JPH03235729A - 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置 - Google Patents

折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置

Info

Publication number
JPH03235729A
JPH03235729A JP2028261A JP2826190A JPH03235729A JP H03235729 A JPH03235729 A JP H03235729A JP 2028261 A JP2028261 A JP 2028261A JP 2826190 A JP2826190 A JP 2826190A JP H03235729 A JPH03235729 A JP H03235729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
lower rail
lock
upper rail
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2028261A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06481B2 (ja
Inventor
Hatsuo Hayakawa
早川 初夫
Mikio Honma
本間 幹雄
Hidemasa Hirakui
英雅 平久井
Hideki Irie
入江 秀樹
Mikio Fujiwara
幹雄 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ikeda Corp
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ikeda Bussan Co Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OI SEISAKUSHO CO Ltd, Ikeda Bussan Co Ltd, Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical OI SEISAKUSHO CO Ltd
Priority to JP2028261A priority Critical patent/JPH06481B2/ja
Priority to US07/652,061 priority patent/US5156438A/en
Publication of JPH03235729A publication Critical patent/JPH03235729A/ja
Publication of JPH06481B2 publication Critical patent/JPH06481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は折畳み式移動シートを備えた車両、特にパン型
車両等乗客の乗合と荷物の積載とを兼用する車両の安全
装置に関する。
[従来の技術] 従来、パン型車両、例えばいわゆるワンボックスカー等
におけるリアシートにおいて、乗客優先の場合にはシー
トを後方に移動させ、そのシートクッションを着座可能
状態とし、また、荷物積載優先の場合にはシートクッシ
ョンを折畳み、前方に移動させ積載容量を増大するよう
にした折畳み式移動シートを備えた車両が提案されてい
る(例えば、実開昭63−179247号参照)。
このものは、それぞれの状態においてシートをロックす
るシートロック機構とそれ等を解除するシートロック解
除操作機構とを備え、また、床面に固定されるロアレー
ル上を折畳み式移動シートが固定されたアッパーレール
がスライドできるようにし、ロアレールの所定位置にお
いてアッパーレールの移動を阻止するスライドロック機
構とを備えている。
1発明が解決しようとする課題1 しかしながら、かかる移動かつ折畳みを可能としたリア
シートにあっては、シートクッションの着座可能状態へ
の変更をロアレールの全ての位置で許容したりすると、
着座するには不向きな位置、すなわち、スライドロック
機構が機能していない位置で着座されるおそれがあり、
車両の衝突時等においてリアシートが急激に移動したり
して、思わぬ事故に繋ながる危険性が存在する。
本発明の目的は、上記従来の問題を解消し、スライドロ
ック可能位置以外での着座を不能とすることにより、確
実に危険を防止することのできる折畳み式移動シートを
