JPH06111411A - テープ状記録再生装置 - Google Patents

テープ状記録再生装置

Info

Publication number
JPH06111411A
JPH06111411A JP4282259A JP28225992A JPH06111411A JP H06111411 A JPH06111411 A JP H06111411A JP 4282259 A JP4282259 A JP 4282259A JP 28225992 A JP28225992 A JP 28225992A JP H06111411 A JPH06111411 A JP H06111411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
tape
output
speed
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4282259A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Arisaka
克己 有坂
Hideyuki Nishida
秀之 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4282259A priority Critical patent/JPH06111411A/ja
Publication of JPH06111411A publication Critical patent/JPH06111411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーチ時のテープ速度を速くすること。 【構成】 11は巻取りリール、12は巻取りリールを
回転させるリールモータ、13は巻取りリールの回転速
度を検出するFG検出回路、14は検出したFG(周波
数発電機)の出力を電圧に変換するF/V変換器、21
は供給リール、22は供給リールを回転させるリールモ
ータ、23は供給リールのFG検出回路、24は検出し
たFGを電圧に変換するF/V変換器、15は2つのF
/V変換器の出力を比較するコンパレータ、16はリー
ルモータ12を駆動するモータドライバ、17はF/V
変換器14の出力をみてドライバを制御して、その回転
数が外部からの切替信号で切替可能なサーボアンプであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状の磁気記録媒
体を高速にサーチできるテープ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル・オーディオ・テープレ
コーダ(DAT)でのFFサーチの時のテープ送りにつ
いては、巻取りリールは、キャプスタンモータの回転を
減速して駆動していたので、角速度一定の動作になって
いてテープ終端の近傍ではリールの巻径が大きくなり、
テープ送りもその速度が増加していた。その一方で、デ
ータの読取等からテープ速度には制限があるので、おの
ずとテープを巻取るリールの回転数には制限されてい
た。
【0003】したがって、テープ終端でテープ速度が最
高になっていて、その回転数のまま、テープの始端でも
巻取り動作を行っているので、そのときのテープ送り速
度は制限値よりも小さな値になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このときのリール回転
数は、テープの終端付近のデータの読取等を保証するた
めに、あまり大きな値を取ることができなかった。具体
的に数値で表すと次のようになる。テープ速度は、通常
200倍までとされていて、120分テープの終端では
巻取りリール回転数Rtは Rt=(200×8.15E−3)/(π×Dt) = 14.82(s-1) となる。ここにDtは巻取りリールの最終巻径で、3
5.0mmである。この回転数でテープ始端でのテープ
での送り速度Vは(ハブ径15.0mm)、 V=14.82×(π×15.0) =698.38(mm/s) 通常再生速度比にして、 N≒85.7 (倍) となって、データ読取可能な限界値の半分よりも小さい
速度でしか駆動していないことになり、全体のサーチの
スピードを落としていた。
【0005】これを解決するために両リール回転数か
ら、そのときのテープ速度を計算し、その結果からその
ときどきのリールの回転数を決定する方式も考えられる
が、そのテープ速度を導出することやそのリール回転数
を導出するには複雑な演算を必要としていた。
【0006】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、テープ速度の算出やテープ巻径の計算を
することなく、サーチ時のテープ速度を速くすることの
できるテープ状記録再生装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、両リールの
回転数の大小を比較することで、特定のテープ位置を検
出し、その位置の前後で、あらかじめ回路で決められ
た、異なるリール回転数でテープ走行させ、それぞれの
