JPH0234720Y2 - - Google Patents

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JPH0234720Y2
JPH0234720Y2 JP8276682U JP8276682U JPH0234720Y2 JP H0234720 Y2 JPH0234720 Y2 JP H0234720Y2 JP 8276682 U JP8276682 U JP 8276682U JP 8276682 U JP8276682 U JP 8276682U JP H0234720 Y2 JPH0234720 Y2 JP H0234720Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は発生楽音の音色をシーケンシヤルに
制御することができる電子楽器の音色制御装置に
関する。 電子楽器においては、発生される楽音のピツ
チ、音色、音量、効果等(以下、これらを総称し
て音色という)をそれぞれ設定するためにスイツ
チや可変抵抗器からなる多数の楽音状態設定操作
子(例えばピツチコントロール操作子、音色選択
操作子、……)が設けられているもので、これら
操作子を適宜操作することによつて所望の楽音状
態を設定するものである。ところで、曲の途中に
おいて音色を変更したいような場合には上記操作
子を演奏中に操作しなければならないが、この操
作にはかなりの熟練を要し、初心者などには非常
にむつかしいものである。 そこで、このような不都合を改善するために、
各操作子の設定状態を表わすデータ群を複数組予
めメモリに記憶させておき、簡単なスイツチ操作
で所望の組のデータ群を読み出すことにより、瞬
時に全ての操作子に関する所望の設定状態に対応
したデータを得る、いわゆるブリセツト方式が提
案されている。しかしながら、このブリセツト方
式にあつても、たとえ簡単であるにせよ何らかの
スイツチ操作が必要となり、両手を使用した演奏
中にあつてはやはりスイツチ操作がむつかしいと
いう欠点がある。 そこでこの考案は、発生楽音の音色を楽曲の進
行と共に自動的に変化させることができる電子楽
器の音色制御装置を提供するもので、音高を指定
する複数の鍵から成る鍵盤と、前記鍵盤の各鍵に
対して設けられた鍵操作検出手段と、楽音パラメ
ータを設定するための楽音パラメータ設定手段
と、供給された楽音パラメータに基づいて楽音信
号を形成する楽音信号形成手段とを具備する電子
楽器において、楽曲の所定演奏区間毎の楽音パラ
メータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から
前記楽音パラメータを楽曲の進行順に読出す読出
し手段と、前記鍵操作検出手段の出力信号を、こ
の鍵操作検出手段よつて押鍵が検出された鍵に1
対1に対応する演奏区間を示す演奏区間情報であ
つて、この鍵の音高配列順に楽曲の開始時点から
の演奏順序が設定された演奏区間情報に変換する
変換手段と、前記記憶手段の前記演奏区間情報に
対応するアドレスに、前記楽音パラメータ設定手
段で示された楽音パラメータを書込む書込み手段
とを具備することを特徴としている。 以下、図面を参照しこの考案の一実施例につい
て説明する。 第1図はこの考案による音色制御装置を適用し
た電子楽器の構成を示すブロツク図である。この
図において、、符号1は楽譜であり、この楽譜1
の下部には楽曲の演奏に関するデータ(以下、演
奏データと称す)が予め磁気記録された磁気テー
プ2が貼付されている。 ここで、磁気テープ2に記録されている演奏デ
ータについて説明する。第2図はこの演奏データ
の一例を示す図であり、磁気テープ2にはこの図
に示す行3−1、3−2……の順に、各行のデー
タがシリーズに記録されている。この図におい
て、音色マークMTは以下に続くデータが音色デ
ータであることを示す2ビツトのマークであり、
音色データTOJおよび音色データTOMは各々、
