JPH04110332U - 渦流を利用した厨房排気装置 - Google Patents

渦流を利用した厨房排気装置

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JPH04110332U
JPH04110332U JP1912991U JP1912991U JPH04110332U JP H04110332 U JPH04110332 U JP H04110332U JP 1912991 U JP1912991 U JP 1912991U JP 1912991 U JP1912991 U JP 1912991U JP H04110332 U JPH04110332 U JP H04110332U
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JP
Japan
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air
swirling
air flow
airflow
laminar
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Pending
Application number
JP1912991U
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English (en)
Inventor
一郎 赤木
基哉 林
郁雄 芥川
孝夫 赤石
隆 佐々木
Original Assignee
積水ハウス株式会社
東京産業株式会社
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Publication date
Application filed by 積水ハウス株式会社, 東京産業株式会社 filed Critical 積水ハウス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 調理台で発生する燃焼ガス、煙又は臭気を、
渦流等を利用して効率良く捕捉して排出する。 〔構成〕 層状空気を上方に向けて供給し、この空気を
旋回案内面12で旋回させるとともに、その旋回空気流
Qの側方に吸引開口部14を設け、かつ、旋回空気流Q
下方の上昇気流Rを層状空気流P方向に偏向させる導風
案内面16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、調理台で発生する燃焼ガス、煙又は臭気等を、渦流等を利用して 効率良く捕捉して排出するようにした厨房排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の厨房用排気装置は、調理台の上方に配置されるレンジフード内に、プロ ペラファンやターボファン、或いはシロッコファンを組み込んだものが用いられ ている。
【0003】 他方、工場や作業場で発生する気体や塵埃、微粒子、ミスト等を捕捉排出する 装置として、空気を平たい層状空気として流すことにより、この層状空気流の強 力な吸引力でミスト等を捕捉し、更に、その空気を旋回させるとともに旋回中心 方向に吸引することによって、渦流状にして排出するものがある(特公平1−4 0255号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の厨房に用いられている排気装置は、各ファンによる吸引空気の流れ が不規則であることから、調理台から発生する燃焼ガス等の捕捉効率が劣る欠点 があり、そのため、吸引フードの高さを低くして調理台へ近接させるか、或いは 、吸気ファンの容量を大きくして風量を増大させる必要がある。しかしながら、 吸引フードの高さは、調理台等の燃焼器具から80cmの距離を置くことが、消 防法で定められており、その結果、吸気ファンの排気風量を増大せざるを得ず、 住宅内の空調負荷が大きくなるという不都合があった。すなわち、近時、住居は 高気密化とともに空調設備が広く普及しているが、排気風量の増大にともなって 外気を大量に取り入れることになり、厨房内の室温が大幅に上下することとなっ て、冷暖房の費用が嵩むと同時に空調機自体の容量も大きくしなければならなか った。
【0005】 そこで、捕捉効率の良い前記渦流式排出装置を厨房用に用いることが考えられ るが、この装置は、前述したように元々工場や作業場での塵埃やミスト等を排出 するために考案されたものであり、厨房用の排気装置として用いると、調理台よ り発生する高速の上昇気流によって渦流の乱れを生じ、このために、燃焼ガス等 の捕捉効率が低下し、結局は、前記と同様に排気風量を増大させなければならな いという欠点があった。
【0006】 この考案は、かかる渦流式排気装置の欠点を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案では、上方に向けて層状に空気を供給す る空気供給手段と、前記層状空気流を旋回させる旋回案内面と、その旋回空気流 の旋回中心延長方向の少なくとも一方においてこの旋回空気流に向けて開口する 吸引開口部と、同じく旋回空気流下方の上昇気流を前記層状空気流方向に偏向さ せる導風案内面とからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
調理台より発生する燃焼ガス等は、空気供給手段によって供給される層状空気 流の強力な吸引力で捕捉され、更に、旋回案内面と吸引開口部からの吸引作用と によって、強い渦流となって排出される。その際、燃焼器具からの高速上昇気流 は、導風案内面で層状空気流方向へ導かれて、その層状空気流及び旋回空気流へ 合流して排出される。
【0009】
【実施例】
