JPH039345A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH039345A
JPH039345A JP14369989A JP14369989A JPH039345A JP H039345 A JPH039345 A JP H039345A JP 14369989 A JP14369989 A JP 14369989A JP 14369989 A JP14369989 A JP 14369989A JP H039345 A JPH039345 A JP H039345A
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JP
Japan
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paper
pulp
photographic paper
photographic
strength
Prior art date
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JP14369989A
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English (en)
Inventor
Jun Naito
潤 内藤
Shigehisa Tamagawa
重久 玉川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真印画紙用支持体に関するものである。さら
に詳しくは、強度保存性を改良した写真印画紙用支持体
に関するものである。
(従来の技術) 従来、写真印画紙用支持体としては、原紙の片面に硫酸
バリウムを主体とするバライタ層を被覆したいわゆるバ
ライタ紙が使用されていたが現像処理の自動化と迅速化
をはかるために原紙の両面に疎水性のポリオレフィン層
で被覆した防水印画紙が使用されるようになり現在では
その大半を占めるようになってきた。一方、近年ではサ
イズ剤や紙力向上剤などの定着促進のために硫酸バンド
を添加する従来の酸性系抄紙方法で製造された紙、いわ
ゆる酸性紙は強度保存性が悪く数10年〜数100年と
いう長期間の使用、保存中に強度が著しく低下してしま
うことが明らかになっており、その保存性の改良が望ま
れている。現在、写真印画紙用支持体において主味とな
っているポリオレフィン被覆印画紙においてもポリオレ
フィンに対し原紙が印画紙の強度の多くの割合を担って
おり、このため原紙が酸性紙であった場合には原紙の強
度低下に伴って印画紙の強度が低下することは避けられ
ない。
上記の酸性紙における強度低下の原因は酸触媒の作用に
よるセルロースの加水分解による重合度低下と考えられ
ていることからその対策として紙の中性紙化があげられ
る。中性紙化によって強度の低下の速度は完全にOには
できないが酸性紙に比べてかなり小さく抑えることが可
能となる。中性紙の製造方法についてはさまざまな提案
がなされているが、写真印画紙用支持体においてはその
特殊性能を中性紙において満た”4−ためには酸性紙に
比べてかなりのコストアップが避けられないのが現状で
ある。たとえば、サイズ性においては現像液に含まれる
アルカリおよびアルコールのいずれに対してもサイズ効
果が必要とされるため高価な自己定着性または反応性の
サイズ剤の単独あるいはその併用が必要となり、かつそ
の使用量も一般の紙に比較して多量必要とされるため原
材料費の上昇につながる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように中性紙化による強度保存性の改良はコスト
アップが伴う。すなわち、コスト的に有利な方法で強度
保存性を改良することが問題となっている。
本発明者らはこれらの欠点を解決すべく鋭意検討を行っ
た結果、印画紙中の原紙を構成するパルプの平均重合度
が1000以上のものを使用することによってコスト的
に有利な酸性紙においても強度保存性の優れた写真印画
紙用支持体を得ることに成功、上記問題点を解決できる
ことを見いだし本発明に到達1〜だ。
従って、本発明の目的は強度保存性が優れかつコスト的
に有利な写真印画紙用支持体を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は印画紙用支持体中の原紙を構成するパル
プの平均重合度が1000以上のものを使用することで
達成された。
以下、本発明につき、更に詳しく説明する。
本発明に係る写真印画紙用支持体に使用する原紙は針葉
樹、広葉樹等から途ばれる天然パルプを主片$81に後
述する薬品を添加した紙料を抄紙することによって得ら
れる。
上記パルプについては針葉樹または広葉樹な単独で使用
しても良く、両者を任意の比率に混合したものでも良い
、ただし、このとき、叩解後のパルプの平均重合度と1
.て1000以上、好ましくは1200以」二、さらG
こ好まり、 <は1400以上であることが必要である
。なお、ここでパルプ平均重合度は粘度法(↑APPI
 5TANDARD T230 os76およびJ、T
APPI紙パルプ試験法階44−84)によって規定さ
れたものである。また、この時パルプのα−セルロース
含有率として90%以上、望ましくは92%以上である
ことが好ましい。
添加薬品としてはロジン、高級脂肪酸塩、パラフィンワ
ックス、アルキルケテンダイイマーアルケニルコハク酸
、エポキシ化脂肪酸アミド等のサイズ剤、ポリアクリル
アミド等の紙力増強剤、硫酸バンド、等の定着剤、の他
クレー、タルク、炭酸カルシウム尿素樹脂微粒子等の填
料などを添加したものが用いられる。
その他、必要に応じて、染料、蛍光染料、スライムコン
