JPH0333605B2 - - Google Patents

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JPH0333605B2
JPH0333605B2 JP10925486A JP10925486A JPH0333605B2 JP H0333605 B2 JPH0333605 B2 JP H0333605B2 JP 10925486 A JP10925486 A JP 10925486A JP 10925486 A JP10925486 A JP 10925486A JP H0333605 B2 JPH0333605 B2 JP H0333605B2
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conveyor
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articles
warehousing
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Ko Azekura
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Kao Corp
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Publication date
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Priority to US06/886,241 priority patent/US5000643A/en
Publication of JPS62264102A publication Critical patent/JPS62264102A/ja
Priority to US07/464,679 priority patent/US5024572A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、保管設備への物品の入庫又は出庫に
際して物品を転倒させることなく、物品を能率良
く迅速且つ連続的に取扱うことのできる物品の取
扱い装置に関するものである。
〔従来の技術〕
複数段の保管部を有する保管設備に対し物品の
入庫又は出庫を行い得る物品の取扱い装置に関す
る従来技術としては、特開昭59−12005号公報、
特開昭59−118603号公報、特開昭59−182104号公
報、実公昭47−33170号公報、実公昭56−4650号
公報、実開昭50−113178号公報、実開昭59−
37206号公報に記載のもの等が知られている。
上記公報の記載について、略述すると、特開昭
59−12005号公報には、アキユムレーシヨンコン
ベアに貯えられたケース体をロツト単位で供給コ
ンベアにより多段の棚に移載することが記載され
ている。
又、特開昭59−118603号公報には、多連、多段
の格子状の棚に対しリフト装置及び搬送コンベア
を組合せることが記載されている。
又、特開昭59−182104号公報には、垂直循環コ
ンベアを使用してピツキング倉庫設備を構成する
ことが記載されている。
又、実公昭47−33170号公報には、上下方向傾
斜角度変更自在なコンベアを利用して荷上下方向
振り分け装置を構成することが記載されている。
又、実公昭56−4650号公報には、走行、昇降す
るスタツカクレーン及び該スタツカクレーンの走
行、昇降に伴つて伸縮、揺動する伸縮フレームを
組み合わせることが記載されている。
又、実開昭50−113178号公報には、上下方向に
寸動移動可能なエレベーターを傾斜させることが
記載されている。
又、実開昭59−37206号公報には、荷受渡し具
の昇降に一体的に俯仰コンベアを揺動させること
が記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の上記の如き物品の取扱い
装置には、以下の如き問題点がある。
即ち、特開昭59−12005号公報、特開昭59−
182104号公報及び実開昭50−113178号公報に記載
の物品の取扱い装置においては、俯仰コンベアが
設けられていないため、保管設備の各段の保管部
と、保管設備に対する搬出又は搬入コンベアとの
間で、物品の移載に際して物品を何等かの手段に
より上下動させ、次の移載に先立つて空の状態で
斯る手段を上下動させなければならないため、保
管設備に対しての物品の入庫又は出庫を、能率良
く迅速且つ連続的に行うことはできない。
これに対して、特開昭59−118603号公報、実公
昭47−33170号公報、実公昭56−4650号公報及び
実開昭59−37206号公報に記載の物品の取扱い装
置においては、俯仰コンベアが設けられているた
め、上記の如き問題はない。しかし、これらの公
報に記載の物品の取扱い装置においては、保管設
備の各段における保管部の物品の格納可能高さが
同一であり、しかも、これらの公報には、各段の
保管部に対して異なる大きさの物品を格納するこ
とについて記載も示唆もない。従つて、重心が比
較的高い物品(背の高い物品)を、俯仰コンベア
が著しく傾斜する状態で俯仰コンベアにより搬送
した場合、その搬送中において物品が転倒し易い
問題がある。
また、上記公報に記載の公報について、個々に
検討すると、この他、次のような問題もある。
