JPH0229966A

JPH0229966A - 磁気記録再生装置のテープ速度制御装置

Info

Publication number: JPH0229966A
Application number: JP63178064A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Saito; 斉藤　喜好
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1988-07-19
Filing date: 1988-07-19
Publication date: 1990-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は高速サーチ等の高速テープ走行時におけるテー
プの走行速度をテープ長の長短に係わらず一定速度で行
うようにした磁気記録再生装置のテープ速度制御装置に
関する。

〔従来の技術〕

従来におけるこの種のテープ速度制御装置を第２図に示
す。

図において、１は回転ドラム、２はテープカセットにし
て、該テープカセット引き出されたテープ２ａは前記回
転ドラムｌに所望角度巻き付けられている。３は供給リ
ール、４は巻取リール、３ａｓ４ａは前記供給リール３
、巻取リール４が回転するとパルスを発生する供給リー
ルＦＧ（周波数ジェネレータ）および巻取リールＦＧで
ある。

５．６は供給リール３、巻取リール４の回転周期を前記
リールＦＧ３ａ、４ａに基づいて測定する供給リール周
期測定手段および巻取リール周期測定手段、７は前記供
給リール周期測定手段５、巻取リール周期測定手段６よ
りの周期を加算する加算器、８は図示しないマイクロコ
ンピュータからのリール速度情報により後述する制御手
段９に対してリールサーボデータを設定するリール速度
設定手段、９は前記加算器７よりの両リール周期和と前
記リール速度設定手段８よりのリールサーボデータに基
づいて決められた基準周期和とが同じになるようにリー
ル速度を制御するリール速度制御手段である。

１０は前記リール速度制御手段９よりの速度制御出力に
基づいて制御電圧に変換するローパスフィルタ、１１は
該ローパスフィルタ１０よりの出力に基づいてリール駆
動モータ１２を駆動するリール駆動回路である。

次ぎに、前記した従来例の動作について説明するに、図
示しないマイクロコンピュータよりテープ高速走行の指
示が行われると、リール速度設定手段８はリール速度制
御手段９に周期和データを設定する。一方、リールＦＧ
３ａ、４ａから発生する出力からリール周期測定手段５
，６によりリール周期が測定される。該測定されたリー
ル周期は加算器７にて加算され、その結果がリール速度
制御Ｉ１手段９に供給される。そして、リール速度制御
手段９はリールサーボデータに基づいて決められた基準
周期和と加算器７よりの両リール周期和とを比較し、比
較誤差をパルス幅変調信号として出力し、両リールの回
転周期和が一定となるようにリール駆動モータ１２をロ
ーパスフィルタ１０において変換した制御電圧を、駆動
回路１１を介して供給し制御する。

今、テープ速度が２００倍の高速テープ走行が行われた
とすると、リール速度設定手段８はリール速度制御手段
９にテープ長１２０分において２００倍となる周期和デ
ータを設定し、テープ速度を２００倍で走行させること
となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記した従来のテープ速度制御装置は、両リ
ール回転周期和が一定となるようにリール回転速度を制
御するので、リール径に応じて最大リール速度が変化し
てしまう。すなわち、テープ長によってリール速度が変
化することとなる。

例えば、１−２０分テープでリール速度が２００倍にな
るリールサーボデータを設定すると（第３図（ａ）のａ
点）、６０分テープではリール速度が約１６０倍に落ち
てしまう（第３図（Ｃ）のａ点）。つまり、１２０分テ
ープにおけるリールサーボデータを設定すると、テープ
長が短いテープでは設定リール速度より遅いリール速度
となってしまうという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その
目的とするところは、高速テープ走行時においてテープ
長に関係なくテープ走行が同じ速度で行われるようにし
た磁気記録再生装置のテープ速度制御装置を提供するに
ある。

〔発明の概要〕

本発明は前記した目的を達成するために、高速テープ走
行時に両す−ル周期和一定制御方式リールサーボにおい
て、回転ドラムの回転周期からテープ速度を検出して、
テープ長に関係なくテープ速度を予め設定したテープ速
度にできるようにしたことを要旨とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図と共に説明する。なお
、前記した第２図と同一符号は同一回路を示し説明は省
略する。

１ａは回転ドラムｌが回転することによりパルス信号を
発生するドラムＦＧ、１３はスイッチ、１４は前記ドラ
ムＦＧ１ａの信号に基づいて回転ドラム１の回転周期を
測定するドラム周期測定手段、１５は図示しないマイク
ロコンピュータからのドラム速度情報により後述する比
較回路１６に対して基準ドラムデータを設定する基準ド
ラム周期設定手段、１６は前記ドラム周期測定手段１４
により測定したドラム周期と前記基準ドラム周期設定手
段１５よりの基準ドラム周期とを比較する比較回路、１
７は回転ヘッド１の再生へラドｌｂで読み取られた信号
を増幅するヘッドアンプ、１８は該ヘッドアンプ１７の
出力からクロック信号を抽出し、これを安定化するＰＬ
Ｌ回路、１９は該Ｐ　Ｌ　Ｌ回路１８よりのクロック信
号に基づいて回転ドラム１の速度を制御するドラム速度
制御手段、２０は該ドラム速度制御手段１９よりの出力
を制御電圧に変換するローパスフィルタ、２１は該ロー
パスフィルタ２０よりの制御電圧に基ツいてドラムモー
タ２２を駆動する駆動回路である。

