JPH0355770Y2 - - Google Patents

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JPH0355770Y2
JPH0355770Y2 JP1983153696U JP15369683U JPH0355770Y2 JP H0355770 Y2 JPH0355770 Y2 JP H0355770Y2 JP 1983153696 U JP1983153696 U JP 1983153696U JP 15369683 U JP15369683 U JP 15369683U JP H0355770 Y2 JPH0355770 Y2 JP H0355770Y2
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JP
Japan
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valve
tappet
cylinder
tappets
engine
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JP1983153696U
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JPS6061409U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案は、主としてエンジンの動弁カムとポ
ペツト弁との間に介装される動弁タペツトの改良
に関するものである。
〔従来技術〕
従来、高速形の内燃機関では、動弁カムとポペ
ツト弁との間にカツプ形のタペツトを介在させ、
動弁カムの回転からポペツト弁にその軸方向の分
力のみを作用させている(例えば実公昭52−
42263号公報)。また、近年、内燃機関は単位排気
量当たりの出力を一層高めており、そのために一
個の気筒に3個以上の吸気弁を用いることがしば
しば行われている。このとき、単位気筒当たりの
排気量が比較的小さいものでは、シリンダの径が
小さいため、その範囲に多数のカツプ形タペツト
を収容出来なくなることがあり、多弁化にも限度
がある。また、タペツトを細くすれば多数を配置
することも可能であるが、動弁カムの径を小さく
しないと動弁カムのカム面から外れてしまう不具
合がある。
〔考案の概要〕
この考案は、断面円形のシリンダを有しかつカ
ツプ形タペツトを複数個隣接して配置したエンジ
ンにおいて、吸気弁を1気筒当たり3個並べて配
設し、中央の吸気弁と両側の吸気弁とをシリンダ
の軸線に対してそれぞれ異なる角度をもつて傾斜
させて設け、前記各タペツトにおける隣接する他
のタペツトと対向する側面を面取りしてなり、前
記中央の吸気弁を駆動するタペツトは、カム軸の
回転方向と垂直な側面がシリンダヘツドのガイド
に摺接されると共に、面取り部分で両側のタペツ
トに摺接されていることを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によつて、この考案を説明
する。図中1は頭上カム形エンジンのシリンダヘ
ツドを示す。シリンダヘツド1には下面の燃焼室
内壁に通じる吸気通路2と排気通路3とが設けら
れ、それらの開口部には吸気弁4と排気弁5とが
設けられている。なお、前記吸気弁4は1気筒当
たり3個設けられ、中央に位置する吸気弁4は、
第1図中破線で示すように両側のものとは弁軸角
度が変られている。6は各弁4,5を弁座に着座
させるための弁ばねである。
シリンダヘツド1の上方には吸気カム軸7と排
気カム軸8とが設けられている。9は各弁4,5
と両動弁カム7a,8aとの間に、介装されたカ
ツプ形タペツトである。カツプ形タペツト9は第
2図から明らかなように、隣接して数個設けら
れ、それらの隣接する側面を面取りして、平面図
において小判形あるいは略かまぼこ形に形成し、
各面取りされた部分で接して、互いに回転しない
ようにしてある。
こゝで、シリンダヘツド1に形成されるカツプ
形タペツト9の案内孔1aはひようたん形に形成
されており、従来のように中ぐり盤による加工が
著しく困難であるため、シリンダヘツド1には、
三個の案内孔1aを設けた別体の案内部材10が
固着してある。11はタペツト9の頂部に支持し
た耐摩部材、12はカム軸駆動用のスプロケツト
であり、タイミングチエーンを介してクランク軸
によつて駆動される。
斯くて、この実施例によれば、エンジンが始動
し、動弁カム7aが回転すると、そのカム面はカ
ツプ形タペツト9の頂面をその長手方向に沿つて
摺擦し押圧する。カツプ形タペツト9は案内孔1
a内を昇降し、吸気弁3を開閉作動させる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るエンジンの動
弁タペツトは、吸気弁を1気筒当たり3個並べて
配設し、中央の吸気弁と両側の吸気弁とをシリン
ダの軸線に対してそれぞれ異なる角度をもつて傾
斜させて設け、前記各タペツトにおける隣接する
他のタペツトと対向する側面を面取りしてなり、
前記中央の吸気弁を駆動するタペツトは、カム軸
の回転方向と垂直な側面がシリンダヘツドのガイ
ドに摺接されると共に、面取り部分で両側のタペ
ツトに摺接されているため、隣合うタペツトどう
しの軸間距離を、動弁カムのカム面が摺接する部
分の幅寸法を確保しつつ可及的小さくすることが
できる。したがつて、吸気弁を、中央に位置する
ものが両側のものとは弁軸角度が変えられた状態
で3本、互いに近接させて並設できるようになる
から、気筒当たりの排気量が比較的少なくシリン
ダの径が小さなエンジンの多弁化を達成すること
ができる。而も、カツプ形タペツトの直径を細く
する場合のように、動弁カムの摺擦する部分の面
積が小さくなり、実用にならなかつたり、耐久性
が極度に低下するなどの不具合もないものであ
る。
なお、実施例のように異形タペツトの案内孔を
シリンダヘツドに直接加工して形成するのは困難
であるため、実施例のように、案内孔を形成した
別部材とするのが便利である。また、隣接するタ
ペツト9の面取りされた側面を互いに接触させれ
ば、周方向の位置決めも同時に行い得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はエンジンの要部の断面図、第2図はその−
断面図、第3図は要部の外観図である。 1……シリンダヘツド、1a……案内孔、7…
…吸気カム軸、7a……動弁カム、8……排気カ
ム軸、9……タペツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面円形のシリンダを有しかつカツプ形タペツ
    トを複数個隣接して配置したエンジンにおいて、
    吸気弁を1気筒当たり3個並べて配設し、中央の
    吸気弁と両側の吸気弁とをシリンダの軸線に対し
    てそれぞれ異なる角度をもつて傾斜させて設け、
    前記各タペツトにおける隣接する他のタペツトと
    対向する側面を面取りしてなり、前記中央の吸気
    弁を駆動するタペツトは、カム軸の回転方向と垂
    直な側面がシリンダヘツドのガイドに摺接される
    と共に、面取り部分で両側のタペツトに摺接され
    ていることを特徴とするエンジンの動弁タペツ
    ト。
JP1983153696U 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの動弁タペツト Granted JPS6061409U (ja)

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JP1983153696U JPS6061409U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの動弁タペツト

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JP1983153696U JPS6061409U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの動弁タペツト

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Publication Number Publication Date
JPS6061409U JPS6061409U (ja) 1985-04-30
JPH0355770Y2 true JPH0355770Y2 (ja) 1991-12-12

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ID=30339964

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JP1983153696U Granted JPS6061409U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの動弁タペツト

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646009U (ja) * 1979-09-18 1981-04-24
JPS5646009B2 (ja) * 1975-06-16 1981-10-30

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021446Y2 (ja) * 1980-02-20 1985-06-26 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646009B2 (ja) * 1975-06-16 1981-10-30
JPS5646009U (ja) * 1979-09-18 1981-04-24

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JPS6061409U (ja) 1985-04-30

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