JPH0326177B2 - - Google Patents

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JPH0326177B2
JPH0326177B2 JP14544783A JP14544783A JPH0326177B2 JP H0326177 B2 JPH0326177 B2 JP H0326177B2 JP 14544783 A JP14544783 A JP 14544783A JP 14544783 A JP14544783 A JP 14544783A JP H0326177 B2 JPH0326177 B2 JP H0326177B2
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Kinji Hashimoto
Kyoto Goto
Yoshiaki Tsuda
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なアルコキシナフタレン誘導体及
びその塩に関する。 本発明のアルコキシナフタレン誘導体は、文献
未載の新規化合物であり、下記一般式〔1〕で表
わされる。 〔式中R1は低級アルコキシ基を示す。R2は基
【式】(該基においてnは0又は1、R3 は水素原子又は低級アルキル基及びR4はカルボ
キシル基、低級アルコキシカルボニル基又はシア
ノ基を示す)を示すか或はヒドロキシメチル基、
ハロゲノメチル基、ヒドロキシイミノメチル基又
は低級アルキルカルボニルオキシイミノメチル基
を示す。〕 上記一般式〔1〕で表わされる本発明の化合物
及びその塩は、抗炎症作用、抗高血圧作用、鎮痛
作用、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用を有
し、消炎鎮痛剤、抗高血圧剤、抗アレルギー剤、
抗ヒスタミン剤の医薬品として有用である。 本明細書において、低級アルコキシ基として
は、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ基などが挙げられ
る。低級アルキル基としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、ヘキシル基などが挙げられ
る。低級アルコキシカルボニル基としては、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、tert−ブチルオキシカ
ルボニル、ペンチロキシカルボニル、ヘキシルオ
キシカルボニル基などが挙げられる。ハロゲノメ
チル基としては、例えばフルオロメチル、クロロ
メチル、ブロモメチル、ヨードメチル基が挙げら
れる。低級アルキルカルボニルオキシイミノメチ
ル基としては、例えばアセトキシイミノメチル、
プロピオニルオキシイミノメチル、ブチリルオキ
シイミノメチル、ペンタノイルオキシイミノメチ
ル、ヘキサノイルオキシメチル基などが挙げられ
る。 本発明の化合物は種々の方法により製造され
る。その好ましい例を下記反応行程式−1,2及
び3に示す。 〔上記各一般式中、R1は前記に同じであり、
R5、R6及びR7は夫々同一又は相異なつて低級ア
ルキル基を示し、Xはハロゲン原子を示す。〕 反応行程式−1によれば、本発明の一般式
〔1〕中R2がヒドロキシメチル基である化合物
〔1a〕、ハロゲノメチル基である化合物〔1b〕及
び基
【式】(n=1)である化合物 〔1c〕〜〔1h〕が夫々製造される。之等各化合物
の製造の詳細は次の通りである。即ち化合物
〔1a〕は、公知の一般式〔2〕の化合物を還元す
ることにより製造される。ここで還元反応は例え
ばNaBH4、LiAlH4等の還元剤を用いて、通常の
方法に従い実施できる。 化合物〔1b〕は、上記により得られる化合物
〔1a〕をハロゲン化反応させることにより得られ
る。該ハロゲン化反応も、公知のハロゲン化剤例
えば三臭化リン、塩化チオニル、オキシ塩化リン
等を用いて通常の方法に従い実施できる。 化合物〔1c〕は、化合物〔1b〕をシアノ化反
応させることにより得られる。該反応は通常極性
溶媒、例えばジメチルスルホキシド(DMSO)、
アセトニトリル、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ヘキサメチルホスホルアミド
(HMPA)等の溶媒中、当モル〜20倍モルの
NaCNあるいはKCNを用いて行なわれる。上記
反応系内には、触媒量のG18−クラウン・6を加
えることができ、これにより反応は室温で良好に
進行するが適宜約30〜80℃に加温してもよい。 化合物〔1d〕は、化合物〔1c)を加水分解す