即ち、特開昭59−12005号公報においては、迅
速且つ能率良くケース体を供給することができる
が、極めて大きなクレーン本体が必要である。
又、特開昭59−118603号公報においては、搬送
コンベアを揺動フレームと水平固定フレームとで
構成し、両フレームは1本のベルトを巻回させて
これらを一体的に構成しているため、特に、高層
の保管設備に対応させるに際しては、最上段の棚
の高さに合わせて物品が転倒しない勾配以内で揺
動フレームの勾配を決定する必要がある。従つ
て、揺動フレームの長さを極めて長くとらざるを
得ず、その結果、保管設備の設置スペースとして
は保管設備の間口幅に揺動フレームの長さを加算
した分が必要であり、極めて大きなデツトスペー
スが生じることになる。
又、特開昭59−182104号公報においては、クレ
ーン本体の大きさを小さくすることができ、デツ
トスペースを小さくできるが、垂直循環コンベア
の荷受け部に物品を1個ずつタイムリーに移載し
なければならず、複雑な制御を要するにも拘わら
ず搬送能力に限界がある。
又、実公昭47−33170号公報においては、物品
の保管設備に対し物品の入庫又は出庫を自動的に
行う説明がない。
又、実公昭56−4650号公報においては、特に、
高層の保管設備に対応させる際に、最上段の棚の
高さに合わせて物品が転倒しない勾配以内で伸縮
フレームの勾配を決定する必要があるため、伸縮
フレームの長さを極めて長くとらざるを得ず、そ
の結果として払出場を保管設備の端部から極めて
遠い位置に設ける必要があるため、極めて大きな
デツトスペースが生じることになる。
又、実開昭50−113178号公報においては、連続
的に物品を取扱うことができない。
従つて、本発明の目的は、保管設備への物品の
入庫又は出庫を、入庫又は出庫に際して物品を転
倒させることなく、能率良く迅速且つ連続的に行
い得るようにした物品の取扱い装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、複数段の保管部を有する保管設備
と、該保管部に対して物品の移載を行う昇降可能
な移載装置とを具備する物品の取扱い装置におい
て、上記移載装置に対向させて俯仰コンベアを設
け、該俯仰コンベアの一端を上記移載装置の昇降
に連動させると共に、上記俯仰コンベアが略水平
状態で物品を移載する段及びその近傍の段の上記
保管部の物品の格納可能高さを大きくし、且つ上
記俯仰コンベアが傾斜状態で物品を移載する段及
びその近傍の段の上記保管部の物品の格納可能高
さを小さくしたことを特徴とする物品の取扱い装
置を提供することによつて上記の目的を達成した
ものである。
〔実施例〕 以下、本発明の物品の取扱い装置を図面に示す
一実施例について説明する。
第1図は本発明の物品の取扱い装置の概略的な
平面図を示すもので、同図において、Aは複数列
複数段の間口(保管部)を有する保管設備、Bは
保管設備Aの出庫側の間口に沿つて左右に走行す
る取出装置(以下、出庫側のスタツカークレーン
という)、Cは該スタツカークレーンBの走行面
の外側に配設した出庫側の物品搬送コンベア(以
下、物品搬出コンベアという)、Dは保管設備A
の入庫側の間口に沿つて左右に走行する取込装置
(以下、入庫側のスタツカークレーンという)、E
は該スタツカークレーンDの走行面の外側に配設
した入庫側の物品搬送コンベア(以下、物品搬入
コンベアという)、E−1,E−2,E−3は物
品搬入コンベアEへ物品F,F,……を供給する
物品供給コンベア(以下、ストレージライン(ス
トレージコンベア)という)、J−1,J−2,
J−3はストレージラインE−1,E−2,E−
3に出荷ラインK−1,K−2,K−3から物品
を必要に応じて所定数取入れるゲート装置、L−
1,L−2,L−3はパレツト化された物品をパ
レツト化を解いて(デバレツタイズ)して出荷ラ
インK−1,K−2,K−3に搬出するデパレツ
タイザーで、この実施例の物品の取扱い装置は、
大略、各デパレツタイザーL−1,L−2,L−
3から品種毎に各出荷ラインK−1,K−2,K
−3に搬出された物品F,F,……を各ゲート装
置J−1,J−2,J−3を介して各ストレージ
ラインE−1,E−2,E−3に供給し、各スト
レージラインE−1,E−2,E−3に品種毎に
ストレージされた物品F,F,……に対して品種
毎に物品搬入コンベアEへの所望の合流順序付け
をなし、合流順序付けのなされた物品F,F,…
…を物品搬入コンベアEに供給し、物品搬入コン
ベアEにより搬送されている物品F,F,……を
所定の取込位置(入庫位置)に待機中の入庫側の
スタツカークレーンDを介して保管設備Aの所定
の間口に入庫する(取込む)と共に、保管設備A
内の物品F,F,……を出庫側のスタツカークレ
ーンBにより出庫して物品搬出コンベアCにより
搬出できるように構成してある。
実施例における各部について詳述すると、上記
物品搬出コンベアC及び上記物品搬入コンベアE
は、それぞれ、第1図、第3図及び第6図に示す
如く、保管設備Aの出庫側のスタツカークレーン
B及び入庫側のスタツカークレーンDの走行面の
外側に位置させて、保管設備Aの中央段の間口近
傍の高さで略水平に配設してある。そして、物品
搬入コンベアEは、ストレージラインE−1,E
−2,E−3から適宜なゲート(図示せず)を介
して供給される物品F,F,……を適宜な位置に
搬送できるようになしてある。
