JPH035333A - ガラス板の熱処理方法 - Google Patents

ガラス板の熱処理方法

Info

Publication number
JPH035333A
JPH035333A JP1138074A JP13807489A JPH035333A JP H035333 A JPH035333 A JP H035333A JP 1138074 A JP1138074 A JP 1138074A JP 13807489 A JP13807489 A JP 13807489A JP H035333 A JPH035333 A JP H035333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
glass
furnace
heated
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1138074A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629148B2 (ja
Inventor
Masami Nishitani
西谷 正巳
Joji Suetomi
末富 丞治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP1138074A priority Critical patent/JPH0629148B2/ja
Priority to US07/527,875 priority patent/US5009694A/en
Priority to DE69007170T priority patent/DE69007170T2/de
Priority to EP90110308A priority patent/EP0400631B1/en
Publication of JPH035333A publication Critical patent/JPH035333A/ja
Publication of JPH0629148B2 publication Critical patent/JPH0629148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/025Re-forming glass sheets by bending by gravity
    • C03B23/0258Gravity bending involving applying local or additional heating, cooling or insulating means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/004Tempering or quenching glass products by bringing the hot glass product in contact with a solid cooling surface, e.g. sand grains
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/012Tempering or quenching glass products by heat treatment, e.g. for crystallisation; Heat treatment of glass products before tempering by cooling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • C03B35/14Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
    • C03B35/20Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by gripping tongs or supporting frames
    • C03B35/202Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by gripping tongs or supporting frames by supporting frames
