JP3906093B2 - レンジフードファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロ、電気コンロ及び電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)用としても好適なレンジフードファンに関するものである。
【0002】
【技術背景】
従来、レンジフードファンは、平型、ブーツ型等と呼称される様々な形態が存在するが、一般的にフィルタ背後に排気装置を、フィルタ前方とフード体との間に上昇気流の捕集空間を各々備え、その捕集空間で上昇気流の室内への洩気を阻止しながら、そのフィルタで上昇気流に含まれる油脂分を除去し、排気装置で屋外に排気するシステムになっている。
また、フィルタの前方にフード体の天板、左右側板との間に隙間を隔てて整流板と呼称される面板を配置し、その隙間から整流板で案内される上昇気流を、風速を高めて排気装置で吸引する構成にして、フード体外への上昇気流の洩気を防止するタイプのレンジフードファンも存在する。
ところで、一般的に加熱調理器具として普及しているのは、都市ガス、LPガス等を燃料とするガスコンロや、電気コンロであるが、今日では、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)のニーズが高まってきており、その電磁誘導加熱式クッキングヒーター用のレンジフードファンの提供も急務とされている。
【0003】
また、ガスコンロは、調理する鍋等からの湯気と共に二酸化炭素や場合によっては一酸化炭素等の有害物質を含む燃焼ガスからなる比較的強い上昇気流を発生させる。
電気コンロは、ガスコンロほど強いものではないものの調理時に強い上昇気流を発生させる。
一方、電磁誘導加熱式クッキングヒーターは、調理時に弱い上昇気流(湯気を含む調理臭)を発生させるに止まる。
【0004】
そのため、特に前記電磁誘導加熱式クッキングヒーターでは、従来のレンジフードファンを使用しても、上昇気流が弱いため、調理時に発生するその上昇気流を効果的に捕集して排気するには不十分なものであり、上昇気流(湯気を含む調理臭)が捕集されずに四方に拡散させてキッチンの天井等を汚してしまう問題の他、上昇気流の温度が低いことから、湯気がフード体や内部の構成部材に付着して、調理容器や調理中の料理を汚す問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、加熱調理器具が電磁誘導加熱式クッキングヒーターであっても、上昇気流の捕集効率を向上することができるレンジフードファンを新規に提供することである。
他の目的とする処は、前記上昇気流の捕集効率を向上させるために噴出される室内空気の取り入れ部からの取り入れエアーに上昇気流が吸気されず、同上昇気流の上昇を阻害することのないレンジフードファンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の技術的手段は、加熱調理器具の上方において、フード体内に設けられて上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成するための過流生成体と、前記フード体のフィルタの背後またはフード体の外に設けられて前記渦流を吸引して排気するための排気装置と、前記渦流生成体の下方に設けられて前記渦流に向けて制御流を噴出して前記渦流の勢力を増強させるための制御流噴出部と、前記上昇気流が臨まない前記フード体の部分に設けられて前記制御流用の室内空気を取り入れるための取り入れ部と、を備え、前記渦流生成体は、前記フード体の左右側板との間及び天板との間にそれぞれ吸引用の隙間を確保するように、前記フード体内に設けられる整流板で構成され、前記整流板は、前記上昇気流が衝突する部位を含んで形成された下方へのガイド面と、このガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面とを有していることを特徴とするレンジフードファンである(請求項1)。
その具体的な構成としては、側面視略直角三角形状を呈するフード体の前方開放部の下部をカバーで閉塞し、このカバーの上部にフード体の少なくとも左右側板との間に吸引用の隙間を介して整流板を配置すると共に、該整流板の背後にフィルタ設置し、そのフィルタの背後または前記フード体の外に排気装置を備え、前記整流板は、上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成するように、前記上昇気流が衝突する部位を含んで形成された下方へのガイド面と、このガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面と、を有する形状に形成され、前記カバーに、前記渦流の接線方向に向けて下方から斜め上向きに制御流を噴出させて前記渦流の勢力を増強させるための制御流噴出部を設け、前記上昇気流が臨まない前記フード体の部分に、前記制御流噴出部から噴出する前記制御流用の室内空気を取り入れるための取り入れ部を設けている(請求項4)。などの構成がその一例として挙げられる。