また、出庫側の上記スタツカークレーンBは、
第2図、第3図及び第4図に示す如く、上下のレ
ール21,22に支持されて保管設備Aの出庫側
の間口に沿つて左右に走行するクレーン本体3、
クレーン本体3に追随し同じく上下のレール2
1,22に支持されて保管設備Aの出庫側の間口
に沿つて左右に走行する台車4、及びクレーン本
体3と台車4とを連繋する物品移載コンベア(俯
仰コンベア)5を主体として構成してあり、クレ
ーン本体3に設けた昇降部31に出庫装置32
(昇降可能な移載装置)を載置して該出庫装置3
2をクレーン本体3の走行及び昇降部31の上下
方向の移動により保管設備Aの間口に沿つて上下
左右に走行可能になし、保管設備Aの任意の間口
から物品F,F,……を出庫装置32により取出
して物品移載コンベア5を介し物品搬出コンベア
Cに搬出できるようになしてある。
出庫側の上記スタツカークレーンBについて第
2図、第3図及び第4図に基づき更に詳述する
と、クレーン本体3における昇降部31は、昇降
部駆動装置33により昇降可能にクレーン本体3
のフレームに設けてあり、昇降部31上には出庫
装置32の他、出庫装置32により保管設備Aか
ら取出された物品F,F,……を物品移載コンベ
ア5に移載するローラーコンベア34を載置して
ある。出庫装置32としては、保管設備Aの一対
のレールフレーム1,1の先端部間に進入して物
品F,F,……を保管設備Aから取出し得る一対
の伸縮可能な揺動コンベア32a,32aを備え
た特開昭59−207304号公報に記載の如きピツキン
グ装置を用いてある。又、ローラコンベア34の
ローラーは、物品の搬送方向に対して直角に配設
してあつても良いが、この実施例においては斜め
に配設してあり、これによつて、出庫装置32か
ら乗り移つた物品Fを第2図の矢印の如く搬送
し、ローラーコンベア34から物品移載コンベア
5に物品Fが乗り移る時点で物品Fをローラーコ
ンベア34の略中央部に位置させ得るようになし
てある。又、この他、クレーン本体3には、クレ
ーン本体を自走させる走行駆動装置35、昇降部
駆動装置33及び走行駆動装置35を制御する制
御装置36等を具備させてある。
又、出庫側の上記スタツカークレーンBにおけ
る台車4には、載置部41を設け、この載置部4
1上に物品移載コンベア5からの物品Fを物品搬
出コンベアCに搬出するコンベア42及び湾曲さ
せた形状のコンベア43を物品搬出コンベアCの
高さと同一高さに位置させて順次設けてある。そ
して、コンベア43の先端部は、物品搬出コンベ
アCの上面の側縁部に近接させて位置させてあ
り、斯る先端部の一側には、物品Fを円滑に物品
搬出コンベアCに排出するフリーガイドローラー
44を立設してある。
更に又、出庫側の上記スタツカークレーンBに
おける物品移載コンベア5は、クレーン本体3の
ローラーコンベア34と台車4のコンベア42と
を連繋するように、その一端をクレーン本体3の
昇降部31の支点31aに回動自在に支持させ又
その他端を物品搬出コンベアCと同一高さに位置
させて台車4の載置部41の支点41aに回動自
在に支持させてある。従つて、物品移載コンベア
5は、クレーン本体3の昇降部31の昇降により
台車4の支点41aを中心に揺動しながら、下り
勾配、水平勾配、又は登り勾配で出庫装置32か
ら物品F,F,……を物品搬出コンベアCに移載
すると共に、クレーン本体3の自走に追随させて
台車4を牽引する機能を有する。尚、物品移載コ
ンベア5は、上述の如く揺動できるため短くて良
い。
また、入庫側の前記スタツカークレーンDは、
第5図、第6図及び第7図に示す如く、出庫側の
上記スタツカークレーンBにおける出庫装置を入
庫装置に置き換え、且つ細部に若干の変更を加え
て物品搬入コンベアEから保管設備Aへの物品の
入庫に適するようにした以外は、出庫側上記のス
タツカークレーンBと略同様に構成してある。
即ち、入庫側のスタツカークレーンDは、上下
のレール21′,22′に支持されて保管設備Aの
入庫側の間口に沿つて左右に走行するクレーン本
体3′及びこれに物品移載コンベア(俯仰コンベ
ア)5′を介して追随する台車4′を主体とし、物
品搬入コンベアEの物品F,F,……を、物品移
載コンベア5′及びクレーン本体3′の昇降部3
1′に載置した入庫装置32′により保管設備Aの
任意の間口に供給できるようになしてある。
入庫側の上記スタツカークレーンDについて更
に詳述すると、クレーン本体3′における駆動装
置33′により昇降可能な昇降部31′上には、入
庫装置32′(昇降可能な移載装置)の他、物品
移載コンベア5′から入庫装置32′に物品F,
F,……を移載するローラーコンベア34′,3
4′,34′を直列に載置してある。入庫装置3
2′としては、センタリングガイド32″付きのロ
ーラーコンベアからなる供給装置を用いてある。
入庫装置32′のローラーは、斜めに配設してあ
り、又、そのセンタリングガイド32″は、保管
設備Aに供給する物品Fを、その大きさに応じて
コンピユーター制御されたパワーシリンダーによ
り入庫装置のローラーコンベアの中央部にセンタ
リングするようになしてある。又、入庫装置3
2′に物品移載コンベアから物品を移載するロー
ラーコンベア34′,34′,34′は、入庫装置
32′と直交するように設けてあり、その中央部
のローラーコンベア34′には、物品移載コンベ
ア5′から供給された物品をガイドするためのコ