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B40/00Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
    • C03B40/005Fabrics, felts or loose covers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス板、特に板厚が1.5〜3.0mmの
薄いガラス板において強度アップを図るようにしたガラ
ス板の熱処理方法に関し、詳細には加熱されたガラス板
を室温にまで冷却する間においてガラス板端縁周辺部の
みに適宜平面圧縮応力を付与する熱処理方法に係るもの
であり、建築用はもちろん自動車用あるいは家具用等幅
広く用いられ、特に合せガラス用として有用なものとな
るようにすることができるものである。
〔従来の技術〕
最近、建築用として例えば高層ビルディングあるいは住
宅等、さらには自動車用として例えばフロントあるいは
サイド等の窓ガラスに、各種ガラス板が採用されつつあ
り、特に薄板ガラスを初め多機能を有するガラス板状体
が広く採用されてきている。
このような情勢のなかで、ガラス板、特に薄板ガラスに
おいて、ガラス素板あるいは加工時または加工後、さら
に運搬時、さらにまた例えば自動車窓への嵌め込み時等
、各工程でガラス板エッヂ部に受ける衝撃により破損に
まで及ぶこともあり、そのため取扱いには非常な注意を
必要とするものであり、また薄板化が進むにつれ、こと
に薄板ガラスの合せ化も多くなる傾向を示し、それにつ
れ薄板ガラス自身の強度アンプをも必要となってきてお
り、このなかでガラス板の端縁周辺部において平面圧縮
応力を高めるようにして前記要求を達成しようとする提
案が種々なされている。
例えば、特公昭32−2684号公報には、屈曲しよう
とする硝子の平板を所望の輪郭に成形切断することと、
この成形切断した硝子板を屈曲型の上に支持し、この硝
子板をその屈曲温度に在る間に屈曲させて該屈曲型の曲
率に合致させることと、この屈曲した該硝子板の焼なま
しを行うに当ってこの焼なましの間に硝子板の冷却を制
御してその周縁部に圧縮帯を生じさせることとの各工程
の結合を特徴とする、周縁の破損に対し大きな抵抗力を
有する屈曲硝子板の製造法が記載され、また、2枚のガ
ラス板をプラスチック中間膜により積層した合せガラス
において、上記合せガラス板の周辺部のみに圧縮応力を
形成し強化することで、合せガラス板の取扱い時におけ
るガラス板周辺部よりの破砕、亀裂、破損に対し構造上
−層の抵抗力を有するためのものであることが記載され
ており、また特公昭63−17777号公報には、板厚
1.5mm乃至2.5mmの2枚のガラス板を重ねて曲
げ型に載置し、このガラス板を550℃〜650℃に加
熱して2枚同時に成型する工程、重ね合わされたガラス
板を少なくともその徐冷域温度450℃〜550”Cの
間を90℃/分〜150℃/分の冷却速度で冷却し、ガ
ラス板の端部から1.5cm以内に250kg/cm2
〜500kg/cm”の平面圧縮応力を生ぜしめる工程
、周辺部に平面圧縮応力の与えられた上記2枚のガラス
板をその平面圧縮応力の形成された面をそれぞれ外側に
し、そのガラス板間にプラスチック中間膜を挟み合せガ
ラス組成体を用意する工程、この合せガラス組立体を熱
圧着し一体化する工程の各工程よりなる合せガラスの製
造法が記載されており、さらに特公昭55−31097
号公報には、積層された2枚の合せガラス素板を炉体内
を通して湾曲加工、強化加工するガラス板の加工装置に
おいて、炉体内の搬送口から搬出口に向って順次連続し
て500℃〜750℃の加熱帯と、180℃〜400℃
の急冷帯と、200℃以下の冷却帯とを設けると共に、
上記加熱帯と冷却帯の間には断熱冷却ダンパーを設け、
急冷帯には該急冷帯内の温度範囲に保持するための冷却
装置を設けてなり、積層された2枚の合せガラス素板を
加熱帯にいて湾曲加工し、急冷帯において上記合せガラ
ス素板の周辺部に平面圧縮層を形成する様にしたガラス
板の加工装置が記載され、徐冷温度450℃〜550℃
の間を90℃/分〜150℃/分の冷却速度で、2枚重
ねて曲げ型に載置し2枚同時に上面下面の周辺部を冷却
することが記載されており、さらにまた実公昭63−2
1541号公報には、加熱炉から水平状態で搬送されて
きた板ガラス周縁を保持して、曲げ成形を行うリングモ
ールドの上端部を、傾斜面を有する尖部とし、この尖部
にステンレス鋼繊維からなる織布を被せるようにしたの
