JPH0347406A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの動弁装置Info
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- JPH0347406A JPH0347406A JP1181891A JP18189189A JPH0347406A JP H0347406 A JPH0347406 A JP H0347406A JP 1181891 A JP1181891 A JP 1181891A JP 18189189 A JP18189189 A JP 18189189A JP H0347406 A JPH0347406 A JP H0347406A
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- valves
- axis
- cylinder
- intake
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 26
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 206010028813 Nausea Diseases 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000008693 nausea Effects 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
- F02F1/4221—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder particularly for three or more inlet valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/265—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder peculiar to machines or engines with three or more intake valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば−気筒につき三本の吸気バルブと二本
の排気バルブを備えた4サイクルエンジンにおいて、そ
の吸気バルブおよび排気バルブを開閉駆動する動弁装置
に関する。
の排気バルブを備えた4サイクルエンジンにおいて、そ
の吸気バルブおよび排気バルブを開閉駆動する動弁装置
に関する。
[従来の技術]
従来、4サイクルエンジンにおいては、吸・排気効率の
向上を目的として、−気筒につき吸気バルブおよび排気
バルブを複数本設けることが行われている。その具体的
な手段の一つとして、例えば「特開昭58−11351
2号公報」には、−気筒につき三本の吸気バルブと二本
の排気バルブを設けた4サイクルエンジンが開示されて
いる。
向上を目的として、−気筒につき吸気バルブおよび排気
バルブを複数本設けることが行われている。その具体的
な手段の一つとして、例えば「特開昭58−11351
2号公報」には、−気筒につき三本の吸気バルブと二本
の排気バルブを設けた4サイクルエンジンが開示されて
いる。
このエンジンでは、三本の吸気バルブおよび二本の排気
バルブを、気筒の略ボア中心を通り、かつカム軸の軸方
向に沿う線分を挾んだ両側に振り分けて配置しており、
この線分を挾んで対向し合う吸気バルブと排気バルブは
、気筒のボア中心線に対して上記カム軸側に向って互い
に離間する方向に傾斜されている。
バルブを、気筒の略ボア中心を通り、かつカム軸の軸方
向に沿う線分を挾んだ両側に振り分けて配置しており、
この線分を挾んで対向し合う吸気バルブと排気バルブは
、気筒のボア中心線に対して上記カム軸側に向って互い
に離間する方向に傾斜されている。
この場合、三本の吸気バルブのうち、中央の吸気バルブ
はボア中心線に対する傾斜角が小さく設定され、両側の
吸気バルブよりも燃焼室の径方向外側に偏位されている
とともに、これら三本の吸気バルブのバルブステムの上
端部は、カム軸の軸線と平行な略同一直線上に位置され
ている。
はボア中心線に対する傾斜角が小さく設定され、両側の
吸気バルブよりも燃焼室の径方向外側に偏位されている
とともに、これら三本の吸気バルブのバルブステムの上
端部は、カム軸の軸線と平行な略同一直線上に位置され
ている。
そして、このエンジンの吸気バルブおよび排気バルブは
、夫々ロッカアームを介してカム軸と連動されており、
このロッカアームはロッカ軸や油圧式のラッシュアジャ
スタを介してシリンダさラドに支持されている。
、夫々ロッカアームを介してカム軸と連動されており、
このロッカアームはロッカ軸や油圧式のラッシュアジャ
スタを介してシリンダさラドに支持されている。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、ロッカアームをラッシュアジャスタを介して
シリンダヘッドに支持する場合、このラッシュアジャス
タはシリンダヘッドに開けた装着孔内に保持されている
。この装着孔は上記バルブ配置に対応して、気筒の略ボ
ア中心を通り、かつカム軸の軸方向に沿う線分を挾んだ
両側に振り分けて配置されており、夫々の装着孔の内面
には、ラッシュアジャスタのボデーとの密着性を高める
ため、シリンダヘッドの鋳造後に切削加工が施されてい
る。
シリンダヘッドに支持する場合、このラッシュアジャス
タはシリンダヘッドに開けた装着孔内に保持されている
