JPH02501722A - 工具、特に円盤を取外し可能に固定するための締付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工具、特に円盤を取外し可能に固定するだめの締付は装置 背景技術 本発明は、独立請求項の上位概念による、工具、特に円盤を取外し可能に固定す るための締付は装置から出発する。特に円盤形の工具のための締付は装置は、と りわけ携帯用の手持工作機械のために、及びこの場合特に研削盤のために適して いる。前述の形式の締付は装置は公知であり（ドイツ連邦共和国特許８３０１２ ８３６号明細書）、ここにおいては、工具の手持工作機械のケーシングに向かう 側に配置されている一方のフランジが、スピンドルに対して相対的に軸方向で運 動可能に、かつ連行円板として形成されている。こノ後方の支持フランジはスピ ンドルとトルクを伝達するように連結されておりかつこれは軸方向でショルダに １つの端部位置で支持されている。スピンドルの端部にねじ嵌められる他方のフ ランジは、横断面においてほぼハツト状の別個の締付は部材を備えＩ：ナツトか ら成っており、前記締付は部材は軸方向でコイルばねを介して締付はナツトのフ ランジに支持されている。

この締付はナツトのねじ嵌め及び締付は時に、軸方向で圧縮されるばねを介して ハツト状の締付は部材が軸方向で工具に押圧され、かつこのことによって工具が スピンドル側のフランジに対して締付けられ、この場合締付はナツトの円筒状突 出部の端面側が後方のフランジの向かい合う軸方向側に直接当接し、かつ締付は ナツトをさらに締付ける際に、この後方のスピンドル側のフランジが締付はナツ トと一緒に締付けられ、場合によっては後方のフランジがスピンドルのショルダ 面に軸方向で当接するまで締付けられる。このことによって、アングル研削盤に おいてといしを規定された圧着圧によって締付ける、及びこの圧着圧を保証する ことが得られる。このような締付は装置は、といしの迅速かつ簡単な交換をも可 能にし、かつ同時に手持工作機械、特にアングル研削盤の過負荷を回避するであ ろう。つまり、といしに作用するトルクが大きくなると、といしは停止したまま であり、これに対して後方のフランジ並びに締付はナツトは締付は部材によって これに対して相対運動を行なうことになる。このような締付は装置によって、運 転時に締付はナツトが自動的にさらに締付けられるという効果が妨げられ、もし これが妨げられなければといしの交換時に締付はナツトの弛緩が著しく困難にな る。しかしながら、これにおいては、締付はナツトの弛緩が特別な補助工具を介 してしか可能ではなく、シかも機械の構成に応じてスピンドルは、第２の補助工 具、例えばスパナによって相応に支えられなければならない。

発明の効果 独立請求項の特徴を有する本発明による締付は装置において以下の利点が得られ る。工具交換があらゆる補助工具なしに可能になり、さらに工具交換が迅速かつ 確実に実施される。締付は装置は、所定の目的で使用する際に自由に位置してい る前方の範囲から、工具とケーシングの支承フランジとの間の範囲内に変位され ており、従って、例えば工作物における研麿による万一の損傷の危険を妨止して いる。さらに、締付は装置は構成において簡単かつ頑丈であり、並びに外からら の汚れに対して十分に保護されている。機能的に重要な部分における万一の厚耗 を妨止している。簡単かつ軽い両手操作が得られる。前にある締付はナツトが変 化されずに周知の形式で受入れられており、従ってここにおいて、規格化されＩ ；、安価な部分に頼ることができる。同時に、特に頑強な場合のために、例えば 締付はナツトがさび付く場合に、依然として、締付はナツトにスパナを当付けて 、締付はナツトをこの補助工具によって弛めることができる。支持フランジがス ピンドルと回動不能な形状接続部を有しており、従ってこれに関する規則に従っ ている。さらに、支持フランジは紛失されずに取付けられており、このことによ って工具交換はなお簡単になる。

