JPH03269067A - プレコート金属材料用被覆組成物 - Google Patents

プレコート金属材料用被覆組成物

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JPH03269067A
JPH03269067A JP6726490A JP6726490A JPH03269067A JP H03269067 A JPH03269067 A JP H03269067A JP 6726490 A JP6726490 A JP 6726490A JP 6726490 A JP6726490 A JP 6726490A JP H03269067 A JPH03269067 A JP H03269067A
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高野 静雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電着塗装性に優れ、高防食性および高加工
密着性を有し、スポット溶接可能な被覆膜を形成しうる
プレコート金属材料用被覆組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車・鋼製家具・家庭用電気器具業界などで生
産性向上のためにプレコート金属材料の採用が増えてい
る。表面処理・塗料分野においても、このような需要に
応えるための各種のプレコート金属材料(たとえば、防
錆塗装金属材)用塗料組成物が開発されてきた。
たとえば、特公昭45−2430号公報や特公昭47−
6882号公報などでは、ジンクリンチ塗料が提案され
ている。特公昭52−44569号公報、特開昭58−
138758号公報、特開昭51−79138号公報、
特公昭58−19706号公報などでは、電着塗装を可
能にするため導電顔料を配合した塗料が提案されている
。ここで導電顔料としては、亜鉛などの金属粉末、金属
炭化物粉末、金属リン化物粉末などの比較的大粒径(平
均粒子径lB以上)の粒子が使用されている。さらに、
特開昭60−197773号公報、特開昭60−199
074号公報、特開昭58224174号公報、特開昭
60−174879号公報などでは、有機複合シリケー
ト膜およびその塗装鋼板が提案されている。同有機複合
シリケート膜は、導電顔料を含まず、0.3〜3nとい
った薄膜であり、電着塗装が可能なものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のプレコート金属材料用被覆組成物
にあっては、塗装鋼板に対する各種の要求品質、たとえ
ばプレス加工、電着塗装、スポット溶接などの要求品質
のすべてを十分に満たすものではなかった。
すなわち、上記ジンクリッチ塗料では、電着塗装は可能
でもプレス加工性は不十分である。上記導電顔料を配合
した塗料では、防食性が著しく改善され、また、溶接性
も向上しているが、導電顔料として比較的大粒径の粒子
を含むため、この塗料の塗膜の上に形成された電着塗膜
の凹凸が激しく、プレス成形性が不十分で、使用部位が
限られている。上記有機複合シリケー)IQは、高防食
性、溶接性、プレス成形性などで改善が認められるもの
の、電着塗膜の凹凸の問題、特に有機複合シリケート膜
の膜厚変動に対応して、その上に形成される電着塗膜の
膜肌も大きく変動する。
このように、従来提案されてきた塗料組成物はいずれも
、現在要求されているより高品質の塗装鋼板に対しては
不十分であり、電着塗膜の平滑性や、湿潤・腐食環境下
で電着塗膜密着性の点で問題となることが多い。
これらの問題を解決するものとして、特開昭62−28
3161号公報に示される塗料組成物がある。この塗料
組成物は、エポキシ系バインダー樹脂、親水性ポリアミ
ド樹脂、シリカ粒子を必須成分とするものであり、これ
によって形成される膜の性能品質は、十分満足しうるも
のである。しかしながら、用いられるポリアミド樹脂は
それ自体高価なものであり、しかも、バインダー樹脂と
ポリアミド樹脂の両者を溶解するためには特殊な高価な
溶剤(たとえば、N−メチル−2−ピロリドン、ベンジ
ルアルコール等)を使用する必要がある。また、塗料組
成物の粘度が高くなるため、膜厚を微妙にコントロール
するのが難しく、塗装作業に難点がある。ポリアミド樹
脂はディスバージョンとしても利用可能であるが、微細
に分散させるためには組成物製造コストが高くつく。
そこで、この発明は、導電顔料によることなく電着塗装
性(電着塗膜事情性および密着性)に優れ、高防食能お
よび高プレス加工性を有し、スポット溶接が可能な被覆
膜を形成することができる低コストのプレコート金属材
料用被覆組成物を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この発明にかかるプレコート
金属材料用被覆組成物は、バインダー樹脂が、これを構
成するモノマー中に芳香族ヒドロキシ化合物を25モル
%以上含む数平均分子量600〜100000の樹脂で
あり、親水性樹脂が、これを構成するモノマー中にアミ
ン化合物を25モル%以上含む数平均分子量i600〜
100000のポリアミン樹脂および/またはポリイミ
ン樹脂であり、前記バインダー樹脂と親水性樹脂とさら
に微粒子シリカを必須成分とすることを特徴とする。
この発明は、電着塗膜の平滑性を得るには親水性樹脂を
配合することが必要であるが、特定のポリアミンおよび
/またはポリイミン樹脂を用いることによって微粒子シ
リカの存在においても低粘度で薄膜塗装性に優れ、しか
も安価に高品質の膜を形成することが可能となること、
微粒子シリカは膜の防食能向上に必須であること、電着
塗膜との密着性を十分にするためには高耐水性のバイン
ダー樹脂が必要であることなどの知見に基づいて完成さ
れたものである。
この発明で用いるバインダー樹脂(2)は、フィルム形
成能を有し、有機溶剤に可溶であることが必要であり、
組成物の貯蔵安定性の点から、親水性樹脂と非反応性で
あることが好ましい。前記バインダー樹脂(2)として
は、これを構成するモノマー中に芳香族ヒドロキシ化合
物を25モル%以上有し、数平均分子量600〜100
000の樹脂が使用される。芳香族ヒドロキシ化合物が
25モル%未満だと、形成膜の耐水性・耐食性・耐薬品
性が低下する。また、数平均分子量が600未満だと形
成膜の耐水性・耐食性・耐薬品性が不十分であり、10
0000を越えると有機溶剤への溶解惺が低下する。
このようなバインダー樹脂(4)は、たとえば、芳香族
ヒドロキシ化合物を25モル%以上と他の反応性化合物
の反応により得られる。残りの0モル%以上75モル5
未満を占める反応性化合物としては、たとえば、エピク
ロルヒドリン、ジカルボン酸、ポリイソシアネート、ホ
ルムアルデヒド、アミン化合物等の通常の塗料用樹脂製
造に用いられる七ツマ−である。
芳香族ヒドロキシ化合物としては、たとえば、1価のフ
ェノール、2価のフェノール、3価のフェノール、ビス
フェノール類、および、これらの誘導体が挙げられ、こ
れらのうちの1以上の化合物が使用される。なお、芳香
族ヒドロキシ化合物は、たとえばベンゼン環、ナフタリ
ン環やアントラセン環などの縮合環式構造のものなどの
芳香環に結合しているOH基と他の官能基との結合、た
とえばエーテル結合やエステル結合によって樹脂に導入
され、また、芳香環に結合する他の官能基、たとえばメ
チロール基やビニル基等の反応によっても樹脂中に導入
される。
1価のフェノールおよびその誘導体は、たとえば、フェ
ノール、クレゾール、チモール、カルバクロール、ビニ
ルフェノールなどである。2価のフェノールおよびその
誘導体は、たとえば、ピロカテキン(カテコール)、レ
ヅルシン、ヒドロキノン、オルシン、ウルシオールなど
である。3価のフェノールおよびその誘導体は、たとえ
ば、ピロガロール、フロログルシン、ヒドロキシヒドロ
キノンなどである。ビスフェノール類およびその誘導体
は、たとえば、ビスフェノールA、ビスフェノールAD
などである。
この発明の被覆組成物は、同組成物によって形成された
膜の上に電着塗装によって均一で平滑な塗膜を形成させ
るために特定の親水性樹脂が配合されるが、そのために
、バインダー樹脂(2)には特に高度の耐水性が要求さ
れ、その構造がたとえば上記のように限定される。特に
、親水性樹脂としてポリアミンおよび/またはポリイミ
ン樹脂を用いるので、エポキシ樹脂を用いてバインダー
樹脂(2)を製造した場合には、バインダー樹脂(2)
が実質的にエポキシ基を含有しないことが必要である。
