JPH0341493B2 - - Google Patents

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JPH0341493B2
JPH0341493B2 JP57090247A JP9024782A JPH0341493B2 JP H0341493 B2 JPH0341493 B2 JP H0341493B2 JP 57090247 A JP57090247 A JP 57090247A JP 9024782 A JP9024782 A JP 9024782A JP H0341493 B2 JPH0341493 B2 JP H0341493B2
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methylene chloride
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aromatic polyester
granules
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
    • C08J3/14Powdering or granulating by precipitation from solutions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2369/00Characterised by the use of polycarbonates; Derivatives of polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は芳香族ポリエステルポリカーボネート
粒状体の製造法に関するものである。詳しくは、
芳香族ポリエステルポリカーボネートの塩化メチ
レン溶液から、嵩密度が大きく、粒径の揃つた芳
香族ポリエステルポリカーボネート(以下ポリエ
ステルポリカーボネートと略記する)粒状体を製
造する方法に関するものである。 ポリエステルポリカーボネートの塩化メチレン
溶液から、固体のポリエステルポリカーボネート
を得る方法としては、該溶液から有機溶媒を蒸発
させる方法(特開昭55−25427)、該溶液とアセト
ンのような非溶媒とを混合してポリエステルポリ
カーボネートを沈澱させる方法(特開昭55−
139423)が知られている。 固体のポリエステルポリカーボネートは、次い
では乾燥されるが、この乾燥が容易に行なえるた
めには、該固体は適度に多孔質であることが望ま
しく、また、溶融押出によるペレツト化等の加工
が容易に行なえるためには、嵩密度が大きく粒子
の大きさが揃つていることが望まれる。 しかしながら、上記したポリエステルポリカー
ボネートの塩化メチレン溶液から単に有機溶媒を
蒸発させて得た固体のポリエステルポリカーボネ
ートは、多孔質ではなく、また、この固体のポリ
エステルポリカーボネートを粉砕するために強力
な動力を必要とし、しかも、得られるポリエステ
ルポリカーボネートは微粉を含む粒子が不揃いの
ものである。 また、上記したポリエステルポリカーボネート
を塩化メチレン溶液と非溶媒とを混合して沈澱さ
せて得られるポリエステルポリカーボネートは、
嵩密度が極めて小さい細かいフレーク状のもので
ある。 本発明者らは、良好な性状のポリエステルポリ
カーボネート粒状体を製造すべく鋭意研究を重ね
た結果、ポリエステルポリカーボネートの塩化メ
チレン溶液を、湿式粉砕処理したポリエステルポ
リカーボネート粒状体含有水スラリーが循環して
いる造粒槽中で、懸濁状態で塩化メチレンの蒸発
を行なうことにより、嵩密度が0.3〜0.7g/cm2
度で適度に多孔質であり、粒径が揃つたポリエス
テルポリカーボネート粒状体を、長期間安定して
製造し得ることを知得して本発明を完成した。 すなわち本発明は、工業的に有利に良好な性状
のポリエステルポリカーボネート粒状体を製造す
ることを目的とするものであり、この目的は、ポ
リエステルポリカーボネートの塩化メチレン溶液
から、ポリエステルポリカーボネート粒状体を製
造する方法において、上記ポリエステルポリカー
ボネートの塩化メチレン溶液を、造粒槽内の水に
対して5〜30重量%の芳香族ポリエステルポリカ
ーボネート粒状体が存在する造粒槽に連続的に供
