JPH0381869A - 自動取引機の取引案内ファジィ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば銀行業務で用いられるような自動取
引機に関し、さらに詳しくは自動取引機の取引案内量を
利用客に応じて削減表示することができる自動取引機の
取引案内ファジィ制御装置に関する。

（ロ）従来の技術 一般に、この種の自動取引機は、−台で入金、出金、振
込み、通帳記入、残高照会等の各種取引機能を有してお
り、各取引毎に円滑な自動取引を促進するようタッチパ
ネル兼用の表示装置を介して、顧客に明瞭な取引手順を
表示し、この表示された取引手順に従って、顧客が取引
事項を順次タッチ入力することで、−取引を実行してい
る。

しかし、自動取引に慣れている利用客にとっては、表示
装置の画面上に順次表示される詳細な表示案内をいちい
ち見なくても熟知しており、自動取引機の処理上、慣れ
た顧客も不慣れな顧客も同一の処理時間がかかって、無
駄な表示案内となる非能率的な問題を有していた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 この発明は、自動取引に慣れている利用客の場合は、表
示案内を削減表示して取引時間を短縮する自動取引機の
取引案内ファジィ制御装置の提供を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、自動取引機の取引手順を表示する表示装置
の表示案内を削減可能に表示する表示案内量制御手段と
、利用客の取引回数および年齢等の自動取引機の利用状
況を検知する検知手段と、上記検知手段で検知した自動
取引機に対する利用状況のデータに対し、各種の条件下
で利用状況に対応する適正な表示案内量となるファジィ
変数のデータを納めたファジィルールに基づいて、上記
表示案内量制御手段を最も妥当な表示案内量にファジィ
推論制御するファジィ推論制御手段とを備えた自動取引
機の取引案内ファジィ制御装置である。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、自動取引機の利用状況に際して、検
知手段が自動取引に慣れている利用客であると検知した
とき、この検知要素を前件部としてファジィ推論制御手
段が、最適な後件部を求めるべくファジィルールに基づ
いた最も妥当な表示修正量を出力し、この出力で表示装
置の表示案内量を所定量に削減するよう表示案内量制御
手段をファジィ推論制御する。

（へ）発明の効果 このため、自動取引に慣れている利用客の場合は、無駄
な表示案内が削減されて能率よく一取引が終了し、この
−取引の処理時間を確実に短縮することができ、利用客
のサービス性向上に加えて、自動取引機の混雑時の解消
に、特に有効となる。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は自動取引機の取引案内ファジィ制御装置を示し、
この自動取引機１１は、前面のパネル部分に、顧客に取
引操作を表示案内するタッチパネル兼用のＣＲＴ１２と
、音声案内するスピーカ１３と、通帳挿入口１４と、紙
幣出入口１５と、硬貨出入口１６と、カード挿入口１７
と、取扱い表示器１８と、顧客が係員を呼ぶための呼出
しボタン１９等を備えて、入金、出金、振込み、通帳記
入、残高照会等の取引機能を有している。

第２図は取引案内出力時のファジィ推論制御回路を示し
、ＣＰＵ２１は、自動取引機１１から入力される検知信
号およびＲＯＭ２２に格納されたプログラムに従って、
表示案内量調整装置２３に、ファジィ推論エンジン（以
下ＦＩＥと称す）２４を介して表示修正量を出力し、こ
のときの必要な制御データをＲＡＭ２５に記憶させる。

上述のＦ　Ｉ　Ｅ２４は、自動取引機１１からの検知信
号によって求められる現在の検知要素を前件部Ｘｉ、Ｘ
２（条件部）とし、この現在の検知要素に対応して設定
される表示案内量の削減度合いを後件部Ｙｌ　　（結論
部）とするファジィルールを設定し、上述の検知要素か
らファジィルールに基づいて最も妥当な表示削減値Ｚｌ
を出力し、この出力Ｚ１で現在の自動取引機１１の表示
削減度合いを最適な値にＣＲＴ１２で表示出力するよう
ファジィ推論制御する。