自動演奏時における楽音の音色およびマニユアル
演奏時における楽音の音色を各々設定するための
データである。なお、マニユアル演奏とは鍵盤4
(第1図)によつて行う演奏を言う。自動演奏マ
ークMJは以下に続くデータが楽音の音高を示す
キーコードKCおよび楽音の符長(長さ)を示す
符長データDFであることを示す2ビツトのマー
クであり、また、フレーズマータPHは楽曲の各
フレーズの区切りを示す2ビツトのマークであ
る。 第1図において、データ読取装置5は上述した
磁気テープ2の各データを読取るもので、第2図
に示す音色データTOJおよびTOMを読取つた時
点で、読取つたデータTOJおよびTOMをテープ
データレジスタ6へ供給し、ここに記憶させ、ま
た、キーコードKCおよび符長データDFを読取る
たびに、読取つたキーコードKCおよび符長デー
タDFを演奏データメモリ7へ供給すると共に、
書込みアドレスWADをアドレス制御回路8へ出
力する。また、フレーズマークPHを読取つた場
合も同様に、フレーズマークPHを演奏データメ
モリ7へ、書込みアドレスWADをアドレス制御
回路8へ各々出力する。なお、自動演奏マーク
MJは演奏データメモリ7へ出力されない。 アドレス制御回路8はアドレスカウンタ、ゲー
ト回路等から構成されるもので、磁気テープ2の
データ読取時においては、データ読取装置5から
供給される書込みアドレスWADを演奏データメ
モリ7へ出力する。 演奏データメモリ7はRAM(ランダムアクセ
スメモリ)であり、データ読取装置5から供給さ
れるキーコードKC、符長データDFおよびフレー
ズマークPHを書込みアドレスWADに基づいて、
0番地から順次読込む。この場合、キーコード
KCおよび符長データFDが1アドレス内に読込ま
れ、また、フレーズマークPHが1アドレス内に
読込まれる。この演奏データメモリ7に読込まれ
た各データは自動演奏時において0番地のデータ
から順次読出され、キーコードKCが楽音信号形
成回路(楽音信号形成手段)10の自動演奏音形
成部10aおよび押鍵表示部11へ各々供給さ
れ、また、符長データDFおよびフレーズマーク
PHが読出回路12へ供給される。読出回路12
は演奏データメモリ7内の各データの読出しを制
御するもので、自動演奏のスタート時にスタート
スイツチ13が投入され、信号RUN(“1”信号)
が供給されると、まずリード指令RS(パルス信
号)をアドレス制御回路8へ出力する。アドレス
制御回路8はこのリード指令RSおよび信号RUN
を受け、内部のアドレスカウンタをリセツトする
と共に、同アドレスカウンタの出力を演奏データ
メモリ7のアドレス端子ADへ供給する。以後、
このアドレスカウンタの出力は連続的に演奏デー
タメモリ7へ供給される。演奏データメモリ7の
アドレス端子ADヘアドレス「0」が供給される
と、同メモリ7のO番地の内容、すなわち、楽曲
の第1音のキーコードKCおよび符長データDFが
読出され、キーコードKCが自動演奏音形成部1
0aおよび押鍵表示部11へ、また、符長データ
DFが読出回路12へ各々供給される。自動演奏
音形成部10aは供給されたキーコードKCに対
応する音高を有し、かつ、後述する音色データ発
生回路15から供給される自動演奏用音色データ
TOJIによつて指定される音色を有する楽音信号
を形成し、増幅器16を介してスピーカ17へ出
力する。これにより、楽曲の第1音がスピーカ1
7から発生する。また、押鍵表示部11は鍵盤4
の各キーの近傍に各々設けられたランプ(あるい
は発光ダイオード)と、これらのランプの点灯を
制御する制御回路とからなるもので、演奏データ
メモリ7から供給されたキーコードKCに対応す
るキーの近傍に設けられたランプを点灯させ、こ
れにより、練習者にキーの操作位置を指示する。 一方、読出回路12はテンポクロツク発生回路
18から出力されるテンポクロツクTCのカウン
トを開始する。そして、そのカウント結果が符長
データDFに達した時点で、再びリード指令RSを
アドレス制御回路8へ出力する。アドレス制御回
