JPH0248463A - 透光性スピネル焼結体の製造方法 - Google Patents

透光性スピネル焼結体の製造方法

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JPH0248463A
JPH0248463A JP63198147A JP19814788A JPH0248463A JP H0248463 A JPH0248463 A JP H0248463A JP 63198147 A JP63198147 A JP 63198147A JP 19814788 A JP19814788 A JP 19814788A JP H0248463 A JPH0248463 A JP H0248463A
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JP
Japan
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spinel
light
transmitting
compact
calcined
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Application number
JP63198147A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
浩 中村
Kenichiro Shibata
柴田 憲一郎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透光性に優れた多結晶スピネル焼結体、特に
波長3〜5μmの中赤外領域で使用する赤外透過窓材と
して好適な透光性スピネル焼結体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
スピネル(MgAj○)はマグネシアCMgo)とアル
ミナ(Aj O)とからなる酸化物で、結晶型が立方晶
であるため結晶粒界での散乱がおこり難く、高密度に緻
密化した場合良好な透光性が得られることが知られてい
る。
通常、スピネル焼結体の透光性は可視領域の波長0.4
μm付近から急激に高くなり、赤外領域の波長3〜5μ
m付近で最高となる。従って、スピネル焼結体は光学窓
のような透光性材料として、特に波長3〜5μmの中赤
外領域で使用する赤外透過窓材として宥望視され、従来
から各種の方法によって製造が試みられている。
例えば、特開昭47−6028号公報に記載されている
ように、焼結助剤として弗化リチウム(LiF)を添加
して真空中でホットプレスする方法がある。
焼結助剤としてはLiFのほかに酸化カルシウム(C!
ao)も有効であることが知られている。又、特開昭5
5−27837号公報にはMgOとAl2O3の組成比
を等モルから僅かにAlO過剰とし、焼結助剤としてL
iFを添加して常圧焼結する方法が、及び特開昭59−
121158号公報にはアルフキシトを加水分解して得
られたスピネル微粉末にLiFを添加して水素中で常圧
焼結する方法が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来の透光性スピネル焼結体の製造方法におい
ては、いずれも緻密化のため焼結助剤としてLiFやC
aO企添加し更にはMg0−AIOの組成比を変化させ
るので第2相が出現しやすく、組織的不均一性により光
が散乱され、直線透過率が低下する欠点があった。
又、常圧焼結法による場合には不均一な粒成長により空
孔が残留しやすいため、透光性のレベルが低かった。そ
の点、ホットプレス法では空孔が残留しにくいが、高温
と高圧を要するため設備の大型化に加え強度的制約のた
めに通常用いているカーボンの型材を使用できず、大型
材の製造が嬉しい欠点があった。又、形状的にも円板状
のものは得られるが、異形品は歩留良く製造できない等
、生産性が悪いという問題があった。
このように従来の方法で製造された透光性スピネル焼結
体では、直線透過率が試料厚さl wsで75〜80%
程度が最大であり、試料厚さ3 ms以上で使用される
赤外透過窓材とするためには更に直線透過率の向上が必
要であった。
本発明はかかる従来の事情に鑑み、高密度で透光性のレ
ベルが高く、特にHさ3朋以上の赤外透過窓材として好
適な直線透過率を有する透光性スピネル焼結体の製造方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の透光性スピネル焼結
体の製造方法では、純度99.9%以上及び比表面積(
BET値) 10 i/g以上のスピネル粉末に0.1
〜2.0重量%の弗化カリウムを添加混合し、成形した
後1500〜1700 Cの温度で焼結し、更に150
0〜1800 t?の温度及び500◆伽以上の圧力で
HIP処理することを特徴とする。
〔作用〕
本発明においては、焼結助剤として添加する弗化カリウ
ム(KF)は融点が860 Cであるため、その温度以
上では液相となって焼結は液相焼結となるので、常圧焼
結であっても助剤無添加の場合と比較して均一に粒成長
し、粒内空孔を生じにくい。
この作用に限っては従来の融点842Cの弗化リチウム
(LiF)も同様であるが、LiFは沸点が16767
:”と高く、この温度以下で焼結した場合にLiFが第
2相として残存し透光性を低下させる。又、LiFの沸