上述のファジィルールは、予め定められたファジィルー
ルテーブル２６に従って設定されるものであって、これ
は利用客の取引度合いＸＩ　と、利用客の年齢度合いＸ
２とに対応した適正値を予め定めておき、この適正値と
検知事実とを比較して、これらの事実に対して最も妥当
な結論を、第３図（イ）（ロ）（前件部）と、第４図（
後件部）に示すようなファジィ変数を用いたメンバシッ
プ関数により設定する。

このメンバシップ関数において、ファジィ集合度合い（
グレード）を示す各ラベル（ファジィ値）を、 （正方向Ｐ・基準２）の方向表示グループと、（大Ｌ・
中Ｍ・小Ｓ）の度合い表示グループとの組合わせにより
表示設定し、 第３図（イ）の利用客の取引度合いＸｌを示すメンバシ
ップ関数は、 ２　：取引回数なしく０回） ＰＳ：取引回数が少しある（１０回） ＰＭ：取引回数がある程度ある（２０回）ＰＬ：取引回
数がかなりある（３０回以上）を表している。

第３図（ロ）の利用客の年齢度合いＸｌを示すメンバシ
ップ関数は、 Ｚ　：基準（０才） ＰＳ：若齢である（２０才） ＰＭ：壮齢である（４０才） ＰＬ：高齢である（６０才以上） を表している。

第４図の表示案内量の削減度合いＹｌを示すメンバシッ
プ関数は、 ２　：表示案内を標準通り表示する ＰＳ二表示案内を少し削減して表示するＰＭ：表示案内
をある程度削減して表示するＰＬ：表示案内をかなり削
減して表示するを表している。

さらに、前述のファジィルールテーブル２６の設定例と
しては、第２図中にも示すように、（ルール１） もし、自動取引機１１の利用時に際して、その利用客の
取引度合いＸｌが、今までに１回もなければ（ＸＩ　＝
Ｚ）　、その利用客の年齢度合いＸｌが若くても（Ｘｌ
　＝ＰＳ）　、詳細な取引手順を要するので、その時は
ＦＩＥ２４が、ＣＲＴｌ　２に標準の取引案内量で表示
するよう出力設定する（Ｙｌ　＝Ｚ）。

ｉｆ　　　　ＸＩ　＝Ｚ　　　　Ｘｌ　＝ＰＳｔｈｅｎ
　　ＹＩ＝Ｚ （ルール２） もし、自動取引機１１の利用時に際して、その利用客の
取引度合いＸｌが少しあり（ＸＩ　＝ＰＳ）、その利用
客の年齢度合いＸｌが若い（Ｘ２＝ＰＳ）という使用状
況であれば、利用客は自動取引に少し慣れているので、
その時はＦ　Ｉ　Ｅ２４が、ＣＲＴｌ２に取引案内量を
少し削減して表示するよう出力設定する（Ｙｌ　＝ＰＳ
）。

ｉｆ　　　　ＸＩ＝ＰＳ　　　Ｘ２＝ＰＳｔｈｅｎ　　
Ｙｌ　＝ＰＳ （ルール３） もし、自動取引機１１の利用時に際して、その利用客の
取引度合いＸｌが少しあり（Ｘｌ　＝ＰＳ）、その利用
客の年齢度合いＸｌが高齢（Ｘ２＝ＰＬ）という使用状
況であれば、利用客は自動取引に少し慣れているが、取
引手順を忘れやすい年齢状態にあるので、その時はＦ　
Ｉ　Ｅ２４が、ＣＲＴｌ２に標準の取引案内量で表示す
るよう出力設定する（Ｙｌ　＝Ｚ）。