これは、エポキシ基を含有していると、ポリアミンおよ
び/またはポリイミン樹脂と反応してしまうからである
。なお、この明細書では、実質的にエポキシ基を含有し
ないとは、赤外分光分析によってエポキシ基の特性吸収
帯に吸収が認められないことを言う。
この発明で用いるバインダー樹脂(4)は、たとえば、
下記の樹脂(A1)〜(A6)が挙げられ、いずれか1
つの化合物が単独使用されてもよく、2以上の化合物が
併用されてもよい。
(AI)  エポキシ樹脂(al)に第2アミン化合物
を反応させて得られる実質的にエポキシ基を含有しない
樹脂。
(A2)  上記エポキシ樹脂(al)にアミン触媒の
存在下あるいは不存在下にジカルボン酸(a2)を反応
させて得られる実質的にエポキシ基を含まないエポキシ
エステル樹脂。
(A3)上記樹脂(AI)および/または(A2)のう
ち、第1級ヒドロキシル基を有するアルカノールアミン
化合物により第1級ヒドロキシル基が導入された樹脂に
、部分ブロックトポリイソシアネート化合物を反応させ
て得られるウレタン化樹脂。
(A4)ポリフェノキシ樹脂。
(A5)  ノボラック型フェノール樹脂。
(八6)  ポリアルケニルフェノール樹脂。
次に、上記樹脂(AI)〜(A6)について説明する。
八  エポキシ  a に 2アミン せて′ ” る   にエポキシ    し良友」01
− 上記樹脂(A1)を得るための反応は、必要に応じてエ
ポキシ基、アミンと反応しない溶剤を加えて反応温度6
0〜150℃で実質的にエポキシ基が検出されなくなる
まで行うのがよい。ここで用いる溶剤としては、たとえ
ば、キジロール、セロソルブアセテート、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノンなどである。
エポキシ樹脂(al)は、たとえば、ビスフェノール型
エポキシ樹脂、レゾルシン型エポキシ樹脂あるいはそれ
らの混合樹脂であり、つぎの化学式■で示されるもので
ある。
す ■式中、Pは RはHまたはCHx、nはO〜14の整数である。エポ
キシ樹脂(al)の市販品としては、東部化成株式会社
製の商品名「ユボト−トYD−017J「エポトートV
D−014J、 「エボトートYD−011J、 「エ
ポトートYD−128J、大日本インキ化学工業株式会
社製の商品名「エピクロン40.50 Jなどが挙げら
れる。エポキシ樹脂(al)はそのまま単独で使用され
たり、2以上併用されたりしてもよいが、その50重量
%以下をその他のエポキシ樹脂(たとえば、数平均分子
量300から100000までのポリアルキレングリコ
ールグリシジルエーテルなど)で置換されてもよい。こ
の置換率が50重量%を越えると、耐食性、耐水性、密
着性、耐薬品性などが低下する傾向にある。
上記第2アミン化合物としては、ジアルキルアミン(ジ
エチルアミン、ジプロピルアミンなど)、ジアルカノー
ルアミン(ジェタノールアミン、ジブロバノールアミン
など)、アルキルアルカノールアミン(エチルエタノー
ルアミンなど)などが使用される。これらは、1つの化
合物が単独で使用されてもよく、2以上の化合物が併用
されてもよい。
ジカルボンM(a2)として、ポリメチレンジカルボン
酸(アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸など)、芳
香族ジカルボン酸(無水フタル酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸など)、ダイマー酸などが使用され
る。好ましくは、分子量500以下のジカルボン酸が挙
げられ、これらの1種または2種以上を使用に供する。
特に、ポリメチレンジカルボン酸が加工性、溶解性、相
溶性の点から好ましく、中でも、アゼライン酸が最も好
ましい。また、このようなジカルボン@(a2)ととも
に、分子量500以下の3価のカルボン酸類をジカルボ
ン酸(a2)に対して100重量%以下の量で併用して
もよい。ここで使用される3価のカルボン酸類は、たと
えば、トリカルバリル酸、ベンゼントリカルボン酸など
である。
エポキシ樹脂(al)とジカルボン酸(a2)とを反応
させることにより、同ジカルボン酸(a2)が樹脂中に
組み入れられる。この際、たとえば、アミン触媒を用い
ることが好ましい。同アミン触媒としては特に、第1級
ヒドロキシル基を有する第2級アミン(a3)が好まし
く使用され、触媒作用を発揮するとともに同アミン自体
も樹脂中に組み込まれ、第1級ヒドロキシル基を有する
エポキシエステル樹脂(A2)が得られる。
第2級アミン(a3)としては、ジアルカノールアミン
(ジェタノールアミン、ジブロバノールアミン、ジェタ
ノールアミンなど)、アルキルアルカノールアミン(エ
チルエタノールアミンなど)などのうちの1種または2
種以上を使用に供する。
特に、ジアルカノールアミンが好ましく、中でもジェタ
ノールアミンが最適である。さらに、アミン触媒として
、第3級アミン(トリエチルアミントリブチルアミンな
ど)または第4級アミン(テトラメチルアンモニウムク
ロライド、テトラメチルアンモニウムクロライドなど)
も使用することができ、この場合は前述のアミンに由来
する第1級ヒドロキシル基はアミン触媒を使用しない場
合と同様に樹脂中に導入されないが、所望のエポキシエ
ステル樹脂(A2)が得られる。
エポキシ樹脂(al)と多価カルボン酸とは、エポキシ
樹脂(al)のグリシジル基のグラム当量/多価カルボ
ン酸〔ジカルボン酸(a2)および必要に応して使用さ
れる3価以上のカルボン酸〕のカルボキシル基のダラム
当量の比が好ましくは1.1〜1.4、より好ましくは
1.15〜1.25になるように配合されることがよく
、エポキシ樹脂(al)と多価カルボン酸との反応生成
物の酸価が2 (KOH■/g〕以下になるよう反応を
完結させることが好ましい。
上記エポキシエステル樹脂(A2)を得るための反応は
、たとえば、エポキシ樹脂(al)を熔融もしくは適当
な非反応性溶剤に溶かした後、多価カルボン酸およびア
ミン触媒を添加し、通常の雰囲気下、必要に応じて窒素
ガス雰囲気下などの不活性雰囲気下で80〜200℃で
1〜15時間加熱反応させ、実質的にエポキシ基が検出
されなくなるまで行えばよい。エポキシ樹脂(al)の
エステル化により、膜可撓性が良好となる。ここで用い
る非反応性溶剤は、たとえば、キジロール、セロソルブ
アセテート、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンな
どである。
超 ウレ ン バインダー樹脂(5)としてウレタン化樹脂(A3)を
用いるようにすると、被覆膜の素地との密着性が一段と
良好になる。
上記樹脂(A1)および/または(A2)のうち、第1
級ヒドロキシル基を有するアルカノールアミン化合物に
より第1級ヒドロキシル基が導入された樹脂(a4)に
、部分プロソクドポリイソシアネート化合物中)が反応
して樹脂(A3)が得られる。
ここで用いる、第1級ヒドロキシル基を有するアルカノ
ールアミン化合物は、たとえば、ジアルカノールアミン
(ジェタノールアミン、ジブロバノールアミン、ジェタ
ノールアミンなど)、アルキルアルカノールアミン(エ
チルエタノールアミンなど)などである、前記樹脂(a
4)は、たとえば、次のようにして得られる。すなわち
、樹脂(A1)を得る際の第2アミン化合物として、ま
た、樹脂(A2)を得る際のアミン触媒として、上記第
1級ヒドロキシル基を有するアルカノールアミン化合物
を用いることにより得られる。
部分ブロックトポリイソシアネート化合物(b)は、ポ
リイソシアネート化合物(bl)とインシアネート保護
剤(b2)とを、(bl)のイソシアネート基の数/ 
(b2)の活性水素基の数の比が5/1から5/4とな
るような割合で反応させることにより得られる。この反
応は、通常、無溶剤あるいは非反応性溶剤中で室温〜1
50℃の温度で行われる。ポリイソシアネート化合物(
bl)を非反応性溶剤に溶解し、50〜100℃に加熱
した後、イソシアネート保護剤(b2)をそのまま滴下
しつつ、もしくは、(b2)を適当な非反応性溶剤に熔
かした溶液を滴下しつつ、反応させることが、生成物〔
部分ブロックトポリイソシアネート化合物価)〕の品質
および反応制御の点から好ましい。ここで使用される非
反応性溶剤は、たとえば、キジロール、セロソルブアセ
テートなどである。
ポリイソシアネート化合物(bl)としては、脂肪族も
しくは脂環族ジイソシアネート化合物(ヘキサメチレン
