JPH09132116A - 車両の盗難防止装置 - Google Patents

車両の盗難防止装置

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JPH09132116A
JPH09132116A JP28970195A JP28970195A JPH09132116A JP H09132116 A JPH09132116 A JP H09132116A JP 28970195 A JP28970195 A JP 28970195A JP 28970195 A JP28970195 A JP 28970195A JP H09132116 A JPH09132116 A JP H09132116A
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JP
Japan
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engine
key
gate
circuit
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP28970195A
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English (en)
Inventor
Sadao Kokubu
貞雄 国分
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の盗難を防止することができる盗難防止
装置を提供する。 【解決手段】 制御手段30は、イグニッションキーが
キーシリンダに挿入されたことを検出すると、リモート
キー1の操作に基づいてドアロック御装置17に与える
ドアのロック若しくはアンロック信号の出力をドア制御
禁止回路28によって禁止し、且つ、操作判定回路7に
よってリモートキー1の特定操作によりリレー27の常
開接点27bを閉状態にして燃料ポンプを作動可能状態
にしてエンジンの正常な始動を可能とし、エンジンが始
動されているときには、リモートキー1が操作されると
盗難防止制御回路29によりリレー27の常開接点27
bを開状態にして、燃料ポンプの作動回路を切ってエン
ジンを所定時間後若しくは所定距離走行後に停止させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートキーの操
作に基づいてドアのロック若しくはアンロック動作を実
行させるようにした制御手段を備えた車両の盗難防止装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、車両例えば自動
車は、イグニッションキーが所有者以外の者に取得され
ると、そのイグニッションキーを取得した者によってエ
ンジンを始動することが可能になり、盗難のおそれがあ
る。また、所有者が乗車してエンジンを始動させている
ときに侵入者があると、その侵入者が所有者を降車させ
て自ら運転を行うことが可能になり、やはり、盗難のお
それがある。
【0003】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり、その目的は、車両の盗難を防止することができる
盗難防止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の車両の盗難防止装置は、リモートキ
ーの操作に基づいてドアのロック若しくはアンロック動
作を実行させるようにした制御手段を備えた車両におい
て、制御手段は、イグニッションキーがキーシリンダに
挿入されたときには、リモートキーの操作に基づくドア
のロック若しくはアンロック動作を禁止し、且つ、リモ
ートキーの特定操作によりエンジンの正常な始動を可能
とするように構成されていることを特徴とする。
【0005】この場合、制御手段は、エンジンが始動さ
れているときには、リモートキーが操作されたことを条
件にエンジンを所定時間後若しくは所定距離走行後に停
止させるように構成すると良い(請求項2)。
【0006】また、制御手段は、エンジンの正常な始動
可能状態として燃料ポンプを作動可能状態とするように
しても良い(請求項3)。更に、制御手段は、燃料ポン
プの作動回路を切ることによってエンジンを停止させる
ようにしても良い(請求項4)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両たる自動車に
適用した場合の第1実施例について、図1を参照して説
明する。電気的構成を示す図1において、リモートキー
1は、本体にロックスイッチ1a及びアンロックスイッ
チ1bを有しており、これらのスイッチ1a若しくは1
bが操作されると、図示しない自動車のドアのロック信
号若しくはアンロック信号を、送信アンテナ1cを介し
て例えばマイクロ波を変調することによって送信するよ
うになっている。そして、自動車側には、これらのロッ
ク信号若しくはアンロック信号を受信アンテナ2を介し