路8はこのリード指令RSを受け、内部のアドレ
スカウンタをインクリメントする。アドレスカウ
ンタがインクリメントされると、演奏データメモ
リ7のアドレス端子ADへアドレス「1」が供給
され、同メモリ7の1番地の内容、すなわち楽曲
の第2音のキーコードKCおよび符長データDFが
読出され、読出されたキーコードKCが自動演奏
音形成部10aおよび押鍵表示部11へ、また、
符長データDFが読出回路12へそれぞれ供給さ
れる。これにより、スピーカ17から楽曲の第2
音の楽音が発生すると共に、鍵盤4のキーがラン
プによつて指示される。また、読出回路12は前
述した場合と同様に、再びテンポクロツクTCの
カウントを開始し、そのカウント結果が符長デー
タDFに一致した時点で再びリード指令RSをアド
レス制御回路8へ出力する。以下、上記動作が繰
返され、これにより磁気テープ2に記録された楽
曲の自動演奏が行われる。 なお、演奏データメモリ7からフレーズマーク
PHが読出され、読出回路12へ供給されると、
読出回路12はフレーズパルスPHPを音色デー
タ発生回路15へ出力すると共に、リード指令
RSをアドレス制御回路8へ出力する。以後、自
動演奏が引続き行われる。フレーズパルスPHP
については後に詳述する。 次に、鍵盤4の各キーに各々対応して、キー操
作検出用のキースイツチが設けられており、ま
た、各キースイツチの出力が各々キースイツチ回
路20へ供給されている。キースイツチ回路20
は、各キースイツチの出力を一定周期でスキヤニ
ングすることによりオン状態にあるキーを検出
し、同キーのキーコードKCを楽音信号形成回路
10のマニユアル音形成部10bへ供給すると共
に、音色データ発生回路15へ供給し、また、い
ずれかのキーがオン状態にあることを示すキーオ
ン信号KON(“1”信号)を音色データ発生回路
15へ出力する。マニユアル音形成部10bは、
供給されたキーコードKCに対応する音高を有し、
音色データ発生回路15から供給されている音色
データTOM1に対応する音色を有する楽音信号
を形成し、増幅器16を介してスピーカ17へ供
給する。これにより、鍵盤4のキー操作に対応す
る楽音(マニユアル音)がスピーカ17から発生
する。 次に、音色データ発生回路15について詳述す
る。第3図はこの音色データ発生回路15の詳細
例を示すブロツク図であり、この図において端子
T1はテープデータレジスタ6内の音色データ
TOJが共に供給される端子、また、端子T2は音
色選択スイツチ回路22(第1図)から出力され
る音色データTOJ2およびTOM2が共に供給され
る端子である。ここで、この電子楽器において
は、そのパネル面に自動演奏音用音色選択スイツ
チ列およびマニユアル音用音色選択スイツチ列が
各々設けられており、音色選択スイツチ回路22
は現在操作されている自動演奏音用音色選択スイ
ツチの出力に対応して音色データTOJ2を発生
し、また、マニユアル音用音色選択スイツチの出
力に対応して音色データTOM2を発生し、発生
した各音色データTOJ2、TOM2を共に音色デー
タ発生回路15の端子T2へ並列に供給する。 次に、端子T3はキースイツチ回路20からキ
ーコードKCおよびキーオン信号KONが供給され
る端子、端子T4は音色データ書込みスイツチ2
3(第1図)の出力信号SETが供給される端子、
端子T5は読出回路12からフレーズパルスPHP
が供給される端子、端子T6はスタートスイツチ
13の出力信号RUNが供給される端子、また、
端子T7は音色データTOJ1、TOM1が各々出力さ
れる端子である。 そして、この音色データ発生回路15は音色デ
ータTOJおよびTOM、あるいは音色データ
TOJ2およびTOM2、あるいは音色データメモリ
24(記憶部)内に予め設定された音色データを
セレクタ25によつて択一的に選択し、音色デー
タTOJ1、TOM1として端子T7を介して楽音信号
形成回路10へ出力する。この場合、音色データ