ンベア34″を付設してある。又、この他、クレ
ーン本体3′には、クレーン本体を自走させる走
行駆動装置35′、昇降部駆動装置33′及び走行
駆動装置35′を制御する制御装置36′等を具備
させてある。
又、入庫側の上記スタツカークレーンDにおけ
る台車4′の載置部41′上には、物品搬入コンベ
アEから物品を物品移載コンベア5′に移載する
湾曲させた形状のコンベア43′及びコンベア4
2′を物品搬入コンベアEの高さと同一高さに位
置させて順次設けてある。そして、コンベア4
3′の先端部は、物品搬入コンベアEの上面の側
縁部に近接させて位置させてあり、斯る先端部の
一側には、物品を円滑にコンベア43′に導入す
る案内コンベア43″を物品搬入コンベアE上に
突出させて設けてある。
更に又、入庫側の上記スタツカークレーンDに
おける物品移載コンベア5′は、クレーン本体
3′のローラーコンベア34′と台車4′のコンベ
ア42′とを連繋するように、その一端をクレー
ン本体3′の昇降部31′の支点31a′に回動自在
に支持させ又その他端を物品搬入コンベアEと同
一高さに位置させて台車4′の載置部41′の支点
41a′に回動自在に支持させてある。
また、前記保管設備Aは、第3図及び第4図に
示す如く、複数列複数段の間口(保管部)を有す
る流動棚で形成してあり、多数のローラーを有す
る一対のレールフレーム1,1を各間口毎に傾斜
配設してローラーに載置された物品F,F,……
を重力により入庫側から出庫側に移動できるよう
に構成してある。そして、保管設備Aの保管部の
格納可能高さは、前記物品移載コンベア5,5′
が略水平状態で物品F,F,……を移載する段及
びその近傍の段において大きくなしてあり、物品
移載コンベア5,5′が傾斜状態で物品F,F,
……を移載する段及びその近傍の段において小さ
くなしてある。更に具体的には、この実施例の場
合、物品移載コンベア5,5′は、前述の如く、
保管部に対して物品の移載を行う昇降可能な移載
装置、即ち出庫装置32又は入庫装置32′に対
向して設けられており、その一端を斯る移載装置
32,32′の昇降に連動させ、回動及び揺動中
心としての他端を保管設備Aの中央段の保管部近
傍の高さに配設してあるから、保管設備Aの保管
部の格納可能高さは、保管設備Aの中央段及びそ
の近傍の段で最も大きく、最上段及びその近傍、
並びに最下段及びその近傍で最も小さく、これら
の中間の段で中位の大きさとなしてある。このよ
うに物品移載コンベア5,5′が略水平状態で物
品F,F,……を移載する段及びその近傍の段の
保管部の物品の格納可能高さを大きくすることに
より、これらの保管部に背の高い物品F,F,…
…を格納することが可能となる。従つて、背の高
い物品F,F,……を格納可能高さの大きな保管
部に格納するようにすれば、斯る背の高い物品
F,F,……は、物品移載コンベア5,5′によ
り略水平に移載されるため、一般に重心が高いに
も拘わらず、移載時に転倒することがない。又、
物品移載コンベア5,5′が傾斜状態で物品F,
F,……を移載する段及びその近傍の段の保管部
には、背の低い物品F,F,……を格納するよう
にすれば、斯る背の低い物品は、一般に重心が低
いから、傾斜状態で移載されても転倒する惧れは
ない。又、実施例における保管設備Aの保管部
は、その格納可能幅を搬出コンベアCの下流側及
び物品搬入コンベアEの上流側において大きくな
してあり、このように格納可能幅を設定すること
により、搬出コンベアCの下流側及び物品搬入コ
ンベアEの上流側に、一般に大きな寸法の取扱い
量の大きな(入出庫量の大きな)物品F,F,…
…を格納可能として、大きな寸法の物品F,F,
……の取扱いに便宜を図つてある。
尚、物品移載コンベア5,5′の揺動中心を、
上述の如く保管設備Aの略中段の高さに配設せず
に例えば最下段に位置させた場合、保管設備Aの
最下段及びその近傍の段において保管部の格納可
能高さを最大にすることは云う迄もない。又、保
管設備Aを流動棚で形成する場合、レールフレー
ム1には、ローラーに代えてホイールを設けるこ
とができる。もつとも、保管設備Aは必ずしも流
動棚でなくても良く、例えば、実開昭59−37206
号公報に記載の如き回転棚であつても良い。勿
論、この場合も、物品移載コンベアが略水平状態
で物品を移載する段及びその近傍の段の格納可能
高さを大きくする。しかし、格納可能幅は、回転
棚の回転方向において等間隔で良い。
次に、第1図〜第7図に示す物品の取扱い装置
を用いて実施する物品の取扱い態様について説明
する。
上記物品の取扱い装置による物品の取扱いは、
通常、出庫の要請があつた場合に開始する。即
ち、メイン制御装置(図示せず)から出庫指令信
号がデパレツタイザーL−1,L−2,L−3の
上流に設けられたユニツトロード保管設備(図示
せず)のスタツカークレーン(図示せず)に出力
されると、ユニツトロード保管設備に保管された
物品F,F,……(図示せず)が品種毎にパレツ
ト単位で出庫されると同時に、上記メイン制御装
置からデパレ指令信号が各デパレツタイザーL−
1,L−2,L−3の制御盤(図示せず)に出力
され、これによつてデパレが開始する。このデパ
レ指令信号には入庫側のスタツカークレーンDに
対する動作指令(入庫すべき保管部の位置、入庫
すべき物品の品種、寸法、数等に関する指令)が
含まれている。
保管設備Aへの入庫態様及びそれに先立つデパ
レ態様等について先ず説明すると、上述の如くデ
