JP2512042Y2 - レンジフ―ド - Google Patents

レンジフ―ド

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JP2512042Y2
JP2512042Y2 JP1993002086U JP208693U JP2512042Y2 JP 2512042 Y2 JP2512042 Y2 JP 2512042Y2 JP 1993002086 U JP1993002086 U JP 1993002086U JP 208693 U JP208693 U JP 208693U JP 2512042 Y2 JP2512042 Y2 JP 2512042Y2
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JP
Japan
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air
range hood
hood
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hood body
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JP1993002086U
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秀水 小川
金徳 盧
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Fuji Industrial Co Ltd
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Fuji Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンジフード、更に詳
しくは油煙、燃焼ガス等の排煙を効率的に排気するレン
ジフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】排煙を効率的に排気する為に提案された
レンジフードの先行技術として種々のタイプが現存する
が、ガス台やコンロ台(燃焼器具)の下方から空気を噴
出するタイプのもの(前者)と、レンジフード本体から
空気を噴出するタイプのもの(後者)と2タイプが主流
を占めている。前者は、レンジフード本体とは別途にガ
ス台やコンロ台を設置するキャビネット等を特別な構造
に改造する必要から、設備コストが高騰し、且つ施工工
事が非常に大がかりになる。他方、後者は、レンジフー
ド本体の施工工事が簡略化でき、施工期間の短縮化やト
ータルコストを低廉化できる。従来、後者の先行技術と
して、実開平3-57336 号公報(後述ではA号と称す)や
実開平3-57337 号公報(後述ではB号と称す)に開示し
た技術が既に知られている。A号は、レンジフード本体
の背板部、左右側板部を各々連通する中空状に形成して
ガス台まで延長すると共に、該延長背板部、延長左右側
板部内面にL型アングル状材を突設し、該L型アングル
状材の垂直面に沿って上記延長背板部、延長左右側板部
内を流れる外気を噴出させる構造にして、3面(延長背
板部、延長左右側板部)に沿って上昇する空気流の吸引
作用で排煙を拡散することなく壁面側に引き寄せる作用
を奏させ、B号においては、ガス台まで延長され内部中
空とする上記左右側板部の先端に連通して袖板部を直角
に折曲し、該袖板部の先端内面に空気吹き出し孔を開孔
した構造にして、袖板部から噴出する空気流流動に伴う
負圧化で同袖板部の根元部に発生臭気等を引き寄せる作
用を奏させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、斯様な先行技
術の場合、背板部、左右側板部及び袖板部を内部中空状
にして空気吹き出し孔に導く外気のガイド空間を確保す
る必要から、左右側板部の肉厚化及び袖板部折曲による
調理時の作業用間口の縮減化で、限られたガス台上の有
効スペースを縮小させ、且つガス台を使用する調理作業
を不自由で危険なものにしてしまう。また、外気の流動
距離が長く圧力損出が大きいこと、複数以上の面から外
気を一挙に噴出すること等が関係して容量的に大きな送
気ファンの使用しなければならず、騒音問題が惹起す
る。
【0004】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その技術的課題は、燃焼器具の後方域から噴出
する外気で排煙を効果的に集気し且つ排気できるレンジ
フードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、フード体の背部外気の強制吸
気路を垂設し、該強制吸気路にフード体内の中心部に向
けて斜め上方に誘導用空気を噴出する空気吹き出し部を
設けたことを要旨とする。また、請求項1におけるフー
ド体の側部を燃焼器具の側方レベル程度域まで垂設した
側壁部で形成すれば有効である。そして、請求項2の側
壁部における下域前半部を下域後半部から前方に出没可