トロール剤、消泡剤、等が添加される。
また、このパルプ表面にゼラチン、スターチ、カルボキ
シメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアルコールの変性物、等の皮膜
形成ポリマーにより表面サイズ処理することもできる。
この場合のポリビニルアルコール変性物としては、カル
ボキシル基平成物、シラノ・−ル変性物やアクリルアミ
ドとの共重合物などが挙げられる。また、皮膜形成ポリ
マーにより表面サイズ処理する場合の皮膜形成ポリマー
の塗布量は0.1〜5.0g/n(、好ましくは0.5
〜2.0g/n(に調整される。この際の皮膜形成ポリ
マーには、必要に応じて帯電防止剤、蛍光増白剤、顔料
、消泡剤などを添加することが出来る。
さらに、この際、皮膜形成ポリマーには、白色度保存性
改J〕7を目的に無機還元剤または無機還元剤付加物を
添加することができる。ここでい・う無機還元剤および
無機還元剤付加物とは、例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩
、亜ニチオン酸塩、水素化硼素ナトリウム、ヒドロキシ
メタスルフズン酸塩、アルデヒド重亜硫酸塩をいう。
また、原紙、は、上述したパルプ、および必要に応じて
添加した填料、サイズ剤、紙力増強剤定着剤等の添加剤
を含有j7たパルプスラリーを長網抄紙機等の抄紙機に
より抄紙し、乾燥し、巻き取って製造される。この乾燥
の前後のいずれかにおいて前記表面サイズが行われ、ま
た、乾燥移から巻き取りの間にカレンダー処理が行われ
る。なお、本発明は酸性紙においても強度保存性改良に
効果を生じるが、中性紙においてはさらにその効果を高
めることができる。
本発明に係るカレンダー処理においては、金属ロール、
弾性ロールとも通常の紙の製造に使用される公知のもの
が用いられる。
本発明の写真印画紙用支持体に用いらるれ原紙は、上述
したカレンダー処理を行い、最終的には50〜250μ
mに調整される。
原紙の密度としては、0.8〜1.3g/cd、好まし
くは、1.0〜1.−2g/cI&である。
本発明に係る写真印画紙用支持体は上記原紙にコロナ放
電処理を行った後、原紙の両面にポリオレフィン樹脂を
押しだしコーティングして作成される。
ポリオレフィン樹脂としては例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のα−オレフィンの単独重合体およびこ
れら各種の重合体の混合物を挙げることが出来る。特に
好ましいポリオレフィンは高密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレンおよびそれらの混合物である。これらのポ
リオレフィンは押しだしコーティングすることが可能で
ある限り、その分子量に特別の制限はないが、通常は2
0000〜200000の範囲にあるポリオレフィンが
用いられる。
ポリオレフィン樹脂層の厚さについては特に制限はなく
、従来の印画紙支持体用のポリオレフィン樹脂被覆層の
厚さに準じて決めることが出来るが、通常15〜50μ
mが好適である。
ポリオレフィン樹脂層中には、白色顔料、着色顔料ある
いは蛍光増白剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を添加す
ることが可能である。特に、写真乳剤を塗布する表面の
ポリオレフィン樹脂被覆層中には、白色顔料、着色顔料
を添加することが好ましい。
なお、ポリオレフィンを押し出しコーティングする際も
押し出しコーティングの設備としては、通常のポリオレ
フィン用押し出し機とラミネーターが使用される。
本発明の写真印画紙用支持体はさらにその片面に写真乳
剤が塗布、乾燥されて写真印画紙となるが、他面に、例
えば特開昭62−6256号に開示されている印字保存
層を設けることができるなど種々の態様が可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、高重合度パルプを使用することで、酸
性紙においてコストアップを抑え強度保存性に優れた写
真印画紙用支持体を製造することができるものである。
なお、本発明は当然のことながら酸性紙のみならず中性
紙にも適用できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが本発明
はこれらの実施例によって制限されるものではない。
(実施例) 実施例1 平均重合度1460のNBSPをデイスフリップイナー
によりカナデイアンフリーネス300 ccまで叩解し
、ステアリン酸ナトリウム0.7部、アニオンポリアク
リルアミド1.5部、硫酸アルミニウム2.0部、ポリ
アミドポリアミンエピクロルヒドリン0.5部、をいず
れも木材パルプに対する絶乾重量比で添加し、長網抄紙
機で秤量178 g/rtf、厚さ170μmの酸性原
紙を抄造した。なお、叩解後のパルプの平均重合度は1
410であった。その後、この原紙の両面にポリオレフ
ィン樹脂の押しだしコーティングを行った。なお、コー
ティングしたポリオレフィン樹脂は次の通りである。す
なわち、写真乳剤層を設けるオモテ面側には、10重世
%のT i O2を含有するLDPE/HDPE=70
/30のポリエチレンを30.cam、ウラ面側にはL
DPE/HDPE=20/80のポリエチレンを25μ
m1コーテイングした。このようにして得られた印画紙
支持体の強度保存性を検討した。ここで紙の強度を示す
物性値として、経時において変化が大きい引っ張りエネ
ルギー吸収(TEA値)を採用した。また、試料の保存
性を短期間で検討するためサーモによる劣化促進を行っ
た。促進試験の温湿度条件は80℃、相対湿度50%、
