JPH0321828Y2 - - Google Patents

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JPH0321828Y2
JPH0321828Y2 JP1985204593U JP20459385U JPH0321828Y2 JP H0321828 Y2 JPH0321828 Y2 JP H0321828Y2 JP 1985204593 U JP1985204593 U JP 1985204593U JP 20459385 U JP20459385 U JP 20459385U JP H0321828 Y2 JPH0321828 Y2 JP H0321828Y2
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electrode
nozzle
workpiece
capacitance
bridge circuit
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、レーザ光を集光レンズで集光し、ノ
ズル先端から照射してワークを加工するレーザ加
工機において、ノズル先端とワーク間の距離を静
電容量によつて検出するための電極を備えたノズ
ル装置に関するものである。
従来の技術 一般に、この種レーザ加工機においては、加工
精度を維持するために、ワークとレーザ光の焦点
位置を一定に保つことが必要とされている。
このため、従来からノズルとワーク間の距離
(ギヤツプ量)を維持する手段として、ノズル先
端の電極により、上記ギヤツプ量を静電容量とし
て検出し、その検出量に応じてノズルを上下に駆
動する方法があつた。この方法は、ワークに対し
そのギヤツプ量を非接触で検出できるため二次元
平面の加工には極めて有効な手段であつた。
しかしながら、第6図で示すような立体的なワ
ークWを例えばA→B→C→Dの順に切断加工す
る場合、A点では第7図aで示すようにノズルN
と光軸に対し垂直なワーク面W1との間の静電容
量CLが検出できるのに対し、ワークWの折曲げ
部近傍のB点およびC点では第7図bで示すよう
にノズルNと光軸に対し垂直なワーク面W1との
間の静電容量CLに加え、ノズルN側面からワー
ク立体面W2に対する静電容量CXも同時に検出さ
れるため静電容量が増加し、第8図で示すように
A点やD点における本来のギヤツプ量GよりもB
点とC点でのギヤツプ量が広がる方向に制御され
てしまう欠点があつた。しかも、ノズルN側面と
ワークW間の静電容量CXはワークWの形状によ
り一定しないため、ノズル高さを一定に保持する
ことが困難であつた。
考案の目的およびその解決手段 ここに、本考案の目的はノズル先端とワーク間
の静電容量の検出にノズル側面からの影響を受け
ることなく、立体的なワークに対しても常に正確
なギヤツプ量検出ができ、したがつてノズルとワ
ーク間の正確なギヤツプコントロールにより良好
な加工が行えることにある。
そこで、本考案はノズル先端に設けた静電容量
検出用の第1電極の周側面を第1電極と同電位の
第2電極で取り囲むことにより、第1電極からの
電気力線を全て光軸と平行に向けるようにしたも
のである。
考案の構成 以下、本考案の構成を第1図および第2図によ
り具体的に説明する。
1はレーザ加工機のレーザ光軸方向に駆動され
るノズルで、このノズル1は内部に集光レンズ
(図示せず)を一体に保持し、先端部にはそれぞ
れワークWと対向する面を有する第1電極2およ
びこの第1電極2の周側面を取り囲むようにリン
グ状の第2電極3が絶縁部材4を介してたがいに
電気的にに絶縁されて取り付けられている。
上記第1電極2は中央にレーザビームおよびア
シストガスを噴射する噴射孔5を有し、かつ第2
図で示すような静電容量検出用のブリツジ回路6
に接続され、ワークWとの間の静電容量Cを検出
するようになつている。
また、上記第2電極3は上記ブリツジ回路6の
電源側すなわち高周波発振回路7に接続されてい
る。
この高周波発振回路7は、上記ブリツジ回路6
への電源および同期整流回路8の同期電源を供給
するとともに、上記第2電極3に対し第1電極2
と同位相でほぼ同電位の電圧を印加している。
また、上記同期整流回路8はブリツジ回路6か
らの不平衡出力を直流に変換して制御回路9へ送
り、この制御回路9にてノズル駆動機構10を制
御しノズル1先端とワークWとのギヤツプ量を一
定に保持するようにノズルを上下駆動させるよう
になつている。
考案の作用 次に、本装置の動作を説明する。
第2図に示すように、ブリツジ回路6はC1
△C、C2、C3、C4の複数のコンデンサにより構
成されている。C3、C4は固定コンデンサ、C2
ブリツジのバランス用の可変コンデンサ、C1
△Cは第1電極2とワークW間で検出される静電
容量Cである。C1は第1電極2とワークW間の
距離をD、ワークW間の距離をD、ワークWと対
向する第1電極2の底面積をS、誘電率をεとす
ると、 C1=εS/D で表される。また、△Cは第1電極2とワークW
間の距離が△Dだけ変化したときの静電容量の変
化分で、 △C=εS/D+△D−εS/D=−εS/D・△D/D
+△D…(1) で表される。
今、第1電極2とワークW間の加工に適した所
定距離がDであるとき、C3=C4、C1=C2となる
ようにC2を調整するとブリツジ回路6からの出
力e0は0Vとなり、このときの制御回路9の出力
も0となり、ノズル1は静止している。
次に、第1電極2とワークW間の距離が△Dだ
け変化すると、e0の値は、 e0=(C2/C2+C4−C1+△C/(C1+△C)+C3)・Ei
