JPH0321202Y2 - - Google Patents

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JPH0321202Y2
JPH0321202Y2 JP1986195359U JP19535986U JPH0321202Y2 JP H0321202 Y2 JPH0321202 Y2 JP H0321202Y2 JP 1986195359 U JP1986195359 U JP 1986195359U JP 19535986 U JP19535986 U JP 19535986U JP H0321202 Y2 JPH0321202 Y2 JP H0321202Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の先端部に関し、特に、固体
撮像素子を用いた内視鏡の先端部の改良に関する
ものである。
[従来の技術] 内視鏡の内部に配置され、吸引或いは送気送水
などに用いられる流体通過用管路は、挿入部を構
成する可撓管内においては可撓性チユーブにより
形成され、そのチユーブが、挿入部先端の先端部
本体に直接又は金属パイプを介してまつすぐに接
続されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 固体撮像素子により伝送される像の解像力は、
その固体撮像素子の画素数により決定されるが、
内視鏡に要求される解像力を満足するためには、
現在の技術水準では固体撮像素子はどうしても従
来のイメージガイドフアイバよりも太くなつてし
まう。このことは挿入部先端が太くなつて挿入性
が低下し、患者に与える苦痛が増大することを意
味する。これは内視鏡の基本的性能の低下であ
り、いかにして挿入部先端付近を細くするかが固
体撮像素子を用いた内視鏡にとつて重要な要素と
なる。
しかるに、上述のように従来の内視鏡の先端部
は、可撓性チユーブを先端部本体にまつすぐに接
続していたので、先端部本体内に固体撮像素子が
配置されている場合には可撓性チユーブが著しく
外方寄りに位置して、先端部本体付近がいたずら
に太くなつてしまう。そこで、第4図に示される
ように、先端部本体40に取着した金属パイプ4
1を内側に曲げて形成して、可撓性チユーブ42
を内方に向けて接続することも考えられる。しか
し、可撓性チユーブ42が挿入部内で大きく蛇行
し、ライトガイドフアイバなど他の内蔵物とから
みあつて破損させてしまう等の不具合が生ずる。
また、第5図に示されるようにクランク状に金属
パイプ51を曲げることも考えられるが、内視鏡
の先端部に用いられるような薄肉の金属パイプで
は、加工に際してパイプがつぶれたり、クラツク
が入り易い欠点がある。また、第4図及び第5図
の場合ともに、金属パイプの外径より可撓性チユ
ーブの内径が太い場合には互いを接続することが
できない。このようなことから、結局従来は可撓
性チユーブを先端部本体にまつすぐに接続せざる
を得ず、その結果挿入部先端付近が太くなつて、
患者に大きな苦痛を与える欠点があつた。
本考案は、このような事情に注目してなされた
もので、固体撮像素子を用いながら、しかも挿入
部先端付近を細くして挿入性を向上させ、患者に
与える苦痛を小さくした内視鏡の先端部を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解消するための、本考案による
内視鏡の先端部は、 挿入部先端に設けられた先端部本体内の対物光
学系の結像位置に固体撮像素子を配置した内視鏡
の先端部において、先端部本体に形成された開口
に連通する流体通過用の硬性パイプを、上記固体
撮像素子に沿つて上記先端部本体の周縁部を通し
て後方に引き出し、上記パイプの後端部を内方に
曲げて形成すると共に、先端開口が上記パイプの
後端部と同方向を向き後端開口がまつすぐに後方
を向くように形成した管接続用のエルボの、上記
先端開口に上記パイプを接続し、上記後端開口に
可撓性チユーブを接続したことを特徴とする。
[作用] 先端部本体の周縁部を通つて後方に引き出され
た硬性パイプが、その後端部で内方に曲げられ、
そこでエルボによつて可撓性チユーブに接続され
ているので、可撓性チユーブをまつすぐに配置し
たまま内側に寄せて接続することができる。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図ないし第3図にもと
づいて説明する。
第2図は内視鏡の先端部の正面図、第1図はそ
の−線切断面図を示しており、1は挿入部先
端に設けられた先端部本体であり、その後側半部
1aはステンレス鋼などの金属により形成され、
先側半部1bは電気絶縁性の合成樹脂により形成
されている。2は遠隔操作により屈曲自在な湾曲
