JPH07274819A - 竹の子の味噌漬の製造方法 - Google Patents

竹の子の味噌漬の製造方法

Info

Publication number
JPH07274819A
JPH07274819A JP8802494A JP8802494A JPH07274819A JP H07274819 A JPH07274819 A JP H07274819A JP 8802494 A JP8802494 A JP 8802494A JP 8802494 A JP8802494 A JP 8802494A JP H07274819 A JPH07274819 A JP H07274819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
miso
bamboo shoot
mixture
pickles
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8802494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Shigeishi
修治 重石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUDAYA KK
Original Assignee
FUKUDAYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUDAYA KK filed Critical FUKUDAYA KK
Priority to JP8802494A priority Critical patent/JPH07274819A/ja
Publication of JPH07274819A publication Critical patent/JPH07274819A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]長期間保存しても竹の子特有のしゃきしゃきと
した歯ざわりがなくなることはなくおいしく食べること
ができ、真空パックなどによる商品化もできる竹の子の
味噌漬を提供することを目的とする。 [構成]竹の子を食べやすい柔らかさになるまで水煮
し、洗浄した後、適当な大きさに切って水切り乾燥させ
る。味噌をすってすり味噌をつくり、鍋に移してすり味
噌が85℃になるまで加熱し、そのまま放置して冷却す
る。米麹に調味料と水を所要量加えて混合し、鍋に移し
て85℃になるまで加熱し、そのまま放置して冷却す
る。すり味噌と調味麹を混合し、50℃以下に冷却され
たらアルコールを所要量加え、更に調味料を所要量添加
する。これにより得られた混合物に竹の子を一週間漬込
む。そして竹の子の味噌漬を計量し、真空パックにより
袋詰めし、加熱殺菌をして冷却後出荷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹の子の味噌漬の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】味噌は、我が国において古来から用いられ
てきた調味料であって、様々な食品や料理に利用されて
いる。味噌漬もその一つであって、魚や肉、あるいは各
種野菜を味噌で一定期間漬けたものが広く食されてき
た。味噌には、肉質や繊維質を分解して柔らかくする酵
素が含まれており、味噌漬にもこの作用と味噌の風味と
が相まって独特の食感がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども、上記したよ
うな従来の味噌漬の製造方法には次のような課題があっ
た。すなわち、味噌の酵素は漬けられている間は肉質や
繊維質を継続的に分解して柔らかくする。このため、漬
込む材料によっては一定期間以上漬込むと柔らかくなり
過ぎて食べられなくなるものもある。竹の子はその代表
的なもので、例えば適当に水煮して味噌で一週間ほど漬
込むと豆腐のように柔らかくなり、竹の子特有のしゃき
しゃきとした歯ざわりはなくなってしまう。つまり、竹
の子の味噌漬は漬けてから数日間でないとおいしく食べ
ることはできない。このことが、竹の子の味噌漬を長期
間保存する上でのネックとなっており、真空パックなど
により商品化することはできなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記課題を解消するもので、
長期間保存しても竹の子特有のしゃきしゃきとした歯ざ
わりがなくなることはなくおいしく食べることができ、
真空パックなどによる商品化もできる竹の子の味噌漬を
提供することを目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、竹の子の味噌漬の製造方法であって、この
方法は、(a)味噌を加熱して、味噌に含まれる酵素の
触媒としての効力をなくすステップと、(b)米麹また
は麦麹に調味料を加え、加熱して殺菌するステップと、
(c)上記(a)(b)のステップにより得られた味噌
と調味麹を混合し、冷却後にアルコールを所要量加える
ステップと、(d)上記(c)のステップにより得られ
た混合物に水煮した竹の子を漬込むステップと、を含
む、竹の子の味噌漬の製造方法である。
【0006】第2の手段にあっては、竹の子味噌漬の製
造方法であって、この方法は、(a)味噌を加熱して、
味噌に含まれる酵素の触媒としての効力をなくすステッ
プと、(b)米麹または麦麹に調味料を加え、加熱して
殺菌するステップと、(c)上記(a)(b)のステッ
プにより得られた味噌と調味麹を混合し、冷却後にアル
コールを所要量加えるステップと、(d)上記(c)の
ステップにより得られた混合物に水煮した竹の子を漬込
むステップと、(e)上記(d)で得られた竹の子の味
噌漬を真空パックにより袋詰めするステップと、(f)
上記(e)で得られた袋詰めした竹の子の味噌漬を加熱
して殺菌するステップと、を含む、竹の子の味噌漬の製
造方法である。
【0007】第3の手段にあっては、味噌は、75℃か
ら90℃の範囲内まで加熱するようにした第1または第
2の手段に係る竹の子の味噌漬の製造方法である。