。この装着孔は上記バルブ配置に対応して、気筒の略ボ
ア中心を通り、かつカム軸の軸方向に沿う線分を挾んだ
両側に振り分けて配置されており、夫々の装着孔の内面
には、ラッシュアジャスタのボデーとの密着性を高める
ため、シリンダヘッドの鋳造後に切削加工が施されてい
る。
この場合、装着孔に対する加工性のことを考慮すると、
この装着孔のボア中心線に対する傾きを、吸気バルブ側
と排気バルブ側とで均等に設定することが望ましいもの
となる。
この装着孔のボア中心線に対する傾きを、吸気バルブ側
と排気バルブ側とで均等に設定することが望ましいもの
となる。
しかしながら、上記のように吸気バルブを三本としたエ
ンジンでは、中央の吸気バルブとその両側の吸気バルブ
の傾きが異なるとともに、これら吸気バルブと排気バル
ブの傾きも異なっているので、各装着孔の傾きを、五本
のバルブのうちのいずれかの傾斜に合わせて設定してし
まうと、ラッシュアジャスタに対する吸気バルブおよび
排気バルブの傾きがバルブ毎に異なることになる。
ンジンでは、中央の吸気バルブとその両側の吸気バルブ
の傾きが異なるとともに、これら吸気バルブと排気バル
ブの傾きも異なっているので、各装着孔の傾きを、五本
のバルブのうちのいずれかの傾斜に合わせて設定してし
まうと、ラッシュアジャスタに対する吸気バルブおよび
排気バルブの傾きがバルブ毎に異なることになる。
このため、五本の≠#バルブのうちの少なくとも三本の
バルブにおいては、そのロッカアームとラッシュアジャ
スタとの接触状態が互いに相違することになり、バルブ
の開閉作動時にロッカアームに加わるスラスト力にばら
つきが生じたり、上記接触状態によってはロッカアーム
とラッシュアジャスタとの当り部が偏摩耗する虞があり
得る。
バルブにおいては、そのロッカアームとラッシュアジャ
スタとの接触状態が互いに相違することになり、バルブ
の開閉作動時にロッカアームに加わるスラスト力にばら
つきが生じたり、上記接触状態によってはロッカアーム
とラッシュアジャスタとの当り部が偏摩耗する虞があり
得る。
しかも、三本のバルブ毎にロッカ比が異なってくるので
、バルブの開閉動作が均等になされなくなるといった不
具合があり、特にこの種の現象は、本数が多い吸気バル
ブ側で顕著となるものであった。
、バルブの開閉動作が均等になされなくなるといった不
具合があり、特にこの種の現象は、本数が多い吸気バル
ブ側で顕著となるものであった。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
装着孔の加工性を低下させることなく、全てのバルブの
開閉動作を略均等に行えるとともに、ラッシュアジャス
タとロッカアームとの当り部の偏摩耗を防止することが
でき、しかも、燃焼効率の向上にも寄与する4サイクル
エンジンの動弁装置の提供を目的とする。
装着孔の加工性を低下させることなく、全てのバルブの
開閉動作を略均等に行えるとともに、ラッシュアジャス
タとロッカアームとの当り部の偏摩耗を防止することが
でき、しかも、燃焼効率の向上にも寄与する4サイクル
エンジンの動弁装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段]
そこで、本発明においては、カム軸を備えたシリンダヘ
ッドに、一気筒当たり吸気バルブと排気バルブの少なく
ともいずれか一方を複数本設け、この吸気バルブと排気
バルブを気筒の略ボア中心を通り、かつ上記カム軸の軸
方向に沿う線分を挾んだ両側に振り分けて配置し、この
線分を挾んで対向し合う吸気バルブと排気バルブのバル
ブステムを、気筒の軸線に対して上記カム軸側に向って
互いに離間する方向に傾斜させるとともに、上記複数本
設けたバルブのうちの一つの傾斜角を、他のバルブの傾
斜角よりも小さくして、この一つのバルブを燃焼室の径
方向外側に偏位させて設け、これら傾斜角が異なる複数
本のバルブのバルブステムの先端部を、上記カム軸と平
行な路間−直線上に位置させて、上記線分を挾んで対向
し合う他方のバルブと共に夫々ロッカアームを介してカ
ム軸に連動させ、これらロッカアームのバルブステムと
の接触部とは反対側の端部を、夫々気筒の軸線方向に延
びるラッシュアジャスタを介してシリンダヘッドに支持
させるとともに、このシリンダヘッドには、バルブ本数
に対応した数のラッシュアジャスタが嵌合保持される装
着孔を形成してなる4サイクルエンジンにおいて、 上記吸気バルブと排気バルブのうち、一方のバルブ側の
ラッシュアジャスタの軸線と気筒の軸線とのなす角度を
αとし、他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸線と
気筒の軸線とのなす角度をβとした時、これらαとβを
略均等とする一方、上記傾斜角が異なる複数本のバルブ
のバルブステム間に位置し、しかも、これらバルブステ
ムの延長線の交点を通る線分を、このバルブ側のラッシ
ュアジャスタの軸線と略平行に配置するとともに、 この複数本のバルブとは上記カム軸の軸方向に沿う線分
を挾んで対向し合う他方のバルブのバルブステムを、こ
の他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸線と略平行
に配置したことを特徴としている。
ッドに、一気筒当たり吸気バルブと排気バルブの少なく
ともいずれか一方を複数本設け、この吸気バルブと排気
バルブを気筒の略ボア中心を通り、かつ上記カム軸の軸
方向に沿う線分を挾んだ両側に振り分けて配置し、この
線分を挾んで対向し合う吸気バルブと排気バルブのバル
ブステムを、気筒の軸線に対して上記カム軸側に向って
互いに離間する方向に傾斜させるとともに、上記複数本
設けたバルブのうちの一つの傾斜角を、他のバルブの傾