で、板ガラスの周縁に接触するリングモールドの面積が
小さ(なり、成形時に生じる聖跡等を可及的に小さくで
き、また金属織布の間を冷却空気が通過するので、リン
グモールドと板ガラスとの間に形成される空間、特に板
ガラス周縁部に形成される空間に冷却空気が籠ることが
なく急冷を有効に行なえ、板ガラス周縁部の強化度を高
めることができるという板ガラスの成形用リングモール
ドが記載されている等が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の特公昭32−2684号公報に記載され
た方法においては、ガラス板全体の冷却を制御するとと
もに、型成形面を越してガラス板の全周縁部を外側に突
出しまた該表面と接触しないようにすることによって、
突出した全周縁部が急冷されるようにしたものであり、
型のレールに接触した部分が前記全周縁部に比して高温
となるというものであり、また特公昭63−17777
号公報あるいは特公昭55−31097号公報に記載さ
れている方法においては重ね合わされた二枚のガラス板
の周辺部の上下方向あるいは横方向より空気を吹き付け
るか、加熱炉から取出し放冷する等の手段で行うもので
あり、これらはいずれもガラス板の周辺部例えばガラス
板端縁部から151以内を型とフリーにしておくことで
行うもので、どちらかといえば不均一冷却となりやすく
ソリあるいは変形を安定して充分に防ぐことができると
は必ずしも言い離いものであり、ガラス板の中央域を充
分徐冷されたような状態にすることが必ずしもでき難い
ものでもある。さらに実公昭63−21541号公報に
記載のものはリングモールドの上端と板ガラスとが密接
すると、急冷装置においてノズルから吹出す冷却空気が
リングモールド内に籠もってしまうため、ガラスの強度
に重大な影響を与えるガラス板周辺部の強化度が劣るこ
ととなるのを防ごうとするものであって、前記ガラス板
周辺部を他の部署と同等の強化度と聖跡を付けることが
ないものとしようとするもので積極的にガラス板周辺部
の強度をアップしようとするものではな(、単に該リン
グモールドを通常の屈曲・強化方法に用いてもガラス板
周辺部のみの強度アップは達成でき難いものである等の
問題があるものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなしたも
ので、特定温度にある平らなまたは曲げ加熱ガラス板を
特定温度に制御した受け取りリングフレームで受け取り
、徐冷または徐冷に近い冷却をすることによってガラス
板端縁周辺部を強度アップすることができ、どちらかと
いえばガラス板中央域では通常的な冷却で生板に近い強
度を有するものにするガラス板の熱処理方法を提供する
ものである。
すなわち、本発明は、所望形状のガラス素板を加熱炉内
で550〜650℃に加熱し、平らな加熱ガラス板また
は該加熱ガラス板を屈曲成形した曲げ加熱ガラス板を冷
却して強度アップを図るガラス板の熱処理方法において
、前記平らなまたは曲げ加熱ガラス板の端縁周辺部を、
該加熱ガラス板の温度に比して100〜600℃低い温
度を有する受け取りリングフレームで受け取り、ついで
200〜500℃に保持されているアニーリング炉内で
3分以内滞留させた後、さらに室温まで冷却することを
特徴とするガラス板の熱処理方法ならびに前記ガラス板
端縁周辺部において、50〜500 kg/cm”の平
面圧縮応力を生ぜしめるようにすることを特徴とするガ
ラス板の熱処理方法を提供するものである。
ここで、前記平らなまたは曲げ加熱ガラス板の温度を5
50〜650℃としたのは、通常屈曲成形、例えば曲げ
型に応じた形状に自重を利用して曲げ成型をする際また
はプレスによる曲げ成型をする際あるいは再徐冷を行う
際等において必要な温度であり、好ましくは590〜6
30℃であって、この温度をそのまま利用するためであ
り、ガラス板としては板厚が51111程度を中心に各
種ガラス板、特に板厚が1.5〜3.0mmの薄いガラ
ス板において、ことにそのなかでも自動車用フロントガ
ラスとして用いる合せガラスの素板として有用である。
また、前記受け取りリングフレームの温度を加熱ガラス
板の温度より100〜600℃低い温度としたのは、1
00℃未満の低い温度差であれば、ガラス板端縁周辺部
における平面圧縮応力がほとんど付与できず強度アップ
につながらないものであり、600℃を越える高い温度
差とすると、ガラス板端縁周辺部における平面圧縮応力
