JPH0356653B2 - - Google Patents

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JPH0356653B2
JPH0356653B2 JP60209822A JP20982285A JPH0356653B2 JP H0356653 B2 JPH0356653 B2 JP H0356653B2 JP 60209822 A JP60209822 A JP 60209822A JP 20982285 A JP20982285 A JP 20982285A JP H0356653 B2 JPH0356653 B2 JP H0356653B2
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movable platen
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mold clamping
servo motor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、射出成形機に係り、特に型締装置の
可動盤や射出装置の射出スクリユが1台のサーボ
モータによつて駆動せしめられる形式の射出成形
機に関するものである。
(背景技術) 射出成形機の型締装置では、従来、可動盤の駆
動手段として油圧シリンダが用いられ、この油圧
シリンダによつて可動盤を移動せしめることによ
り、その可動盤と固定盤との間で金型の型締操作
を行なうようになつているのが、一般的であつた
が、近年、その駆動手段としてサーボモータを用
い、このサーボモータでボールネジ機構を回転駆
動させることにより、可動盤を固定盤に対して移
動せしめるようにしたものが、提案されるに至つ
ている。
ところで、可動盤の駆動手段として、このよう
なサーボモータを用いる型締装置においても、油
圧シリンダタイプのものと同様、金型の保護等を
図りつつ成形サイクルを出来るだけ短縮する必要
があり、従つて可動盤の移動速度を固定盤に対す
る移動位置に応じて制御する必要がある。そのた
め、従来では、可動盤が予め定められた位置まで
移動したことをリミツトスイツチで検出し、その
検出結果に基づいて、サーボモータの基準回転速
度を切換制御する一方、サーボモータに設けられ
たロータリエンコーダ等からの出力信号に基づい
て、実際の回転速度がその基準回転速度に一致す
るように、サーボモータの回転速度を制御するこ
とが行なわれていた。リミツトスイツチによつて
可動盤の移動位置を検出し、その位置情報に基づ
いてサーボモータの回転速度を制御することによ
り、可動盤の移動速度を制御することが行なわれ
ていたのである。
しかしながら、このような従来の型締装置で
は、金型の変更等に伴つて可動盤の移動制御速度
を変更する必要が生じた場合、リミツトスイツチ
の取付位置をその都度変更しなければならず、そ
の変更操作が面倒で時間を要するといつた問題が
あつた。また、その取付位置精度が必ずしも高く
なく、可動盤の移動速度と移動位置との関係、ひ
いては可動盤の停止位置がバラつき易いといつた
問題もあつた。更に、射出成形サイクル、即ち型
開閉時間の短縮化を図るためには、その分、可動
盤の移動速度をきめ細かく制御する必要があるの
であるが、従来の型締装置では、可動盤の移動速
度をきめ細かく制御しようとすればするほど、リ
ミツトスイツチを多く設けなければならないとい
つた不具合もあつた。
そこで、近年、このような不具合を解消するこ
とを目的として、型締装置の可動盤を駆動するサ
ーボモータにロータリエンコーダを設け、かかる
ロータリエンコーダから出力されるパルスを可逆
計数して可動盤の移動位置を検出し、このように
して検出した可動盤の移動位置に関連して可動盤
の移動速度を切換制御するようにすることが考え
られている。
(解決課題) ところが、可動盤の移動制御手法としてこのよ
うな手法を採用する射出成形機においては、可逆
計数手段の計数内容が外部雑音によつて狂わされ
る恐れがあり、そのような外部雑音による可逆計
数手段の累積計数誤差によつて、射出成形操作に
支障を招く恐れがあつた。
特に、1台のサーボモータによつて、複数のク
ラツチを介して、型締装置及び射出装置に設けた
それぞれのボールネジ機構を回転駆動させること
により、該型締装置による金型の型開閉作動及び
該射出装置における射出スクリユの射出作動若し
くはスクリユ回転作動を選択的に行なうようにし
た射出成形機においては、ロータリエンコーダか
らの出力パルスを可逆計数する場合に、射出装置
における射出シリンダの射出作動やスクリユ回転
