JPH02308766A - 起泡性を有する水中油型クリーム状組成物の製造法 - Google Patents

起泡性を有する水中油型クリーム状組成物の製造法

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JPH02308766A
JPH02308766A JP1127933A JP12793389A JPH02308766A JP H02308766 A JPH02308766 A JP H02308766A JP 1127933 A JP1127933 A JP 1127933A JP 12793389 A JP12793389 A JP 12793389A JP H02308766 A JPH02308766 A JP H02308766A
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小田谷 邦芳
Masayuki Noda
正幸 野田
Junko Koyama
純子 小山
Michitaka Takuma
詫摩 道孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ホイップ用クリームとして、ホイツプ性、
ホイップ後の保型性に優れ、さらに、クリームの液状状
態での安定性にも優れた起泡性を有する水中油型クリー
ム状組成物に関するものである。
(従来の技術) 現在までに多くの起泡性を有するクリーム類が開発され
てきた。特に最近ではクリーム類に対する要求の内容が
高まり、液状状態では長期保存、温度変化(保管、輸送
中の液温の昇降をいう。ヒートショックともいう)、及
び広範な輸送に耐え得る安定性が求められている。
またホイップに際しては、ホイップのし易さ、適度なオ
ーバーランと硬さ、キメの細かな光沢のあるホイップ組
織、ホイップ後の冷蔵庫での保存中の戻り(柔らかくな
る現象をいう)のない組織、あるいは硬くなり絞り難く
なることのない組織等、その要求は多岐にわたり、また
極めて高度なものとなっている。
牛乳を分離して作られる生クリームは風味、口溶けで他
の合成りリームに優るものの、液状での安定性に欠け、
またホイップに際しては、ホイップ後の組織が荒れ易い
、ダレ易い等の問題を抱えている。
一方、合成りリームは、生クリームに見られない優れた
品質を有するものも見られるようになったが、風味、口
溶は等は天然の生クリームに比べ劣る。そして口溶けの
改良に油脂のSF!(固体脂指数)を下げる等の操作を
行うと、クリームの液状での安定性が損なわれ、またホ
イップに際しては保型性が得にくくなるというような問
題が生じてくる。
一般的に行われている合成りリームの製造方法としては
、例えば特開昭58−149649号に開示されている
グリセリン脂肪酸エステル、シ=1 $7!脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステルより選ばれた2種類以上の乳化剤を組み合わ
せる方法や、また、特゛開昭61−141856号に開
示されている飽和、不飽和の脂肪酸エステルを併用する
方法、レシチンを使用しクリームの泡沫特性を高める方
法(特開昭63−12249号)等が例示され、多機能
な起泡性を有するクリームに対応している。
しかしホイップ時のキメ細かな光沢のあるMi織の確保
、また長期保存での安定性、振動に対する安定性を満足
させるには充分とは言いがたい。
コハク酸モノグリセリドの使用は製パン(特開昭60−
186248号、特開昭58−209937号)業界に
おいて、グリセリン脂肪酸エステルとレシチンの併用は
麺(特開昭62−282545号)業界において既知で
あるが、起泡性を有するクリーム類の製造分野では未だ
有用な利用がなされていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前述のように最近高機能化してきたホイップ