斜角よりも小さくして、この一つのバルブを燃焼室の径
方向外側に偏位させて設け、これら傾斜角が異なる複数
本のバルブのバルブステムの先端部を、上記カム軸と平
行な路間−直線上に位置させて、上記線分を挾んで対向
し合う他方のバルブと共に夫々ロッカアームを介してカ
ム軸に連動させ、これらロッカアームのバルブステムと
の接触部とは反対側の端部を、夫々気筒の軸線方向に延
びるラッシュアジャスタを介してシリンダヘッドに支持
させるとともに、このシリンダヘッドには、バルブ本数
に対応した数のラッシュアジャスタが嵌合保持される装
着孔を形成してなる4サイクルエンジンにおいて、 上記吸気バルブと排気バルブのうち、一方のバルブ側の
ラッシュアジャスタの軸線と気筒の軸線とのなす角度を
αとし、他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸線と
気筒の軸線とのなす角度をβとした時、これらαとβを
略均等とする一方、上記傾斜角が異なる複数本のバルブ
のバルブステム間に位置し、しかも、これらバルブステ
ムの延長線の交点を通る線分を、このバルブ側のラッシ
ュアジャスタの軸線と略平行に配置するとともに、 この複数本のバルブとは上記カム軸の軸方向に沿う線分
を挾んで対向し合う他方のバルブのバルブステムを、こ
の他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸線と略平行
に配置したことを特徴としている。
この構成によれば、吸気バルブ側のラッシュアジャスタ
を保持する装着孔の傾きと、排気バルブ側のラッシュア
ジャスタを保持する装着孔の傾きが、ボア中心線に対し
て略均等となるので、この装着孔に加工を施す際に、そ
の都度シリンダヘッドの角度を大きく変えなくとも良く
、その分、加工を容易に行える。
を保持する装着孔の傾きと、排気バルブ側のラッシュア
ジャスタを保持する装着孔の傾きが、ボア中心線に対し
て略均等となるので、この装着孔に加工を施す際に、そ
の都度シリンダヘッドの角度を大きく変えなくとも良く
、その分、加工を容易に行える。
また、複数本存在するバルブ側においては、そのバルブ
ステムの傾きが互いに相違するが、これらバルブステム
の間を通る線分がラッシュアジャスタの軸線と略平行で
あれば、ラッシュアジャスタの軸線に対する複数本のバ
ルブの傾斜角度は略均等となり、夫々のバルブに連動す
るロッカアームとラッシュアジャスタとの接触状態を路
間−とすることができる。このため、複数本のバルブの
傾斜角度が互いに相違する構造でありながら、ロッカ比
が路間−となり、これらバルブの開閉作動を略均等に行
えるとともに、ロッカアームとラッシュアジャスタとの
当り部に加わるスラスト力が大きくばらついたり、特定
のバルブの当り部が偏摩耗することもない。
ステムの傾きが互いに相違するが、これらバルブステム
の間を通る線分がラッシュアジャスタの軸線と略平行で
あれば、ラッシュアジャスタの軸線に対する複数本のバ
ルブの傾斜角度は略均等となり、夫々のバルブに連動す
るロッカアームとラッシュアジャスタとの接触状態を路
間−とすることができる。このため、複数本のバルブの
傾斜角度が互いに相違する構造でありながら、ロッカ比
が路間−となり、これらバルブの開閉作動を略均等に行
えるとともに、ロッカアームとラッシュアジャスタとの
当り部に加わるスラスト力が大きくばらついたり、特定
のバルブの当り部が偏摩耗することもない。
その上、上記複数本のバルブステムの間を通る線分と、
他方のバルブのバルブステムの傾斜角度が略均等となる
ので、これらバルブのバルブヘッドが臨む燃焼室の断面
形状を略二等辺三角形とすることができる。このため、
燃焼室容積が小さくなって、高圧縮や強いスワールを発
生させる上で好都合となり、その分、燃焼効率を高める
ことができる。
他方のバルブのバルブステムの傾斜角度が略均等となる
ので、これらバルブのバルブヘッドが臨む燃焼室の断面
形状を略二等辺三角形とすることができる。このため、
燃焼室容積が小さくなって、高圧縮や強いスワールを発
生させる上で好都合となり、その分、燃焼効率を高める
ことができる。
[実施例]
以下本発明の一実施例を、4サイクル多気筒エンジンに
適用した図面にもとづいて説明する。
適用した図面にもとづいて説明する。
第3図中符号lはシリンダブロック、2はシリンダヘッ
ドであり、シリンダヘッド2の上面2aはヘッドカバー
3によって覆われている。シリンダヘッド2とヘッドカ
バー3との間には動弁室4が形成されている。この動弁
室4には吸気用カム軸5と排気用カム軸6が互いに平行
をなして収容されている。
ドであり、シリンダヘッド2の上面2aはヘッドカバー
3によって覆われている。シリンダヘッド2とヘッドカ
バー3との間には動弁室4が形成されている。この動弁
室4には吸気用カム軸5と排気用カム軸6が互いに平行
をなして収容されている。
吸気用カム軸5と排気用カム軸6の一端には、夫々スプ
ロケット7が固定されており、これらスプロケット7の
間にはタイミングチェーン8が掛は渡されている。また
、排気用カム軸6の他端にはタイミングプーリ9が固定
されており、このタイミングプーリ9はタイミングベル
トlOを介してクランク軸(図示せず)と連動されてい
る。したがって、本実施例の場合、吸気用カム軸5は排
気用カム軸6からの動力伝達により駆動される。
ロケット7が固定されており、これらスプロケット7の
間にはタイミングチェーン8が掛は渡されている。また
、排気用カム軸6の他端にはタイミングプーリ9が固定
されており、このタイミングプーリ9はタイミングベル
トlOを介してクランク軸(図示せず)と連動されてい