作動時の出力パルスも計数することとなり、それ
が可動盤の移動距離に影響をもたらし、現実的な
制御は困難と考えられていた。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような事情を背
景として為されたものであり、その要旨とすると
ころは、前述の如き、1台のサーボモータによつ
て、複数のクラツチを介して、型締装置及び射出
装置に設けたそれぞれのボールネジ機構を回転駆
動させることにより、該型締装置による金型の型
開閉作動及び該射出装置における射出スクリユの
射出作動若しくはスクリユ回転作動を選択的に行
なうようにした射出成形機において、(a)前記サー
ボモータに設けられたロータリエンコーダからの
出力パルスを、該サーボモータの回転方向に応じ
て可逆的に計数し、且つ記憶する現在値レジスタ
と、(b)前記型締装置による金型の型開作動の開始
毎に該現在値レジスタをリセツトするリセツト手
段と、(c)前記型締装置により固定盤に対して相対
移動せしめられる可動盤の移動ストロークを設定
する可動盤移動ストローク設定手段と、(d)前記現
在値レジスタの計数値と該可動盤移動ストローク
設定手段で設定された移動ストローク値とを比較
して、前記可動盤の前記固定盤に対する移動距離
を前記金型の型締位置を原点として算出する移動
距離算出手段とを、設けて、前記型締装置による
金型の型締装置を原点として、前記1台のサーボ
モータによる可動盤の移動距離を制御することに
より、前記射出装置における射出スクリユの射出
作動及びスクリユ回転作動時に前記現在値レジス
タに記憶された前記ロータリエンコーダの出力パ
ルスの影響を排除するようにしたことにある。
(作用・効果) このように、本発明によれば、移動距離算出手
段にリセツト手段が設けられ、サーボモータに設
けられたロータリエンコーダの出力パルスを計
数、記憶して、可動盤の移動位置を計数値で表す
現在値レジスタが、金型の型開作動の開始の都度
リセツトさせられるようになつているため、射出
装置における射出スクリユの射出作動やスクリユ
回転作動時に現在値レジスタに記憶されたロータ
リエンコーダの出力パルスの影響は全く排除され
ることとなるのであり、また、たとえば外部雑音
によつて現在値レジスタが誤作動させられるよう
なことがあつても、その外部雑音に起因する計数
誤差が累積されることが良好に回避されるのであ
り、従つて、そのような累積誤差によつて射出成
形機の作動に重大な支障が惹起されるようなこと
も、良好に回避されるのである。しかも、同様の
理由により、金型の型閉じが行なわれてから金型
の型開きが開始されるまでの間、即ち射出成形機
の射出装置が作動されている間においては、たと
え外部雑音によつて現在値レジスタが誤作動する
ようなことがあつても、射出成形操作に実質的な
支障が惹起されることがないといつた利点もある
のである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
先ず、第1図は、本発明の一実施例である射出
成形機を示す図であるが、そこに示されているよ
うに、この射出成形機では、型締装置10と射出
装置12とが、共通の1台のサーボモータ14に
よつて駆動されるようになつている。
ここにおいて、サーボモータ14は、その回転
軸16がクラツチ18を介して型締装置10の回
転入力軸20に連結されるようになつていると共
に、その回転軸16上に設けられたギヤ22にお
いて、射出装置12の回転入力軸24上に設けら
れたギヤ26に、ギヤ28を介して噛み合わされ
ており、その回転動力を型締装置10の回転入力
軸20および射出装置12の回転入力軸24の何
れにも伝達し得るようになつている。
上記型締装置10側の回転入力軸20は、その
軸上に設けられたギヤ30において、ギヤ32に
噛み合わされており、このギヤ32を介してギヤ
36に噛み合わされている。また、このギヤ36
は、型締装置10の可動盤送り機構であるボール
ネジ機構のナツト部材34に、一体的に設けられ
ている。
これによつて、回転入力軸20に伝達されたサ
ーボモータ14からの回転動力が、そのナツト部
材34に伝達されるようになつているのである。
また、このナツト部材34は位置固定のベース
盤3によつて回転可能に支持される一方、可動盤
40に固定されたボールネジ42と所定のボール
ネジ構造をもつて螺合せしめられており、その回
転に従つて、ボールネジ42、ひいては可動盤4
0をその軸心方向に相対移動せしめるようになつ
ている。そして、これによつて、可動盤40を固
定盤44に対して相対移動せしめ、可動盤40に
設けられた可動金型46と固定盤44に設けられ