備えた車両の安全装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段1 上記目的を達成するために、本発明は、シートクッショ
ンをその着座可能状、態と折畳み状態とにおいてそれぞ
れロックするシートロック機構と、前記シートロック機
構によるシートロックをそれぞれ解除するシートロック
解除操作機構とを備えた折畳み式シートと、車両フロア
に固設されるロアレールに移動自在に係合され前記折畳
みシートが固設されたアッパーレール部材と、前記ロア
レールとアッパーレール部材との間に設けられ、ロアレ
ールの所定位置で両者の相対移動を阻止するスライドロ
ック機構と、前記シートロック解除操作機構の折畳み状
態におけるシートロック解除操作を前記ロアレールの所
定位置においてのみ許容し、それ以外では禁止する許容
/禁止機構と、を備えたことを特徴とする。
[作 用1 本発明によれば、シートクッションは着座可能状態と折
畳み状態とにそれぞれシートロック機構でもってロック
される。かつ、折畳みシートが固設されたアッパーレー
ル部材はロアレールの所定位置でスライドロック機構で
もってロアレールとの相対移動不能にスライドロックさ
れる。しかして、折畳み状態におけるシートロックを解
除すべ(シートロック解除操作機構を操作すると、この
操作をロアレールの所定位置においてのみ許容し、それ
以外では禁止する許容/禁止機構が働き、スライドロッ
クが可能なロアレールの所定位置以外ではシートクッシ
ョンを着座可能状態に変更することが禁止される。
従って、スライドロック可能位置以外で着座されるおそ
れがなくなり、確実に不測の危険が防止されるのである
]実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
第1図および第2図に本発明に適用される車両用シート
lOの一例を示す。
このシート10は、車両フロアに固設される左右一対の
ロアレール12に沿って移動する左右一対のアッパーレ
ール部材14と、このアッパーレール部材14にそれぞ
れ固設される基体としての左右一対の脚部16と、この
脚部16に枢支ビン18でもって第1図に示す着座可能
状態と第2図に示す折畳み状態とに回動可能に支承され
たシートクッション20と、同じく脚部16に周知のリ
クライニング機構を介して傾斜角度調整可能に支承され
たシートバック22とを有している。そして、シート1
0は主にシートクッション20が折畳まれた状態で前方
に移動され、その後方に荷物積載スペースが確保される
。また、シーI・クツション20の下面中央部には第1
ストライカ24が、および下面後端部には第2ストライ
カ26がそれぞれシートクッション20の強度部材に固
設されている。
そして、シートlOは、例えば、第12図に示す如く、
パン型車画等に用いられ、最前列の運転者用シートであ
る第1シート28および車両フロアに着脱自在に設けら
れる第2列目の第2シート29と共に、第3列目の第3
シートとして用いられる。この第3シート10は第1シ
ート28の後方から第3シート10の着座位置に亘って
前後方向に配設された前述のロアレールI2に対して移
動可能に取付けられている。
従って、第12図Aに示すように第1シート28、第2
シート29が所定の位置で第3シート1oがIの位置に
あり、それぞれが着座可能状態にある第1状態と、第1
2図Bに示すように第3シートloが折畳まれて第2シ
ート29の後側のHの位置にある第2状態と、第12図
Cに示すように第2シート29が車両フロアより取外さ
れ、第3シート1oが第2シート29の着座位置である
Illの位置に移動された第3状態と、第12図りに示
すように第3シートが折畳まれて第1シート28の後側
のIVの位置にある第4状態とが得られるようになって
いる。
さらに、第3シート10の脚部16は第3図に示すよう
にアッパーレール部材14の上面に固設されている。す
なわちアッパーレール部材14は第4図に示すように垂
直部14A、と水平部14A2とを有する略々断面り字
状のアッパーレール本体14Aと、垂直部14A、の下
縁に設けられた突起14Asに係合されつつ溶接でもっ
て固着され、上方に開口を有する略々コ字状の内側補強
部材14Bと、同じ(垂直部14A1の突起14A、と
内側補強部材14Bとに溶接でもって固着された略々コ
字状の外側補強部材14cとを備えている。そして、ア
ッパーレール本体14Aの水平部14A2に固設された
前後の取付ブラケット140および14Eを介して、上
述の脚部16が固設されている。
ロアレール12は略々断面口字状であり、その中央上部
に長平方向に開口部12Aを有し、全体が車両フロアに
形成された溝内に固設される。
なお、ロアレール12の上面両側の所定位置には、本実