ることにより収得される。加水分解反応は常法に
従い行ない得るが、好ましくはアルカリ加水分解
によるのがよい。これは例えばエタノール、エチ
レングリコール等の80〜180℃程度の沸点を有す
るアルコール溶媒中、水酸化アルカリ例えば水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム等の存在下に80〜
160℃に加熱することにより行なうことができる。 化合物〔1e〕は、化合物〔1d〕をエステル化
することにより得られる。該エステル化反応は、
通常の方法に従い例えば、低級アルコール中、酸
触媒存在下にアルコールの沸点にて加熱すること
により行なわれる。酸触媒としては例えば濃硫
酸、p−トルエンスルホン酸等を用い得る。反応
は通常3〜16時間で終了する。また化合物〔1e〕
は、上記以外にも、例えばエステル化剤としての
低級アルキルハライドを化合物〔1d〕に対して
当量〜10倍モル量用い、当量から10倍モル量の塩
基、例えばNaHCO3、KHCO3、K2CO3
Na2CO3等を使用し、極性溶媒(例えばDMF、
DMSO、HMPA等)中で反応させることによつ
ても製造される。 化合物〔1f〕及び化合物〔1g〕は、夫々化合物
〔1e〕及び化合物〔1c〕をアルキル化することに
より製造される。該アルキル化反応は、塩基の存
在下に、上記例示の低級アルキルハライドを用い
て行なわれる。一般に塩基として強塩基例えばn
−BuLi、NaH、NaNH2等を用いる場合、ジア
ルキル体の副生が知られている。 本発明における上記化合物〔1f〕及び化合物
〔1g〕の製造は従つて、好ましくは適当な有機溶
媒と水性水酸化アルカリとの二相条で相間移動触
媒として四級アンモニウム塩を用いて実施され、
これにより選択的に目的とするモノアルキル体を
収得する。上記において四級アンモニウム塩とし
ては例えばテトラ−n−ブチルアンモニウムハラ
イド、硫酸テトラ−n−ブチルアンモニウム等
を、有機溶媒としては例えばジクロルメタン、四
塩化炭素、ベンゼン等を夫々例示できる。また水
性水酸化アルカリとしては約5〜10%の水溶液を
有利に用い得る。上記アルキル化反応は好ましく
は原料化合物に対し約1〜6倍モル量の低級アル
キルハライドを用い、撹拌下、約20〜50℃で約2
〜16時間を要して行なわれる。 化合物〔1h)は、化合物〔1f〕を約1〜10%の
水酸化アルカリ水溶液を用いて常法に従つて加水
分解することにより収得される。また該化合物
〔1h〕は、化合物〔1g)を加水分解することによ
つても製造される。この化合物〔1g〕の加水分
解反応は、前記化合物〔1c〕の加水分解反応と同
様にして行なわれる。 前記反応行程式−2によれば、本発明の一般式
〔1〕中R2が基
【式】(n=1、R4=カ ルボキシル基又は低級アルコキシカルボニル基)
である化合物〔1i〕及び〔1j〕が夫々製造され
る。即ち化合物〔1i〕は化合物〔2〕を酸化する
ことにより、また化合物〔1j〕は化合物〔1i〕を
エステル化することにより夫々製造される。上記
化合物〔2〕の酸化反応は、該化合物〔2〕に対
し約1〜3培当量のAg2Oの存在下に、約30〜60
%の水酸化アルカリ水中で約20〜80℃の温度条件
下に約5〜80時間を要して行なわれる。かくして
得られる化合物〔1i〕のエステル化反応は、反応
行程式−1に示した化合物〔1d〕のエステル化
反応と同様にして行なわれる。 反応行程式−3によれば、本発明の一般式
〔1〕中、R2がヒドロキシイミノメチル基である
化合物〔1k〕、低級アルキルカルボニルオキシイ
ミノメチル基である化合物〔1l〕及び基
【式】(n=0、R4=シアノ基)である 化合物〔1m〕が夫々製造される。即ち化合物
〔1k〕は、化合物〔2〕に当モル〜3倍モル量の
ヒドロキシルアミン塩酸塩を、塩基の存在下に縮
合させることにより収得される。この反応は適当
な溶媒中で行なわれる。該溶媒としては例えば酢
酸、ピリジン、エタノール、メタノール、クロロ
ホルム、ジクロルメタン等を用い得る。塩基とし
ては、例えば酢酸ナトリウム、トリエチルアミ
ン、ピリジン等を、ヒドロキシルアミンと当量〜
10倍用いられる。反応は、20℃〜溶媒の沸点で通
常3〜20時間で行なわれる。 化合物〔1l〕は、化合物〔1k〕を酸無水物と共
に加熱することにより収得される。ここで酸無水
物としては、例えば無水酢酸、無水プロピオン酸
等を用いることができ、これに応じてそれぞれ
R7としてメチルあるいはエチル基を有する化合
物〔1l〕が製造される。反応温度は50〜130゜程度
が好ましい。反応は通常10分〜1時間で終了す
る。 化合物〔1m〕は化合物〔1k〕を脱水するかま
たは化合物〔1l〕を脱酸することにより製造され
