JPH02256518A - 自動車用ドアウエザーストリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用ドアの周縁部に装着固定されて、ドア
閉時の車内外を密閉封止するドアウェザ−ストリップに
関するものである。

従来の技術 一般に第４図に示す自動車用ドア１の周縁部には、ドア
ウェザ−ストリップ２が装着固定されていて、ドアｌを
閉止した際の車内外を気密封止するようにしているが、
特に該ドアｌの下側部に装着固定されるドアウェザ−ス
トリップ２は、第５図に示した如く自動車用ドア１の下
側部１ａに装着固定される基部２ａと中空シールリップ
２ｂ及び倒れ防止用リップ２ｃとを主体として構成され
ていて、ドア閉時に前記中空シールリップ２ｂが車体側
パネル３に変形しなから当接して車内外を密閉封止する
ようにしている。

上記に関して例えば実開昭６３−１７３８６１号公報に
は、ドアウェザ−ストリップ２の中空シールリップ２ｂ
と車体側パネル３とのシール面部に水侵入防止部材を配
設して、車内外のシール性を高めた構成が開示されてい
る。

発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の自動車用ドアウェザ−ス
トリップ２の構成、特に第５図に示した構成にあっては
、ドア１を閉止した状態で車外から強放水４をドア１の
解放部分５に放射すると、第６図の仮想線２ｂ’に示し
たように前記強放水４の圧力Ａによって前記中空シール
リップ２ｂが浮き上がるように変形して、車体側パネル
３との間に微少な隙間が形成されることがあり、この隙
間を通して圧力水が矢印Ｂのように車室内に浸入してし
まうことがあるという課題があった。

又、前記実開昭６３−１７３８６１号公報に開示されて
いるように、ドアウェザ−ストリップ２の中空シールリ
ップ２ｂと車体側パネル３とのシール面部に水侵入防止
部材を配設すれば上記の課題を解消することが可能であ
るが、このような手段を用いた場合、予め水侵入防止部
材を別途に作成しておき、ドアウェザ−ストリップ２の
成形後に該水侵入防止部材をシール面部材に固着しなけ
ればならないので、該ドアウェザ−ストリップ２の製作
時に余分な工数を必要としてコストアップを招来してし
まうという難点を有している。

更に上記手段以外にも中空シールリップ２ｂの肉厚を大
きくしたり、中空シールリップ２ｂの反力を高めるよう
にした手段も考えられるが、このような手段を用いると
ドア１を閉止した際のドア剛性が低下して、該ドア１の
開閉操作に大きな力を必要とするという難点が生じる。

そこで本発明はこのような従来の自動車用ドアウェザ−
ストリップが有して問題点を解消して、車外からの強放
水による前記中空シールリップの過度な変形をなくして
車室内への水分の浸入を防止するとともに、ドア剛性を
良好に保持することが出来るドアウェザ−ストリップを
提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、自動車用ドアの
周縁部に装着固定される基部と、該基部に一体に形成さ
れてドア閉時に車体側パネルに当接して車内外を密閉封
止する軟質ゴムで成る中空シールリップとを具備したド
アウェザ−ストリップにおいて、前記中空シールリップ
を構成する壁面上の所定部位に、該中空シールリップと
一体に成形されてドア閉時の車外からの強放水に起因す
る中空シールリップの過度な変形を防止する硬質部材を
配置した構成にしである。

作用 このような構成によれば、ドアを閉止した際にドアウェ
ザ−ストリップを構成する前記中空シールリップが車体
側パネルに当接して車内外を気密封止下にシールすると
ともに、車外からの強放水によって該中空シールリップ
に大きな圧力がかかった場合にあっても、前記硬質部材
の剛性によって該中空シールリップに過度な変形が生じ
ることがなく、逆に硬質部材の剛性によってシールリッ
プの軟質部分が車体側パネルに押圧される。従って車外
からの強放水に対しても該ドアウェザ−ストリップが強
いシール性を発揮し、車室内へ水分が洩れることがなく
、しかもドア間柱も良好に保たれるという作用がもたら
される。

実施例 以下図面を参照して本発明にかかる自動車用ドアウェザ
−ストリップの一実施例を前記従来の構成と同一の構成
部分に同一の符号を付して詳述する。

第１図に示すドアウェザ−ストリップ２の構成において
、２ａは基部、２ｂは前記基部２ａに一体に形成された
軟質ゴムで成る中空シールリップ、２ｃは倒れ防止用リ
ップであり、上記基部２ａがドア１の下側部１ａに装着
固定されるとともに中空シールリップ２ｂがドア閉時に
車体側パネル３に当接して車内外を密閉封止するように
しである。

更に上記中空シールリップ２ｂを構成する壁面上の所定
部位９図示例の場合は中空シールリップ２ｂの下側部に
、硬質部材としてのソリッドゴム６を一体に配置しであ
る。このソリッドゴム６は、外見上軟質ゴムの１部分を
置換して配置した形状となっているが、ドアウェザ−ス
トリップ２の押出成形時にこのソリッドゴム６をも同時
に成形することが可能である。