クリームにおける要求を満足すべく研究し、コハク酸モ
ノグリセリドとレシチンの併用によって、長期保存での
液状安定性、温゛度変化に対する安定性、振動に対する
安定性に優れ、かつ、ホイップに際しては、速やかにホ
イップし、ホイップ組織は保型性に冨み、またホイップ
後の冷蔵庫での保管では、極端な戻り(柔らかくなる現
象をいう)やシマリ (硬くなる現象をいう)を示さな
い、起泡性を有する水中油型クリーム状組成物の製造法
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、水中油型クリーム状組成物を製造するに際し
、乳化剤としてレシチン、および構成脂肪酸が飽和脂肪
酸から成るコハク酸モノグリセリドを使用することを特
徴とする。
水中油型クリーム状組成物は、一般に油相と水相を予備
乳化、均質化、殺菌または滅菌、冷却して製造されるが
、乳化剤としてのレシチンは0.1〜1.0%(重量%
、以下同じ)、および構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成る
コハク酸モノグリセリドo、oos〜0.5%を使用し
、さらに構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成るグリセリン脂
肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルの中から乳化剤を1種類以
上選択し0.02〜0.50%を使用することが好まし
い。
本発明における水中油型クリーム状組成物に用いる油脂
含有量は25〜55%程度がよ<、25%未満ではホイ
ツプ性が著しく劣化し、ホイップクリームとしての商品
価値を損ない、また55%を超えると可塑性が促進され
、液状状態での安定性が著しく損なわれる。
この油相を調製するのに用いられる油脂としては、公知
の合成りリームと同様に植物性油脂ではナタネ油、パー
ム油、パーム核油、ヤシ油、大豆油等が使用でき、また
動物性油脂としては乳脂、無脂、ラード、ヘッド等が例
示できる。
これらの油脂はホイップに際して、良好な保型性と口溶
けを有する5FI(固体脂指数)を得るように、単独油
、混合油、あるいはこれらの油脂のエステル交換、水素
添加(硬化)、分別等の加工処理を施して使用するのが
よい。
また本発明で用いられる水相は、公知の合成りリーム同
様、牛乳、脱脂乳、あるいは脱脂粉乳、大豆蛋白、乳清
蛋白、ナトリウムカゼイン等を水に溶解、あるいは分散
させた水相が使用でき、また必要に応じて適宜、ガム類
、リン酸塩の使用も可能である。
本発明に用いられるl/レシチン、高純度粉末レシチン
、ペースト状レシチン(アセトン不溶公約60%の市販
品)等いずれでもよいが、安価な点ではペースト状レシ
チンで充分である。レシチンは油相に溶解して使用し、
添加量は0.1〜1.0%、さらに好ましくは0.25
〜0.60%の範囲である。0.1%未満では十分なホ
イツプ性、保形性が得られず、またホイップ後の組織で
はトッピング造花時にトッピング底部より著しい離水が
見られる。1.0%を超えるとクリームの液状状態での
安定性が慣なわれ、またレシチン特有の青臭さも強く感
じられるようになる。
コハク酸モノグリセリドは構成脂肪酸が飽和脂肪酸であ
ることが重要で、不飽和脂肪酸から成るものは本発明を
満足しない、即ち、不飽和脂肪酸から成るコハク酸モノ
グリセリドはホイツプ性、ホイップ後の保型性では良好
な物性を示すものの、液状状態では安定性を欠き、可塑
化し易く、またホイップ後は時間の経過とともに硬くな
り、荒れた組織を呈し、満足のいく品質が得られない。
飽和脂肪酸から成るコハク酸モノグリセリドは、クリー
ムでの液状状態での安定性に寄与し、ホイップに際して
はホイツピングを速やかに行わせ、またホイップ時の硬
さの付与や、ホ・イソブ後の安定した組織の維持に効果
が見られる。
コハク酸モノグリセリドの添加量は、o、oos〜0.
