JP3361610B2 - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JP3361610B2
JP3361610B2 JP09698794A JP9698794A JP3361610B2 JP 3361610 B2 JP3361610 B2 JP 3361610B2 JP 09698794 A JP09698794 A JP 09698794A JP 9698794 A JP9698794 A JP 9698794A JP 3361610 B2 JP3361610 B2 JP 3361610B2
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は連続走行する帯状支持体
(以下ウエブと言う)に塗布液を塗布する方法に関する
ものであり、更に詳細には、改良されたバー塗布方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】ウエブ表面に塗布層を形成するための塗
布方法としてバー塗布方法が知られている。この塗布方
法は、なんらかの方法によって所望量よりも過剰の塗布
液をウエブ表面に転移させた後、静止もしくは回転して
いるバーによって過剰な塗布液を掻き落とし、所望の塗
布量とするものである。バーとしては、その外周にワイ
ヤーを巻いたもの、表面に溝を彫ったもの、表面が平滑
なもの等があり、塗布量はウエブがバーにラップしたと
きに形成される隙間によって決定される。従ってウエブ
全幅で均一な塗布量を得るためには、バーはウエブ幅方
向にわたって均一に接触する必要があり、ウエブの接触
などによってバーが曲がらないように、一般に真直度の
高いホルダーによってバーのほぼ全長を支持する構造を
用いている。(例えば特開昭−22543号公報) 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエブ
は全面にわたって均一な平面を有せず、特に両端部と中
央部の歪の差が大きい、金属板など比較的剛性の高いウ
エブに塗布するときは、ウエブをバーにラップさせても
この歪が修正されずに、ウエブの両端部は浮きあがり現
象を生じ、バーと均一な接触が得られなかった。これは
ウエブ両端部に過剰な塗布液を残す原因となり、ウエブ
両端部の品質を落としていた。その状態を図によって説
明すると、図5は一般的なバー塗布方法の概略を示して
いる。この図のように一般的なバー塗布方法は一旦過剰
な液をウエブに転移させるための塗布液供給装置5と、
所望量に計量し余剰液を掻き落とすためのバー1とで構
成されているが、塗布液供給装置5とバー1が近接し一
体となっているものや、バー1自体が塗布液供給を兼ね
ているものも実用化されている。いずれの場合も、バー
の支持方法は図6に示すように、バー1の真直度を真直
交のあるバーホルダ2によって保つような構造を採って
いる。しかしながらある幅9のウエブを塗布する場合、
ウエブ端部が歪んでいるので図7のごとくウエブ8の端
部バー1よりの浮き上がりを生じ、この部分のバーとの
隙間が大きくなるため、ウエブ両端部の塗布量が過剰と
なっていた。これを改善するために、特開昭60−22
5669号公報では、バー塗布方法において、ウエブと
は隔離した位置に回転バーの表面の一部に接触するブレ
ードを設け部分的に塗布量を調節する方法を提案してい
るが、その効果は必ずしも充分ではなかった。 【0004】本発明の目的は、上記問題点を解消し、バ
ーの支持方法を工夫することによって、前述の欠点を改
良した塗布方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段及び作用】即ち、本発明の
上記目的は連続走行するウエブに対し、塗布液を所望量
以上塗り付け、該塗り付けた所望量以上の塗布液を静止
もしくは回転しているバーによって掻き落すバー塗布方
法において、前記バーを正面より見て凹状に湾曲させ、
該バーに接触するウエブ両端部がウエブ中央部よりも深
くバーにラップするように、前記バーを支持することを
特徴とするバー塗布方法。すなわち、ウエブ両端部がウ
エブ中央部よりもラップ角が大きくなるように、前記バ
ーを支持することを特徴とするバー塗布方法。によって
達成される。 【0006】以下図を用いて本発明の実施態様を説明す
る。 図1は本発明によるバーの支持方法であり、ウエ
ブ両端部がウエブ中央部よりも深くバー1にラップする
ように、バー1を正面から見て凹状に湾曲させる様に、