sinωt となり、C3=C4、C1=C2であるから、 e0=(C1/C1+C3−C1+△C/(C1+△C)+C3)・Ei
sinωt となる。但し、Eisinωtはブリツジ回路6の電源
電圧である。
ここで、C1<<C3、△C<<C1の条件内であ
れば、 e0=−△C/C3・Eisinωt …(2) となり、(2)式に(1)式を代入すると、 e0=εS/D・△D/D+△D・1/C3・Eisinωt となり、ブリツジ回路6の出力電圧e0は変位△D
に応じて電圧が変化し△Dの符合がそれぞれ正、
負の値となることにより、位相が同相または180
度異なつた高周波電圧として得られる。
この電圧を同期整流することにより、変位△D
に応じた直流電圧が得られ、たとえばノズル1先
端とワークW間の距離Dが広がる方向すなわち△
Dが正のとき出力電圧が正、またDが縮む方向す
なわち△Dが負のとき出力電圧も負となる同期整
流回路8を構成し、制御回路9および駆動機構1
0により、同期整流回路8の出力が正のときはノ
ズル1を下降させ、また同期整流回路8の出力が
負のときはノズル1を上昇させるようにフイード
バツクループが構成されている。
一方、第2電極3にはブリツジ回路6の電源電
圧が印加されており、その電圧をEisinωtとする
と第1電極2に加えられている電圧すなわちQ点
での電圧eqは、 eq=C3/C3+(C1+△C)・Eisinωt で表され、C1<<C3、△C<<C1の条件下では、 eq=Eisinωt となり、第1電極2と第2電極3の電位は等しい
といえる。
この状態での対ワークW間との電気力線の分布
は電気力線同志が互いに反発し合うことにより第
4図のようになり、第3図のような第2電極3の
ない場合のときに比べ、第1電極2からの電気力
線は光軸に平行な向きに集中させることができ
る。
したがつて、静電容量Cは第1電極2と第1電
極2から電気力線に垂直なワーク面W1との間で
検出され、その値はC1+△Cであり、また第2
電極3とワークW間の静電容量CYおよび第1電
極2と第2電極3の静電容量CAも発生するが、
第5図の等価回路で明らかなようにCYはこのブ
リツジ回路6の電源部に加えられたものに過ぎず
e0の値には何等影響を与えるものではなく、また
CAは固定の値であるうえCA<<C3であるので、
C1+△Cの検出にほとんど無関係である。
考案の効果 以上説明したように、ノズル先端に第1電極お
よびこの第1電極の周側面を取り囲むように第2
電極をそれぞれ電気的に絶縁させて設け、第1電
極を静電容量検出用のブリツジ回路に接続すると
ともに第2電極を上記ブリツジ回路の電源に接続
して第1電極2と同電位としたので、第2電極か
らワークに向けて発生する電気力線が、第1電極
からワーク面に向けて放射状に発生する電気力線
に対して外周側から作用し、ノズル先端面での第
1電極からの電気力線を常に光軸方向と平行にな
るように集中させることができる。よつて、たと
えノズルがワークの突出部に近づいたとしても、
光軸に対し垂直下に位置するワーク面に対しノズ
ル先端から第1電極の電気力線がワークの一定面
積内に集中して静電容量の検出が行われる。した
がつて、立体的で複雑なワークであつてもノズル
側面の状態に影響されることなく、ノズルとワー
ク間の正確なギヤツプ量が測定できるため、常に
適正なギヤツプ量で良好なレーザ加工を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のノズル装置を示す断面図、第
2図はブリツジ回路を示す電気回路図、第3図は
従来の電極からの電気力線を示す図、第4図は本
装置による電気力線を示す図、第5図は等価回路
の回路図、第6図乃至第8図は従来の欠点を説明
するための図で、第6図はワーク加工例を示す斜
視図、第7図aは第6図中A、D点加工時におけ
る正面図、第7図bは第6図中B、C点加工時に
おける正面図、第8図は第6図各点位置に対しギ
ヤツプ量の変化を示すグラフである。 1……ノズル、2……第1電極、……第2電
極、6……ブリツジ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくともノズル先端にそれぞれワークと対向
    する面を有する第1電極およびこの第1電極の周
    側面を取り囲むように第2電極をたがいに電気的
    に絶縁させて設け、上記第1電極をノズル先端と
    ワーク間の距離を静電容量として検出するブリツ
    ジ回路に接続し、上記第2電極を上記ブリツジ回
    路の電源に接続して上記第1電極と同電位にし、
    第1電極とワーク間の電気力線を光軸と平行な向
    きに集中させるようにしたことを特徴とするレー
    ザ加工機のノズル装置。
JP1985204593U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0321828Y2 (ja)

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JPS62113882U JPS62113882U (ja) 1987-07-20
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JPS5744487A (en) * 1980-09-01 1982-03-12 Amada Eng & Service Working head device for laser working device

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