50%、さらに好ましくは0.02〜0.25%の範囲
である。0.005%未満では十分なホイツプ性、保型
性が得られず、また0、50%を超えるとこの乳化剤特
有の酸味具が感じられ、ホイップ後の組織ではトッピン
グ造花後に、トッピング底部分より離水も見られるよう
になるので、実用上好ましくない。
本発明ではレシチン、コハク酸モノグリセリドとの併用
で、さらに構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成るグリセリン
脂肪酸エステル、シーJvM脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコールBFi 肪Mエステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルの中から乳化
剤を1種類以上選択し使用することが好ましい。
この併用する乳化剤は添加量0.02〜0.50%の範
囲で使用し、油相、または水相に溶解、あるいは分散さ
せて使用する。併用する乳化剤が0.02%未満の場合
、ホイツプ性が著しく劣化したり、また液状状態では温
度変化に対して耐性がなくなり、可塑化し易(なるとい
った現象がみられるようになる。また0、50%を超え
ると、乳化剤特有のニゲ味、ニガ味といった風味が発現
し易くなり、物性ではホイツプ性やホイップ後の保型性
も得られ難くなり、ホイップクリームとしての価値が失
われる。
この併用する乳化剤も構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成る
ことが重要で、不飽和脂肪酸から成るものは、クリーム
の液状状態での安定性に欠け、可塑化し易く、著しく安
定性を欠くものには転相がみられる場合もあるので好ま
しくない。
調製された油相と水相を水中油型に乳化するには、60
〜70℃に加温した水相に、ホモミキサー等で低速で撹
拌を行いながら油相を添加し、全量添加後、高速で撹拌
し予備乳化する。予備乳化後、均質機によって20〜2
00 kg/cAの圧力範囲で均質にする。
均質化後のミックスは殺菌または滅菌し、殺菌または滅
菌後は、必要に応じて再び20〜200 kg/ctA
の圧力範囲で均質化を行い、得られた乳化組成物をプレ
ート式クーラーで10℃前後に急速冷却し、水中油型ク
リーム状組成物を得る。
(発明の効果) 本発明によって得られる水中油型クリーム状徂成物は、
長期保存での液状安定性、温度変化に対する安定性、及
び振動に対する安定性に優れ、かつホイップに際しては
速やかにホイップし、ホイップ組織は保型性に冨み、ま
たホイップ後の冷蔵保存では極端な戻りやシマリを示さ
ない、良好な物性を示す。
(実施例) 以下に実施例、及び比較例により本発明の詳細な説明す
る。なお、配合量はすべて重量%を示す。
実施例1 ナタネ硬化油30%、ヤシ硬化油10%から成る混合油
を60℃まで加温し、レシチン0.50%、飽和脂肪酸
から成るコハク酸モノグリセリド0.10%、およびソ
ルビタン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加し、合
計量40.65%の油系を調製し70℃まで加温した。
水53.93%に脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリウ
ム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10%
、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るシ9糖脂肪
酸エステル0.20%を添加し、合計量59.35%の
水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/cr
A、 1段目60 kg / ctAで均質化を行った
均質化後のミックスは、直ちにtJHT型プレート式殺
菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2段均質
機により、2段目10kg/cd、1段目40kg /
 criで均質化を行い、得られたミックスをプレート
式クーラーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
実施例2 ナタネ硬化油25%、ヤシ硬化油lO%から成る混合油
を60℃まで加温し、レシチン0.45%、飽和脂肪酸
から成るコハク酸モノグリセリド0.05%、およびソ
ルビタン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加し、合
計量35.55%の油系を調製して70℃まで加温した
水59.08%に、脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリ
ウム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10
%、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るポリグリ
セリン脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計量64
.45%の水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20 kg /
 crl、1段目40 kg / ctAで均質化を行
った。
均質化後のミックスは、直接蒸気吹き込み式の滅菌機で
140℃、3秒間滅菌し、滅菌後は再び2段均質機によ
り、2段目10 kg / cd、1段目30kg/c
dで均質化を行い、得られたミックスをプレート式クー
ラーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
実施例3 ナタネ硬化油25%、パーム硬化油10%、パーム核硬
化油10%から成る混合油を60℃まで加温し、レシチ
ン0.45%、飽和脂肪酸から成るコハク酸モノグリセ
リド0,03%、およびソルビタン脂肪酸エステル0.
