JPH035733B2 - - Google Patents

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JPH035733B2
JPH035733B2 JP58059980A JP5998083A JPH035733B2 JP H035733 B2 JPH035733 B2 JP H035733B2 JP 58059980 A JP58059980 A JP 58059980A JP 5998083 A JP5998083 A JP 5998083A JP H035733 B2 JPH035733 B2 JP H035733B2
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silver halide
processing
solution
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Masayuki Kurematsu
Shigeharu Koboshi
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Konica Minolta Inc
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Publication of JPH035733B2 publication Critical patent/JPH035733B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3046Processing baths not provided for elsewhere, e.g. final or intermediate washings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[技術分野] 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料(以
下、感光材料と略す。)の処理方法に関し、特に
脱銀工程に続く水洗工程を行わない安定化処理方
法に関する。 〔従来技術〕 近年、感光材料の現像処理を自動的に且つ連続
的に行なうフオトフイニツシヤーにおいて、環境
保全と水資源の問題が重要視されており、定着液
および漂白定着液処理に続く水洗工程において使
用される多量の水洗水を低減又はゼロにすること
が望まれている。このため定着又は漂白定着の処
理の後、水洗を行なわないで直接安定化処理する
技術が提案されている。例えば特開昭57−8542
号、同57−132146号、同58−14834号、同58−
18631号各公報にはイソチアゾリン誘導体、ベン
ツイソチアゾリン誘導体、アミノポリカルボン
酸、可溶性鉄錯塩、有機ホスホン酸を含有する安
定液で処理する技術が記載されている。 しかしながら、これらの技術においては、感光
材料により安定液中に持ち込まれる定着及び漂白
定着成分の増加による画像保存の劣化、特に長期
保存による未発色部分のイエローステインの上昇
を抑える効果が小さく、特に漂白剤である有機酸
第2鉄錯塩が残留した場合、色素退色は改良され
るがイエローステインは大幅に増加する事がわか
つた。このため、感光材料を処理した時に、補充
する安定液の量を少量にした場合、未発色部分の
長期保存によるイエローステインが上昇する欠点
があつた。更に、安定液中に定着成分及び可溶性
銀錯塩が増大し、シアン色素の光に対する安定性
(明退色性)が低下する事がわかつた。 〔発明の目的〕 本発明の第1の目的は、上記欠点を解決し、安
定化処理に用いられる安定液の補充液量を大巾に
減少出来る、感光材料の処理方法を提供する事に
ある。 本発明の第2の目的は、安定液に混入する前浴
からのチオ硫酸塩とその可溶性銀錯塩の硫化銀へ
の分解を抑制し、安定液の経時安定性を改良した
感光材料の処理方法を提供する事にある。 本発明のその他の目的は以下の記載から明らか
となろう。 [発明の要旨] 本発明の処理方法は、感光材料を漂白定着液又
は漂白液及びそれに引き続く定着液で処理し、そ
の後水洗処理を行わないで、Mg金属の水溶性キ
レート化合物を1×10-4〜3.5×10-2モル/添
加した安定液で安定化処理することを特徴とす
る。 本発明の好ましい実施態様は、感光材料が少
なくとも1種類の一般式[]又は[]で表さ
れるカプラーを含有すること、漂白定着液又は
漂白液が有機酸第2鉄錯塩を含有すること、漂
白定着液又は定着液がチオ硫酸塩を含有するこ
と、安定化処理が複数の処理槽からなり、安定
補充液は感光材料搬送方向からみて最後段槽へ補
充し、順次前段槽へオーバーフローさせること、
である。 〔式中、Xは−COR2
【式】− SO2R2
【式】
【式】
〔例示化合物〕
(1) Na4P4O12 (2) Na3P3O9 (3) H4P2O7 (4) H5P3O10 (5) Na6P4O13
