JPH03460A - シリンダブロックの鋳造装置 - Google Patents

シリンダブロックの鋳造装置

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JPH03460A
JPH03460A JP13527189A JP13527189A JPH03460A JP H03460 A JPH03460 A JP H03460A JP 13527189 A JP13527189 A JP 13527189A JP 13527189 A JP13527189 A JP 13527189A JP H03460 A JPH03460 A JP H03460A
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cylinder liner
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Toshihide Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシリンダブロックの鋳造装置に関し、さらに詳
しくはシリンダライナが鋳ぐるみされたアルミ合金製の
シリンダブロックを低圧鋳造法によって製造するに際し
、シリンダライナおよびウォータジャケット中子を高精
度にかつ自動的に位置決めできるようにした鋳造装置に
関する。
従来の技術とその課題 金型に対して中子を自動的にセットできる機能を備えた
低圧鋳造装置としては例えば特開昭62−179860
号公報に開示されているものがある。
この鋳造装置は、下型を取り付ける下グイベースと、中
子を一時待機させておく中子定盤と、上型から離型され
る製品を受は取る製品受は取り機構とのそれぞれを水平
方向に適宜の間隔をおいて配置し、下ダイベースおよび
中子定盤の上方に、これらの間を往復動する第1台車を
設け、この第1台車には中子把持機構を昇降可能に装着
し、さらに、下ダイベースおよび製品受は取り機構の上
方に、これらの間を往復動する第2台車を設け、この第
2台車には上型を取り付ける上ダイベースを昇降可能に
装着したものである。
この構造によると、第1台車と第2台車とを交互に作動
させることにより、下型に対する中子の位置決めに始ま
って型締めと注湯、さらには型開きおよび製品取り出し
までを自動的に行うことができる。
しかしながら上記の低圧鋳造装置においては、中子把持
機構に把持された中子が下型に位置決めされたのちは中
子把持機構が中子を解放して退避してしまうことから、
下型と上型とが型合わせされるまでの間は、中子が単に
下型上に置かれているだけで中子を拘束するものが何も
存在しないことになる。したがって、従来の装置では中
子自体がきわめて姿勢安定性にすぐれている製品の鋳造
のみに適用できるものであって、シリンダブロックのよ
うに中子の形状が複雑かつ不安定で、しかもクォータジ
ャケット中子のように中子を実質的に下型から浮かせた
状態で位置決めしなければならない場合には中子を高精
度に位置決めすることができない。
また、鋳造と同時に鋳鉄製のシリンダライナを鋳ぐるみ
してしまういわゆるライナ鋳ぐるみタイプのシリンダブ
ロックの製造法においては、鋳造に先立ってウォータジ
ャケット中子のみならずシリンダライナまでも予め金型
内にセットすることが条件とされる。その場合、シリン
ダライナの周囲の湯回りをよくするためにシリンダライ
ナを予め加熱しておき、加熱俊速やかに溶湯の充填に移
行することが必要になる。
したがって、従来は上記のような時間的な制約から、予
めバーナ式の加熱炉で加熱したシリンダライナをその都
度作業者が取り出して金型にセットしなければならず、
これがシリンダブロックの鋳造作業の完全自動化を図る
上で大きな障害となっていると同時に、加熱物を取り扱
う過酷な作業から作業者を解放することができない。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
下型に対してシリンダライナおよびウォータシャケyト
中子を高精度に位置決めすることができ、しかもその位
置決めをきわめて簡易2迅速に行うことができるととも
