JPH0440668Y2 - - Google Patents

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JPH0440668Y2
JPH0440668Y2 JP1988072575U JP7257588U JPH0440668Y2 JP H0440668 Y2 JPH0440668 Y2 JP H0440668Y2 JP 1988072575 U JP1988072575 U JP 1988072575U JP 7257588 U JP7257588 U JP 7257588U JP H0440668 Y2 JPH0440668 Y2 JP H0440668Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、月経液を吸収保持するためのいわゆ
る生理用ナプキンに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のナプキンにおいて、つぎのもの
が知られている。
(1) 着用者の股間におけるナプキンの適合密着性
を向上するため、吸液性コアの両側部に凹欠部
を形成したもの。
(2) 前記適合密着性を向上し、かつ、月経液の横
漏れ防止をはかるため、吸液性コアの上下面を
覆う液透過性トツプシートおよび液不透過性バ
ツクシートを該コアの側縁から外側へ延出させ
てサイドフラツプを形成したもの。
(3) 吸液性コアの下面および両側部を液不透過性
シートで覆い、かつ、これら全体を液透過性ト
ツプシートで巻き覆つたもの。
(4) 前記適合密着性を向上し、かつ、月経液の横
漏れ防止をはかるため、前記(3)において、前記
トツプシートの巻き状態をゆるくして、該シー
トの一部を前記コアの両側縁から外側へ延出さ
せ、この延出部分にサイドフラツプ機能を与え
たもの。
(5) 前記(1)と(2)、または前記(1)と(3)とを組み合せ
たもの。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記(5)のものは、本考案に比較的近接する技術
を示すものということができる。これは、前記凹
欠部の存在により、そこに、一応、空隙部が形成
されると考えられるからである。しかし、前記(5)
のうちの前者、すなわち、前記(1)と(2)の組み合せ
は、前記空隙部に前記コアに吸収された月経液が
流出すると、該空隙部上の前記トツプシートから
浸出して横漏れを起こす。または、前記(5)のうち
の後者、すなわち、前記(1)と(3)の組み合せは、少
なくとも前記トツプおよびバツクシートが前記コ
アの側縁から外側へ延出し接合するサイドフラツ
プを有していないから、前記空隙部が着用者の股
間で圧潰され、その結果、本考案における空隙部
の機能を奏しえない。
本考案における空隙部については、後で詳述す
るが、その空隙部は、着用者の股間におけるナプ
キンの適合密着性の向上ばかりでなく、月経液の
再吸収拡散を促進することにあり、これにより本
考案はその横漏れ防止をはかるものである。すな
わち、本考案は、主として、そうしたことを目的
とし、これを達成することができるナプキンを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案のナプキン
は、縦長マツト状体に形成されるとともに、該マ
ツト状体の縦方向のほぼ中央部かつ幅方向の両側
部に形成されている凹欠部を有する吸液性コア
と、該コアの吸液面に配置されている液透過性ト
ツプシートと、該コアの非吸液面に配置されてい
る液不透過性バツクシートと、これらシートが該
コアの両側縁から外側へ延出し、この延出部分が
互いに接合して形成されているサイドフラツプと
からなる生理用ナプキンを対象とする。
前記サイドフラツプを形成する前記トツプおよ
びバツクシートの延出部分は前記凹欠部の側縁を
除く前記コアの側縁よりの外側に位置する該延出
部分の側縁で接合され、前記トツプシートの延出
部分の内面に防液性を有する第3のシートが沿い
ながら、該第3のシートの一側縁が前記トツプシ
ートと前記コアとの間に介在固定されるととも
に、該第3のシートの他側縁が前記トツプおよび
バツクシートの前記延出部分の側縁間に介在固定
され、よつて、前記コアの凹欠部の側縁と、前記
バツクシートの延出部分と、前記第3のシートと
の間に空隙部が形成されてい。また、前記第3の
シートの他側縁は前記トツプおよびバツクシート
の前記延出部分に臨み、さらに該側縁から前記コ
ア側へ屈曲して該コアと前記バツクシートとの間
に介在挟持されてもよい。