領域で適したサーチ速度を与えるものである。つまり、
テープ位置に応じて定回転数を、逐次演算することな
く、多段階用意するというものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、スイッチ動作のみで、駆動す
るリールを予め設定された回転数に切換えることによ
り、サーチ時のテープ速度を速くすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1を用いて説明する。
図1において、11は巻取りリール、12は巻取りリー
ルを回転させるリールモータ、13は巻取りリールの回
転速度を検出するFG検出回路、14は検出したFG
(周波数発電機)の出力を電圧に変換するF/V変換
器、21は供給リール、22は供給リールを回転させる
リールモータ、23は供給リールのFG検出回路、24
は検出したFGを電圧に変換するF/V変換器、15は
2つのF/V変換器の出力を比較するコンパレータ、1
6はリールモータ12を駆動するモータドライバ、17
はF/V変換器14の出力をみてドライバを制御して、
その回転数が外部からの切換信号で切換可能なサーボア
ンプである。
【0010】次に、図1の動作について説明する。
【0011】はじめに、図示しないCPUからの指令で
FF方向のサーチが始まると、まずサーボアンプ17は
回路定数が設定され、ドライバ16の出力を制御する。
リールモータ12が回転すると、巻取りリール11が回
転することでリールFGが発生し、それをFG検出器1
3が検出し、矩形波に波形整形する。その矩形波出力は
F/V変換器14によって周波数に応じた電圧出力に変
えられる。周波数が高いときには小さい電圧出力が得ら
れるものとする。そして、そのF/V変換器14の出力
電圧をみてサーボアンプは、モータドライバ16の動作
が一定になるようフィードバックをかける。
【0012】このとき供給リールは、テープが巻取られ
るので回転を始める。図示しないスリップメカによりテ
ープ張力を一定に保ったまま供給リールは回転し、その
ため巻取りリールと同様にリールの回転数に応じたFG
が発生する。その後、供給リール用のFG検出器23で
検出、波形整形し、矩形波を出力する。この出力をF/
V変換器24によってFG周波数に応じた電圧に変換す
る。周波数が高いときには小さい電圧出力が得られるも
のとする。この電圧を受けて、サーボアンプ17は入力
する電圧が高いとき駆動電流は少なくなるようモータド
ライバ16にモータ駆動電流を供給する。ドライバ16
は入力される電流をそのモータにあわせて印加し、電流
が多いときは高速で回転する。そのため、リール回転数
が高すぎるとF/V変換器14の出力電圧は高くなり、
サーボアンプ17はその出力電流を減らし、その結果ド
ライバ16は、モータの回転数をおさえ、リールの回転
数を一定に保つようフィードバックがかかっている。
【0013】次に、コンパレータ15は、2つのF/V
変換器の電圧出力を比較し、(14の出力)>(24の
出力)ならLを、(14の出力)<(24の出力)なら
Hを、出力する。ここで(14の出力)=(24の出
力)となるのは両リールの巻径が等しくなったときなの
で、このとき挿入されているテープの全テープ長に対す
る中央点に相当する。
【0014】ここで、例えばテープ始端付近であったと
すると、(14の出力)>(24の出力)となっている
のでコンパレータの出力はLとなる。このコンパレータ
15のL出力を受けて、回転数切換回路18は第1の回
転数でモータが回転するよう、サーボアンプ17の定数
を変更する、また、(14の出力)<(24の出力)の
ときは、コンパレータ15の出力はHとなって、この信
号をうけてサーボアンプは第2の回転数でモータを回転
させるよう回路定数を変更する。
【0015】この動作を図2を用いて説明する。図2
で、111は入力端、112〜118は抵抗、119は
オペアンプ、121,122はスイッチ、123はコン
デンサ、124は大電流用トランジスタ、125は出力
端である。
【0016】抵抗112は、入力端111とオペアンプ
119のマイナス入力の間につながり、抵抗113はオ
ペアンプ119の出力とマイナス入力の間に接続されて
いる。また、オペアンプ119の出力はトランジスタ1
24のベース端に接続され、そのトランジスタ124の
エミッタ端は定電源Vccに、コレクタ端は出力端12
5となっている。またコンデンサ123はトランジスタ
124のコレクタ端とベース端との間につながってい
る。一方、スイッチ122の選択端dは、定電源とグラ
ンドを抵抗分割する抵抗117と抵抗118の間に接続
され、また、スイッチ122の選択端cは、もう一つの
スイッチ121と接続している。スイッチ121の選択
端a,bは定電源とグランドを抵抗分割する抵抗11
4、抵抗115、抵抗116の接点に接続されて、それ
ぞれ異なったバイアス電圧をオペアンプ119に供給す
る。ここで、スイッチ121の (端子aの電圧)>(端子bの電圧) である。
【0017】入力端111に到来する信号は、抵抗11
2と抵抗113とで増幅率をきめられ、オペアンプ11
9で反転、増幅される。このとき、通常そのスイッチ1