て受信して出力する受信回路3が設けられている。
【0008】受信回路3のロック信号出力端子3aは、
NOTゲート4を介してANDゲート5の入力端子5a
に接続されていると共に、ORゲート6の一方の入力端
子に接続されており、更に、操作判定回路7の入力端子
7aに接続されている。また、受信回路3のアンロック
信号出力端子3bは、NOTゲート8を介してANDゲ
ート9の入力端子9aに接続されていると共に、ORゲ
ート6の他方の入力端子に接続されており、更に、操作
判定回路7の入力端子7bに接続されている。
【0009】この受信回路3は、ロック若しくはアンロ
ック信号を受信すると、ローレベルのパルスをワンショ
ットでロック若しくはアンロック信号出力端子3a若し
くは3bに出力するようになっている。
【0010】キーリマインダスイッチ10は、イグニッ
ションキーがキーシリンダに挿入されるとオンされるス
イッチであり、その一方の端子はアースに接続され、他
方の端子はNOTゲート11の入力端子に接続されてい
ると共に、プルアップ抵抗12を介してバッテリの正端
子+Bに接続されている。
【0011】NOTゲート11の出力端子は、操作判定
回路7のイネーブル入力端子7c及びANDゲート13
の入力端子13b並びにワンショットマルチバイブレ−
タ14の入力端子に接続され、更に、NOTゲート15
を介してANDゲート5の入力端子5b及びANDゲー
ト9の入力端子9bに接続されている。そして、操作判
定回路7の出力端子は、ANDゲート13の入力端子1
3aに接続されている。尚、ANDゲート5及び9は、
ドア制御禁止回路28を構成している。
【0012】操作判定回路7は、イネーブル入力端子7
cにハイレベルの信号が与えられると、後述するリモー
トキー1の特定操作によって受信回路3より与えられる
信号が、予め設定された信号パターンと一致するか否か
を判定し、一致した場合にはハイレベルの正常信号をワ
ンショットで出力するようになっている。
【0013】ドアロック制御回路16の入力端子は、A
NDゲート5及び9の出力端子に夫々接続されており、
出力端子は、ロックアクチュエータなどからなるドアロ
ック装置17の入力端子に夫々接続されている。そし
て、ドアロック制御回路16は、ANDゲート5及び9
から出力されるロック信号及びアンロック信号に応じて
駆動信号をドアロック装置17に与えるようになってお
り、ドアロック装置17は、これらの駆動信号に応じて
ドアの施錠(ロック)及び解錠(アンロック)を行うよ
うになっている。
【0014】キーシリンダの「ON」スイッチ18及び
「ACC」スイッチ19において、一方の端子はORゲ
ート20の入力端子に夫々接続されていると共に、プル
ダウン抵抗21及び22を介してアースに接続されてお
り、他方の端子はバッテリに接続されている。そして、
ORゲート20の出力端子は、ANDゲート23の入力
端子23bに接続されていると共に、NOTゲート24
を介してANDゲート13の入力端子13cに接続され
ている。また、ANDゲート23の入力端子23aは、
ORゲート6の出力端子に接続されている。
【0015】ANDゲート13の出力端子は、ラッチン
グリレー25の励磁コイル25aを介してアースに接続
されている。また、ANDゲート23の出力端子は、O
Rゲート26の一方の入力端子に接続されており、OR
ゲート26の他方の入力端子は、ワンショットマルチバ
イブレ−タ14の出力端子に接続されている。このワン
ショットマルチバイブレ−タ14は、入力信号の立ち下
がりエッジをトリガとして、所定のパルス幅を有するハ
イレベルのパルス信号をワンショットで出力するもので
ある。
【0016】ORゲート26の出力端子は、ラッチング
リレー25のもう一つの励磁コイル25bを介してアー
スに接続されている。ラッチングリレー25のリレース
イッチ25cにおいて、可動接点25dはアースに接続
され、固定接点25eはリレー27の励磁コイル27a
の一方の端子に接続されている。また、固定接点25f
は、何れにも接続されていない休止接点である。リレー
27の常開接点27bは、図示しない燃料ポンプに対す
る通電を制御する作動回路の一部を構成している。
【0017】リレースイッチ25cの可動接点25d
は、励磁コイル25aに通電されると固定接点25e側
に切替わり、励磁コイル25bに通電されると固定接点
25f側に切替わるようになっている。また、リレー2
7の励磁コイル27aの他方の端子は、バッテリの電圧
が供給されるようになっている。そして、励磁コイル2
7aが通電されると、リレー27の常開接点27bは閉
状態となるようになっている。
【0018】尚、以上において、操作判定回路7,ワン
ショットマルチバイブレ−タ14,NOTゲート11,
15及び24,ORゲート6,20及び26,ANDゲ
ート13及び23,ラッチングリレー25は盗難防止制
御回路29を構成しており、全体構成からドアロック装
置17を除いたものは制御手段30を構成している。
【0019】次に、本実施例の作用について説明する。 (1)正常にエンジンを始動させる場合 先ず、初期状態で、リレースイッチ25cの可動接点2