が大きくなり過ぎ、例えば約600〜700kg/cm
2等となってその内側に生じる平面引張応力とのバラン
スあるいは中央域に及す影響を考えると好ましくなく、
場合によってはガラス板端縁周辺部においてソリ等の変
形、さらにはハマカケやクラック等キズにつながるもの
であって、最悪の場合には破損を招くものであり、好ま
しくは200〜500℃低い温度差である。またその受
け取りリングフレームのアニーリング炉内での保持時間
は3分以下で充分であり、好ましくは1.5分以下、最
適には1公租度である。また受け取りリングフレームの
温度調節は例えば徐冷炉としての補助炉あるいは室温部
から、平らなまたは曲げ加熱ガラス板を受け取りに行く
こと等で行ってもよく、あるいは適時加熱または冷却装
置を別途設けて温度調節を行ってもよいことは言うまで
もない。
さらに受け取りリングフレームの少なくとも天端部には
通常SOSの金網がカバーされており、そのままかさら
にその上に断熱保温材としてカーボンクロス、ガラスク
ロス等のカバーをして用いてもよいものであり、さらに
また受け取りリングフレームとのガラス板@縁周辺部の
接触面は端縁から最大約20mm程度であり、好ましく
は10〜15mm程度である。
さらにアニーリング炉内の温度を200〜500℃とし
たのは、受け取りリングフレームの加熱ならびに温度保
持、または前記加熱ガラス板を受け取りリングフレーム
で受け取り後において徐冷または徐冷に近い条件とする
ために必要であり、好ましくは300〜480℃である
さらにまた、前記平面圧縮応力が50〜500kg/c
m”が好ましいとしたのは、50kg/cm”未満では
ガラス板の強度アップにはつながり難いものであり、5
00 kg/cm”を超えるとその内側における平面引
張応力あるいは中央域に及ぼす影響またはエツジ部の補
強による強度アップという所期の目的からみて必らずし
も良好な傾向ではなく、ガラス板全体としてのバランス
上も必要がないためである。
なお、本発明においては、ガラス板端縁周辺部を受け取
りリングフレームで以て受け取るようにしたので、上部
端縁のコーナ一部を別途用意した押え具を適宜用いるよ
うにすることもできて、よりガラス板の端縁周辺部にお
けるソリ等の変形がなく、所望形状への精度をさらに向
上せしめることができ、ことに三方曲げ等複雑な曲率を
要求させるものでも高精度のものとなり、例えば自動車
窓等に取り付けるに際しても歪み等発現することがなく
なり、作業性の向上、歩留アップをもたらすものとなる
ものであり、より好ましいものである。
〔作 用〕
上述したように本発明は、特定温度にある平らなまたは
曲げ加熱ガラス板の端縁周辺部を、この特定温度と特異
な温度範囲内で低く温度差をもたらすよう適宜コントロ
ールした受け取りリングフレームを用いて受け取り、徐
冷または徐冷に近い状態で冷却するようにしたことによ
り、風冷による冷却よりさらに均一に確実で安定してソ
フトな急冷を行うことができ、従来のように型枠におけ
る残存温度が冷却時に逆転してガラス板の型枠と接触し
ない部署より接触部署が高くなってしまうこともなくす
ることができて、前記端縁周辺部の平面圧縮応力とその
内側に発現する平面引張応力ならびに中央域への影響を
従来に比してよりバランスがとれたちのとすることがで
き、しかも場合によってはガラス板の端縁のコーナ一部
またはその附近等を軽く自由自在に押えるようにするこ
とで、多少強制的にもソリ等の変形を発現しないように
できるとともに、上下面から冷却するようになって、例
えば板厚が厚くなったとしてまたは2枚のガラス板を同
時に冷却する場合でも確実に対応できて冷却が行え所期
の平面圧縮応力を得ることができてガラス板端縁周辺部
の強度をアップすることができる等、本発明によって種
々の強度を有するガラス板を、ソリ等の変形を発現せず
、より高精度な成型品とすることができ、運搬や合せ加
工等の各種工程中あるいは自動車窓に取り付は時等の作
業においても、取り扱いにほとんど支障がなくなり、破
損等の発生もほとんど皆無にできるようになるものであ
り、さらに場合によっては従来の設備と作業状況のまま
で本発明の所期の目的を達成できることとなるものでも
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面に基づき詳細に説
明する。
第1図は、曲げ加熱ガラス板を受け取る受け取りリング
フレームを示す拡大組立斜視図、第2図は第1図のB−