る。したがって、本実施例の場合、吸気用カム軸5は排
気用カム軸6からの動力伝達により駆動される。
シリンダブロックl内には、複数の気筒11がクランク
軸の軸方向に沿って並置されている。このシリンダブロ
ック1に重ね合わされるシリンダヘッド2の台面には、
ペントルーフ形の燃焼室12を形造る凹部13が形成さ
れている。凹部13は気筒11に対応して設けられてお
り、夫々の凹部13には第8図に示すように、三個の吸
気口14a、L4b、14cと、二個の排気口15a、
15bが開口されている。これら吸気口14a、14
b、14cと排気口15a、 15bとは、気筒11の
ボア中心X1を通り、かつカム軸5,6の軸方向に沿う
基準線A1を挾んだ両側に位置されており、上記ボア中
心Xl上にはプラグ装管孔16が開口されている。
軸の軸方向に沿って並置されている。このシリンダブロ
ック1に重ね合わされるシリンダヘッド2の台面には、
ペントルーフ形の燃焼室12を形造る凹部13が形成さ
れている。凹部13は気筒11に対応して設けられてお
り、夫々の凹部13には第8図に示すように、三個の吸
気口14a、L4b、14cと、二個の排気口15a、
15bが開口されている。これら吸気口14a、14
b、14cと排気口15a、 15bとは、気筒11の
ボア中心X1を通り、かつカム軸5,6の軸方向に沿う
基準線A1を挾んだ両側に位置されており、上記ボア中
心Xl上にはプラグ装管孔16が開口されている。
なお、シリンダヘッド2には、吸気口14a、、14b
。
。
14cに連なる吸気通路17と、排気口15a、 15
bに連なる排気通路18が形成されている。
bに連なる排気通路18が形成されている。
シリンダヘッド2の吸気口14a、 14b、 14c
は三本の吸気バルブ20a、20b、20cによって個
別に開閉されるとともに、排気口15a、 15bも二
本の排気バルブ21a、21bによって個別に開閉され
る。これら吸気バルブ20a、20b、20cおよび排
気バルブ21a、21bは、上記基準線A1を挾んだ両
側に振り分けて設けられており、そのバルブステム22
.23が、バルブガイド24を介してシリンダヘッド2
に支持されている。このバルブステム22.23の上端
部は、第3図に示すようにシリンダヘッド2を貫通して
動弁室4に導入されている。
は三本の吸気バルブ20a、20b、20cによって個
別に開閉されるとともに、排気口15a、 15bも二
本の排気バルブ21a、21bによって個別に開閉され
る。これら吸気バルブ20a、20b、20cおよび排
気バルブ21a、21bは、上記基準線A1を挾んだ両
側に振り分けて設けられており、そのバルブステム22
.23が、バルブガイド24を介してシリンダヘッド2
に支持されている。このバルブステム22.23の上端
部は、第3図に示すようにシリンダヘッド2を貫通して
動弁室4に導入されている。
なお、バルブステム22,23の下端部には、吸気口1
4a、 14b、 14cおよび排気口5a、15bに
臨むバルブヘッド25.28が設けられており、これら
吸気バルブ2Qa、20b、20cのバルブヘッド25
と排気バルブ21a、21bのバルブヘッド26は燃焼
室12内で向かい合っている。
4a、 14b、 14cおよび排気口5a、15bに
臨むバルブヘッド25.28が設けられており、これら
吸気バルブ2Qa、20b、20cのバルブヘッド25
と排気バルブ21a、21bのバルブヘッド26は燃焼
室12内で向かい合っている。
吸気バルブ20a、20b、20cおよび排気バルブ2
1a。
1a。
21bは、そのバルブステム22,23が吸気用カム軸
5および排気用カム軸6と直交する方向に導出されてお
り、これらバルブステム22.23は第4図および第5
図に示すように、互いに平行をなしている。そして、上
記基準線A1を挾んで対向し合う吸気バルブ20a、
20b、 20cと、排気バルブ21a、21bのバル
ブステム22.23は、吸気用カム軸5および排気用カ
ム軸B側に向って互いに離間する方向に傾斜されており
、本実施例の場合、第1図に示すように、上記気筒11
のボア中心X1を通る゛軸線X2に対する排気バルブ2
1a、21bの傾斜角度θ。
5および排気用カム軸6と直交する方向に導出されてお
り、これらバルブステム22.23は第4図および第5
図に示すように、互いに平行をなしている。そして、上
記基準線A1を挾んで対向し合う吸気バルブ20a、
20b、 20cと、排気バルブ21a、21bのバル
ブステム22.23は、吸気用カム軸5および排気用カ
ム軸B側に向って互いに離間する方向に傾斜されており
、本実施例の場合、第1図に示すように、上記気筒11
のボア中心X1を通る゛軸線X2に対する排気バルブ2
1a、21bの傾斜角度θ。
は、例えば10″に設定されている。
また、三本の吸気バルブ20a、20b、20cのうち
、中央に位置する吸気バルブ20bは、両側の吸気バル
ブ20a、 20cに対し燃焼室12の径方向外側にオ
フセットサしている。このため、中央の吸気バルブ20
bの上記軸線X2に対する傾斜角度θ2は、両側の吸気
バルブ20a、20cの軸線X2に対する傾斜角度θ3
よりも小さくなっており、本実施例では上記θ2が例え
ば6°に、θ3が14°に設定されている。そして、こ
れら三本の吸気バルブ20a。
、中央に位置する吸気バルブ20bは、両側の吸気バル
ブ20a、 20cに対し燃焼室12の径方向外側にオ
フセットサしている。このため、中央の吸気バルブ20
bの上記軸線X2に対する傾斜角度θ2は、両側の吸気
バルブ20a、20cの軸線X2に対する傾斜角度θ3
よりも小さくなっており、本実施例では上記θ2が例え
ば6°に、θ3が14°に設定されている。そして、こ