パレが開始し、デパレされた物品F,F,……
は、品種毎に各出荷ラインK−1,K−2,K−
3で搬送される。デパレされた物品F,F,……
のうち所望数の物品F,F,……は、各ゲート装
置J−1,J−2,J−3を介してそれぞれスト
レージラインE−1,E−2,E−3に供給(ス
トレージ)される。例えば、第1図においては、
ストレージラインE−1には品種F2の物品が、
又ストレージラインE−2には品種F3の物品が、
又ストレージラインE−3には品種F4の物品が
それぞれストレージされる。
デパレが終了する(ストレージラインE−1,
E−2,E−3への供給が終了しゲート装置J−
1,J−2,J−3が切替る)と、各デパレツタ
イザーL−1,L−2,L−3の上記制御盤か
ら、デパレツタイザー及び入庫側のスタツカーク
レーン制御用の制御盤(図示せず)に、入庫側の
スタツカークレーンDに対する動作指令信号が出
力される。
上記デパレツタイザー及び入庫側のスタツカー
クレーン制御用の制御盤(合流順序付け及び物品
搬入コンベアEの制御を担当)は、3つのストレ
ージラインE−1,E−2,E−3のうちの何れ
か1ラインのストレージが完了する(第1図にお
いては品種F4の物品についてストレージが完了
している)と、ストレージの完了したストレージ
ラインと異なる品種の物品がストレージ中である
他のストレージラインとの間でこれらの物品がそ
れぞれ入庫されるべき保管設備Aの所定の保管部
の配列順序、換言すれば入庫側のスタツカークレ
ーンDによるそれぞれの品種についての入庫位置
の配列順序に基づいて、それぞれの物品の合流順
序付けをなした後、入庫側のスタツカークレーン
Dの制御装置36′に例えば光通信を利用して動
作指令を出力し、しかる後、上記各デパレツタイ
ザーL−1,L−2,L−3の前記制御盤(スト
レージラインE−1,E−2,E−3の制御も担
当)に合流切出指令信号を出力する。そして、こ
の合流切出指令信号に基づいて各ストレージライ
ンE−1,E−2,E−3の先頭の前記ゲートが
開き、上記合流順序付けに従つて物品が物品搬入
コンベアEに搬入される。
上述の合流順序付けは、入庫を要する保管部に
対して物品搬入コンベアEの上流側から下流側に
順次行うのが入庫作業を効率的に行う上で好まし
い。即ち、例えば、第1図に示す如く、保管設備
Aの保管部に入庫を要する物品の品種がF2,F3
F4で、これらを格納する保管部が物品搬入コン
ベアEの上流側からこの順序で並んでいる場合、
合流順序付けは、この順序、即ちF2,F3,F4
順序でなすのが好ましい。この順序付けは、スト
レージラインE−1,E−2,E−3の何れか1
ラインへの物品のストレージが完了した時点で決
定し、一実施態様においては、2つ目、3つ目の
ストレージラインについてストレージが完了した
時点では見直しをしないようにする。そして、3
つのストレージラインE−1,E−2,E−3の
合流が完了し、次の何れか1つのストレージライ
ンについてストレージが完了すると(既に完了し
ている場合もある)、再び合流順序を決定するが、
この時、入庫側のスタツカークレーンDの現在位
置よりも物品搬入コンベアEの上流側にある程度
以上の距離(例えば保管設備Aの6間口分以上)
を入庫側のスタツカークレーンDが走行する必要
がある場合には、合流を停止し、入庫側のスタツ
カークレーンDが入庫を要する保管部に対する入
庫位置に到着後、合流を開始するのが好ましい。
又、上記距離が6間口未満の場合には、合流を停
止せずに、合流されて物品搬入コンベアEにより
搬送されている物品を入庫側のスタツカークレー
ンDのフオトスイツチ45′(第5図及び第6図
参照。台車4′の載置部41′の先端から物品搬入
コンベアEの上流側方向に保管設備Aの略6間口
分突出している)で検出し、物品がフオトスイツ
チ45′に到着した時点で物品搬入コンベアEを
停止し、入庫側のスタツカークレーンDを走行
後、再び物品搬入コンベアEを運転するのが好ま
しい。尚、このような入庫側のスタツカークレー
ンDの動作は、その制御装置36′の指令に基づ
いて行われ、上述の如く入庫側のスタツカークレ
ーンDが入庫側のスタツカークレーンDの上流側
に6間口以上走行を要する場合には、前記デパレ
ツタイザーL−1,L−2,L−3の制御盤に合
流停止指令が制御装置36′から出力される。又、
上述の合流順序付けをしない場合、たとえ前記メ
イン制御装置が保管設備Aの保管部の配列順序に
出庫指令信号を出力しても、各デパレツタイザー
L−1,L−2,L−3のトラブル、配置上の遠
近、及びデパレされる物品の数の相違により各デ
パレツタイザーL−1,L−2,L−3が同期し
て運転されないこと等により、ストレージライン
E−1,E−2,E−3に供給された物品をその
ままストレージ完了順で物品搬入コンベアEに供
給すると、保管設備Aの保管部の配列順序に入庫
されるとは限らない。従つて、この順序を入れ替
えるためにも上記合流順序付けが必要なのであ
る。又、上記合流順序付けの別の態様としては、
ストレージラインE−1,E−2,E−3の何れ
か1ラインについてストレージが完了する都度、
合流順序の見直しをすることが挙げられる。
上述の如くして各ストレージラインE−1,E
−2,E−3に物品F,F,……が品種毎にスト
レージされた状態又はストレージ中の状態におい
て、何れかのストレージライン、例えばストレー