た固定金型48とを開閉操作するようになつてい
る。なお、50は、ベース盤38と固定盤44と
を位置固定に連結すると共に、可動盤40を摺動
可能に支持するタイバーである。また、52は、
射出樹脂材料の射出成形時において金型46,4
8を圧締し、それら金型46,48に作用せしめ
られる射出樹脂圧に抗して、それら金型46,4
8の型締状態を保持するための増圧装置であり、
クラツチ53によつて回転入力軸20に連結せし
められるようになつている。
一方、前記射出装置12側の回転入力軸24
は、互いに並列に設けられたクラツチ54,56
および58を介して、それぞれボールネジ60、
長軸ギヤ62および回転軸64に連結されるよう
になつており、サーボモータ14からの回転動力
を、それらボールネジ60、長軸ギヤ62および
回転軸64に伝達し得るようになつている。
ここに、ボールネジ60は、その回転に従つて
射出装置12をそのベース66ごと型締装置10
に対して接近、離間させるためのものであつて、
射出装置12はこのボールネジ60の回転駆動に
より、射出シリンダ68のノズル70を固定金型
48に押し付け得るようになつている。
また、長軸ギヤ62は、射出シリンダ68に装
入されたスクリユ72の基部に固定されたギヤ7
4に噛み合わされており、サーボモータ14から
の回転動力をスクリユ72に伝達するようになつ
ている。このスクリユ72の回転作動に従つて、
射出シリンダ68の先端部に、所定の射出樹脂材
料が送出、蓄積されることとなるのである。
さらに、回転軸64上には、ギヤ76が設けら
れており、このギヤ76において、ボールネジ7
8に固定されたギヤ80に噛み合わされている。
このボールネジ78は、スクリユ72の基部に設
けられたナツト部材82に螺合されており、その
回転に従つてナツト部材82、ひいてはスクリユ
72をその軸心方向に移動せしめるようになつて
いる。
つまり、この射出装置12で、クラツチ58を
介して回転軸64に伝達される回転動力によつ
て、スクリユ72のピストン駆動が行なわれるよ
うになつているのであり、スクリユ72の回転に
従つて射出シリンダ68の先端部に送出、蓄積さ
れる射出樹脂材料が、このスクリユ72のピスト
ン駆動によつて、型締装置10の金型46,48
間に形成される所定の製品キヤビテイ内に射出せ
しめられるようになつているのである。
なお、84は、スクリユ72の回転駆動時にお
いて、ボールネジ78に回転負荷をかけるための
背圧ブレーキであり、この背圧ブレーキ84によ
つてスクリユ72の回転が抑制されることによ
り、スクリユ72がそのボールネジ78との螺合
に基づいて後退せしめられるようになつているの
である。また、86は、スクリユ72の移動位置
を検出するためのスクリユ位置検出センサであつ
て、このセンサ86によつて検出されたスクリユ
72の位置情報が後述のシーケンス制御装置88
に供給せしめられるようになつている。
また、前記サーボモータ14には、ロータリエ
ンコーダ90が設けられており、そのロータリエ
ンコーダ90によつて検出されたサーボモータ1
4の回転信号が、そのサーボモータ14の回転速
度を制御するサーボコントローラ92に供給され
るようになつている。
そして、この射出成形機では、前記クラツチ1
8,53,54,56,58、背圧ブレーキ84
およびサーボコントローラ92が、シーケンス制
御装置88によつてその作動を制御される一方、
前記サーボモータ14がサーボコントローラ92
によつてその回転速度を制御されることにより、
型締装置10の型開閉および型締操作並びに射出
装置12の射出操作、つまり射出成形機の射出成
形操作が行なわれるようになつている。
すなわち、この射出成形機では、射出成形操作
に際して、先ず、シーケンス制御装置88からの
制御信号に基づいてクラツチ18が接続され、サ
ーボモータ14からの回転動力によつてナツト部
材34が回転させられて、可動盤40が固定盤4
4に対して近接移動せしめられ、金型46,48
の型閉操作が行なわれる。そして、この型閉操作
の終了後、シーケンス制御装置88からの制御信
号によつてクラツチ53が接続され、増圧装置5
2によつて金型46,48が圧締されて、型締操
作が行なわれる。なお、クラツチ18は、その型
締操作の完了後、切り離される。
一方、この型締操作が完了すると、その型締状
態下において、シーケンス制御装置88からの制
御信号に従つてクラツチ54が接続され、前述の
ように、射出シリンダ68のノズル70が型締装
置10の固定金型48に押圧せしめられる。そし
て、このノズル70の押圧操作が終了すると、ク
ラツチ54が切り離される一方、クラツチ56が
接続されて、サーボモータ14の回転に従つて射