B視において加熱ガラス板を載置した際のta+が部分
拡大縦断面図、伽)がその部分拡大斜視図、第3図は曲
げ工程の全体を示す平面図、第4図は第3図のA−A視
縦断面図を示すものである。
第3.4図に示す一連のガラス板の加熱・屈曲等の熱処
理装置は、ロールコンベア1をJ[し、ガラス素板2を
搬送しつつ加熱する加熱炉3と、加熱ガラス板2′を屈
曲するために該加熱炉の終端に配設する成形炉6内に吸
着具4を設け、下方より熱風を吹き上げる図示されない
風管を配設して、雰囲気温度が570〜670°Cの範
囲である成形部5と、該成形炉を挾んだ一方に曲げ型7
を載置する台車8を待機収容せしめるホット炉9と、そ
の反対側に成形炉6を挾んでシールチャンバー10を介
してアニーリング炉である補助炉11を配置するもので
ある。
加熱炉3に続く成形炉6に密着するシールチャンバー1
0内に、ワイヤで連結しシリンダーの作動で上下動する
ダンパー12を設け、該チャンバーの空洞の底部に後述
する図示されない補助ロールを配設する。
このようにシールチャンバー10と接合する補助炉11
は、シールチャンバー10側とその反対側の両側面に削
成し貫通する開口部を有し、該補助炉内を200〜60
0℃の範囲で特定温度に設定可能な高温部13と、30
0℃以下にセットする低温部14とに区画する仕切りダ
ンパー15を設け、該ダンパーは該補助炉の天井の座に
着座するシリンダーの作動で上下動し、該補助炉内の天
井および底面には図示されない電力供給線で繋がれた電
熱ヒーターを配置し、さらに低温部14の天井にはダン
パー付の複数の排気官22を植設する。
補助炉11の下側には該補助炉の摺動手段として、レー
ルを敷設する架台がリニアベアリングを介して該補助炉
を支持し、該架台に着座する摺動用シリンダーのロンド
は、該補助炉の片端に固着するピースとナツトで連結し
、摺動シリンダーの作動で補助炉11はレールに沿って
左右に移動する。
補助炉11の低・高温部一体な開口部は、図示されない
架橋上に着座するシリンダーでワイヤを介して上下動す
るダンパー16とシールチャンバーで塞ぐが、残りの部
分は支柱に取りつけたコ字状の高温部用の保温カバー1
7もしくは低温部用の保温カバー18で両開口部を塞ぐ
ものである。
ダンパー16の前方は、レールを敷設する架台を配設し
、該レールの上部にはフレーム21で組立て取り外し可
能な受け取りリングフレーム19を載置した受取台車2
0が、その端部のロールと架台上に立設する軸台に軸止
し回転自在な補助ロールとを介して載置し、レールに沿
って移動するが、補助炉11内でのフレーム21の支持
は前述したシールチ センバー10内の図示されない補
助ロールによって支えられ、受け取りリングフレームI
9は成形部5内まで進入する。
レールに沿って移動する受取台車20の駆動は、例えば
フレームのロール側端部と連結するチェーンで正逆に駆
動するモーターにより伝動し、該モーターは高熱から隔
離した位置に配するのが望ましい。
第1.2図は第3図に示している受け取りリングフレー
ム19部の全体ならびに要部を拡大した各図であって、
前記フレーム21より支持バーを介してリング基台28
を設け、その上にボルト26で高さ調整自在にナツト2
7でリングフレーム25を固定し、該リングフレーム2
5の天端を覆い包含するように、例えば先ずSUSの金
11i124、ついでその上にカーボンクロス等の各種
クロスまたはフェルト23を最外表としてカバーした構
成の受け取りリングフレーム19を用い、曲げ加熱ガラ
ス板2”の端縁周辺部29が例えば20m1l以下が重
なるように接触載置させた状態を部分拡大して示したも
のであり、この前後の曲げ加熱ガラス板を受け取る前で
載置してない時点での受け取りリングフレームの全体を
も拡大して示したものである。
上記ガラス板の熱処理装置を用いた際の実施例について
、その条件ならびにその結果を具体例として表1に例示
する。
すなわち、実施例では、板厚が約2mmの所望形状に切
断したガラス素板を上記加熱炉で610〜620℃に加
熱し、上記成形炉で屈曲成型し、室温またはアニーリン
グ用補助炉で適宜加熱されたSUS金網あるいはカーボ
ンクロス等を被覆カバーしてなる受け取りリングフレー
ムで受け取り、受け取りリングフレームを加熱した温度
に保持されている補助炉でアニーリングを行い、例えば
300〜200°C程度まで降温させた時点で補助炉外