加熱調理器具としては、ガスコンロ、電気コンロ、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒーター)などを包含するものである。
【0007】
以上のように構成されているレンジフードファンによれば、渦流生成体に突き当たる上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を発生させる。このコアンダ効果は、壁面に沿って流れる上昇気流がその壁面に沿ってガイドされる際、負圧作用を生み出し、それによって渦流を発生させる流体現象である。
より具体的に説明すると、渦流生成体としての整流板に形成されているガイド面で下向きに案内される上昇気流が、そのガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されている整流板のカール状面でさらに円弧状に案内される際に生み出される負圧作用で渦流を生成させ、その渦流を整流板とフード体の左右側板との間及び天板との間にそれぞれ確保されている吸引用の隙間から吸引させて排気させる。
しかも、渦流が生成されるその下方の制御流噴出部から渦流に向けて噴射される制御流によって所要勢力の渦流を安定的に生成して上昇気流の捕集効率を向上させる。
従って、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒーター)を加熱調理器具とするものであっても、その弱い上昇気流をフード体外に拡散させることなく、所要勢力の渦流によって素早くフード体内に引き寄せて捕集することができることで、捕集効率を向上させることができる。
また、制御流噴出部への制御流用の空気の取り入れ方式を、上昇気流が臨まないフード体の天板の後端部分に設けた取り入れ部による室内空気の取り入れにより行う構成としていることで、上昇気流の上昇勢力を妨げることはない。
つまり、単純に接続ダクトを介する屋外取り入れ方式であれば、上昇気流を吸気することはないが、配管工事を面倒にするばかりでなく、工事コストを高騰させ、しかも制御された室内温度を狂わせてしまうなどの不具合を引き起こすことなく、室内空気を制御流噴出部への制御流用として有効に取り入れることができる。
【0008】
また、制御流噴出部への室内空気の取り入れ部は、上昇気流が臨まないフード体の左右側板、天板に設けるのが好ましく、レンジフードファンの両サイドにウォールキャビネットが隣設されるキッチンの場合には天板に設けることが好適なものとなる。そして、天板に設けた取り入れ部を制御流噴出部に連絡させる方式としては、排気装置の駆動源を冷却するための冷却部を途中に有する連絡路で連絡することが好適なものとなる(請求項2)。
【0009】
このように構成されているレンジフードファンによれば、取り入れ部から取り入れられる室内空気を利用して排気装置の駆動源を有効に冷却することができる。
【0010】
また、前記制御流噴出部は前記整流板の下方における前記フード体の幅方向中央に設けられる照明を挟んで左右にそれぞれ配設され、かつ、前記照明側部分を上方に延長させた際に交差するように正面視上向き傾斜状にそれぞれ設けられて、前記渦流を前記整流板の幅方向全長に亘り均一に発生させるように構成にしていることを特徴とするレンジフードファンである(請求項3)。
【0011】
このように構成されているレンジフードファンでは、照明の真上域を含めて整流板の幅方向全長に亘って均一に制御流を作用させて所要勢力の渦流を、同整流板の全幅で安定的に生成させることができる。
つまり、調理具合などを見るために照明が、フード部の幅方向の中央部位に装設されている場合、照明が、フード体の天板と整流板との間に確保される隙間を塞いで、排気上において好結果が期待できない。そのために、本発明では整流板の下方におけるフード体の幅方向中央に照明を装設し、その照明を挟んで左右に制御流噴出部を配設している。
【0014】
また、フードに取り外し可能に設けられた廃棄用液体容器をその貯液位を視覚で認識できるように構成し、前記廃棄用液体容器内にフードに設けた下方照明器具からの光の一部を取り入れるようにする方法を採用しても良いものである。
廃棄用液体容器とは、油脂分(オイル)を受水するオイルトレイや付着する結露水を受水する結露水トレイである。
更に、廃棄用液体容器内を視覚で認識できるように構成するとは、廃棄用液体容器を透光性材料で形成すること。廃棄用液体容器に透明な窓部を設けることを包含するものである。