ジイソシアネート、水製化ジフェニルメタンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネートなど)、芳香族ジ
イソシアネート化合物(トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタン4.4′−ジイソシアネートなど)、ト
リイソシアネート化合物(トリメチロールプロパン1モ
ルと前記ジイソシアネート3モルのアダクト体、ヘキサ
メチレンジイソシアネートやトリレンジイソシアネート
などのジイソシアネートの3量体など)などである。
ポリイソシアネート化合物(bl)としては、特に、脂
肪族もしくは脂環族ジイソシアネート化合物が熱硬化性
樹脂の溶解性、相溶性および加工性の点で好適である。
イソシアネート保護剤(b2)は、ポリイソシアネート
化合物(bl)のイソシアネート基に付加して生成する
付加物が常温において安定で、かつ、被覆膜の焼付は乾
燥時に解離して遊離のイソシアネート基を再生させるよ
うにするものでなければならない、このようなイソシア
ネート保護剤(b2)としては、ラクタム系保護剤(ε
−カプロラクタム、γ−ブチロラクタムなど)、オキシ
ム系保護剤(メチルエチルケトオキシム、シクロへキサ
ノンオキシムなど)、アルコール系保護剤(メタノール
、エタノール、イソブチルアルコールなど)、フェノー
ル系保護剤(フェノール、p −tert−ブチルフェ
ノール、クレゾールなど)、β−ジケトン系保護剤(ア
セト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトン
、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチルなど)が挙げら
れ、これらのうちの1つの化合物を単独で用いてもよい
し、2以上の化合物を併用してもよい。
ウレタン化樹脂(A3)は、前述の第1級ヒドロキシル
基の導入された樹脂(a4)と部分プロソクドポリイソ
シアネート化合物fb)とを反応させることにより好都
合に製造される。この場合の反応割合は、(a4)に含
まれる第1級ヒドロキシル基の数/(b)に含まれる遊
離のイソシアネート基の数の比が、好ましくは10/1
〜10/8、より好ましくは10/1〜10/6の範囲
となるように設定するのである。これは、上記比が、1
0/1より大きくなると被覆膜の硬化性が低下すること
があり、この比が10/8よりも小さくなると被覆組成
物の全成分を混合するときにゲル化の原因となる傾向を
示すからである。反応は通常の雰囲気下、必要ならば窒
素ガス雰囲気下など不活性雰囲気下で50〜150℃の
温度で、イソシアネート基が実質的には存在しなくなる
まで行う。また、場合によっては、イソシアネート基が
残存していても分子量が所望の値に達した時点で、たと
えば1級アルコールを加えて反応を停止させてもよい。
ここで、イソシアネート基が実質的には存在しなくなる
までとは、赤外分光分析にてイソシアネート基の特性吸
収帯が検出されなくなることを言う。
八  ボi エ キシ ポリフェノキシ樹脂(A4)は、2価フェノール、その
誘導体、ビスフェノール類、および、その誘導体のうち
のいずれか1つの化合物または2以上の化合物をエビハ
ロヒドリン(たとえば、エピクロルヒドリンなど)とほ
ぼ等モル量で、アルカリ触媒存在下に重縮合させて得ら
れる実質的にエポキシ基を含まない、数平均分子量が通
常約8000〜100000の樹脂である。
A  ボー−り フェノール ノボラック型フェノール樹脂(A5)は、フェノール類
とアルデヒド類(主としてホルムアルデヒド)とを酸性
触媒下で縮合させて得られる。
A6  ボッアル ニルフェノール ポリアルケニルフェノール樹脂(A6)は、たとえば、
ビニルフェノール、ジメチルビニルフェノール、インプ
ロペニルフェノール、イソブテニルフェノールなどのア
ルケニルフェノール25モル%以上とその他のα、β−
エチレン性不飽和R量体を0〜75モル%未満とを熱重
合、ラジカル重合、カチオン重合等積々の重合法で重合
させて得られる。
上記樹脂(A1)〜(八6)の中でも(AI)、(A2
)、(A3)を選択するのが好ましく、とりわけ(A3
)が好適である。
この発明において親水性樹脂(ト))として、これを構
成するモノマー中にアミン化合物を25モル%以上含む
、数平均分子量600〜100000のポリアミン樹脂
および/またはポリイミン樹脂を用いる。このようなポ
リアミンおよび/またはポリイミン樹脂は、たとえば、
酸アミド結合を有しないアミン化合物を25モル%以上
含む反応性化合物の反応により得られる。ポリアミン樹
脂および/またはポリイミン樹脂の数平均分子量が60
0未満では、膜の耐水性、耐食性が低下することがあり
、100000を越えると、溶剤への溶解性が低下し、
均一な組成物が得られにくい。
親水性樹脂(6)は、特に限定するものではないが、バ
インダー樹脂(2)の100重量部(以下、「重量部」
は単に「部」と言う)に対して、10〜150部配合す
るのが好ましい。
親水性樹脂(3)を形成するのに用いるアミン化合物は
、脂肪族、芳香族、複素環式の第1.2.3アミンまた
は第4級アンモニウム化合物である。
これらのアミン化合物は、そのもので樹脂(6)の主鎖
を形成するか、主鎖と結合したペンダント(側鎖)とし
て用いられる。
前記親水性樹脂田)を合成する原料モノマー中、前記ア
ミン化合物は25モル%以上であることが好ましい。残
りの0モル%以上75モル%未満は、たとえば、α、β
−エチレン性不飽和単量体、エポキシ化合物、イソシア
ネート化合物等であるこのような親水性樹脂(8)を用
いることにより電着塗装時に被覆膜内に電着塗料液がす
ばやく浸透することによって、被覆膜の電気抵抗が低下
して良好な電着が可能となり、電着塗膜の均一性が著し
く改善される。
さらに、親水性樹脂(13)の中でも、アミノ基がペン
ダントとして構成される樹脂、ポリアミンおよび/また
はポリイミン樹脂とバインダー樹脂(4)とのグラフト
樹脂、ポリアミンおよび/またはポリイミン樹脂とバイ
ンダー樹脂(4)との相溶性を有する樹脂とのグラフト
樹脂を用いる場合、塗料用汎用有機溶剤の使用が可能で
、しかも、微粒シリカ粒子を高含有率で含有しても、低
粘度で塗装作業性の優れた低コストの組成物を提供する
ことができ、この発明の目的達成に対して好適である。
上記電着性改善効果は、樹脂構成モノマー中のアミン化
合物が25モル%未満、あるいは、前記親水性樹脂の配
合率がバインダー樹脂(5)100部に対して10部未
満の場合には得られないことがあり、150部を越える
と、電着塗膜との密着性が低下する傾向にある。
親水性樹脂CBIの具体例は、たとえば、下記のとおり
である。
(B11)  アミノ基含有モノマー25モル%以上か
ら構成されるアクリル樹脂系共重合体。
(812)  多官能エポキシ化合物(i)と第1また
は第2アミン化合’$1 (ii )とが反応して得ら
れる樹脂。
(B13)   ポリエチレンイミン。
(B21)  上記(B11)にさらにα、β−エチレ
ン性不飽和単量体がグラフト重合されてなるポリアミン
グラフト樹脂。
(B22)  バインダー樹脂(2)と相溶性を有する
樹脂および/またはバインダー樹脂(5)が、上記(B
11)にグラフトされてなるポリアミングラフト樹脂(
823)  バインダー樹脂囚と相溶性を有する樹脂お
よび/またはバインダー樹脂(2)が、上記(B12)
にグラフトされてなるポリアミングラフト樹脂ポリアミ
ングラフト樹脂(B21) 、(B22) 、(B23
)の配合比率は、これらグラフト樹脂に含有されるポリ
アミン樹脂(B11) 、(B12)が所定の配合率に
なるように設定される。
次に、上記(B11) 、(B12) 、(B13) 
、(B21)、(B22)および(B23)について説
明する。
前記アミノ基台をモノマーとしては、ジメチルアミノア
クリレート、ジエチルアミノメチルアクリレート、ジブ
チルアミノメチルアクリレート、ジメチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
(t−ブチル)アミノエチルアクリレート、ジイソヘキ
シルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、ジ(t−ブチル)アミノへキシルアクリ
レート等のアクリレート類および対応するメタクリレー
ト類;4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、2−
メチル−5−ビニルピリジン等のビニルピリジン類;ア