ｉ　ｆ　　　　ＸＩ　＝ＦＳ　　　Ｘｌ　＝ＰＬｔｈｅ
ｎ　　Ｙｌ＝Ｚ このように、（ルール１〜３）・・・で示す通り、ｉｆ
・・・の前件部の入力に対して、自動取引機１１の適正
な取引案内時の表示出力量となる条件下に、ｔｈｅｎ・
・・の後件部を対応させてルールを設定している。

ところで、上述の利用客の取引度合いＸＩおよび利用客
の年齢度合いＸｌは、利用客の取引カード、取引通帳、
暗証番号等の入力データにより検知することができ、ま
た取引毎に＋１されて、取引回数が記憶管理される。

このように構成した自動取引機１１の取引案内ファジィ
制御装置の制御動作を次に説明する。

今、自動取引時に検知要素ＸＩ、Ｘ２によって不慣れな
利用客が取引すると検知した時は、第５図（イ）に示す
ように、ＣＲＴｌ２に通常の取引手順に従って、利用客
に詳細に取引案内項目を表示出力し、利用客はこの表示
案内を見ながら入力操作することで、−取引を終了する
。

一方、検知要素Ｘ１．Ｘｌによって慣れた利用客が取引
すると検知した時は、この利用客は取引操作を熟知して
いるので、第５図（ロ）に示すように、ＣＲＴｌ２に複
数項目の取引手順を一括表示および簡略表示して取引案
内量を削減し、取引操作の迅速化を図ることができる。

上述のように、自動取引に慣れている利用客の場合は、
無駄な表示案内が削減されて能率よく−取引が終了し、
この−取引の処理時間を確実に短縮することができ、利
用客のサービス性向上に加えて、自動取引機の混雑時の
解消に、特に効果的となる。

この発明と、上述の実施例の構成との対応において、 この発明の表示装置は、実施例のＣＲＴ１２に対応し、 以下同様に、 表示案内量制御手段は、表示案内量調整装置２３に対応
し、 検知手段は、ＣＰＵ２１に対応し、 ファジィ推論制御手段は、ファジィ推論エンジン（ＦＩ
Ｅ）２４に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は自動取引機の外観斜視図、 第２図は自動取引機の取引案内出力時のファジィ制御ブ
ロック図、 第３図（イ）は利用客の取引度合いを示すメンバシップ
関数図、 第３図（ロ）利用客の年齢度合いを示すメンバシップ関
数図、 第４図は表示案内量の削減度合いを示すメンバシップ関
数図、 第５図（イ）は通常表示状態の説明図、第５図（ロ）は
削減表示状態の説明図である。 １１・・・自動取引機　　　１２・・・ＣＲＴ２１・・
・ＣＰＵ　　　２３・・・表示案内量調整装置２４・・
・ファジィ推論エンジン（ＦＩＥ）２６・・・ファジィ
ルールテーブル １１・・８吏リレ引灘 第１ 図 第２図 自初取３１、横の取引業内出力蒔０フ？シイ制御ブロッ
ク図第３図 Ｃ口） 利用名すメ革＃＆ｔ＋Ｉ！ｘすメンパン・ノア爛針狡１
呂第４図 ｆ５示案庄頂ＩＤばＬ成度台１１と示すメンバシリア座
贅交図第５図 （イ） Ａ謙謬８到大橙の説明図 （ロ）Ｉ１１続ら立状柾の左明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動取引機の取引手順を表示する表示装置の表示
   案内を削減可能に表示する表示案内 量制御手段と、 利用客の取引回数および年齢等の自動取引 機の利用状況を検知する検知手段と、 上記検知手段で検知した自動取引機に対す る利用状況のデータに対し、各種の条件下 で利用状況に対応する適正な表示案内量と なるファジィ変数のデータを納めたファジ ィルールに基づいて、上記表示案内量制御 手段を最も妥当な表示案内量にファジィ推 論制御するファジィ推論制御手段とを備え た 自動取引機の取引案内ファジィ制御装置。