JPH0324575Y2 - - Google Patents

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JPH0324575Y2
JPH0324575Y2 JP1985016924U JP1692485U JPH0324575Y2 JP H0324575 Y2 JPH0324575 Y2 JP H0324575Y2 JP 1985016924 U JP1985016924 U JP 1985016924U JP 1692485 U JP1692485 U JP 1692485U JP H0324575 Y2 JPH0324575 Y2 JP H0324575Y2
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glass
heating
heating furnace
plate
plate glass
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板ガラスを成形装置内に搬入する前
に、軟化点近くまで加熱する加熱炉に関する。
(従来の技術) 自動車用ウインドガラス等の湾曲ガラスを成形
する手段として、軟化点近くまで加熱された板ガ
ラスを水平状態のまま上型と下型又はリングモー
ルド間に搬入して曲げ成形する方法がある。
そして板ガラスを軟化点近くまで加熱するには
一般に加熱炉内を通過せしめることによつて行
い、この加熱炉としては特公昭44−23829号、特
公昭57−11850号或いは実開昭59−149934号に示
されるものがある。斯かる従来の加熱炉の概略構
成を第5図及び第6図に示す。
第5図は従来の加熱炉の側断面図、第6図は加
熱炉の内部を示す平面図であり、加熱炉100は
下部に複数のエアテーブル101…を連設し、こ
れらエアテーブル101…の上方を炉壁102で
覆い、炉壁102の天井部から垂下した隔壁10
3によつて炉内を複数のセクシヨンに分け、各セ
クシヨン内に熱風を噴出するプレナム104…を
配置している。
そして、エアテーブル101上面には熱風吹き
出し用の小孔が多数形成され、この小孔からの熱
風によつて板ガラスGはエアテーブル101上に
浮揚支持され、図示しないチエーン等の搬送手段
によつて出口105方向に搬送され、この搬送中
に軟化点近くまで加熱され、出口105近傍に配
置された成形装置106のテーブル107上に移
され、上型108とリングモールド109によつ
て曲げ成形される。
ここで、自動車用ウインドガラス等の湾曲ガラ
スにあつては周縁部を大きく曲げ、中央部はそれ
程曲げない。一方板ガラスGはその搬送途中或い
は成形装置に移し替える際にその周縁部が中央部
に比べて冷却されやすい。その結果、温度が低下
し硬くなつた部分を大きく曲げることになり、周
縁部において、冷却割れが発生したり、周縁部の
強度が低下したりする。
そこで板ガラス全体を高温に加熱することが考
えられるが、このようにすると透視歪の発生が目
立ち、且つ中央部での垂れが問題となる。
そこで、従来にあつては加熱炉100の出口1
05近傍にスポツトバーナ110を配置し、搬送
される板ガラスGの両側部を部分的に加熱するよ
うにしている。
このようにすれば第6図に示す如く、板ガラス
Gの両端部G1,G1は適温まで加熱されるのであ
るが、前・後端部G2,G2を部分的に加熱するこ
とができず、前・後端部G2,G2において強度低
下、冷却割れ等が発生し易くなる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、加熱炉の最
下流に、搬送される板ガラスの側部を加熱する加
熱装置の他に、搬送される板ガラスの前端部及び
後端部が通過する際に該端部を加熱すべく制御さ
れた加熱装置を配置すると共に加熱炉の出口に隣
接して成形装置を配置した。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る加熱炉の縦断面図、第2
図は同加熱炉の内部構造を示す平面図であり、加
熱炉1は上面に多数のエア吹き出し孔2a…を形
成したエアテーブル2上方を炉壁3にて囲み、炉
壁3によつて囲まれる空間を隔壁4にて各セクシ
ヨンに区切り、各セクシヨン内に熱風を吹き出す
プレナム5が配置している。
また、加熱炉1の下流端には出口6が形成さ
れ、この出口6に隣接して成形装置7が配置され
ている。この成形装置7はエアテーブル2と略同
一のエアテーブル8と、エアテーブル8の上方に
位置する上型9と、エアテーブル8の周囲に配設
され昇降自在とされたリングモールド10とから
なり、更に成形装置7の下流側には冷却装置11
を配置している。
一方、出口6を有するセクシヨン内には搬送さ
れる板ガラスGの両側部を加熱する加熱装置12
と、板ガラスGの前・後端部を加熱する加熱装置
13がそれぞれ配設され、加熱装置12は略前後
方向に離間した一対のスポツトバーナ12a,1
2aを1組とし、この組を5組ずつ搬送される板
ガラスGの左右各側部の上方に位置せしめ、また
加熱装置13は複数のスポツトバーナ13a…を
板ガラスGの搬送方向と直交する方向に配列し、
これら複数のスポツトバーナ13a…を適当数ず
つの組に分け、各組毎に制御するようにしてい
る。
また、前記スポツトバーナ12a,13aは第
3図の底面図に示す如く、下端部には横方向に伸
びる凹部14が形成され、この凹部14の中央部
を拡大し、この拡大した部分にチツプ15を臨ま
せ、火炎が横方向に拡がるようにしている。この
ようにすることで板ガラスG周縁部を均一に加熱
することができる。
ところで、板ガラスGの前端部及び後端部を中
央部よりも高温とするには、板ガラスGとの前端
部及び下端部が加熱装置13の直下を通過する際
にのみ加熱装置13によつて強く加熱する必要が
ある。
このための制御の一例を第4図に示す。即ち、
燃焼ガス供給管16から2本の分岐管17a,1
7bを延出し、分岐管17aからは更に分岐管1
8a,18bを、分岐管17bからは更に分岐管
18b,18b,18bを延出し、これら分岐管
18a,18bから各スポツトバーナ13aの組