ミノプロピルアクリルアミド類などが挙げられ、これら
のうちの1つの化合物を単独で使用したり、2以上の化
合物を併用したりすることができる。
前記アミノ基含有モノマー以外の所望により使用される
他のモノマーとしては、アミノ基含有モノマーと共重合
可能なモノマーであればよく、たとえば、アミノ基を有
しないアクリルモノマーたとえば、アクリル酸、メタク
リル酸などのエステル類、酸アミド類、酸ニトリル等、
脂肪酸ビニルエステル類、芳香族モノオレフィン類等の
うちの1つの化合物が用いられたり、2以上の化合物が
併用されたりする。
前記アクリル樹脂系共重合体(B11)は、前記アミノ
基含有モノマーを、所望により、同モノマー以外のモノ
マーとともに、有機溶剤中、反応開始剤および触媒、た
とえば、第3アミンの存在下に重合させる方法によりき
わめて好都合に製造される。ただし、アミノ基含有モノ
マーは、構成モノマー全体の25モル%以上であること
が好ましい。ここで使用される有機溶剤は、たとえば、
酢酸ブチルであり、反応開始剤は、たとえば、4,4′
アゾビス(4−シアノ)吉草酸などのアゾ系化合物であ
り、触媒は、たとえば、トリエチルアミンなどの第3ア
ミン化合物である。
このような多官能エポキシ化合物(i)は、たとえば、
■多価グリシジルエーテル類から得られるポリマー、■
α、β−エチレン性不飽和グリシジル単量体の重合から
得られるポリマーであり、次のような方法により製造さ
れ、使用に供される■ 多価グリシジルエーテル類から
得られるポリマーは、多価グリシジルエーテルと多価イ
ソシアネートの組み合わせによって、所望の個数のエポ
キシ基を有するポリマーとして合成することができる。
ここで用いられる多価グリシジルエーテルは、グリセロ
ールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールボリグリ
シジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル
などである。また、多価イソシアネートは、イソホロン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビユレット結合によ
る3量体などであり、市販品として、住友バイエルウレ
タン株式会社製の「スミジュールN−25Jなどがある
■ α、β−エチレン性不飽和グリシジル単量体の重合
から得られるポリマーは、たとえば、アリールグリシジ
ルエーテル、グリシジルメタアクリレートの各単量体か
ら通常の溶液重合の手法により所望の個数のエポキシ基
を有するポリマーとして合成される。
上記アミン化合物(ii)は、下式 で表されるアミン化合物である。式中、R′とR8は、
おのおの水素原子、アルキル基、アリール基または1価
の複素環式基(これらの基は、置換基を有していてもよ
いし、有していなくてもよい)を表す。ただし、R1と
R1とが共に水素原子の場合は除かれる。また、R1、
R1および式中の窒素原子とで複素環(この複素環は、
置換基を有していてもよいし、有していなくてもよい)
を構成することができる。アミン化合物(+1)は、た
とえば、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン
、イソブチルアミン、ヘキシルアミン、ジエチルアミン
、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジメチルアミノ
エチルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジメチル
アミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロビルアミン
、3−メトキシプロピルアミン、ジエチレントリアミン
、テトラエチレンペンタミンのごときアルキルアミン;
N−アミノピペリジン、1−アミノ−4−メチルビペラ
ジン、2−アミノ−3−ニトロピリジン、2−ピコリル
アミン、2−アミノピリジン、3アミノピリジン、4−
アミノピリジン、2−アミノピラジンのごときアミノ複
素環化合物、 ト1jアヅール、イミダゾール、モルホ
リン、ピペリジン、ピロリジン、2−ピペコリン、3−
ピペコリン4−ピペコリンのごとき複素環化合物アミン
などであり、これらのうちの1つの化合物を用いてもよ
いし、2以上の化合物を併用してもよい。
上記樹脂(B12)は、上記エポキシ化合物(i)とア
ミン化合物(ii)とを、アミン化合物(ii)が25
モル%以上の割合で混合し、必要に応じてグリシジル基
、アミンと反応しない溶剤を加え、反応温度60〜15
0℃で反応を行わせることにより得られる。ここで使用
される溶剤は、たとえば、キシレン、セロソルブアセテ
ート等である。
B3  ボ1エチレンイミン ポリエチレンイミン(B13)は、エチレンイミンを原
料とする重合体であり、市販品では、日本触媒化学」−
業株式会社製FエボミンSP’−006J「エボミン5
P−018J、「エボミン5P11OJ、「エボミン5
P−300JなどがあるB   ボ1アミングー 上記アクリル樹脂系共重合体(B11)の製造時に、第
3アミン存在下で、カルボキシル基を有するアゾ系開始
剤(たとえば、4.4′−アゾビス(4シアノ)吉草酸
など)を用いると、末端カルボキシル基を有するポリア
ミンが得られ、これにグリシジル(メタ)アクリレート
のごとくオキシラン環と重合性不飽和基を有する化合物
を反応させることにより、反応性のポリアミン樹脂が得
られ、この樹脂と、α、β−エチレン性不飽和中、量体
を共重合させると、グラフト化されたポリアミン樹脂(
B21)が得られる。
ここで用いるα、β−エチレン性不飽和単量体は、通常
のアクリル系重合体の製造に用いられる任意のα、β−
エチレン性不飽和単量体でありうる。たとえば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フ
マール酸、イタコン酸、クロトン酸、および、これらの
エステル化合物などが挙げられるが、もちろん、これら
のみムこ尿定されるものではなく、正合性不飽和結合を
有する限り任意の化合物が用いられる。
上記樹脂(B22)および(B23)は、ポリアミング
ラフト樹脂(B2)である。ポリアミングラフト樹脂(
B2)は、ポリアミン樹脂および/またはポリイミン樹
脂に対して、上記バインダー樹脂(A)で有機溶剤に可
溶性を有するもの、または、バインダー樹脂(2)と相
溶性のある樹脂がグラフトされてなる。
ただし、ポリアミングラフト樹脂(B2)中のポリアミ
ンおよび/またはポリイミン樹脂部の重量分率が、バイ
ンダー樹脂CAJ100部に対して、10〜150部と
なるように、ポリアミンおよび/またはポリイミン樹脂
を配合するのがよい。ここで用いられる、バインダー樹
脂(2)と相溶性のある樹脂とは、たとえば、バインダ
ー樹脂(4)の溶解性パラメーターの±2以内の溶解性
パラメーターをもつ樹脂である。
(B22)   ポリアミングーフト  。
上記末端カルボキシル基を有するポリアミン樹脂と多官
能エポキシ化合物(i)とが反応して、同ポリアミン樹
脂の末端カルボキシル基とエポキシ化合物(i)中のオ
キシラン環との反応によりポリアミン樹脂のグラフトさ
れたエポキシ化合物が得られる。この場合、塩基性基が
グラフト鎖中にあるため自己触媒となり、外部触媒を加
えずとも付加反応が容易に進行する。こうして得られる
塩基性アクリルがグラフトされたエポキシ化合物に対し
、カルボキシル基を有する樹脂プレポリマーを反応させ
る方法により、ポリアミングラフト樹脂(B22)が得
られる。カルボキシル基を有する樹脂プレポリマーとし
ては、たとえば、カルボキシル基を有するポリエステル
樹脂、アクリル樹脂などのプレポリマー(数平均分子量
的300〜20000)または変性されたバインダー樹
脂(5)が適宜選択されて使用される。ここで、変性さ
れたバインダー樹脂(4)とは、たとえば、樹脂(4)
中のOH基に二塩基酸などを反応させ、カルボキシル基
を導入した樹脂である。
B   ポ1アミングーフ 上記樹脂(B12)の製造時に第3成分として、末端ま
たは末端以外にカルボキシル基を有する樹脂(iii)
、たとえば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、または
、上記変性されたバインダー樹脂(5)の3者を反応さ
せる。ここで、カルボキシル基含有樹脂(iii )と
は、数平均分子量的300〜20000のプレポリマー
である。この場合、多官能エポキシ化合!(i)、アミ
