JPH0229076Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229076Y2
JPH0229076Y2 JP18835785U JP18835785U JPH0229076Y2 JP H0229076 Y2 JPH0229076 Y2 JP H0229076Y2 JP 18835785 U JP18835785 U JP 18835785U JP 18835785 U JP18835785 U JP 18835785U JP H0229076 Y2 JPH0229076 Y2 JP H0229076Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
film
pressure
shaft
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18835785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6296052U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18835785U priority Critical patent/JPH0229076Y2/ja
Publication of JPS6296052U publication Critical patent/JPS6296052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229076Y2 publication Critical patent/JPH0229076Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スリツタ、ワインダ等のフイルムの
巻取装置に関し、とくに巻取部に接圧ロールを備
えたフイルムの巻取装置に関する。
[従来の技術] フイルムを迷いなくかつ適当な硬度でロール状
に巻き取るためには、接圧ロールを巻取中のフイ
ルム製品に押し付けながらフイルムを巻き取るこ
とが有効であることは、一般によく知られてい
る。
接圧ロールの構造は、通常たとえば第5図や第
6図に示すような構造とされている。第5図に示
す接圧ロール1は、ロール環2が、その両端部で
ベアリング3を介して貫通軸4に回転自在に支持
されたものであり、第6図に示す接圧ロール5
は、ロール環6の両端部からそれぞれ軸7が突き
出され、その軸7が接圧ロール用のアーム等にベ
アリング8を介して回転自在に支持されたもので
ある。いずれのタイプの接圧ロールにあつても、
巻取においては、第7図に示すように、接圧ロー
ル1,5の軸4,7から力が付与され、接圧ロー
ル1,5の表面が、巻き取り中の製品ロール9に
適当な押し付け力で押し付けられ、フイルムの製
品ロール9上での迷いが防止されるとともに、押
し付け力を調整することにより製品ロール9の巻
き硬度が調整される。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記のような構造の接圧ロールを用
いてフイルムを巻く場合には、第7図に示すよう
に軸4,7側からの力Pにより、ロール環2,6
に微小な撓みが生じて、接圧ロール1,5の表面
と製品ロール9の表面との間の面圧にAのような
分布が生じる。製品ロール9の中央部からはもと
もと空気が逃げにくいので、上記のような製品ロ
ール9の両端部の面圧に比べ中央部の面圧が低く
なる分布が生じると、接圧ロール1,5押付けに
よる空気の逃げが中央部で不十分になるおそれが
あり、第8図に示すように、中央部の巻層に望ま
しくない量の空気の巻き込み10が生じるおそれ
がある。このように巻取過程で中央部の巻層に巻
き込まれた空気は、巻き上げ後に徐々に逃げる
が、空気が逃げた後にはそれまで巻き込み空気に
よつて張られていた巻層がたるんでしまうので、
第9図に示すように中央部にシワ11が生じると
いう問題が発生する。
本考案は、上記のような問題を解消するため
に、接圧ロールのフイルム製品に対する面圧の均
一化を行い、フイルム製品中央部から空気を逃げ
やすくしてシワの発生を防止することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本考案のフイルムの巻取装置
は、接圧ロールの軸を付勢することにより接圧ロ
ールの表面を巻取中のロール状フイルム製品に押
し付けながらフイルムを巻き取る巻取装置におい
て、前記接圧ロールを、該接圧ロールの軸側とロ
ール環側との連結部がロール長手方向の中央部の
みにあるロールから構成したものから成つてい
る。
ここで、接圧ロールの軸側とロール環側との連
結部の位置としては、該連結部の中心位置のロー
ル長手方向位置からのずれ量が、ロール面長の10
分の1以内にあることが好ましい。
[作用] このような構成を有する巻取装置においては、
接圧ロールの軸側とロール環側との連結部がロー
ル長手方向の中央部のみにあるので、接圧ロール
