JP2530631Y2 - 連続鋳造設備に用いる鋳型への金物投入装置 - Google Patents

連続鋳造設備に用いる鋳型への金物投入装置

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JP2530631Y2
JP2530631Y2 JP8503090U JP8503090U JP2530631Y2 JP 2530631 Y2 JP2530631 Y2 JP 2530631Y2 JP 8503090 U JP8503090 U JP 8503090U JP 8503090 U JP8503090 U JP 8503090U JP 2530631 Y2 JP2530631 Y2 JP 2530631Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造設備に用いる鋳型内容鋼への金物
投入装置に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
一般に連続鋳造設備では、その生産性を向上させるた
めに同一鋼種や異鋼種の多連鋳造操業が行われている
が、異鋼種の多連鋳造操業に際し工程上の制約等によっ
てタンディッシュを交換して操業を続行することが行わ
れている。かかる場合、タンディッシュ交換時に鋳型内
の溶鋼上に鉄板製の継ぎ金物を投入して異鋼種間におけ
る鋳片の混合部材を極力少なくしている。
また、連続鋳造設備の他の操業に、鋳込終了後の鋳片
後端部を早くシエルに形成するためや、前回の鋳片の後
端部を鋳型内に残し、この上に今回の溶鋼を鋳込んでダ
ミーバーとして利用する、いわゆるシーケンスキャステ
ィング(例えば、特公昭52−20009号公報参照)を行う
ために、鋳型内容鋼上に冷し金物を投入することが行わ
れている。
従来、これらの継ぎ金物または冷し金物の投入は、次
のようにして行われている。すなわち、第5図の平面図
で示すようにこれらの金物は、鋳床1に敷設されたタン
ディッシュカー用レール上を自走する台車3に搭載さ
れ、この台車3はタンディッシュ4を搭載したタンディ
ッシュカー2に連結されて鋳型上に移動して、オペレー
ターによりこの金物5を鋳型内に投入している。
そのため、例えば2つの鋳片鋳込み方向中心線a,bを
有する2ストランド連続鋳造設備においては、2台の台
車3,3が必要となり、したがって、2ストランドに用い
る各タンディッシュ4をそれぞれ予熱するための予熱ゾ
ーンp,qの中心間距離dが台車3の分だけ拡がり、鋳床
1の必要床面積Dを拡大していた。また、多連鋳操業の
生産性を向上させるためには、タンディッシュ4の交換
を迅速に行う必要があるが、台車3が連結しているの
で、それだけ迅速化を阻害していた。
また、図示しないがタンディッシュカーと独立してタ
ンディッシュカー走行方向に走行する台車に金物を搭載
して鋳型上に運搬し、鋳型内溶鋼上に投入することも行
われていた。
以上いずれの金物搬送台車による方法でも、台車が鋳
床の面積を占めて鋳床を狭くして作業性を阻害する、と
いう問題や、オペレーターが金物を投入するので危険で
ある、という問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、これらの問題点を解決するために案
出されたもので、その要旨とするところは、鋳床(1)
上に開口された鋳型(6)の側方に、鋳型(6)の中心
に交差したダミーバーカー用搬送路(8)を備え、該ダ
ミーバーカー用搬送路(8)(8)に平行で、かつ、そ
の側方に金物搬送台車用搬送路(10)(10)を形成し、
該金物搬送台車用搬送路(10)(10)上の台車本体(1
4)(14)に、その進行方向前方に延出した台車フレー
ム(12)を設け、該台車フレーム(12)の前端部に、前
記鋳型(6)へ金物(5)を投入した後ダミーバーカー
(33)から退避するため、前記鋳型(6)上を通過可能
とする横ビーム(13)を設け、該横ビーム(13)に、前
記鋳型(6)内への投入金物用把持体(26)を設けたこ
とを特徴とする連続鋳造設備に用いる鋳型への金物投入
装置にある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用と共に、添付図面に示す実施例に
より詳細に述べる。
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第1図の
A矢視側面図で、金物投入状態図、第3図はダミーバー
装入状態図、第4図は第1図の平面図である。
本実施例はダミーバーを鋳型の上方より装入する方式
の連続鋳造設備に好適であって、特に、多連式連続鋳造
設備に好適である。
図中、1は鋳床であって、この鋳床1上には鋳型6が
開口しており、この鋳型6の下方には案内ロール7,7…
が連設されていて鋳片は垂直方向から水平方向に弯曲し
ながら鋳込まれて行く。また、この鋳床1上には鋳片鋳
込み方向に平行となったダミーバーカー用搬送路となる
レール8,8と、このレール8に直交してタンディッシュ
カー用搬送路となるレール9,9とが敷設されている。
このダミーバーカー用レール8は、通常、鋳型6と鋳
片案内ロールの出側に設けたダミーバーヘッド切離装置
(図示せず)の上方に位置するダミーバー受取位置との
間に水平状に敷設されている。
また、このダミーバーカー用レール8,8を挟んでその
外側に金物搬送台車用搬送路となるレール10,10が敷設
され、このレール10を次のような金物搬送台車11が走行
するようになっている。
すなわち、特に第1図および第2図において12は、1
対の台車本体14,14上よりその移動方向一側(第2図で
台車本体の左側で、これを前側ともいう。以下同じ)に
延設された台車フレームで、この台車フレーム12の前側
が横ビーム13によって連結されて平面視でコ字状のフレ
ームになっている。この台車本体14の下端には、それぞ
れ車輪15,15が取付けられていて、これらの車輪15は前
