JPH02303950A

JPH02303950A - 乗員拘束エアバッグモジュール取付構造

Info

Publication number: JPH02303950A
Application number: JP1125163A
Authority: JP
Inventors: Yamato Hirabayashi; 平林　大和
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-05-18
Filing date: 1989-05-18
Publication date: 1990-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動車の前部衝突時に助手席の乗員の頭部
がインストルメントパネル等に衝突するのを防止させる
ための乗員拘束エアバッグモジュ°−ル取付構造に関す
るものである。

（従来の技術）この種のエアバッグモジュール構造としては、例えば、
第６図に示したようなものがある（オートモーテイブ　
エンジニアリング　インクが１９８８年２月に発行した
ｒ　Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　０ｃｃｕｐａｎｔ　Ｐｒｏｔ
ｅｃｔｉｏｎＳｙｓｔｅａ＋ｓ　５Ｐ−７３６」の第１
１０頁参照）。

この第６図において、１はフロントウィンドシールドガ
ラス、２は車体のダッシュパネル、３はダッシュパネル
２に取り付けた補強部材、４はインストルメントパネル
、５はインストルメントパネル４の正面の助手席に、対
応する部分に設けた開口、６はこの開口５に対応してイ
ンストルメントパネル４内に取り付けられたエアバッグ
モジュールである。

このエアバッグモジュール６は、斜め上下に向けて補強
部材３に固定されたベースプレート７と、このベースプ
レート７の開口５側の面に開口端部が固定されたエアバ
ッグ８と、ガス吹出口９ａがエアバッグ８内に臨ませら
れた円盤状のガス発生＠９を有する９図中、１０はエア
バッグ８を覆うバッグカバー、１１は開口５を閉成し且
つエアバッグ８の膨出圧力で開く展開ドアである。

この様な構成においては、自動車の前部衝突時にガス発
生！Ｉ９からガスが高速で多量に発生させられてエアバ
ッグ８が膨出し、この際の膨出圧力で展開ドア１１が拡
開させられる。これによりエアバッグ８が助手席側に膨
出して助手席の乗員の頭部がインストルメントパネル４
に衝突するのを防止する。

（発明が解決しようとする課題）ところで、この様なエアバッグ８の膨出時には、エアバ
ッグ８の膨出圧力で展開ドア１１が確実に開く必要があ
る反面、この膨出圧力及び乗員拘束に伴う膨出反力をイ
ンストルメントパネル４側で支持させる必要がある。し
かも、エアバッグモジュール８の重量を支え且つ上述の
膨出反力を支えるためには、インストルメントパネル４
のエアバッグモジュール６を支える部分に鉄板等をイン
サートして補強する必要もある。

一方、インストルメントパネル４に前後方向への衝撃荷
重が作用したとき、インストルメントパネル４は前後方
向へ多少弾性変形することで、その衝撃荷重が吸収され
るようにする必要がある。

しかし、上述した補強を満足させると共に、この様な弾
性変形を許容させるようにするには、エアバッグモジュ
ール６の取付構造が複雑になる虞があった。

そこで、この発明は、従来のようなインストルメントパ
ネル側の補強を特に必要とせずに、エアバッグの膨出反
力を確実に支持でき、しかも、インストルメントパネル
に前後方向への衝撃荷重が作用したとき、インストルメ
ントパネルを前後方向へ確実に多少弾性変形させること
ができる簡単な構造の乗員拘束エアバッグモジュール取
付構造を提供することを目的とするものである。

