JPH03190735A - コーターを備えた枚葉印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、枚葉紙の裏面にコーティングを行うコーター
を備えた印刷機に関する。

〈従来の技術〉 例えば、飲物の紙パツクを構成する紙は、表面に印刷が
施され、裏面に防水用のニスがコーティングされる。

従来、このように枚葉紙の表面に印刷をして裏面にコー
ティングを行う場合は、先ず印刷機にて表面の印刷を行
い、その後印刷物を反転して印刷機とは別の専用のコー
ターで裏面のコーティングを行っていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 上述のように、従来は裏面のコーティングが印刷とは別
工程で行われていたため、再度の見当合わせ等、作業工
程が煩雑となり、能率が悪いという欠点があった。また
、印刷機とは別に、反転機やコーターが必要であるので
、設備費が嵩み、且つ設置スペースも広くなってしまう
という問題があった。

本発明は、上述の実状に鑑みて成されたものであり、コ
ーターユニットを内蔵することで能率の向上や設備費の
低廉化等を図った枚葉印刷機を提供することを目的とし
ている。

く課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成する本発明にかかるコークーを備えた
枚葉印刷機は、印刷用圧胴の前にコーティング用圧胴を
対接して設けると共に、このコーティング用圧胴にコー
ター胴を対接し、該コーター胴へはコーティング材供給
装置を付設する一方、前記印刷用圧胴と前記コーター胴
との間に前記コーティング用圧胴に対向してコーティン
グ材の乾燥装置を配設したことを特徴とする。

く作　　　用〉 枚葉紙は、印刷用圧胴で一方の面（表面）を印刷されろ
前に、コーティング用圧胴とコーター胴の間を通り、そ
こで供給装置から供給されたコーティング材をコーター
胴によってその裏面に塗布される。

塗布されたコーティング材は乾燥装置で乾燥され、その
後枚葉紙は印刷用圧胴へ到り、その表面に印刷が施され
る。

〈実　施　例〉 以下、本発明の一実施例を図面によって具体的に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例にかかる枚葉印刷機の概略側
面図である。

同図に示すように、本実施例の印刷機１１は、給紙装置
１２と２色の印刷ユニット１３と、これら印刷ユニット
１３の前（紙の流れ方向の上流側）に配設されたコータ
ーユニット１４と、排紙装置１５とを備えている。

各印刷ユニット１３には、局面に刷版が装着された版胴
１６と、版面にインキを供給するインキ装置１７と、湿
し水を供給する給水装置１８とが設けられており、版胴
１６にはインキと湿し水とで版面に形成された画像が転
写されるゴム胴１９が対接されている。また、各印刷ユ
ニット１３には倍径の印刷用圧胴２０がゴム胴１９に対
接して配設されており、各印刷ユニット１３の印刷用圧
胴２０の間には渡胴２１が両印刷用圧胴２０に対接して
設けられている。

また、排紙装置１５は、後側（紙の流れ方向の下流側）
の印刷ユニット１３の印刷用圧胴２０に対接する排紙胴
２２及びこれと同軸上に取付けられた左右一対のスプロ
ケット２３とを備えてお抄、左右の各スプロケット２３
と排紙フレーム２４後端部のスプロケット２５との間に
は排紙チェーン２６が巻掛けられている。

一方、コーターユニット１４は、前側の印刷ユニット１
３の印刷用圧胴２０と対接するコーティング用圧胴２７
と、このコーティング用圧胴２７と対接するコーター胴
２８と、コーター胴２８にコーティング材を供給するコ
ーティング材供給装置２９とを備えている。

コーティング材供給装置２９は、ニス舟３０と、ニス舟
３０内のコーティング材に浸された元ローラ３１と、コ
ーター胴２８に接する着はローラ３２と、元ローラ３１
と着は讐−ラ３２の間に介在する調量ローラ３３とから
成っている。