記金物搬送台車用レール10を転動するようになってい
る。前記横ビーム13の前面には取付台16が固設されてお
り、この取付台16の上下面にはスライドレール17,17が
固設されている。これらのスライドレール17には、左右
動可能の水平スライド部材19が、案内部材18,18を介し
て摺動するようになっている。この水平スライド部材19
の前面には上下動可能の垂直スライド部材21がアリミゾ
状案内部材20,20を介して設けられている。この水平ス
ライド部材19は取付台16上に設けられた第1のシリンダ
ー22に連結されて左右動するようになっており、垂直ス
ライド部材21は、水平スライド部材19の前面のブラケッ
ト23に取付けられた第2のシリンダー24に連結されて上
下動するようになっている。
垂直スライド部材21の前面には、1対のベルクランク
アーム25,25からなる把持体26が枢支され、これらのベ
ルクランクアーム25の各上端は第3のシリンダー27によ
って互いに連結され、枢着部より互いに噛合わせるよう
に扇形歯車が突設され、また、ベルクランクアーム25の
各下端にはフック28が取付けられている。したがって、
第3のシリンダー27の伸縮作動によってフック28,28が
開閉し、金物5の吊輪29を係合・離脱する。また、垂直
スライド部材21の下端には、金物押込用バー30が吊設さ
れている。
なお、前記台車本体14に取付けられた一方の車輪15
は、その台車本体14に内蔵された正逆転モータ31により
駆動されるようになっている。また、両台車本体14,14
の後端にはバランスウエイト32が装着され、前述の水平
スライド部材19や垂直スライド部材21等の重量と釣合せ
ている。
次に、かかる金物搬送台車11の作用を述べれば、例え
ば連続鋳造操業の終了時、タミーバーカー33は第2図の
ようにタミーバー受取位置に後退している。事前に金物
搬送台車11の把持体26により冷し金物5をクランプして
第3のシリンダー27の伸び作動によって保持させてお
く。次いで、把持体26を鋳型6の上に到達するように、
金物搬送台車11を自走させて、正逆転モータ31や第1の
シリンダー22によって鋳型6に冷し金物5を合致させる
ように調節する。次いで、第2のシリンダー24の伸び作
動によって冷し金物5を鋳型6内に降下させる。その
時、金物押込用バー30によって鋳型6内に差込むように
する。その後、第3のシリンダー27の縮み作動によって
冷し金物5をフック28より外して冷し金物5の投入を完
了する。金物投入後、金物搬送台車11を鋳型6側に前進
させて第3図に示すように金物搬送台車11の台車フレー
ム12の先端を鋳型6上を通過させてダミーバーカー33か
ら退避するようにし、次いで、一般的な操業と同様ダミ
ーバーカー33を鋳型6上に位置させダミーバー34を鋳型
6に装入する。
なお、本実施例の金物搬送台車11の台車フレーム12
は、平面視でコ字状のものを用いたが、本考案はこれに
限らず、平面視でL字状のものを用いてもよく、この場
合、金物搬送台車用レール10はダミーバーカー用レール
9の外方片側に敷設するだけでよい。
また、台車フレーム12は金物搬送台車11の走行方向に
伸縮可能な構造にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、鋳型への金物を投入するための金物
搬送台車を、ダミーバーカー用レールに平行に走行させ
たので、従来のタンディッシュカー用レール上に金物搬
送台車を走行させるものに比べ、鋳床の面積を節減する
ことができる。
殊に、広い範囲を占めるダミーバーカーの走行範囲内
を金物搬送台車が往復動するので、いわゆるデットスペ
ースを利用すること、および、タンディッシュカー搬送
路を使用しないことから作業性を阻害することなく、鋳
床の面積を有効に利用することができる。
その上、金物把持体を、台車本体より進行方向前方に
延出させた台車フレームの端部に配設するので、鋳型へ
の金物投入は台車本体より離れたところで安全に行わ
れ、オペレーターを危険な投入作業から開放することが
できる。また、金物把持体および台車フレームの横ビー
ムを鋳型上を通過して鋳型上から退避することができる
ので、ダミーバー装入には支障を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第1図のA
矢視側面図で、金物投入状態図、第3図はダミーバー装
入状態図、第4図は第1図の平面図、第5図は従来例の
模式平面図である。 6…鋳型、8…ダミーバーカー用レール、10…金物搬送
台車用レール、11…金物搬送台車、12…台車フレーム、
26…把持体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳床(1)上に開口された鋳型(6)の側
    方に、鋳型(6)の中心に交差したダミーバーカー用搬
    送路(8)を備え、 該ダミーバーカー用搬送路(8)(8)に平行で、か
    つ、その側方に金物搬送台車用搬送路(10)(10)を形
    成し、該金物搬送台車用搬送路(10)(10)上の台車本
    体(14)(14)に、その進行方向前方に延出した台車フ
    レーム(12)を設け、該台車フレーム(12)の前端部
    に、前記鋳型(6)へ金物(5)を投入した後ダミーバ
    ーカー(33)から退避するため、前記鋳型(6)上を通
    過可能とする横ビーム(13)を設け、該横ビーム(13)
    に、前記鋳型(6)内への投入金物用把持体(26)を設
    けたことを特徴とする連続鋳造設備に用いる鋳型への金
    物投入装置。
JP8503090U 1990-08-10 1990-08-10 連続鋳造設備に用いる鋳型への金物投入装置 Expired - Lifetime JP2530631Y2 (ja)

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