JPH0375982A - 自動取引機のモード設定ファジィ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば銀行業務で使用されるような人出金
地理系の自動取引機に関し、さらに詳しくは利用頻度の
高い取引モードに自動的に設定変更することができる自
動取引機のモード設定ファジィ制御装置に関する。

（ロ）従来の技術 一般に、この種の自動取引機は、入金、出金、振込み、
通帳記入、残高照会等の各種取引機能を有しており、顧
客はこのうちの一項目を選択して自動取引を実行してい
る。

しかし、この自動取引機が複数台設置される自動化コー
ナにあっては、ある特定の時間帯、ｒ１付帯等の特定日
時帯、例えば給料日や連体前日等は出金取引が集中して
混雑化する傾向にあるため、このような特定日時帯のと
きは、係員が事前に自動取引機を出金モードに切換えて
出金専用機として用いることで、顧客の利用上の便宜を
図っているが、この特定日時帯色に係員によるモード切
換え操作、モード解除操作を要して係員作業が煩雑とな
っていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 この発明は、自動取引機の取引状況に応じた取引モード
に自動的に設定変更許容する高処理能力を有する自動取
引機のモード設定ファジィ制御装置の提供を目的とする
。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、自動取引機の運用モードを特定の取引モー
ドに設定変更するモード設定手段と、自動取引機の利用
頻度が一時的に集中する特定日時帯を検知する検知手段
と、上記検知手段で検知した自動取引機の特定日時帯の
入力に対し、適正な特定日時帯のモード修正量を納めた
ファジィルールから最も妥当なモード修正量を出力して
、上記モード設定手段をファジィ推論制御するファジィ
推論制御手段とを備えた自動取引機のモード設定ファジ
ィ制御装置である。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、自動取引機の取引状況に際して、検
知手段が自動取引機の利用頻度が高くなる特定日時帯を
検知したとき、この検知要素を前件部としてファジィ推
論制御手段が、最適な後件部を求めるべくファジィルー
ルに基づいた最も妥当なモード修正量を出力し、この出
力で自動取引機の取引モードを取引状況に応じた専用モ
ードになるようにモード設定手段をファジィ推論制御す
る。

（へ）発明の効果 このため、自動取引機に特定の取引を行なう顧客が集中
して混雑化する傾向にあるときは、自動取引機を特定の
専用モードに自動的に設定変更して顧客の取引状況に応
じた取引機能を有効に発揮し、特定日時帯を過ぎると、
通常の取引に適した元の設定モードに戻すことができ、
取引状況に応じた専用モードを係員操作を要せずに実行
する自動モード管理機能を有して、自動取引機の混雑化
を能率よく解消することができる。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は自動取引機のモード設定ファジィ制御装置を示し
、この自動取引機１１は、前面のパネル部分に、顧客に
取引操作を表示案内するタッチパネル兼用のＣＲＴ１２
と、取引操作を音声案内するスピーカＪ。３と、通帳挿
入口１４と、紙幣出入口１５と、硬貨出入口１６と、カ
ード挿入１」１７と、取扱い表示器工８と、顧客が係員
を呼ぶための呼出しボタン１９等を備えて、入金、出金
、振込み、通帳記入、残高照会等を取引許容する。

第２図はモード設定時のファジィ推論制御回路を示し、
ＣＰＵ２１は、顧客が自動取引機１１を集中利用した特
定日時帯から人力される検知信号およびＲＯＭ２２に格
納されたプログラムに従って、モード設定装置２３に、
ファジィ推論エンジン（以下ＦＩＥと称す）２４を介し
てモード設定動作を出力させ、このときの必要な制御デ
ータをＲＡＭ２５に記憶させる。

上述のＦ　Ｉ　Ｅ２４は、自動取引機土工からの検知信
号によって求められる現在の検知要素を前件部Ｘ１　・
Ｘ２　　（条件部）とし、この現在の検知要素に対応し
て設定されるモード設定動作を後件部Ｙｌ　　（結論部
）とするファジィルールを設定し、上述の検知要素から
ファジィルールに基づいて最も妥当なモード設定値Ｚｌ
を出力し、この出力て現在の各種自動取引機１１の使用
状況に適した取引モードになるように、モード設定装置
２３をファジィ推論制御する。