れら三本の吸気バルブ20a。
20b、20cを吸気用カム軸5の軸方向から見た場合
に、中央の吸気バルブ20bのバルブステム22と両側
の吸気バルブ20a、20cのバルブステム22の丁度
中間を通り、かつこれらバルブステム22の延長線の交
点を通る二等分線X3を引くと、上記気筒1の軸線X2
に対するこの二等分線X3の傾斜角度θ4は、 θ4−(θ2+θ3)/2 と表すことができ、上記排気バルブ21a、21bの傾
斜角度θ1と等しい10″に設定されている。
に、中央の吸気バルブ20bのバルブステム22と両側
の吸気バルブ20a、20cのバルブステム22の丁度
中間を通り、かつこれらバルブステム22の延長線の交
点を通る二等分線X3を引くと、上記気筒1の軸線X2
に対するこの二等分線X3の傾斜角度θ4は、 θ4−(θ2+θ3)/2 と表すことができ、上記排気バルブ21a、21bの傾
斜角度θ1と等しい10″に設定されている。
なお、三本の吸気バルブ20a、20b、20cのバル
ブステム22の上端部は、上記基準線A1と平行をなす
路間−直線上に位置されており、これら各吸気バルブ2
0a、20b、20cおよび排気バルブ21a、21b
は、夫々バルブスプリング27によって閉じ方向に付勢
されている。
ブステム22の上端部は、上記基準線A1と平行をなす
路間−直線上に位置されており、これら各吸気バルブ2
0a、20b、20cおよび排気バルブ21a、21b
は、夫々バルブスプリング27によって閉じ方向に付勢
されている。
一方、上記吸気用カム軸5は一気筒につき三個の嘔気カ
ム30を備えているとともに、排気用カム軸6は一気筒
につき二個の排気カム31を備えている。そして、これ
ら両カム軸5,6は第1図に示すように、吸気バルブ2
0a、 20b、 20cおよび排気バルブ21a、2
1bの軸線Y1、Y2を外れた位置に設けられているた
め、上記吸気カム30および排気カム31は夫々ロッカ
アーム32を介して吸気バルブ20a。
ム30を備えているとともに、排気用カム軸6は一気筒
につき二個の排気カム31を備えている。そして、これ
ら両カム軸5,6は第1図に示すように、吸気バルブ2
0a、 20b、 20cおよび排気バルブ21a、2
1bの軸線Y1、Y2を外れた位置に設けられているた
め、上記吸気カム30および排気カム31は夫々ロッカ
アーム32を介して吸気バルブ20a。
20b、20cおよび排気バルブ21a、21bのバル
ブステム22,23に接している。
ブステム22,23に接している。
ロッカアーム32は、そのバルブステム22.23の接
触部とは反対側の端部が油圧式のラッシュアジャスタ3
3によって支持されている。ラッシュアジャスタ33は
円筒状をなすボデー34と、このボデー34内に軸方向
に摺動可能に嵌合されたプランジャ35を備えており、
プランジャ35のヘッド部35aがロッカアーム32の
端部の凹部3Bに嵌合されている。
触部とは反対側の端部が油圧式のラッシュアジャスタ3
3によって支持されている。ラッシュアジャスタ33は
円筒状をなすボデー34と、このボデー34内に軸方向
に摺動可能に嵌合されたプランジャ35を備えており、
プランジャ35のヘッド部35aがロッカアーム32の
端部の凹部3Bに嵌合されている。
そして、このラッシュアジャスタ33は夫々が連なる吸
気バルブ20a、20b、20cや排気バルブ21a、
21bに対し、吸気用カム軸5および排気用カム軸Bを
挾んだ外側に並置されており、そのボデー34がシリン
ダヘッド2の上面2aに開設した装告孔37に嵌合され
て、気筒11の軸線X2方向に保持されている。
気バルブ20a、20b、20cや排気バルブ21a、
21bに対し、吸気用カム軸5および排気用カム軸Bを
挾んだ外側に並置されており、そのボデー34がシリン
ダヘッド2の上面2aに開設した装告孔37に嵌合され
て、気筒11の軸線X2方向に保持されている。
この場合、第1図に示すように、吸気バルブ20a、2
0b、20c側のラッシュアジャスタ33の軸線01−
と気筒11の軸線X2とのなす角度をαとし、排気バル
ブ21a、21b側のラッシュアジャスタ33の軸線0
2と気筒11の軸線X2とのなす角度をβした時、これ
らαとβは、 α−β の関係に規定されており、このαおよびβの値は、上記
排気バルブ21a、21bの傾斜角度θ】と等しい10
°に設定されている。
0b、20c側のラッシュアジャスタ33の軸線01−
と気筒11の軸線X2とのなす角度をαとし、排気バル
ブ21a、21b側のラッシュアジャスタ33の軸線0
2と気筒11の軸線X2とのなす角度をβした時、これ
らαとβは、 α−β の関係に規定されており、このαおよびβの値は、上記
排気バルブ21a、21bの傾斜角度θ】と等しい10
°に設定されている。
したがって、排気バルブ21a、 21b側のラッシュ
アジャスタ33の軸線02は、排気バルブ21a、21
bの軸線Y2と平行をなしており、また、吸気バルブ2
0a、20b、20c側のラッシュアジャスタ33の軸
線01は、吸気バルブ20a、20b、20cのバルブ
ステム22の間を通る二等分線X3と平行をなしている
。
アジャスタ33の軸線02は、排気バルブ21a、21
bの軸線Y2と平行をなしており、また、吸気バルブ2
0a、20b、20c側のラッシュアジャスタ33の軸
線01は、吸気バルブ20a、20b、20cのバルブ
ステム22の間を通る二等分線X3と平行をなしている
。
また、二等分線X3が燃焼室12と交差する部分で、こ
の二等分線X3に対し直交する線分R1を引くとともに
、排気バルブ21a、21bの軸線Y2が燃焼室I2と
交差する部分で、この軸線Y2と直交する線分R2を引
くと、これら線分R1およびR2は、第2図に示すよう