【0015】
以上の手段によれば、照明器具からの光の一部がオイルトレイ(廃棄用液体容器)や結露水トレイ(廃棄用液体容器)に投光されて、そのトレイ内を明るく照らし、貯液位を室内からハッキリと確認させて、レンジフードファンに設けた照明器具からの光の一部を有効利用しながら廃棄を促し、オーバーフローによる汚染、火災を未然に防止することができる。
【0016】
また、その方法を実施する装置は、フードに取り外し可能に設けられ貯液位が視覚で認識できるように構成された廃棄用液体容器と、フードに設けた下方照明器具と、その下方照明器具からの光の一部を廃棄用液体容器内に取り入れる取入手段とを有する構成。詳細には、取入手段を、下方照明器具の収容部に形成されている光洩れ部と、廃棄用液体容器を取り出し可能とする容器引き出し部と、前記光洩れ部とその容器引き出し部内とに亘って設けられ廃棄用液体容器内に光を案内する光案内部とを備えた構成にしている。
【0017】
また、その廃棄用液体容器については、フードに引き出し式に設け、該容器引き出し部への収容状態でフード内に付着して流下する廃棄用液(油脂分、結露水)を前記廃棄用液体容器で受水可能に構成し、前記廃棄用液体容器と、前記容器引き出し部とを同廃棄用液体容器をプッシュする度に容器引き出し部への同廃棄用液体容器の収容状態での保持と同部からの室内への押出とを交互に繰り返すマグネットキャッチ手段で連係させた構成を採用しても良いものである。
前記マグネットキャッチ手段としては、商品名 ワンプッシュキャッチがその一例として挙げられる。
【0018】
以上の手段によれば、引き出し式の廃棄用液体容器のフロント部をタッチ式に押動する簡単なプッシュ操作で廃棄用液体容器の収容状態での保持(固定)と同廃棄用液体容器の容器引き出し部からの室内への押出が行え、廃棄用液体容器の脱着操作が非常に簡単で、高所であっても非常に安全であるし、廃棄用液体容器を引き出し式、即ち抽斗式にしているから、フロント部を容器引き出し部の開設した面とほぼ同面状に位置させることができ、フロント部を開設した面の拭き掃除時に邪魔になることもなく清掃性も向上できる。
【0019】
しかも、前記整流板の取付手段として、整流板、フードの何れか一方の複数箇所に、圧縮弾機で付勢され軸部先端に拡大頭部を有する可動突起を設ける一方、他方に、前記軸部に交差状に係止する被係止体を設け、該被係止体は、前記可動突起の拡大頭部を圧縮弾機に抗して押動する外向傾斜部を先部に外側に向けて形成すると共に前記拡大頭部よりも大形な空間部と、それに連通して形成された軸部の受け部とを有し、前記拡大頭部は先細状に形成され、前記先部で可動突起の拡大頭部を押動するように被係止体を差し入れてその軸部を受け部に係止する構成を採用しても良いものである。
【0020】
この手段にあっては、フィルタの上流側から整流板をフード体側に向けて押し付けるだけで、被係止体の先部が可動突起の拡大頭部を押動して被係止体の軸受け部にその軸部を引っ掛ける。
そして、拡大頭部をその大形な空間部に位置させた状態で拡大頭部を圧縮弾機が縮むように指で押動した状態で整流板を移動させることによって先細状とする拡大頭部自らのガイド作用で整流板をフード体から外すことができる。
従って、整流板をフード体側に押し付けるだけで同整流板を係止し、圧縮弾機が縮むように拡大頭部を人為的に押動した状態で整流板を移動させることで、整流板の係止及びその係止解除が行え、作業が頗る簡単である。
また、整流板とその整流板が対応するフードとの関係において一半部側に可動突起、被係止体を少なくとも2対配備し、同整流板の他半部側を引っ掛け部でフードに抜差し可能に係止する構成を採用しても良いものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明レンジフードファンの一実施の形態を説明すると、図1〜図15は、電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)を加熱調理器具とするレンジフードファンの実施の形態を示している。
【0022】
レンジフードファンAは、図2等に示すように、フード体11、フィルタ211の支持板21、支持板21下位レベルに横設された結露水案内板31等からなるフード1と、そのフード1内に設けた渦流生成体2と、フィルタ211の背後空間に設置した排気装置3と、前記渦流生成体2の下方に配置された照明4と、照明4を挟んで左右に配置され生成された渦勢力を増強させる制御流噴出部5、5と、両制御流噴出部5、5間に配置された廃棄用液体容器6とを備えた構成になっている。
【0023】
フード体11は、図1〜図3等に示すように天板111、左右側板112、背板113からなる側面視略直角三角形状に形成され、前方を開放させてある。
【0024】