に、シリンダライナの加熱までも目動的に行えるように
したシリンダブロックの鋳造装置を提供するものである
課題を解決するための手段 本発明は、前述したようにシリンダライナを鋳ぐるみし
てなるシリンダブロックの鋳造装置において、注湯位置
で水平な下部固定プレートに固定された固定下型と、下
部固定プレート上に設けられ、固定下型に対して進退可
能な一対の横型と、注湯位置に隣接する待機位置と待機
位置に隣接する中子セット位置との間を水平方向に走行
移動可能であって、中子セット位置においてシリンダラ
イナおよびウォータジャケット中子を正規の鋳ぐるみ位
置に位置決めする中子セット治具と、昇降可能な金型取
付フレームを備えるとともに前記注湯位置と待機位置と
の間を水平方向に走行移動可能であって、金型取付フレ
ームには上型と、該上型に対し水平方向に進退して前記
固定下型、横型および上型とともに製品部空間を形成す
る前後型とを取り付けた走行台車と、前記中子セット位
置に隣接するライナプリセット位置に設けられてシリン
ダライナがプリセットされるライナプリセット治具と、
ライナ加熱手段を内蔵したライナ把持手段を備えるとと
もにライナプリセット位置と前記中子セット位置との間
を水平方向に走行移動可能であって、ライナブリセ・ソ
ト治具上のシリンダライナを把持して加熱した上で前記
中子セ・ノド位置の中子セット治具に移載するライナ搬
送台車とを備えている。
作用 この構造によると、ライナプリセ・ノド位置のライナプ
リセット治具上にシリンダライナ力(セ、ノドされると
、ライナ搬送台車のライナ把持手段力くシリンダライナ
を把持すると同時に内蔵する加熱手段によってシリンダ
ライナを加熱しつつ待機する。
これと併行して中子セ・ノド位置の中子セ、2ト治具上
にクォータシャケ・ノド中子がセ・ノドされると、前記
ライナ搬送台車が作動して、加熱されたシリンダライナ
を、既にウォータシャケ・7ト中子力くセットされてい
る中子セ・ノド治具にセ・/卜する。
ウォータシャケ1ツト中子およびシリンダライナがセッ
トされた中子セ・ノド治具は待機位置まで移動し、ここ
で待機している走行台車により、シリンダライナは上型
に、ウォータシャケ・ノド中子ζよ前後型にそれぞれ先
の位置決め状態のままで支持される。そして、注湯位置
において上型および前後型を固定下型に対して位置決め
することで、シリンダライナとウォータシャケ・ノド中
子の固定下型に対する位置決めがなされる。
この後、上記の固定下型、上型1前後型に横型を加えて
相互に位置決めした上で注湯することにより、シリンダ
ライナおよびウォータシャケ・ノド中子は各型に位置決
め支持されたままで鋳造されて鋳ぐるみされることにな
る。
なお、ここにいう鋳ぐるみとは、鋳ぐるみされた結果そ
の部材が製品の一部として残るか否かにかかわらず、シ
リンダブロック内の所定位置に一旦は鋳ぐるみされると
いう意味で使用するものとする。
実施例 第1図は本発明の鋳造装置の一実施例を示す構成説明図
で、第2図は第1図の■−■線に沿う断面説明図、第3
図は第1図の右側面図である。
第1図〜第3図において、PIは注湯ステーション、P
、は待機ステーション、P3は中子セ・ノドステーショ
ンである。また、P4はライナプリセットステーション
、第3図のP、はライナ投入ステーション、P6は製品
取り出しステーションをそれぞれに示す。
注湯ステーションP、に下部固定プレートlを水平に配
設して、この下部固定プレートl上に固定下型2を固設
するとともに、その固定下型2に対し、より正確には、
固定下型2の中央部に対し、水平シリンダ3の作動によ
り左右方何から進退駆動される横型4を設け、下部固定
プレートlの下方には溶湯保持炉5を配置しである。
また、上述した注湯ステーションPIと待機ステーショ
ンP、との間には、二本で一対をなす軌道レール6を掛
は渡し、この軌道レール6に、それらのステーションP
lとPオとの間で走行する走行台車7を設けである。
走行台車7には、その走行駆動源としてのモータ8を設
けるとともに、昇降シリンダ9によって昇降駆動される
金型取付フレーム10を支持させ、走行台車7に対する
金型取付フレームlOの上下動を複数本のガイトロ・ノ
ド冊にて案内するようにしである。そして金型取付フレ