上述のファジィルールは、予め定められたファジィルー
ルテーブル２６に従って設定されるものであって、これ
は自動取引機１１の日付別の利用度合いＸｌと、時間別
の利用度合いＸ２とに対応した適正値を予め定めておき
、この適正値と検知事実とを比較して、これらの事実に
対して最も妥当な結論を、第３図（イ）（ロ）（前件部
）と、第４図（後件部）に示すようなファジィ変数を用
いたメンバシップ関数により設定する。

このメンバシップ関数において、ファジィ集合度合い（
グレード）を示す各ラベル（ファジィ値）を、 （正方向Ｐ・基準Ｚ）の方向表示グループと、（犬Ｌ・
中Ｍ・小Ｓ）の度合い表示グループとの組合わせにより
表示設定し、 第３図（イ）の日付別の利用度合いＸｌを示すメンバシ
ップ関数は、 Ｚ　・利用のない日 ＰＳ、利用頻度の少ない日 ＰＭ二二側用頻度普通の日 Ｐ　Ｌ・利用頻度の多い日 を表している。

第３図（ロ）の時間別の利用度合いＸｌを示すメンバシ
ップ関数は、 Ｚ　：利用のない時間 ＰＳ・利用頻度の少ない時間 ＰＭ：利用頻度が普通の時間 ＰＩ−・利用頻度の多い時間 を表している。

第４図の取引モード台数の設定度合いＹｌを示すメンバ
シップ関数は、 Ｚ　：特定取引モードを設定せず ＰＳ：特定取引モードの台数を少なくするＰＭ：特定取
引モードの台数を通常にするＰＬ：特定取引モードの台
数を多くするを表している。

さらに、前述のファジィルールテーブル２６の設定例と
しては、第２図中にも示すように、（ルール１） 自動取引機１１の使用状況において、もし、自動取引機
の日付別の利用度合いＸｌが、給料日等の出金取引が集
中する特定日時帯であれば（ＸＩ−ＰＬ）、時間別の利
用度合いＸｌが普通の利用頻度（Ｘｌ　＝ＰＭ）という
使用状況であっても、終日出金取引によって混雑化する
傾向にあるので、その時はＦ　Ｉ　Ｅ２４がモード設定
装置２３を介して殆ど全ての自動取引機１↓・・・を出
金取引モードに設定する（Ｙｌ　＝ＰＬ）。

ｉ　ｆ　　　　ＸＩ　＝ＰＬ　　　Ｘｌ　＝ＰＭｔｈｅ
ｎ　　ＹＩ＝ＰＬ （ルール２） 自動取引機１１の使用状況において、もし、自動取引機
の日付別の利用度合いＸＩが、給料日等の出金取引が集
中する特定日時帯（Ｘｌ＝ＰＬ）で、時間別の利用度合
いＸｌが昼休み等の取引が集中する時間帯（Ｘｌ　＝Ｐ
Ｌ）という使用状況であれば、出金取引が一時的に集中
して混雑化するので、その時はＦＩＥ２４がモード設定
装置２３を介して殆ど全ての自動取引機１１・・・を出
金取弓モードに設定する（Ｙｌ　＝ＰＬ）。

ｉ　ｆ　　　　ＸＩ　＝ＰＬ　　　Ｘｌ　＝ＰＬｔｈｅ
ｎ　　Ｙｌ　＝ＰＬ （ルール３） 自動取引機１１の使用状況において、もし、自動取引機
の日付別の利用度合いＸＩが通常通りてあり（ＸＩ　＝
ＰＭ）　、時間別の利用度合いｘ２も通常の利用頻度（
Ｘｌ　＝ＰＭ）という使用状況であれば、自動取引機１
１は混雑化せず、適正な取引が継続されるので、その時
はＦＩＥ２４がモード設定装置２３に、通常の取引モー
ドを維持するよう出力設定する（Ｙｌ　＝ＰＭ）。

