の任意の構成を採用できる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、アウタスライド式サンルーフ装置において、リ ッド後部の案内装置を、ルーフキャリアレールにて構成したことにより、該リッ ド後部の案内用の専用部品及びその取付工数を省略でき、コストダウンをはかる ことができるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)は外観斜
視図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)
のC−C断面図である。
【図2】図1に示すルーフキャリアレールの一具体例を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 開口部 3 リッド 4 ルーフキャリアレール 5 案内溝 31 シュー 41 前方部分 42 後方部分 43 連結部材 51 傾斜溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフに開口部を設け、該開口部を閉と
    したリッドが該開口部後方のルーフ上にほぼ沿ってスラ
    イドして該開口部を開とするようになっているアウタス
    ライド式のサンルーフ装置において、ルーフの左右両側
    部に設置される左右のルーフキャリアレールを、前端部
    に取付脚部をもった前方部分と、後端部に取付脚部をも
    った後方部分と、該前方部分の後端と後方部分の前端と
    を連結固定しルーフ上に取付固定される連結部材とに分
    割構成し、上記後方部分に前後方向の案内溝を形成し、
    上記連結部材に後端部が上記後方部分に設けた案内溝の
    前端部に連通し前方にいくに従い下方に傾斜する傾斜溝
    を形成し、該傾斜溝とその後方に連通する案内溝を上記
    リッドの後部の左右に設けたシューが嵌合摺動するリッ
    ドの後部案内装置としたことを特徴とする自動車用サン
    ルーフの後部案内装置。
JP5329291U 1991-06-14 1991-06-14 自動車用サンルーフの後部案内装置 Pending JPH04136917U (ja)

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JP5329291U JPH04136917U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 自動車用サンルーフの後部案内装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345426A (ja) * 1989-07-14 1991-02-27 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車のルーフ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345426A (ja) * 1989-07-14 1991-02-27 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車のルーフ

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