出シリンダ68内のスクリユ72が回転せしめら
れ、その射出シリンダ68の先端部に所定の射出
樹脂材料が送出、蓄積される。次いで、スクリユ
72が予め定められた位置まで後退し、射出樹脂
材料が所望量蓄積されたことがスクリユ位置検出
センサ86からの位置信号に基づいて検出される
と、クラツチ56が切り離されて、スクリユ72
の回転が停止される一方、クラツチ58が接続さ
れて、ボールネジ78が回転せしめられ、スクリ
ユ72が前方へ押し出される。これによつて、射
出シリンダ68の先端部に蓄積された射出樹脂材
料が前記金型46,48間の製品キヤビテイ内に
射出される。なお、クラツチ56の接続時には、
背圧ブレーキ84が作動せしめられ、ボールネジ
78の回転が抑制される。
また、射出樹脂材料の射出操作が完了すると、
クラツチ58が切り離される一方で、クラツチ5
4が一定期間接続され、射出シリンダ68のノズ
ル70が固定金型48から所定距離離間せしめら
れる。そして、所定の冷却期間が経過すると、前
記クラツチ53が切断され、金型46,48の型
締状態を保持する増圧装置52の増圧力が解除さ
れる一方、前記クラツチ18が再び接続されて、
サーボモータ14の回転に従つて可動盤40が固
定盤44から離間され、金型46,48の型開操
作が行なわれる。そして、この型開操作の終了
後、可動金型46から射出成形品が離型され、射
出成形操作が終了する。
一方、前記サーボコントローラ92は、第2図
のような構成とされており、上記シーケンス制御
装置88による射出成形機の制御下において、サ
ーボモータ14を、そのシーケンス制御装置88
による射出成形機の制御状態に応じ、予め設定さ
れた基準回転速度に従つて、駆動制御するように
なつている。
すなわち、第2図において、94はモータ速度
設定器であつて、可動盤移動ストローク設定器9
6と速度・加減速比設定器98とを含んでいる。
ここに、可動盤移動ストローク設定器96は、可
動盤40の移動ストローク、即ち金型46と48
との型締位置を原点とする可動盤40の固定盤4
4に対する最大移動距離をデジタル値で設定、記
憶するためのものであつて、前記シーケンス制御
装置88から型締装置10の型閉操作の開始を指
令する型閉信号と型開操作の開始を指令する型開
信号とが入力されるようになつており、それら型
閉信号および型開信号が入力される毎に、“0”
値と上記移動ストローク設定値とを指令値レジス
タ100に出力するようになつている。
また、速度・加減速比設定器98は、サーボモ
ータ14の基準回転速度を、金型46,48の型
締位置を原点とする可動盤40の移動距離(以
下、単に移動距離という)や移動方向、或いはス
クリユ72の移動位置や移動方向等に対応してデ
ジタル値で設定、記憶するためのものであつて、
それら各被駆動部材の移動方向、移動距離(移動
位置)等と、サーボモータ14の回転速度、加減
速比等とを組み合わせて指令することにより、そ
れら各被駆動部材の各移動位置におけるサーボモ
ータ14の基準回転速度を設定し得るようになつ
ている。そして、この設定器98は、シーケンス
制御装置88から供給される制御信号の内容に基
づいて、それぞれ可動盤40の移動方向、移動距
離に対応した基準回転速度設定値信号乃至は基準
加減速比設定値信号を後述のロジツク回路102
に供給する一方、スクリユ72や射出シリンダ6
8の移動方向、移動位置或いは駆動状態に対応し
た基準回転速度信号を後述の切換スイツチ104
に出力するようになつている。なお、この速度・
加減速比設定器98では、可動盤40やスクリユ
72等の被駆動部材の基準移動速度やその基準加
減速比を設定することによつて、サーボモータ1
4の基準回転速度や基準加減速比を自動的に設定
するようにすることも可能である。
また、第2図において、106は現在値レジス
タであつて、前記ロータリエンコーダ90からの
回転信号が、前記切換スイツチ104と連動して
切換操作される切換スイツチ108を介して、供
給されるようになつており、そのロータリエンコ
ーダ90から供給される回転信号のパルスをサー
ボモータ14の回転方向に応じて可逆的に計数、
記憶して、その記憶内容である計数値に応じた信
号を減算器110に供給するようになつている。
また、この現在値レジスタ106には、前記型締
装置10の型締操作が完了する毎に、より正確に
は、金型46,48が型締され、後述の射出装置
12の射出操作が完了して、シーケンス制御装置
88から型開信号が発せられる毎に、そのシーケ
ンス制御装置88からリセツト信号が入力せしめ
られるようになつており、これにより、金型4
6,48の型締状態から型開作動が開始される毎
に、その計数内容(計数値)が“0”値にリセツ