従属請求項において記載された特徴によって、独立請求項に示されｔ：締付は装 置の有利な実施態様及び改良が可能である。

請求の範囲の従属請求項を完全な形で記載しなかったのは、不必要な繰返しを避 けるためでなく、このような完全な形で記載することに代えて、ただ請求項の番 号を挙げて他の請求項が引用されているにすぎないが、この引用例に基づいて従 属請求項に記載の構成手段はすべて、当該請求項において明確に発明の構成要件 を開示するものとみなされなければならない。本明細書中で述べｔ：構成並びに 図面に基づいて単に推考できるにすぎない構成はすべて、たとえ特に具体的に明 示されず、また請求項において記載されていなくても、本発明のその他の構成要 素である。

図面 本発明の実施例が図面に示されておりかつ以下の記載で詳しく説明されている。

但し： 第１図は第１実施例による、締込まれたといしを有するアングル研削盤の部分と しての締付は装置の概略的軸方向の縦断面図、 第２図は締付は装置の部分の第１図の■−■線に沿った概略的断面図、 第３図は第２実施例による締付は装置の、第１図におけるそれにほぼ相応する概 略的軸方向縦断面図、第４図は第３図における部分■の側面図で、しかも展關図 である。

実施例の説明 第１ｒｊｇＪには、例えばアングル研削盤として形成された携帯用の手持工作機 械の下方部分が概略的に示されており、該手持工作機械はモータ駆動の、かつ電 動装置を介して駆動されるスピンドル１０を有しており、該スピンドルはケーシ ング１１内で一方の端部においてニードル軸受工２によって、かつここから軸方 向で間隔を置いて球軸受１３によって軸受けされている。

球軸受１３の内輪は軸カラー１４に軸方向で支持されている。スピンドルｌＯは 端部Ｉ；おいてねじ付突出部１５を備えており、該ねじ付突出部は外ねじ山１６ を有している。スピンドル側０は、例えば図示のといし又は別の円盤形工具、例 えばカップ形円盤、ブラシ、ゴム盤あるいは類似のものから成る工具１７を駆動 する！こめに使用される。工具１７は締付は装置によってスピンドルｌＯに取外 し可能に固定されている。締付は装置は２つのフランジ１８と１９を有しており 、該フランジの間で工具１７は軸方向で固定締付けされる。一方のフランジ１９ は締付はナツト２０によって形成されており、該締付はナツトはボス部分２１と 通路のある内ねじ山２２とを有しており、この内ねじ山によって締付はナツト２ ０は外ねじ山１６にねじ嵌められている。ボス部分２１の外周面には、固定時に 工具１７がセンタリングされている。

他方のフランジ１８は対応フランジを形成する。この対応フランジは、スピンド ル１０に沿って軸方向に移動可能に保持されていて、かつこの場合スピンドルｌ Ｏとトルクを伝達するように連結されている。このためにスピンドル１０内に形 状接続的に受容される円板形楔２３を有するみぞ１楔結合部が使用され、前記円 板形楔はフランジ１８の通路のあるみぞ２４内に係合する。

フランジ１８の、工具１７とは反対の軸方向側において、スピンドルｌＯにはこ れに対して相対的に運動可能に支持部材が配置されており、該支持部材はリング 部材２５から戊っており、このリング部材はここではナツト２６として形成され ている。ナツト２６は、フランジ１８から少なくともわずかに軸方向で間隔を置 いて設けられている。ナツト２６は内ねじ山２７を有しており、この内ねじ山に よって、ナツトはスピンドルｌＯのねじ付突出部２８のねじ山に沿って運動可能 である。ねじ付突出部２８の外ねじ山とナツト２６の内ねじ山２７とは、それぞ れ右回りの並目ねじとして形成されており、該ねじのリード角は、並目ねじが自 縛作用の確実な範囲内に位置している大きさに選ばれている。

フランジ１８とナツト２６の間で軸方向に、アキシアル球軸受２９が配置されて おり、該アキシアル球軸受２９を介してフランジ１８は軸方向でナツト２６に支 持されている。