渦流生成体2は、本実施の形態では整流板(後述では符号12を付して説明する)と呼称される面板であり、図1〜図3に示すようにフード体11における前方開放部の下部を着脱可能な湾曲状カバー7で閉塞することによって残されたその上部部分に配設されている。
【0025】
また、この整流板12は、同図2に示すようにフード体11内に収容状に配設されており、湯気を含む調理臭(上昇気流)Fが丁度衝突する部位を含んで全幅に亘って形成された下方へのガイド面121と、そのガイド面121の下位に同ガイド面121に連続して前方に向けて全幅に亘り円弧状に湾曲形成されたカール状面122とからなっている。
このカール状面122は、詳細には最も背板113側寄りの中途部よりも最下端を前方に位置させた円弧状にしてある。
【0026】
そして、この整流板12は、図2に示すようにフード体11内の一段奥張った位置に設けられた支持板21に上半部(一半部)側を、また下半部(他半部)側を結露水案内板31に各々係脱可能に支持させてある。
【0027】
前記結露水案内板31は、同図2に示すように奥行き方向中途部を最下端とする扁平なVの字状を呈し、左右端をフード体11の左右側板112、112に支持させて排気装置3の下スペースを横断するように横設してなり、後端を後述する冷却部18の下端開放部に支持させ、その最下端部位である尖頭部に結露水の落下孔311を散在状に開孔させてある(図8、図9、図11、図12参照)。
【0028】
前記支持板21は、同図2に示すように凹窪状を呈し、フード体11の天板111前縁に下向きに折曲形成された操作部用の取付面111aと、結露水案内板31における整流板12よりも若干後方の前半部部分とに亘って設けられており、整流板12背後の底部分にフィルタ211を係脱可能に備えている。
また、この支持板21の左右縁は、フード体11の左右側板112、112内面に当接状となっている。
【0029】
前記整流板12は、同図2、図3に示すように、上縁と前記支持板21の上側片部212との間及び左右縁とフード体11の左右側板112、112との間に吸引用の隙間Sが形成されるようにフィルタ211の前方に収容状に配設され、取付手段9を介して支持板21に係脱可能に支持させてある。
【0030】
前記支持板21と結露水案内板31とで区画された背後空間には、同図2に示すように排気ダクトDに接続して屋外に排気するシロッコファンからなる排気装置3が収容され、その結露水案内板31の下位空間には、図3〜図5に示すように湾曲状カバー7に臨んで小型なシロッコファンからなる送風機10、10が照明4を挟んで左右に配設され、その送風機10、10に連絡する制御流噴出部5、5を、両送風機10、10間に配設した照明4真上の廃棄用液体容器(結露水トレイ)6を挟んでその両サイドの湾曲状カバー7部分に長さ方向ほぼ全長に亘って設けている。
【0031】
また、調理時に発生して上昇する上昇気流Fが臨まない部分、本実施の形態ではフード体11の天板111部分の後端部分には、図2および図5に示すように、室内空気の取り入れ部28を開孔している。そして、この取り入れ部28と制御流噴出部5、5とを、途中に排気装置3の駆動源13を冷却する冷却部18を有する連絡路8で連絡させてある。
【0032】
連絡路8は、フード体11の背板113を一構成部材として上端、下端との双方を開放するエアーチャンバー38と、そのエアーチャンバー38の下端開放部に連通する結露水案内板下空間48とからなり、その結露水案内板下空間48に前記の通り送風機10、10を配設している。そして、エアーチャンバー38内に駆動源(モータ)13の後半部を配置して、連絡路8の途中を冷却部18とし前記背後空間に排気装置3を設置している。これにより、フード体11の天板111に開孔されている取り入れ部28から吸気される室内空気が排気装置3の駆動源(モータ)13を冷却しながら結露水案内板下空間48を経由して2つの送風機10、10で吸気される経路を経て制御流噴出部5、5から室内に向けて噴出されるようにしている(図2〜図5参照)。
【0033】
前記制御流噴出部5、5は、前記する2つの送風機10、10の吐出口に各々個別に接続されたボックス状流路15,15と、前記湾曲状カバー7に開孔された噴出孔17…とからなっている。
【0034】
前記ボックス状流路15、15各々は、図5に示すように幅方向中央の照明4を挟む両脇の空間部よりも若干幅狭な内部中空とする横長体からなるボックス体であり、図2に示すように中央部に長さ方向全長に亘って邪魔板151を横設し、該ボックス体15の出口に噴出ノズル152を幅方向全長に亘って突出状に連設して、その噴出ノズル152の出口に臨む湾曲状カバー7部分の平段面27に列状に間隔をおいて開孔されている噴出孔17群から、後述される渦流Qの接線方向に向けて下方から斜め上向きに制御流Eを噴出するようになっている。