にペントルーフ形の燃焼室12の上面に略沿うようにな
っている。
の二等分線X3に対し直交する線分R1を引くとともに
、排気バルブ21a、21bの軸線Y2が燃焼室I2と
交差する部分で、この軸線Y2と直交する線分R2を引
くと、これら線分R1およびR2は、第2図に示すよう
にペントルーフ形の燃焼室12の上面に略沿うようにな
っている。
しかも、二等分線X3の傾斜角度θ4と排気バルブ2L
a、21bの傾斜角度θ1を等しく設定したことにより
、線分R7およびR2と気筒11の軸線X2とのなす角
度γ1およびγ2は均等となっており、このため、燃焼
室12の断面形状が略二等辺三角形となっている。
a、21bの傾斜角度θ1を等しく設定したことにより
、線分R7およびR2と気筒11の軸線X2とのなす角
度γ1およびγ2は均等となっており、このため、燃焼
室12の断面形状が略二等辺三角形となっている。
なお、第7図中符号40はシリンダヘッド2とシリンダ
ブロックlを連結するヘッドボルトであり、このヘッド
ボルト40は吸気用カム軸5側と排気用カム軸6側に一
列づつ並置されるとともに、これら両カム軸5.6より
も内側に位置されている。
ブロックlを連結するヘッドボルトであり、このヘッド
ボルト40は吸気用カム軸5側と排気用カム軸6側に一
列づつ並置されるとともに、これら両カム軸5.6より
も内側に位置されている。
このような構成によれば、吸気バルブ20a、20b。
2Oc側のラッシュアジャスタ33の軸線o1と上記気
gJ11の軸線X2とのなす角度をαとし、排気バルブ
21a、21b側のラッシュアジャスタ33の軸線02
と上記気筒11の軸線X2とのなす角度をβした時、こ
れらαとβとの関係を、 α−β と規定したので、吸気バルブ20a、20b、2Oc側
のラッシュアジャスタ33の傾きと、排気バルブ21a
。
gJ11の軸線X2とのなす角度をαとし、排気バルブ
21a、21b側のラッシュアジャスタ33の軸線02
と上記気筒11の軸線X2とのなす角度をβした時、こ
れらαとβとの関係を、 α−β と規定したので、吸気バルブ20a、20b、2Oc側
のラッシュアジャスタ33の傾きと、排気バルブ21a
。
21b側のラッシュアジャスタ33の傾きが、気筒11
の軸線X2に対して均等となる。
の軸線X2に対して均等となる。
このため、各ラッシュアジャスタ33を保持する装着孔
37の傾きも、軸線X2に対して均等となるので、これ
ら装着孔37の内面に切削加工を施す際に、その都度シ
リンダヘッド2の傾きを大きく変える必要はなく、その
分、シリンダヘッド2の加工を容易に行うことができる
。
37の傾きも、軸線X2に対して均等となるので、これ
ら装着孔37の内面に切削加工を施す際に、その都度シ
リンダヘッド2の傾きを大きく変える必要はなく、その
分、シリンダヘッド2の加工を容易に行うことができる
。
また、三本の吸気バルブ20a、20b、20cのうち
、中央の吸気バルブ20bの傾斜角度θ2は、両側の吸
気バルブ20a、20cの傾斜角度θ3よりも小さくな
っているが、上記構成では、これら吸気バルブ20a、
2(1b、20cのバルブステム22の間を通る二等分
線X3を、吸気バルブ20a、20b、20c側のラッ
シュアジャスタ33の軸線01と平行に設けたので、こ
のラッシュアジャスタ33の傾斜角度αを、排気バルブ
21a、21b側のラッシュアジャスタ33の傾斜角度
βに合わせたにも拘らず、三本の吸気バルブ20a、2
0b、20cのロッカアーム32とラッシュアジャスタ
33のプランジャ35との接触状態を路間−とすること
ができる。
、中央の吸気バルブ20bの傾斜角度θ2は、両側の吸
気バルブ20a、20cの傾斜角度θ3よりも小さくな
っているが、上記構成では、これら吸気バルブ20a、
2(1b、20cのバルブステム22の間を通る二等分
線X3を、吸気バルブ20a、20b、20c側のラッ
シュアジャスタ33の軸線01と平行に設けたので、こ
のラッシュアジャスタ33の傾斜角度αを、排気バルブ
21a、21b側のラッシュアジャスタ33の傾斜角度
βに合わせたにも拘らず、三本の吸気バルブ20a、2
0b、20cのロッカアーム32とラッシュアジャスタ
33のプランジャ35との接触状態を路間−とすること
ができる。
したがって、三本の吸気バルブ20a、20b、20c
のロッカ比が路間−となり、これらバルブ20a、20
b。
のロッカ比が路間−となり、これらバルブ20a、20
b。
20eの開閉作動を略均等に行えるとともに、ロッカア
ーム32とプランジャ35との当り部に加わるスラスト
力が大きくばらついたり、特定の吸気バルブ20a、2
0b、20eの当り部が偏摩耗することもなく、開閉作
動を円滑に行える。
ーム32とプランジャ35との当り部に加わるスラスト
力が大きくばらついたり、特定の吸気バルブ20a、2
0b、20eの当り部が偏摩耗することもなく、開閉作
動を円滑に行える。
しかも、上記二等分線X3が燃焼室12と交差する部分
で、この二等分線x3に対し直交する線分R1を引くと
ともに、排気バルブ21a、21bの軸線Y2が燃焼室
12と交差する部分で、この軸線Y1と直交する線分R
2を引くと、これら線分R1およびR2と気筒11の軸
線x2とのなす角度γ1およびγ2が均等となり、合計
五本のバルブ20a。
で、この二等分線x3に対し直交する線分R1を引くと
ともに、排気バルブ21a、21bの軸線Y2が燃焼室
12と交差する部分で、この軸線Y1と直交する線分R
2を引くと、これら線分R1およびR2と気筒11の軸
線x2とのなす角度γ1およびγ2が均等となり、合計
五本のバルブ20a。
20b、20c、21a、21bのバルブヘッド25.