ームlOの下面中央部分にはボア型13と一体の上型1
2を固定し、また金型取付フレーム10の下面前後部分
4こは、第1図に示すように前型15および後型16を
ボア型13に対して水平に進退させる開閉シリンダ17
および18をそれぞれ取り付けである。
注湯ステーションP、に隣接する待機ステーシコンP、
には、リフター19およびトラ1<−スレール20をそ
れぞれ配設し、このトラ/(−スレール20を待機ステ
ーションP、を経てその前後方向へ延在させである。そ
して、そのトラノく−スレール20には、中子搬送台車
21とワーク積載台車22との2台の台車をそれぞれ搭
載し、中子搬送台車21上には中子セ、ソト治具23を
、ワーク積載台車22上にはワーク受は治具24をそれ
ぞれ位置決め載置しである。
これらのそれぞれの台車21.22は、ロータIJ−7
クチュエータ25.26を、クランク機構27.28を
介して台車21.22にそれぞれ連結することにより、
各ロータリーアクチュエータ25.26の作動に基づき
トラバースレール20のそれぞれの端部から待機ステー
ションP7位置、言い換えればリフター19の直上位置
までの間で走行することができる。つまり、中子搬送台
車21は中子セットステーションP、と待機ステーショ
ンP、との間を走行し、またワーク積載台車22は製品
取り出しステーションP、と待機ステーションP、との
間を走行する。
ここで、リフター19は、いずれかの台車21または2
2がその直上位置に位置したときに作動して、台車21
または22上の治具23または24を、そこに設けた窪
み29とリフター19のロケートピン30との嵌合にて
所定の高さまで持ち上げるべく機能する。
中子セットステーションP3とライナプリセットステー
ションP4との間には第3図にも示すようにトラバース
レール20と平行に一対のガイドレール31が設けられ
、さらにライナプリセットステーションP4とライナ投
入ステーションP、との間にはガイドレール3Iと直交
方向に延びる一対の走行レール32が設けられている。
そして、ガイドレール31には、シリンダ33の作動に
より中子セットステーションP、とライナプリセットス
テーションP4との間を走行するライナ搬送台車34が
支持され、また走行レール32には、ライナプリセット
治具35を搭載してモータ36のはたらきによりライナ
プリセットステーションP4とライナ投入ステーション
P、との間を走行するライナプリセット台車37が支持
されている。
ライナ搬送台車34にはシリンダ38の作動により昇降
するチャック取付板39が設けられており、チャック取
付板39にはシリンダライナ4゜を把持するためのライ
ナ把持手段としての四つのライナチャック41が設けら
れている。
ライナチャック41は第5図および第6図に示すように
、チャックシリンダ42の作動により開閉する複数のチ
ャック爪43を備えており、各チャック爪43にはライ
ナ加熱手段としてのブロックヒータ44が内蔵されてい
るほか、いずれか一つのチャック爪43には温度コント
ロール用の熱電対45が設けられている。
次に金型の要部の詳細を第2図のほか第7図および第8
図に基づいて説明する。
第7図において、下部固定プレートl上の固定下型2に
設けた注湯口46をフィーダ47およびストーク48を
介して第2図に示す溶湯保持炉5に接続する一方、昇降
シリンダ9にブラケット49を介して連結された金型取
付フレーム10の下面に、ボア型13と一体の上型12
を取り付け、上型12に上下方向に貫通させて配置した
エジェクタービン50を、連結板51を介して金型取付
フレームIOの上面に取り付けた製品押出シリンダ52
に連結しである。そして、ボア型13の先端周面には吸
引手段としての真空ポンプ53に接続された吸引開口部
54が形成されている。
さらに、前後の型15.16は第8図に示すように開閉
シリンダ17.18の各ロッド端に設けた金型取付板5
5に連結される一方、一対の横型4.4は水平シリンダ
3のロッド端に設けた金型取付板56にそれぞれ連結さ
れている。そして、前後型15.16の型面には、第9
図に示すウォータジャケット中子57の幅木58.59
の端部を嵌合させるための幅木差込部60.61を形成
しである。