前記湾曲状カバー7は、図2に示すように前記平段面27から直ぐ上位の部分に渦流Qの接線方向に向く直線状傾斜面37で形成してある。
【0035】
また、そのボックス状流路15の噴出ノズル152は、照明側部分(詳細に一半部部分)を上方に延長した際交差するように正面視上向き傾斜状に設けてあり、図6、図7に示すようにその照明側部分内に、その全高に亘る長さを有する波形材152aを正面視上向き傾斜状をもって内設して、照明4前方を上昇する上昇気流Fをも良好に整流板12に中央部に確実に案内して渦流Qを同整流板12の幅方向全長に亘り均一に発生させるようにしてある。
【0036】
照明4は、前記する結露水案内板下空間48において左右一対の送風機10、10間に収容状に配設され図8、図11、図12に示すように複数枚の反射板24からなる収容部14内に照明器具4aを着脱可能に収容すると共に湾曲状カバー7に開口した収容部14の開放部を照射パネル34で係脱可能に被蓋して、下照明するようになっている。
また、その照明4の真上には、図8、図11、図12に示すように前記湾曲状カバー7に引き出し口26を開口し、その引き出し口26を前端に有して前記結露水案内板下空間48に確保された容器引き出し部16にレール状の容器支持部36を設けて、その容器支持部36で廃棄用液体容器6である結露水トレイを容器引き出し部16に出し入れ可能に支承している。
【0037】
この廃棄用液体容器6は、湾曲状カバー7に略同面状に沿うそのフロント部46に透明な窓部56を設けると共に、当該廃棄用液体容器6のフロント部46をプッシュする度に容器引き出し部16への同廃棄用液体容器6の収容状態での保持と同部からの室内への押出とを交互に繰り返すマグネットキャッチ手段Cを介して容器引き出し部16に収容されている。
そして、この廃棄用液体容器6は、整流板12、フィルタ211を支持する支持板21に付着して流下する結露水を結露水案内板31で集水して、その結露水案内板31の落下孔311から落下するその結露水を受水する。
【0038】
また、前記照明4には、図12に示すように前記収容部14の上側反射板24に光洩れ部241として孔を開孔し、その孔から洩れる光を容器引き出し部16に収容状態になっている廃棄用液体容器6内に光案内部44を介して案内するように構成してある。
【0039】
光案内部44は、本実施の形態では平行する一枚〜複数枚の反射板で構成されており、照明器具4aの収容部14に形成されている光洩れ部241と、廃棄用液体容器6を抽斗式に出し入れ可能とする容器引き出し部16と、この光案内部44とで取入手段を構成して、光洩れ部241である孔から洩れる光を結露水トレイである廃棄用液体容器6内に案内し、同容器6内を明るくして窓部56から貯液位をハッキリと確認できるようにする(図12参照)。
【0040】
整流板12の取付手段9は、図13〜図15に示すように前記支持板3の上半部(一半部に相当)複数箇所に可動突起19を設けると共に、整流板12の裏面に可動突起19を交差状に係止する被係止体29を設け、整流板12の下半部(他半部に相当)を引っ掛け部39で結露水案内板31に係脱可能に係止した実施の形態について説明する。
【0041】
可動突起19は、整流板12の一半部、詳細には整流板12の上側コーナーに対応して設けられている。
この可動突起19は、支持板21に設けた支持脚に圧縮弾機bを収容したバネ収容部191を取付け、圧縮弾機bで、先細状の拡大頭部192aを備えた軸部192を支持した構成になっている。
本実施の形態では、拡大頭部192aを円錐形状としているが、円錐台形状等、所謂先細状であればいかなる形状のものでも自由なものである。
一方、被係止体29は、前記可動突起19の拡大頭部192aに対応して整流板12の裏面に設けられており、その拡大頭部192aを圧縮弾機bの弾撥力に抗して押動する外向傾斜部291をその先部に形成すると共に、中央部に拡大頭部よりも大形な空間部292を設け、その空間部292の上位側に同空間部292と連通して軸部192の受け部293を形成させて、空間部292と受け部293とで所謂ダルマ孔を形成している。
【0042】
また、引っ掛け部39は、整流板12の下縁から突設された引っ掛け片部391を係脱可能に係止する係止孔392からなり、該係止孔392は結露水案内板31に開孔されている。
【0043】
そして、引っ掛け片部391を係止孔392に引っ掛けながら、左右2対の被係止体29、可動突起19を対応させた図14(イ)(ロ)の状態から被係止体29先部の外向傾斜部291で可動突起19の拡大頭部192aを圧縮弾機bの弾発力に抗して縮むように整流板12をフード1の前方側から差し入れて同被係止体29の空間部292に拡大頭部192aを位置させた状態で、整流板12を下方に引き下ろして軸部192を受け部293に係止して同整流板12を支持板21と平行状に取着する(図14(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ))。