トされるようになつている。つまり、現在値レジ
スタ106は、金型46,48の型締位置を原点
とする可動盤40の移動距離に比例した信号を減
算器110に供給するようになつているのであ
る。
なお、現在値レジスタ106は、ここでは、可
動盤40が型開き方向に移動させられるとき、ロ
ータリエンコーダ90からのパルスを加算計数す
るようになつている一方、可動盤40が型閉じ方
向に移動させられるとき、そのパルスを減算計数
するようになつている。
一方、この減算器110には、前記指令値レジ
スタ100からの指令値信号、即ち型締装置10
の型閉操作時には“0”値に対応した指令値信号
が、また型開操作時には前記可動盤40の移動ス
トローク設定値に対応した指令値信号が供給され
るようになつている。そして、減算器110は、
上記現在値レジスタ106からの計数値に応じた
積算信号(出力信号)をかかる指令値信号から減
算し、その減算結果を表す減算信号を前記ロジツ
ク回路102およびシーケンス制御装置88に供
給するようになつている。減算器110からは、
その大きさが金型46,48の型締位置を原点と
する可動盤40の実際の移動距離(厳密には、目
標停止位置までの残り移動距離、従つて型開操作
時には、可動盤40の移動ストロークと実際の移
動距離との差)を表し、その正負の符号が可動盤
40の実際の移動方向を表す減算信号が出力され
るのであり、これがロジツク回路102およびシ
ーケンス制御装置88に供給されるようになつて
いるのである。
なお、以上の説明から明らかなように、本実施
例では、可動盤移動ストローク設定器96と指令
値レジスタ100が可動盤移動ストローク設定手
段を構成しており、また現在値レジスタ106に
リセツト信号を供給するシーケンス制御装置88
の構成要素がリセツト手段を構成しており、更に
減算器110が移動距離算出手段を構成してい
る。
上記減算信号が供給されるロジツク回路102
は、可動盤40の実際の移動距離および移動方向
を表す減算器110からの減算信号と、前記速
度・加減速比設定器98からの基準回転速度設定
値信号乃至は基準加減速比設定値信号とに基づい
て、可動盤40の実際の移動距離および移動方向
に応じた基準回転速度を逐次決定するようになつ
ており、この基準回転速度を表す基準回転速度信
号を切換スイツチ104に出力するようになつて
いる。
なお、シーケンス制御装置88では、この減算
信号が負値から“0”値になつたことが確認され
ることにより、型閉操作が完了したことが検知さ
れ、正値から“0”値になつたことが確認される
ことにより、型開操作が完了したことが検知され
るようになつている。
また、前記切換スイツチ104は、その切換作
動状態がシーケンス制御装置88からの切換制御
信号によつて制御されるようになつており、その
シーケンス制御装置88からの切換制御信号に従
つて前記速度・加減速比設定器98からの基準回
転速度信号とロジツク回路102からの基準回転
速度信号とを択一的に選択し、D/A変換器11
2に供給するようになつている。即ち、可動盤4
0の型開閉操作時においては、可動盤40の移動
速度を制御するためのロジツク回路102からの
基準回転速度信号が選択され、D/A変換器11
2に供給されるようになつているのであり、また
それ以外のときには、射出シリンダ68の移動速
度やスクリユ72の移動速度乃至は回転速度を制
御するための速度・加減速比設定器98からの基
準回転速度信号が選択され、D/A変換器112
に供給されるようになつているのである。なお、
前記切換スイツチ108は、上記切換スイツチ1
04によつてロジツク回路102からの基準回転
速度信号が選択されているとき、前述のように、
ロータリエンコーダ90からの回転信号を現在値
レジスタ106に供給し、速度・加減速比設定器
98からの基準回転速度信号が選択されていると
き、その回転信号の供給を阻止するようになつて
いる。
一方、上記D/A変換器112は、切換スイツ
チ104を介して供給される基準回転速度信号を
アナログ信号に変換し、これを減算器114に供
給するようになつている。また、この減算器11
4には、ロータリエンコーダ90からの回転信号
に基づいてサーボモータ14の実際の回転速度を
演算する速度演算器116が接続されており、そ
の速度演算器116から、そのサーボモータ14
の実際の回転速度を表す信号が入力されるように
なつている。そして、この減算器114では、そ
れらD/A変換器112からの基準回転速度信号
の速度演算器116からの実際の回転速度を表す
信号との減算が行なわれ、それらの差分を表す減
算信号が、駆動増幅器118に出力されるように