ン化合物(ii )およびカルボキシル基含有樹脂(i
ii )を同時に反応させても、あるいは、任意の順に
反応させても差し支えない。たとえば、上記多官能エポ
キシ化合物(i)とカルボキシル基含有樹脂(iii 
)との反応物と、アミン化合物(ii)とを反応させる
が、または、上記多官能エポキシ化合物(1)とアミン
化合物(11)とを反応させてポリアミングラフト樹脂
(B23)を得ることができる。
上記多官能エポキシ化合物(i)とカルボキシル基含有
樹脂(iii )との反応は、エポキシ化合物(i)と
カルボキシル基含有樹脂(iii )とを混合し、必要
に応じてグリシジル基またはカルボキシル基と反応しな
い溶剤を加えて、反応温度好ましくは60〜180℃、
より好ましくは80〜150℃で、カルボキシル基含有
樹脂(iii )の未反応カルボキシル基の酸価で測定
しての反応率が90%以上まで行う。この反応には必要
に応じて反応触媒として、たとえば、塩基触媒を使用す
ることができる。ここで用いる溶剤は、たとえば、シク
ロヘキサノン、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、キ
シレン等である。
前記塩基触媒は、ピリジン、イソキノリン、キノリン、
N−ジメチルシクロヘキシルアミン、αピコリントリー
nmブチルアミン、トリエチルアミン、N−エチルモル
フォリン、N、N−ジメチルアニリン、N−(β−ヒド
ロキシエチル)アミン、N−エチル−3,5−ジメチル
モルホリン、ココナツツ油等から誘導されたジメチルコ
コナツツアミンなどの有機アミン、苛性ソーダ、苛性カ
リなどの無機アルカリが単独でまたは2以上合わせで使
用される。
上記多官能エポキシ化合物(i)とアミン化合物(ii
)との反応は、同多官能エポキシ化合物()とアミン化
合物(ii)とを混合し、必要に応じて、グリシジル基
、カルボキシル基あるいはアミンと反応しない溶剤を加
えて、反応温度60〜150℃で行わせる。ここで用い
る溶剤は、たとえば、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、
セロソルブアセテート、キシレン等である。
この発明においては、防食性改善の目的で微粒子シリカ
(Qが用いられる。同微粒子シリカ(0は、たとえば、
平均粒径1〜1100nである。シリカ粒子の1次粒子
径がlnm未満では、耐アルカリ性が低下し望ましくな
く、または、1001を越えると、防食性改善の効果が
なく、電着膜の平滑性も低下することがある。従ってシ
リカ粒子の平均粒子径はL1以上100r+12J下が
好ましく、とくに、5〜50nWlの範囲のものが好ま
しい。このようなシリカ粒子としては、ヒユームドシリ
カ、コロイダルシリカ等が挙げられ、なかでも、ヒユー
ムドシリカの使用が好ましい。コロイダルシリカは、そ
のコロイド安定化のため、アンモニウムイオン、アルカ
リ金属イオンを含有し、これらの・イオンは膜防食能を
低下させる傾向にある。また、シリカ粒子の配合量は、
バインダー樹脂(2)の100部に対し、5〜150部
が好ましく、20〜110部がより好ましい。5部未満
では、防食性向トの効果がなく、また、150部を越え
ると加工性の低下が認められることがあり、この発明の
効果の達成に不利である。
この発明のプレコート金属材料用被覆組成物乙こは、加
工性の一段の改善を図ったりするために、滑材(2)が
配合されてもよい。滑材の)9としては、ポリオレフィ
ン、カルボン酸エステル系、カルボン酸金属塩、ポリア
ルキレングリコール系などの有機系滑材、二硫化モリブ
デン、シリコーン化合物、ふっ素化合物などの無機系滑
材が用いられ、バインダー樹脂(A)の100部に対し
、20部以下を加え、加工性の一段の改善を図ることが
好まし、い。特に好ましい滑材σjは、密度0.94以
上、分子量1ooo以上10000以下、酸価15KO
H■/g以下のポリエチレンワックスである。しかしな
がら、滑材■)を加える場合、その最大添加量は20部
までとすべきで、それを越えると電着塗膜の密着性が低
下して好ましくない。
この発明の組成物にメラミン樹脂、レゾール型フェノー
ル樹脂などのフェノール樹脂、ポリイソシアネート化合
物など一般的塗料に用いられる硬化剤(2)をバインダ
ー樹脂(〜の100部に対し、1部以上100部以下の
割合で含有させ、熱硬化させることができる。硬化剤(
2)として特に好ましくは、式 で表されるレゾール型フェノール樹脂である。式中、n
はOから4までの数;Wは−CH,−または−CH,−
0−CHt −;Rは−CH5、Hlである。
この発明のプレコート金属材料用被覆組成物に用いられ
る有機溶剤は、通常塗料に用いられる有機溶剤の中から
、バインダー樹脂(4)、親水性樹脂鈴)および硬化剤
■を含む場合には、これをも溶解するものが適宜選択さ
れて使用される。たとえば、nmヘキサン、ケロシン、
シクロへ牛サン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
炭化水素系溶剤;フロパノール、ブタノール、アミルア
ルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコールな
どのアルコール系溶剤;エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノエヂルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノブチルエーテル、エク
レングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテルなどの多価アルコールとその誘導
体系溶剤;14−ジオキサン、フラン、ジエチルアセタ
ールなどのエーテル、アセタール系溶剤;メゴルエチル
ケトン、メチルイソブチルノr)、ン、イソホロン、シ
クロヘキ号ノンなどのケトン系溶剤、その他、エステル
系、脂肪酸系、フェノール系、窒素化合物系、硫黄また
はリン化合物系、ハロゲン化炭化水素系溶剤などが挙げ
られ、これらのうちの1つの化合物が用いられたり、2
以トの化合物が併用されたりする。
その他必要に応して、通常の塗料に添加される防錆顔料
(クロム酸塩顔料、特に低/8解性のクロム酸亜鉛、ク
ロム酸鉛、クロム酸バリウム等、すン酸塩顔料、錯酸塩
顔料等)、体質顔料(炭酸塩顔料、ケイ酸塩顔料等)、
着色顔料(酸化チタン顔料、酸化鉄顔料、カーボンなど
)、防錆剤(アミン化合物、フェノール性カルボン酸化
合物等)、分散安定化剤などが添加されてよいが、顔料
などの分散体はスポット溶接性やプレス加工性を十分保
持させるために、それらの粒子径がIon以下であるか
、または、この発明の組成物調製時にIon以下に分散
調整されていることが好ましいこの発明のプレコート金
属材料用被覆組成物は、自動車・鋼製家具・家庭用電気
器具などに用いられるプレコート金属材料に用いられる
防食性波iy*などを形成するための組成物として極め
て有用である。プレコート金属材料用基材として、たと
えば、アルミニウム、亜鉛、銅および各種鋼板等の工業
用金属材料などが用いられるが、その材質および形状に
は特に限定はない。綱板としては、たとえば、冷延鋼板
、熔融亜鉛メツキ鋼板、熔融アルミニウムメツキ鋼板、
熔融亜鉛・アルミニウム合金メツキ鋼板、熔融亜鉛・鉄
合金メツキ鋼板、電気亜鉛メツキ鋼板、電気亜鉛・ニッ
ケルメッキ鋼板、電気亜鉛・鉄合金メツキ鋼板、電気亜
鉛・コバルト・クロム合金メツキ鋼板、および、電気亜
鉛・鉄合金二層メツキ鋼板等が用いられるこの発明の組
成物は、これら基材を必要に応じてアルカリ脱脂などで
表面を清浄化した後、直接または通常の塗装前処理を行
った後、塗布される。この塗装前処理としてはクロメー
ト化成処理やリン酸塩化成処理が用いられ、前者には電
解クロメート処理、塗布型クロメート処理、反応型クロ
メート処理があり、後者にはリン酸亜鉛処理がある。
この発明の被覆組成物は、スプレー、ロールコート、シ
ャワーコート等適当な方法により塗布され、乾燥して被
覆膜が形成される。好ましくは、100〜250℃で焼
き付は乾燥が行われる。
この発明の被覆組成物の形成する被覆膜は、たとえば、
乾燥厚み0.3〜3p程度とされるが、この範囲に限る
ものではない。この発明の被覆組成物が塗布されて被覆
膜(特に乾燥厚み0.3〜3μ程度)が形成された金属
材料は、優れた耐食性を示し、また、潤滑性にも優れ、
良好なプレス加工性を示し、スボント溶接も可能である
。さらに、この発明の被覆組成物によって塗布された金