【0008】第4の手段にあっては、混合物に水煮した
竹の子を漬込む際の混合物と竹の子の混合比は重量比で
1:1である、第1ないし第3の手段に係る竹の子の味
噌漬の製造方法である。
【0009】
【作用】味噌に含まれている酵素は、例えば85℃まで
加熱されることにより触媒としての効力がなくなり、酵
素作用は起こらなくなる。また、味噌の風味は加熱して
も実質的に変わることはない。すなわち、この酵素作用
を起こさない味噌を使用した竹の子の味噌漬は、漬込ん
でから一定期間経過すると竹の子に味噌の味が程よくし
みこみ、しかも竹の子が水煮した状態よりも柔らかくな
ることがない。
【0010】従って、竹の子を初期のしゃきしゃきとし
た歯ざわりを維持したまま味噌漬にすることができ、第
2の手段にかかる方法によって袋詰めして商品化するこ
とも可能となる。なお、試行によれば第4の手段にかか
る方法により味噌の混合物と竹の子を重量比1:1で混
合すれば、商品としての見栄えや風味が最も好ましいも
のが得られることがわかった。
【0011】
【実施例】本発明を実施例に基づき更に詳細に説明す
る。 (1)もうそう竹の竹の子を、食べやすい適当な柔らか
さになるまで水煮し、洗浄した後、適当な大きさに切っ
て水切り乾燥させる。 (2)味噌(例えば米味噌)をすってすり味噌をつく
り、このすり味噌を鍋に移し、火にかけてすり味噌が8
5℃になるまで加熱し、85℃になったところで加熱を
止め、そのまま放置して冷却する。
【0012】(3)米麹(麦麹でもよい)に液糖、ソル
ビトール、アミノ酸などの調味料と水を所要量加えて混
合し、鍋等に移して火にかけて85℃まで加熱し、85
℃になったところで加熱を止め、そのまま放置して冷却
する。 (4)上記(2)(3)で得られたすり味噌と調味麹を
混合し、50℃以下に冷却されたらアルコールを所要量
加える。更に、調味のためのプロアミGTF、アスコル
ビン酸ソーダ、グルタミン酸ソーダ、乳酸カルシウム、
ステビア、ビタミンB2 を所要量添加する。
【0013】(5)上記(4)で得られた混合物に
(1)で得られた竹の子を重量比で1:1で混合して一
週間漬込む。 (6)上記(5)で得られた竹の子の味噌漬を計量し、
真空パックにより袋詰めする。 (7)上記(6)で得られた袋詰めした竹の子味噌漬を
例えば83℃(80℃から85℃の範囲内が望ましいが
限定はしない)で25分間加熱して、冷却後、出荷す
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可能
である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。すなわち、味噌に含まれている酵素は、加熱され
ることにより触媒としての効力がなくなり、酵素作用は
起こらなくなる。また、味噌の風味は加熱しても実質的
に変わることはない。従って、この酵素作用を起こさな
い味噌を使用した竹の子の味噌漬は、漬込んでから一定
期間経過すると竹の子に味噌の味が程よくしみこみ、し
かも竹の子が水煮した状態よりも柔らかくなることがな
い。更には、竹の子を初期のしゃきしゃきとした歯ざわ
りを維持したまま味噌漬にすることができ、袋詰めして
商品化することも可能となる。なお、味噌の混合物と竹
の子を重量比1:1で混合したものにあっては、商品と
しての見栄えや風味が最も好ましいものが得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹の子の味噌漬の製造方法であって、こ
    の方法は、(a)味噌を加熱して、味噌に含まれる酵素
    の触媒としての効力をなくすステップと、(b)米麹ま
    たは麦麹に調味料を加え、加熱して殺菌するステップ
    と、(c)上記(a)(b)のステップにより得られた
    味噌と調味麹を混合し、冷却後にアルコールを所要量加
    えるステップと、(d)上記(c)のステップにより得
    られた混合物に水煮した竹の子を漬込むステップと、を
    含む、竹の子の味噌漬の製造方法。
  2. 【請求項2】 竹の子味噌漬の製造方法であって、この
    方法は、(a)味噌を加熱して、味噌に含まれる酵素の
    触媒としての効力をなくすステップと、(b)米麹また
    は麦麹に調味料を加え、加熱して殺菌するステップと、
    (c)上記(a)(b)のステップにより得られた味噌
    と調味麹を混合し、冷却後にアルコールを所要量加える
    ステップと、(d)上記(c)のステップにより得られ
    た混合物に水煮した竹の子を漬込むステップと、(e)
    上記(d)で得られた竹の子の味噌漬を真空パックによ
    り袋詰めするステップと、(f)上記(e)で得られた
    袋詰めした竹の子の味噌漬を加熱して殺菌するステップ
    と、を含む、竹の子の味噌漬の製造方法。
  3. 【請求項3】 味噌は75℃から90℃の範囲内まで加
    熱するようにした、 請求項1または2記載の竹の子の味噌漬の製造方法。
  4. 【請求項4】 混合物に水煮した竹の子を漬込む際の混
    合物と竹の子の混合比は重量比で1:1である、 請求項1ないし3記載の竹の子の味噌漬の製造方法。
JP8802494A 1994-04-01 1994-04-01 竹の子の味噌漬の製造方法 Withdrawn JPH07274819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8802494A JPH07274819A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 竹の子の味噌漬の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8802494A JPH07274819A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 竹の子の味噌漬の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07274819A true JPH07274819A (ja) 1995-10-24