したがって、ボア型13に対し前後型15,16を前進
姿勢とするとともに、上型12と一体のボア型13を固
定下型2に対し下降させ、さらに横型4,4を固定下型
2に対し前進させることで、それらの型間にシリンダブ
ロックWの製品部空間(キャビティ)Rが画成されるこ
とになる。
次に上記のように構成された鋳造装置の作用について説
明する。
例えば直列4気筒エンジン用のシリンダブロックを製造
するに際しては、はじめに、中子搬送台車21および中
子セット治具23をトラバースレール20の一端部の中
子セットステーションP3(第1図および第2図)に、
ライナプリセット台車37を第3図の中子投入ステーシ
ョンP、に、ライナ搬送台車34を第1.3図のライナ
プリセットステーションP4にそれぞれ位置させておく
そして、ライナ役人ステーションP、において第9図に
示すような四本の鋳鉄製のシリンダライナ40を作業者
あるいはハンドリング装置にてライナプリセット台車3
7上のライナプリセット治具35上に位置決め載置する
ライナプリセット治具35上にシリンダライナ40がプ
リセットされると、ライナプリセット台車37がライナ
プリセットステーシコンP4まで走行し、続いてライナ
搬送台車34のライナチャック41がシリンダ38の作
動により下降し、ライナチャック41がシリンダライナ
40内に挿入された上で第5図の各チャック爪43が外
側に開いて内径把持方式で各シリンダライナ40を把持
する。同時に、各チャック爪40のブロックヒータ44
に通電されて、その熱伝導によりシリンダライナ40を
加熱しつつ待機する。
一方、中子セットステーションP、の中子セット治具2
3上に第9図に示すようなウォータジャゲット中子57
が作業者あるいはノ〜ンドリング装置によりセットされ
ると、ライナ搬送台車34が第4図に示すようにライナ
チャック41で把持したシリンダライナ40を持ち上げ
た上、中子セットステーションP、まで走行する。この
搬送過程においては、ブロックヒータ44と熱電対45
とのはたらきによりシリンダライナ40が所定の温度(
例えば400〜500’C)になるように加熱されてい
る。そして、中子セットステーションP、において、ラ
イナチャック41に支持されているシリンダライナ40
を再度下降させることにより、既にウォータジャケット
中子57がセットされている中子セット治具23に対し
て各シリンダライナ40がセットされ、ライナ搬送台車
34はシリンダライナ40を中子セット治具23上に解
放した上で先のライナプリセットステーションP4に戻
る。以上により、シリンダライナ40およびウォータジ
ャケット中子57は中子セット治具23上で正規の鋳ぐ
るみ位置に相互に位置決めされる。
次いで、中子搬送台車21をロータリーアクチュエータ
25の作動により待機ステーションPtへ移動させ、こ
の待機ステーシッンP3位置において、中子セット治具
23をそこに位置決め載置したシリンダライナ40およ
びウォータジャケット中子57とともに、リフター19
によって第10図に仮想線で示すその上昇限位置まで上
昇させる。
なお、この時点においては、金型取付フレーム10に取
り付けられた前後型15.16は、昇降シリンダ9の作
動によりボア型13に対して後退姿勢とした状態で下降
限位置に待機している。
その結果、ボア型13はシリンダライナ40内へ進入し
、併せて吸引開口部54(第7図)から真空ポンプ53
により吸引することで、それぞれのシリンダライナ40
をボア型13の周面に真空吸着する。
ここで、シリンダライナ40の内周面は、第5図に示す
ように、ボア型13の進入部分の抜き勾配と対応する勾
配を有していることから、そのボア型13のシリンダラ
イナ40への進入がきわめて円滑に行われることになる
一方、シリンダライナ40がその上昇限に達したときに
は、ボア型13周面へのシリンダライナ40の密着に基
づき、ボア型13に対するシリンダライナ4oの正確な
位置決めが行われるとともに、それら両者間への溶湯の
差し込みが完全に防止されることになる。
さらに、上記のボア型13とシリンダライナ40とが位
置決めされるのを待って、ボア型13に対し前後型15
.16を開閉シリンダ17.18により前進動作させる