属材料の特に優れた特徴は、電着塗装によって形成され
る電着塗膜の平滑性、均一性、密着性が極めて良好であ
ることである。したがって、この発明の被覆組成物は自
動車・鋼製家具・家庭用電気器具等各種の分野での高度
な要求品質に応えることができるプレコート金属材料用
被覆組成物として極めて有用である。
なお、この発明のプレコート金属材料用被覆組成物は、
そのままで塗装に供してもよいし、適当な溶剤で希釈し
てから塗装に供してもよい。
〔作   用〕
この発明のプレコート金属材料用被覆組成物は、親水性
樹脂として、上記特定のポリアミン樹脂および/または
ポリイミン樹脂を用いることにより、形成される膜上で
の電着塗装が均一に行われる。これは、膜の親水性が向
上し、電着塗料液の膜への浸透性が向上し、電着時の電
流分布が均一になるためと推測される。
なお、上記親水性樹脂は、膜の耐水性を低下させる傾向
にあるが、この発明では、上記特定のバインダー樹脂を
用いることにより高耐久性の膜を得ることができる。
膜の防食能は上記高耐久性のバインダー樹脂とシリカ粒
子によって達成される。
一般に親水性樹脂とバインダー樹脂を相溶させる溶剤の
選択範囲は非常に狭(、また、高価な溶剤を必要とする
。また、シリカ微粒子の配合によって粘度が著しく増加
することが一般的であるが、この発明では、上記特定の
親水性樹脂を用いることによって、これらの問題が解決
された。
〔実 施 例〕
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。
−製造例1 (バインダー樹脂(AI)の製造)エピク
ロルヒドリン・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(数平
均分子[11400、エポキシ当量950やビスフェノ
ールA45モル%)475部をキジロール95部および
セロソルブアセテート119部に溶解した後、ジェタノ
ールアミン53゜5部(0,5モル)を加え、145℃
で6時間反応し、赤外分光分析でエポキシ基が検出され
なくなったところでキジロール209部およびメチルエ
チルケトン130部を加え、冷却してバインダー樹脂(
A1)のワニス(固形分重量49%)を得た。
〜製造例2 (バインダー樹脂(A2)の製造)−エピ
クロルヒドリン・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(数
平均分子量1400、エポキシ当量950、ビスフェノ
ールA45モル%)475部をキジロール95部および
セロソルブアセテート119部に溶解した後、アゼライ
ン酸39,2部(0,21モル)およびジェタノールア
ミン8,3部(0,08モル)を加え、145℃で6時
間反応し、赤外分光分析でエポキシ基が検出されなくな
り、また、樹脂固形分の酸価が1.1KOH■/gにな
ったところでキジロール209部およびメチルエチルケ
トン130部を加え、冷却してバインダー樹脂(A2)
のワニス(固形分重量49%)を得た。
製造例3 (バインダー樹脂(A3)の製造)イソホロ
ンジイソシア2−1−2221(1モル)をセロソルブ
アセテート222部に溶解し、80℃まで加熱した後、
ε−カプロラクタム113部(1モル)とセロソルブア
セテート113部の溶液を1時間にわたって滴下しつつ
反応させた。
滴下終了後、さらに3時間にわたり80℃に保温しなが
ら反応を完結させ、イソシアネ−1・当量が670グラ
ム当量の部分ブロックトポリイソシアネート化合物(ト
))を得た。
つぎに、製造例2で得られた樹脂(A2)ワニス107
5、5部に、部分ブロックトポリイソシアネート化合物
山155.9部(0,08モル)およびセロソルブアセ
テート118部を加え、100℃で3時間反応したとこ
ろで、イソプロピルアルコール102部を加え、冷却し
てウレタン化樹脂(八3)のワニス(固形分重1141
%)を得た。
−製造例4−1 (芳香族ヒドロキシ化合物を含まない
バインダー樹脂の製造) 製造例1において、エピクロルヒドリン・ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂の代わりにエピクロルヒドリン・水
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(数平均分子量1
1400、エポキシ当量950、芳香族ヒドロキシ化合
物不合)を用いて、他は製造例1と同様の手順を経て、
芳香族ヒドロキシ化合物を含有しないバインダー樹脂の
ワニス(固形分重り49%)を得た。
製造例5 (数平均分子量600未満のバインダー樹脂
の製造) 製造例1において、数平均分子量1400のエピクロル
ヒドリン・ビスフェノールA型エポキシ樹脂の代わりに
、数平均分子量470のエピクロルヒドリン・ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量250)を12
5部用い、ジェタノールアミンの代わりにジメチルアミ
ンを22.5部用い、他は製造例1と同様の手順を経て
、バインダー樹脂のワニス(固形分重量21%)を得た
上記製造例で得られたバインダー樹脂および市販のバイ
ンダー樹脂について、その種類、同バインダー樹脂を構
成するモノマー中の芳香族ヒドロキシ化合物のモル%、
数平均分子量を第1表に示した。
一製造例4−2 (芳香族ヒドロキシ化合物を20モル
%含むバインダー樹脂の製造) 製造例2において、エピクロルヒドリン・ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(数平均分子量1400、エポキシ
当量950、ビスフェノールA45モル%)475部の
代わりに1.同エポキシ樹脂232部とエピクロルヒド
リン・水素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(数平均
分子量1400、エポキシ当量950、芳香族ヒドロキ
シ化合物不合)243部を用いて1、他は製造例2と同
様の手順を経て、芳香族ヒドロキシ化合物を20モル%
含むバインダー樹脂のりニス(固形分重量49%)を得
た。
第1表 (注) ・YP−50J  :東部化成株式会社製のポリフェノ
キシ樹脂 ・CK?l−5254:昭和高分子株式会社製のノボラ
ック型フェノール樹脂 ・レジン−M=丸善石油株式会社製のパラビニルフェノ
ール樹脂 ・YD−1287東部化成株式会社製のビスフェノール
A型エポキシ樹脂 一製造例6(ポリアミン樹脂(B11)の製造)−滴下
ロー1−Aおよび82本、冷却管、窒素導入管、温度針
、攪拌羽根を備えた反応容器に、酢酸ブチル800部を
仕込み、120℃に昇温した。
他方、ジメチルアミノエチルメタクリレート800部を
滴下ロートAに、4,4′−アゾビス(4−シアノ)吉
草酸80部、ブタノール320部およびトリエチルアミ
ン58部の混合溶液を滴下ロートBに仕込んだ。窒素雰
囲気下、120℃で滴下ロー)AおよびBの内容物を3
時間かけて全部滴下した。滴下後、30分間120℃に
保持し、44′−アゾビス(4−シアノ)吉草r!!8
部、ブタノール32部およびトリエチルアミン5.8部
の混合溶液を滴下ロートBに仕込み、30分間で全量を
滴下した。滴下終了後、120℃で1時間熟成した後、
減圧下100℃で溶剤を除去し、キジロール945部を
追加し、ポリアミン樹脂(B11)のキジロール溶液(
固形分重量50%)を得た。
−製造例7 (ポリアミン樹脂(B12)の製造)−滴
下ロート、冷却管、窒素導入管、温度針および攪拌羽根
を備えた反応容器にセロソルブアセテ−)351部を仕
込み、120℃に昇温しでおき一方、グリシジルメタク
リレート585部およびt−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート13部を滴下ロートに仕込み、窒素
雰囲気下120℃で滴下ロート内の内容物を3時間で等
速流下した。滴下終了後30分間120℃に保持した。
ついでセロソルブアセテート49部およびtブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート2部を滴下ロートに
仕込み、窒素雰囲気下120℃で内容物を1時間で等速
流下した。滴下終了後、1時間120℃に保持し、重合
を完結した。これにより、固形分59.8%、数平均分
子量9800の多官能エポキシ化合物い)を得た。
冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌羽根を備えた反
応容器に、上記多官能エポキシ化合物(i)を602.
