JPH0230012Y2 - - Google Patents

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JPH0230012Y2
JPH0230012Y2 JP1983030860U JP3086083U JPH0230012Y2 JP H0230012 Y2 JPH0230012 Y2 JP H0230012Y2 JP 1983030860 U JP1983030860 U JP 1983030860U JP 3086083 U JP3086083 U JP 3086083U JP H0230012 Y2 JPH0230012 Y2 JP H0230012Y2
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plate
recess
flexible member
filter press
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JP1983030860U
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JPS59138409U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水処理場などで発生するスラツジ
過に使用するフイルタプレスに係り、特に前記フ
イルタプレスに使用する板の改良に関する。
周知の通り、フイルタプレスの板(筋板)に
は単式(リセスドプレート型)、複式(プレート
アンドフレーム型)を問わず、布を支持し、ま
た布を透過した液の排出を容易にするため
に、その過作用面に凹凸が形成されている。こ
のため、過作用面の凹部、すなわち液の排出
溝にあたる部分にスケールが沈積して液の通過
が阻害され、過機としての機能が著しく低下す
る。特に浄水場、不水処理場などで発生するスラ
ツジを過する場合、過助剤として消石灰、水
酸化カルシウムを添加することが多く、添加され
た消石灰、水酸化カルシウムは大気中の炭酸ガス
と反応し炭酸カルシウムを生成し、この炭酸カル
シウムが前記板の凹部に固着して液の排出を
阻害することは周知の事実である。そして、前記
炭酸カルシウムのスケールは常時清掃しないと非
常に固いスケールとなり、その除去には多大の労
力と、数日間にも及び過機の運転停止期間とを
要し、過機の稼動率を著しく低下させるという
欠点があつた。
本考案は上記の事情に鑑み、スケールの固着を
防止するフイルタプレスの板を提供するもの
で、前記過作用面をゴムなどの可撓性材料で構
成し、かつこの可撓性材料と板母体との間に、
クツシヨン体を密閉状態で設けたことを特徴とす
る。
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
まず、本考案の要部の説明に先立ち、本考案が
適用されるフイルタプレスについて説明する。第
1図は本考案に係る板が適用されるセンタフイ
ード単式フイルタプレスの一構成例を示す概略断
面図であり、同図イは過工程におけるフイルタ
プレスの状態を示し、同図ロはケーキ排出工程に
おけるフイルタプレスの状態を示すものである。
これらの図において、1は図示しない支持台に固
定された固定ヘツド、2は油圧装置の出力軸2a
によつて左右に揺動される移動ヘツドである。そ
して、固定ヘツド1と移動ヘツド2との間には
布3が板4を介して多数張設されており、各
板4が移動ヘツド2によつて圧着されると前記
布3が室5を形成するようになつている。そし
て各室5には同図イに示すように、各板4の
中心部を貫通する供給孔6を介してスラリ7が圧
入され、その液分は布3を透過して板4に形
成された凹凸状の過作用面を流れ、板4の下
方に設けられた孔9から液8として外部へ排出
される。一方、スラリ7中の固形分は布3に遮
られ、室5内にケーキとして残留する。そして
上述した過操作が終了すると同図ロに示すよう
に各板4を逐次開放して室5内のケーキ10
を外部へ排出する。こうして1回の過操作サイ
クルが終了し、以下同様のサイクルが繰返され
る。
次に、上述したセンタフイード単式フイルタプ
レスに適用した本考案の一実施例を第2図を参照
して説明する。第2図において、第1図の各部に
対応する部分には同一の符号を付してある。さ
て、本実施例の特徴は板4の構成にある。すな
わち、板4は、板母体12と、その両側面に
形成された凹所12aに充填されたクツシヨン体
13と、このクツシヨン体13を前記凹所12a
に密閉するように前記板母体12の両側面に固
着された可撓性部材14とから構成されている。
ここで、板母体12は鉄などの金属、またはプ
ラスチツクを材料として形成され、クツシヨン体
13は板母体12と可撓性部材14との間に密
閉された空気をエアクツシヨンとして用いるか、
合成樹脂などで作られた海綿体を充填して構成す
る。また、可撓性部材14は天然ゴム、合成ゴム
などの可撓性材料で作られ、その表面には凹凸部
からなる過作用面14aが形成されている。な
お、板母体12と可撓性部材14との接触部は
接着剤によつて固着し、さらに適当なピツチの植
込みねじ15で固定することが望ましい。こうす
ることにより、前記接触部のシール性の低下を防
止することができるとともに、過操作サイクル
中における室5の圧力変動により可撓性部材1
4が脱着するのを防止することができる。
このような構成において、供給孔6からスラリ
7が高圧供給され、前述したように圧搾脱水が行
われると、このとき可撓性部材14の過作用面
14aが大気に触れ、この作用面14aに炭酸カ
ルシウム等のスケールが薄膜状に形成される。し
かしながらこのスケールは次の過操作サイクル
に入つた時点で除去される。すなわち、ケーキ排