施例においては長平方向に並んで2個のロック孔12B
が前述のI、 II、 IIIおよびIVの位置に穿設
されている。
さらに、アッパーレール部材14の垂直部14A+の前
端および後端部にはそれぞれローラ14Fおよび14G
が回動自在に枢着されており、ロアレール12の下面に
沿って転動し、上述のアッパーレール部材14の垂直部
14A、が開口部12A内を移動するように配置されて
いる。
30はアッパーレール部材14をロアレール12にロッ
クするスライドロック機構の一部を構成するラッチ部材
であり、本実施例では水平部30A、垂直部30Bおよ
び鉤状部30C,30Cを有する2枚合せの板体で構成
され、鉤状部30G、 30Cの先端にはそれぞれ上述
したロック孔12Bに下方から上方に向かって係合する
ラッチ歯30C+が形成されている。
ラッチ部材30の水平部30Aとアッパーレール部材1
4の水平部14Avとの間には圧縮ばね32が縮設され
ラッチ部材30を上方に、すなわちラッチ歯30C1を
ロック孔12Bに係合する方向に付勢している。そして
、ラッチ部材30はその垂直部30Bがアッパーレール
部材14の垂直部14AIに形成された切欠14A。
内に、鉤状部30Gが内側補強部材14Bに形成された
切欠14B、内に収容され、さらにアッパーレール部材
14の水平部14A2に固設された基板34に形成され
た切欠34Aを貫通すべ(配置されている。
基板34には上面に開口窓36Aが形成された蓋部材3
6がねじ38でもって固設されている(第3図参照)。
さらに、アッパーレール部材14の前端部の取付ブラケ
ット140には後述するシートロック解除操作機構の折
畳み状態におけるシートのロック解除操作をロアレール
12の所定位置においてのみ許容し、それ以外では禁止
するための許容/禁止機構40が設けられている。すな
わち、42は上部に折曲部42Aが形成され、中腹部に
案内ビン42Bが植設された作動杆であり、取付ブラケ
ット14Dおよびアッパーレール部材i4の水平部14
A*にそれぞれ穿設された不図示の孔を貫通しロアレー
ル12の開口部12A内に挿通されている。さらに、取
付ブラケット140には土壁に作動杆42が挿通される
通孔44Aと対向壁に案内ビン42Bを案内する案内長
孔44Bとが形成された略々コ字状の案内枠44が溶接
により固着されており、その内部に案内ビン42Bひい
ては作動杆42を上方に付勢する圧縮ばね46が縮設さ
れている。
さらに、ロアレール12の下面にはシートクッション2
0の着座可能状態を許容するための逃げ孔12Cが所定
位置、本実施例では工および■の位置に穿設され、この
逃げ孔12Cに作動杆42の下端部が侵入可能とされて
いる。
次に、シートロック機構100とそのロック解除操作機
構および前述のスライドロック機構のロック解除操作機
構について説明する。
シートロック機構100は第3図および第5図ないし第
9図に示すように、平面視においてほぼコ字状の第1ベ
ースプレート102、およびこの第1ベースプレート1
02に中間壁104Aを形成すべ(固着される第2ベー
スプレート104を有し、両者は脚部16の前端壁に固
設されるようになっている。
106はこの固設のためのウェルドナツトである。
108は第1および第2のベースプレート102および
104に回動自在に支持された第1回転軸であり、シー
トロック解除用の操作レバー110が相対回動不能に固
設されている。第1回転軸108には後述する着座可能
状態のシートロック機構の一部を構成する第1ラッチ部
材を係止するためのロッキングプレート112.および
ロック解除操作禁止機構の一部を構成するロック検出レ
バー114がそれぞれ回動可能に枢着されると共に、前
述の作動杆42の折曲部42Aに当接するカムプレート
116およびロック解除操作禁止機構の一部を構成する
ロック爪部材11gが相対回動不能に固設されている。
120は上述した第1ラッチ部材であり、第1ベースプ
レート102および第2ベースプレート104の中間壁
104Aに固設された支承軸122に巻装された巻きば
ね124でもって第7図において時計回り方向に付勢さ
れている。しかして、第1ベースプレート102および
第2ベースプレート104の中間壁104への上側には
、それぞれ前述した第1ストライカ24を受入れるため
の案内切欠102Aおよび104Bが形成されており、
また第1ラッチ部材120には第1ストライカ24が衝
接する衝接部120Aに連らなり第1ストライカ24を
係止する係止切欠120Bが形成されている。さらに第
1ラッチ部材120は前述のロッキングプレート112
の端縁が係止可能な係止段部120Gを有している。