22はd側につながり、抵抗117と抵抗118による
バイアス電圧で、オペアンプ119のプラス入力はバイ
アスされている。このバイアス電圧は通常のテープ走行
速度になるように設定されている。
【0018】オペアンプ119の出力は大電流用トラン
ジスタ124のベース端に接続し、そのトランジスタ1
24をドライブする。トランジスタ124のコレクタ端
はそのバイアスに応じ、出力端125に電流を出力す
る。ここにコンデンサ123は位相補正用のコンデンサ
である。
【0019】もし、リールの回転数が高いと先の説明か
ら入力の電圧は下降し、オペアンプの出力端では電圧が
上昇し、トランジスタ124のベース・エミッタ間電圧
が小さくなることで出力端125に出力する電流は小さ
くなり、その結果モータに供給される電流が減るためモ
ータの回転は減速することになってサーボが構成され
る。
【0020】次に図示しないCPUからサーチ指令がく
るとスイッチ122はc側につながるようスイッチが働
く。そして、始めスイッチ121はa側につながってお
り、3つの抵抗114,115,116で設定されるバ
イアス電圧V1がオペアンプ119のプラス入力に印加
される。この電圧により、通常のテープ速度より速いテ
ープ速度でテープが走行し、リールが高速で定回転す
る。次に、先に説明したようにテープが中間地点より手
前の巻始めの時、図1のコンパレータ15の出力はLと
なる。この信号をうけて、サーボアンプ内のスイッチ1
21はb側につながる。b側では3つの抵抗114,1
15,116で設定されたバイアス電圧V2でオペアン
プ119のプラス入力をバイアスする。このとき、オペ
アンプ119はバイアス電圧変化に対し非反転アンプと
なって働き、先の電圧V1のときに比べトランジスタ1
24のベース電圧を下げることになって、その結果出力
電流は増大することになる。
【0021】もし、コンパレータ15の出力がHになっ
たときはサーボアンプ内のスイッチ121はa側につな
がる。このときバイアス電圧V1でオペアンプ119の
プラス入力をバイアスするがバイアス電圧がV2の時に
比べ出力を減少させることになる。
【0022】ここで、バイアス電圧V1はテープの最終
端で、テープ速度が最高許容速度になるように、またバ
イアス電圧V2はテープの中間地点で、テープ速度が最
高許容速度になるように設定する。
【0023】ここで例えば60mテープでの各段階での
テークアップリールの回転数を具体的に示す。まずテー
プの最高許容速度は、従来例で示したように最大200
倍速までとする。60mテープでの中間地点と最終端で
の巻取り直径はそれぞれ26.9mm、35.0mmで
ある。バイアス電圧V2で与えられるリール動作の第1
の回転数は中間地点で200倍速のテープ速度になって
いるので R=(200×8.15E−3)/(π×26.9E−
3)= 19.3 (s-1) となる。また、切換えたあとの第2の回転数は最終端で
200倍速のテープ速度になっているので R=(200×8.15E−3)/(π×35.0E−
3)= 14.8 (s-1) でモータを回転させればよい。したがって3つの抵抗1
14,115,116はリールの回転が以上のような値
になるよう設定する。
【0024】もちろん、他の条件によりテープ倍速度の
制限が変更すれば、上記した値は変更してもよい。第1
のリール回転数は第2のリールの回転数に比べ大きい値
であればいかなる数値をとってもかまわない。
【0025】このようにして高速走行しているテープか
ら目的のIDが読み取れれば、図示しないブレーキ機構
でリール回転にブレーキをかけ、目標のテープ位置に到
達する。
【0026】また、REW時には、図示しなかったが同
様のサーボループが供給リール側に存在し同様の切換動
作がおこなわれる。
【0027】今回はわかり易く説明するために両リール
は専用のモータにて駆動するような構成で説明したが、
別の構成を取っても構わない。例えば、キャプスタンモ
ータの回転を遊星ギヤで巻取る方のリールに伝達させ、
そのキャプスタンの回転のサーボループの途中で回転数
を切り換えるようにしてもよい。
【0028】また、この実施例ではサーボアンプでの回
路定数値を変更したが、その他のブロックの、例えばF
/V変換器の、回路定数を変化させてもかまわない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は簡単な検
出で、駆動するリールをあらかじめ設定された回転数に
スイッチ動作のみで切り換えることで、テープ速度の算
出やテープ巻径の計算といった複雑な演算をすることな
く、サーチ時のテープ速度を速くすることができ、検索
の時間が短縮することができる。
【0030】ここで、テープの中間地点までの巻取りの
時間を比較する。60mテープを例にして、中間地点ま
での巻数は458回なので、従来例での巻取る時間は T(従来例)=458/14.8=30.9(秒) に対し、本発明では T(本発明)=458/19.3=23.7(秒) と20%以上の短縮の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のブロック図を詳細に説明するための回路