試験期間30日とした。
前記条件の促進試験で得られる紙の強度劣化の結果は室
温における100年経時に等しいとされている。以上の
劣化促進試験で得られたTEA値の変化を表1に示した
実施例2 実施例1の比較例として、抄造後の原紙の紙面p Hの
みが実施例1と異なり中性を示す写真用印画紙を作成し
同様に保存性を検討した。すなわち、試料作成条件にお
いて実施例1と異なる点はパルプサスペンションに薬品
を内添した後、水酸化ナトリウム水溶液を加え抄造後の
原紙の紙面p Hが中性を示すようにパルプサスペンシ
ョンのp Hを調整したことである6劣化促進試験で得
られたTEA値の変化を表1に示し7だ。
実施例3 平均重合度1300のi−B K Pを使用し実施例1
と同様に印画紙支持体を得た。叩解後のパルプ平均重合
度は1250であった。パルプ以外の試料作成条件、す
なわち叩解の程度、添加薬品、ポリエチレンのコーティ
ングの条件、および劣化促進試験は実jriE例1と同
じと17た。TIEA値の変化を表1に示L7た。
実りト例4 平均重合度1130Q)LBKPを使用し実施例1と同
様に印画紙支持体を得た。叩解後のパルプ平均重合度は
1070であった。パルプ以外の試料作成条件、すなわ
ぢ叩解の程度、添加薬品、ポリエチレンのコーティング
の条件、および劣化促進試験は実施例1と同じとした。
TEA値の変化を表1に示した。
比較例1 平均重合度960のLBKPを使用し実施例1と同様に
印画紙支持体を得た。叩解後のパルプ平均重合度は92
0であった。パルプ以外の試料作成条件、すなわち叩解
の程度、添加薬品、ポリエチレンのコーティングの条件
、および劣化促進試験は実施例1と同じとした。TEA
値の変化を表1に示した。
比較例2 平均重合度770(7)LBKPを使用し実施例1と同
様に印画紙支持体を得た。叩解後のパルプ平均重合度は
720であった。パルプ以外の試料作成条件、すなわち
叩解の程度、添加薬品、ポリエチレンのコーティングの
条件、および劣化促進試験は実施例1と同1.二とした
。TEA値の変化を表1に示した。
比較例3 抄造後の原紙の紙面p Hのみが比較例2と異なり中性
を示す写真用印画紙を作成し同様に保存性を検討した。
すなわち、試料作成条件において比較例2と異なる点は
パルプサスペンションに薬品を内添した後、水酸化すl
・リウム水溶液を加え抄造後の原紙の紙面p Hが中性
を示すようにパルプサスペンションのpHを調整したこ
とである。劣化促進試験で得られたTEAの変化を表1
に示した。
表1 表1 (続き) /″ 表1 (Vtき) ※(劣化試験後のTEA値÷抄造時のTEA値)×10
0実施例および比較例の結果より、本発明が写真印画紙
用支持体の強度保存性の改良において、すぐれた効果を
示すことが明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙の両面にポリオレフィン樹脂被覆層を設けて
    なる写真印画紙用支持体において、原紙を構成するパル
    プの平均重合度が1000以上であることを特徴とする
    写真印画紙用支持体。
JP14369989A 1989-06-06 1989-06-06 写真印画紙用支持体 Pending JPH039345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14369989A JPH039345A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 写真印画紙用支持体

Applications Claiming Priority (1)

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JP14369989A JPH039345A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 写真印画紙用支持体

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Publication Number Publication Date
JPH039345A true JPH039345A (ja) 1991-01-17

Family

ID=15344910

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JP14369989A Pending JPH039345A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 写真印画紙用支持体

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JP (1) JPH039345A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192117A (ja) * 1984-03-13 1985-09-30 Uchiyama Mfg Corp 軸受用密封材の製造方法
JPS60201117A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Uchiyama Mfg Corp 軸受用密封材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192117A (ja) * 1984-03-13 1985-09-30 Uchiyama Mfg Corp 軸受用密封材の製造方法
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