給し、水中で懸濁状態を保ちながら加熱して塩化
メチレンを蒸発させて、芳香族ポリエステルポリ
カーボネート粒状体を生成させ、造粒槽から抜き
出した芳香族ポリエステルポリカーボネート粒状
体を含有する水スラリーの50重量%以上を、湿式
粉砕処理して上記造粒槽に循環することによつて
達成される。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で対象とするポリエステルポリカーボネ
ートの塩化メチレン溶液としては、ジヒドロシキ
ジアリール化合物、テレフタロイルクロリドおよ
び/またはイソフタロイルクロリドおよびホスゲ
ンを、水、塩化メチレンおよび酸結合剤の存在下
で界面重合法によつて、または塩化メチレンおよ
び酸結合剤の存在下溶液重合法によつて反応を行
ない、得られた反応混合物から、水性洗浄液を用
いて不純物を洗浄除去して得たポリエステルポリ
カーボネートの溶液、またはこれを濃縮したもの
があげられる。 上記ポリエステルポリカーボネートは、一般式 (式中、Xは2価の基を示し、芳香核は置換基を
有していてもよい。) で表わされる構造単位、および一般式 (式中、Xは2価の基を示し、芳香核は置換基を
有していてもよい。) で表わされる構造単位の有するものであり、好ま
しいポリエステルポリカーボネートは、ジヒドロ
キシジアリール化合物残基:芳香族二塩基酸残
基:カーボネート結合の組成モル比が1:0.25〜
0.8:0.75〜0.2程度で、ポリマーの0.6g/dl塩化
メチレン溶液を用いて20℃で測定した。ηspか
ら、式 ηsp/c=〔η〕+0.427〔η〕2c により算出した〔η〕が0.3〜1.2程度のものであ
る。 上記ポリエステルポリカーボネートの原料であ
るジヒドロキシジアリール化合物は、一般式 (式中、Xは、
【式】
【式】−O−、 −S−、−SO−または−SO2−で示される2価の
基、Rは、水素原子または1価の炭化水素基、
R′、は2価の炭化水素基を示し、芳香核はハロ
ゲン原子または1価の炭化水素基を有してもよ
い。 で表わされる化合物であり、具体的には、ビス
(4−ヒドロキシフエニル)メタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)エタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン(ビス
フエノールA)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)フエニルメタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−メチルフエニル)プロパン、1,
1−ビス(4−ヒドロキシ−3−第3ブチルフエ
ニル)プロパン、2,2−(4−ヒドロキシ−3
−ブロモフエニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフエニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジクロロフエニル)プロパンのようなビス(ヒド
ロキシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフエニル)シクロベンタン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフエニル)シクロヘキサ
ンのような(ヒドロキシアリール)シクロアルカ
ン類、4,4′−ジヒドロキシジフエニルエーテ
ル、4,4′−ジヒドロキシ3,3′−ジメチルジフ
エニルエーテルのようなジヒドロキシジアリール
エーテル類、4,4′−ジヒドロキシジフエニルス
ルフイド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメ
チルジフエニルスルフイドのようなジヒドロキシ
ジアリールスルフイド類、4,4′−ジヒドロキシ
ジフエニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシ
−3,3′−ジメチルジフエニルスルホキシドのよ
うなジヒドロキシジアリールスルホキシド類、
4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン、4,