メモリ24内には予め楽曲の各フレーズに対応し
て音色データを書込んでおく。すなわち、楽曲の
第1フレーズ、第2フレーズ……における発生楽
音の音色を設定するための音色データを各々音色
データメモリ24の0番地、1番地……内に書込
んでおく。 以下、この音色データ発生回路15の動作を詳
細に説明する。最初に、音色データメモリ24へ
音色データを書込む場合について説明する。この
場合、操作者(練習者)は、まず音色データを書
込みスイツチ23をオン状態とし、このオン状態
においてパネル面の自動演奏音用およびマニユア
ル音用音色選択スイツチにより音色を設定し、そ
して例えば第3フレーズの音色を設定する場合は
鍵盤4の符号が付されたキー(第1図参照)を
短時間押す。音色データ書込みスイツチ23がオ
ン状態になると、信号SETが“1”信号となり、
この“1”信号が微分回路27の入力端およびア
ンドゲート28の一方の入力端へ供給される。微
分回路27の入力端へ“1”信号が供給される
と、微分回路27がその立上りにおいてパルス信
号を出力し、オアゲート29を介してアドレスカ
ウンタ30のリセツト端子Rへ供給すると共に、
フリツプフロツプ(以下、FFと略称する)31
のセツト端子Sへ供給する。これにより、アドレ
スカウンタ30がリセツトされ、また、FF31
がセツトされ、その出力端子Qから“1”信号が
出力されると、アンドゲート32が開状態とな
り、また、インバータ33の出力が“0”信号と
なる。このインバータ33の出力はゲート回路3
4のエネーブル端子ENおよびアンドゲート28
の他方の入力端へ供給される。ゲート回路34は
そのエネーブル端子ENへ“1”信号が供給され
ると開状態に、“0”信号が供給されると閉状態
になるもので、インバータ33の出力が“0”信
号になると、ゲート回路34が閉状態となり、音
色データメモリ24の入力端子INへデータ「0」
が供給される。一方、アンドゲート28の他方の
入力端へ“0”信号が供給されると、同アンドゲ
ート28の出力が“0”信号となり、この“0”
信号がセレクタ35の端子SAへ供給される。セ
レクタ35の端子SAへ“0”信号が供給される
と、セレクタ35はその入力端子Bへ供給されて
いるデータ、すなわちアドレスカウンタ30のカ
ウント出力を音色データメモリ24のアドレス端
子ADへ供給する。 このように、スイツチ23がオン状態になり、
信号SETが“1”信号に立上ると、この立上り
時点においてアンドゲート32が開状態になると
共に、音色データメモリ24の入力端子INへデ
ータ「0」が供給され、また、アドレスカウンタ
30がリセツトされ、そのカウント出力「0」が
音色データメモリ24のアドレス端子ADへ供給
される。 そして、アンドゲート32が開状態になると、
システムクロツクφ(例えば、IMHz)がアンド
ゲート32を介してその出力端から出力され、オ
アゲート37を介してアドレスカウンタ30のク
ロツク端子CKへ供給されると共に、オアゲート
38を介して音色データメモリ24の書込み端子
WTへ供給される。これにより、音色データメモ
リ24のアドレス端子ADへアドレス「0」、
「1」、「2」……が順次供給され、また、アドレ
ス端子ADへ供給されるアドレスが変化する毎
に、書込み端子WTへ書込みパルスが供給され
る。 この結果、音色データメモリ24の各番地内へ
ゲート回路34から出力されているデータ「0」
が順次書込まれる。すなわち、音色データメモリ
24がクリアされる。そして、アドレスカウンタ
30のカウント出力が再び「0」へ戻る時点にお
いて、アドレスカウンタ30のアドレスエンド端
子AEからパルス信号が出力され、FF31のリセ
ツト端子Rへ供給されると、FF31がリセツト
され、その出力端子Qから“0”信号が出力され
る。これにより、アンドゲート32が閉状態とな
り、したがつてシステムクロツクφの出力が停止
され、また、インバータ33の出力が“1”信号
となる。インバータ33の出力が“1”信号にな