に搬送し、放冷し所要温度まで冷却するものであり、こ
の得られた曲げガラス板の端縁周辺部の全周について1
2〜18点を決めて、例えば東芝製精密歪計(5VP−
30−n )を用いて測定し、この測定結果を平均し、
平均した平面圧縮応力によってガラス板の強度アップの
程度を示したものである。
この実施例の結果からも明らかなように平面圧縮応力が
増加し、周辺部の強度アップが達成されていることを示
し、周辺部のうねりやソリ等の変形もなく、全体の曲率
も高精度で、受け取りリングフレームと接触したガラス
板端縁周辺部の表面も特に異常はなく平滑なものであっ
た。
比較例については、本発明の範囲外の条件におけるもの
で、クラックを発生したり、クラックが発生しなくても
ソリや変形を伴うこととなるものであったり、またガラ
ス板端縁周辺部の平面圧縮応力がほとんど変化なく強度
アップが図られたとは言い難いものである等であった。
なお、加熱炉、成形炉あるいは補助炉等については例示
した上記の熱処理装置にかぎらないことは言うまでもな
いことである。
[発明の効果] 本発明は、加熱ガラス板の端縁周辺部を直接受け取るよ
うにして必要最小限に効率よく急冷することができて、
ガラス板の端縁周辺部に平面圧縮応力を制御して付与で
きることとなってガラス板の強度が充分あるものとなり
、ソリ等の変形もなく高精度の成型をもたらし、合せガ
ラスの加工や運搬時などの取り扱い等の作業性も向上し
、窓などに取り付ける際も含め歩留と作業効率がよくな
り、自動車用窓ガラス等として用いた際にその軽量化と
安全性をも高めることができることになるガラス板の熱
処理方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図は本発明で用
いる受け取りリングフレームを示す組立斜視図、第2図
は第1図で示す受け取りリングフレームに曲げ加熱ガラ
ス板を受け取った際のfalが部分拡大縦断面図、偽)
がその一部を示す部分拡大斜視図、第3図は加熱・曲げ
工程の全体を示す平面図、第4図は第3図のA−A視縦
断面図を示すものである。 2′・・・加熱ガラス板  2″・・・曲げ加熱ガラス
板3・・・加熱炉  11・・・補助炉  13・・・
高温部14・・・低温部  1つ・・・受け取りリング
フレー23・・・断熱保温材   24・・・SUS金
網25・・・リングフレーム  29・・・端縁周辺部
時 許 出 願 人 セントラル硝子株式%式%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所望形状のガラス基板を加熱炉内で550〜65
    0℃に加熱し、平らな加熱ガラス板または該加熱ガラス
    板を屈曲成形した曲げ加熱ガラス板を冷却して強度アッ
    プを図るガラス板の熱処理方法において、前記平らなま
    たは曲げ加熱ガラス板の端縁周辺部を、該加熱ガラス板
    の温度に比して100〜600℃低い温度を有する受け
    取りリングフレームで受け取り、ついで200〜500
    ℃に保持されているアニーリング炉内で3分以内滞留さ
    せた後、さらに室温まで冷却することを特徴とするガラ
    ス板の熱処理方法。
  2. (2)前記ガラス板端縁周辺部において、50〜500
    kg/cm^2の平面圧縮応力を生ぜしめるようにする
    ことを特徴とする請求項1記載のガラス板の熱処理方法
JP1138074A 1989-05-31 1989-05-31 ガラス板の熱処理方法 Expired - Lifetime JPH0629148B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1138074A JPH0629148B2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ガラス板の熱処理方法
US07/527,875 US5009694A (en) 1989-05-31 1990-05-24 Method for heat treatment of glass plate to strengthen its peripheral region
DE69007170T DE69007170T2 (de) 1989-05-31 1990-05-30 Verfahren zur Wärmebehandlung von Glasscheiben zum Härten der Randbereiche.