ジラインE−1の物品F,F,……を保管設備A
に入庫すべくそのゲートを開けると、開けられた
ストレージラインE−1の物品F,F,……は、
物品搬入コンベアEによつて保管設備Aの入庫側
の間口の正面側に搬送される。保管設備Aの入庫
側の間口の正面側には、入庫側のスタツカークレ
ーンDが、その上下左右に走行可能な入庫装置3
2′をその制御装置36′の指令に基づいて保管設
備Aの任意の間口に位置させて待機しており、物
品搬入コンベアEにより搬送されて来た物品F,
F,……は、待機中の入庫側のスタツカークレー
ンDにおける案内コンベア43″からコンベア4
3′及びコンベア42′に順次導入され、物品移載
コンベア5′により昇降部31′のローラーコンベ
ア34′を経て入庫装置32′に移載される。入庫
装置32′に移載された物品F,F,……は、セ
ンタリングガイド32″によりセンタリングされ
た状態で保管設備Aの該当する間口に入庫装置3
2′によつて供給される。
また、ストレージラインE−1からの物品F,
F,……における最終物品Fが入庫側のスタツカ
ークレーンDに搬入されると、これを確認する検
知器により次のストレージラインE−2のゲート
が開けられ、ストレージラインE−1の物品F,
F,……を追いかけてストレージラインE−2の
物品F,F,……が入庫側のスタツカークレーン
Dに供給され、保管設備Aへの入庫に備える。
そしてまた、ストレージラインE−1からの物
品F,F,……の保管設備Aへの供給が完了する
と、入庫側のスタツカークレーンDにストレージ
ラインE−2からの物品F,F,……が搭載され
た状態において、入庫装置32′は、入庫側のス
タツカークレーンD自体の左右方向への走行又は
その昇降部31′の昇降により保管設備Aにおけ
る次に入庫すべき間口に走行位置し、この間口に
ついて、ストレージラインE−2からの物品F,
F,……の供給が行われる。これと同時に、スト
レージラインE−3の物品F,F,……は、物品
搬入コンベアEにより搬送されて入庫側のスタツ
カークレーンDの案内コンベア43″の手前に前
詰めされ、保管設備Aへの入庫に備える。
尚、上述の入庫態様においては、入庫側のスタ
ツカークレーンDに次のストレージラインE−2
からの物品F,F,……を搭載した状態におい
て、入庫装置32′を走行させ、この走行後斯る
ストレージラインE−2からの物品F,F,……
の供給を行つているが、次のストレージラインE
−2からの物品F,F,……を入庫側のスタツカ
ークレーンDに搭載せずに物品搬入コンベアE上
に待機させておき、入庫装置32′の走行又は昇
降完了後、次のストレージラインE−2からの物
品F,F,……を入庫側のスタツカークレーンD
に供給することも制御設計の変更により行うこと
ができる。
一方、保管設備Aからの物品F,F,……の出
庫に際しては、出庫側のスタツカークレーンBが
その制御装置36の指令に基づいて左右方向に走
行し且つその昇降部31が昇降してその出庫装置
32が保管設備Aの任意の間口に位置した後、斯
る間口から任意数の物品F,F,……が出庫装置
32によつて順次ローラーコンベア34上に取出
され、ローラーコンベア34上の物品F,F,…
…が物品移載コンベア5により順次台車4のコン
ベア42及びコンベア43を介して物品搬出コン
ベアCに移載され、移載された物品F,F,……
が物品搬出コンベアCにより搬出される。
そして、保管設備Aにおける所定の間口からの
物品F,F,……の取出しを完了したら、取出さ
れた物品F,F,……を物品移載コンベア5を介
して物品搬出コンベアCに搬出しながら、出庫装
置32が次の間口に移動し、この間口から再び任
意数の物品F,F,……が出庫される。
尚、上述の出庫態様においては、保管設備Aに
おける次の間口への出庫装置32の走行中に、保
管設備Aから既に取出された物品F,F,……を
物品搬出コンベアCに移載しているが、この移載
を出庫装置32が次の間口に到着するまで停止し
ておくこともできる。又、出庫装置32を次の間
口に到着させる前に出庫側のスタツカークレーン
Bを所定位置(荷受け渡し位置)まで走行させ、
この所定位置において取出された物品F,F,…
…を物品搬出コンベアCに移載し、この移載完了
後出庫装置32を次の間口に走行させて次の出庫
を行うこともできる。
第8図は、出庫側のスタツカークレーンBの別
の例を示すもので、この図示のスタツカークレー
ンBは、台車4を上方のレール21によつては支
持せずに下方のレール22のみを走行する構造と
なし、又、クレーン本体3と台車4との間に、物
品移載コンベア5とともにリンク機構を構成する
連接杆51をその両端部を回動自在に支持させて
連接することによつて、台車4の走行方向への転
倒を防止するようになし、更に、台車4上のコン
ベア43の先端部の一側部に、フリーガイドロー
ラーに代えてガイドコンベア44を設けた以外
は、第2図、第3図及び第4図に示す出庫側のス
タツカークレーンBと同様に構成してある。
尚、図示してはないが、入庫側のスタツカーク
レーンDも、第8図と同様な構造となすことがで
きる。又、第8図に関連して、入庫側及び出庫側
のスタツカークレーンD,Bのクレーン本体3,
3′も、第2図、第3図及び第4図のものとは異
なり、下方のレール22を走行するリフト付き台
車で構成したり、上方のレール21を走行する吊
り下げ式クレーンで構成したりすることもでき
る。
第9図は、本発明の物品の取扱い装置の別の実