ると、ゲート回路34が開状態になる。また、ア
ンドゲート28の両入力端へ“1”信号が供給さ
れ、したがつてセレクタ35の端子SAへ“1”
信号が供給される。この結果、セレクタ35がそ
の入力端子Aへ供給されているキーコード/アド
レス変換回路(以下、KC/AD変換回路と略称
する)40の出力を音色データメモリ24のアド
レス端子ADへ供給される。 しかして、以上の動作は操作者が音色データ書
込みスイツチ23を押すと略同時に行なわれる。 次に、操作者がスイツチ23を押しながら自動
演奏音用およびマニユアル音用音色選択スイツチ
によつて音色を設定すると、音色選択スイツチ回
路22から、設定された音色に対応する音色デー
タTOJ2およびTOM2が出力され端子T2を介して
ゲート回路34へ供給される。ゲート回路34は
この音色データTOJ2、TOM2に変更フラグ
“1”を付加して音色データメモリ24の入力端
子INへ出力する。なお、変更フラグ“1”につ
いては後に説明する。次いで、操作者が例えば鍵
盤4の符号が付されたキーを短時間押すと、キ
ースイツチ回路20から同キーに対応するキーコ
ードKCおよびキーオン信号KON(“1”信号)が
出力され、キーコードKCが端子T3を介して
KC/AD変換回路40へ供給され、また、キー
オン信号KONが端子T3を介して微分回路41へ
供給される。KC/AD変換回路40は、供給さ
れたキーコードKCを音色データメモリ24のア
ドレスに変換する回路であり、符号、、…
…が付されたキーのキーコードKCがそれぞれ供
給されると、これらのキーコードKCに対応して
アドレス「0」、「1」、「2」……を各々出力す
る。 したがつて、KC/AD変換回路40へ符号
が付されたキーのキーコードKCが供給されると、
KC/AD変換回路40からアドレス「2」が出
力され、セレクタ35を介して音色データメモリ
24のアドレス端子ADへ供給される。これによ
り、音色データメモリ24の2番地が指定され
る。 一方、微分回路41へキーオン信号KONが供
給されると、微分回路41がキーオン信号KON
の立上りにおいてパルス信号を出力し、オアゲー
ト38を介して音色データメモリ24の書込み端
子WTへ供給する。これにより、音色データメモ
リ24の2番地内にゲート回路34の出力デー
タ、すなわち、音色データTOJ2、TOM2および
変更フラグ“1”が書込まれる。 次に、操作者が再びパネル面の音色選択スイツ
チ回路22によつて別の音色を設定し、そして例
えば鍵盤4の符号が付されたキーを押すと、上
述した場合と全く同様にして、音色データメモリ
24の4番地内に新たに設定した音色に対応する
音色データTOJ2、TOM2および変更フラグ
“1”が書込まれる。音色データメモリ24の他
の番地の書込みも全く同様である。なお、例えば
楽曲の第2フレーズと第3フレーズの音色を同一
とする場合は、楽音データメモリ24の2番地内
(第3フレーズの音色に対応)に音色データの書
込みをする必要はない。 次に、楽曲の自動演奏時における音色データ発
生回路15の動作を説明する。なお以下の説明に
おいては、第4図に示すように、音色データメモ
リ24の1番地に自動演奏音用の音色データAお
よびマニユアル演奏音用の音色データBが、ま
た、3番地に自動演奏音用の音色データCおよび
マニユアル演奏音用の音色データDが各々書込ま
れているものとする。まず、第1図に示すスター
トスイツチ13がオン状態とされると、信号
RUNが“1”信号に立上り、この“1”信号が
第3図に示すアンドゲート42の一方の入力端お
よび微分回路43の入力端へ供給される。アンド
ゲート42の一方の入力端へ“1”信号が供給さ
れると、同アンドゲート42が開状態となり、ま
た、微分回路43の入力端へ“1”信号が供給さ
れると、その立上り時点において微分回路43か
らパルス信号RUNP(“1”信号)が出力される。
このパルス信号RUNPはオアゲート29を介し
てアドレスカウンタ30のリセツト端子Rへ供給