EP90110308A EP0400631B1 (en) 1989-05-31 1990-05-30 Method for heat treatment of glass plate to strengthen its peripheral region

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1138074A JPH0629148B2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ガラス板の熱処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH035333A true JPH035333A (ja) 1991-01-11
JPH0629148B2 JPH0629148B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=15213357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1138074A Expired - Lifetime JPH0629148B2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ガラス板の熱処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5009694A (ja)
EP (1) EP0400631B1 (ja)
JP (1) JPH0629148B2 (ja)
DE (1) DE69007170T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535767A (ja) * 2005-04-11 2008-09-04 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 1つ又は複数の板ガラスの縁部を補強するための方法及び装置
JP2018048064A (ja) * 2016-09-14 2018-03-29 旭硝子株式会社 屈曲ガラス物品の製造方法及び屈曲ガラス物品
JP2018528909A (ja) * 2015-06-16 2018-10-04 コーニング インコーポレイテッド 反りを熱的に制御するためのシステムおよび方法

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5178660A (en) * 1991-06-26 1993-01-12 Libbey-Owens-Ford Co. Apparatus for bending glass sheets
JP3185934B2 (ja) * 1991-09-04 2001-07-11 日本板硝子株式会社 板ガラスの曲げ成形方法
DE4208219C1 (ja) * 1992-03-14 1993-05-06 Vegla Vereinigte Glaswerke Gmbh, 5100 Aachen, De
US5385786A (en) * 1993-02-09 1995-01-31 Glasstech, Inc. Apparatus and method for controlling stresses in laminated automotive glass
US5643649A (en) * 1995-07-31 1997-07-01 International Business Machines Corporation Method for improving the flatness of glass disk substrates
US5679124A (en) * 1995-08-02 1997-10-21 Glasstech, Inc. Cooling ring assembly for controlling stresses in a formed glass sheet
JP3414205B2 (ja) * 1997-06-27 2003-06-09 日本板硝子株式会社 合わせガラス
DE19746558C1 (de) * 1997-10-22 1999-03-04 Sekurit Saint Gobain Deutsch Verfahren und Formring zum Biegen und Vorspannen von Glasscheiben
CN1346336A (zh) * 1999-04-09 2002-04-24 贝克特股份有限公司 耐热覆盖材料
DE10105200A1 (de) 2001-02-06 2002-08-14 Saint Gobain Verfahren und Vorrichtung zum paarweisen Biegen von Glasscheiben
DE10257972B3 (de) * 2002-12-12 2004-06-17 Saint-Gobain Sekurit Deutschland Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von Kantendruckspannungen in Glasscheiben
US7204901B2 (en) * 2003-02-03 2007-04-17 Zicron Corporation Low cost process for manufacture of hurricane resistant, glass, impact resistant units
US7459199B2 (en) 2004-01-29 2008-12-02 Ppg Industries Ohio, Inc. Method of and apparatus for strengthening edges of one or more glass sheets
CN1298644C (zh) * 2005-02-28 2007-02-07 常熟市幸福玻璃建材有限公司 太阳能光伏电池组件的盖板玻璃的加工工艺
WO2013020914A1 (en) 2011-08-10 2013-02-14 Celares Gmbh Peg-conjugated peptides
US9776905B2 (en) 2014-07-31 2017-10-03 Corning Incorporated Highly strengthened glass article
US11097974B2 (en) 2014-07-31 2021-08-24 Corning Incorporated Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods
US10611664B2 (en) 2014-07-31 2020-04-07 Corning Incorporated Thermally strengthened architectural glass and related systems and methods
JP6923555B2 (ja) 2016-01-12 2021-08-18 コーニング インコーポレイテッド 薄厚熱強化及び化学強化ガラス系物品
US11795102B2 (en) 2016-01-26 2023-10-24 Corning Incorporated Non-contact coated glass and related coating system and method
CN111065609A (zh) 2017-08-24 2020-04-24 康宁股份有限公司 具有改进的回火能力的玻璃
TWI785156B (zh) 2017-11-30 2022-12-01 美商康寧公司 具有高熱膨脹係數及對於熱回火之優先破裂行為的非離子交換玻璃
CN109293227B (zh) * 2018-10-16 2022-02-25 东旭光电科技股份有限公司 热处理装置和热处理方法
WO2021025981A1 (en) 2019-08-06 2021-02-11 Corning Incorporated Glass laminate with buried stress spikes to arrest cracks and methods of making the same
FR3106827B1 (fr) * 2020-01-31 2022-02-04 Saint Gobain Procédé et dispositif de bombage d’une feuille de verre par pressage contre une forme de bombage