図である。
【符号の説明】
11 巻取りリール 12,22 リールモータ 21 供給リール 13,23 FG検出回路 14,24 F/V変換器 15 コンパレータ 16 ドライバ 17 サーボアンプ 18 回転数切換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールと巻取りリールの回転数を検
    出する手段と、検出した両リール回転数からリールの最
    高回転数を算出する手段と、検出したリール回転数に応
    じてリールの最高回転数を切り換える手段と、供給リー
    ルと巻取りリールの最高回転数を設定する手段と、設定
    された最高回転数で供給リールもしくは巻取りリールを
    回転駆動させる手段とを備えたことを特徴とするテープ
    状記録再生装置。
  2. 【請求項2】 供給リールと巻取りリールの回転数を検
    出する手段と、検出した両リール回転数を比較する手段
    と、その比較結果に応じてリールの最高回転数を切り換
    える手段と、供給リールと巻取りリールの最高回転数を
    設定する手段と、設定された最高回転数で供給リールも
    しくは巻取りリールを回転駆動する手段とを備えたこと
    を特徴とするテープ状記録再生装置。
  3. 【請求項3】 供給リールと巻取りリールの回転数を検
    出する手段と、検出した両リール回転数からリールの最
    高回転数を算出する手段と、テープ長に応じてその最高
    回転数を切り換える手段と、供給リールと巻取りリール
    の最高回転数を設定する手段と、設定された最高回転数
    で供給リールもしくは巻取りリールを回転駆動する手段
    とを備えたことを特徴とするテープ状記録再生装置。
JP4282259A 1992-09-29 1992-09-29 テープ状記録再生装置 Pending JPH06111411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4282259A JPH06111411A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 テープ状記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4282259A JPH06111411A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 テープ状記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06111411A true JPH06111411A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17650127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4282259A Pending JPH06111411A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 テープ状記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06111411A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS636933B2 (ja)
JP2526914B2 (ja) 磁気記録再生装置の高速サ−チ装置
GB2079490A (en) Tape fast-forwarding and rewinding apparatus
JPH06111411A (ja) テープ状記録再生装置
JPH0580738B2 (ja)
KR890006200Y1 (ko) Vtr용 제동장치
US6089485A (en) Apparatus or method for controlling tape speed
JPH0115936B2 (ja)
JP2538354B2 (ja) 磁気テ―プ駆動装置
JPH11162048A (ja) テープ状媒体走行装置
JPS634255B2 (ja)
JPH028383B2 (ja)
JPH0614307Y2 (ja) リール駆動装置
JP2635625B2 (ja) 磁気テープ駆動装置
JPH0544901Y2 (ja)
JPS58121166A (ja) テ−プレコ−ダのリ−ル軸駆動装置
JP3094455B2 (ja) 張力制御装置
JPS63153758A (ja) リ−ル制御装置
JPS63119059A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0229966A (ja) 磁気記録再生装置のテープ速度制御装置
JP2748643B2 (ja) 磁気テープ駆動装置
JPH0344853A (ja) 高速サーチのリールサーボ制御方式
JPH0555946B2 (ja)
JPS63168867A (ja) リ−ル制御装置
JPH028382B2 (ja)