JPH0387153A - 長期保存可能な包装加工米およびその製造方法 - Google Patents

長期保存可能な包装加工米およびその製造方法

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JPH0387153A
JPH0387153A JP1221795A JP22179589A JPH0387153A JP H0387153 A JPH0387153 A JP H0387153A JP 1221795 A JP1221795 A JP 1221795A JP 22179589 A JP22179589 A JP 22179589A JP H0387153 A JPH0387153 A JP H0387153A
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JP
Japan
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rice
water
packaged
moisture content
minutes
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JP1221795A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sekiyama
関山 厚史
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水洗や水浸が不溶で、そのままi8量の水を
加え炊飯することができ、常温で長3jll保′/Y可
能な加工米に関するものである。
(従来の技術) 炊飯を行うに当たり、水洗や水浸が不溶で、そのまま適
量の水を加え炊きあがるような加工米に関しては、水浸
米を蒸煮α化し乾燥する方法や、水浸米を密封包装し高
温殺菌する方法(例えば特開昭55−102364)が
知られている他、特公昭63−50977や特開昭63
−105646の方法が知られている。
特公昭63−50977では、水浸米を脱酸素剤と共に
袋に密封し高周波処理に付し、昇温によって得た同一袋
内温度を保持するように、袋外から流体加熱を行う水浸
米の包装殺菌方法を、特開昭6.3−105646では
、水浸米を密封容器中でマイクロ波を照射した後、表面
を真空乾燥させた加工米を開示している。
(発明が解決しようとする課題) 従来の包装加工米の製造方法では、官能特性と保存性の
両方を満足できるものはなかった。すなわち、乾燥α化
米や水浸米を密封包装し高温で殺菌したものは、保存性
は良いが食味食感が悪く、特公昭63−50977にお
いては、加熱殺菌レベルが低いため保存性が低いという
欠点を有している。
また、特開昭63−105646では、加熱殺菌レヘル
が耐熱性菌を殺菌するには不足していること、および米
表面乾燥後に米を充填包装密封し包装加工米に加工する
際、微生物に汚染されやすく保存性が低いという欠点を
有している。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、長期保存可能で食味食感が良好な早炊米に
ついて研究を重ねた結果、米のp H3。
5〜6、水分35〜47%であって、加熱処理され、か
つ、単粒化されていることを特徴とする長期保存可能な
包装早炊米、およびpHを3.5〜6に低下させ、かつ
、水分を35〜47%にした米を密封包装し、80〜1
10″Cで5〜60分加熱して、これを冷却放置した後
、米粒塊を解砕し単粒化することを特徴とする長期保存
可能な包装早炊米の製造方法について、すでに発明し特
許出願した(特願平1−188968号)。
本発明者は、さらに検討した結果、上記発明のように水
分35〜47%のものは、約10分程度で炊飯でき、こ
れより水分が少なくなると炊飯に時間がかかるようにな
り、水分20%以上35%未満においては、炊飯に約2
0分程度かかるが、この程度の時間をかければ、ふっく
らした食感に炊きあがるので、それほど早炊きを要求し
ない用途においては、水分20%以上35%未満のもの
でも、優れた長期保存可能な包装加工米となることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、米のpH3,5〜6、水分20%
