JPH0323233Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0323233Y2
JPH0323233Y2 JP1985155035U JP15503585U JPH0323233Y2 JP H0323233 Y2 JPH0323233 Y2 JP H0323233Y2 JP 1985155035 U JP1985155035 U JP 1985155035U JP 15503585 U JP15503585 U JP 15503585U JP H0323233 Y2 JPH0323233 Y2 JP H0323233Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
napkin
sheet
water
absorbent body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985155035U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6264521U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985155035U priority Critical patent/JPH0323233Y2/ja
Publication of JPS6264521U publication Critical patent/JPS6264521U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0323233Y2 publication Critical patent/JPH0323233Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、経血を吸収処理するための生理用ナ
プキンに関する。
(従来の技術) 従来、生理用ナプキンであつて、経血の横漏れ
を防止するため、透水性表面シートと不透水性
裏面シートまたは後者のみからなる対向側のフラ
ツプを肌当接面へ折り返したものが、実公昭59−
21780、同59−25370、同60−19693、特公昭60−
3491などにおいて、前記フラツプを肌当接面へ
***したものが、実公昭60−25237などにおいて、
また、対向側部を前記表面シートの間の吸収体
とともに肌当接面へ折り返したものが、実公昭60
−2518などにおいて、それぞれ開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記,,のナプキンはいずれも、前記フ
ラツプが経血の横漏れを有効に防止するような状
態で着用者の局部に密着しないうえ、該フラツプ
の対向側が着用者の股間に適合しない。したがつ
て、経血の横漏れ防止がいまだ不充分である。し
かも、前記のナプキンは、単に前記フラツプを
折り返してあるため、かえつて着用者に着用感・
違和感を与える、といつた問題がある。
本考案の目的は、主として前述のような問題点
を解決しうる生理用ナプキンを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するための本考案は、透水性
透水性表面シートと、不透水性裏面シートと、該
表裏面シートの間に介在させた吸収体と、少なく
とも該吸収体の対向外側縁から該表裏面シートを
外方向へ延出し互いに接合して形成したフラツプ
とを含み、該フラツプを肌当接面へ折り返してあ
る生理用ナプキンを対象とする。
本考案においては、前記フラツプの折り返し
は、前記フラツプの一端方向に偏倚し縦方向に間
隔をおいて切り込みを設け、縦方向に対向する該
切り込み間の前記フラツプ部分を肌当接面へ折り
返すことによりなしてあり、その折り返し部分の
内側縁のみを前記透水性表面シートの表面に接着
することにより、縦方向対向端が開口する実質的
に中空状部分を形成してある。
(実施例) 本考案を図示の実施例に基づいて説明すると、
以下のとおりである。
第1図、第2図において、ナプキン1は、公知
のそれと同じように、透水性表面シート2と、不
透水性裏面シート3と、表裏面シート2,3間に
介在させた綿状パルプなどの吸収体4と、吸収体
4の外周縁から表裏面シート2,3を外方向へ延
出して互に接合した対向端と対向側とに形成した
フラツプ5,6とを含む。
さらに、ナプキン1は、対向側のフラツプ6の
一端方向に偏倚し縦方向に間隔をおいて切り込み
7を弧状に設け、縦方向に対向する切り込み7間
の部分6aを肌当接面へ折り返してある。この折
り返し部分6aの内側縁6bは吸収体4が位置す
る領域の側縁に熱溶着・接着剤などの手段で接着
してある。このように折り返しその内側縁のみを
接着することにより、縦方向対向端が開口する実
質的に中空状部分8を形成してある。
第3図に示す実施例においては、折り返し部分
6aの内側縁6bをフラツプの領域に接着するこ
とにより、縦方向対向端が開口する実質的に中空
状部分8を形成してある。
ここに「実質的中空状」とは、断面の形状や大
小にかかわらず、フラツプ6における折り返し部
分6aとその下面に位置する部分との間に開口端
から空気が流出入する空間が形成されうる状態で
あればよいことを意味する。したがつて、場合に
より、中空状部分8が押し漬されていても、着用
時に着用者の運動などによつて空気が流出入する
状態になりうるのであれば、これも「実質的に中
空状」の意味に含まれる。
一般的には、表面シート2、裏面シート3、吸
収体4としては、従来この種のナプキンに用いら
れているような素材、たとえば、表面シート2と
しては不織布、裏面シート3としてはプラスチツ
クシート、吸収体4としては綿状パルプやこれに
高吸収性ポリマー粉末を混合したものなどが用い
られる。
中空状部分8は、弾性(クツシヨン性)を付与
するために設けてあるが、その弾性をさらによく
するためには、裏面シート3としては柔弾性を有
するポリウレタン、ポリエチレンなどの発泡シー
ト、好ましくはそれらを加熱加圧してそれらの気
泡を押し漬して肉薄化したものが用いられうる。
なお、これらの素材は、図示してないが、当業者
には充分に理解されよう。
フラツプ6、中空状部分8の機能を充分に発揮
しうるようにするためには、前記素材のほか、フ
ラツプ6は吸収体4の外側縁から延出する幅が少
なくとも10mmであることが好ましい。
(考案の作用・効果) 本考案は、上述のように少なくとも対向外側部
にフラツプを形成してあるとともに、両側のフラ
ツプの一部分を折り返してナプキンの中央領域を
幅狭く形成してあるから着用者の股間部に適合密
着するという一般的作用効果を奏することはもち
ろんである。
さらに、本考案は、フラツプの折り返し部分は
内側縁6bのみを肌当面に接着してあるから、そ
こに実質的に中空状部分が形成される。したがつ
て、中空状部分が着用者の股間大腿部の内側に弾
性的に圧接することになるため、着用者にナプキ
ンから受ける使用感・違和感をやわらげることは
もちろん、着用者の股間部の動きに応じて、弾性
(クツシヨン性)により縮小ないし押し漬された
り復元したりなどの自在に変形し追従しながら肌
への良好な密接状態を維持する。しかも着用者の
股間部の動きにより種々の作用を受けても、経血
の漏れにつながる皺、折り曲げ、ねじれなどを派
生することが少なく、もしそれらが派生しても、
固定的に維持されることがない、すなわち、中空
状部分の機能により肌への良好な密接状態になる
ように復元することになる。さらにまた、中空状
部分の前記自在な変形、復元は、一種のポンプ機
能を果すといえるから、ナプキンを比較的長時間
にわたり着用するときや、暑気中で着用するとき
などに起こる蒸れを未然に防止することができる
という利点もある。したがつて、特に仕事などに
より比較的長時間にわたり取りかえができないよ
うなときや、夜間に着用するときなどのナプキン
として実用に供しきわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ナプキンの実施例を示すもので、
第1図は同ナプキンの平面図、第2図は第1図
−線断面図、第3図は第2図に相当する他の実
施例の断面図。 2……表面シート、3……裏面シート、4……
吸収体、5,6……フラツプ、6a……折り返し
部分、6b……内側縁、8……中空状部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透水性表面シートと、不透水性裏面シートと、
    該表裏面シートの間に介在させた吸収体と、少な
    くとも該吸収体の対向外側縁から該表裏面シート
    を外方向へ延出し互いに接合して形成したフラツ
    プとを含み、該フラツプを肌当接面へ折り返して
    ある生理用ナプキンにおいて、前記フラツプの折
    り返しは、前記フラツプの一端方向に偏倚し縦方
    向に間隔をおいて切り込みを設け、縦方向に対向
    する該切り込み間の前記フラツプ部分を肌当接面
    へ折り返すことによりなしてあり、その折り返し
    部分の内側縁のみを前記透水性表面シートの表面
    に接着することにより、縦方向対向端が開口する
    実質的に中空状部分を形成してある前記ナプキ
    ン。
JP1985155035U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0323233Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155035U JPH0323233Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155035U JPH0323233Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6264521U JPS6264521U (ja) 1987-04-22
JPH0323233Y2 true JPH0323233Y2 (ja) 1991-05-21