5dは、固定接点25f側に切替わっているとする。こ
の場合、運転者(所有者)は、自動車の外部からリモー
トキー1のアンロックスイッチ1bをオン操作すること
により、自動車のドアを解錠しようとする。受信回路3
がアンロック信号を受信すると、ローレベルのパルス信
号をアンロック信号出力端子3bに出力するので、AN
Dゲート9の入力端子9aには、NOTゲート8によっ
て反転されたハイレベルのパルス信号が与えられる。
【0020】この時、イグニッションキーはキーシリン
ダに差込まれていないため、キーリマインダスイッチ1
0はオフであり、NOTゲート11の入力端子はハイレ
ベルとなっている。従って、ANDゲート9の入力端子
9bはハイレベルとなっているので、ANDゲート9の
出力端子には、入力端子9aに与えられたパルス信号が
そのまま出力される。而して、ドアロック装置17には
アンロック駆動信号が与えられ、ドアは解錠(アンロッ
ク)される。
【0021】運転者は、乗車すると、先ずイグニッショ
ンキーをキーシリンダに差込む。すると、キーリマイン
ダスイッチ10はオンとなり、NOTゲート11の入力
端子はローレベルとなって、この時点でドア制御禁止回
路28からのロック若しくはアンロック信号の出力は禁
止される。また、操作判定回路7のイネーブル入力端子
7c及びANDゲート13の入力端子13bにもハイレ
ベルの信号が与えられる。
【0022】次に、運転者は、リモートキー1に対して
予め定められた特定操作を行う。例えば、特定操作は、
ロックスイッチ1aを3回オン操作するものと定められ
ているとする。操作判定回路7は、その信号パターンを
予め設定されているパターンと比較して、両者が一致す
ると、ハイレベルの正常信号をワンショットで出力す
る。すると、ANDゲート13の入力端子13bは上述
のようにハイレベルであり、キーロータは回動されてお
らずORゲート20の出力信号はローレベルであって入
力端子13cもハイレベルであるから、ANDゲート1
3の出力端子はハイレベルとなり、ラッチングリレー2
5の励磁コイル25aが通電されて、リレースイッチ2
5cの可動接点25dは固定接点25e側に切替わる。
【0023】而して、リレー27の励磁コイル27aが
通電されるので、常開接点27bが閉状態となり燃料ポ
ンプは作動可能状態となって、エンジンには通常通りに
燃料が供給されて正常な始動が可能となり、運転者がキ
ーロータを図示しない「START」位置に回動するこ
とによりエンジンは始動される。
【0024】また、自動車の運転を終了する場合、運転
者がエンジンを停止させた後、イグニッションキーをキ
ーシリンダから抜いて降車すると、キーリマインダスイ
ッチ10はオフになり、NOTゲート11の入力端子は
ローレベルからハイレベルとなる。すると、ワンショッ
トマルチバイブレ−タ14の入力端子はハイレベルから
ローレベルとなってトリガがかかり、ワンショットマル
チバイブレ−タ14からはハイレベルのパルス信号が出
力される。このパルス信号はORゲート26から出力さ
れてラッチングリレー25の励磁コイル25bを通電す
るので、可動接点25dは固定接点25f側に切替わ
る。
【0025】(2)エンジンの始動中に自動車内に侵入
者がある場合 ここでは、侵入者が、運転者をエンジン始動中の自動車
から降車させて自らが自動車を運転して逃走しようとす
る場合を想定する。エンジンが始動中の場合は、キーロ
ータは「ON」の位置に回動されており、「ON」スイ
ッチ18はオン状態となってORゲート20の出力端子
はハイレベルとなっている。
【0026】この時、運転者(所有者)は、自動車が走
り去る前に、隠し持っていたリモートキー1のロック若
しくはアンロックスイッチ1a若しくは1bを1回だけ
操作する。この時、(1)で述べたように、ドア制御禁
止回路28からの信号出力は禁止されているので、ロッ
クアクチュエータなどの動作音が発生して侵入者に気付
かれることはない。
【0027】ANDゲート23の入力端子23bには、
ORゲート20の出力端子からハイレベルの信号が与え
られているので、受信回路3が受信したロック若しくは
アンロック信号がORゲート6を介してANDゲート2
3の入力端子23aに与えられると、ANDゲート23
はその信号をそのまま出力する。すると、ORゲート2
6はハイレベルの信号を出力するので、ラッチングリレ
ー25の励磁コイル25bが通電されて、リレースイッ
チ25cの可動接点25dは、固定接点25f側に切替
わる。
【0028】そして、リレー27の励磁コイル27aは
断電されて常開接点27bは開状態となり、燃料ポンプ
への通電が停止されてエンジンに対する燃料の供給も停
止する。従って、燃料ポンプからエンジンまでの燃料の
供給系統におけるパイプやフィルタ部分に残存している
燃料が消費されるまではエンジンは動き続け、残存燃料
が消費され尽くした時点でエンジンは停止して自動車は
走行を停止する。
【0029】(3)所有者以外の者がイグニッションキ