部であり、その最先端の節輪3が上記先端部本体
1の後端部にビス止め又は接着などにより連結さ
れている。4は上記湾曲部を被覆する可撓性の絶
縁チユーブ4であり、上記先端部本体1の金属部
分も、この絶縁チユーブ4によつて被覆されてい
る。
5は対物光学系であるレンズ群、6はその対物
光学系5の後方の結像位置に配置された固体撮像
素子である。固体撮像素子6は、第3図に示され
るように円形形状の上下両部を平面に欠損した形
状に形成されている。また、これと同じ形状に取
付筒体7が形成され、この取付筒体7内に上記固
体撮像素子6が装着固定されている。また、先端
部本体の後側半部1aには、上記固体撮像素子6
の外周部が嵌合する貫通孔8が形成されるととも
に、その貫通孔8が、固体撮像素子の欠損部と位
置を合わせて上下両側へ拡げて形成され、取付筒
体7との間に空間9が形成されている。
6aは断面形状が略正方形の固体撮像素子の受
光部、6bはその側部の配線などをシールしたシ
ール部、6cは、受光部へのゴミ等の付着を防止
するためにその表面に形成された、例えば透明の
エポキシ樹脂などよりなる透明層である。そし
て、その固体撮像素子6からの出力信号は、基板
10に形成された増幅回路によつて増幅され、シ
ールドケーブル11内を通るコード11aによつ
て、後方の信号処理回路をへてモニタ装置に接続
されている(図示せず)。また、上記取付筒体7
は上記シールドケーブル11のアース線11bを
介してアースされている。
上記対物光学系5はテレセントリツク光学系に
近く、固体撮像素子6に入射する主光線はほぼ光
軸と平行になつており、最後端のレンズ5aは固
体撮像素子の受光部6aと同程度に大きく形成さ
れている。最後端のレンズ5aに比べてそれ以外
の各レンズは細く形成され、レンズ群の形状にあ
わせて後端部12aを太く形成した金属製のレン
ズ枠12内に全てのレンズが収容されている。そ
して、このレンズ枠12の前側の細い部分が先端
部本体1に固着され、太い後端部12aは、固体
撮像素子6の外形形状と同じ形状に形成されて上
記取付筒体7に嵌着固定されている。
照明用ライトガイドフアイバ13は、上記固体
撮像素子6及び対物光学系5に沿つて配置されて
いる。そのライトガイドフアイバの出射端部13
aは、固体撮像素子6の前方に対物光学系5と並
んで配置されている。14は、ライトガイドフア
イバの出射端部13aに配置された配光角拡大用
の凹レンズである。凹レンズ14は第2図に示さ
れるように3つ設けられており、ライトガイドフ
アイバの出射端部13aが、凹レンズ14より少
し小さい円形断面に形成され、各凹レンズ14の
後側に配置されている。
そして、上記レンズ枠12の細い部分に沿う付
近(第1図のAで示される範囲)、すなわちライ
トガイドフアイバの出射端部13aの付近におい
てはライトガイドフアイバ13は出射端面と同じ
円形断面に固めて形成され、その後方の固体撮像
素子6に沿う部分(第1図のBで示される範囲)
では、第3図に示されるように偏平に形成され
て、上記先端部本体1と取付筒体7との間の空間
9内に、固体撮像素子6の欠損部に沿つて配置さ
れている。この偏平部分においてはライトガイド
フアイバ13は予め偏平形状に固めておいてもよ
いが、組込み前はフレキシブルに自由にほぐされ
た状態にしておいて、上記空間9内に挟まれて配
置されることによつて偏平に形成されるようにし
てもよい。尚、下側の2つの出射端部13aを形
成するライトガイドフアイバは、後方の偏平部1
3bでは1つの束として集合されている。偏平部
13bのさらに後方の、湾曲部2内部(第1図の
Cで示される範囲)では、ライトガイドフアイバ
13はほぐされてフレキシブルな状態で、自由な
断面形状となるようにして挿通されている。
16は、先端部本体1に開口形成された吸引口
である。この吸引口16に連通して、例えばステ
ンレス鋼よりなる硬性パイプ17が先端部本体の
先側半部1bに固着されている。そしてこのパイ
プ17は、先端部本体1内の周縁部に形成された
上記空間9を通つて、その後方において、外部の
吸引装置に連通する例えば四フツ化エチレン樹脂
よりなる可撓性チユーブ18に接続されている。
上記硬性パイプ17は、両端部付近においては円
形断面に形成されているが、上記空間9を通る部
分においては、第3図に示されるように、少し偏
平に楕円形断面に形成されている。そして、この
硬性パイプ17は、その後端部が内方に曲げて形
成され、後方に向つてまつすぐに配置された上記
可撓性チユーブ18に、管接続用のエルボ19に
よつて接続されている。このエルボ19は、例え
ばステンレス鋼を材料とし、異なる方向から孔を
角度をつけて穿設して中間部で連通させたもので
あり、先端開口が硬性パイプ17の後端部と同方