出が終了し次の過操作サイクルに入ると、可撓
性部材14は室5に発生する過圧によりクツ
シヨン体13の方向に押し込まれ、過作用面1
4aが内方にわん曲する。この結果、先の過操
作サイクルにおいて過作用面14aに形成され
た薄膜状のスケールにクラツクが生じ離脱し易く
なり、布3を透過した液により洗い流され
る。このようにして、過作用面14aに発生し
たスケールは過操作中に除去されるので、ケー
キ排出毎に清掃する必要がなく、またスケールが
成長して過作用を阻害することもなくなる。
なお、本出願人が先に出願し、実公昭57−
57766号に記載されているようなケーキ圧搾用ダ
イヤフラム付フイルタプレスにおいては、圧搾用
ダイヤフラムを設置しない過作用面にのみ本考
案を適用することで上述した作用効果を得ること
ができる。
以上説明したように本考案によれば、板母体
の凹所に設けられた可撓性部材と板母体の凹所
との間に、クツシヨン体を密閉状態で設けたもの
であるから、過操作サイクル時に、可撓性部材
が室内に発生する過圧によりクツシヨン体の
方向に押し込まれ、過作用面(凹凸面)がクツ
シヨン体の方向にわん曲することによつて、先の
過操作サイクルにおいて過作用面(凹凸面)
に形成された薄膜状のスケールにクラツクが生じ
離脱し易くなり、布を透過してきた液により
洗い流される。これにより、過作用面(凹凸
面)に発生したスケールが過操作中に除去さ
れ、かつスケールの成長を防止することができ
て、過作用面を流下する液の排出を阻害する
ことなく、従つて、従来多大な労力を要した過
作用面の清掃を行なう必要がない上に、ケーキ排
出時には、クツシヨン体によつて押し戻され、可
撓性部材は元の状態に戻り、ケーキは円滑に排出
されるという利点が得られる。また、この結果
過機の稼動率を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるセンタフイード単
式フイルタプレスの概略構成を示す断面図で、同
図イは過工程における同フイルタプレスの状態
を示し、同図ロはケーキ排出工程における同フイ
ルタプレスの状態を示すものである。また第2図
は本考案の一実施例の要部の構成を示す断面図で
ある。 3……布、5……室、7……スラリ(原
液)、12……板母体、12a……凹所、13
……クツシヨン体、14……可撓性部材、14a
……過作用面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室空間の2枚の布の間に原液を加圧注入し
    て圧搾・過を行なうフイルタプレスであつて、
    布に向き合う板母体の外面に凹所を設け、か
    つ室側に凹凸部を設けた過作用面の、その凹
    部を多数の液排出溝とした可撓性材料よりなる
    可撓性部材を、上記板母体の凹所に嵌着させる
    フイルタプレスの板において、上記可撓性部材
    と板母体の凹所との間に、クツシヨン体を密閉
    状態で設けたことを特徴とするフイルタプレスの
    板。
JP3086083U 1983-03-03 1983-03-03 フイルタプレスの濾板 Granted JPS59138409U (ja)

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JP3086083U JPS59138409U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 フイルタプレスの濾板

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JP3086083U JPS59138409U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 フイルタプレスの濾板

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Publication Number Publication Date
JPS59138409U JPS59138409U (ja) 1984-09-14
JPH0230012Y2 true JPH0230012Y2 (ja) 1990-08-13

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ID=30161733

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53115972A (en) * 1977-03-18 1978-10-09 Kurita Mach Mfg Co Ltd Method of reducing thickness of filter chamber of filter press

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56172314U (ja) * 1980-05-23 1981-12-19
JPS57195410U (ja) * 1981-06-01 1982-12-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53115972A (en) * 1977-03-18 1978-10-09 Kurita Mach Mfg Co Ltd Method of reducing thickness of filter chamber of filter press

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JPS59138409U (ja) 1984-09-14

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