る。これらの反応方法としては例えば加熱する方
法、酸触媒存在下に加熱する方法、塩基を用いる
方法等の各種方法が知られており、いずれによる
こともできる。特に試薬の入手容易性、反応操作
の簡便さ等を考慮すれば、溶媒として酸無水物を
用い、約60℃〜溶媒の沸点範囲に加熱する方法に
よるのが好ましい。 一般式〔1〕の化合物中、R4がカルボキシル
基の場合所望ならば無機塩基と塩を形成させるこ
とが可能である。例えば、アセトンに溶解し、等
モルのNaHCO3を加え完全に溶解した後、アセ
トンを減圧下留去すると目的とするカルボン酸の
ナトリウム塩が得られる。 上記各反応行程式に示す反応に従い得られる本
発明の化合物は、慣用の分離手段により単離精製
することができる。該方法としては例えば溶媒抽
出、再結晶、カラムクロマトグラフイー等を例示
できる。 尚、本発明の化合物には光学異性体、幾何異性
体等の立体異性体も当然に包含される。 以下に本発明化合物の製造例を実施例として挙
げる。 実施例 1 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンカルボアルデヒド1.8g及びAg2O2.2gをジ
クロルメタン3ml及びエタノール7mlに懸濁さ
せ、これに、NaOH2gを水10mlに溶解したもの
を室温撹拌下に滴下する。その後60℃にて24時間
撹拌する。 反応混合物を水に移し、水層をエチルエーテル
で洗い次いで水層を濃塩酸で酸性にし、ジクロル
メタンで抽出する。抽出液を乾燥し溶媒留去後得
られた油状物をシリカゲルクロマトグラフイー
(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=
50:1)で精製して、1,4,5,8−テトラメ
トキシ−2−ナフタレンカルボン酸(一般式
〔1〕、R2=COOH)1gを赤黄色結晶として得
る。 融点 136℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.91(S,3H)、3.93(S,3H)、3.97
(S,3H)、3.99(S,3H)、6.94(d,J=
9.0、1H)、7.04(d,J=9.0,1H)、7.46
(S,1H)、9.70(bs,1H) 実施例 2 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンカルボアルデヒド2.8gをクロロホルム40ml
及びエタノール30mlに溶解し、これに塩化ヒドロ
キシルアミン1g及びトリエチルアミン2mlを加
え、16時間室温で撹拌する。反応混合物を水に移
し、クロロホルムで抽出し、抽出液を乾燥、溶媒
留去して得られる粗生成物をシリカゲルクロマト
グラフイー(クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製して、1,4,5,8−テトラメトキ
シ−2−ナフタレンカルボアルデヒドオキシム
(一般式〔1〕、R2=−C=N−OH)2.8gを黄
色結晶として得る。 融点 146〜148℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.78(S,3H)、3.89(S,3H)、3.90
(S,3H)、3.95(S,3H)、6.88(S,
2H)、7.23(S,1H)、8.25(S,1H)、8.64
(S,1H) 実施例 3 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンカルボアルデヒドオキシム3gを無水酢酸40
mlに懸濁させ、ゆつくり90℃に加熱し、さらに20
分間90℃で加熱を続ける。無水酢酸を減圧下に留
去し、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグ
ラフイー(クロロホルム:メタノール=50:1)
で精製して、1,4,5,8−テトラメトキシ−
2−ナフタレンカルボアルデヒド−0−アセトキ
シオキシム(一般式〔1〕、R2=−C=N−
OCOCH3)2.1gを得る。 融点 91〜92℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=2.26(S,3H)、3.79(S,3H)、3.90
(S,3H)、3.96(S,3H)、3.99(S,
3H)、6.92(S,2H)、7.34(S,1H)、8.85
(S,1H) 実施例 4 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンカルボアルデヒドオキシム2gを無水酢酸40
mlに溶解し、90℃にて20分加熱した後に30分を要
して還流温度まで昇温する。さらに30分還流した