能とするフラップで構成すれば更に有効である。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば下記の作用がある。 (請求項1)燃焼器具後方から斜め上方に向けて吹き出
されて上昇する排煙に対して緩傾斜状(鋭角状)をもっ
て合流する誘導用空気の案内負圧作用で、排煙を吹き飛
ばすことなく効果的に引き寄せて集気し、そして排気す
る。 (請求項2)排煙の拡散防止をより確実化する為に燃焼
器具の高さ程度まで延長するフード体の側壁部を、板状
体で形成可能にする。 (請求項3)側壁部において唯一調理作業や調理用具
(鍋やフライパン等)の出し入れ等の支障(邪魔)にな
り易い下域前半部を必要に応じて排除する。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したので下記
の利点がある。 (請求項1)燃焼器具後方から、上昇する排煙に対して
緩傾斜状(鋭角状)をもって合流する誘導用空気の案内
負圧作用だけで、臭気、廃ガス等を含む排煙を効果的に
引き寄せて排気するレンジフードであるから、排煙補集
効果に優れた性能を有していながら構造的に非常に簡素
化でき、大幅なコストダウンが実現できる。
【0008】(請求項2)燃焼器具の背後以外から誘導
用空気を噴出する構造を採る必要性がない為、排煙の拡
散防止をより確実化すべく燃焼器具側方レベル程度域を
延長する側壁部で覆うようにしても、単なる平板で対処
でき、燃焼器具上の有効スペースを削減することがなけ
れば、両側壁部間で画成される調理スペースも最大限に
広く確保できる。
【0009】(請求項3)しかも、側壁部において、調
理用具(鍋、フライパン等)の持ち運び時に唯一邪魔に
なる虞れのある下域前半部を必要に応じて同下域後半部
に沿うように格納できるから、排煙量の多少、調理用具
(鍋、フライパン等)の大きさ、重量等を勘案してその
調理用具の出し入れスペースを含む両側壁部間の調理ス
ペースを自由に可変でき、使用勝手が向上する。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本考案レンジフードの請求項1の
実施例(後述では第1実施例と称する)を、図4はレン
ジフードの請求項2、3の実施例(後述では第2実施例
と称する)を各々示している。まず、第1実施例を説明
すると、符号1は本体、2は外気の強制吸気路、3は空
気吹き出し部である。
【0011】本体1は、金属平板で形成した左右の側壁
部11、背壁部21、天壁部31、前壁部41で下面を開放した
矩形箱状に形成されたフード体51内にケーシング、モー
タ及び排気ファンで構成される排気装置61を収納状に配
置すると共に、その排気装置61前方にフィルタ71を取付
枠81を介して傾斜状に取付け、且つ排気装置61のケーシ
ングを室壁4を貫通して屋外に突出する排気ダクト91に
連通状に連結して、燃焼器具(コンロ台やガス台等)5
や調理物から立ち昇る湯煙、燃焼ガス、調理物から発生
する臭気等からなる排煙300 を吸気し且つフィルタ71で
濾過して屋外に排出する従来周知構造のものである。
【0012】外気の強制吸気路2は、上記フード体1の
背壁部21から室壁4内面に沿って垂設されている。
【0013】強制吸気路2は、前記背壁部21を内部に空
間を確保した内外二重壁構造とし且つ該背壁部21を燃焼
器具5の後域部程度まで延設すると共に、内部に全長に
亘ってフレキシブルな吸気管12を縦設して構成され、上
端開放部を、吸気ファン7を内設し且つ屋外に突出する
吸気ダクト8を接続したケーシング22に連通状に連結
し、下端開放部に空気吹き出し部3を形成している。
【0014】空気吹き出し部3は、図2や図3に示すよ
うに燃焼器具5の後方部位において同燃焼器具5と接近
する高さレベルに設けられ、上記吸気管12の下端開放部
に連結したノズル体13と、そのノズル体13内に傾動可能
に軸支された風向調節板23とで構成されている。
【0015】上記ノズル体13は、前記背壁部21の下端開
放部を閉塞し前記吸気管12を連結する平板帯状の上面部
13a前縁全長から斜面部13bを傾斜状に連設し、該上面
部13a後縁、斜面部13b下縁に亘って底面部13c、側周
面部13dを連設して内部中空状に形成され、その斜面部
13b全長に亘って空気吹き出し小孔13e…を散在状に開
孔している。
【0016】上記斜面部13bは、所望面積を有し、前記
フード体51内方向、詳細にはフード体51における前壁部
41とフィルタ71との間部分100 と対向する方向を向くよ
うに傾斜させてなり、全域に亘って空気吹き出し小孔13
e…を散在状に開孔することによって噴出する誘導用空
気200 を上昇する排煙300 に対して上昇初期段階から緩
傾斜状(鋭角状)に合流させるようにしてある。
【0017】上記誘導用空気200 の噴出空気量は、レン
ジフードの排気風量の20%乃至70%とするのが好まし
く、それ以下の場合には、良好な誘導性が発揮できず、
それ以上の場合には、レンジフードの排気能力以上の風
量がフード体51に集中して排煙が外部に拡散する虞れが
ある。