そして、整流板12を引き上げて若干空間部292に拡大頭部192aを位置させてから拡大頭部192aを圧縮弾機bが縮むように指でプッシュした状態で整流板12を手前側に引っ張ることによって拡大頭部192aの先細状の形状性で係止を解き、引っ掛け片部391を係止孔392から抜き取ることによって、例えばフィルタ211を清掃する時等に整流板12を取り外すことができる(図15)。
【0044】
本実施の形態では図示しないが、前記支持板21の両半部(一半部、下半部に相当)複数箇所に可動突起19もしくは被係止体29を設けて、その可動突起19に対する被係止体29の係脱可能な係止構成で整流板12の取付手段9を構成することも自由なものである。
この場合の可動突起19、被係止体29のレイアウトは、支持板21に整流板12の上下両コーナーに対応して前記可動突起19を設ける一方、整流板12にその可動突起19と対応して被係止体29を設けることがその一例として提案できる。
【0045】
本実施の形態では、前記カール状面の曲率をφ90mmとしてある。
【0046】
以上のように構成されたレンジフードファンは、調理に伴って発生する湯気を含む調理臭(湯気を含む上昇気流)Fを、整流板12のガイド面121に衝突させて下向きに案内し、そのガイド面121に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成したカール状面122で更に案内する際に負圧作用を生み出し、それによって渦流Qを生成する(図1〜図4参照)。
その渦流Qに、上昇気流Fの上昇勢力を妨げることなくフード体11の天板111から取り入れた室内空気を渦勢力増強用の制御流Eとして、2個の制御流噴出部5、5から直線状傾斜面37をガイド面として渦流Qの接線方向に向けて下方から斜め上向きに湾曲状カバー7の直線状傾斜面37に沿って噴出し、それによって上昇気流Fを素早く取り込む所要勢力の渦流Qをより安定して発生させることができるようになる(図2〜図4参照)。
そして、制御流噴出部5、5を整流板12の下方におけるフード体11の幅方向中央に設けられた照明4を避けて両サイドに設けなければならない制約下であっても、その制御流噴出部5、5の照明4側部分を上方に延長した際、交差するように正面視上向き傾斜状に設けているため(図6、図7参照)、制御流Eを整流板12の幅方向全長に亘って下方から噴出させて、渦流Qを同整流板12の幅方向全長に亘り均一に発生させて、上昇気流Fの捕集効率及び排気効率を向上することができる(図4参照)。
この渦流Qをフード体11の左右側板112、112と整流板12との間に確保された左右の隙間S、Sから分担してフィルタ211を経て排気装置3で吸引し、屋外に排気する(図2、図4参照)。
これによって、フード体11外に拡散することなく上昇気流Fを高効率に捕集して排気することができる。尚、前記ガイド面121に衝突した際に、下向きに案内されない上昇気流も存在するが、前記支持板21の上側片部211と整流板12の上縁との間の隙間Sから吸引される。
【0047】
【実施例】
全幅750mm、奥行き630mm、全高450mmのフード体11に前記のように上昇気流Fが丁度衝突する部分を含んで形成した緩傾斜状のガイド面121の下位に連続してφ90mmのカール状面122を前向き円弧状に湾曲形成し、また前記支持板21の上側片211部と整流板12上縁との隙間Sからの吸引風速を2〜3m/sec、フード体11の左右側板112、112と整流板12左右縁との隙間Sからの吸引風速を0.5〜2m/secに各々設定し、直線状傾斜面37を38度の傾斜角度(仰角)をもって制御流噴出部5、5各々から風速2〜3m/secで制御流を噴出した。
【0048】
これによると、目視ではあるが、立ち昇る湯気を含む調理臭(上昇気流)Fは室内空気の取り入れ部28に吸引されることなく、また噴出される制御流Eで妨害を受けることもなく、整流板12の全幅に亘って生成された渦流Qに引き寄せられ巻き込まれてフード体11から洩気することなく捕集して排気されるものであった。
【0049】
尚、前記制御流噴出部5、5からの制御流Eの風速や、各隙間S…からの吸引風速、直線状傾斜面37の角度(向き)、制御流噴出部5、5における照明側部分の正面視角度等は、それらの相互の相関関係やフード体の大きさ等の諸条件をもって設定されるが、制御流噴出部5、5の傾斜角度(仰角)が小さくなることに反比例して制御流Eの風速を大きくする必要はある。
しかしながら、その制御流Eの風速は、制御流噴出部5、5からの噴出圧で上昇気流の上昇が妨げることなく所要勢力の渦流Qを安定生成する所要風速を実験で求めること言うまでもないものである。
【0050】