後、溶媒を留去し、得られた粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフイー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)で精製して、1,4,5,8−テトラメ
トキシ−2−ナフタレンカルボニトリル(一般式
〔1〕、R2=−C≡N)1.6gを黄色結晶として得
る。 融点 130〜131℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.86(S,3H)、3.89(S,3H)、3.98
(S,3H)、6.78(S,1H)、6.88(d,J=
9.0,1H)、6.98(d,J=9.0,1H) 実施例 5 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンカルボアルデヒド4.5gをエタノール70ml及
びテトラヒドロフラン35mlに溶解し、氷冷下、
NaBH41gを徐々に加える。30分撹拌を続けた
後、溶媒を留去し、酢酸エチル抽出を行ない、溶
媒を留去して粗生成物を得る。得られた粗生成物
をジクロルメタンで溶解し、これにヘキサンを加
えて再結晶させて、1,4,5,8−テトラメト
キシ−2−ヒドロキシメチルナフタレン(一般式
〔1〕、R2=−CH2OH)4.7gを白色結晶として得
る。 融点 109〜110℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=2.60(S,1H)、3.88(S,3H)、3.90
(S,3H)、3.92(S,3H)、3.96(S,
3H)、4.83(bs,2H)、6.80(S,2H)、6.90
(S,1H) 実施例 6 2−ヒドロキシメチル−1,4,5,8−テト
ラメトキシナフタレン1gをエチルエーテル50ml
に懸濁し、室温撹拌下に、3臭化リン600mgを加
え、さらに3時間撹拌する。有機層を5%
NaHCO3で洗い、さらに水洗、乾燥、溶媒留去
して、2−ブロモメチル−1,4,5,8−テト
ラメトキシナフタレン(一般式〔1〕、R2=−
CH2Br)1.1gを淡黄色の結晶として得る。この
ものはジクロルメタンに溶解後ヘキサンで再結晶
することもできる。 融点 102〜103℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.86(S,3H)、3.88(S,3H)、3.93
(S,6H)、4.74(S,2H)、6.85(S,3H) 実施例 7 2−ブロモメチル−1,4,5,8−テトラメ
トキシナフタレン1.1gをDMSO15ml及び
CH3CN10mlに溶解し、NaCN300mg及びC18クラ
ウン−6の10mgを加え、16時間室温で撹拌する。
反応物を水に投入し、酢酸エチルで抽出後、溶媒
を留去して粗生成物を得る。かくして得られる粗
生成物をn−ヘキサン及び酢酸エチルで再結晶し
て1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンアセトニトリル(一般式〔1〕、R2=−
CH2CN)800mgを白色結晶として得る。 融点 102〜103℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.77(S,3H)、3.89(S,3H)、3.91
(S,2H)、3.93(S,3H)、3.95(S,
3H)、6.85(S,2H)、6.87(S,1H) 実施例 8 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レンアセトニトリル800mgを、エチレングリコー
ル8mlに溶解し、NaOH1gを加え、135℃で40
分間加熱する。水に移した後、水層を酸性にし、
クロロホルムで抽出し、溶媒を留去して粗生成物
を得、このものをジクロルメタンに溶解後、ヘキ
サンで再結晶して、1,4,5,8−テトラメト
キシ−2−ナフタレン酢酸(一般式〔1〕、R2
−CH2COOH)650mgを白色結晶として得る。 融点 143〜144℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=3.75(S,3H)、3.83(S,2H)、3.87
(S,3H)、3.91(S,6H)、6.76(S,
1H)、6.81(S,2H)、9.02(bs,1H) 実施例 9 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レン酢酸400mgをエタノール35mlに溶解し、濃硫
酸3滴を加え、5時間加熱還流する。その後、水