【0018】風向調節板23は、前記ノズル体13の全長と
同等長さを呈する帯状板で構成され、下端部を同ノズル
体13内において、対向する両側面部分に回転可能に軸着
され、上端の摘み部23aを斜面部13bの中央部に開設し
た操作口23bから室内に突出させて、室内から傾斜角度
が自由に可変できるようにしてあり、これにより空気吹
き出し小孔13e…から噴出する誘導用空気200 の噴出方
向が調節できる。
【0019】次にこの第1実施例のレンジフードの作用
を説明すると、燃焼器具5や調理物からの油煙、燃焼ガ
ス、臭気等を含む排煙は、フード体51方向に向けて立ち
昇り排気装置61の吸引作用で捕集され、排気される。そ
の際、燃焼器具5や調理物から上昇する排煙300 の上昇
流に誘導用空気200 の気流が上昇方向に対してその排煙
300 を引き寄せるように緩傾斜状(鋭角状)に合流して
その排煙300 を、誘導用空気200 の案内負圧作用で吹き
飛ばすことなく良好に巻き込み、フード体51に誘導し、
捕り込ませることができる。
【0020】この第1実施例の特長は、風向調節板23の
傾動角度によって空気吹き出し小孔13e…から噴出する
誘導用空気200 の噴出角度を自由に調節できることであ
る。これにより、室内に生じる機械風(クーラー、旋風
機等)や窓からの自然流の影響を受けても排煙300 を確
実にフード体51に捕り込むことができる。
【0021】次に第2実施例のレンジフードを説明する
と、この実施例は、前述する第1実施例のレンジフード
における排煙の拡散防止をより確実化する為に燃焼器具
の側方レベル域までをフード体の側壁部で覆った例であ
り、同フード体の側壁部の実体構造を除いて第1実施例
と同一構成を開示している為、その部分については同一
符号を付け、説明は省略する。
【0022】フード体51の左右の側壁部11は、燃焼器具
5の側方レベル程度域まで金属平板状のまま延設され、
その下域前半部11bを下域後半部11cから前方に出没可
能とするフラップ11aで構成している。
【0023】フラップ11aは、図示するように、三角形
状を呈し、下域後半部11cの内面との間で人為的に引き
出さねば前方へ引き出せない程度の摩擦抵抗を有するよ
うにして頂部を同下域後半部11cに軸着してある。ま
た、上記側壁部11の下域後半部11cの前縁11c’は、引
き出し時におけるフラップ11aの後側斜片11a’がオー
バーラップするようにその後側斜片11a’と角度を同じ
くする下向き傾斜状にして、そのフラップ11aを下域後
半部11c内に収納した際、調理用具6サイドにおいて同
調理用具6を取り出す際や燃焼器具5に乗せる際に側壁
部11が邪魔にならない大きな面積のサイドバック空間9
を形成できる。
【0024】また、図示しないが、前記するフード体51
の内部中空とする背壁部21そのものを外気の吸気路と
し、その前面に直接排煙300 に対して誘導用空気200 を
鋭角に合流させるように噴出する空気吹き出し小孔13e
…を散在状に開孔しても構わない。更に、図示しないが
前記実施例では空気吹き出し部3を強制吸気路2の下端
部のみに形成しているが、下端部を含む所定高さ範囲全
域に広範囲に亘って空気吹き出し部3を形成しても構わ
ない。その場合には、上記の吸気路を内部二重構造の背
壁部21内で構成し、その前面所定範囲にフード体51内に
向いた空気吹き出し小孔13e…を散在状に開孔する等種
々な構造を採用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のレンジフードの側面図で一部切欠
して示す。
【図2】図1の要部の斜視図で一部切欠して示す。
【図3】図2の(3)−(3)線断面図。
【図4】第2実施例のレンジフードの側面図で一部切欠
して示す。
【符号の説明】
1 :本体 2 :強制吸気路 51 :フード体 200 :誘導用空気 3 :空気吹き出し部 5 :燃焼器具 11 :側壁部 11b:下域前半部 11c:下域後半部 11a:フラップ 300:排煙

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード体の背部外気の強制吸気路を垂
    設し、該強制吸気路にフード体内の中心部に向けて斜め
    上方に誘導用空気を噴出する空気吹き出し部を設けたこ
    とを特徴とするレンジフード。
  2. 【請求項2】 上記フード体の側部を燃焼器具の側方レ
    ベル程度域まで垂設する側壁部で形成したことを特徴と
    する請求項1記載のレンジフード。
  3. 【請求項3】 上記両側壁部における下域前半部を下域
    後半部から前方に出没可能とするフラップで構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載のレンジフード。
JP1993002086U 1993-01-29 1993-01-29 レンジフ―ド Expired - Lifetime JP2512042Y2 (ja)

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