の軸からの力は、ロール環のロール長手方向中央
部を介してロール環全体に伝達される。つまり、
軸側からロール環側への荷重作用点が、ロール長
手方向の中央部になる。したがつて、軸自体には
第7図に示したような撓みが生じたとしても、ロ
ール環には撓みは生ぜず、ロール環表面とフイル
ム製品ロール表面との間の面圧はロール長手方向
に均一に保たれる。面圧が均一化されると、局部
的な空気溜りの発生は防止され、空気溜りの空気
が抜けることによるシワの発生が防止される。
[実施例] 以下に本考案のフイルムの巻取装置の望ましい
実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例に係
るフイルムの巻取装置を示しており、図中21は
フイルムを示している。フイルム21は、第2図
に示すように、接圧ロール22に押圧されながら
ロール状のフイルム製品23に巻き取られる。2
4は巻取用コアを示している。
接圧ロール22は、第1図に示すように、軸部
25とロール環26から構成されており、両側の
軸27がフイルム製品23側に付勢されることに
より、ロール環26の表面からフイルム製品23
に面圧が与えられる。このフイルム製品23側へ
の付勢は、図示を省略した接圧ロール用のアーム
等によつて行われ、軸27は該アーム等に回転自
在に支持されている。接圧ロール22のロール環
26の表面には、3〜30mm程度の厚さで、ゴム硬
度20〜80度程度のゴム28が被覆されており、適
当な弾性をもつてフイルム製品23に当接され
る。
接圧ロール22の軸部25は、両側の軸27に
対してロール長手方向中央部29が大径部に形成
されており、この大径部29がロール環26との
連結部30に構成されている。この連結は、たと
えば、圧入、焼嵌め等によつて行われる。このロ
ール長手方向中央部の連結部30以外、軸部25
とロール環26との連結部は設けられていない。
したがつて、ロール環26の連結部30両側は自
由端となつている。
なお、接圧ロールの構造としては、第1図に示
したものの他、第3図に示すような構造であつて
もよい。すなわち、軸側を、ロール環31にロー
ル長手方向中央部で連結される部材32とその部
材32中を挿通される貫通軸(図示略)とに分け
るようにしてもよい。貫通軸と部材32とは、間
にベアリングを介装して貫通軸に対して部材32
を回転自在に支持させてもよく、あるいは貫通軸
と部材32を固定して貫通軸の両端部をベアリン
グで回転自在に支持するようにしてもよい。
また、ロール環の肉厚は、ロール環の剛性があ
まり小さくならないよう適当に小とすることが望
ましいが、小さくしすぎると軸側の焼嵌めが難か
しくなるので、ロール環の剛性と製作容易性を適
当に調和させながら設定されることが望ましい。
上記のように構成された実施例装置において
は、走行してきたフイルム11は、接圧ロール2
2に押し付けられながらフイルム製品23に巻き
取られるが、巻き取りにおける接圧ロール22と
フイルム製品23との間の面圧は第4図に示すよ
うになる。接圧ロール22の軸部25とロール環
26との連結部30が、ロール長手方向中央部に
しか設けられていないので、軸部25側からの付
勢力は、ロール環26へはそのロール長手方向中
央部を介して伝達される。したがつて、軸部25
側から付与されるフイルム製品23に向けての力
の、フイルム製品23に対する荷重作用点はロー
ル長手方向中央部、つまりロール環26のロール
面長中央部ということになり、ロール環26の中
央部以外の部分は、自由端であるため、ロール環
26が有する剛性を介してフイルム製品23に押
し付けられることになる。そのため、ロール環2
6には、フイルム製品23のフイルム巾方向両側
が強く当たる方向の撓みは生じない。したがつ
て、接圧ロール22とフイルム製品23との間の
面圧も、中央部が小さくなることはなく、第4図
に示すようにフイルム製品23の全巾にわたつて
ほぼ均一な面圧分布Bとなる。
第1図に示した接圧ロール22を用いてフイル
ムの巻取試験を行つたところ次のような結果を得
た。
試験条件は、厚さ9μ、巾620mmのポリエステル
フイルムを速度200m/分で巻き取り、接圧ロー
ルの面圧を80Kg/mに設定し、本考案による接圧
ロール22と第5図および第6図に示した従来の
接圧ロールとを比較した。
巻取後、従来の接圧ロールによるフイルム製品
には、中央部にきついシワが生じたが、本考案に
よる接圧ロール22の場合には、シワは殆ど生じ
ないかあるいは生じたとしてもごく軽度のもので
あつた。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のフイルムの巻取
装置によるときは、接圧ロールの構造を、軸側と
ロール環側との連結部がロール長手方向の中央部
のみにある構造として、接圧ロールからフイルム
製品への荷重作用点をロール長手方向の中央部と
しその両側のロール環部を自由端構造としたの
で、ロール表面のフイルム製品に対する面圧をフ
イルム製品全巾にわたりほぼ均一にすることがで
き、フイルム製品巻層から空気を逃げやすくして