従来のバーホルダ2の両端に両端部ホルダー3が設けて
ある。この方法によれば、ある幅9のウエブを塗布する
場合、ウエブ端部が歪んでいても、図4に示すごとくウ
エブ8の浮き上がりにバー1が追従し、バー1との隙間
の変化を押さえて、塗布量が極端に過剰になるのを防ぐ
ことができる。バーの変形量には、ある程度の自由度が
あるため、ウエブ幅9の変化や、歪量の変化にも追従で
きる。図2は両端部ホルダー3を設ける代わりに、回転
バーを支持するべアリング4の位置を変え、同様の効果
をねらったものである。また、ウエブの幅がある程度決
まっており、その歪量も大きな変化のない場合は、図3
のごとくバーホルダー2a自体の形を変えてしまうこと
も出来る。また、バー1単独で変形するのみでなく、ホ
ルダー2の剛性を下げ、ホルダー2とバー1が一体とな
って変形するような構造をとることもできる。この場合
は、ホルダー2の剛性を換えることでたわみ量をコント
ロールできる。何れの場合も、バーはカップリング(図
示せず)を介して駆動装置(図示せず)と連結していて
もよいが、駆動装置と連結せずフリーであっても構わな
い。 【0007】 【実施例】本発明の効果を明確にするため、具体的な一
実施例をあげて説明する。厚さ300μm、幅800m
mのアルミニウムウエブの表面に表1に示す物性を有す
る有機溶剤系塗布液A又はBを、ワイヤバー塗布方式を
用いて塗布した。 【0008】 【表1】 【0009】その時のワイヤバーとしてはバーの直径は
12.7mmで、直径0.1mmのステンレス製ワイヤ
ーを巻いたものを使用し、ウエブと逆方向に回転せしめ
た。ウエブ速度は50m/分で、ウエブ張力は約100
kgとし、ウエブ両端部がバーにラップする水平面との
角度は4°とした。ウエブ両端部のバーとのラップを深
くするために、図1に示すようにバーホルダー2の両端
に、1000mmの間隔を持たせて両端部ホルダー3を
セットし、バーを正面から見て凹状に湾曲させ、両端部
でバーが浮き上がるようにした。これらによる実施例の
結果を表2に示す。 【0010】 【表2】【0011】ここで端部塗布量(b)とは、ウエブ端部
より10mm内部の塗布量の平均値である。比較例に示
した如く、従来の支持方法によって支持されたバー塗布
の場合は、かなり過剰な塗布液が両端部のウエブに残っ
てしまうが、本発明による実施例によればバーの両端部
の浮かせ量を増やしてウエブ両端部がウエブ中央部より
も深くバーにラップするようにすることにより両端部塗
布量が中央部塗布量に近く軽減されることがわかった。
また、この効果は両端部のウエブとバーとのラップを深
くすればするほど顕著であった。更に塗布液物性が変化
しても同様の効果が見いだされた。 【0012】 【発明の効果】本発明の塗布方法により、ウエブ両端部
の過剰塗布が軽減され均一な塗布が行えるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による塗布方法におけるバーの支持態様
の正面図 【図2】本発明によるバー支持態様の1実施例の正面図 【図3】本発明によるバー支持態様の別の実施例の正面
図 【図4】本発明による塗布方法の塗布時のウエブ端部と
バーの接触部の拡大部分正面図。 【図5】一般的なバー塗布方法の概略を示す側面図 【図6】従来の塗布方法におけるバーの支持態様の正面
図。 【図7】従来の塗布方法における塗布時のウエブ端部と
バーの接触部の拡大部分正面図。 【符号の説明】 1 バー 2,2a バーホルダー 3 バー両端部ホルダー 4 ベアリング及びベア
リングホルダー 5 塗布液供給装置 6,7 ウエブ搬送ロー
ラ 8 ウエブ 9 ウエブ幅 10 塗布液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/40 B05D 3/00 B05C 5/02 B05C 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 連続走行するウエブに対し塗布液を所望
    量以上塗り付け、該塗り付けた所望量以上の塗布液を、
    静止もしくは回転しているバーによって掻き落すバー塗
    布方法において、前記バーを正面より見て凹状に湾曲さ
    せ、該バーに接触するウエブ両端部がウエブ中央部より
    ラップ角が大きくなるように、前記バーを支持するこ
    とを特徴とするバー塗布方法。
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