以上35%未満であって、加熱処理され、かつ、単粒化
されていることを特徴とする長期保存可能な包装加工米
であり、また、pHを3.5〜6に低下させ、かつ、水
分を20%以上35%未満にした米を密封包装し、80
〜110℃で5〜60分加熱して、これを冷却放置した
後、米粒塊を解砕し単粒化するか、あるいはこの際、冷
凍および解凍処理を付加することを特徴とする長期保存
可能な包装加工米の製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の原料米は、玄米を精米した精白米であり、通常
、洗米により付着している糠や夾雑物を除いて用いる。
本発明の包装加工米の水分は20%以上35%未満であ
り、好ましくは26%以上35%未満である。水分が2
0%未満であると、調理に長時間を要し好ましくなく、
通常、原料米を浸漬して得られる水分は35%未満であ
る。水分の測定方法は、105℃14時間乾燥し、この
時の乾燥減量より求める。
本発明の包装加工米のpHは3.5〜6であり好ましく
は3.7〜5.7である。米のpHを低下させることに
より保存性が高まるが、pH3゜5未満では米粒食感を
損ない、また、pH6を越えると保存性の向上がほとん
どない。pHの測定は、米に同重量の蒸留水を加え、1
0000 rpm 5分間ホモゲナイズしたもので行う
本発明の包装加工米の加熱処理とは、米の澱粉を加熱に
よりα化状態に変化する処理であるが、α化した澱粉は
、経時的に変化するので、100%α化している状態を
言っているのではない。
また、本発明でいう単粒化された状態とは、米粒表面ど
うしが互いに結着しておらず、米粒−粒一粒が離れてい
てバラバラになっている状態をいう。
次に、本発明の製造方法について説明する。
糠や夾雑物をのぞいた米は、まず、pHを3゜5〜6に
低下させ、かつ、水分を20%以上35%未満にするの
であるが、このpH調整処理と水分調整処理の順序は、
適宜設定すればよく、同時に行うことも可能である。
p H調整処理は、クエン酸、リンゴ酸など食用有機酸
あるいは食用有機酸塩の中から1種あるいは2種以上の
組み合わせによる有機酸溶液に米を浸漬したり、米に噴
霧したりする等の方法により、米のpHを3.5〜6に
調整すればよい。
水分調整処理は、米をそのα化温度以下、通常は常温で
水に浸漬し、米の水分を20%以上35%未満まで高め
る。なお、常温での浸漬は、水でなく有機酸溶液を用い
れば、同時にp H調整処理が達成され、製造工程が簡
略され好ましい。
上記のようにpHおよび水分を調整した米を密封包装す
るに当たり、包装体は耐熱性のあるプラスティック製パ
ウチまたはアルミ層を含むプラスティック製パウチを使
用すればよく、これに米を充填し、空気を残したまま密
封する。
密封包装した米は、80〜110℃で5〜60分間加熱
して殺菌処理するのであるが、80’C未満では、菌数
を減少させるのに時間がかかりすぎ、110℃を越えて
の加熱は、米が高温になるため、米粒の着色、異臭の発
現、食感の変化が起こり好ましくない。加熱はレトルト
釜などで行えばよい。
上記加熱殺菌処理した米は、冷却放置した後、包装の上
から力を加え、米粒塊を解砕し単粒化するが、解砕は冷
却放置して米粒表面を老化させ、結着性が減少した後、
ローラーなどで行えばよい。
この単流化の工程は、米に油脂または乳化液を添加混合
すれば容易に行うことができる。油脂は大豆油、菜種柚
など食用浦を用いればよく、添加量は米に対し1重量%
未満で効果があるが、米をピラフなど油脂を使う用途の
場合は、1重量%以上添加してもよい。また、油脂の添
加は、炊飯時のふきこぼれを防止する効果ももつ。油脂
または乳化液の添加混合は、pH調整処理および水分調
整処理の後で行えばよい。
この際、米を冷凍および解凍すると、炊飯した時に、よ
り柔らかい食感が得られるので、必要に応して行えばよ
く、密封包装した米を80〜11O℃で5〜60分加熱
した後、あるいは米粒塊を解砕し単粒化した後、あるい
は該工程の途中単粒化の前に行えばよい。
本発明により得られた加工米は、白飯、赤飯、炊き込み
御飯、チャーハン、ピラフなどを短時間で鍋、釜、炊飯
器、オーブン、電子レンジなどで調理できる。また、だ
し汁などの液と具をレトルト食品等の調理済み食品に加
工し、これと加工米を組み合わせれば、短時間で御飯料