フランジ１８とナツト２６との間にねじりばね３０が位置決めされており、この ねじりばねは一方の脚端部３１がフランジ１８に、かつその他方の脚端部３２が ナツト２６に作用する。ナツト２６はねじりばね３０のトルクによってスピンド ルｌＯのねじ付突出部２８の並目ねじにわたってアキシアル球軸受２９に押付け られる。このような軸方向のねじ込み力はフランジ１８に伝達され、このフラン ジの軸方向の移動距離は、ナツト２６とは反対の方向でスピンドル１０における スナップリングの形状のストッパ３３によって制限される。

スピンドルＩＯに対して相対的な、かつフランジ１８とは反対の方向でのナツト ２６の軸方向運動は、スピンドルｌＯの軸カラー１４によって制限されているフ ランジ１８には円筒状の保護スリーブ３４が固定されており、該保護スリーブは 、フランジ１８並びにナツト２６の少なくとも一範囲にわたって軸方向で延びて おり、この場合この範囲でフランジ１８、ナツト２６及び両者間の軸方向の中間 範囲を保護して被っている。保護スリーブ３４はアキシアル球軸受２９のつかま れない球に外方への半径方向の支持を与え、かつ同時にナツト２６とフランジ１ ８との間の範囲を外方へシールする。保護スリーブ３４はナツト２６に軸方向で 運動遊びを有してかぶせられており、従って保護スリーブは、フランジ１８を備 えたスピンドル１０に対して相対的なナツト２６の相対運動を部員しない。

ナツト２６の、フランジ１８とは反対の軸方向側には、さらに２つのシールリン グ３５．３６が配置されており、これらシールリングのうち一方３５はナツト２ ６に、かつ他方３６はケーシング１１の支承フランジ３７の一部分に保持されて いる。両方のシールリング３５．３６が一緒に二重ラビリンスを形成しており、 かつアキシアル球軸受２９及びねじ付突出部２８の並目ねじ並びにナツト２６の 内ねじ山２７を汚れから保護する。

ナツト２６に、外からアプローチできて、かつ操作可能な係止装置３８が配設さ れている。係止装置はばね３９によって負荷されかつ非作用の休止位置に戻され る圧力ビン４０を有しており、該圧力ピンは支承フランジ３７のガイド４１内で −スピンドルｌＯに関して半径方向で一並進的に移動可能に保持かつ案内されて いる。圧力ビン４０は内側にある端部において係止部材４２を有しており、該係 止部材は係止装置３８の操作時にナツト２６をねじりに対してロックすることが できる。ここにおいて、係止部材４２はほぼ条片状の、かつ下方端部に片寄った フィンガ４３から成っている。フィンガ４３はガイド４４内で圧力ピン４０の軸 線を中心にした傾倒又はねじれを阻止されて案内されている。ガイド４４は、例 えば、ケーシング１１の２つの隣接するリブ４５，４６によって形成されている 。リブ４５．４６に隣接する切欠き４７．４８は、圧力ピン４０の移動によって レリーズされるフィンガ４３の並進運動が恐らくダスト又は類似のものを蓄積す る汚れによってロックされないことを配慮する。

ナツト２６が、均一な周角度間隔で互いに配置された少なくとも１つの、有利に は複数の係止開口４９゜５０を外側に有しており、該係止開口が外方へ、かつフ ィンガ４３に向かって開放していてかつフィンガ４３の寸法を、圧力ピン４０が 手によって矢印方向５１で押付けられる場合にフィンガ４３が係止開口４９゜５ ０内に嵌合するように合わされている。