05%を油相に添加し、合計量45.53%の油系を調
製し、70℃まで加温した。
水49.10%に脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリウ
ム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10%
、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るシーlt7
!脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計量54 、
47%の水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を攪拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/cI
il、  1段目60kg/cutで均質化を行った。
均質化後のミックスは、直ちにU HT型プレート式殺
菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2段均質
機により、2段目20 kg / ctA、1段目60
kg / cnlで均質化を行い、得られたミックスは
プレート式クーラーで10℃まで急速冷却し、エージン
グした。
比較例1 ナタネ硬化油30%、ヤシ硬化油10%から成る混合油
を60℃まで加温し、レシチン0.50%、不飽和脂肪
酸から成るグリセリン脂肪酸エステル0.10%、及び
ソルビタン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加し、
合計量40.65%の油系を調製し70℃まで加温した
水53.93%に脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリウ
ム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10%
、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るシヨ糖脂肪
酸エステル0.20%を添加し、合計量59.35%の
水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg101
4.1段目60 kg / c+& ”?!均質化ヲ行
ッた。
均質化後のミックスは、直ちにUHT型のプレート式殺
菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2段均質
機により、2段目10kg/cd、1段目40kg/−
で均質化を行い、得られたミックスはプレート式クーラ
ーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
比較例2 ナタネ硬化油30%、ヤシ硬化油10%から成る混合油
を60℃まで加温し、不飽和脂肪酸から成るポリグリセ
リン脂肪酸エステル0.30%、飽和脂肪酸から成るグ
リセリン脂肪酸エステル0.10%、及びソルビタン脂
肪酸エステル0.05%を油相に添加し、合計it 4
0.45%の油系を調製し、70℃まで加温した。
水54.18%に、脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリ
ウムo、 io%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0,1
0%、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るポリグ
リセリン脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計量5
9.55%の水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/cd
、1段目60kg/adで均質化を行った。
均質化後のミックスは、直ちにUHT型のプレート式殺
菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2段均質
機により、2段目10kg/cm、1段目40kg/c
dで均質化を行い、得られたミックスはプレート式クー
ラーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
比較例3 ナタネ硬化油25%、ヤシ硬化油10%から成る混合油
を60℃まで加温し、レシチン0.45%、不飽和脂肪
酸から成るグリセリン脂肪酸エステルo、 io%、お
よびソルビタン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加
し、合計量35.60%の油系を調製して70℃まで加
温した。
水58.93%に脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリウ
ム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10%
、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るショ糖脂肪
酸エステル0.25%を添加し、合計量64.40%の
水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/ca
l、 1段目40 kg / colで均質化を行った
均質化後のミックスは、直接蒸気吹き込み式の滅菌機で
140℃、3秒間滅菌し、滅菌後は再び2段均質機によ
り、2段目10kg;’cal、 1段目30kg/−
で均質化を行い、得られたミックスはプレート式クーラ
ーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
比較例4 ナタネ硬化油25%、ヤシ硬化油10%から成る混合油
を60℃まで加温し、レシチン0.45%、飽和脂肪酸
から成るグリセリン脂肪酸エステル0,10%、および
ソルビタン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加し、
合計M 35.60%の油系を調製し、70℃まで加温
した。
水59.03%に、脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリ
ウム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10
%、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るポリグリ
セリン脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計164
.40%の水系を調製し、65”Cまで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
・予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg /
 cd 、 1段目40kg/ru&で均質化を行った
均質化後のミックスは、直接蒸気吹き込み弐の滅菌機で
140℃、3秒間滅菌し、滅菌後は再び2段均質機によ
り、2段目10kg/co!、1段目30kg/cdで
均質化を行い、得られたミックスはプレート式クーラー
で10℃まで急速冷却し、エージングした。
比較例5 ナタネ硬化油25%、ヤシ硬化油lO%から成る混合油
を60℃まで加温し、不飽和脂肪酸から成るソルビタン
脂肪酸エステル0.30%、飽和脂肪酸から成るグリセ
リン脂肪酸エステル061O%、およびソルビタン脂肪
酸エステル0.05%を油相に添加し、合計135.4
5%の油系を調製し、70℃まで加温した。
水59.18%に脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリウ
ム0,10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10%
、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るポリグリセ
リン脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計164.