され、これにより、アドレスカウンタ30がリセ
ツトされる。また、このパルス信号RUNPはパ
ルス保持回路45の端子Taへ供給される。 パルス保持回路45は前述したシステムクロツ
クφがクロツク端子へ供給されているDFF(D型
フリツプフロツプ)46〜48および各種のゲー
ト回路から構成されるもので、その端子Taへパ
ルス信号が供給された場合はDFF46がセツト
される一方、DFF47,48がリセツトされ、
端子Tbへパルス信号が供給された場合はDFF4
7がセツトされる一方、DFF46,48がリセ
ツトされ、また、端子Tcへパルス信号が供給さ
れた場合はDFF48がセツトされる一方、DFF
46,47がリセツトされる。すなわち、端子
Tb,Tcへ“0”信号が供給されている状態にお
いて、端子Taへパルス信号RUNP(“1”信号)
が供給されると、このパルス信号RUNPがオア
ゲート49を介してDFF46の入力端へ供給さ
れ、これによりDFF46に“1”が読込まれる
(DFF46がセツトされる)。一方、端子Taへパ
ルス信号RUNPが供給されると、端子Ta〜Tcの
各信号のノアをとるノアゲート50の出力がパル
ス信号RUNPのパルス幅と同一時間“0”信号
となり、この“0”信号がアンドゲート51〜5
3の各一方の入力端へ供給される。 これにより、アンドゲート52,53の出力が
“0”信号となり、したがつてオアゲート54,
55の出力が共に“0”信号となり、この“0”
信号がDFF47,48へ各々読込まれる(DFF
47,48がリセツトされる)。次いで、パルス
信号RUNPが“0”信号に戻ると、ノアゲート
50の出力が“1”信号となり、アンドゲート5
1〜53が共に開状態となる。この結果、DFF
46〜48の各出力が各々DFF46〜48の各
入力端へ供給され、これにより、各DFF46〜
48の記憶内容が、次に端子Tb,Tcのいずれか
へパルス信号が供給されるまで保持される。端子
Tb,Tcへパルス信号が供給された場合も上述し
た場合と同様に動作する。 次に、パルス信号RUNPによつてセツトされ
たDFF46の出力信号“1”およびリセツトさ
れたDFF47,48の出力信号“0”は各々パ
ルス保持回路45の端子Td〜Tfを介してセレク
タ25の端子SA,SB,SCへ供給される。 セレクタ25はその入力端子A,B,Cへ各々供
給されているデータを端子SA〜SCへ供給されて
いる信号に基づいて択一的に選択して出力するも
ので、端子SAにのみ“1”信号が供給された場
合は入力端子Aに得られるデータ、すなわち、テ
ープデータレジスタ6(第1図)から出力されて
いる音色データTOJ,TOMを各々音色データ
TOJ1,TOM1として出力し、端子T7を介して楽
音信号形成回路10へ供給する。 このように、スタートスイツチ13が投入さ
れ、信号RUNが“1”信号に立上ると、まずテ
ープデータレジスタ6内の音色データTOJ,
TOMが各々音色データTOJ1,TOM1として楽
音信号形成回路10へ供給され、この結果、楽曲
の第1フレーズの自動演奏音の音色が音色データ
TOJに対応したものとなる。また、この第1フ
レーズの自動演奏時に練習者が鍵盤4の各キーを
操作すると、音色データTOMに対応する音色の
マニユアル音がスピーカ17から発生する。 次に、楽曲の自動演奏が進行し、第1フレーズ
の自動演奏が終了すると、この終了時点において
演奏データメモリ7からフレーズマークPHが読
出され、読出回路12へ供給される。これによ
り、読出回路12からフレーズパルスPHPが出
力され、端子T5(第3図)を介してアンドゲート
42の他方の入力端へ供給される。この時、アン
ドゲート42の一方の入力端へは信号RUN(“1”
信号)が供給されており、したがつてフレーズパ
ルスPHPはアンドゲート42から出力され、オ
アゲート37を介してアドレスカウンタ30のク
ロツク端子CKへ供給されると共に、アンドゲー
ト58の一方の入力端へ供給される。アドレスカ
ウンタ30のクロツク端子CKへフレーズパルス