ーを取得して停止中の自動車のエンジンを始動する場合 イグニッションキーを取得した者が自動車に乗車してイ
グニッションキーをキーシリンダに差込むと、リモート
キー1の特定操作を行うこと無くキーロータを回動して
エンジンを始動させる。よって、ラッチングリレー25
の可動接点25dは、固定接点25f側に切替わったま
まである。しかしながら、上述のように残存燃料によっ
てエンジンの始動とその後のある程度の自動車の走行は
可能であるが、(2)の場合と同様に、残存燃料が消費
され尽くした時点でエンジンは停止して自動車は走行を
停止する。
【0030】また、この場合、イグニッションキーを取
得した者がリモートキー1の特定操作が必要であること
を知得しており、運転者(所有者)から聞き出そうとし
た場合、運転者がでたらめを教えてもエンジンの始動は
可能であって結果は上記と同様であり、イグニッション
キーを取得した者に疑問を抱かせること無くして、その
後に自動車の走行、即ち、逃走を中止させることが可能
である。
【0031】以上のように本実施例によれば、制御手段
30は、イグニッションキーがキーシリンダに挿入され
たことをキーリマインダスイッチ10によって検出する
と、リモートキー1の操作に基づいてドアロック制御装
置17に与えるドアのロック若しくはアンロック信号の
出力をドア制御禁止回路28によって禁止し、且つ、操
作判定回路7によってリモートキー1の特定操作により
エンジンの正常な始動を可能とするので、ドアのロック
若しくはアンロック動作を行わせること無しに、リモー
トキー1の特定操作を行うことができ、また、その特定
操作を知るものでなければエンジンを正常に始動できな
いので、自動車の盗難を防止することができる。
【0032】また、エンジンの始動中に侵入者が自動車
を運転して逃走しようとした場合でも、運転者(所有
者)は、ドアロック装置17を動作させることなく侵入
者に気付かれずにリモートキー1を操作して、自動車の
エンジンを所定時間後若しくは所定距離走行後に停止さ
せて走行不能とすることができるので、この場合でもリ
モートキー1の簡単な操作によって自動車の盗難を防止
することができる。
【0033】更に、所有者以外の者がイグニッションキ
ーを取得して停止中の自動車のエンジンを始動させよう
とした場合でも、リモートキー1の特定操作を正しく行
わない限りは、エンジンを始動して自動車を発進させて
も、上記と同様に所定時間後若しくは所定距離走行後に
エンジンを停止させて走行不能とすることができる。
【0034】加えて、本実施例によれば、制御手段30
は、燃料ポンプを作動可能状態としてエンジンの正常な
始動を可能とすると共に、エンジンが始動されていると
きには、リモートキー1が操作されると盗難防止制御回
路29によってリレー27の常開接点27bを開状態に
して、燃料ポンプの作動回路を切ることによってエンジ
ンを所定時間後若しくは所定距離走行後に停止させるよ
うにしたので、燃料ポンプからエンジンまでの燃料の供
給系統に残存している燃料を利用して盗難防止機能を容
易に実現することができる。
【0035】図2は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、以下異なる部分のみ説明する。電気的構成を示
す図2において、ラッチングリレー25の固定接点25
eは、リレー27が取除かれて休止接点となっており、
固定接点25fには、リレー31の励磁コイル31aの
一方の端子が接続されている。また、リレー31の常閉
接点31bはエンジンのイグニッションの電源系統に組
込まれている。
【0036】リレー31の励磁コイル31aの他方の端
子は、遅延通電回路32及びキーロータの図示しない
「ON」スイッチ(スイッチ18と同様)を介してバッ
テリの電圧が供給されるようになっている。そして、励
磁コイル31aが通電されると、リレー31の常閉接点
31bは開状態となるようになっている。また、遅延通
電回路32は、固定接点25fがアースに接続されると
所定時間経過後に励磁コイル31aにバッテリの電圧を
印加して通電するようになっている。
【0037】以上のように構成した第2実施例によれ
ば、第1実施例の(2)と同様の場合を想定すると、運
転者がリモートキー1を操作してリレースイッチ25c
の可動接点25dが固定接点25f側に切替わると、遅
延通電回路32によって所定時間経過後に励磁コイル3
1aに通電が行われる。すると、リレー31の常閉接点
31bは開状態となって、エンジンのイグニッションの
電源系統が断たれ、その時点でエンジンは停止して自動
車の走行も停止する。
【0038】第1実施例の(3)の場合は、「ON」ス
イッチがオンされることによって同様に動作し、(1)
の場合は、リレースイッチ25cの可動接点25dが固
定接点25e側に切替ってリレー31が無効化される。
従って、第2実施例によれば、第1実施例と同様の効果
が得られる。
【0039】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。リモートキー1の特定操作は、ロッ