上述のロッキングプレート112は第10図および第1
1図から明らかなようにその側面視形状がほぼL字状を
なし、一方の脚部112Aの端縁が上述の第1ラッチ部
材の係止段部120Gに係止可能とされ、他方の脚部1
12Bの先端には折曲部112Cが形成されている。そ
して、該ロッキングプレート112は第1回転軸108
に巻装された巻きばね126でもって、その折曲部11
2Gが前述の操作レバー110に係合して共動すべく第
1O図において反時計回り方向に付勢されている。
操作レバー110は前述の第2ストライカ26が係止さ
れ、折畳み状態のシートロック機構の一部を構成する第
2ラッチ部材を兼ねるもので、全体が鉤状をなし、基端
部が前述の如く第1回転軸108に固設されている。そ
のため外縁部に第2ストライカ26が衝接する衝接部1
10Aに連らなり第2ストライカ26を係止するための
係止切欠110Bが形成されている。さらに、内縁部に
は折曲部110Cを備え、一端が第1ベースプレート1
02に係止された引張ばね128の他端が、この折曲部
110cに係止されることにより第7図において反時計
回り方向に付勢されつつ第1ベースプレート102に当
接保持されている。
尚、第1ベースプレート102の下側の側壁および後壁
には上述した第2ストライカを受入れるための案内切欠
102Bが形成されている。
また、第1ベースプレート102には切起しによりスト
ッパ102Cが形成されており、操作レバー110の内
縁部を当接させ、所定の回動量に規制している。
次に、ロック検出レバー114は5字状に形成され、そ
の末端部が前述の案内切欠102Bに位置し、第2スト
ライカ26と係合する係合切欠114Aが形成されてい
る。さらに、頭端部には第1折曲部114Bと第2折曲
部114cとが形成されており、第1折曲部114Bに
は一端が後述する第2回転軸130に係止された引張ば
ね132の他端が係止され(第5図参照)、ロック検出
レバー114を第7図において反時計回り方向に付勢し
ている。
第2回転軸130は第1回転軸108と平行に、第1お
よび第2ベースプレートに回動自在に支持されており、
ストッパ部材134およびロック解除操作禁止接種の一
部を構成するアーム部材136が相対回動不能に固設さ
れている。
ストッパ部材134は、第7図から明らかなように、第
2回転軸130の軸線を中心とする点対称に第1および
第2ストッパ部134Aおよび134Bを有し、第1ス
トッパ部134Aは前述のロック検出レバー114の第
2折曲部114Cに、第2ストッパ部134Bは第1ベ
ースプレート102に切起し形成された係止片1020
にそれぞれ係止可能とされている。
アーム部材136はその先端部が前述したスライドロッ
ク機構を操作するための連結リンク138と連結され、
その中腹部には前述したロック爪部材118の爪118
Aが、アーム部材136の回動を阻止すべく係合する係
合切欠136Aが形成されている。
さらに、アーム部材136には爪118Aと当接可能に
円弧状部136Bが形成されている(第9図参照)。
尚、第2回転軸130には巻きばね140が巻装され、
アーム部材136ひいては第2回転軸130を第7図に
おいて反時計回り、第8図において時計回り方向に付勢
し、アーム部材136を第1ベースプレート102に切
起し形成されたストッパ片102Eに当接させている(
第8図参照)。
また、142は第1ベースプレート102の案内切欠1
02Bに臨設された緩衝装置であり、弾性体142Aと
、第2ストライカ26との衝合部を除き弾性体142A
を囲繞しつつ保持すべく第2ベースプレート102に固
設されるケース部材142Bとを有している。
さらに、操作レバー110の先端および第2回転軸13
0の軸端には第1図および第2図に示すようにそれぞれ
樹脂製の第1および第2の操作ハンドル144および1
46が固着されている。
さらに、連結リンク138の後端には脚部16に支持さ
れた支軸202に回動ゴ能に支承されたカムプレート2
01が連結されている。カムプレート201のカム面は
前述の蓋部材36の開口窓36Aに臨み、ラッチ部材3
0の水平部30Aに当接している。そして、前述の第1
回転軸108に固設されたカムプレート116は、その
カム面が前述の如く作動杆42の折曲部42Aに当接し
ている。
以下、上記構成になる本実施例の動作につき説明する。
第3シート10が第12図に示す工の位置にあり、シー
トクッション20が第1図に示す着座可能状態にあると
きには、第1ストライカ24が第10図に示すように、
第1および第2ベースプレート102および104の案
内切欠102Aおよび104B内に受入れられていると