施例を示すもので、この実施例では、スタツカー
クレーンを入出庫兼用型として構成してある。即
ち、入出庫兼用型のスタツカークレーンGは、一
対の保管設備A,A間を走行可能となしてあり、
そのクレーン本体3の昇降部31に入出庫兼用装
置(昇降可能な移載装置)37を載置し、入出庫
兼用装置37を物品移載コンベア5を介して物品
搬送コンベアHに連繋して構成してある。入出庫
兼用装置37は、保管設備A,Aそれぞれに対向
させたピツキング装置37a,37bを主体と
し、それらの間にローラーコンベア38を配設す
ると共に、ローラーコンベア38を挟んで物品移
載コンベア5に対向する位置にプツシヤー39を
配設し、且つ一方のピツキング装置37aに近接
させて他方のピツキング装置37bにより取出さ
れた物品のストツパー38bを、又他方のピツキ
ング装置37bに近接させて一方のピツキング装
置37aにより取出された物品のストツパー38
aをそれぞれローラーコンベア38のローラ間に
出没可能に設けて構成してある。従つて、このよ
うに構成された第9図のスタツカークレーンによ
れば、何れの保管設備A,Aからも保管された物
品をピツキング装置37a,37bにより取出す
ことができ、取出された物品をストツパー38a
又は38bにより停止させてからプツシヤー39
により物品移載コンベア5に押し出して物品搬送
コンベアHにより搬出することができる。又、入
庫に際しては、プツシヤー39の物品をセンタリ
ングガイドとして機能させることができ、物品搬
送コンベアHから物品移載コンベア5によりロー
ラーコンベア38に移載された物品を、ピツキン
グ装置37a,37bの一対の伸縮可能な揺動コ
ンベア37a′,37b′を逆転させることによつ
て、何れの保管設備A,Aにも供給することがで
きる。又、一方のピツキング装置37aを逆転さ
せてこれを供給装置として機能させ、他方のピツ
キング装置37bを正転させてこれを取出し装置
として機能させれば、一方の保管設備Aから他方
の保管設備Aに物品を移管することもできる。
尚、この実施例における保管設備A,Aは、流動
棚で形成せずに通常の固定棚で形成してある。
又、物品搬送コンベアHは、図示の如く保管設備
A,Aの端部まで達していなくても良い。
第10図は、本発明の物品の取扱い装置の更に
別の実施例を示すもので、この実施例の物品の取
扱い装置は、第1図の実施例とは異なり、入庫側
のスタツカークレーンD及び出庫側のスタツカー
クレーンBを、それぞれ物品搬入コンベアE及び
物品搬出コンベアCの外側を走行するようになし
てある。尚、この実施例の場合、第11図に示す
如く、物品搬出コンベアC及び物品搬入コンベア
E(第11図には図示せず)の高さに該当する保
管設備Aの段は、出庫装置32による物品の取出
し及び入庫装置(第10図及び第11図にも図示
せず)による物品の供給が困難なためデツドスペ
ースとしておくのが好ましい。又、この実施例に
おける入庫装置は、出庫装置32を構成するピツ
キング装置と同様に伸縮可能に構成するのが好ま
しい。
第12図及び第13図は、出庫側のスタツカー
クレーンBの物品移載コンベア5から物品搬出コ
ンベアCへの物品移載部の別の例を示すもので、
図示の移載部は、台車4のコンベア42の先端部
に、第2図及び第3図のコンベア43に代えてシ
ユート45を物品搬出コンベアC上に突出させて
配設してある。尚、この移載部は、この他、例え
ば、台車4のコンベア42を物品搬出コンベアC
上に突出させて配設して構成することもできる。
第14図及び第15図は、入庫装置32′にお
ける別のセンタリング機構を示すもので、図示の
センタリング機構は、第5図及び第6図の如く片
側から物品をセンタリングするセンタリングガイ
ド32″に代えて、両側から一対のコンベア6,
6により物品をセンタリングするようになしてあ
る。即ち、一対のコンベア6,6は、物品の供給
数、物品の供給番地(物品を供給しようとする保
管設備Aの間口)及び物品の幅寸法等の地上のコ
ンピユーターから送られて来る制御情報指令に基
づいて動作する制御シリンダー7,7により、そ
の間隔を変化させて物品をその両側からセンタリ
ングするようになしてある。
以上説明した本発明の物品の取扱い装置の実施
例の特徴等を列挙すると次の通りである。
●物品搬入コンベアE、物品搬出コンベアC等の
物品搬送コンベアを、入庫側のスタツカークレ
ーンD、出庫側のスタツカークレーンB等のス
タツカークレーンの走行路上に設置せずに、ス
タツカークレーンの走行路に並設し、しかも、
物品搬送コンベアを保管設備の中間レベルで設
置することができるため、物品移載コンベアを
登り勾配、水平勾配、下り勾配等に傾斜させて
用いることができ、スタツカークレーンの全長
を短くしてデツトスペースを小さくすることが
できる。
●物品移載コンベアと物品搬送コンベアとが別体
であるため、それぞれを別個に起動、停止、又
は速度制御し、物品の入庫及び出庫を幅広い範
囲で制御することができる。
●保管設備の任意の間口から物品を取出した後
は、物品を物品移載コンベアを介して物品搬送
コンベアに送り出すだけであるため、簡単且つ
高能率の出庫が可能である。又、スタツカーク
レーンが走行中であつても、既に保管設備から
取出された物品移載コンベア上の物品を物品搬
送コンベアに搬出できるため、出庫の効率が良
い。
●保管設備への物品の入庫は、物品搬送コンベア