工Ａ１７を取外して交換しようとすると、モータを遮断する際に一方の手で圧力 ビン４０が矢印方向５１で外側からストッパまで押圧されて、他方の手で工具１ ７をつかんでかつこれがフランジ１８、スピンドル１０及びナツト２０を含む締 付は装置と共に、フィンガ４３が所定の範囲に達する一方の係止開口４９又は５ ０内に係止するまでの間回動され、その結果ナツト２６はこの回動時に連行回動 を阻止されている。次いで、圧力ビン４０は係止される。この位置で手によって 保持される。同時に他方の手で工具１７にトルクが逆時計回りで加えられる。こ のトルクは、工具１７からフランジ１８．１９を介してスピンドル１０及びスピ ンドルの並目ねじを有するねじ付突出部２８に伝達される。処でこのような形式 で手によって及ぼされるトルクが、ねじりばね３０のトルクを含めた並目ねじに ８ける摩擦モーメントより大きいと、ナフト２６は、アキシアル球軸受２９にお けるナツトの軸方向接触部から外されて、それ以上回動させる際にフランジ１８ とは反対の方向で軸カラー１４におけるストッパまで軸方向で移動される。この ことによって、アキシアル球軸受２９及びこれと−緒にフランジ１８が軸方向で 自由に運動されて、従って両方のフランジ１８と１９との間で作用し工具１７を 固定締付けする締付力が低下されて、締付はナツト２０が弛められる。このこと によって、今や完全に手によってねじ付突出ｆｉ１５から螺合を外すことができ 、次いで工具１７を交換することができる。

工具１７の周面におけるレリーズモーメントは、ねじ付突出部２８及びナツト２ ６における並目ねじのリード角に関連している。このリード角が大きければ大き い程、レリーズモーメントは小さくなる。この場合、リード角は、ねじ付突出部 ２８の並目ねじとナツト２６の内ねじ山２７とが自縛作用の確実な範囲に位置し 、しかもレリーズモーメントとは逆作用のねじうばね３０のトルクを考慮するよ うｌ二次められている。

工具Ｉ７が別のものと交換されて、これを締付けようとすると、前述の形式で再 び係止装置３８が手によりて操作され、従ってフィンガ４３がナツト２６の係止 開口４９．５０に係合する。他方の手で締付はナツト２０が軽く締付けられ、か つこのことによって新しい工具１７が同様に軽く締付けられる。このことは、続 いてモータにスイッチを入れる際にその時工具１７が運転中に自動的に締付けら れるので十分である。

ナツト２６とフランジ１８との間に配置されたアキシアル球軸受２９は、それに よって両者の間に存在する端面摩擦が回転摩擦に変えられ、ひいては実際に無視 できる程小さくなるという利点を有している。

前述の締付は装置は多くの利点を有している。締付は装置は工具１７と、該工具 の上方に延びる支承フランジ３７との間の保護された範囲に位置しており、この ことＩこよって手持機械を所定の目的で使用する際に万一の損傷又は妨害の危険 が完全に除去されている。

さらに、簡単な手段で泥、ダスト及びその他の汚れに対する確実な保護が達成さ れている。締付は装置は構成において簡単かつ頑丈である。締付は装置の機能上 重要である部分における万一の摩耗は、最低限に減少されていて、あるいはその 上完全に排除されている。

締付は装置は、非常ｌ：簡単、安価ｌ；、さらｌ：迅速、確実かつ軽く操作され ている。締付は装置は、このため！：臨時の付加的な特別の工具を必要とせずに 工具の迅速かつ確実な交換を可能にする。簡単かつ軽い両手操作が達成される。

この場合、他の機械に存在する規格化された締付はナツトが変化されずに維持さ れ、さらに工具１７を支持するフランジ１８が、スピンドルｌＯと回動不能な形 状接続部を有しているということも事実である。このため、これに関する相応す る規則に従う。さらに有利には、フランジ１８がスピンドル１０に紛失されずに 取付けられる。締付は装置は、工具１７としてといしに限定されない。むしろ、 同じ形式で他の工具、例えばカップ形円盤、ブラシ、ゴム盤あるいは類似のもの も工具なしに締付けることができる。