こうした構成により、前記コアの凹欠部の側縁
と、前記バツクシートの延出部と、前記第3のシ
ートとの間に、または、前記コアの凹欠部の側縁
と、前記第3のシートとの間に、空隙部が形成さ
れている。
〔作用〕
前述の構成を有する本考案のナプキンにおいて
は、前記コアのほぼ中央域に吸収された月経液の
或る量は横方向へ浸透拡散して前記コアの凹欠部
の側縁から前記空隙部に至る。また、前記中央域
に吸収されずに横方向へ流動する月経液の或る量
も前記空隙部に至る。前記空隙部は、前記凹欠部
の側縁を除き、液不透過性ないし防液性の素材で
囲まれているから、着用者の股間の動きが前記空
隙部に対して押圧およびその解除作用を繰り返し
て与えることにより、そこにいわばポンプ作用が
生じ、このポンプの押圧作用により、前記空隙部
における月経液を主としてその縦方向に流動させ
て前記凹欠部の同方向から再吸収させ、かつ、こ
のポンプの負圧作用により、前記コアの中央域に
滞留する月経液を前記空隙部へ吸引し、該再吸収
に至らせる。
〔実施例〕
本考案を図示の実施例に基づいてさらに説明す
ると、以下のとおりである。
第1図ないし第3図に示すように、ナプキン
は、吸液性コア1と、該コアの吸液面(上面)に
配置した液透過性トツプシート2と、該コアの非
吸液面(下面)に配置した液不透過性バツクシー
ト3とから構成してある。コア1は縦長マツト状
体に形成してある。コア1の縦方向のほぼ中央部
かつ幅方向の両側部には円弧状に形成してある凹
欠部4を有する。コア1の両側縁1aからはトツ
プおよびバツクシート2,3を延出し、この延出
部分2a,3aによりサイドフラツプ5を形成し
てある。コア1の両側部にはトツプシート2の延
出部分2aの内面に沿つて、防液性を有する第3
のシート6を配置してある。第3のシート6の一
側縁6aはコア1とトツプシート2間に介在さ
せ、接着剤または溶着による手段7で接合してあ
り、かつ、他側部6bはトツプおよびバツクシー
ト2,3の延出部分2a,3aの側縁2b,3b
間に介在させ、これら側縁2b,3b,6bを接
着剤または溶着による手段(図示せず)で接合し
てある。この接合はコア1の側縁1a(ただし、
凹欠部6の側縁を除く)よりも外側でなしてあ
る。このようにして、ナプキンの両側部には、コ
ア1の凹欠部4の側縁と、バツクシート3の延出
部分3aと、第3のシート6とにより三ケ月状の
空隙部8を形成してある。もとより、トツプおよ
びバツクシート2,3の両端2c,3cも前記手
段で接合してある。
第4図に示す実施例においては、コア11を第
1部材11aとこれにこれよりも幅狭く形成して
積層した第2部材11bとから構成し、防液性を
有する第3のシート16を幅広く形成して第1部
材11aの下面に配置し、第1部材11aの両側
縁から外側への延出部分16′を湾曲状態で折り
返して側縁16aを第1部材11aとトツプシー
ト2の延出部分2aに介在させ、前記手段7で接
合してある。このようにしてコア11の凹欠部1
4の側縁と、第3のシート16の延出部分16′
とにより空隙部18を形成してある。その他の構
成は、第1図ないし第3図に示す実施例と同じで
ある。
凹欠部8,18を充分に機能させるためには、
これらの面積はそれぞれ4〜8cm2であり、かつ、
該凹欠部を有するコア1,11の厚みはそれぞれ
0.2cm以上であることが好ましい。
コア1,11は綿状バルブ・これと高吸収性ポ
リマーの混合物等、トツプシート2は不織布・多
孔性プラスチツクフイルム等、バツクシート3は
プラスチツクフイルム・これと不織布とのラミネ
ート等、第3のシート6,16はプラスチツクフ
イルム・防水加工ペーパー・防水加工不織布等か
らそれぞれ形成することができる。
〔考案の効果〕
本考案のナプキンによれば、以上の構成および
作用を有しているから、つぎの効果を有する。
ナプキンの両側部における空隙部は、吸収性コ
アの凹欠部の側縁を除き、液不透過性ないし防水
性の素材で囲まれているから、該空隙部に至つた
月経液が漏れないばかりでなく、該空隙部の既述
したポンプ作用により、該空隙部に至つた月経液
を主としてその縦方向に流動させて前記凹欠部の
同方向から再吸収させ、かつ、前記コアの中央域
に滞留する月経液を該空隙部に吸引、該再吸収に
至らせるから、月経液の吸収拡散を促進させてそ
の横漏れを防止することができる。
こうした効果を有効に生じさせるためには、前
記空隙部のポンプ作用を充分に発揮させる必要が
あるところ、本考案のナプキンによれば、該空隙
部の外面をトツプおよびバツクシートの延出部分
(サイドフラツプ)で形成してあるから、着用者