4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフエニル
スルホンのようなジヒドロキシジアリールスルホ
ン類等があげられる。 テレフタロイルクロリドまたはイソフタロイル
クロリドとしては、核に塩素、臭素のようなハロ
ゲン原子、またはメチル基のような1価の炭化水
素基を有するものも使用することができ、例えば
メチルテレフタロイルクロリド、クロルテレフタ
ロイルクロリド、2,5−ジメチルテレフタロル
クロリド、2,5−ジクロルテレフタロイルクロ
リド、メチルイソフタロイルクロリド、クロルイ
ソフタロイルクロリドなども使用することができ
る。 酸結合剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのような苛性アルカリ、ピリジンのよう
な有機アルカリなどがあげられる。 重合反応の溶媒として用いる塩化メチレンは、
30重量%程度以下のクロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロルエタン、1,1,2−トリクロ
ルエタン、テトラクロルエタン、クロルベンゼン
のような塩素化炭化水素類、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン
のような脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンのよ
うな脂環式炭化水素類、アセトン、メチルエチル
ケトンのようなケトン類などを含有していてもよ
い。このような混合溶媒は、本発明のポリエステ
ルポリカーボネート粒状体の製造においても不都
合はないので、塩化メチレンと他の溶媒の分離す
ることなく、重合反応に引き続きそのまま本発明
方法に使用できる。 本発明で対象とするポリエステルポリカーボネ
ートの塩化メチレン溶液の濃度は、3〜35重量
%、好ましくは5〜25重量%程度である。 本発明においては、上記ポリエステルポリカー
ボネートの塩化メチレン溶液を、湿式粉砕処理し
たポリエステルポリカーボネート粒状体含有水ス
ラリーが循環している造粒槽に連続的に供給し、
懸濁状態を保ちながら塩化メチレンの蒸発を行な
う。 以下、図によつて本発明の実施の態様を説明す
る。 第1図および第2図は、本発明を実施する装置
の一例を示す略示図である。 第1図および第2図において、1は造粒槽、2
は撹拌機、3はポリマー溶液導入管、4は補給水
導入管、5は蒸発塩化メチレン導出管、6はポリ
マー粒状体含有スラリー導出管、7は湿式粉砕
機、8は循環水スラリー導入管、9は製品ポリマ
ー粒状体含有水スラリー抜出管を示す。また、第
2図において10は調製槽、11は撹拌機、12
は水中油型の懸濁混合物の導出管を示す。 造粒槽1としては、ポリエステルポリカーボネ
ートの塩化メチレン溶液が水中で懸濁状態を保ち
得るような撹拌できる装置であれば何れも使用で
きるが、通常撹拌槽で十分である。 造粒槽1には、導出管6から抜き出したポリマ
ー粒状体含有水スラリーの少なくとも一部を、湿
式粉砕機7を用いて粉砕処理して循環水スラリー
導入管8を通して循環するとともに、補給水導入
管4からの補給水を、また、ポリマー溶液導入管
3からポリエステルポリカーボネートの塩化メチ
レン溶液を連続的に供給する。 補給水の導入は、第1図では補給水導入管4か
ら造粒槽1に導入するように示したが、これに限
られるものではなく、上記循環水スラリーまたは
ポリエステルポリカーボネートの塩化メチレン溶
液とともに導入してもよい。 また、第2図に示したように、造粒槽1の前に
別に調製槽10を設け、この調製槽10にポリエ
ステルポリカーボネートの塩化メチレン溶液と補
給水を導入して水中油型の懸濁状態の混合物を形
成させ、これを導出管12を通して造粒槽1に供
給するときは、安定な運転が容易であり、特に好
ましい。水中油型の懸濁状態の混合物を形成させ
るための塩化メチレン溶液と水との量比は、ポリ
エステルポリカーボネートの組成モル比、分子
量、塩化メチレン溶液中の濃度となどによつても
異なるが、通常容量比で1:0.1〜4、好ましく
は0.2〜3程度の範囲から選ぶのがよい。 調製槽10も造粒槽1におけると同様十分な撹
拌ができるものであれば何れも使用することがで
き、通常撹拌槽で十分である。 この調製槽10においては、ポリエステルポリ
カーボネートの粒状体が生成しない範囲で塩化メ