ことにより、第8図に示すように中子セット治具23上
のウォータジャケット中子57の幅木58,59を前後
型15.16の幅木差込部60.61内へ十分に進入さ
せて、ウォータジャケット中子57の正確な位置決めと
保持とを行う。ここで、ウォータジャケット中子57に
ついて幅木58.59の二箇所を支持することにより、
幅木59を中心とした回転モーメントをおさえてより正
確な位置決めを可能にする。
このようにして、シリンダライナ40とウォータジャケ
ット中子57のそれぞれをボア型13および前後型15
.16によって高精度に位置決め保持した後は、中子セ
ット治具23をリフター19により下降させた上、昇降
シリンダ9を作動させて、金型取付フレームIOを上型
12および前後型15.16とともに、ひいてはシリン
ダライナ40およびウォータジャケット中子57ととも
に持ち上げ、引き続く走行台車7の所定量の走行運動に
基づき、シリンダライナ40およびウォータジャケット
中子57を第11図に実線で示すように注湯ステーショ
ンP1位置に正確に位置決めする。
続いて、昇降シリンダ9の再度の伸長動作に基づき、上
型12および前後型15.16を次第に下降させ、それ
らを第2図および第7図に示すように、固定下型2に対
する所定位置に正確にセットすることによって、上型1
2および前後型15゜16のそれぞれにて保持したシリ
ンダライナ40およびウォータジャケット中子57もま
たきわめて円滑に、しかも高精度にて固定下型2に対し
て所定位置にセットされ、しかる後、水平シリンダ3に
よって横型4を固定下型2に対して前進させることによ
り、第7図に示すようにそれぞれの型間に所要の三次元
形状を有するシリンダブロックの製品部空間Rが形成さ
れる。
かかる製品部空間Rに対しては、溶湯保持炉5内の溶湯
をストーク48.フィーダ47および注湯口46を経て
注湯する。これによりシリンダライナ40およびウォー
タジャケット中子57は鋳ぐるみされる。
そして、溶湯が完全に凝固して所要のシリンダブロック
Wとなった後は、先ず横型4を固定下型2に対して後退
させ、次いで昇降シリンダ9によって上型12.ボア型
13および前後型15,16を第12図に示すようにシ
リンダブロックWとともに持ち上げ、しかる後、それら
の型12.■3.15.16およびシリンダブロックW
を走行台車7によって待機ステーションP、へ移送する
とともに、その位置で昇降シリンダ9を伸長動作させて
それらの下降限位置にもたらす。
続いて、トラバースレール20上の待機ステーションP
1位置において、第13図に示すように予めワーク積載
台車22を搭載して待機しているリフター19を上昇動
作させることにより、その台車22上に位置決め配置し
たワーク受は治具24を同図の仮想線位置まで上昇させ
て、その治具24にてシリンダブロックWを仮受けする
。さらに上型12を上昇動作させるとともに、図示しな
い前後型15.16もまた後退動作させ、その状態で、
製品押出シリンダ52の作動によってエジェクタービン
50を上型12から突出させることにより、シリンダブ
ロックWをその上型12から離型させる。
なお、かかる離型に際しては、例えばエジェクタービン
50の突出速度とワーク受は治具24の下降速度とを同
調させることにより、シリンダブロックWの損傷をきわ
めて有効に防止することができる。
このようにしてシリンダブロックWを受は取りたワーク
受は治具24は、リフター19によってワーク積載台車
22上に再び位置決め配置された後、その台車22によ
ってトラバースレール20上の第1図の製品取り出しス
テーションP、へ移送され、そこにてシリンダブロック
Wを次工程へ引き渡すことになる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、中子セット治具上で位置
決めされたシリンダライナおよびウォータジャケット中
子を上型および前後型で位置決め支持することにより、
これらの各型を注湯位置で固定下型に対して所定位置に
セットするだけで上記のシリンダライナおよびウォータ
ジャケット中子もまた固定下型に対し高精度に位置決め
することができる。しかもシリンダライナおよびウォー
タジャケット中子は上型と前後型に支持されたままで鋳