Family

ID=13931265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8802494A Withdrawn JPH07274819A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 竹の子の味噌漬の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07274819A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183006A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Kyoto Prefecture 漬物の製造方法および漬物
JP2018019707A (ja) * 1998-10-28 2018-02-08 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 スクラロースを含有する組成物及びその応用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018019707A (ja) * 1998-10-28 2018-02-08 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 スクラロースを含有する組成物及びその応用
JP2012183006A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Kyoto Prefecture 漬物の製造方法および漬物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009079936A1 (fr) Nouille à base de poisson et son procédé de préparation
EP0275717A1 (en) Acidified pasta salad
JP7368810B2 (ja) 調理済み餅入り食品の製造方法
JP3844700B2 (ja) 加工食品の調製方法及びレトルト食品
US3655401A (en) Pasta process and products
JPH07274819A (ja) 竹の子の味噌漬の製造方法
JP3682389B2 (ja) 冷凍生湯葉
JP2004057758A (ja) 貯蔵米飯
JPH0838077A (ja) 低蛋白質米、その製造方法及びその加工方法
JPH09271332A (ja) インスタント茶漬け製品の製造法
JP3980209B2 (ja) ウェットタイプの麺類の製造方法
JPH11192063A (ja) ロングライフ麺およびレトルト麺ならびにその製造方法
JPH0387153A (ja) 長期保存可能な包装加工米およびその製造方法
JPH03198756A (ja) 米飯食品
JP4192185B2 (ja) 常温保存性食品の製造方法
JPS6251959A (ja) レトルト米飯の製造方法
JPH07246066A (ja) 加工米、レトルト米及びこれらによる米飯の製造方法
JP2937771B2 (ja) 包装麺の製造方法
JP2006075175A (ja) 加工食品の調製方法及びレトルト食品
JP3645500B2 (ja) 保存性食品の製造方法
JPH05336911A (ja) 包装麺類の製造法
JP2000262253A (ja) 低温加熱殺菌したイクラ製品の製造方法
JP2001352921A (ja) 常温保存性食品の製造方法
KR20030030560A (ko) 상온에서 장기 보존이 가능한 즉석 떡볶이 및 그 제조방법
JPH02200156A (ja) 電子レンジ用容器入り和風又は中華麺の製法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605