言うまでもないが、本発明のレンジフードファンは、ガスコンロ、電気コンロ等の加熱調理器具に等しく使用可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明のレンジフードファンは以上のように構成されていることで、加熱調理器具の上方にフード体の左右側板との間及び天板との間に隙間を確保するように設けられる整流板で渦流生成体を構成し、ガイド面とこれに連続するカール状面とからなる整流板で上昇気流を下向きに案内するコアンダ効果で渦流を効果的に生成することができる。しかも、渦流が生成されるその下方の制御流噴出部から渦流に向けて噴射される制御流によって所要勢力の渦流を安定的に生成して上昇気流の捕集効率を向上させることができる。
これにより、電磁誘導加熱式クッキングヒーターを加熱調理器具として使用するものであっても、制御流で勢力を増強させた渦流を安定して発生させてその渦流の巻き込み作用で極めて弱い上昇気流(湯気を含む調理臭)であっても素早く引き寄せフード体外に拡散することなく捕集して排気し、高い捕集効率を約束することができる。
また、室内循環タイプであっても渦勢力を増強する制御流の室内空気の取り入れ部を、上昇気流が臨まない部分、例えばフード体の側板、天板などに設けて上昇気流を吸気しないようにしているため、綺麗な室内空気を取り入れて制御流として供給することができる。
その上、生成される渦流で上昇気流が加速されて排気されるものであるから、渦流生成体としての整流板は勿論のこと、背後のフィルタなどへの接触時間も短くなり、電磁誘導加熱式クッキングヒーター特有の水蒸気の付着を可及的に防止し、調理中に滴下して調理容器や調理中の料理を汚すことも抑制することができる。
さらに、渦流生成体としての整流板を有効に利用して渦流を安定的に生成することが可能となり、構造的に複雑になってコストが高騰することも無くなる。
【0052】
また、取り入れ部と制御流噴出部とを、途中に排気装置の駆動源を冷却する冷却部を有する連絡路で連絡させていることで、排気装置の駆動源の加熱による耐久性の低下防止策を専用手段で対処する必要がなくなり、駆動源の加熱を防止するに際し、構造的に簡素化し、廉価で提供することが可能になる。
【0055】
また、請求項3に記載のように、整流板の下方におけるフード体の幅方向の中央に設けられた照明を挟んで左右に制御流噴出部をそれぞれ配設し、この両制御流噴出部の照明側部分を上方に延長した際に交差するように、正面視で上向き傾斜状に設けた場合には、照明を設けたにも関わらず、整流板の幅方向の全長に亘って均一に制御流を作用させることができる。これにより、整流板の全幅に亘って所要勢力の渦流を安定的に生成して、渦勢力を更に増強し、高い捕集効率を約束することができる。
【0056】
また、請求項4に記載によれば、上昇気流から離間し、かつ、渦流に接近する位置から上昇気流の上昇を妨げない渦勢力増強用の制御流を噴出して、その上昇気流を巻き込む安定した勢力の渦流を常時生成して捕集効率を大幅に向上させることができる上で、上昇気流の吸込のない綺麗な室内空気を制御流として噴出することによって、フード体内を無闇に汚したりするおそれも無くなる。
その上、渦勢力増強用の制御流を生成された渦流の接線方向に向けて下方から噴出する制御流噴出部を有するレンジフードファンにあっては、その渦流をより安定して生成させることができるとともに渦勢力を増強でき、さらに、上昇気流の捕集効率の向上が図られる。これにより、弱い上昇気流を発生させる電磁誘導加熱式クッキングヒーターを加熱調理器具とする場合に最適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のレンジフードファンの使用状態の概略を示す側面図で一部切欠して示す。
【図2】レンジフードファンの拡大側面図で一部切欠して示す。
【図3】同レンジフードファンの斜め下方からの斜視図。
【図4】上昇気流、生成される渦流、制御流の関係を示すレンジフードファンの正面図。
【図5】図2の(5)−(5)線断面図。
【図6】送風機に接続されるボックス状流路の拡大斜視図。
【図7】図6の(7)−(7)線断面図。
【図8】廃棄用液体容器、照明部分の側面図で拡大し、断面して示す。
【図9】図8の(9)−(9)線拡大断面図。
【図10】廃棄用液体容器を外した状態を示す側面図で拡大し、断面して示す。
【図11】廃棄用液体容器の斜視図。
【図12】照明の光を一部取り入れて廃棄用液体容器内を照らしている状態を示す側面図で拡大し、断面して示す。
【図13】整流板をフードに係止した状態を示す拡大側面図で一部省略して示す。