チレンの蒸発を行なつてもさしつかえなく、こと
に、調製槽10に導入するポリエステルポリカー
ボネートの塩化メチレン溶液中のポリマー濃度が
低い場合には、調製槽10内で塩化メチレンを蒸
発させ、例えばポリマー濃度を5〜25重量%程度
まで上昇させることは、造粒槽1で安定して均一
な粒径のポリエステルポリカーボネート粒状体を
生成させるのに好ましい。 造粒槽1および調製槽10で塩化メチレンを蒸
発させる際の温度は、塩化メチレンの沸点以上、
水の沸点以下の範囲から選ぶことができるが、水
を蒸発させる必要はないので、40〜95℃、通常40
〜80℃、好ましくは40〜60℃程度の範囲から選ば
れる。 かくして塩化メチレンを蒸発させるときは、造
粒槽1中では、循環させたポリエステルポリカー
ボネート粉粒体の湿式粉砕処理物と、供給したポ
リエステルポリカーボネートの塩化メチレン溶液
から生成した固体のポリエステルポリカーボネー
トが合体したポリエステルポリカーボネート粒状
体が形成されるので、該ポリエステルポリカーボ
ネート粒状体は、これを含有する水スラリーとし
て導出管6から連続的に抜き出す。 造粒槽1における上記ポリエステルポリカーボ
ネート粒状体の存在量は、撹拌および水スラリー
取り扱いの面から、造粒槽1中の水中に対して5
〜30重量%、好ましくは5〜20重量%程度の範囲
とするのがよく、造粒槽1に導入するポリエステ
ルポリカーボネートの塩化メチレン溶液の量、補
給水の量、および造粒槽から抜き出すポリエステ
ルポリカーボネート粒状体含有水スラリーの量を
調節して、ポリエステルポリカーボネート粒状体
の存在量を上記範囲内の一定値に保つのがよい。 本発明においては、導出管6から抜き出した水
スラリーから、その少なくとも一部を湿式粉砕機
7を用いて湿式粉砕処理し、造粒槽1に循環する
とともに、製品のポリエステルポリカーボネート
粒状体を取得する。 湿式粉砕処理に使用する湿式粉砕機7として
は、液体中の固体を粉砕することができる形式の
ものであれば何れも使用することができるが、粉
砕とともに水スラリーの移送作用を併せ有するも
のが好ましく、例えば、撹拌翼が高速回転する形
式のもの、あるいは、刃付き撹拌翼が高速回転す
る形式のものなどが好適である。前者の形式の市
販品としては、特殊機化工業(株)製、商標、パイプ
ラインホモミキサーまたはホモミツクラインミ
ル、などが、また後者の形式の市販品としては、
小松ゼノア(株)製、商標、デイスインテグレーター
などがあげられる。 湿式粉砕処理による粉砕は、上記水スラリー中
のポリエステルポリカーボネート粒状体が、粒径
0.1〜4mm、好ましくは0.2〜2mm程度になるよう
に粉砕するのがよい。 この湿式粉砕処理した水スラリーを造粒槽1に
循環させる量は、造粒槽1から抜き出す水スラリ
ーの50重量%以上、好ましくは50〜99.5重量%、
更に好ましくは50〜98重量%程度である。この量
があまりに少ないと造粒槽1の中で形成されるポ
リエステルポリカーボネート粒状体の粒径が段々
大きくなるとともに不揃いとなり、満足できる製
品が得られなくなるとか、連続運転が不能となる
などの不都合を招く。逆にあまり多いと製品およ
び運転上の不都合はないが、製品の得量が少なく
なる。 製品のポリエステルポリカーボネート粒状体を
取得するための水スラリーは、図では湿式粉砕処
理後の水スラリーから抜出管9を通して抜き出す
ことを示したが、造粒槽1あるいは導出管6から
抜き出すこともできる。水スラリーから製品のポ
リエステルポリカーボネート粒状体を取得するに
は、傾斜、過などの手段によつて粒状体を分離
し、乾燥すればよいが、ポリエステルポリカーボ
ネート粒状体中の塩化メチレン含有量をさらに少
なくすることを望むならば、上記水スラリーを別
の処理槽、例えば撹拌槽に導入し、60〜100℃、
好ましくは75〜98℃程度の範囲内で、かつ造粒槽
の温度より高い温度で処理を行なつた後、粒状体
を分離、乾燥すればよい。 本発明方法によるときは、容易な操作で長期間
安定して嵩密度が大きく粒径の揃つたポリエステ
ルポリカーボネート粒状体を製造することができ
るので、工業的に極めて有利である。 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中「%」は「重量%」を示す。 実施例 1 第1図に示す装置を用い、ビスフエノールA残