この考案の実施例を示す図1〜図3において、1は、平面から見て方形に形成 された排出フードで、この排出フード1は、左右一対の側壁板2、2、前壁板3 、3、後壁板4及び上壁板5とからなる。後壁板4の下端は両側壁板2、2より も大きく下方に突出し、その後壁板4の裏面には、少幅の間隔を置いて通路用板 6が取り付けられ、この通路用板6と後壁板4とによって、平板状の空気供給通 路7が、垂直方向に形成されている。通路用板6の下端が後壁板4下方を迂回し て、その後壁板4の下端前面側に折り返しされ、これによって、前記通路7を概 略逆U字形に屈曲させ、後壁板4の前面において上方に向けて開口する出口に、 多数の空気噴出ノズル8を左右方向に並べて取り付け、後壁板4の前面に沿って 上昇する平たい層状空気流Pを発生させるようにしている。上壁板5上面の左右 方向の半部に、供給ダクト10を介して空気供給ファン11が設置され、この供 給ファン11の吐出空気を、ダクト10の後部出口から前記通路7へ供給するよ うにしている。なお、側壁板2の下端は、後方に向かって下降する凹欠状とされ て前壁板3より下方に突出し、その後部端は、前記ノズル8の側方において、後 壁板4へ連結されている。他方、前端は、前壁板3より前方へ突出し、この前端 部間に跨がって、前面パネル9が、前壁板3を覆うようにして、着脱可能に取り 付けられている。
【0010】 上壁板4の下面に、側面から見て下半部を切り落とした半円形状の旋回案内板 12が取り付けられ、これによって、空気噴出ノズル8より上方に噴出する層状 空気流P上端に、前方から下方に向かった後上昇するような全体として筒状の旋 回空気流Qを発生させるようにしている。
【0011】 上記のようにして発生する旋回空気流Qの旋回中心延長方向の一方の側壁板2 の内側面には、空気吸入ダクト13が取付けられ、この吸入ダクト13の壁面に 、旋回空気流Qへ対面する吸引開口部14が形成され、この開口部14には、排 煙中に含まれる油脂分を除去するためのフィルター15が、交換可能に取付けら れている。この吸引開口部14の吸引作用により、前記旋回空気流Qは、強力な 渦流となって吸引排出される。上記ダクト13の上部に、吸引力を発生させるた めの吸引ファン17が設置されている。
【0012】 更に、上記吸引開口部14よりも下位位置で、かつ、排出フード1内に発生す る旋回空気流の下方には、その前端を前面パネル9下端に連結し、後端を吸引開 口部14の後部まで、その後方に向かって上昇する傾斜状に延出させた導風板1 6が、両側壁板2、2間に跨がって取付けられている。したがって、排出フード 1直下の調理台より発生する高速上昇気流Rは、この導風板16により後方に向 けて偏向され、その導風板16の後端を迂回し、その一部は直接に旋回空気流Q へ合流し、他の一部は層状空気流Pへ合流した後旋回空気流となって、吸引開口 部14へ吸引されて排出される。
【0013】 18は、前面パネル8の前面下端部に取付けたスイッチパネルである。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、空気供給手段により供給される層状空気流 の強力な吸引力によって、調理台から発生する燃焼ガス、煙又は臭気等を有効に 捕捉して室内への拡散を抑止するとともに、調理台からの高速上昇流は、旋回空 気流を乱すことなく導風案内面に案内された後、その旋回空気流又は層状空気流 へ吸引されて排出されることから、厨房用の排気に用いた場合でも、排気量を比 較的低く抑えることができて、空調機器の負担を低減できるという効果が得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す装置の縦断側面図であ
る。
【図2】同じく一部を縦断した正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【符号の説明】
8 空気噴出ノズル 11 空気供給ファン 12 旋回案内板 14 吸引開口部 16 導風板 P 層状空気流 Q 旋回空気流 R 上昇気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 芥川 郁雄 大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハ ウス株式会社内 (72)考案者 赤石 孝夫 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号 東 京産業株式会社内 (72)考案者 佐々木 隆 札幌市北区新琴似8条2丁目1−39−108

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に向けて層状に空気を供給する空気供給手段と、前
    記層状空気流を旋回させる旋回案内面と、その旋回空気
    流の旋回中心延長方向の少なくとも一方においてこの旋
    回空気流に向けて開口する吸引開口部と、同じく旋回空
    気流下方の上昇気流を前記層状空気流方向に偏向させる
    導風案内面とからなることを特徴とする渦流を利用した
    厨房排気装置。
JP1912991U 1991-03-04 1991-03-04 渦流を利用した厨房排気装置 Pending JPH04110332U (ja)

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JP1912991U JPH04110332U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 渦流を利用した厨房排気装置

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JPH04110332U true JPH04110332U (ja) 1992-09-24

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ID=31905471

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100496832B1 (ko) * 2001-09-21 2005-06-22 후지 인더스트리얼 컴퍼니 리미티드 렌지후드팬
JP2013104564A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Yamaha Livingtec Corp レンジフード

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62276348A (ja) * 1986-05-23 1987-12-01 Nippon Air Curtain Kk 人工竜巻機構による局所排気装置
JPH02122137A (ja) * 1988-11-01 1990-05-09 Japan Air Curtain Corp 人工竜巻発生機構及びその利用法

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