なつている。そして、駆動増幅器118からは、
この差分に応じて補正された補正回転信号がサー
ボモータ14に供給されるようになつており、こ
の補正回転信号がサーボモータ14に供給される
ことにより、サーボモータ14の実際の回転速度
が基準回転速度に一致せしめられるようになつて
いる。
つまり、可動盤40は、モータ速度設定器94
の可動盤移動ストローク設定器96によつてその
移動ストローク(金型46,48の型締位置を原
点とする最大移動距離)を、また速度・加減速比
設定器98によつてその可動盤40の移動方向と
移動距離に対応したサーボモータ14の基準回転
速度を、それぞれ予め設定しておくことにより、
型閉行程および型開行程の何れにおいても、それ
ら設定器96,98によつて設定された速度曲線
に従つて忠実に移動せしめられるのである。ま
た、射出シリンダ68やスクリユ72も、上記可
動盤40と同様、モータ速度設定器94の速度・
加減速比設定器98によつてその移動方向、移動
位置および駆動状態に応じたサーボモータ14の
基準回転速度を予め設定しておくことにより、そ
れぞれ所望の速度曲線に従つて忠実に移動乃至は
回転せしめられるのである。
このように、この射出成形機では、可動盤40
の移動速度、射出シリンダ68の移動速度、スク
リユ72の移動速度および回転速度を、それぞれ
設定器96,98で設定値を設定するだけの簡単
な操作によつて容易に設定できるのであり、従つ
て金型46,48等の変更によつて可動盤40の
移動制御速度を変更する必要が生じた場合や、射
出樹脂材料の射出量や材質の変更によつてスクリ
ユ72の回転制御速度や押出制御速度を変更する
必要が生じた場合等にも、単に設定器96,98
の設定値を変更するだけの簡単な操作でそれらの
移動制御速度や回転制御速度を容易に変更できる
のである。
特に、可動盤40の移動制御速度を変更するよ
うな場合には、従来の型締装置のように、リミツ
トスイツチの取付位置をその都度変更するような
面倒な操作が不要となるため、その変更操作が極
めて簡単になるのであり、その変更操作に要する
時間も著しく短縮できるのである。また、本実施
例の型締装置10では、従来装置のように、リミ
ツトスイツチの取付位置の誤差に基づいて可動盤
40の移動位置検出精度が低下することがないた
め、可動盤40の停止位置精度が著しく向上する
のであり、それ故離型時における射出成形品のク
ランプ位置が極めて正確になるといつた利点もあ
るのである。
また、本実施例の型締装置10によれば、単に
設定器96,98による設定操作をきめ細かく行
なうだけの簡単な操作によつて、可動盤40の移
動速度を容易にきめ細かく制御することができる
のであり、それ故可動盤40の移動速度をより適
正な速度に設定することによつて、金型46,4
8の型開閉時間、ひいては射出成形サイクルを短
縮することが極めて容易となるのであり、またそ
の場合においても、可動盤40の移動速度の変更
操作がそれほど面倒になることがないといつた利
点もあるのである。
しかも、本実施例の型締装置10では、可動盤
40の移動時のサーボモータ14の基準回転速度
が、金型46,48の型締位置を原点とする可動
盤40の固定盤44に対する相対的な移動距離を
基準として設定されるようになつており、またそ
の移動距離の原点が常に金型46,48の実際の
型締状態下において設定されるようになつている
ところから、可動盤40の移動ストローク端を単
に金型46,48等の寸法に基づく机上の計算値
に従つて設定する場合に比べて、その停止位置精
度が高いといつた利点があるのであり、また可動
盤40の移動位置を固定盤44との絶対的な離間
距離としてサーボモータ14の基準回転速度を設
定する場合に比べて、基準回転速度の設定変更時
における設定操作が容易であるといつた利点もあ
るのである。
さらに、金型46,48の型締位置を基準とし
た可動盤40の移動位置を計数値(記憶内容)で
表す現在値レジスタ106が、金型46,48の
型締状態において、型開信号が発せられる毎に、
即ち型開操作が開始される毎に、リセツトされる
ようになつているため、射出装置12における射
出スクリユ72の射出作動やスクリユ回転作動時
に現在値レジスタ106に記憶されたロータリエ
ンコーダ90の出力パルスの影響も完全に排除さ
れることとなるのであり、また、たとえ外部雑音
によつて現在値レジスタ106に計数誤差が生じ
ても、それが累積されるようなことはなく、従つ
て外部雑音に起因する計数誤差の累積によつて、
可動盤40の作動状態、ひいては射出成形機の作
動に重大な支障が生じるようなことが良好に回避
されるのであり、しかも射出装置12の作動状態
下においては、たとえ現在値レジスタ100が外