基:テレフタル酸残基:カーボネート結合のモル
比が1:0.53:0.47で、〔η〕が0.56のポリエステ
ルポリカーボネートの粒状体の製造を行なつた。 造粒槽1としては、翼径16cm、翼巾3cmの4枚
のタービン翼の撹拌機2を備えた20(内径26
cm)ジヤケツト付撹拌槽を用いた。 循環水スラリーとしては、水スラリー導出管6
から抜き出したポリエステルポリカーボネート粒
状体を8%含有する水スラリーを、湿式粉砕機7
(特殊機化工業(株)製、商標、パイプラインホモミ
キサー)を用いて粉砕処理した水スラリーを用
い、これを循環水スラリー導入管から900/hr
で循環しながら、ポリマー溶液導入管3から上記
ポリエステルポリカーボネートの8%塩化メチレ
ン溶液6/hrを導入するとともに、補給水導入
管4から、水10.4/hrを導入し、内温58℃、撹
拌翼回転数240rpmで塩化メチレンの蒸発を行な
いポリエステルポリカーボネート粒状体を形成さ
せた。 湿式粉砕機7を吐出側からは、製品水スラリー
抜出管9から11.3/hrの水スラリーを抜き取
り、造粒槽1の内容物を17に保つた。 抜き取つた水スラリーは過によりポリエステ
ルポリカーボネート粒状体を分離し、140℃で3
時間真空乾燥した。 得られたポリエステルポリカーボネート粒状体
は、嵩密度0.32g/cm2、粒径0.3〜3mmで、0.3mm
より小さい微粉は含まれていなかつた。 実施例 2 第2図に示す装置を用い実施例1で用いたのと
同じポリエステルポリカーボネートの粒状体の製
造を行なつた。 造粒槽1としては実施例1におけると同じもの
を使用した。調製槽10としては1.2の撹拌槽
を用いた。 調製槽10に、ポリマー溶液導入管3から上記
ポリエステルポリカーボネートの8%塩化メチレ
ン溶液6/hrと、補給水導入管4から水/hr
を導入しながら撹拌して水中油型の懸濁状態の混
合物とし、この混合物を導出管12から抜き出し
て造粒槽1に供給した。 造粒槽1にはさらに水5.3/hrを導入し、他
は実施例1におけると同様に操作を行なつた。 得られたポリエステルポリカーボネート粒状体
は、嵩密度0.35g/cm2、粒径0.3〜2.4mmで微粉は
含まれていなかつた。 実施例 3 実施例2で用いたものと同じ装置を用い、調製
槽10に導入するポリエステルポリカーボネート
の8%塩化メチレン溶液を10/hr、補給水を10
/hrとし、造粒槽1に導入する補給水を8.8
/hr、湿式粉砕機7の吐出側から抜き取る水ス
ラリーを18.8/hrとし、造粒槽1内温を56℃と
したほかは実施例2におけると同様に操作を行な
つた。 得られたポリエステルポリカーボネート粒状体
は、嵩密度0.38g/cm2、粒径0.3〜2.3mmで微粉は
含まれていなかつた。 実施例 4 第2図に示す装置の製品水スラリー抜出管9の
後に、脱塩化メチレン槽として造粒槽1と同容積
で同じ撹拌機を備えたジヤケツト付撹拌槽を設け
た装置を用い、実施例1で用いたのと同じポリエ
ステルポリカーボネートの粒状体の製造を行なつ
た。 調製槽10および造粒槽1における操作は実施
例2におけると同様に行ない、製品水スラリー抜
出管から抜き出した水スラリーを脱塩化メチレン
槽に導入し、該槽の内容物を85℃に保つて塩化メ
チレンの蒸発を行なつた。脱塩化メチレン処理槽
からは、該槽の内容物が17を保つように水スラ
リーを付き出し、過によりポリエステルポリカ
ーボネート粒状体を分離し、140℃で3時間真空
乾燥した。 得られたポリエステルポリカーボネート粒状体
は、嵩密度0.38g/cm2、粒径0.3〜2.3mmで微粉は
含まれていなかつた。 実施例 5 調製槽10として、蒸発塩化メチレン導出管を
備えた1.2ジヤケツト付撹拌槽を用いた他は、
実施例4で用いたものと同じ装置を用いてポリエ
ステルポリカーボネートの粒状体の製造を行なつ
た。 調製槽10に実施例1で用いたものと同じポリ
エステルポリカーボネートの4%塩化メチレン溶
液12/hrおよび補給水6/hrを導入し、撹拌
して水中油型の懸濁状態の混合物を形成させると
ともに、内温を41℃に保つて塩化メチレン導出管
から塩化メチレン6/hrを留出させた。 調製槽10の混合物導出管12からは、水中油
型の懸濁状態の混合物12/hrを抜き出し、造粒
槽1に供給した。 造粒槽1には、造粒槽から抜き出し粉砕処理し
