JPH0233853Y2 - - Google Patents

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JPH0233853Y2
JPH0233853Y2 JP1789587U JP1789587U JPH0233853Y2 JP H0233853 Y2 JPH0233853 Y2 JP H0233853Y2 JP 1789587 U JP1789587 U JP 1789587U JP 1789587 U JP1789587 U JP 1789587U JP H0233853 Y2 JPH0233853 Y2 JP H0233853Y2
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JP
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cloth belt
dewatering
sludge
roller
drum
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JP1789587U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多くの水分を含んだスラツジから水
分を除去して連続的にケーキ(固形体)に精製す
る脱水装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
まず、この種の脱水装置の従来のものを第6図
により説明する。
第6図において、比較的大径をなす脱水ドラム
1には、スラツジの水分を過する無端状の布
ベルト2が複数のガイドローラ3,4,5,6を
介して巻回されており、このガイドローラ3と4
との間に位置する前記布ベルト2の傾斜部に
は、スラツジ供給槽7がスラツジを布ベルト2
へ均一に塗布供給するように設けられている。ま
た、このスラツジ供給槽7の下方に位置する前記
布ベルト2の内側には、排水管8aを有する脱
水回収タンク8が設置されており、この脱水回収
タンク8はその内部を負圧にして布ベルト2の
スラツジの水分を脱水して排水するようになつて
いる。さらに、前記脱水ドラム1の直下には、1
対の加圧ローラ9,10が脱水ドラム1の回転方
向に間隔を隔てて配設されており、これらの加圧
ローラ9,10は、前記布ベルト2を介して脱
水ドラム1へ圧接するようになつている。そし
て、これらの両加圧ローラ9,10は前記脱水ド
ラム1と共働して布ベルト2上のスラツジの水
分を脱水するようになつている。なお、前記ガイ
ドローラ5の近傍の前記脱水ドラム1には、剥離
板11が精製されたケーキ(固形体)Wを剥離す
るように斜設されており、また、前記ガイドロー
ラ3と6との間に位置する布ベルト2の近傍に
は、洗浄ノズル12aを有する洗浄管12が付設
されている。
前述した従来の脱水装置によれば、前記脱水ド
ラム1および布ベルト2を駆動してスラツジ供
給槽7のスラツジを布ベルト2へ供給すること
により、この布ベルト2上のスラツジの一部の
水分が脱水回収タンク8へ回収して排水される。
さらに、前記布ベルト2上のスラツジは、前記
脱水ドラム1と両加圧ローラ9,10間へ移送さ
れ、ここで、この脱水ドラム1と両加圧ローラ
9,10とで圧搾脱水されてケーキに精製され、
しかる後、この脱水ドラム1に貼着したケーキは
剥離板11により剥離されて機外へ排出される。
しかしながら、前述した脱水装置では、過性
の悪いスラツジの場合、このスラツジが脱水ドラ
ム1と両加圧ローラ9,10との間の布ベルト
2内に徐々に停滞して堆積し、これに起因して、
布ベルト2自体が各加圧ローラ9,10の前後
で波形に蛇行して脱水処理能率を低下させるばか
りでなく、布ベルト2自体を損傷するおそれが
ある。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した事情に鑑みてなされたもの
で、スラツジによる布ベルトの蛇行を解消し、
脱水効率の向上を図るようにした脱水装置を提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、脱水ドラムに布ベルトを各ガイド
ローラを介して巻回した脱水装置において、この
脱水ドラムの近傍の前記布ベルトに回転自在な
網目ローラを圧接し、この網目ローラで脱水作用
を円滑にし、布ベルトの蛇行を解消して破損を
防止し、併せて、脱水効率の向上を図るように構
成したものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。なお、前述した従来のものと同一の構成に
は、図面内に同一の符号を付して説明する。
第1図ないし第4図において、符号1は、比較
的大径をなす脱水ドラムであり、この脱水ドラム
1には、スラツジの水分を過する布ベルト2
が複数のガイドローラ3,4,5,6を介して巻
回されており、このガイドローラ3と4との間に
位置する前記布ベルト2の傾斜部には、スラツ
ジ供給槽7がスラツジを布ベルト2へ均一な厚
さにして塗布供給するように設けられている。ま
た、このスラツジ供給槽7の下方に位置する前記
布ベルト2の内側には、排水管8aを有する脱
水回収タンク8が設置されており、この脱水回収
タンク8はその内部を負圧にして布ベルト2の
スラツジの水分を脱水して排水するようになつて
いる。さらに、前記脱水ドラム1の直下の前記