Ｃ８題を解決するための手段）この目的のもとに、この発明は、インストルメントパネ
ル正面の助手席に対応する部分に開口が形成さ瓢　前記
開口に対応させて前記インストルメントパネル内にベー
スプレートが配設固定され、該ベースプレートにガス発
生器及び該ガス発生器からのガスで膨出するエアバッグ
が装着されているとルミこ、前記エアバッグの膨出圧力
で拡開する展開ドアで前記開口が閉成された乗員拘束エ
アバッグモジュール取付構造において、前記ベースプレ
ートが車体側の構造物に固定されていると共に、前記エ
アバッグを収容する布製筒体の両端部が前記ベースプレ
ートと前記インストルメントパネルの前記開口に沿う部
分に固定された乗員拘束エアバッグモジュール取付構造
としたことを特徴とするものである。

（作　用）この様な構成によれば、ガス発生器からガスを発生させ
てエアバッグを膨出させることにより、エアバッグは布
Ｉ２筒体に案内されて展開ドアを拡開し助手席側に膨出
する。そして、この際、エアバッグは助手席の＊＊の頭
部が前方に移動するのを阻止し、この際の膨出反力は車
体側の構造物に確実に支持される。

一方、インストルメントパネルの開口付近に衝撃力が作
用して、このインストルメントパネルが弾性変形させら
れると、布製筒体が縮小変形して衝撃が吸収される。

（実施例）以下、この発明の実施例を第１図〜第５図に基づいて説
明する。

第５図において、１２は自動車の車体、１３は車体１２
のフロア、１４はフロア１３上の助手席、１５は自動車
のインストルメントパネル、１６はインストルメントパ
ネル１５の助手席１４に対応する正面に設けられた開口
、ｌフは開口１６を閉成している展開ドアである。この
インストルメントパネル１５はベースブレー）１５ｍに
ウレタン層１５ａを設けた構造を有し、展開ドア１７も
ベースプレート１フａにウレタン層１７ｂを設けた構造
を有する。そして、ベースプレート１７ａの上端部はイ
ンストルメントパネル１５のベースプレート１５ｍにリ
ベットＲＶで取り付けられている。

また、第１図において、１８はフロントウインドシ−ル
ドガラス、１９は図示しないダッシュパネルに取り付け
られたパイプ状のステアリング支持部材（車体側の構造
物）、に、２０゛はステアリング支持部材１９の上下に
溶接固定されたブラケットである。

このブラケット２０ｔよ開口１６に対応して設けられて
いる。しかも、開口１６とブラケット２０との間にはエ
アバッグモジュール２１が配設されている。

このエアバッグモジュール２１は、斜め上下に傾斜する
ベースプレート２２と、ベースプレート２２に固定され
たエアバッグ２３と、ベースプレート２２に固定されて
エアバッグ２３にガスを供給させるガス発生器２４と、
エアバッグ２３を覆う様にベースプレート２２に固定さ
れたウレタン製で袋状のカバー２５を有する。このベー
スプレート２２の上下縁部中央には取付板２２ａ、２２
ａ″が設けられ、この取付板２ム。

２２ａ′がブラケット２０．２０＝にボルト２６．２６
−で固定されている。　　尚、エアバッグ２３の開口端
２３ａ及びガス発生器２４の取付フランジ２４ａは、第
２図に示した如くボルトＢ、　　ナツトＮ、リテーナＲ
でベースプレート２２の周縁部に固定されている。

また、エアバッグ２３及びカバー２５を収容する布製筒
体２７が設けられている。この布製筒体２７は、特に第
４１ｇに示した如く方形筒状に形成されていると共に、
一端側から開口１６側すなわち他端側に向かうに従って
拡開している。しかも、布製筒体２７の他端の周辺には
取付片２７ａが各辺に対応して設けられている。そして
、布製筒体２７の一端部は第２図に示した如くベースプ
レート２２にリテーナ２８及びボルト９．ナツト３０を
介して固定され、布製筒体２７の取付辺２７ａは第３図
に示した如くインストルメントパネル１５の間口１６に
沿う部分にリテーナ３１及びボルト３２．ナツト３３を
介して固定されている。

尚、カバー２５の開放端もこの布製筒体２７と共にベー
スプレートに固定されている。また、ナツト３３はウレ
タン層１５ｂ内に埋設されている。第４図中、Ｃは各部
品に設けたボルト挿通孔である。