共に第1ラッチ部材120の係止切欠120Bに係止さ
れている。そして、この第1ラッチ部材120は前述の
如(巻きばね124の付勢力に抗って回動されているが
、その係止段部120Gがロッキングプレート112の
脚部112A端縁に係止され回動が阻止されており、ロ
ック状態が維持されている。
そして、このIの位置における着座可能状態では、ロッ
ク検出レバー114が前述の如(引張ばね132の付勢
力でもって、第10図において反時計回り方向に回動さ
れ、その第2折曲部114Cがストッパ部材134の第
1ストッパ部134Aに係合している。従って、第2操
作ハンドル146による第2回転軸130の回動、ひい
てはアーム部材136の回動が阻止されており、連結リ
ンク138を介してのラッチ部材30の押下げ、すなわ
ちスライドロック機構の解除操作が不可能とされている
かかるスライドロック状態にあっては、ラッチ部材3D
のラッチ歯部30C3が第4図に示すようにロアレール
12のロック孔12Bに圧縮ばね32の付勢力でもって
係合している。
この第3シート10の着座可能状態のシートロックを解
除操作するときには、第10図において第1操作ハンド
ル144を上方に引上げ、すなわち操作レバー110を
前述のストッパ102Cに当接するまで第1回転軸10
8と共に時計回り方向に回動させる。すると、前述の巻
きばね126でもって反時計回り方向に付勢され折曲部
112Gが操作レバー110に係合しているロッキング
プレート112も操作レバー110と一体的に回動し、
その脚部112A端縁と第1ラッチ部材120の係止段
部120Cとの係止が開放される。この結果、第1ラッ
チ部材120は前述の巻きばね124の付勢力でもって
元の位置に復帰する。
従って、この状態でシートクッション20は自由に回動
し得ることになる。
ところで、上述した操作レバー110の回動操作中にあ
っては、第1回転軸108に固設されたロック爪部材1
18も同時に回動し、その爪部118Aがアーム部材1
36の係合切欠136Aに係合し、第2操作ハンドル1
46によるアーム部材136の回動が阻止されるので、
スライドロック機構のロック解除操作は禁止される。
一方、シートクッション20の自由回動状態から折畳み
位置に至らしめロック状態とするには、シートクッショ
ン20を単に枢支ビン18まわりに回動すればよ(、こ
のようにすると、第2ストライカ26は、まず第1ベー
スプレート102の案内切次102Bに位置している操
作レバー110の衝接部110Aおよびロック検出レバ
ー114に衝接し、操作レバー110およびロック検出
レバー114を回動させてその係止切欠110Bおよび
係合切欠114Aに係止される。このとき、第2ストラ
イカ26は案内切欠102Bの奥部に臨設された前述の
緩衝装置142でもって衝撃が吸収される。
この折畳みロック状態を第11図に示す。この状態にあ
っては、前述のロック検出レバー114が前述の引張り
ばね132の付勢力に抗って、第2ストライカ2Bでも
って時計回り方向に回動されて、第2折曲部114cと
ストッパ部材134の第1ストッパ部134Aとの係合
が解放されており、スライドロック機構の解除操作が可
能である。
すなわち、スライドロック機構を解除する際には、第2
操作ハンドル146を上方に引上げ第2回転軸130を
回転させると、アーム部材136も回動し、連結リンク
138を介してカムプレート201を支軸202回りに
回動させる。すると、ラッチ部材30は圧縮ばね32の
付勢力に抗って押下され、そのラッチ歯部30C1のロ
アレール12のロック孔12Bとの係合が解除される。
従って、アッパーレール部材14ひいては第3シートl
Oをロアレール12に沿って自由に移動させることがで
き、例えば、■の位置から++の位置へ、あるいは第2
シート29が取外されている場合には、IIIまたはI
Vの位置へ移動させることができる。
また、上述した操作ハンドル14Gでもってアーム部材
136を回動操作中にあっては、ロック爪部材118の
爪部118Aがアーム部材136の円弧状部136Bに
当接することから、第1回転軸108の回動が阻止され
、シートロック機構のロック解除操作は禁止される。
また、シートlOの折畳みロック状態のロックを□、例
えば■またはIVの位置で解除するために第1操作ハン
ドル144を上方に引上げ、操作レバー110を回動さ
せようとしても、操作レバー110が固設された第1回
転軸108に固設されたカムプレート116のカム面が
アッパーレール部材14に固着された案内枠44に案内
された作動杆42の折曲部42Aと当接されており、作
動杆42の下端部はロアレール12の下面に当接してい
るので作動杆42の下動、ひいては操作レバー110の