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
本発明において使用される上記キレート剤の中
では一般式〔〕で示されるキレート剤を用いる
ことがより有効であり、最も好ましくは例示化合
物(81)で示されるキレート剤を用いる事であ
る。 本発明に用いられるMg金属の水溶性キレート
化合物は安定浴1当り1×10-4モル〜3.5×
10-2モルの範囲で添加されるが、好ましくは5×
10-4モル〜3×10-2モル、更に好ましくは1×
10-3モル〜2×10-2モルの範囲で添加する事がで
きる。添加量が5×10-4モル/未満の場合には
本発明の効果が著しく小さくなる不都合があり、
又3.5×10-2モル/を越えると処理乾燥後乳剤
膜表面の一部に微小の結晶物が見られるようにな
り、また、イエローステインの発生の傾向を生じ
好ましくない。また、本発明のMg金属を他の金
属と併用することは何らさしつかえなく、キレー
と剤についても併用して用いることができる。本
発明の安定液に使用する本発明の化合物で水中に
自然に存在するものは一般には微量であり、本発
明の効果を奏さない。 本発明において水溶性キレート化合物を添加す
るとは、金属塩又は金属イオンとキレート剤が
別々の形で安定浴に供給される場合と、金属キレ
ート化合物として供給される場合を示しており、
好ましくは金属キレート化合物として供給する事
が望ましい。 金属に対するキレート剤の量は、安定液中で金
属イオンが水酸化物等の沈澱を生じない程度の量
であればよく、好ましくは等モル以上である。 本発明における安定液は、特に限定されない
が、好ましくはPH0.5〜10.0の範囲であり、更に
好ましくはPH3.0〜9.0の範囲であり、特に好まし
くはPH6.0〜8.0の範囲である。本発明の安定液に
は、PH緩衝剤を添加して緩衝作用をもたせておく
事が望ましい。該緩衝作用は、一般には弱酸とそ
の強塩基の混合溶液(塩)や弱塩基とその強酸の
混合溶液(塩)などが営む事が知られており、そ
の酸塩の具体例としては、酢酸塩、ホウ酸塩、メ
タホウ酸塩、リン酸塩、モノカルボン酸塩、ジカ
ルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、オキシカルボン
酸塩、アミノ酸塩、アミノカルボン酸塩、第1燐
酸塩、第2燐酸塩、第3燐酸塩などを用いる事が
できる。 この他に通常知られている安定液添加剤として
は、例えば螢光増白剤、界面活性剤、防バイ剤、
防腐剤、有機硫黄化合物、オニウム塩、ホルマリ
ンなどがあるが、これら化合物の添加量は、本発
明による安定浴のPHを維持するに十分でかつカラ
ー写真画像の保存時の安定性と沈澱の発生に対し
悪影響を及ぼさない範囲で、どのような化合物
を、どのような組み合せで使用してもさしつかえ
ない。 本発明の安定化液に添加するのに望ましい化合
物としては、本発明の化合物の他に酢酸、硫酸、
塩酸、硝酸、スルフアニル酸、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等のPH調
整剤、安息香酸ソーダ、ヒドロキシ安息香酸ブチ
ル、抗生物質、デヒドロ酢酸、ソルビン酸カリウ
ム、サイアベンダゾール、オルト−フエニルフエ
ノール等の防バイ剤、5−クロロ−2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン、2−オクチル−
4−イソチアゾリン−3−オン、1−2−ベンツ
イソチアゾリン−3−オン、水溶性ビスマス化合
物等の保恒剤、エチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリビニルピロリドン等の分散
剤、ホルマリン等の硬膜剤、螢光増白剤等があげ
られる。 安定化処理に際しての処理温度は、15℃〜60
℃、好ましくは20℃〜45℃の範囲がよい。また処
理時間も迅速処理の観点から短時間であるほど好
ましいが、通常20秒〜10分間、最も好ましくは1
分〜5分間であり、複数槽安定化処理の場合は前
段槽ほど短時間で処理し、後段槽ほど処理時間が
長い事が好ましい。特に前槽の20%〜50%増しの
処理時間で順次処理する事が望ましい。また、安
定化処理工程は多段槽とし、補充液は最後段槽か
ら補充し、順次前段槽にオーバーフローする逆流
方式にする事が好ましい。本発明による安定化処
理の後には水洗処理を全く必要としないが、極く
短時間内での少量水洗によるリンス、表面洗浄な
どは必要に応じて任意に行なう事はできる。 本発明において、感光材料に用いられるシアン
カプラーが前記一般式〔〕又は〔〕で示され
るカプラーであるとき、発色現像で生成されたシ
アン色素の光に対する安定性が改善されるという
効果が付加される。 次に、本発明に用いられる一般式〔〕又は
〔〕で示されるシアンカプラーについて説明す
る。前記一般式〔〕および〔〕において、X
は−COR2
【式】−SO2R2
【式】
【式】