次ぎに、前記した構成に基づいて動作を説明するに、回
転ドラム１が回転してヘッドｌｂから再生信号が出力さ
れると、該再生信号はヘッドアンプ１７にて増幅されＰ
ＬＬ回路１８に供給されてクロック信号が抽出される。

このＰＬＬ回路１８で抽出された安定したクロック信号
はドラム速度制御手段１９に供給される。ここで、ドラ
ム速度制御手段１９は基準クロック信号と前記ＰＬＬ回
路１８から得られたクロック信号とを比較し、速度誤差
をパルス幅変調した信号として出力する。

そして、このドラム速度制御手段１９からの出力はロー
パスフィルタ２０を介して制御電圧に変換されドラム駆
動回路２１に供給される。従って、ドラムモータ２２は
このドラム駆動回路２１よりの出力で回転速度が制御さ
れる。

一方、リールサーボリール速度設定手段８には、図示し
ないマイクロコンピュータからのテープ速度情報に基づ
いたリールサーボデータがリール速度制御手段９に供給
される。なお、リールサーボデータはリールサーボにお
ける周期和データである。そして、前記リール速度制御
手段９はリールサーボデータに基づいて決められた基準
周期和と加算器７よりの両リール周期和とを比較し、比
較誤差をパルス幅変調信号として出力する。このリール
速度制御手段９よりのパルス幅変調信号はローパスフィ
ルタ１０において制御電圧に変換され、駆動回路１１を
介してリール駆動モータ１２に供給され、リールの回転
速度が制御される。

また、ドラム周期測定手段１４は回転ドラム１で発生さ
れるドラムＦＣ；ｌａの周期を測定し、その出力は比較
回路１６に供給される。一方、リールサーボ設定手段８
は、図示しないマイクロコンピュータからのテープ速度
情報に基づいたリールサーボデータをリール速度制御手
段９に供給し、かつ、このリール速度設定手段８からの
リールサーボデータが基準ドラム周期設定手段１５に供
給される。そして、この基準ドラム周期設定手段１５は
リールサーボデータに基づいて基準ドラム周期を比較回
路１６に供給するので、該比較回路１６は測定したドラ
ム周期と基準ドラム周期とを比較し、その比較出力をリ
ールサーボリール速度設定手段８に供給する。このリー
ルサーボリール速度設定手段８は比較出力に基づいて制
御すべきリールサーボデータを更新する。

すなわち、今、６０分テープで２００倍速度の高速でテ
ープ走行が行われているとする。高速テープ走行開始時
にはリールサーボリール速度設定手段８にテープ速度情
報が供給され、リール速度制御手段９に第３図（ロ）の
ｂ点のリールサーボデータが供給される。そして、テー
プ速度が立ち上がり、ｂ点のテープ速度に達すると、図
示しないマイクロコンピュータによってスイッチ１３が
図示の状態に切換えられてドラムＦＧ１ａとドラム周期
測定手段１４とが接続され、回転ドラム１のドラム周期
の測定が開始される。

そして、ドラム周期測定手段１４によってドラム周期が
測定され出力されると、該測定したドラム周期と基準ド
ラム周期設定手段１５よりの基準ドラム周期とが比較手
段で比較され、その比較で生じる速度アップ信号がリー
ルサーボリール速度設定手段８に供給され、テープ速度
を上げるリールサーボデータがリール速度検出手段に供
給される。従って、テープ速度は徐々に立ち上がり、回
転ドラム１が基準ドラム回転に達すると、図示しないマ
イクロコンピュータによってスイッチ１３が図示の状態
から切換えられ、テープ速度が２００倍速度に達したこ
ととなる。この時のリールサーボデータ４よ第３図（ｂ
）の０点になったこととなる。

なお、前記した実施例の説明では、高速テープ走行開始
時について説明したが、高速テープ走行中にテープ速度
を低下させる時であっても、前記実施例と同様な動作を
行うものである。

〔発明の効果〕

本発明は前記したように、高速テープ走行時に回転ドラ
ムの回転周期からテープ速度を検出し、設定テープ速度
となるようにリールサーボデータを補正するようにした
ので、テープ長に関係なく全てのテープを設定した高速
のテープ速度で走行させることができ、従って、テープ
長の短いテープであってもテープ長の長いテープと同じ
高速で高速サーチが行える等の効果を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来例を示すブロック図、第３図（ａ）、（ロ）はテープ長に対するテープ速度を
示す特性図である。１・・・回転ドラム、訃・・リールサボリール速度設定
手段、９・・・リール速度制御手段、１４・・・ドラム
周期測定手段、１５・・・基準ドラム周期設定手段、１
６・・・比較回路。

Claims

【特許請求の範囲】高速テープ走行時におけるテープと回転ドラムの相対速
度を通常の再生時の相対速度に合わせるように制御する
ドラムサーボと、前記テープを走行させるリールのリー
ル回転速度を制御するリールサーボとを有する磁気記録
再生装置のテープ速度制御装置において、前記リールサーボにリール速度データを設定するリール
回転速度設定手段と、回転ドラムの回転周期を測定する
ドラム周期測定手段と、設定するテープ速度に対応して
基準ドラム回転周期を発生する基準ドラム周期設定手段
と、前記ドラム周期測定手段と前記基準ドラム周期設定
手段よりの回転ドラムの周期出力を比較する比較回路と
を備え、高速テープ走行時に前記ドラム周期測定手段で
ドラムの回転周期を検出して、前記基準ドラム周期設定
手段よりの基準ドラム回転周期と同じになるように、前
記リールサーボにおけるリール回転速度データを補正す
るようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置のテー
プ速度制御装置。