アングル研削盤のスピンドルのための係止装置は公知である。しかし、この係止 装置は公知の手持工作機械では伝動装置室内に設けられている。本発明による構 成は、係止装置３８がその代わりに支承フランジ３７及び球軸受１３の範囲に配 置されていることによってこれとは異なっている。スピンドル係止装置のこのよ うな転置は、シール問題がなくなり、さらに形状接続的なスピンドル係止部のた めの、かさ歯車に必要な係止開口がなくなり、このことによってかつ歯車が著し く安価になり、かつケーシング１１の構成も簡単かつ安価になるという利点を有 する。さらに、スピンドル係止部の複数の部分の応力が著しく減少される。弛め る際に、応力は例えば、別の公知のスピンドル係止装置の応力のほぼ６％でしか ない。さらに、本発明による係止装置３８においても、外側からアプローチでき る圧力ビン４０の側方の配置の利点が維持されている。ナツト２６は工具１７の 各締付は以前に係止装置３８を介して強制的に出発位置に戻される。

第３図及び第４図に示された第２の実施例においては、第１実施例に相応する部 材に１００だけ大きい符号が使用されており、従ってこのことによって繰り返し を避けるために第１実施例の説明を引用している。

第２寅施例は、フランジ１１ｇのための支持部材として使用されるリング部材２ ５が、スピンドル１１０に対して相対的に移動可能かつ回動可能な円板１５２か ら成っていることによって、第１実施例と異なっている。スピンドル１１０は、 第１％施例におけるねじ付突出部２８の代わりにこの範囲に、通路のある円筒状 の外周面を備えている。

第１実施例におけるリング部材２５とナツト２６との間で軸方向に配置されたア キシアル球軸受が第２実施例では省略されている。これの代わりに、円板１５２ の、フランジ１１８とは反対の軸方向側に、概略的に示されたアキシアル球軸受 １５３が配置されており、このアキシアル球軸受に円板１５２が向かい合う軸方 向側で支持されている。アキシアル球軸受１５３自体は、スピンドル１１０の軸 カラー１１４に支持されている。

ここにおいて、円筒状の保護スリーブ１３４は円板１５２に不動に取付けられて いる。保護スリーブはフランジ１１８の軸方向部分を被っており、かつこれは運 動遊びを有している。円板１５２とフランジ１１８とは、第１寅施例の場合のよ うにねじりばねｉ　３０　ｒ：よって連結されている。

第４図から特に明らかなように、円板１５２もフランジ１１８も、軸方向で互い に向かい合う端面側に、周方向で互いに間隔を置いた左回りの例えば３つの傾斜 面１５２ａもしくは１１８ａを有している。傾斜面１５２ａ、ｌ　１８ａは、第 ４図による展開図から判るように７ラング１１ｇと円板１５２とを軸方向で突き 合わせる軸方向の楔面である。この場合、このような傾斜面１５２ａ、１１８ａ の楔角αは、それが自縛作用の確実な範囲に位置するような大きさに選ばれてい る。

第１実施例の場合のように、一方の脚端部１３２で円板１５２に、他方の脚端部 １３１でフランジ１１８に支持されるねじりばね１３０は、円板１５２とフラン ジ１１８とを互いに相対的に、両部材が傾斜面１１８ａ、１５２ａにおいて上方 に滑りかつこのことによって軸方向で互いに押し離されるようにねじれる。この ような軸方向の拡開運動は、一方で軸カラー１１４によって、かつ他方向でスピ ンドル１１０のスナップリングの形状のストッパ１３３によって制限される。

工具１１７を取外して交換しようとすると、第１実箆例に記載されているように 、まず、第１実旌例におけるとまったく同じに構成されている係止装置１３８に よって円板１５２が回転を阻止される。次いで他方の手で工具１１７が逆時計回 りで回転されると、さらにフランジ１１８及びスピンドル１１０も連行される、 フランジ１１Ｂの逆時計回りの回転によって、フランジ１１８の傾斜面１１８ａ が回転阻止された円板１５２の傾斜面１５２ａに沿って楔下方へ滑り、このこと が相Ｚする軸方向の弛めを導き、その結果締付はナツト１２０が弛められて完全 に軽く手によって螺合を外されるようになる。フランジ１１８の傾斜面１１８ａ が傾斜面１５２　ａ　１ｍ泊って楔下方へ滑る運動は、傾斜面に続いていて、互 いに軸方向に向いた円板１５２の係止面１５４とフランジ１１８の係止面１５５ によって制限される。これらの係止面１５４，１５５は突出段部を形成する。