回動が阻止され、折畳みロック状態のシートロックを解
除することはできない。しかしながら、乗員が安全に着
座できる第3シートlOのIまたはIllの位置では作
動杆42の下端部がロアレール12の逃げ孔12Cに侵
入することによりカムプレートl16の回動、ひいては
操作レバー110の回動が許容される。従って係止切欠
110Bに係止されていた第2ストライカ26はその拘
束が解除され、シートクッション2oは自由に回動し得
る状態となり、シートクッション2oを着座可能状態に
することができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シー
トロック解除操作機構の折畳み状態におけるシートロッ
ク解除操作をロアレールの所定位置においてのみ許容し
、それ以外では禁止する機構を設けたので、スライドロ
ック可能位置以外での着座を不能とすることができ、危
険を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に適用される車両用シート
の一例を示す側面図であり、それぞれ着座可能状態およ
び折畳み状態を示す。 第3図は本発明の一実施例を示す斜視図、第4図は本発
明の一実施例のスライドロック機構部を示す断面図、 第5図は本発明の一実施例のシートロック機構部を示す
平面図、 第6図は同じく、その背面図、 第7図は同じく、理解を容易とするためロッキングプレ
ートを省略して示すその左側面図、第8図は同じ(、そ
の右側面図、 第9図は第5図のB−8矢視断面図、 第10図および第11図はそれぞれ本発明実施例の作動
説明のための第5図のC−C矢視透視図、第12図はシ
ートの各使用態様を説明するための側面略図である。 ・・・シート、 ・・・ロアレール、 ・・・開口部、 ・・・ロック孔、 ・・逃げ孔、 ・・・アッパーレール部材、 ・・・脚部、 ・・・枢支ビン、 ・・・シートクッション、 ・・・シートバック、 ・・・第1ストライカ、 ・・・第2ストライカ、 ・・・ラッチ部材、 ・・・許容/禁止機構、 ・・・作動杆、 ・・・シートロック機構、 ・・・第1ベースプレート、 ・・・第2ベースプレート、 ・・・第1回転軸、 ・・・操作レバー ・・・ロッキングプレート、 ・・・ロック検出レバー ・・・カムプレート、 ・・・ロック爪部材、 ・・・第1ラッチ部材、 ・・・第2回転軸、 ・・・ストッパ部材、 ・・・アーム部材、 ・・・連結リンク、 ・・・第1操作ハンドル、 ・・・第2操作ハンドル、 ・・・カムプレート。 第 1 図 −UJE#1イTi′l[f:+IZコ Bq−ih状
押す邑)第2図 04 30 A処朗 友杷硬りのスライドロー・7邦(溝#lS8″示す吋醒
Uへ第4図 0 +044 本−1!!−明一ネ」ヒ任1rジートロ、ツク形唖槙部
奪光固第6図 第 図 +02ΔF104B+ 第 図 +20 第 図 ( P 第5区のB−8欠桟前山圀 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)シートクッションをその着座可能状態と折畳み状態
    とにおいてそれぞれロックするシートロック機構と、前
    記シートロック機構によるシートロックをそれぞれ解除
    するシートロック解除操作機構とを備えた折畳み式シー
    トと、 車両フロアに固設されるロアレールに移動自在に係合さ
    れ前記折畳みシートが固設されたアッパーレール部材と
    、 前記ロアレールとアッパーレール部材との間に設けられ
    、ロアレールの所定位置で両者の相対移動を阻止するス
    ライドロック機構と、 前記シートロック解除操作機構の折畳み状態におけるシ
    ートロック解除操作を前記ロアレールの所定位置におい
    てのみ許容し、それ以外では禁止する許容/禁止機構と
    、 を備えたことを特徴とする折畳み式移動シートを備えた
    車両の安全装置。
JP2028261A 1990-02-09 1990-02-09 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置 Expired - Lifetime JPH06481B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2028261A JPH06481B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置