Family

ID=31075371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985155035U Expired JPH0323233Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0323233Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0440668Y2 (ja) * 1988-05-30 1992-09-24
JP2971887B2 (ja) * 1989-01-23 1999-11-08 花王株式会社 吸収性物品
JP2781624B2 (ja) * 1989-12-05 1998-07-30 花王株式会社 フラップを有する吸収性物品

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101525U (ja) * 1985-09-04 1987-06-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6264521U (ja) 1987-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0433848Y2 (ja)
KR100572836B1 (ko) 일회용 기저귀
JP3033833B2 (ja) パンツ型使い捨て着用物品
US6428524B1 (en) Panty-type sanitary napkin
KR100597560B1 (ko) 생리대
JP2004154153A (ja) 可撓軸を備えた吸収性物品
JP3169304B2 (ja) 個袋入り生理用ナプキン
WO2003075815A1 (en) Pants type disposable diaper
JPH07299093A (ja) 体液吸収性着用物品
GB2244653A (en) Absorbent article
JP5558617B1 (ja) 吸収性パッド
JP2004154154A (ja) 弾性復元部を有する吸収性物品およびその製造方法
JP2014128551A (ja) 吸収性パッド
CN112704602B (zh) 吸尿垫
CN114667124B (zh) 吸收性物品
JPH0323233Y2 (ja)
JP2952175B2 (ja) 吸収性物品
JPH0350901Y2 (ja)
JPH05192367A (ja) 使いすておむつ
JP2559056Y2 (ja) 生理用ナプキン
WO2014084087A1 (ja) 吸収性パッド
JPH08280735A (ja) 吸収性物品
JP2606757Y2 (ja) テープレス形吸収体製品
JPS6120003Y2 (ja)
WO2021054392A1 (ja) 吸収性物品