JPH0411544A - 自動車の盗難防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、暗証コードを利用した自動車の盗難防止装置
に関するものである。

［従来の技術］ 従来から暗証コードを利用した自動車の盗難防止かいろ
いろと提案されている。

例えば、特開平１−１５３３８２号に示される盗難防止
装置（図示しない。）は、エンジンキーの電気接点と電
源との間に、暗証コード入力装置と暗証コード制御装置
とを設け、電気的な暗証コードの入力のない限りエンジ
ン始動キーを操作してもエンジンが始動しないようにし
ている。

また、特開昭６３−２１９４５２号に示される盗難防止
装置（図示しない。）では、エンジン始動キーの電気接
点とスタータ・モータとを接続する電気回路に、暗証コ
ード入力装置と暗証コード制御装置とを設け、前記と同
様に電気的な暗証コードの入力のない限りエンジン始動
キーを操作してもエンジンが始動しないようにしている
。

Ｃ発明が解決しようとする課題］ しかし、従来の盗難防止装置は、エンジンルームのボン
ネットの蓋を開ければ、いずれも電源とエンジンキーの
電気接点あるいは電源とスタータ・モータとを直結して
接続すれば盗難防止装置の機能に係わらすエンジンが始
動してしまうという問題があった。

また、前記のような電気配線の大がかりな接続変更をし
なくても、１ｌｆｆコード装置がダツシュボードの下等
に設けられているため、盗難防止装置の存在さえ分かれ
ば簡単にその装置の接続接点が直結されて盗難防止機能
が全く損なわれてしまうという問題があった。

さらに従来の盗難防止装置では、どんな短い駐車時間で
も、−旦エンジンキーを切った後は、改めて暗証コード
を入力しなければならず、ユーザーに取っては大変操作
が面倒であるという問題点があった。

本発明は、上記の問題点を解決するために、容易に盗難
防止装置が壊されることがなく、また、ユーザーの必要
に応じて盗難防止装置が必要か不必要かを選択して使用
できるようにした自動車の盗難防止装置を提供しようと
するものである。

［課題を解決するための手段］ 本願箱１の発明に係る自動車の盗難防止装置は、電気的
な暗証番号の入力によりエンジン始動キーを操作させる
ようにした自動車の盗難防止において、 エンジン始動キー（１）の操作でイグニッションコイル
（２）から発生した高電圧を各シリンダのスパーク・プ
ラグに配分するディストリビュータ−（３）間の点火装
置回路に、暗証コード記憶回路（４）と暗証コード比較
回路（５）と入出力回路（６）とからなる暗証コード制
御装置（Ａ）と、この暗証コード制御装置により装置の
ＯＦＦ作動のみを行うスイッチ（７）とこれに接続され
たリレーとからなる駆動部（Ｂ）を設けたことを特徴と
するものである。

また、本願に係る第２の発明は、必要に応じて盗難防止
装置（Ａ）のスイッチ（７）をＯＮのみさせるキーボー
ド（１０）による入力手段と、前記スイッチ（７）をエ
ンジン始動キー（１）がＯＦＦの状態にある時のみ作動
させるエンジン検出手段（８）と、 暗証コードおよび所定のコードをキーボード（９）によ
り入力するコード入力手段と、該コード入力手段により
入力されたコードと予め暗証記憶回路（４）に設定され
た暗証コードとを比較する比較手段（５）と、 前記比較手段（５）によりコード入力手段から入力され
たコードと暗証コードとが合致した時にエンジンの始動
を可能とした請求項１記載の自動車の盗難防止装置であ
る。

また、本願に係る第３の発明は、暗証コード制御装置（
Ａ）を運転室計器板（Ｃ）に組み込むことにより該賠コ
ード制御装置の破壊を防止した請求項１記載の自動車の
盗難防止装置である。