クスイッチ1aを3回オン操作するものに限らず、オン
操作の回数を適宜変更するほか、アンロックスイッチ1
bを複数回操作したり、スイッチ1aまたは1bを適当
な順番で操作したり、スイッチ1aまたは1bの何れか
一方を一定時間オン操作するなど適宜変更して良い。リ
モートキー1は、ロックスイッチ1a及びアンロックス
イッチ1bを別個に有するものに限らず、1個のスイッ
チで両者を兼用するものでも良い。
【0040】第2実施例におけるリレー31の常閉接点
31bを、例えば、エンジンの燃料噴射部に対する空気
の吸気量を制限するための吸気絞り弁の作動回路に設け
て、その常閉接点31bの開状態により作動回路を切っ
て吸気絞り弁を閉塞させる構成としても良い。リモート
キー1による信号の送信はマイクロ波を用いるものに限
らず、電磁誘導信号,静電誘導信号または光を用いても
良い。自動車に限ること無く車両一般に適用が可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので以
下の効果を奏する。請求項1記載の車両の盗難防止装置
によれば、制御手段は、イグニッションキーがキーシリ
ンダに挿入されたときには、リモートキーの操作に基づ
くドアのロック若しくはアンロック動作を禁止し、且
つ、リモートキーの特定操作によりエンジンの正常な始
動を可能とするので、ドアのロック若しくはアンロック
動作を行わせること無しにリモートキーの特定操作を行
うことができ、また、その特定操作を要することによっ
て車両の盗難を防止することができる。
【0042】請求項2記載の車両の盗難防止装置によれ
ば、制御手段は、エンジンが始動されているときには、
リモートキーが操作されたことを条件にエンジンを所定
時間後若しくは所定距離走行後に停止させるので、車両
内に侵入者があった場合でも、所有者がリモートキーの
簡単な操作を行うことにより車両の盗難を防止すること
ができる。
【0043】請求項3または4記載の車両の盗難防止装
置によれば、制御手段は、エンジンの正常な始動可能状
態として燃料ポンプを作動可能状態として、燃料ポンプ
の作動回路を切ることによってエンジンを停止させるの
で、盗難防止機能を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成図
【図2】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はリモートキー、7は操作判定回路、16はドアロッ
ク制御回路、27は作動回路、28はドア制御禁止回
路、29は盗難防止制御回路、30は制御手段を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモートキーの操作に基づいてドアのロ
    ック若しくはアンロック動作を実行させるようにした制
    御手段を備えた車両において、 前記制御手段は、イグニッションキーがキーシリンダに
    挿入されたときには、前記リモートキーの操作に基づく
    ドアのロック若しくはアンロック動作を禁止し、且つ、
    前記リモートキーの特定操作によりエンジンの正常な始
    動を可能とするように構成されていることを特徴とする
    車両の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、エンジンが始動されている
    ときには、リモートキーが操作されたことを条件にエン
    ジンを所定時間後若しくは所定距離走行後に停止させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    車両の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、エンジンの正常な始動可能
    状態として燃料ポンプを作動可能状態とすることを特徴
    とする請求項1記載の車両の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、燃料ポンプの作動回路を切
    ることによってエンジンを停止させることを特徴とする
    請求項2記載の車両の盗難防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492667B1 (ko) * 2001-08-30 2005-06-03 후지쓰 텐 가부시키가이샤 차량의 도난 방지 장치
US7714696B2 (en) 2002-04-30 2010-05-11 Siemens Aktiengesellschaft Apparatus for providing drive-off security in a motor vehicle environment and a motor vehicle being provided with such apparatus

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