【式】−CONHCOR2、− CONHSO2R2で表わされる基である。ここで、
R2はアルキル基(好ましくは炭素数1〜20のア
ルキル基、例えばメチル、エチル、t−ブチル、
ドデシル等)、アルケニル基(好ましくは炭素数
2〜20のアルケニル基、例えばアリル、オレイル
等)、シクロアルキル基(好ましくは5〜7員環
で、例えばシクロヘキシル等)、アリール基(フ
エニル基、トリル基、ナフチル基等)、ヘテロ環
基(窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原子を1
〜4個含む5員〜6員環のヘテロ環が好ましい。
例えばフリル基、チエニル基、ベンゾチアゾリル
基等)を表わす。R3は水素原子もしくはR2で表
わされる基を表わす。R2とR3とは互いに結合し
て窒素原子を含む5員〜6員のヘテロ環を形成し
てもよい。なお、R2,R3には任意の置換基を導
入する事ができ、例えば炭素数1〜10のアルキル
基(例えばエチル、i−プロピル、i−ブチル、
t−ブチル、t−オクチルなど)、アリール基
(例えばフエニル、ナフチル)、ハロゲン原子(フ
ツ素、塩素、臭素など)、シアノ、ニトロ、スル
ホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド、ブ
タンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミ
ドなど)、スルフアモイル基(例えばメチルスル
フアモイル、フエニルスルフアモイルなど)、ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル、p−トル
エンスルホニルなど)、フルオロスルホニル、カ
ルバモイル基(例えばジメチルカルバモイル、フ
エニルカルバモイルなど)、オキシカルボニル基
(例えばエトキシカルボニル、フエノキシカルボ
ニルなど)、アシル基(例えばアセチル、ベンゾ
イルなど)、ヘテロ環基(例えばピリジル基、ピ
ラゾリル基など)、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アシルオキシ基などを挙げる事ができる。 一般式〔〕および〔〕において、R1は一
般式〔〕又は〔〕で表わされるシアンカプラ
ーおよび該シアンカプラーから形成されるシアン
色素に耐拡散性を付与するのに必要なバラスト基
を表わす。好ましくは炭素原子数4〜30のアルキ
ル基、アリール基又はヘテロ環基である。例えば
直鎖または分岐のアルキル基(例えばt−ブチ
ル、n−オクチル、t−オクチル、n−ドデシル
など)、アルケニル基、シクロアルキル基、5員
もしくは6員環ヘテロ環基などが挙げられる。 一般式〔〕および〔〕において、Zは水素
原子または発色現像主薬の酸化生成物とのカツプ
リング反応時に離脱可能な原子又は基を表す。例
えば、ハロゲン原子(例えば塩素、臭素、フツ素
等の各原子)、酸素原子または窒素原子が直接カ
ツプリング位に結合しているアリールオキシ基、
カルバモイルオキシ基、カルバモイルメトキシ
基、アシルオキシ基、スルホンアミド基、コハク
酸イミド基等が挙げられ、更には具体的な例とし
ては米国特許第3741563号、特開昭47−37425号、
特公昭48−36894号、特開昭50−10135号、同50−
117422号、同50−130441号、同51−108841号、同
50−120334号、同52−18315号、同53−105226号、
同54−14736号、同54−48237号、同55−32071号、
同55−65957号、同56−1938号、同56−12643号、
同56−27147号各公報に記載されているものが挙
げられる。 本発明においては、下記一般式〔XI〕もしくは
一般式〔XII〕または一般式〔〕で表わされる
シアンカツプラーが更に好ましい。 一般式〔XI〕において、R4は置換、未置換の
アリール基(特に好ましくはフエニル基)であ
る。該アリール基が置換基を有する場合の置換基
としては、−SO2R6、ハロゲン原子(例えばフツ
素、臭素、塩素等)、−CF3、−NO2、−CN、−
COR6、−COOR6、−SO2OR6
【式】
【式】−OR6、−OCOR6
【式】
【式】および
〔実施例〕
次に実施例によつて本発明を詳しく説明する
が、本発明がこれら実施例によつて限定されるも
のではない。 実施例 1 ポリエチレンコート紙上に下記の各層を支持体
側より順次塗布し、感光材料を作製した。 尚、ポリエチレンコート紙としては、平均分子
量100000、密度0.95のポリエチレン200重量部と
平均分子量2000、密度0.80のポリエチレン20重量
部を混合したものにアナターゼ型酸化チタンを
6.8重量%添加し、押し出しコーテイング法によ
つて重量170g/m2の上質紙表面に厚み0.035mmの
被覆層を形成させ、裏面にはポリエチレンのみに
よつて厚み0.040mmの被覆層を作り、支持体とし
た。この支持体の表面ポリエチレン被覆面上にコ
ロナ放電による前処理を施した後、各層を順次塗