［作用コ 本発明は、イグニッションコイル（２）とディストリビ
ュータ（３）間の点火装置回路に暗証コード制御装置（
Ａ）を設けているので、入力したコードが暗証コードと
一致しないとエンジン始動キー（１）によってセルモー
ターを回せてもスパーク・プラグが点火せず、エンジン
を始動出来ないようになっている。

また、本願発明の盗難防止装置（Ａ）の機能を働かせる
か否かは、エンジン始動キー（１）がＯＦＦの状態にあ
るときのみ作動させることを前提として、ユーザーが必
要に応じて選択できるようになっているので、例えば車
両の走行中に誤って盗難防止装置ｔ　（Ａ）をＯＮした
としてもエンジンが停止しないようになっており、走行
中の安全が保たれる。

［実施例コ 第１図は、本発明に係る装置の構成を示す回路図を示し
、図において暗証コード制御装置（Ａ）は、エンジン始
動キー（１）の操作でイグニッションコイル（２）から
発生した高電圧を各シリンダのスパーク−プラグに配分
するディストリビュータ−（３）間の点火装置回路に設
けられるもので、この暗証コード制御装置（Ａ）は、第
２図に示すように、暗証コード記憶回路（４）と暗証コ
ード比較回路（５）と入出力回路（６）とから構成され
ている。

前記入出力回路（６）に接続されたキーボード（９）は
、ユーザーが暗証コードの登録および所定のコードを入
力するためのものである。

盗難防止装置のＯＮスイッチ（７）は、前記キー・ボー
ド（９）とは別に設けられたキーボード（１０）によっ
て作動させるもので、前記ＯＮスイッチ（７）作動の前
提条件としては、エンジン検出手段（８）によって、エ
ンジン始動キー（１）がＯＦＦの状態にある時のみ作動
するように盗難防止装置のマイフンにより制御されるよ
うになっている。

なお、前記スイッチ（７）がＯＮの状態というのは、第
１図に示すリレー（１１）が開いた状態で、前記点火装
置回路が遮断され、暗証コードと同じ行中にエンジンを
停止させるという問題は全く生じないようになっている
。

また、前記ＯＮスイッチ（７）のＯＦＦ作動、つまり点
火装置回路の閑は、キーボード（９）から入力した所定
のコードが暗証コードと合致した時のみ作動するように
なっている。

第３図は、暗証コード制御装置（Ａ）を運転席計器板（
Ｂ）に組み込んだ状態を示す斜視図である。このように
しておけば、不正に盗難防止装置の接続接点を直結する
のに計器板（Ｂ）を破壊しないと行えないが、そこまで
の大がかりな破壊は実質的に不可能に近く、従って盗難
防止装置の破壊が行われにくい。

次に、本発明の動作について、第４図に示すマイクロコ
ンピュータの処理動作を示すフローチャートに基づいて
詳細に説明する。

本発明に係る盗難防止装置の初期の状態は、暗証コード
記憶回路（４）に暗証コードが記憶され、かつ、盗難防
止装置のスイッチ（７）がＯＮ、っ−・まり、盗難防止
装置が作動している状態にあるも・のとする。

ノ　初めに、ユーザーがキーボード（９）によって所定
のコードを入力する。

次に、この入力された所定のコードが暗証コード記憶回
路（４）に登録された暗証コードと合致すると、盗難防
止装置のＯＮスイッチ（７）がＯＦＦになって第１図に
示すリレー（１１，）が閉じ、点火装置回路が接続され
るので、エンジン始動キー（１）によりイグニッション
コイル（２）に高電圧を発生させディストリビュータ−
（３）を介してスパークのプラグを点火させエンジンが
始動する。

次に、駐−停車させる場合は、盗難防止装置のＯＮスイ
ッチ（７）をＯＮさせておき、改めて運転する時は、上
記の動作を繰り返し行うものである。

また、駐・停車の時間が短く、ユーザーが本願発明の盗
難防止装置（Ａ）の機能を使いたくない場合、つまり暗
証コードの入力をしないで直ぐに車を運転したい場合は
、盗難防止装置のＯＮスイッチ（７）をＯＦＦのままに
しておけばよい。