55%の水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/cn
l、1段目40 kg / clllで均質化を行った
均質化後のミックスは、直接蒸気吹き込み弐の滅菌機で
140℃、3秒間滅菌し、滅菌後は再び2段均質機によ
り、2段目10kg/c++I、 1段目30kg/c
rAで均質化を行い、得られたミックスはプレート式ク
ーラーで10℃まで急速冷却し、エージングした。
比較例6 ナタネ硬化油25%、パーム硬化油10%、パーム核硬
化油10%から成る混合油を60℃まで加温し、レシチ
ン0.45%、不飽和脂肪酸から成るグリセリン脂肪酸
エステル0.10%、および飽和脂肪酸から成るソルビ
タン脂肪酸エステル0.05%を油相に添加し、合計量
45.60%の油系を調製して70°Cまで加温した。
水49.03%に、脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリ
ウム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10
%、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るショ糖脂
肪酸エステル0.15%を添加し合計量54.40%の
水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20 kg /
 ca!、1段目60kg/cdで均質化を行った。
均質化後のミックスは、直ちにU H’1’型のプレー
ト式殺菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2
段均質機により、2段目20 kg / ctA、1段
目60 kg / cdで均質化を行い、得られたミッ
クスはプレート式クーラーで10℃まで急速冷却し、エ
ージングした。
比較例7 ナタネ硬化油25%、パーム硬化油lO%、パーム核硬
化油10%から成る混合油を60℃まで加温し、不飽和
脂肪酸から成るポリグリセリン脂肪酸エステル0.30
%、グリセリン脂肪酸エステル0.10%、および飽和
脂肪酸から成るソルビタン脂肪酸エステル0.05%を
油相に添加し、合sl量45.45%の油系を調製して
70℃まで加温した。
水49.18%に、脱脂粉乳5.0%、カゼインナトリ
ウム0.10%、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.10
%、グアガム0.02%、飽和脂肪酸から成るシヨ1ノ
1脂肪酸エステル0.15%を添加し、合計量54.5
5%の水系を調製し、65℃まで加温した。
水系を撹拌しながら、上記の調製した油系を水系に添加
し、全量添加後、ホモミキサーにて高速で予備乳化し、
予備乳化後、2段均質機を用いて2段目20kg/cd
、  1段目601g / cIiIで均質化を行った
均質化後のミックスは、直ちにLJHT型プレートの式
殺菌機で120℃、2秒間殺菌し、殺菌後は再び2段均
質機により、2段目20 kg / cd、1段目60
kr/aJで均質化を行い、得られたミックスはプレー
ト式クーラーで10℃まで急速冷却し、エージングした
上記実施例及び比較例で得られた水中油型クリーム状組
成物の物性評価結果を以下の表1に示す。
実施例は、いずれも液状状態での安定性に優れ、特にヒ
ートショック後も液状状態での安定性に劣化は見られな
かった。
またホイツプ性、保型性、ホイップ時の組織も良い評価
結果が得られ、ホイップ後の組織の経時的変化も極めて
少なかった。
一方比較例は、液状での安定性は実施例を下回り、特に
ヒートショック後のものには、劣化の傾向が顕著に見ら
れた。
また比較例では、ホイツプ性の良好なものはホイップ後
に経時的なシマリが見られ、組織は荒れやすく、一方ホ
イソプ性の劣るものはホイップ後に経時的な戻りが見ら
れた。
いずれにしろ、比較例ではミックスの液状での安定性、
ホイツプ性、保型性、ホイップ時、およびホイップ後の
組織の経時的変化での評価で、すべてを満足するものは
得られなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水中油型クリーム状組成物を製造するに際し、乳
    化剤としてレシチン、および構成脂肪酸が飽和脂肪酸か
    ら成るコハク酸モノグリセリドを使用することを特徴と
    する起泡性を有する水中油型クリーム状組成物の製造法
  2. (2)乳化剤としてレシチン0.1〜1.0%(重量%
    、以下同じ)、および構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成る
    コハク酸モノグリセリド0.005〜0.5%を使用し
    、さらに構成脂肪酸が飽和脂肪酸から成るグリセリン脂
    肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリ
    コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
    リグリセリン脂肪酸エステルの中から乳化剤を1種類以
    上選択し0.02〜0.50%を使用する請求項1記載
    の起泡性を有する水中油型クリーム状組成物の製造法。
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