布した。 第1層: 臭化銀95モル%を含む塩臭化銀乳剤からなる青
感性ハロゲン化銀乳化層で該乳剤はハロゲン化銀
1モル当りゼラチン350gを含み、ハロゲン化銀
1モル当り下記構造の増感色素 2.5×10-4モルを用いて増感され(溶媒としてイ
ソプロピルアルコールを使用)、ジブチルフタレ
ートに溶解して分散させた2,5−ジ−t−ブチ
ルハイドロキノン及びイエローカプラーとしてα
−〔4−(1−ベンジル−2−フエニル−3,5−
ジオキソ−1,2,4−トリアゾリジル)〕−α−
ピバリル−2−クロロ−5−〔γ−(2,4−ジ−
t−アミノフエノキシ)ブチルアミド〕アセトア
ニリドをハロゲン化銀1モル当り2×10-1モル含
み、銀量350mg/m2になるように塗布されている。 第2層: ジブチルフタレートに溶解し分散されたジ−t
−オクチルハイドロキノン300mg/m2、紫外線吸
収剤として2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t
−ブチルフエニル)ベンドトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフエニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−
t−ブチル−5′−メチルフエニル)−5−クロル
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−ブチルフエニル)−5−クロル−ベ
ンゾトリアゾールの混合物200mg/m2を含有する
ゼラチン層でゼラチン2000mg/m2になるように塗
布されている。 第3層: 臭化銀85モル%を含む塩臭化銀乳剤からなる緑
感性ハロゲン化銀乳剤層で、該乳剤はハロゲン化
銀1モル当りゼラチン450gを含みハロゲン化銀
1モル当り下記構造の増感色素 2.5×10-4モルを用いて増感され、ジブチルフタ
レートとトリクレジルホスフエート2:1よりな
る溶剤に溶解し分散した2,5−ジ−t−ブチル
ハイドロキノン及びマゼンタカプラーとして1−
(2,4,6−トリクロロフエニル)−3−(2−
クロロ−5−オクタデセニルサクシンイミドアニ
リノ)−5−ピラゾロンをハロゲン化銀1モル当
り1.5×10-1モル含有し、銀量300mg/m2になるよ
うに塗布されている。尚、酸化防止剤として2,
2,4−トリメチル−6−ラウリルオキシ−7−
t−オクチルクロマンをカプラー1モル当り0.3
モル使用した。 第4層: ジブチルフタレートに溶解し分解されたジ−t
−オクチルハイドロキノン30mg/m2及び紫外線吸
収剤として2−(2′−ヒドロキシ−3′−5′−ジ−t
−ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2−2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−t−ブチル−5′−メチルフエニル)−5−ク
ロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−3′,5′−ブチルフエニル)−5−クロル−ベン
ゾトリアゾールの混合物(2:1.5:1.5:2)
500mg/m2含有するゼラチン層でゼラチン2000
mg/m2になるように塗布されている。 第5層: 臭化銀85モル%を含む塩臭化銀乳剤からなる赤
感性ハロゲン化銀乳剤層で該乳剤はハロゲン化銀
1モル当りゼラチン500gを含み、ハロゲン化銀
1モル当り下記構造の増感色素 2.5×10-4モルを用いて増感され、ジブチルフタ
レートに溶解して分散された2,5−ジ−t−ブ
チルハイドロキノン及びシアンカプラーとして
2,4−ジクロロ−3−メチル−6−〔γ−(2,
4−ジアミルフエノキシ)ブチルアミド〕フエノ
ールをハロゲン化銀1モル当り3.5×10-1モル含
有し、銀量270mg/m2になるように塗布されてい
る。 第6層: ゼラチン層でゼラチンを1000mg/m2となるよう
に塗布されている。 各感光材料乳剤層(第1,3,5層)に用いた
ハロゲン化銀乳剤は特公昭46−7772号公報に記載
されている方法で調製し、それぞれチオ硫酸ナト
リウム5水和物を用いて化学増感し、安定剤とし
て4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a−
7−テトラザインデン、硬膜剤としてビス(ビニ
ルスルホニルメチル)エーテルおよび塗布助剤と
してサポニンを含有せしめた。 前記方法にて作製したカラーペーパーを絵焼プ
リント後、自動現像機で連続補充処理(ランニン
グ処理と称する)した。この時の処理工程と処理