造が行われるので、従来に比べて中子等の最終的な位置
決め精度を大幅に向上させることができるほか、中子の
形状がきわめて複雑かつ不安定であるにもかかわらず、
中子等のセットから鋳造までの完全自動化を実現できる
また、シリンダライナの加熱は、シリンダライナがライ
ナ投入位置から中子セット位置に搬送されるまでの間に
、ライナ把持手段に内蔵した加熱手段によって行われる
ので、従来のようにシリンダライナの加熱およびシリン
ダライナの金型へのセット作業に作業者が関与する必要
がなく、シリンダライナの加熱を含めたシリンダヘッド
の鋳造作業の完全自動化に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鋳造装置の一実施例を示す構成説明図
、第2図は第1図の1]線に沿う断面説明図、第3図は
第1図の右側面図、第4図は第1図の要部の作動説明図
、第5図はライナチャックの拡大断面図、第6図は第5
図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は第2図の要部
拡大図、第8図は第1の要部拡大説明図、第9図はシリ
ンダライナとウォータジャケット中子の斜視図、第10
図。 第11図、第12図および第13図は第2図の要部の作
動説明図である。 1・・・下部固定プレート、2・・・固定下型、4・・
・横型、7・・・走行台車、10・・・金型取付フレー
ム、I2・・・上型、13・・・ボア型、15・・・前
型、16・・・後型、21・・・中子搬送台車、23・
・・中子セ・、ト治具、34・・・ライナ搬送台車、3
5・・・ライナブリセ・ソト治具、37・・・ライナプ
リセット台車、40・・・シリンダライナ、4工・・・
ライナ把持手段としてのライナチャック、44・・・加
熱手段としてのプロ・ツクヒータ、54・・・吸引開口
部、57・・・ウォータジャケット中子、58.59・
・・幅木、60.61・・・幅木差込部、R・・・製品
部空間、W・・・シリンダプロ・ツク、Pl・・・注湯
ステーション(注湯位置)、P、・・・待機ステーショ
ン(待機位置)、p3・・・中子セ・クトステーション
(中子セット位置)、P、・・・ライナプリセットステ
ーション(ライナプリセット位置)。 外3名 第 図 第 図 第 図 第 図 第11図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダライナを鋳ぐるみしてなるシリンダブロ
    ックの鋳造装置において、 注湯位置で水平な下部固定プレートに固定された固定下
    型と、 下部固定プレート上に設けられ、固定下型に対して進退
    可能な一対の横型と、 注湯位置に隣接する待機位置と待機位置に隣接する中子
    セット位置との間を水平方向に走行移動可能であって、
    中子セット位置においてシリンダライナおよびウォータ
    ジャケット中子を正規の鋳ぐるみ位置に位置決めする中
    子セット治具と、昇降可能な金型取付フレームを備える
    とともに前記注湯位置と待機位置との間を水平方向に走
    行移動可能であって、金型取付フレームには上型と、該
    上型に対し水平方向に進退して前記固定下型、横型およ
    び上型とともに製品部空間を形成する前後型とを取り付
    けた走行台車と、 前記中子セット位置に隣接するライナプリセット位置に
    設けられてシリンダライナがプリセットされるライナプ
    リセット治具と、 ライナ加熱手段を内蔵したライナ把持手段を備えるとと
    もにライナプリセット位置と前記中子セット位置との間
    を水平方向に走行移動可能であって、ライナプリセット
    治具上のシリンダライナを把持して加熱した上で前記中
    子セット位置の中子セット治具に移載するライナ搬送台
    車、 とを備えたことを特徴とするシリンダブロックの鋳造装
    置。
JP13527189A 1989-05-29 1989-05-29 シリンダブロックの鋳造装置 Expired - Fee Related JPH07108447B2 (ja)

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