から送られて来た物品をそのまま物品移載コン
ベアで受け、入庫装置に移載するだけで行うこ
とができる。
●従来は、スタツカークレーンを、通常、ローデ
イングステーシヨン(荷受け渡し場所)と保管
設備の間口との間で往復させることにより入庫
及び出庫を行つているため、片道は常にスタツ
カークレーンが空荷状態で走行することとな
り、従つて、効率の悪い上、スタツカークレー
ンの往復距離が大きいため更に時間を浪費して
いたが、本発明においては、スタツカークレー
ンの走行面の側面に常時物品搬送コンベアがあ
り、物品搬送コンベアをローデイングステーシ
ヨン替わりに用いることができるため、スタツ
カークレーンをローデイングステーシヨンと保
管設備の間口との間で往復させる必要がない。
換言すれば、本発明においては、物品搬送コン
ベアを移載するローデイングステーシヨンの如
く用い、スタツカークレーンの移動にも拘わら
ず、物品を例えば品種毎にスタツカークレーン
の直近まで送り込むことができる。
●複数のストレージラインの何れか1つのストレ
ージラインへのストレージが完了した時、これ
らのストレージラインの間で、それぞれの物品
に対する入庫側のスタツカークレーンの入庫位
置の配列順序に基づいて物品の合流順序付けを
なし、該合流順序付けに従つて物品を物品搬入
コンベアに合流するようになしてあるため、保
管設備に対して物品の入庫を、能率良く迅速且
つ連続的に、しかもストレージラインに対する
上流設備であるデパレツタイザーの影響を受け
ることなく行うことができる。
●保管設備の保管部の格納可能高さを物品移載コ
ンベアとの関連において変えてあるため、保管
設備への物品の入庫及び出庫に際して物品を転
倒させることなく、物品を能率良く迅速且つ連
続的に取扱うことができる。
尚、本発明の物品の取扱い装置は、保管設備に
対しての入庫又は出庫の何れか一方に適用されれ
ば良く、何れにしても、上述の実施例に制限され
るものではない。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明の物品の取扱い装置によれ
ば、保管設備への物品の入庫又は出庫を、入庫又
は出庫に際して物品を転倒させることなく、能率
良く迅速且つ連続的に行うことができる等の絶大
な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の物品の取扱い装置の一実施例
の概略を示す平面図、第2図、第3図及び第4図
はそれぞれその出庫側の装置の平面図、正面図及
び側面図、第5図、第6図及び第7図はそれぞれ
その入庫側の装置の平面図、背面図及び側面図、
第8図は別の出庫側の装置の背面図、第9図は本
発明の物品の取扱い装置の別の実施例の概略を示
す平面図、第10図は本発明の物品の取扱い装置
の更に別の実施例の概略を示す平面図、第11図
はその出庫側の装置の正面図、第12図及び第1
3図はそれぞれ別の移載コンベアから物品搬出コ
ンベアへの移載部の平面図及び正面図、第14図
及び第15図はそれぞれ別の入庫装置のセンタリ
ング機構の平面図及び正面図である。 A……保管設備、B……出庫側のスタツカーク
レーン、C……出庫側の物品搬送コンベア(物品
搬出コンベア)、D……入庫側のスタツカークレ
ーン、E……入庫側の物品搬入コンベア(物品搬
入コンベア)、F……物品、G……入出庫兼用型
のスタツカークレーン、H……物品搬送コンベ
ア、31,31′……昇降部、32……出庫装置
(昇降可能な移載装置)、32′……入庫装置(昇
降可能な移載装置)、37……入出庫兼用装置
(昇降可能な移載装置)、5,5′……物品移載コ
ンベア(俯仰コンベア)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数段の保管部を有する保管設備と、該保管
    部に対して物品の移載を行う昇降可能な移載装置
    とを具備する物品の取扱い装置において、上記移
    載装置に対向させて俯仰コンベアを設け、該俯仰
    コンベアの一端を上記移載装置の昇降に連動させ
    ると共に、上記俯仰コンベアが略水平状態で物品
    を移載する段及びその近傍の段の上記保管部の物
    品の格納可能高さを大きくし、且つ上記俯仰コン
    ベアが傾斜状態で物品を移載する段及びその近傍
    の段の上記保管部の物品の格納可能高さを小さく
    したことを特徴とする物品の取扱い装置。 2 俯仰コンベアの他端が、保管設備の中央段の
    保管部近傍の高さに配設されている、特許請求の
    範囲第1項記載の物品の取扱い装置。 3 保管設備が、多数のローラー又はホイールの
    設けられたレールフレームを、上記ローラー又は
    ホイールに設置された物品を重力により移動でき
    るように複数本傾斜配設した流動棚である、特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の物品の取扱い
    装置。
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DE8686109695T DE3675446D1 (de) 1985-07-16 1986-07-15 Vorrichtung zum handhaben von guetern.
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