の股間で押圧されたとき、復元不可能な形状に圧
潰されることが少ないから圧潰されても復元され
ることが多い。ちなみに、前記空隙部を有して
も、該空隙部の外面を形成するシートが単に湾曲
状に形成されているにすぎないと、着用者の股間
で押圧されたとき、その押圧のごとに不定形に変
形圧潰され、前記ポンプ作用がほとんど生じな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のナプキンの実施例を示すもの
で、第1図は一部を切欠した斜視図、第2図は第
1図A−A線断面図、第3図は第1図B−B線断
面図、第4図は別の実施例を示すもので、第2図
に相当する断面図である。 1……コア、2……トツプシート、3……バツ
クシート、2a,3a……延出部分、4……凹欠
部、5……サイドフラツプ、6……第3のシー
ト、8……空隙部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 縦長マツト状体に形成されるとともに、該マ
    ツト状体の縦方向のほぼ中央部かつ幅方向の両
    側部に形成されている凹欠部を有する吸液性コ
    アと、該コアの吸液面に配置されている液透過
    性トツプシートと、該コアの非吸液面に配置さ
    れている液不透過性バツクシートと、これらシ
    ートが該コアの両側縁から外側へ延出し、この
    延出部分が互いに接合して形成されているサイ
    ドフラツプとからなる生理用ナプキンにおい
    て、 前記サイドフラツプを形成する前記トツプお
    よびバツクシートの延出部分は前記凹欠部の側
    縁を除く前記コアの側縁よりの外側に位置する
    該延出部分の側縁で接合され、前記トツプシー
    トの延出部分の内面に防液性を有する第3のシ
    ートが沿いながら、該第3のシートの一側縁が
    前記トツプシートと前記コアとの間に介在固定
    されるとともに、該第3のシートの他側縁が前
    記トツプおよびバツクシートの前記延出部分の
    側縁間に介在固定され、よつて、前記コアの凹
    欠部の側縁と、前記バツクシートの延出部分
    と、前記第3のシートとの間に空隙部が形成さ
    れていることを特徴とする前記ナプキン。 (2) 縦長マツト状体に形成されるとともに、該マ
    ツト状体の縦方向のほぼ中央部かつ幅方向の両
    側部に形成されている凹欠部を有する吸液性コ
    アと、該コアの吸液面に配置されている液透過
    性トツプシートと、該コアの非吸液面に配置さ
    れている液不透過性バツクシートと、これらシ
    ートが該コアの両側縁から外側へ延出し、この
    延出部分が互いに接合して形成されているサイ
    ドフラツプとからなる生理用ナプキンにおい
    て、前記サイドフラツプを形成する前記トツプ
    およびバツクシートの延出部分は前記凹欠部の
    側縁を除く前記コアの側縁よりの外側に位置す
    る該延出部分の側縁で接合され、前記トツプシ
    ートの延出部分の内面に防液性を有する第3の
    シートが沿いながら、該第3のシートの一側縁
    が前記トツプシートと前記コアとの間に介在固
    定されるとともに、該第3のシートの他側縁が
    前記トツプおよびバツクシートの前記延出部分
    の側縁に臨み、さらに該側縁から前記コアの側
    へ屈曲して該コアと前記バツクシートとの間に
    介在挟持され、よつて、前記コアの凹欠部の側
    縁と、前記第3のシートとの間に空隙部が形成
    されていることを特徴とする前記ナプキン。 (3) 前記凹欠部の面積が4〜8cm2であり、かつ、
    該凹欠部を有する前記コアの厚みが0.2cm以上
    である請求項1または2記載のナプキン。
JP1988072575U 1988-05-30 1988-05-30 Expired JPH0440668Y2 (ja)

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JPH01176422U JPH01176422U (ja) 1989-12-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS59177423U (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 三井東圧化学株式会社 衛生材
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