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420206A (en) * 1977-07-16 1979-02-15 Setsuo Yamamoto Gas turbine device for blast furnace blast
JPS5711850A (en) * 1980-06-27 1982-01-21 Seiko Instr & Electronics Ltd Inorganic glass

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE822006C (de) * 1945-03-27 1951-11-22 Saint Gobain Waermebehandlung von Glasgegenstaenden
US3169900A (en) * 1955-01-31 1965-02-16 Libbey Owens Ford Glass Co Stress pattern tempered glass sheet and method of making the same
US3216811A (en) * 1960-06-30 1965-11-09 Pittsburgh Plate Glass Co Glass bending
US3372015A (en) * 1963-11-15 1968-03-05 Pittsburgh Plate Glass Co Method of and apparatus for equalizing the cooling of a glass sheet supported on a bending mold
US3387963A (en) * 1964-06-25 1968-06-11 Pittsburgh Plate Glass Co Annealing lehr for glass sheets with reradiating side wall plates
GB1500099A (en) * 1975-09-09 1978-02-08 Asahi Glass Co Ltd Laminated glass windshield and method of making same
FR2610316B1 (fr) * 1987-01-29 1992-11-13 Saint Gobain Vitrage Volumes de verre trempes par contact avec contraintes de bord renforcees
FR2624850B1 (fr) * 1987-12-22 1990-04-27 Saint Gobain Vitrage Procede et dispositif pour le refroidissement de feuilles de verre bombees
IT1237090B (it) * 1988-10-21 1993-05-18 Central Glass Co Ltd Procedimento e dispositivo per curvare e ricuocere lastre di vetro chedevono essere laminate

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420206A (en) * 1977-07-16 1979-02-15 Setsuo Yamamoto Gas turbine device for blast furnace blast
JPS5711850A (en) * 1980-06-27 1982-01-21 Seiko Instr & Electronics Ltd Inorganic glass

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535767A (ja) * 2005-04-11 2008-09-04 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 1つ又は複数の板ガラスの縁部を補強するための方法及び装置
JP2018528909A (ja) * 2015-06-16 2018-10-04 コーニング インコーポレイテッド 反りを熱的に制御するためのシステムおよび方法
US11136255B2 (en) 2015-06-16 2021-10-05 Corning Incorporated Systems and methods for thermally controlling warp
JP2018048064A (ja) * 2016-09-14 2018-03-29 旭硝子株式会社 屈曲ガラス物品の製造方法及び屈曲ガラス物品

Also Published As

Publication number Publication date
EP0400631B1 (en) 1994-03-09
DE69007170T2 (de) 1994-06-16
JPH0629148B2 (ja) 1994-04-20
US5009694A (en) 1991-04-23
EP0400631A2 (en) 1990-12-05
DE69007170D1 (de) 1994-04-14
EP0400631A3 (en) 1991-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH035333A (ja) ガラス板の熱処理方法
JP3427357B2 (ja) 板ガラスの曲げ加工方法及び装置
EP2532630B1 (en) Glass plate and method for manufacturing glass plate
JP3139788B2 (ja) 板ガラスの曲げ成形装置及び曲げ成形方法
EP2532625B1 (en) Method and device for gradually cooling glass plate
US20150232367A1 (en) Press bending mold cloth change system and method
US7459199B2 (en) Method of and apparatus for strengthening edges of one or more glass sheets
US20070157671A1 (en) Method for crowning sheets of glass by pressing and suction
EP1874700B1 (en) Method of and apparatus for strengthening edges of one or more glass sheets
JP2019513681A (ja) ガラス板の曲げ加工
JPS62270429A (ja) ガラス板プレス曲げ設備
JP3720261B2 (ja) 曲げガラス板の製造方法および製造装置
JPS62283834A (ja) 合わせ板ガラス製造用のガラスプレ−ト対を湾曲させる方法
JPH03271127A (ja) ガラス板の熱処理方法
US6574992B1 (en) Method and device for curving and tempering a glass sheet
US5178660A (en) Apparatus for bending glass sheets
JPS6362460B2 (ja)
JPS59232926A (ja) 真空ホルダ
JPH035330A (ja) 自動車用焼入れバルジングガラスの製造方法及び装置
US3262768A (en) Method for bending and tempering glass sheets
JP2020529381A (ja) ペインを曲げ加工するための方法及び装置
US3387963A (en) Annealing lehr for glass sheets with reradiating side wall plates
JPS5919890B2 (ja) ガラス板加工装置
JP3137693B2 (ja) 板ガラスの曲げ成形装置及び曲げ成形方法
JP7332968B2 (ja) プレス成形品の製造方法、並びに、プレス成形品の製造に用いられるトレイ及び熱間プレス製造ライン