26が臨む燃焼室12の断面形状を、略二等辺三角形と
することができる。このため、燃焼室12の容積が小さ
くなって、高圧縮や強いスワールを発生させることがで
き、その分、燃焼効率が向上し、エンジン出力を高める
ことができる。
26が臨む燃焼室12の断面形状を、略二等辺三角形と
することができる。このため、燃焼室12の容積が小さ
くなって、高圧縮や強いスワールを発生させることがで
き、その分、燃焼効率が向上し、エンジン出力を高める
ことができる。
なお、上記実施例では、αとβの関係をα−βとしたが
、このαとβの値は僅かであれば相違していても良く、
このため、本発明においてはα÷βも含まれるものであ
る。
、このαとβの値は僅かであれば相違していても良く、
このため、本発明においてはα÷βも含まれるものであ
る。
また、上記実施例では、−気筒につき吸気バルブを三本
、排気バルブを二本設けたが、本発明はこれに限らず、
−気筒につき吸気バルブおよび排気バルブを夫々三本づ
つ設けたり、あるいは吸気バルブを四本、排気バルブを
三本設けても良い。
、排気バルブを二本設けたが、本発明はこれに限らず、
−気筒につき吸気バルブおよび排気バルブを夫々三本づ
つ設けたり、あるいは吸気バルブを四本、排気バルブを
三本設けても良い。
さらに、気筒の軸線に対する吸気バルブおよび排気バル
ブの傾斜角度も上記実施例に制約されないとともに、吸
気バルブ側の二等分線と排気バルブの傾斜角度は必ずし
も一致させる必要はなく、僅かにずれていても良いもの
である。
ブの傾斜角度も上記実施例に制約されないとともに、吸
気バルブ側の二等分線と排気バルブの傾斜角度は必ずし
も一致させる必要はなく、僅かにずれていても良いもの
である。
加えて、上記実施例では、ラッシュアジャスタをバルブ
に対してカム軸の外側に設けたが、これとは逆にラッシ
ュアジャスタをバルブに対してカム軸の内側に設けても
良い。
に対してカム軸の外側に設けたが、これとは逆にラッシ
ュアジャスタをバルブに対してカム軸の内側に設けても
良い。
[発明の効果]
以上詳述した本発明によれば、ラッシュアジャスタを保
持する装着孔の内面に切削加工を施す際に、その都度シ
リンダヘッドの傾きを変える必要はなく、その分、シリ
ンダヘッドの加工を容易に行うことができる。
持する装着孔の内面に切削加工を施す際に、その都度シ
リンダヘッドの傾きを変える必要はなく、その分、シリ
ンダヘッドの加工を容易に行うことができる。
しかも、ラッシュアジャスタの軸線に対する複数本のバ
ルブの傾斜角度が略均等に揃うので、複数本並んだバル
ブのロッカ比が路間−となり、バルブの開閉作動を略均
等に行えるとともに、ロッカアームとラッシュアジャス
タとの当り部に加わるスラスト力が大きくばらついたり
、この当り部が偏摩耗することもな(、開閉作動を円滑
に行うことができる。
ルブの傾斜角度が略均等に揃うので、複数本並んだバル
ブのロッカ比が路間−となり、バルブの開閉作動を略均
等に行えるとともに、ロッカアームとラッシュアジャス
タとの当り部に加わるスラスト力が大きくばらついたり
、この当り部が偏摩耗することもな(、開閉作動を円滑
に行うことができる。
また、各バルブのバルブヘッドが臨む燃焼室の断面形状
が略二等辺三角形となるので、燃焼室の容積を小さくす
ることができ、このため、高圧縮や強いスワールを発生
させる上で好都合となり、その分、燃焼効率を高めて、
エンジン出力を向上させることができる。
が略二等辺三角形となるので、燃焼室の容積を小さくす
ることができ、このため、高圧縮や強いスワールを発生
させる上で好都合となり、その分、燃焼効率を高めて、
エンジン出力を向上させることができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は吸気バルブ、
排気バルブおよびラッシュアジャスタの傾斜角度を示す
概略構成図、第2図はバルブヘッドと燃焼室との関係を
示す概略構成図、第3図は第7図中■−■線の部分で断
面した断面図、第4図は吸気バルブの配置を一部断面で
示す側面図、第5図は排気バルブの配置を一部断面で示
す側面図、第6図は第7図中VI−Vl線の部分で断面
した断面図、第7図はシリンダヘッドの平面図、第8図
は燃焼室の概略構成図である。 2・・・シリンダヘッド、5,8・・・カム軸(吸気用
カム軸、排気用カム軸)、11・・・気筒、12・・・
燃焼室、20a、20b、20cm・・吸気バルブ、2
1a、21b −・・排気バルブ、 22.23 ・・・バルブステム、 32・・・ロ ツカアーム、 73・・・ラ ッシュアジャスタ、 37・・・装着孔。
排気バルブおよびラッシュアジャスタの傾斜角度を示す
概略構成図、第2図はバルブヘッドと燃焼室との関係を
示す概略構成図、第3図は第7図中■−■線の部分で断
面した断面図、第4図は吸気バルブの配置を一部断面で
示す側面図、第5図は排気バルブの配置を一部断面で示
す側面図、第6図は第7図中VI−Vl線の部分で断面
した断面図、第7図はシリンダヘッドの平面図、第8図
は燃焼室の概略構成図である。 2・・・シリンダヘッド、5,8・・・カム軸(吸気用
カム軸、排気用カム軸)、11・・・気筒、12・・・
燃焼室、20a、20b、20cm・・吸気バルブ、2
1a、21b −・・排気バルブ、 22.23 ・・・バルブステム、 32・・・ロ ツカアーム、 73・・・ラ ッシュアジャスタ、 37・・・装着孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 カム軸を備えたシリンダヘッドに、一気筒当たり吸気バ
ルブと排気バルブの少なくともいずれか一方を複数本設
け、 この吸気バルブと排気バルブを気筒の略ボア中心を通り
、かつ上記カム軸の軸方向に沿う線分を挾んだ両側に振
り分けて配置し、 この線分を挾んで対向し合う吸気バルブと排気バルブの
バルブステムを、気筒の軸線に対して上記カム軸側に向
って互いに離間する方向に傾斜させるとともに、上記複
数本設けたバルブのうちの一つの傾斜角を、他のバルブ
の傾斜角よりも小さくして、この一つのバルブを燃焼室
の径方向外側に偏位させて設け、 これら傾斜角が異なる複数本のバルブのバルブステムの
先端部を、上記カム軸と平行な略同一直線上に位置させ
て、上記線分を挾んで対向し合う他方のバルブと共に夫
々ロッカアームを介してカム軸に連動させ、 これらロッカアームのバルブステムとの接触部とは反対