【図14】可動突起と、被係止体との関係を示す拡大図で、(イ)は、被係止体を、可動突起に係止する前の状態を示す正面図で被係止体を断面して示す。(ロ)は、同側面図。(ハ)は、被係止体の外向傾斜部が可動突起の拡大頭部を押動する状態を示す正面図で被係止体を断面して示す。(ニ)は、同拡大頭部を押動しつつ被係止体が移動する状態を正面図で、被係止体を断面して示す。(ホ)は、拡大頭部が空間部から突出する状態を示す正面図で、被係止体を断面して示す。(へ)は、受け部に軸部を係止する状態を示す側面図。
【図15】拡大頭部を、圧縮弾機を縮めるように人為的に押動して可動突起に対する被係止体の係止を解除する状態を示す拡大正面図で、一部切欠する。
【符号の説明】
A:レンジフードファン 1:フード
11:フード体 211:フィルタ
3:排気装置 2:渦流生成体
112:フード体の左右側板 S:隙間
121:ガイド面 122:カール状面
5:制御流噴出部 7:カバー(湾曲状カバー)
F:上昇気流 E:制御流
Q:渦流 28:取り入れ部
18:冷却部 8:連絡路
4:照明 6:廃棄用液体容器
12:整流板 4a:照明器具
C:マグネットキャッチ手段 293:受け部
39:引っ掛け部 14:収容部
241:光洩れ部 44:光案内部
19:可動突起 192a:拡大頭部
29:被係止体 b:圧縮弾機
192:軸部 292:空間部
291:外向傾斜部 16:容器引き出し部
46:フロント部

Claims (4)

  1. 加熱調理器具の上方において、フード体(11)内に設けられて上昇気流(F)を下向きに案内してコアンダ効果で渦流(Q)を生成するための過流生成体(2)と、
    前記フード体(11)のフィルタ(211)の背後またはフード体(11)の外に設けられて前記渦流(Q)を吸引して排気するための排気装置(3)と、
    前記渦流生成体(2)の下方に設けられて前記渦流(Q)に向けて制御流(E)を噴出して前記渦流(Q)の勢力を増強させるための制御流噴出部(5)と、
    前記上昇気流(F)が臨まない前記フード体(11)の部分に設けられて前記制御流(E)用の室内空気を取り入れるための取り入れ部(28)と、を備え、
    前記渦流生成体(2)は、前記フード体(11)の左右側板(112)との間及び天板(111)との間にそれぞれ吸引用の隙間(S)を確保するように、前記フード体(11)内に設けられる整流板(12)で構成され、
    前記整流板(12)は、前記上昇気流(F)が衝突する部位を含んで形成された下方へのガイド面(121)と、このガイド面(121)に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面(122)とを有していることを特徴とするレンジフードファン。
  2. 前記取り入れ部(28)は、前記フード体(11)の天板(111)の後端部分に設けられているとともに、前記制御流噴出部(5)に排気装置(3)の駆動源(13)を冷却するための冷却部(18)を途中に有する連絡路(38)で連絡されていることを特徴とする請求項1に記載のレンジフードファン。
  3. 前記制御流噴出部(5)は、前記整流板(12)の下方における前記フード体(11)の幅方向中央に設けられる照明(4)を挟んで左右にそれぞれ配設され、かつ、前記照明(4)側部分を上方に延長させた際に交差するように正面視で上向き傾斜状にそれぞれ設けられて、前記渦流(Q)を前記整流板(12)の幅方向全長に亘り均一に発生させるようにしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフードファン。
  4. 側面視略直角三角形状を呈するフード体(11)の前方開放部の下部をカバー(7)で閉塞し、このカバー(7)の上部にフード体(11)の少なくとも左右側板(112)との間に吸引用の隙間(S)を介して整流板(12)を配置すると共に、該整流板(12)の背後にフィルタ(211)を設置し、そのフィルタ(211)の背後または前記フード体(11)の外に排気装置(3)を備え、
    前記整流板(12)は、上昇気流(F)を下向きに案内してコアンダ効果で渦流(Q)を生成するように、前記上昇気流(F)が衝突する部位を含んで形成された下方へのガイド面(121)と、このガイド面(121)に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面(122)と、を有する形状に形成され、
    前記カバー(7)に、前記渦流(Q)の接線方向に向けて下方から斜め上向きに制御流(E)を噴出させて前記渦流(Q)の勢力を増強させるための制御流噴出部(5)を設け、
    前記上昇気流(F)が臨まない前記フード体(11)の部分に、前記制御流噴出部(5)から噴出する前記制御流(E)用の室内空気を取り入れるための取り入れ部(28)を設けていることを特徴とするレンジフードファン。
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