液の組成は以下の通りである。 基準処理工程 〔1〕 発色現像 33℃ 3分30秒 〔2〕 漂白定着 33℃ 1分30秒 〔3〕 安定化処理 25℃〜30℃ 3分 〔4〕 乾 燥 75℃〜80℃ 約2分 処理液組成 〈発色現像タンク液〉 〔ベンジルアルコール 15ml エチレングリコール 15ml 亜硫酸カリウム 2.0g 臭化カリウム 0.7g 塩化ナトリウム 0.2g 炭酸カリウム 30.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩3.0g ヒドロキシエトキシイミノジ酢酸 4g 1−ヒドロキシ−エチリデン−1,1′−ジホス
ホン酸 1g 塩化マグネシウム 0.8g 3−メチル−4−アミノ−2−エチル−N−
(β−メタンスルホンアミドエチル)−アニリン
硫酸塩 5.5g 螢光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジス
ルホン酸誘導体 1.0g 水酸化カリウム 2.0g 水を加えて全量を1とする。〕 〈発色現像補充液〉 〔ベンジルアルコール 20ml エチレングリコール 20ml 亜硫酸カリウム 3.0g 炭酸カリウム 30.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 4.0g ヒドロキシエトキシイミノジ酢酸 4.0g 1−ヒドロキシ−エチリデン−1,1′−ジホス
ホン酸 1.0g 塩化マグネシウム 0.8g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−
(β−メタンスルホンアミドエチル)−アニリン
硫酸塩 7.0g 螢光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジス
ルホン酸誘導体) 1.5g 水酸化カリウム 3.0g 水を加えて全量を1とする。〕 〈漂白定着タンク液〉 〔エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄アンモニ
ウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 27.5ml 炭酸カリウムまたは氷酢酸でPH7.1に調整する
と共に水を加えて全量を1とする。〕 〈漂白定着補充液A〉 〔エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄アンモニ
ウム2水塩 260g 炭酸カリウム 42g 水を加えて全量を0とする。 この溶液のPHは6.7±0.1である。〕 〈漂白定着補充液B〉 〔チオ硫酸アンモニウム(70%溶液) 500ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 250ml エチレンジアミンテトラ酢酸 17g 氷酢酸 85ml 水を加えて全量を1とする。 この溶液のPHは4.6±0.1である。〕 自動現像機に上記の発色現像タンク液、漂白定
着タンク液および下記安定液を満し、カラーペー
パーを処理しながら3分間隔毎に上記した発色現
像補充液と漂白定着補充液A,Bと安定補充液を
定量カツプを通じて補充しながらランニングテス
トを行なつた。補充量はカラーペーパー1m2当り
それぞれ発色現像タンクへの補充量として324ml、
漂白定着タンクへの補充量として漂白定着補充液
A,B各々25ml、安定化処理浴槽への補充量とし
て下記安定液を150ml補充した。なお、自動現像
機の安定化処理浴槽は感光材料の流れの方向に第
1槽〜第3槽となる安定槽とし、最終槽から補充
を行ない、最終槽からオーバーフローをその前段
の槽へ流入させ、さらにこのオーバーフロー液を
またその前段の槽に流入させる多槽向流方式とし
た。 漂白定着補充液A,Bの合計使用量が漂白定着
液のタンク容量の3倍となるまで連続処理を行な
つた。 〈安定液〉 〔5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン 0.05g/ 2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン
0.05g/〕 実験 1 ランニング処理した後、安定化処理浴槽の第1
槽、第2槽、第3槽より、各々1ずつ12個サン
プリングし、下記表−1に示すNo.(1)〜(12)の処方を
上記第1〜3槽の安定液に各々添加し、液PHを
KOHとH2SO4でPH6.0に調整した。前記方法によ
り作製したカラーペーパーを試料として自動現像
機処理と同様に発色現像、漂白定着の後、No.(1)〜
(12)の各処方について、第1槽、第2槽、第3槽の
安定液に順次1分間ずつ浸漬した。その後乾燥し
て、60℃、80%RHの恒温恒湿槽に15日間保存し
た後、未露光部分のイエローステインを光学濃度
計(PDA−65、小西六写真工業社製)で濃度測
定した。結果を表−2に示す。
【表】
【表】
【表】 上記表−2から明らかなように、比較例につい
ては化合物を添加しない処方No.(1)、クエン酸を添
加した処方No.(2)、キレート剤を添加した処方No.(3)
〜(5)、本発明以外の金属である銅塩とカドミウム
塩を添加した処方No.(6),(7)及び本発明の金属であ
る水溶性キレート化合物を本発明の範囲外の添加