シワの発生を防止することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフイルムの巻
取装置における接圧ロールの断面図、第2図は第
1図の接圧ロールを用いたフイルムの巻取装置の
側面図、第3図は別の接圧ロールの断面図、第4
図は第1図の接圧ロールを用いてフイルムの巻取
る際の面圧分布を示すフイルム巻取装置の平面
図、第5図は従来の接圧ロールの断面図、第6図
は従来の別の接圧ロールの断面図、第7図は第5
図又は第6図の接圧ロールを用いてフイルムの巻
取る際の面圧分布を示すフイルム巻取装置の平面
図、第8図は第7図のような面圧分布の場合に生
じる空気溜りを示すフイルム巻層のの構成図、第
9図は第8図の空気溜りがシワに変化した様子を
示すフイルム巻層のの構成図、である。 21……フイルム、22……接圧ロール、23
……フイルム製品、24……巻取用コア、25…
…軸部、26,31……ロール環、27……軸、
28……ゴム、29……大径部、30……連結
部、32……軸側部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接圧ロールの軸を付勢することにより接圧ロー
    ルの表面を巻取中のロール状フイルム製品に押し
    付けながらフイルムを巻き取る巻取装置におい
    て、前記接圧ロールを、該接圧ロールの軸側とロ
    ール環側との連結部がロール長手方向の中央部の
    みにあるロールから構成したことを特徴とするフ
    イルムの巻取装置。
JP18835785U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0229076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18835785U JPH0229076Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18835785U JPH0229076Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6296052U JPS6296052U (ja) 1987-06-19
JPH0229076Y2 true JPH0229076Y2 (ja) 1990-08-03

Family

ID=31139640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18835785U Expired JPH0229076Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0229076Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6296052U (ja) 1987-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02305747A (ja) フィルムウエブを巻き取るための方法および装置
CA1296171C (en) Roller for removing or imparting shrinkages on a metal or cloth sheeting
US4872246A (en) Roll with an arched shaft
FI52561C (fi) Foerfarande och anordning foer axelloes upprullning av i banor foereliggande material.
JPH0229076Y2 (ja)
US4298631A (en) Method for smoothing both magnetic coat layers of magnetic recording medium
JPH0575608U (ja) 形状検出装置
JPH04232268A (ja) 帯材及びフィルムウェブをガイドしかつ延伸するためのドラム
JPS592329Y2 (ja) フエルト被覆ロ−ル
JPH0485248A (ja) ウエブの巻取装置
JPS6121484Y2 (ja)
JPH0485249A (ja) ウエブの巻取り方法
JPH0343257Y2 (ja)
JPH0455331Y2 (ja)
JPS5914456Y2 (ja) 巻取機用ライダ−ロ−ル
JP2004277168A (ja) 圧接ローラ、該圧接ローラを用いたウェブロール体の製造方法および製造装置
JPH04132937U (ja) 圧着ロール
JPH025655B2 (ja)
JPS6330260B2 (ja)
JPH02193849A (ja) トイレットペーパの巻取方法及び装置
JP2001066205A (ja) シート張力検出計
JP2502475Y2 (ja) 巻取り材料の歪み/弛み取り装置
JPH0577994A (ja) 巻取り装置
JPS6334729Y2 (ja)
JP3361610B2 (ja) 塗布方法