理ができ、常温で長期保存可能な即席御飯料理食品が提
供できる。
(発明の効果) 本発明により得られた加工米は次の効果がある。
(A)米粒が単粒化されているため、パウチから調理器
具に移しやすく、調理時に吸水および加熱が均一に行わ
れる。
(B)米粒が一度α化されているため、生米を炊飯する
より短時間で好ましい食感に、いろいろな調理器具で容
易に炊飯調理される。
(C)包装密封後110℃以下で加熱するため、米粒の
着色、異臭の発現、食感の変化がなく、炊飯後の食味お
よび食感は、生米を炊飯したものとほぼ等しい。
(D)包装密封後80〜110℃で加熱し、米のpHも
低いので、常温で6ケ月以上品質が保持される。
(実施例) 以下、本発明の効果を示す実施例および試験例を示す。
実施例1 水分14.5%の精白したうるち米2kgを洗米し、0
.125%のクエン酸溶液4iに2時間浸漬した。水切
り後、大豆油20%、シg糖脂肪酸エステル0.5%、
水79,5%からなる乳化液25gを添加混合した。水
分は31.0%に増加していた。米をポリエチレンとナ
イロンからなる1 30mmX 170mmのパウチに
115gずつ密封包装し、レトルト釜で100 ’Cで
加圧しながら20分間加熱し、水で冷却した。翌日パウ
チの上から円柱状木製棒を転がし、米粒塊を解砕し、加
工米を作成した。米のpHは4.9であった。
実施例2 水分14.5%の精白したうるち米5kgを洗米し、0
.1%のクエン酸溶液10fに3時間浸漬した。水切り
後、大豆油20%、シヨ糖脂肪酸エステル0. 5%、
水79.5%からなる乳化液50gを添加混合した。水
分は31.5%に増加していた。米をポリエチレンとナ
イロンからなる130mmX 170mmのパウチに1
15gずつ密封包装し、レトルト釜で100℃で加圧し
ながら15分間加熱し、水で冷却した。翌日パウチの上
から円柱状木製棒を転がし、米粒塊を解砕し、冷凍した
。5日後に解凍し、PH5,0の早炊米を作成した。
試験例1(炊飯評価) 鍋に実施例1の加工米を180g入れ、水を250g加
える。ガスコンロで15分間加熱し、5分間むらし試食
した。
全体的に均一に調理されており、米粒に芯は残っておら
ず、食味および食感は、生米を通常どおり炊飯器で炊飯
したものとほぼ同等であった。
試験例2(保存評価) 実施例1の早炊米を25℃で保存し、2,4゜6ケ月後
に一般生菌数を調べたが、いずれも100個/g以下で
衛生上問題なく、炊飯調理後の食味および食感も良好で
あった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)米のpH3.5〜6、水分20%以上35%未満
    であって、加熱処理され、かつ、単粒化されていること
    を特徴とする長期保存可能な包装加工米。
  2. (2)pHを3.5〜6に低下させ、かつ、水分を20
    %以上35%未満にした米を密封包装し、80〜110
    ℃で5〜60分加熱して、これを冷却放置した後、米粒
    塊を解砕し単粒化することを特徴とする長期保存可能な
    包装加工米の製造方法。
  3. (3)pHを3.5〜6に低下させ、かつ、水分を20
    %以上35%未満にした米を密封包装し、80〜110
    ℃で5〜60分加熱して、これを冷却放置した後、米粒
    塊を解砕し単粒化すると共に冷凍および解凍することを
    特徴とする長期保存可能な包装加工米の製造方法。
JP1221795A 1989-08-30 1989-08-30 長期保存可能な包装加工米およびその製造方法 Pending JPH0387153A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05316969A (ja) * 1992-05-22 1993-12-03 Q P Corp 容器詰早炊米とその製法
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JP6254313B1 (ja) * 2017-03-15 2017-12-27 峰雄 菅内 米飯の製造方法、かやく御飯の製造方法、及びおにぎりの製造方法

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