ｉ　ｆ　　　　ＸＩ　＝ＰＭ　　　Ｘｌ　＝ＰＭｔｈｅ
ｎ　　ＹＩ＝ＰＭ （ルール４） 自動取引機１−１の使用状況において、もし、自動取引
機の日付別の利用度合いＸｌが通常通りであり（ＸＩ　
＝ＰＭ）　、時間別の利用度合いＸｌが少ない出金取引
頻度（Ｘｌ　＝ＰＳ）という使用状況であれば、自動取
引機１１の出金取引が少ないので、その時はＦ　Ｉ　Ｅ
２４がモード設定装置２３を介して出金モードの自動取
引機１工・・・の専有割合を少なくするよう出力設定す
る（Ｙｌ　＝ＰＳ）。

ｉ　ｆ　　　　ＸＩ　＝ＰＭ　　　Ｘｌ　＝ＰＳｔｈｅ
ｎ　　Ｙｌ　＝ＰＳ このように、（ルール１〜４）・・・で示す通り、ｉｆ
・・・の前件部の入力に対して、自動取引機１１の適正
な設定モードとなる条件下に、ｔ　ｈ　ｅ　ｎ・・・の
後件部を対応させてルールを設定している。

このように構成した自動取引機１１のモード設定ファジ
ィ制御装置の制御動作を次に説明する。

通常、自動取引機（１が各検知要素Ｘ１　・ｘ２によっ
て通常取引状態であると検知された時は、この自動取引
機１１が通常の取引モードに設定されて、所定の取引が
速やかに実行される。

ところで、Ｆ　Ｉ　Ｅ２４が給料日や連体前日等の特定
日時帯で、出金取引が集中して混雑化する傾向にあるこ
とを検知した時は、自動化コーナに設　　ｎ 置されている複数台の自動取引機１１・・・を、殆ど出
金取引モードに設定して、高頻度の出金取引に効率よく
対処すべく取引モードを自動的に設定変更し、これによ
り一時的に集中する出金取引客による混雑化を解消し、
この特定日時帯を過ぎると、通常の取引に適した元の設
定モードに自動的に戻して、通常通り取引許容する。

上述のように、自動取引機に出金取引を行なう顧客が集
中して混雑化する傾向にあるときは、自動取引機を出金
取引モード専用機に自動的に設定変更して顧客の取引状
況に応じた取引機能を有効に発揮し、特定日時帯を過ぎ
ると、通常の取引モードに戻すことができ、取引状況に
応じた専用モードを係員操作を一切要せずに実行する自
動モード管理機能を有して、自動取引機の混雑化を能率
よく解消することができる。

この発明と、上述の実施例の構成との対応において、 この発明のモード設定手段は、実施例のモード設定装置
２３に対応し、 以下同様に、 検知手段は、ＣＰＵ２１に対応し、 ファジィ推論制御手段は、ファジィ推論エンジン（ＦＩ
Ｅ）２４に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は自動取引機の外観斜視図、 第２図は自動取引機のモード設定出力時のファジィ制御
ブロック図、 第３図（イ）は日付別の利用度合いを示すメンバシップ
関数図、 第３図（ロ）は時間別の利用度合いを示すメンノくシッ
プ関数図、 第４図は取引モード台数の設定度合いを示すメンバシッ
プ関数図である。 １１、・・・自動取引機　　　２ｔ・・・ＣＰＵ２３・
・・モード設定装置 ２４・・・ファジィ推論エンジン １−■ ２ ２６・・・ファジィルールテーブル 第４図 月又引モート台数の冨父定度合いを云亨メ〉へ′シ・ン
プ関数図６２０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動取引機の運用モードを特定の取引モードに設
   定変更するモード設定手段と、 自動取引機の利用頻度が一時的に集中する特定日時帯を
   検知する検知手段と、 上記検知手段で検知した自動取引機の特定日時帯の入力
   に対し、適正な特定日時帯のモード修正量を納めたファ
   ジィルールから最も妥当なモード修正量を出力して、上
   記モード設定手段をファジィ推論制御するファジィ推論
   制御手段とを備えた 自動取引機のモード設定ファジィ制御装置。