布ベルト2には、網目ローラ(網目脱水ローラ)
13が圧接し得るようにして回転自在に配設され
ており、この網目ローラ13は、特に、第2図な
いし第4図には示されるように構成されている。
すなわち、この網目ローラ13、ポリプロプレ
イン材によるネツト状パイプの網目筒体14内に
ブラシ15aを有するブラシローラ15を摺接す
るようにして、しかも、同心的に回転自在に軸装
されており、さらに、前記網目筒体14の両端部
に位置する前記ブラシローラ15の回転軸15b
には、1対のフランジ部16が網目筒体14を抜
け出ないようにして固着されている。なお、前記
ガイドローラ5の近傍の前記脱水ドラム1には、
剥離板11が精製されたケーキ(固形体)Wを剥
離するように斜設されており、前記ガイドローラ
3と6との間に位置する布ベルト2の近傍に
は、洗浄ノズル12aを有する洗浄管12が付設
されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
前記脱水ドラム1および布ベルト2を駆動し
てスラツジ供給槽7のスラツジを布ベルト2へ
供給すると、この布ベルト2上のスラツジの一
部の水分は一次脱水されて脱水回収タンク8へ回
収して排水される。さらに、前記布ベルト2上
のスラツジは、前記脱水ドラム1と網目ローラ1
3との共働作用によつて二次脱水され、しかる
後、布ベルト2上のスラツジは前記脱水ドラム
1とガイドローラ5とによつて加圧されてケーキ
Wを精製し、これを脱水ドラム1から剥離板11
で剥離して機外へ放出する。
特に、前記網目ローラ13は、第4図に拡大し
て示されるように、脱水ドラム1と布ベルト2
とに挟まれたスラツジを網目筒体14で加圧しな
がら、ブラシローラ15のブラシ15aで目詰り
しないようにして二次脱水作用を促進するように
なつている。
つぎに、第5図に示されるグラフは、スラツジ
ののび率を示したものであつて、このグラフの曲
線Aは、第6図の従来のものを示し、また、曲線
Bは本考案の実施例のものを示したものであり、
このグラフからも明らかなように、本考案の実施
例の方がローラ加圧力の大小にかかわらず小さい
のび率となり、従来のものより優れていることが
わかる。
なお、本考案は、1対の網目ローラ13を使用
した具体例について説明したが、本考案の要旨を
変更しない範囲内で、例えば、3個以上の網目ロ
ーラ13を並設するように設計変更したり、また
は、第1図に想像線で示す前記加圧ローラ10を
少なくとも1個の網目ローラ13と並設するよう
にしてもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案は、脱水ドラムに
布ベルトを各ガイドローラを介して巻回した脱水
装置において、この脱水ドラムの近傍の前記布
ベルトに回転自在な網目ローラを圧接したので、
前記脱水ドラムと布ベルトとの間のスラツジの
堆積によつて布ベルトが蛇行するおそれはなく
なり、スラツジを円滑に、しかも、効率良く脱水
できるばかりでなく、構成も簡素であるから、保
守点検や組立ても容易である等の優れた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る脱水装置の実施例を示
す断面図、第2図は第1図の脱水装置に組込まれ
る網目ローラの縦断面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図、第4図は本考案の作用を説明
するための第1図の要部の拡大図、第5図はスラ
ツジののび率を示すグラフ、第6図は従来の脱水
装置の断面図である。 1……脱水ドラム、2……布ベルト、3,
4,5,6……ガイドローラ、7……スラツジ供
給槽、10……加圧ローラ、11……剥離板、1
3……網目ローラ、14……網目筒体、15……
ブラシローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱水ドラムに布ベルトを各ガイドローラを介
    して巻回した脱水装置において、この脱水ドラム
    の近傍の前記布ベルトに回転自在な網目ローラ
    を圧接したことを特徴とする脱水装置。
JP1789587U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0233853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1789587U JPH0233853Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JP1789587U JPH0233853Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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Publication Number Publication Date
JPS63126009U JPS63126009U (ja) 1988-08-17
JPH0233853Y2 true JPH0233853Y2 (ja) 1990-09-11

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JPS63126009U (ja) 1988-08-17

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