給紙装置１２の紙積台上に積載された紙３４が１枚ずつ
送り出されてくる差板３５の先端には、渡胴３６が配設
され、乙の渡胴３６はコーティング用圧胴２７と対接し
ている。さらに、印刷用圧胴２０とコーター胴２８との
間にコーティング用圧胴２７に対向して、例えば赤外線
乾燥装置のようなユニット型の乾燥装置３７が配設され
ている。

而して、給紙装置１２の差板３５から送り出された紙３
４は、渡胴３６の爪にくわえられて渡胴３６の局面に添
接しつつ搬送され、コーティング用圧胴２７どの対接点
でコーティング用圧胴２７の爪に（わえ替えられる。

ここで、コーティング用圧胴２７の爪台は、紙３４の厚
みに応じて爪との隙間を変更調節できるようになってい
る。尚、この爪台隙間を変更する機構自体は公知のもの
でよい。

続いて、紙３４は、コーティング用圧胴２７の爪にくわ
えられてコーティング用圧胴２７の局面に添接しつつ搬
送され、その過程でコーター胴２８を通過することでコ
ーティングが施されると共に、乾燥装置３７の前を通過
するときにそのコーティング材の乾燥が行われる。ここ
で、紙３４は、渡胴３６からコーティング用圧胴２７へ
受渡されることで表裏が反転し、コーティング用圧胴２
７の局面に添接された紙３４は裏面（紙積台に積載され
た状態における下側の面）が外側に向いている。従って
、上述のコーティングは紙３４の裏面に行われることと
なる。

次に、乾燥を終えた紙３４は、コーティング用圧胴２７
と印刷用圧胴２０との対接点で印刷用圧胴２０の爪にく
わえ替えられ、且つこのときに表裏が反転して表面が外
側に向く。

そして、印刷用圧胴２０の局面に添接しつつ搬送され、
ゴム胴１９を通過することで表面に第１色目の印刷が施
される。

その後、紙３４は渡胴２１へ受渡され、さらに２番目の
印刷用圧胴２０へ搬送されて第２色目の印刷が施され、
最後に排紙チェーン２６の爪にくわえられて紙積台３８
上まで搬送されてその上に落下積載される。

このように、本印刷８１１では、先ず紙３４の裏面にコ
ーティング材を塗布し、その後直ちに乾燥装置３７でコ
ーティング材を乾燥させてしまい、その後、表面の印刷
を各印刷ユニット１３で行うので、インラインで表面の
印刷と裏面のコーティングを簡単に行うことが可能とな
る。

〈発明の効果〉 叩上、一実施例を挙げて詳細に説明したように本発明に
よれば、印刷用圧胴の前に紙の裏面にコーティングを施
すコーターユニットと乾燥装置を設けたので、１回の紙
通しで表面の印刷と裏面のコーティングを同時に行うこ
とができ、作業能率を著しく向上させることが可能であ
る。また、印刷機とは別に反転機やコーターを設ける必
要がないので、設備費の低廉化が図れ、且つ設置スペー
スの縮少も可能である。さらに、１回の紙通しで表と裏
の処理が行えるので、表裏の見当が狂うことが無いとい
う利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかる枚葉印刷機の概略側
面図である。 図　面　中、 １１は印刷機、 １３は印刷ユニット・ １４はコーターユニット、 ２０は印刷用圧胴、 ２７はコーティング用圧胴、 ２８はコーター胴、 ２９はコーティング材供給装置、 ３４は紙、 ３６は渡胴、 ３７は乾燥装置である。 特　　許　　出　　願　人 小森印刷機械株式会社 代　　　　理　　　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷用圧胴の前にコーティング用圧胴を対接して設ける
   と共に、このコーティング用圧胴にコーター胴を対接し
   、該コーター胴へはコーティング材供給装置を付設する
   一方、前記印刷用圧胴と前記コーター胴との間に前記コ
   ーティング用圧胴に対向してコーティング材の乾燥装置
   を配設したことを特徴とするコーターを備えた枚葉印刷
   機。