次に、このような構成の乗員拘束エアバッグモジュール
取付構造の作用を説明する。

この様な構成によれば、ガス発生器２４からガスを発生
させてエアバッグ２３を展開膨出させることにより、エ
アバッグ２３は布製筒体２７に案内されて展開ドア１７
側にのみ膨らむ、この布製筒体２７の作用によりエアバ
ッグ２３の膨出圧力は、インストルメントパネル１５側
に分散されることなく、展開ドア１７を開く方向に有効
に作用して、展開ドア１７を拡開する。この後、エアバ
ッグ２３は助手席１４側に膨出し、エアバッグは助手席
１４の乗員の頭部が前方に移動するのを阻止し、この際
の膨出反力は車体側の構造物であるステアリング支持部
材１９に確実に支持される。

一方、インストルメントパネル１５の開口１６付近に衝
撃力が作用して、このインストルメントパネル１５が弾
性変形させられると、布製筒体２７が縮小変形して衝撃
が吸収される。

（発明の効果）この発明は、以上説明したように、インストルメントパ
ネル正面の助手席に対応する部分に開口が形成さ枳　前
記開口に対応させて前記インストルメントパネル内にベ
ースプレートが配設固定され、該ベースプレートにガス
発生器及び該ガス発生器からのガスで膨出するエアバッ
グカ１装着されていると共に、前記エアバッグの膨出圧
力で拡開する展開ドアで前記開口が閉成された乗員拘束
エアバッグモジュール取付構造において、前記ベースプ
レートが車体側の構造物に固定されてしλると共に、前
記エアバッグを収容する布製筒体の両端部が前記ベース
プレートと前記インストルメントパネルの前記開口に沿
う部分に固定された構成と゛　したので、従来のような
インストルメントノルネル側の補強を特に必要とせずに
、エアバッグの膨出反力を確実に支持でき、しかも、イ
ンストルメントパネルに前後方向への衝撃荷重が作用し
たとき、インストルメントパネルを前後方向へ確実に多
少弾性変形させることが簡単な構造で出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る乗員拘束エアバッグモジュー
ル取付構造とインストルメントパネルとの関係を示す説
明図である。第２図は、１１１１図のＡ部の拡大説明図である。第３ｒＩＩＪは、第１図のＢ部の拡大説明図である。第４図に、第１図に示したエアバッグモジュールと布製
筒体との関係を示す分解斜視図である。第５図は、第１図〜第４図のエアバッグモジュール取付
構造を備える自動車の部分斜視図である。第８図は、従来の乗員拘束エアバッグモジュール取付構
造の説明図である。１２・・・車体１４・・・助手席１５・・・インストルメントパネル１６・・・開口１７・・・展開ドア９・・・ステアリング支持部材（車体側の構造物）２１
・・・エアバッグモジュール２２・・・ベースプレート２３・・・エアバッグ２４・・・ガス発生器２５・・・カバー２７・・・布製筒体ｉｉ図ｗＩｚ図第３図第　４　図蘂５図］３１２・・・車体１３・・・フロア１６・・・開口１７・・・展開ドア第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）インストルメントパネル正面の助手席に対応する
部分に開口が形成され、前記開口に対応させて前記イン
ストルメントパネル内にベースプレートが配設固定され
、該ベースプレートにガス発生器及び該ガス発生器から
のガスで膨出するエアバッグが装着されていると共に、
前記エアバッグの膨出圧力で拡開する展開ドアで前記開
口が閉成された乗員拘束エアバッグモジュール取付構造
において、前記ベースプレートが車体側の構造物に固定されている
と共に、前記エアバッグを収容する布製筒体の両端部が
前記ベースプレートと前記インストルメントパネルの前
記開口に沿う部分に固定された乗員拘束エアバッグモジ
ュール取付構造。