向を向き、後端開口がまつすぐに後方を向くよう
に形成されている。そして、このエルボ19の先
端開口側に上記硬性パイプ17が接続されて例え
ばハンダ付により固着され、エルボ19の後端開
口側に可撓性チユーブ18が接続されて接着剤に
よつて接合されている。
本実施例においては、上記可撓性チユーブ18
の内径が硬性パイプ17の外径より太く形成され
て、充分な吸引量が得られしかも先端部本体1の
直径を極力太くしないようになつている。このよ
うに、硬性パイプ17と可撓性チユーブ18とを
エルボ19によつて接続したことにより、パイプ
17とチユーブ18とをどのような角度において
も接続することができるとともに、双方の内外径
がどのように異つていても確実に接続することが
できる。また、上記可撓性チユーブ18は、図示
されていない操作部において公知の鉗子挿入口に
連通しており、可撓性チユーブ18を鉗子チヤン
ネルとしても兼用することができ、上記開口16
から鉗子その他の処置具を突出して使用できるよ
うになつている。
尚、上記実施例においては、硬性パイプ17と
可撓性チユーブ18は吸引用の管路として用いら
れているが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、送気送水管路その他どのような流体通過用
に用いたものであつてもよい。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、先端部本体
の周縁部を通つて後方に引き出された硬性パイプ
が、その後端部で内方に曲げられ、そこでエルボ
によつて可撓性チユーブに接続されているので、
可撓性チユーブをまつすぐに配置したまま内側に
寄せて接続することができる。したがつて、挿入
部先端付近の直径を従来に比べて細く形成するこ
とができ、体腔内などへの挿入性が向上して、患
者に与える苦痛を著しく減少させることができる
効果を有し、しかも硬性パイプと可撓性チユーブ
の直径がどのように異つていても接続することが
できるので、必要に応じた最適の径のパイプとチ
ユーブを選択して用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図(第2図の
−線切断面図)、第2図はその実施例の正面
図、第3図は第1図における−線切断面図、
第4図及び第5図は内視鏡の先端部へのチユーブ
の接続例を示す略示図である。 1……先端部本体、5……対物光学系、6……
固体撮像素子、17……硬性パイプ、18……可
撓性チユーブ、19……エルボ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 挿入部先端に設けられた先端部本体内の対物
    光学系の結像位置に固体撮像素子を配置した内
    視鏡の先端部において、先端部本体に形成され
    た開口に連通する流体通過用の硬性パイプを、
    上記固体撮像素子に沿つて上記先端部本体の周
    縁部を通して後方に引き出し、上記パイプの後
    端部を内方に曲げて形成するとともに、先端開
    口が上記パイプの後端部と同方向を向き後端開
    口がまつすぐに後方を向くように形成した管接
    続用のエルボの、上記先端開口に上記パイプを
    接続し、上記後端開口に可撓性チユーブを接続
    したことを特徴とする内視鏡の先端部。 2 上記硬性パイプが、上記固体撮像素子に沿う
    付近においては楕円形断面に形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の内視鏡の先
    端部。 3 上記固体撮像素子の外形形状が、円形形状の
    一部を欠損した形状に形成され、その欠損部に
    上記硬性パイプが配置されている実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項記載の内視鏡の先
    端部。
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JPS63100003U JPS63100003U (ja) 1988-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846924A (ja) * 1981-09-12 1983-03-18 富士写真フイルム株式会社 内視鏡

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JPS5846924A (ja) * 1981-09-12 1983-03-18 富士写真フイルム株式会社 内視鏡

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