1部およびジエチルアミン185部を仕込み、90℃で
5時間攪拌して反応を行わせた。さらにキシレン80部
を仕込んだ後、30分間攪拌を行い、さらに固形分が5
0重量%になるようキシレンを添加してポリアミン樹脂
(B12)のワニスを得た。
一製造例8(ポリアミン樹脂(B21)の製造)−滴下
ロートAおよび82本、冷却管、窒素導入管、温度針お
よび攪拌羽根を備えた反応容器に、酢酸ブチル590部
を仕込み、120℃に昇温した。他方、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート200部を滴下ロートAに、4,
4′−アゾビス(4−シアノ)吉草酸40部、ブタノー
ル200部およびトリエチルアミン241の混合溶液を
滴下ロートBに仕込んだ。窒素雰囲気下、120℃で滴
下ロー)AおよびBの内容物を3時間かけて全部滴下し
た0滴下後、30分間120℃に保持し、メタクリル酸
グリシジル37部およびハイドロキノン2.6部を加え
、120℃で60分間反応させた。冷却後、内容物を取
り出し、生成物Cを得た。
撹拌棒、冷却管、温度計、窒素導入管および滴下ロート
を備えた反応容器にトルエン35部およびnmブタノー
ル10部を仕込み、105℃に昇温した。滴下ロートに
メタクリル酸メチル50部、アクリルlnmブチル30
部、メタクリル酸nブチル4,6部、メタクリル酸2ヒ
ドロキシエチル14部、アクリル酸1.4部、上記生成
物Cを23.6部、および、アゾビスイソブチロニトリ
ル2部を仕込み、105℃で3時間かけて等速滴下した
。滴下終了30分後にt−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルへキ号ノエート0.2部およびトルエン5部を反応容
器に加え、2時間熟成した後、トルエン40部を加え、
冷却後反応容器から取り出し、数平均分子量7800の
ポリアミングラフト樹脂(821)のワニス(不揮発分
50%)を得た。
このポリアミングラフト樹脂(B21)は、粘度Y−2
<温度25℃で東芝気泡粘度針により測定)、酸価11
.0CKOH■/g固形分〕であり、アミン化合物76
モル%よりなるポリアミン樹脂を5.5重量%含んでい
た。
一製造例9 (ポリアミン樹脂(B22)の製造)−冷
却管、窒素導入管、温度計および攪拌羽根を備えた反応
容器に、製造例6で得たポリアミン樹脂(B11)のキ
ジロール溶液700部を仕込み、100℃に昇温してか
らERL−4206(ユニオンカーバイド社製の2官能
工ポキシ化合物)を36部加え、2時間保温後、アミン
化合物83モル%を含むエポキシ変性ポリアミン樹脂の
ワニス(固形分重量48%)を得た。
冷却管、窒素導入管、温度針および攪拌羽根を備えた反
応容器に、カルボキシル基を有するポリエステル樹脂プ
レポリマー(樹脂酸価−15、OH価=100、数平均
分子量4000)のワニス(固形分重量60%’)10
00部と上記エポキシ変性ポリアミン樹脂ワニス200
部を仕込み、140℃で3時間保持し、ポリアミングラ
フト樹脂(822)  (固形分型[58%)を得た。
このポリアミングラフト樹脂(B22)中のポリアミン
樹脂含有率は16重量%であり、数平均分子量は600
0であった。
製造例10(ポリアミングラフト樹脂(B23)の製造
)− 滴下ロート、冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を
備えた反応容器にキシレン400部を仕込み、130℃
に昇温しでおき、一方スチレン127部、メタクリル酸
メチル336部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル4
58、メタクリル酸nmブチル60部、チオグリコール
酸26部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート6部を滴下ロートに仕込み、窒素雰囲気下130
℃で滴下ロートの内容物全量を3時間で等速滴下した。
滴下終了後、130℃で1時間保持し、重合を完結した
。これにより、固形分60.3%、数平均分子量270
0、固形分酸価20.3、OH価58、T g 68.
4のカルボキシル基含有アクリル樹脂系プレポリマー(
iii )を得た。
冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌羽根を備えた反応容
器に、製造例7で調製した多官能エポキシ化合物い)を
602.1部と、アミン化合物(11)であるジエチル
アミン166部を仕込み、90℃で5時間付加反応を行
わせた。ついで、アクリル樹脂系プレポリマー(iii
)96691!を仕込み90℃で3時間攪拌を行い、ポ
リアミングラフト樹脂(B23)を得た。このポリアミ
ングラフト樹脂(B23)は、固形分重量64%、数平
均分子量30000であり、アミン化合物を47モル%
含有するポリアミン樹脂を46重量%含有する。
製造例11−1  (アミン化合物9モル%含有のポリ
アミン樹脂の製造)− 製造例6の滴下ロートAにジメチルアミノエチルアクリ
レート100部、スチレン200部、メタクリル酸メチ
ル300部および2−エチルへキシルアクリレート20
0部を配合し、以下製造例6と同様の方法により、ポリ
アミン樹脂(アミン化合物9モル%、数平均分子量20
00、固形分重量50%)を得た。
一製造例1l−2(アミン化合物20モル%含有のポリ
アミン樹脂の製造)− 製造例6の滴下ロートAにジメチルアミノエチルアクリ
レート221部、スチレン175部、メタクリル酸メチ
ル262部および2−エチルへキシルアクリレート17
5部を配合し、以下製造例6と同様の方法により、ポリ
アミン樹脂(アミン化合物20モル%、数平均分子量2
000、固形分重量51%)を得た。
製造例12(ポリプロピレングリコール変性ナイロン6
の製造)− 攪拌羽根および窒素導入管を備えた反応容器に1モルの
ピリジン−2,6−ジカルボン酸ジクロリド、6モルの
ε−カプロラクタム、および、塩化水素捕捉剤としての
ピリジンを仕込み、窒素雰囲気下120℃で1時間反応
させた。ついで、反応混合物を大量の冷水中に投入して
反応生成物を沈澱として析出させ、濾別した後、純水、
メタノールで順次洗浄し、真空乾燥することにより、灰
白色の粉末のピリジンジカルボニルビスカプロラクタム
を得た。
実質的に無水のε−カプロラクタム70重量%および分
子量4000のポリプロピレングリコール30]i量%
の混合物を80℃で熔融保持し、ここにナトリウムカプ
ロラクタメートをε−カプロラクタムに対して1モル%
、および、先に得られたピリジンジカルボニルビスカプ
ロラクタムをε−カプロラクタムに対して2モル%添加
して均一に混合した後、ただちに混合物を140℃に保
持した金型内に注入して同温度で重合を実施した。
重合は約6分間で完結し、ポリプロピレングリコール変
性ナイロン−6が得られた。
上記製造例で得られた親水性樹脂および市販の親水性樹
脂について、その種類、同親水性樹脂を構成するモノマ
ー中のアミン化合物のモル%、数平均分子量を第2表に
示した。
第2表 (注) ・5P−300:日本触媒化学工業株式会社製のポリエ
チレンイミン樹脂「エボ ミ ン5P−300J ・5P−003:日本触媒化学工業株式会社製のポリエ
チレンイミン樹脂「エボ ミン5P−003J 製造例1〜12で得られた化合物および市販品を用いて
、つぎのようにしてプレコート金属材料用被覆組成物を
製造した。
一実施例1− 製造例1で得たバインダー樹脂(A1)を不揮発分とし
て100部、A−300(アエロジル300:日本アエ
ロジル社製の平均1次粒子径8nm、ヒユームドシリカ
)を44部、C−3620(セリダスト3620 :ヘ
キスト社製のポリエチレンワックス、密度0.95〜0
.97、分子量2000、酸価0)を6部、および、シ
クロへキサノン600部をステンレス製容器に仕込み、
更にジルコンビーズを約10kg加えて、サンドグライ
ンドミルで3000r四、約15分間分散した後、濾過
してシリカ分散ペーストを得た。
このシリカ分散ペースト全量に製造例10で得たポリア
ミングラフト樹脂(B23)を不揮発分として116部
、硬化剤BKS−316(昭和高分子社製レゾール型フ
ェノール樹脂)を不揮発分として25部加え、シクロヘ
キサノンで溶解して不揮発分濃度2Offi量%に調整
し、プレコート金属材料用被覆組成物を得た。
実施例2〜13および比較例1〜8 第3表に示されている原料を同表に示す配合量で用い、
実施例1の調製法に準じてプレコート金属材料用被覆組
成物を調製した。
上記実施例および比較例のプレコート金属材料用被覆組
成物について、薄膜塗布性、および、同組成物により被
覆された金属材の品質を調べた。
結果を第3表に示した。
赳滅t1−覆全1−彬例Y製 亜鉛/ニッケル合金化電気メ・ツキ鋼板(目付は量20
■/rrr)を汎用のアルカリ脱脂剤で洗浄し、水洗後
乾燥して、市販の塗布型クロメート処理剤(日本ペイン
ト株式会社製のサーフコ−1−NRC300)で処理し