PHPが供給されると、アドレスカウンタ30が
インクリメントされ、そのカウント出力が「1」
となり、このカウント出力「1」がセレクタ35
を介して音色データメモリ24のアドレス端子
ADへ供給される。これにより、音色データメモ
リ24の1番地の内容、すなわち、第4図に示す
音色データA,Bおよび変更フラグ“1”が読出
され、変更フラグ“1”がアンドゲート58の他
方の入力端へ、いま、音色データA,Bがラツチ
59の入力端へ各々供給される。アンドゲート5
8の他方の入力端へ変更フラグ“1”が供給され
ると、同アンドゲート58が開状態となり、この
時点でその一方の入力端へ供給されているフレー
ズパルスPHPがパルス信号P1として出力され、
ラツテ59のロード端子LDおよびパルス保持回
路45の端子Tcへ供給される。これにより、ラ
ツチ59の音色データAおよびBが読込まれ、読
込まれた音色データA,Bがセレクタ25の入力
端子Cへ供給され、また、パルス保持回路45の
DFF46〜48に各々“0”,“0”,“1”が読
込まれ、読込まれた各信号が各々セレクタ25の
端子SA〜SCへ供給される。そして、セレクタ2
5の端子SCにのみ“1”信号が供給されると、
セレクタ25が入力端子Cへ供給されている音色
データA,Bを各々音色データTOJ1,TOM1と
して出力し、端子T7を介して楽音信号形成回路
10へ供給する。これにより、楽曲の第2フレー
ズの自動演奏者およびマニユアル音の音色が各々
音色データAおよびBに対応したものとなる。 次いで、楽曲の第2フレーズの自動演奏が進行
し、次のフレーズマークPHが演奏データメモリ
7から読出され、これにより読出回路12からフ
レーズパルスPHPが再び出力されると、上述し
た場合と同様にして音色データメモリ24の2番
地内のデータ「0」および変更フラグ“0”が読
出され、ラツチ59の入力端およびアンドゲート
58の他方の入力端へ各々供給される。しかしこ
の場合、変更フラグが“0”であることからアン
ドゲート58が開状態にならず、したがつてアン
ドゲート58からパルス信号P1が出力されず、
この結果、ラツチ59の出力、パルス保持回路4
5の出力はいずれも変化しない。すなわち、楽曲
の第3フレーズの自動演奏音およびマニユアル音
の音色は第2フレーズの音色と同一になる。 以下、上述した過程が繰返される。ここで、参
考までに上述した場合における楽曲の各フレーズ
の音色を決定する音色データを次表に示す。
【表】 次に、楽曲の進行途中において練習者がパネル
面の音色選択スイツチを操作した場合について説
明する。練習者がパネル面の自動演奏音用あるい
はマニユアル音用の音色選択スイツチを操作し、
これにより音色データTOJ2あるいはTOM2が変
化すると、スイツチデータ変化検出回路61(検
出手段)(第3図)がこの変化を検出し、パルス
信号P2をパルス保持回路45の端子Tbへ供給す
る。これにより、DFF46〜48から“0”,
“1”,“0”が各々出力され、セレクタ25の端
子SA〜SCへ各々供給される。セレクタ25の端
子SBにのみ“1”信号が供給されると、セレク
タ25がその入力端子Bへ供給されている音色デ
ータTOJ2,TOM2を各々端子T7を介して楽音信
号形成回路10へ供給する。すなわち、楽曲の進
行途中において音色選択スイツチが操作される
と、以後そのフレーズが終了するまで、音色選択
スイツチ回路22から出力される音色データ
TOJ2,TOM2によつて楽曲の音色が決定され
る。そして、次のフレーズマークPHが演奏デー
タメモリ7から読出された時点以降、再び音色デ
ータメモリ24内の音色データによつて楽曲の音
色が決定される。 以上がこの考案の一実施例の詳細である。な
お、上述した実施例においては、鍵盤4のキーに
よつて音色データメモリ24の書込み時のアドレ
スを指定するようにしたが、これに代えて、キー
によつて指定されたフレーズのフレーズ番号を音
色データと共に音色データメモリ24へ書込み、