量にて添加した処方No.(8),(9),(9′)では、経時
によるイエローステインをほとんど抑制できず、
有効でないことがわかる。 これに対し、Sr,Al,Mgとキレート剤を適量
添加した処方No.(10)〜(12)では、経時によるイエロー
ステインを大幅に抑えて有効であることがわか
り、特に、本発明のMgを使用した処方No.(12)が最
も有効にイエローステインを防止していることが
わかる。 なお、処方No.(8),(9)及び(9′)の如き水溶性キ
レート化合物が過剰の場合には、処理乾燥後、乳
剤膜表面の一部に微少の結晶物が見られ、好まし
くないことがわかつた。 実験 2 表−3のNo.(13)〜(21)の処方について実験
−1と同じ実験をしてその結果を表−4に示し
た。
【表】
【表】
【表】 上記表−4から明らかなように、本発明のMg
の水溶性キレート化合物のキレート剤は、クエン
酸、グリシン等を用いたNo.(13),(14)に比較し
て、一般式〔〕〜〔〕で示されるキレート剤
を使用したNo.(15)〜(20)がイエローステイン
をより有効に抑えて好ましい事がわかる。なかで
も一般式〔〕で示されるキレート剤を用いたNo.
(17)〜(20)が好ましく、更にキレート剤例示
化合物(81)を用いたNo.(18)〜(20)が最もイ
エローステインの上昇を抑えて有効である事がわ
かる。キレート剤を添加しないでMg塩だけの処
方No.(21)はイエローステインが低下せず、また
安定液中に沈澱が見られ、金属塩単独では有効で
ない事がわかる。 実施例 2 実施例−1と同じ処理工程と処理液で安定液を
下記表−5に示すNo.(22)〜(29)の処方を用い
てそれぞれの処方についてランニング処理を行な
つた。補充量・処理方法は実施例−1と同じであ
る。 ランニング処理後、段階露光を与えた実施例−
1により自作したカラーペーパーを各処方につい
て処理し、60℃、80%RHの恒温恒湿槽に15日間
保存した後、未露光部のイエローステインを光学
濃度計で測定した。結果を表−6に示す。 ランニング処理後の第3槽目の安定液を500ml
ビーカーに500ml取り、室温放置し、5日間隔で
沈澱物について観察した。結果を表−7に示す。
【表】
【表】
【表】 〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン化銀カラー写真感光材料を漂白定着
    液又は漂白液及びそれに引き続く定着液で処理
    し、その後水洗処理を行わないで、Mg金属の水
    溶性キレート化合物を1×10-4〜3.5×10-2
    ル/添加した安定液で安定化処理することを特
    徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理
    方法。 2 ハロゲンン化銀カラー写真感光材料が少なく
    とも1種類の下記一般式[]又は[]で表さ
    れるカプラーを含有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のハロゲン化銀カラー写真感
    光材料の処理方法。 〔式中、Xは−COR2,【式】− SO2R2,【式】【式】 【式】−CONHCOR2又は− CONHSO2R2(R2はそれぞれ置換、未置換のアル
    キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリ
    ール基もしくはヘテロ環であり、R3は水素原子、
    それぞれ置換、未置換のアルキル基、アルケニル
    基、シクロアルキル基、アリール基もしくはヘテ
    ロ環であり、R2とR3とが互いに結合して5ない
    し6員環を形成してもよい)を表し、R1はバラ
    スト基を表し、Zは水素原子、又は芳香族第1級
    アミン発色現像主薬の酸化体とのカツプリングに
    より離脱しうる原子もしくは基を表す。〕 3 漂白定着液又は漂白液が有機酸第2鉄錯塩を
    含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
    料の処理方法。 4 漂白定着液又は定着液がチオ硫酸塩を含有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
    項又は第3項記載のハロゲン化銀カラー写真感光
    材料の処理方法。 5 安定化処理が複数の処理槽からなり、安定補
    充液は感光材料搬送方向からみて最後段槽へ補充
    し、順次前段槽へオーバーフローさせることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
    かに記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
    理方法。
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