US07/652,061 US5156438A (en) 1990-02-09 1991-02-07 Automotive seat assembly with safety mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2028261A JPH06481B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03235729A true JPH03235729A (ja) 1991-10-21
JPH06481B2 JPH06481B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=12243630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2028261A Expired - Lifetime JPH06481B2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06481B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020080030A (ko) * 2001-04-10 2002-10-23 현대자동차주식회사 자동차의 리어 시트 틸팅 장치
JP2003146120A (ja) * 1993-03-30 2003-05-21 Mazda Motor Corp 自動車のシートスライド装置
US7252318B2 (en) 2004-03-30 2007-08-07 Mazda Motor Corporation Seat device for vehicle

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105691249B (zh) * 2016-04-22 2017-10-27 延锋安道拓座椅有限公司 一种座椅解锁机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003146120A (ja) * 1993-03-30 2003-05-21 Mazda Motor Corp 自動車のシートスライド装置
KR20020080030A (ko) * 2001-04-10 2002-10-23 현대자동차주식회사 자동차의 리어 시트 틸팅 장치
US7252318B2 (en) 2004-03-30 2007-08-07 Mazda Motor Corporation Seat device for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06481B2 (ja) 1994-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03235725A (ja) 車両用折畳み式シートの安全装置
EP1582397B1 (en) Seat device for a vehicle and vehicle provided therewith
JPH03235724A (ja) シートスライド装置
US6543848B1 (en) Vehicular turning seat
US20060170262A1 (en) Child safety seat
JPH03235726A (ja) 車両用シートのロック装置
US6568756B2 (en) Foldable vehicle seat
JPH0639233B2 (ja) 車両用シート装置
JP3357138B2 (ja) 車両用シート装置
JPH03235729A (ja) 折畳み式移動シートを備えた車両の安全装置
JP2003118441A (ja) 車両用シート
JPH03235728A (ja) 車両用折畳み式シートの安全装置
JP4427887B2 (ja) チャイルドシート取付構造
JP2520783Y2 (ja) シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置
JPH042113Y2 (ja)
JP2003002098A (ja) 車両用折りたたみシート
JPH11208326A (ja) 自動車用シート装置
JPH08127274A (ja) 車両用シートの移動規制装置
JPH02117445A (ja) サスペンション装置付きシート
JPH0525322Y2 (ja)
JPH0511074Y2 (ja)
JP2585556Y2 (ja) ウォークイン機構付シート
JPH0727934U (ja) リヤーシートスライドロック構造
JP3460982B2 (ja) 床下格納シート構造
JPH07323770A (ja) 幼児用拘束保護シート用取付構造