に移し、エチルエーテル抽出し、有機層を5%
NaHCO3水次いで水で洗浄し、乾燥後溶媒留去
して、1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナ
フタレン酢酸エチル(一般式〔1〕、R2
CH2COOC2H5)500mgを白色結晶として得る。 融点 70〜72℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=1.25(t,J=7.0,3H)、3.74(S,
3H)、3.81(S,2H)、3.88(S,3H)、3.92
(S,6H)、4.17(q,J=7.0,2H)、6.81
(S,3H) 実施例 10 上記実施例9と同様にして、1,4,5,8−
テトラメトキシ−2−エトキシカルボニルナフタ
レン(一般式〔1〕、R2=−COOC2H5)を油状
物として得る。 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=1.41(t,J=7.0,3H)、3.85(S,
6H)、3.89(S,3H)、3.93(S,3H)、4.44
(q,J=7.0,2H)、6.84(S,2H)、7.14
(S,1H) 実施例 11 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−ナフタ
レン酢酸エチル200mgと硫酸テトラ−n−ブチル
アンモニウム400mgとをジクロルメタン2mlに溶
解し、水性NaOH(2.3gを29mlH2Oに溶解する)
1.5mlを加え、さらにヨウ化メチル340mgを加え、
室温で4時間はげしく撹拌する。有機層を分離
し、乾燥、留去して粗生成物を得る。このものを
シリカゲルクロマトグラフイー(エチルエーテ
ル:ヘキサン1:3)で精製して、1,4,5,
8−テトラメトキシ−α−メチル−2−ナフタレ
ン酢酸エチル(一般式〔1〕、R2=−CH(CH3
COOC2H5)130mgを白色結晶として得る。 融点 46℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=1.18(t,J=7.0,3H)、1.49(d,J
=7.0,3H)、3.79(S,3H)、3.88(S,
3H)、3.91(S,3H)、3.92(S,3H)、4.13
(q,J=7.0,2H)、4.46(q,J=7.0,
2H)、6.81(S,3H) 実施例 12 上記実施例11と同様にして1,4,5,8−テ
トラメトキシ−α−メチル−2−ナフタレンアセ
トニトリル(一般式〔1〕、R2=CH(CH3)−C
≡N)を油状物として得る。 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=1.65(d,J=7.5,3H)、3.78(S,
3H)、3.87(S,3H)、3.91(S,3H)、3.95
(S,3H)、4.53(q,J=7.5、1H)、6.84
(S,2H)、6.90(S,1H) 実施例 13 1,4,5,8−テトラメトキシ−α−メチル
−2−ナフタレン酢酸エチル600mgをエタノール
8mlに溶解し、これに7%NaOH8mlを加え、3
時間撹拌する。溶媒抽出し得られた粗生成物をジ
クロルメタンに溶かし、ヘキサン添加により再結
晶して1,4,5,8−テトラメトキシ−α−メ
チル−2−ナフタレン酢酸(一般式〔1〕、R2
−CH(CH3)−COOH)400mgを白色結晶として
得る。 融点 118〜119℃ 1H−NMR(CDCl3、TMS) δppm=1.51(d,J=7.2,3H)、3.78(S,
3H)、3.85(S,3H)、3.88(S,3H)、3.90
(S,3H)、4.46(q,J=7.2,1H)、6.80
(S,2H)、6.83(S,1H)、10.13(bs,
1H)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中R1は低級アルコキシ基を示す。R2は基
    【式】(該基においてnは0又は1、R3 は水素原子又は低級アルキル基及びR4はカルボ
    キシル基、低級アルコキシカルボニル基又はシア
    ノ基を示す)を示すか或はヒドロキシメチル基、
    ハロゲノメチル基、ヒドロキシイミノメチル基又
    は低級アルキルカルボニルオキシイミノメチル基
    を示す。〕 で表わされるアルコキシナフタレン誘導体及びそ
    の塩。
JP14544783A 1983-08-08 1983-08-08 アルコキシナフタレン誘導体 Granted JPS6036434A (ja)

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