読出し時において音色データメモリ24内の各フ
レーズ番号を走査して音色データを得るようにし
てもよい。また、上述した実施例においては、音
色データメモリ24内にフレーズ単位で音色デー
タを記憶させておき、フレーズマークPHに基づ
いて音色データメモリ24内の各データを読出す
ようにしているが、例えば音色データメモリ24
内に小節単位で音色データを記憶させておき、読
出し時にはテンポクロツクTCをカウントするこ
とにより小節の区切りを検出し、この検出結果に
応じて音色データメモリ24内の各データを読出
すようにしてもよい。 以上説明したように、この考案によればキース
イツチの出力を楽曲の所定演奏区間を示す部分デ
ータに変換する手段と、音色情報を部分データに
対応させて記憶部に書込む書込み手段と、楽曲の
進行と共に記憶部に書込まれている音色情報を楽
曲の所定演奏区間に対応させて楽音信号形成手段
へ供給する音色制御手段とを設けたので、発生楽
音の音色を望みの順序で自動的に変化させること
ができる。また、この考案によれば鍵盤のキーに
よつて楽曲の所定演奏区間を指定することができ
るので、楽曲の所定演奏区間を指定するためのス
イツチ類を設ける必要がないと共に、音色情報を
記憶部へ書込む際の操作性が優れている。また、
この考案によれば、音色選択スイツチの操作状態
が変化した時点以降、同音色選択スイツチの出力
に対応する音色情報を楽音形成手段へ供給するよ
うにしたので、楽曲の進行途中において音色を任
意に変更し得る利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示すブロ
ツク図、第2図は同実施例における磁気テープ2
の記憶内容の一例を示す図、第3図は同実施例に
おける音色データ発生回路15の詳細例を示すブ
ロツク図、第4図は同実施例における音色データ
メモリ24内に記憶された音色データの一例を示
す図である。 4……鍵盤、10……楽音信号形成手段(楽音
信号形成回路)、22……楽音パラメータ設定手
段(音色選択スイツチ回路)、24……記憶手段
(音色データメモリ)、30……読出し手段(アド
レスカウンタ)、34……書込み手段(ゲート回
路)、40……変換手段(KC/AD変換回路)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 音高を指定する複数の鍵から成る鍵盤と、前記
    鍵盤の各鍵に対して設けられた鍵操作検出手段
    と、楽音パラメータを設定するための楽音パラメ
    ータ設定手段と、供給された楽音パラメータに基
    づいて楽音信号を形成する楽音信号形成手段とを
    具備する電子楽器において、 楽曲の所定演奏区間毎の楽音パラメータを記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段から前記楽音パラメータを楽曲の
    進行順に読出す読出し手段と、 前記鍵操作検出手段の出力信号を、この鍵操作
    検出手段によつて押鍵が検出された鍵に1対1に
    対応する演奏区間を示す演奏区間情報であつて、 この鍵の音高配列順に楽曲の開始時点からの演
    奏順序が設定された演奏区間情報に変換する変換
    手段と、 前記記憶手段の前記演奏区間情報に対応するア
    ドレスに、前記楽音パラメータ設定手段で示され
    た楽音パラメータを書込む書込み手段とを具備し
    てなる電子楽器の音色制御装置。
JP8276682U 1982-06-03 1982-06-03 電子楽器の音色制御装置 Granted JPS58185899U (ja)

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JPS58185899U JPS58185899U (ja) 1983-12-10
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