にガスを供給するようにし、供給管16にはフア
イヤーチエツク18を接続し、分岐管17a,1
7bにはオン・オフ弁20,21を設け、また分
岐管17a,17bには一端がオン・オフ弁2
0,21よりも上流側に、他端がオン・オフ弁2
0,21よりも下流側に接続するバイパス22,
23を設け、各バイパス22,23には制御装置
24によつて作動するシリンダユニツトを備えた
オン・オフ弁25,26を、これらオン・オフ弁
25,26の下流側には圧力調節用モータを備え
た弁27,28を設け、更にバイパス22,23
よりも下流側の分岐管17a,17bには圧力計
29,30を接続している。
そして、加熱炉1内に設けた搬送チエーンと前
記制御装置24とを連動せしめ、板ガラスGの前
端部及び後端部が加熱装置13の下方位置に搬送
された場合にのみシリンダユニツトに信号を出力
し、オン・オフ弁25,26をオンとする。する
と、バイパス22,23が開となり、各スポツト
バーナ13a…への燃焼ガスの供給量が大となり
加熱量が増大し、板ガラスGの前・後端部が中央
部に比べ高温となる。また、加熱装置13の下方
位置に板ガラスGの前・後端部がない場合にはオ
ン・オフ弁25,26はオフとなつており、各ス
ポツトバーナ13a…への燃焼ガスの供給量は分
岐管17a,17bを通るもののみとなるので加
熱量は減少する。
ここで、オン・オフ弁25,26の制御は搬送
用チエーンと連動せしめるようにしたが、その手
段はチエーンの動きによつてリミツトスイツチを
作動せしめるか、チエーン駆動用のモータからの
パルス信号に基づいて制御するようにすればよ
い。またチエーンと連動することなく、光電管等
により、直接板ガラスGの位置を検出し、これに
よりオン・オフ弁25,26を制御してもよく、
更には実施例にあつては加熱装置13の制御を
High/Lowの切換えにしたが、板ガラスGの
前・後端部が位置した場合のみスポツトバーナ1
3a…を着火せしめるようにしてもよい。また加
熱装置としてはガスバーナに限らず、電気的な加
熱装置としてもよい。
以上において、板ガラスGは加熱炉1を搬送さ
れる前に、加熱装置12,13によつてその周縁
部が中央部よりも加熱された状態で出口6からエ
アテーブル8上に搬送され、エアテーブル8から
リングモールド10によつて取り上げられ、上型
9との間で曲げ成形され、この後、リングモール
ド10にその周縁部を支持された状態で冷却装置
11間に位置せしめられ、冷却装置11のノズル
11aから噴出されるエアにて急冷強化される。
尚、実施例にあつては加熱炉内に設ける搬送手
段としてエアテーブルを示したが、エアテーブル
に限らずローラ等の搬送手段を用いてもよい。
(考案の効果) 以上に説明した如く、本考案によれば、加熱炉
の最下流に設けた加熱装置で板ガラスの周縁部、
つまり最も曲りが大きくなる部分を他の部分より
も加熱した状態で加熱炉の出口に隣接して配置し
た成形装置によつて速やかに成形するため、急冷
強化の際の冷却割れが発生しにくく、成形後のガ
ラス周縁部の強度が向上し、更に透視歪の発生も
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る加熱炉の縦断面図、第2
図は同加熱炉の内部構造を示す平面図、第3図は
スポツトバーナの底面図、第4図は加熱装置の制
御の一例を示す図、第5図は従来の加熱炉の縦断
面図、第6図は同従来の加熱炉の平面図である。 尚、図面中1は加熱炉、2はエアテーブル、3
は炉壁、5はプレナム、6は出口、7は成形装
置、11は冷却装置、12,13は加熱装置、1
2a,13aはスポツトバーナ、Gは板ガラスで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板ガラスを搬送手段で支持しつつ成形装置に向
    つて搬送し、この搬送中に板ガラスを軟化点近く
    まで加熱する加熱炉において、この加熱炉の最下
    流には搬送される板ガラスの側部を部分加熱する
    加熱装置と、板ガラスの前後の端部を部分加熱す
    る加熱装置とが設けられると共に前記加熱炉の出
    口に隣接して前記成形装置が配置され、板ガラス
    の前後の端部を加熱する加熱装置は板ガラスの搬
    送方向と直交する方向に配置されるとともに、板
    ガラスの前端部及び後端部が加熱装置下方に位置
    した時点でその加熱量が増すように制御されてい
    ることを特徴とする板ガラス成形用加熱炉。
JP1985016924U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH0324575Y2 (ja)

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JP1985016924U JPH0324575Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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JP1985016924U JPH0324575Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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Publication Number Publication Date
JPS61133571U JPS61133571U (ja) 1986-08-20
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ID=30504150

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162142A (ja) * 1983-03-02 1984-09-13 Nippon Sheet Glass Co Ltd 板ガラスの部分加熱装置

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