部雑音で誤作動しても、それによつて射出成形機
の作動に実質的な支障が生じることが確実に回避
されるのである。
なお、上記実施例では、可動盤40の移動スト
ロークとサーボモータ14の基準回転速度設定値
とが設定器96,98によつて別々に設定される
ようになつていたが、可動盤40の移動ストロー
クは速度・加減速比設定器98による基準回転速
度の設定によつて自動的に設定するようにするこ
とも可能である。
また、上記実施例では、可動盤送り機構である
ボールネジ機構を構成するナツト部材34とボー
ルネジ42のうち、ナツト部材34がベース盤3
8側に設けられ、ボールネジ42が可動盤40側
に設けられた型締装置10に本発明が適用されて
いたが、それとは逆に、ボールネジ42がベース
盤38側に設けられ、ナツト部材34が可動盤4
0側に設けられた形式の型締装置にも、本発明を
適用することが可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明が、その
趣旨を逸脱しない範囲内において種々なる変更、
修正、改良等を施した態様で実施し得ることは、
言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う射出成形機の一例を説
明するための概略図であり、第2図は、第1図の
サーボコントローラを説明するためのブロツク図
である。 10:型締装置、12:射出装置、14:サー
ボモータ、34:ナツト部材、40:可動盤、4
2:ボールネジ、44:固定盤、46,48:金
型、68:射出シリンダ、72:スクリユ、8
8:シーケンス制御装置、90:ロータリエンコ
ーダ、92:サーボコントローラ、94:モータ
速度設定器、96:可動盤移動ストローク設定
器、98:速度・加減速比設定器、100:指令
値レジスタ、102:ロジツク回路、106:現
在値レジスタ、110,114:減算器、11
6:速度演算器、118:駆動増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1台のサーボモータによつて、複数のクラツ
    チを介して、型締装置及び射出装置に設けたそれ
    ぞれのボールネジ機構を回転駆動させることによ
    り、該型締装置による金型の型開閉作動及び該射
    出装置における射出スクリユの射出作動若しくは
    スクリユ回転作動を選択的に行なうようにした射
    出成形機において、 前記サーボモータに設けられたロータリエンコ
    ーダからの出力パルスを、該サーボモータの回転
    方向に応じて可逆的に計数し、且つ記憶する現在
    値レジスタと、 前記型締装置による金型の型開作動の開始毎に
    該現在値レジスタをリセツトするリセツト手段
    と、 前記型締装置により固定盤に対して相対移動せ
    しめられる可動盤の移動ストロークを設定する可
    動盤移動ストローク設定手段と、 前記現在値レジスタの計数値と該可動盤移動ス
    トローク設定手段で設定された移動ストローク値
    とを比較して、前記可動盤の前記固定盤に対する
    移動距離を前記金型の型締位置を原点として算出
    する移動距離算出手段とを、 設けて、前記型締装置による金型の型締位置を原
    点として、前記1台のサーボモータによる可動盤
    の移動距離を制御することにより、前記射出装置
    における射出スクリユの射出作動及びスクリユ回
    転作動時に前記現在値レジスタに記憶された前記
    ロータリエンコーダの出力パルスの影響を排除す
    るようにしたことを特徴とする射出成形機。
JP20982285A 1985-09-21 1985-09-21 射出成形機 Granted JPS6268721A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2759883B2 (ja) * 1988-05-10 1998-05-28 ファナック株式会社 クランク式型締機構の可動プラテン位置設定表示装置

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JPS59227429A (ja) * 1983-06-09 1984-12-20 Hitachi Ltd 射出成形作業の自動装置
JPS60139420A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 Fanuc Ltd 型開閉速度制御装置

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