工具１１７を弛める際に、スピンドル１１０におけるレリーズトルクがゼロに減 少されるとすぐに、ねじりばね１３０は、フランジ１１８を円板１５２に対して 相対的に回動させる状態になり、従ってフランジ１１８の傾斜面１１８ａは円板 １５２の傾斜面１５２ａ上を楔上方へ滑り、このことによって両方の部材１５２ ．１１８は軸方向で再び押し離される。押し離された位置で工具１１７は締付け られる。

図示しない別の実施例の場合に、傾斜面１］８ａ。

１５２ａの間に転動体が設けられており、このことによって傾斜面１１８ａ、１ ５２ａの間の端面摩擦がなお減少される。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．工具、特に円盤を駆動されるスピンドル（１０；１１０）に取外し可能に固 定するための締付け装置であって、２つのフランジ（１８，１９；１１８，１１ ９）を有しており、該フランジの間に工具（１７；１１７）が軸方向で固定締付 けされるようになっており、さらに一方のフランジ（１８；１１８）は、スピン ドル（１０；１１０）に軸方向で移動可能に保持されて、スピンドルとトルクを 伝達するように連結されており、かつ該フランジをスピンドルに沿った軸方向の 移動に対して阻止する支持部材を介して工具のための締付け力から解除されるよ うになっている形式のものにおいて、前記支持部材がリング部材（２５；１２５ ）から形成されており、該リング部材は、フランジ（１８；１１８）の工具（２ ５；１２５）とは反対の側で、スピンドル（１０；１１０）にこれに対して相対 的に運動可能に保持されており、さらに一方の端部（３２；１３２）がリング部 材（２５；１２５）に、かつ他方の端部（３１；１３１）がフランジ（１８；１ １８）に係合するねじりばね（３０；１３０）によってフランジ（１８；１１８ ）と連結されており、さらにリング部材（２５；１２５）に、外側からアプロー チできて、かつ操作可能な係止装置（３８；１３８）が配設されており、該係止 装置が、操作時にリング部材（２５；１２５）を回動に対してロックする係止部 材（４２；１４２）を有していることを特徴とする、工具、特に円盤を取外し可 能に固定するための締付け装置。 ２．リング部材（２５）がナット（２６）から成っており、該ナットが右回りの 並目ねじ（２７）を有していて、かつスピンドル（１０）の相応ずる並目ねじを 備えたねじ付突出部（２８）にねじ嵌められている請求の範囲第１項記載の締付 け装置。 ３．並目ねじ伝動装置（２７，２８）のリード角は、並目ねじが自縛作用の確実 な範囲に位置する大きさに選ばれている請求の範囲第２項記載の締付け装置。 ４．フランジ（１８）とナット（２６）との間で軸方向にアキシアル軸受、特に アキシアル球軸受（２９）が配置されており、該アキシアル軸受を介してフラン ジ（１８）がナット（２６）に支持されている請求の範囲第２項又は第３項記載 の締付け装置。 ５．リング部材（１２５）が、スピンドル（１１０）に対して相対的に移動可能 かつ回動可能な円板（１５２）として形成されており、該円板がアキシアル軸受 （１５３）、特にアキシアル球軸受によって、フランジ（１１８）とは反対の軸 方向側でスピンドル（１１０）のカラー（１１４）に支持されている請求の範囲 第１項記載の締付け装置。 ６．円板（１５２）及びフランジ（１１８）が、軸方向で互いに向かい合う端面 において、周方向で間隔を置いて連続する、左回りの複数の、例えば３つの傾斜 面（１１８ａ，１５２ａ）を有しており、該傾斜面によってフランジ（１１８） と円板（１５２）とが軸方向で突き合わされている請求の範囲第５項記載の締付 け装置。 ７．傾斜面（１１８ａ，１５２ａ）の楔角（σ）が、それぞれ自縛作用の確実な 範囲に位置しているような大きさに選ばれている請求の範囲第６項記載の締付け 装置。 ８．それぞれの傾斜面（１１８ａ，１５２ａ）に軸方向で向かう係止面（１５４ ，１５５）が続いており、該係止面が前記傾斜面の間の段付面を形成する請求の 範囲第６項又は第７項記載の締付け装置。 ９．フランジ（１８；１１８）が、スピンドル（１０；１１０）に沿って軸方向 で移動可能であり、かつみぞ−楔結合部を介してスピンドル（１０；１１０）と トルクを伝達するように連結されている請求の範囲第１項から第８項までのいず れか１項記載の締付け装置。 １０．フランジ（１８；１１８）の、リング部材（２５；１２５）とは反対の方 向での軸方向移動距離が、スピンドル（１０；１１０）におけるストッパ（３３ ；１３３）、特にスナップリングによって制限されている請求の範囲第１項から 第９項までのいずれか１項記載の締付け装置。 １１．リング部材（２５；１２５）の、スピンドル（１０；１１０）に対する相 対的な、かつフランジ（１８；１１８）とは反対の方向の軸方向運動が、スピン ドル（１０；１１０）におけるストッパによって制限されており、該ストッパが 特に、スピンドル（１０；１１０）のカラー（１４；１１４）によって形成され ており、該ストッパの他方の軸方向側が、スピンドル（１０；１１０）をケーシ ングフランジ（３７；１３７）内に軸受けする球軸受（１３；１１３）のための 当接部として形成されている請求の範囲第１項から第１０項までのいずれか１項 記載の締付け装置。 １２．円筒状の保護スリーブ（３４；１３４）が、フランジ（１８）並びにリン グ部材（２５；１２５）の少なくとも一範囲にわたって軸方向で延びており、さ らにこの範囲でフランジ（１８；１１８）、リング部材（２５；１２５）及び両 者間の軸方向の中間範囲を保護して被っている請求の範囲第１項から第１１項ま でのいずれか１項記載の締付け装置。 １３．円筒状の保護スリーブ（３４）が、フランジ（１８）に固定されていて、 かつリング部材（２５）を運動遊びを有して軸方向でつかんでおり、あるいはそ の逆である請求の範囲第１２項記載の締付け装置。 １４．リング部材（２５；１２５）の、フランジ（１８；１１８）とは反対の軸 方向側に、二重ラビリンスを形成する２つのシールリング（３５，３６）が配置 されている請求の範囲第１項から第１３項までのいずれか１項記載の締付け装置 。 １５．係止装置（３８；１３８）がばね負荷された圧力ピン（４０）を有してお り、該圧力ピンがケーシング（１１，３７）内に並進的に移動可能に受容かつ案 内されている請求の範囲第１項から第１４項までのいずれか１項記載の締付け装 置。 １６．圧力ピン（４０）が内側に存在する端部において係止部材（４２；１４２ ）を有している請求の範囲第１５項記載の締付け装置。 １７．係止部材（４２；１４２）がフィンガ（４３）から形成されており、さら にリング部材（２５）が外方へ、かつフィンガ（４３）に向かって開放する少な くとも１つの係止開口（４９，５０）を有しており、該係止開口にフィンガ（４ ３）が、係止装置（３８；１３８）の操作時に形状接続的に不動に係合すること ができるようになっている請求の範囲第１６項記載の締付け装置。 １８．フィンガ（４３）が、ケーシング（１１，３７）の、例えば隣接する２つ のリブ（４５，４６）によって形成されるガイド（４４）内に回動に対して阻止 されて、案内されている請求の範囲第１７項記載の締付け装置。