点を超える高温での焼結では粒成長のフントロールが難
しく、やはり残留空孔によって透光性が低下する恐れが
ある。
然るに、本発明で用いる弗化カリウム(KF)は沸点が
1505 t:’であるため、1500〜1700 C
での常圧焼結によりKFを残留させることなく粒成長を
フントロールして、理論密度比95%以上に緻密化する
ことが可能である。
弗化カリウム(KF)の添加量は0.1〜2.0重量%
が好ましく、0.1重量%未満では上記した作用による
常圧焼結による緻密化が得られず、2.0重量%を超え
るとKFの充分な除去が困難になり、透光性の低下をき
たす為である。
原料であるスピネル粉末は不純物吸収による透光性の低
下を防ぐために99゜9%以上の純度のものを使用し、
特にFe等の遷移金属元素の含有は好ましくない。又ス
ピネル粉末は一次粒子の粒径が約0.2μm以下、即ち
表面積がBET値で10 m/g以上であることが緻密
な焼結体を得るために必要である。このように高純度で
且つ微細なスピネル粉末としては、アルフキシトの加水
分解によるもの、或いは共沈法によるもの等が好適であ
る。
スピネル粉末は焼結に際して成形するが、成形比重を2
.0以上とすることが好ましい。焼結は真空中か、又は
水素やヘリウム等の分子径の小さいガス雰囲気中で行な
う。窒素やアルゴン等の分子径の大きなガス雰囲気中で
焼結することにより、これらの分子が空孔内に取り込ま
れると、以後の高密度化を阻害するからである。又、焼
結時間は2〜12時間が好ましい。
HIP処理においては、1500〜1800 trの温
度及び5001%4以上の圧力で焼結体が等方的に加圧
され、塑性変形や拡散機構により空孔の除去が促進され
、透光性が一層向上する。但し、HIP処理前の焼結体
の理論密度比が95%未満の場合には残留気孔の多くが
所謂解放気孔状態となり、この解放気孔内にHIP処理
で用いるアルゴン、窒素、酸素等のガスが侵入して、高
密度化が充分に進行しない恐れがあるので、焼結体は理
論密度比95%以上に緻密化するのが好ましい。
かかる本発明方法により、試料厚さ3朋での直線透過率
が波長3〜5μmの赤外光で最高75%以上と従来にな
い極めて優れた直線透過率を宥し、赤外透過窓材として
好適なスピネル焼結体を得ることができる。
〔実施例〕
実施例1 純度99.9%、比表面積14.6 rrj/g (B
 K T値)の高純度スピネル粉末に弗化カリウム20
.2重量%添加し、アルミナボールを用いて24時時間
式混合した。乾燥後、篩分60メツシユで整粒し、内径
50謂の金型にて2 ton/eBの圧力で加圧成形す
ることにより比重2.2の成形体な得た。この成形体を
水素炉中において1600 tll”の温度で4時間常
圧焼結し、理論密度比98%の焼結体を得た。更に、こ
の焼結体をHIP装置に入れ、Arガスを用いて170
0 tll”の温度及び2000 Pc9/lInの圧
力で2時間HIP処理した。
得られたスピネル焼結体を厚さ3朋に鏡面研磨加工した
後、赤外分光光度計で直線透過率を測定したところ、波
長3〜5μmの赤外領域で最高ピーク値で″15%以上
の良好な透光性を示した。
実施例2 純度99.9%、比表面積19,4→’g(BET値ン
の高純度スピネル粉末に弗化カリウムを1.0重量%添
加し、実施例1と同様に混合及び整粒した後、直径30
謂のゴムモールドを用いて1.5 ton、Δ扁で静圧
成形することにより比重2.1の成形体を得た。
この成形体をHe雰囲気中において1550 t:’の
温度で12時間常圧焼結し、理論密度比97%の焼結体
3得た。更にこの焼結体をHIP装置に入れ、Arガス
を用いて1600 Cの温度及び2000’%4の圧力
で2時間HIP処理した。
得られたスピネル焼結体を厚さ3filllに鏡面研磨
加工した後、実施例1と同様に直線透過率を測定したと
ころ、波長3〜5μmの赤外領域で最高ピーク値で78
%以上の良好な透光性を示した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、焼結助剤として弗化カリウム?用いた
常圧焼結により高密度に焼結した後、更にHIP処理す
ることにより、高密度であって赤外領域での透光性に優
れた透光性スピネル焼結体を得ることができる。この透
光性スピネル焼結体は3朋以上の厚さでも透光性に優れ
、肉厚で使用される赤外透過窓材として特に有用である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)純度99.9%以上及び比表面積(BET値)1
    0m^2/g以上のスピネル粉末に0.1〜2.0重量
    %の弗化カリウムを添加混合し、成形した後1500〜
    1700℃の温度で焼結し、更に1500〜1800℃
    の温度及び500kg/cm^2以上の圧力でHIP処
    理することを特徴とする透光性スピネル焼結体の製造方
    法。
  2. (2)上記焼結は真空中、又は水素ガス若しくはヘリウ
    ムガスの常圧雰囲気中で行なうことを特徴とする、請求
    項(1)記載の透光性スピネル焼結体の製造方法。
JP63198147A 1988-08-09 1988-08-09 透光性スピネル焼結体の製造方法 Pending JPH0248463A (ja)

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