たポリエステルポリカーボネート粒状体を含有す
る水スラリー900/hrを循環するとともに、補
給水5.3/hrを導入し、以後は実施例4におけ
ると同様に操作を行なつた。 得られたポリエステルポリカーボネート粒状体
は、嵩密度0.40g/cm2、粒径0.3〜2.0mmで微粉は
含まれていなかつた。 比較例 1 実施例1で用いたのと同じ造粒槽1を用い、水
スラリーの循環を行なわず実施例1で用いたのと
同じポリエステルポリカーボネートの粒状体の製
造を行なつた。 造粒槽1に、上記ポリエステルポリカーボネー
トの8%塩化メチレン溶液4/hrおよび水8
/hrを連続的に供給し、内温を58℃に保つて塩
化メチレンを蒸発させてポリエステルポリカーボ
ネートの粒状体を生成させた。 造粒槽底部からは、ポリエステルポリカーボネ
ート粒状体を含有する水スラリー11.3/hrを抜
き出し、造粒槽内容物を17に保つた。 運転開始1時間後の水スラリーから取、乾燥
したポリエステルポリカーボネート粒状体は、成
長ないしブロツク化した粒径1.5〜6.5mmの不揃い
のものであり、以後は、水スラリーを配管から定
常的に抜き出すことが困難となり、それ以上の運
転は不可能となつた。 比較例 2 第1図に示す装置における湿式粉砕機7の代り
にダイヤフラムポンプ((株)イワキ製、商標、エア
ードポンプYD−20型)を使用し、水スラリー導
出管6から抜き出した水スラリーを湿式粉砕処理
することなく循環しながら、他は実施例1におけ
ると同様に操作を行なつて、実施例1で使用した
のと同じポリエステルポリカーボネートの粒状体
の製造を行なつた。 運転開始30分後の製品水スラリーから取、乾
燥したポリエステルポリカーボネート粒状体は、
成長ないしブロツク化した粒径1.5〜5mmの不揃
いのものであり、以後は粒状体がダイヤフラムポ
ンプの弁部に蓄積して閉塞し、それ以上の運転は
不可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明を実施する装置の
一例を示す略示図である。 1……造粒槽、3……ポリマー溶液導入管、4
……補給水導入管、5……蒸発塩化メチレン導出
管、6……水スラリー導出管、7……湿式粉砕
機、8……循環水スラリー導入管、9……製品水
スラリー抜出管、10……調製槽、12……懸濁
混合物の導出管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族ポリエステルポリカーボネートの塩化
    メチレン溶液から、芳香族ポリエステルポリカー
    ボネート粒状体を製造する方法において、上記芳
    香族ポリエステルポリカーボネートの塩化メチレ
    ン溶液を、造粒槽内の水に対して5〜30重量%の
    芳香族ポリエステルポリカーボネート粒状体が存
    在する造粒槽に連続的に供給し、水中で懸濁状態
    を保ちながら加熱して塩化メチレンを蒸発させて
    芳香族ポリエステルポリカーボネート粒状体を生
    成させ、造粒槽から抜き出した芳香族ポリエステ
    ルポリカーボネート粒状体を含有する水スラリー
    の50重量%以上を、湿式粉砕処理して上記造粒槽
    に循環することを特徴とする芳香族ポリエステル
    ポリカーボネート粒状体の製造法。 2 芳香族ポリエステルポリカーボネートの塩化
    メチレン溶液から、芳香族ポリエステルポリカー
    ボネート粒状体を製造する方法において、上記芳
    香族ポリエステルポリカーボネートの塩化メチレ
    ン溶液および水を連続的に調製槽に導入して水中
    油型の懸濁状態の混合物を形成させ、この混合物
    を造粒槽内の水に対して5〜30重量%の芳香族ポ
    リエステルポリカーボネート粒状体が存在する造
    粒槽を連続的に供給し、水中で懸濁状態を保ちな
    がら加熱して塩化メチレンを蒸発させて、芳香族
    ポリエステルポリカーボネート粒状体を生成さ
    せ、造粒槽から抜き出した芳香族ポリエステルポ
    リカーボネート粒状体を含有する水スラリーの50
    重量%以上を、湿式粉砕処理して上記造粒槽に循
    環することを特徴とする芳香族ポリエステルポリ
    カーボネート粒状体の製造法。
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