側の端部を、夫々気筒の軸線方向に延びるラッシュアジ
ャスタを介してシリンダヘッドに支持させるとともに、
このシリンダヘッドには、バルブ本数に対応した数のラ
ッシュアジャスタを保持する装着孔を形成してなる4サ
イクルエンジンにおいて、 上記吸気バルブと排気バルブのうち、その一方のバルブ
側のラッシュアジャスタの軸線と気筒の軸線とのなす角
度をαとし、他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸
線と気筒の軸線とのなす角度をβとした時、これらαと
βを略均等とする一方、 上記傾斜角が異なる複数本のバルブのバルブステム間に
位置し、しかも、これらバルブステムの延長線の交点を
通る線分を、このバルブ側のラッシュアジャスタの軸線
と略平行に配置するとともに、 この複数本のバルブとは上記カム軸の軸方向に沿う線分
を挾んで対向し合う他方のバルブのバルブステムを、こ
の他方のバルブ側のラッシュアジャスタの軸線と略平行
に配置したことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁
装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1181891A JP2799190B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
US07/550,383 US5125374A (en) | 1989-07-14 | 1990-07-10 | Valve actuating arrangement for engine |
EP90113489A EP0408079B1 (en) | 1989-07-14 | 1990-07-13 | Valve actuating arrangement for engine |
DE69016289T DE69016289T2 (de) | 1989-07-14 | 1990-07-13 | Ventiltriebeinrichtung für Brennkraftmaschine. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1181891A JP2799190B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347406A true JPH0347406A (ja) | 1991-02-28 |
JP2799190B2 JP2799190B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=16108690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1181891A Expired - Fee Related JP2799190B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5125374A (ja) |
EP (1) | EP0408079B1 (ja) |
JP (1) | JP2799190B2 (ja) |
DE (1) | DE69016289T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US5228419A (en) * | 1989-11-29 | 1993-07-20 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Valve operating system for engine |
JP3426296B2 (ja) * | 1993-08-27 | 2003-07-14 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンの吸気装置 |
JPH08200075A (ja) * | 1995-01-30 | 1996-08-06 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の燃焼室 |
JPH09228888A (ja) * | 1996-02-21 | 1997-09-02 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃エンジン |
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DE60200923T2 (de) * | 2001-11-19 | 2005-01-05 | Honda Giken Kogyo K.K. | Brennkraftmaschine mit Ventilantrieb |
DE112012002759T5 (de) * | 2011-08-04 | 2014-04-17 | Borgwarner Inc. | Verbrennungsmotor-Ventiltrieb |
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DE102014006032A1 (de) | 2014-04-24 | 2015-10-29 | Mtu Friedrichshafen Gmbh | Verfahren zum Betrieb eines Verbrennungsmotors |
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JPS6039708U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-19 | スズキ株式会社 | 油圧式バルブラッシュアジャスタのエア−抜き構造 |
JPS60216014A (ja) * | 1984-04-11 | 1985-10-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
JPS6439406U (ja) * | 1987-09-04 | 1989-03-09 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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