［発明の効果］ 本発明は、イグニッションコイル（２）とディス）　Ｉ
Ｊピユータ（３）間の点火装置回路に暗証コ−ド制御装
置（Ａ）を設けているので、不正によるイグニッション
コイル（２）とディストリビュータ（３）間を直結をし
ようとしても、従来の電源とエンジンキーの電気接点あ
るいは電源とスタータ・モータとを直結して接続に比べ
て極めて困難なものであるから、盗難防止装置の機能が
極めて高い。

また、暗証コード制御装置（Ａ）は、運転室計器板（Ｂ
）に組み込むことによりこの装置の破壊が実質的に不可
能なものである。

また、本願発明の盗難防止装置（Ａ）は、エンジン始動
キー（１）がＯＦＦの状態にあるときのみ作動させるこ
とを前提として、ユーザーが必要に応じて盗難防止装置
をＯＮのみさせるスイッチ（７）による入力手段を備え
るものであるから、例えば極めて短い駐車時間の場合は
、−旦エンジンキーを切った後でも改めて暗証コードを
入力しなくても良いから操作の煩わしさが解消できる。

さらに、車両の走行中に誤って盗難防止装置（Ａ）をＯ
Ｎ１言い換えればエンジン停止の状態にすることがない
から走行の誤作動が防止できるようになっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置の構成を示す回路図。第２
図は、本発明に係る暗証コード制御装置のブロック図。 第３図は、暗証コード制御装置を運転席計器板に組み込
んだ状態を示す斜視図。第４図は、第２図におけるマイ
クロコンピュータ−の処理動作を示すフローチャートで
ある。 （１）エンジン始動キー （２）イグニッションコイル （３）ディストリビュータ− （４）暗証コード記憶回路 （５）＠証コード比較回路 （６）入出力回路　　　　　（７）ＯＮスイッチ（８）
エンジン検出手段 （９）（１０）キーボード （Ａ）暗証コード制御装置　（Ｂ）装置の駆動部（Ｃ）
運転室計器板 特許出願人　　　太平洋工業株式会社 第１図 １塾′″滴キー　２イア“＝、／遁ンフィｊし第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）電気的な暗証番号の入力によりエンジン始動キーを
   操作させるようにした自動車の盗難防止において、 エンジン始動キー（１）の操作でイグニッションコイル
   （２）から発生した高電圧を各シリンダのスパーク・プ
   ラグに配分するディストリビューター（３）間のに、暗
   証コード記憶回路（４）と暗証コード比較回路（５）と
   入出力回路（６）とからなる暗証コード制御装置（Ａ）
   と、この暗証コード制御装置により装置のＯＦＦ作動の
   みを行うスイッチ（７）とこれに接続されたリレーとか
   らなる駆動部（Ｂ）を設けたことを特徴とする自動車の
   盗難防止装置。 ２）必要に応じて盗難防止装置（Ａ）のスイッチ（７）
   をＯＮのみさせるキーボード（１０）による入力手段と
   、 前記スイッチ（７）をエンジン始動キー（１）がＯＦＦ
   の状態にある時のみ作動させるエンジン検出手段（８）
   と、 暗証コードおよび所定のコードをキーボード（９）によ
   り入力するコード入力手段と、 該コード入力手段により入力されたコードと予め暗証記
   憶回路（４）に設定された暗証コードとを比較する比較
   手段（５）と、 前記比較手段（５）によりコード入力手段から入力され
   たコードと暗証コードとが合致した時にエンジンの始動
   を可能とした請求項１記載の自動車の盗難防止装置。 ３）暗証コード制御装置（Ａ）を運転室計器板（Ｃ）に
   組み込むことにより該暗コード制御装置の破壊を防止し
   た請求項１記載の自動車の盗難防止装置。