く付着Cr量60■/m)、100℃の熱風で乾燥した
。その後、上記実施例および比較例の被覆組成物をロー
ルコート塗布して、最高到達板温度150℃で乾燥して
試験板を作製した。被覆膜の乾燥膜厚は1μになるよう
にロールコート条件を調節した。
跋駐二田頂方ユ。
薄膜塗布性は、組成物の固形分濃度20%での粘度とチ
キソトロビソクインデソクス(TI値)で判定した。す
なわち、粘度が高く、TI値が大きくなるとロールコー
ト塗装した場合に不均一な膜が生成する(ロービング現
象が起こる)ため、粘度およびTI値の両方が低い方が
好ましい。
粘度は、温度20℃で#4フォードカップで測定した。
TI値は、B型粘度計(−東京1器製、BM型)でロー
ター階3を用い、5 rpmの時の粘度/60 rpm
の時の粘度の比を用いた。
評価基準は、つぎのとおりである。
○:良好(フォードカップ粘度100秒以下でTT値が
2以下) ×:不良(フォードカップ粘度100秒を越えTI値が
2を越える) 組成物被覆材の耐食性は、上記方法によって試験板を作
製し、5%−NaCA水溶液を35℃で4時間噴霧し、
60℃で2時間乾燥させた後、50℃で相対湿度95%
以上の雰囲気中に2時間保持する複合腐食試験を100
サイクル実施し、平面部の錆発生率を肉眼により判定し
た。評価基準は次のとおりである。
◎:異常なし ○:10%未満の部分に白錆発生 △:10%以上の部分に白錆発生 ×:赤錆発生 組成物被覆材のプレス加工性は、上記試験板をポンチ径
50m1φ、絞り比1.9、しわ押さえ圧0゜5tで円
筒深絞り加工後、円筒側壁部にセロハン粘着テープを接
着させ、急速に剥離して被覆膜の剥離状態を調べて判定
した。評価基準は次のとおりである。
◎:剥離なし ○:vI1.小の剥離(10%未満の部分)△:10%
以上50%未満の部分が剥離×:50%以上の部分が剥
離 電着塗膜平滑性は、上記試験板に、カチオン型電着塗料
(日本ペイント株式会社製「バワートフプL>30J)
を用い、加電圧200V、電着時間3分間、塗料浴温2
8〜30℃で電着塗装し、175℃で30分間焼付けし
て乾爆膜厚約20μの塗膜を形成し、その塗膜の平滑性
、均一性を肉眼で次の基準により判定した。
◎:優れている ○:良好 △:ユズ肌 ×:素地露出有り 電着塗膜の密着性は、前記電着塗装板を40℃の純水に
240時間浸漬した後、室温で24時間放置した後、ナ
イフで切り込みを入れてl mu角のごばん目100個
を作り、セロハン粘着テープを用いて塗膜剥離試験を行
って判定した。評価基準は次のとおりである。
◎:剥離ゼロ ○:剥離1個 △:剥離2〜10個 ×:剥離11個以上 第3表にみるように、実施例のプレコート金属材料用被
覆組成物は、薄膜塗布性が良好であり、これを塗布して
なる被覆材の耐食性、プレス加工性、電着塗膜平滑性お
よび電着塗膜密着性のすべてが良好である。これに対し
、比較例1の組成物では、バインダー樹脂を構成するモ
ノマー中に芳香族ヒドロキシ化合物を含んでいないため
、耐食性が悪い。比較例2の組成物では、バインダー樹
脂が親水性樹脂と反応してしまうため、塗膜が形成され
なかった。比較例3の組成物では、親水性樹脂を構成す
るモノマー中にアミン化合物を25モル%以上含んでい
ないため、電着塗膜平滑性が悪かった。比較例4の組成
物では、親水性樹脂の数平均分子量が低すぎるため、耐
食性および電着塗膜平滑性が劣っていた。比較例5の組
成物では、親水性樹脂として変性ポリアミド樹脂を用い
ているため、溶剤としてN−メチル−2−ピロリドンを
用いる必要があり、また、薄膜塗布性が悪かった。比較
例6の組成物では、バインダー樹脂の数平均分子量が6
00未満だったので、耐食性が悪かった。比較例7の組
成物では、バインダー樹脂を構成するモノマー中に芳香
族ヒドロキシ化合物を含んでいるが、25モル%未満だ
ったので、比較例1と同様の結果を示した。比較例8の
組成物では、親水性樹脂を構成するモノマー中のアミン
化合物の割合が比較例3のものよりも多かったが、25
モル%未満だったので、電着塗膜平滑性および電着塗膜
密着性がまだ不充分であった。
(発明の効果〕 この発明のプレコート金属材料用被覆組成物は、以上に
述べたように、バインダー樹脂が、これを構成するモノ
マー中に芳香族ヒドロキシ化合物を25モル%以上有す
る数平均分子量600〜100000の樹脂であり、親
水性樹脂が、これを構成するモノマー中にアミン化合物
を25モル%以上有する数平均分子量600〜1000
00のポリアミン樹脂および/またはポリイミン樹脂で
あり、前記バインダー樹脂と親水性樹脂とさらに微粒子
シリカを必須成分とする。このため、この組成物を用い
れば、均一な薄膜が容易に得られ、しかも、電着塗装性
(電着塗膜平滑性および密着性)に優れ、高防食能およ
び高プレス加工性を有し、スポット溶接が可能な被覆膜
を低コストで得ることができる。
この発明では、バインダー樹脂として、上記特定の樹脂
(A1)〜(A6)のうちの少な(とも1つを用いるよ
うにすると、親水性樹脂が共存しても耐水性・耐食性・
耐薬品性が優れ、電着塗膜との密着性が優れた膜を形成
するという効果が加わる。
この発明では、親水性樹脂として、上記特定の樹脂(B
11)〜(B23)のうちの少なくとも1つを用いるよ
うにすると、膜の耐久性を低下させることなく電着塗料
浴中での膜の電気抵抗を低下させ、均一な電着塗膜を形
成するという効果が加わる。
この発明では、微粒子シリカとして、1次平均粒子径が
1〜1100nであるものを用いるようにすると、防食
性改善効果が一層高くなる。
この発明では、滑材をも用いるようにすると、被覆膜の
加工性が一層高くなる。
この発明では、硬化剤をも用いるようにすると、焼付は
時に硬化するので、 る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フィルム形成能を有するバインダー樹脂、電着塗装
    が均一に行われるようにするための親水性樹脂、および
    、防食能を向上させる微粒子シリカを必須成分とし、有
    機溶剤に溶解・分散されている被覆組成物であって、前
    記バインダー樹脂が、これを構成するモノマー中に芳香
    族ヒドロキシ化合物を25モル%以上含む数平均分子量
    600〜100000の樹脂であり、前記親水性樹脂が
    、これを構成するモノマー中にアミン化合物を25モル
    %以上含む数平均分子量600〜100000のポリア
    ミン樹脂および/またはポリイミン樹脂であることを特
    徴とするプレコート金属材料用被覆組成物。 2 バインダー樹脂が下記(A1)〜(A6)のうちの
    少なくとも1つである請求項1記載のプレコート金属材
    料用被覆組成物。 (A1)ビスフェノール型エポキシ樹脂および/または
    レゾルシン型エポキシ樹脂に第2アミン化合物を反応さ
    せて得られる実質的にエポキシ基を含まないエポキシ系
    樹脂。 (A2)ビスフェノール型エポキシ樹脂および/または
    レゾルシン型エポキシ樹脂にジカルボン酸を反応させて
    得られる実質的にエポキシ基を含まないエポキシエステ
    ル樹脂。 (A3)上記樹脂(A1)および/または(A2)のう
    ち、第1級ヒドロキシル基を有するアルカノールアミン
    化合物により第1級ヒドロキシル基が導入された樹脂に
    、部分ブロックドポリイソシアネート化合物を反応させ
    て得られるウレタン化樹脂。 (A4)ポリフェノキシ樹脂。 (A5)ノボラック型フェノール樹脂。 (A6)ポリアルケニルフェノール樹脂。 3 親水性樹脂が下記(B11)、(B12)、(B1
    3)、(B21)、(B22)および(B23)のうち
    の少なくとも1つである請求項1または2記載のプレコ
    ート金属材料用被覆組成物。 (B11)アミノ基含有モノマー25モル%以上を含む
    アクリル樹脂系共重合体。 (B12)多官能エポキシ化合物と、第1または第2ア
    ミン化合物とが反応した樹脂。 (B13)ポリエチレンイミン。 (B21)上記(B11)に更にα,β−エチレン性不
    飽和単量体がグラフト重合されてなるポリアミングラフ
    ト樹脂。 (B22)バインダー樹脂と相溶性を有する樹脂および
    /またはバインダー樹脂が、上記(B11)にグラフト
    されてなるポリアミングラフト樹脂。 (B23)バインダー樹脂と相溶性を有する樹脂および
    /またはバインダー樹脂が、上記(B12)にグラフト
    されてなるポリアミングラフト樹脂。 4 微粒子シリカの1次平均粒子径が1〜100nmで
    ある請求項1から3までのいずれかに記載のプレコート
    金属材料用被覆組成物。 5 滑材をも含む請求項1から4までのいずれかに記載
    のプレコート金属材料用被覆組成物。 6 硬化剤をも含む請求項1から5までのいずれかに記
    載のプレコート金属材料用被覆組成物。
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