かかる構成によれば、ドアｌを閉止した際に、中空シー
ルリップ２ｂが車体側パネル３に密接し、車内外を気密
封止下にシールするとともに、ドア１を閉止した状態で
車外から強放水４をドアｌの解放部分５に放射した場合
にあっても、ソリッドゴム６の剛性がはたらいて該強放
水４の圧力Ａによって前記中空シールリップ２ｂが過度
に変形することがない。換言すれば硬質部材としてのソ
リッドゴム６は中空シールリップ２ｂの過度のっぷれを
防止するための支持体として機能するものである。

更に前記強放水４の圧力Ａがかかった際に、上記ソリッ
ドゴム６の剛性によって、該ソリッドゴム６から車体側
パネル３に対して矢印Ｃに示す方向の押圧力がはたらい
て、中空シールリップ２ｂと車体側パネル３との密着性
が逆に高められるという作用が得られる。

又、ドア１の閉時に上記ソリッドゴム６は車体側パネル
３に接触していないので、ドアｌに対する中空シールリ
ップ２ｂの反力が増大することもなく、ドア１のドア間
柱は良好に保たれる。

第２図は本発明の変形例を示しており、本例の場合、ド
アウェザ−ストリップ２の基部２ａと前記ソリッドゴム
６との間１ご介在されている軟質ゴムに、略くの字状の
曲折部２ｄを形成しである。

このような構成によれば、第３図に示したようにドア１
の解放部分５から前記強放水４の圧力Ａがかかった際に
、前記曲折部２ｄにもＤに示す圧力がかかり、この圧力
りによって曲折部２ｄが内側に折れ曲がり、前記ソリッ
ドゴム６から車体側パネル３に対して矢印Ｅに示す方向
の押圧力がはたらいて、中空シールリップ２ｂと車体側
パネル３との密着性が更に高められるという作用が得ら
れる。

上記の説明によって明らかな如く、本発明によればドア
１の閉時に該ドア１の解放部分５に強放水４が放射され
た場合にあっても、中空シールリップ２ｂの車体側パネ
ル３への圧接力を強固に保持することが出来る゛ので、
中空シールリップ２ｂと車体側パネル３との水密性が高
度に保たれ、車室内への水洩れを発生する憤れかな（、
しかもドア１の閉時操作時にあっても、ドアｌに対する
中空シールリップ２ｂの反力が増大することもなく、ド
ア１のドア間柱を良好に保持することができる自動車用
ドアウェザ−ストリップが提供される。

尚、上記の実施例ではドアウェザ−ストリップ２を自動
車用ドア１の下側部に装着固定した例を示しているが、
本発明は上記実施例に限定されるものではな（、該自動
車用ドア１の周縁部であればどの部位にも適用すること
が可能である。

発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる自動車用ドア
ウェザ−ストリップは、自動車用ドアの周縁部に装着固
定される基部と、該基部に一体に形成されてドア閉時に
車体側パネルに当接して車内外を密閉封止する軟質ゴム
で成る中空シールリ、ブとを具備したドアウェザ−スト
リップにおいて、前記中空シールリップを構成する壁面
上の所定部位に、該中空シールリップと一体に成形され
てドア閉時の車外からの強放水に起因する中空シールリ
ップの過度な変形を防止する硬質部材を配置した構成に
したので、以下に記す作用効果がもたらされる。即ちド
アを閉止した際には、ドアウェザ−ストリップを構成す
る前記中空シールリップが車体側パネルに当接して車内
外を気密封止下にシールするとともに、車外からの強放
水によって該中空シールリップに大きな圧力がかかった
場合にあっても、前記硬質部材の剛性によって該中空シ
ールリップに過度な変形が生じることがなくなり、シー
ル性を良好に保持することができる。

更に上記の圧力が加えられた際に、硬質部材の剛性によ
ってシールリップの軟質部分が車体側パネルに押圧され
るので、車外からの強放水によって逆にドアウェザ−ス
トリップのシール性が高められ、車室内へ水分が洩れる
ことがなく、しかも上記中空シールリップの反力を高め
ることがないので、ドア間柱を良好に保つことが出来る
という効果が得られ、各種自動車のドアに適用して有用
なドアウェザ−ストリップが得られる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる自動車用ドアウェザ−ストリッ
プの一実施例を示す要部断面図、第２図は本発明の変形
例を示す彎部断面図、第３図は同動作時の形状を示す要
部断面図、第４図は自動車を示す側面図、第５図は従来
のドアウェザ−ストリップの構造例を示すものであって
第４図のＶ−■線に沿う断面図、第６図は同動作時の形
状例を示す断面図である。 １・・・ドア、ｌａ・・・下側部、 ２・・・ドアウェザ−ストリップ、２ａ・・・基部、２
ｂ・・・中空シールリップ、２ｄ・・・曲折部、５・・
・解放部分、６・・・ソリッドゴム、ト 第 図 第 諷

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車用ドアの周縁部に装着固定される基部と、
   該基部に一体に形成されてドア閉時に車体側パネルに当
   接して車内外を密閉封止する軟質ゴムで成る中空シール
   リップとを具備したドアウエザーストリップにおいて、 前記中空シールリップを構成する壁面上の所定部位に、
   該中空シールリップと一体に成形されてドア閉時の車外
   からの強放水に起因する中空シールリップの過度な変形
   を防止する硬質部材を配置したことを特徴とする自動車
   用ドアウエザーストリップ。