JPH02251207A - 濾板部材及びフイルタプレス - Google Patents

濾板部材及びフイルタプレス

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JPH02251207A
JPH02251207A JP1072861A JP7286189A JPH02251207A JP H02251207 A JPH02251207 A JP H02251207A JP 1072861 A JP1072861 A JP 1072861A JP 7286189 A JP7286189 A JP 7286189A JP H02251207 A JPH02251207 A JP H02251207A
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Haruo Hamazaki
浜崎 晴夫
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Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 匡泉よΔ社1分野 本発明は、圧搾膜を使用することなく、圧搾濾過を行う
フィルタプレス及びそのフィルタプレス内で使用される
濾板部材に関する。
微水Δ遺斂 従来、フィルタプレスとしては種々の構造のものが知ら
れている。例えば、隣接濾板間に配置された一対の濾布
夫々に円板状原液供給部材を固定し、該、原液供給部材
の貫通穴と濾布の原液供給穴とを連通させるとともに、
上記原液供給部材の表面に凹部を形成して、濾板閉枠時
に、上記原液供給部材が隣接する濾板の原液供給部材と
当接したとき、上記凹部が隣接濾板間の一対の濾布間に
形成された濾室に連通し、原液供給用貫通穴から供給さ
れた原液が上記凹部を通して濾室内に供給されるように
したものがある。
このようなフィルタプレスにおいて、最近、本出願人は
、圧搾膜無しに濾室に対する原液供給方法を制御するこ
とにより、圧搾濾過を行うことができるフィルタ・プレ
スを発明した。すなわち、濾室内に原液を供給するとき
、隣接して配置された濾室を例えば2つの群に分け、各
群に対して交互に原液供給圧力を高めて、高圧側の濾室
を膨張させて、低圧側の濾室内の濾渣を圧搾させるよう
にするものである。このようなフィルタプレスにおいて
は、第1群の濾室に対しては上記原液供給部材の凹部を
介して原液が供給される一方、第2群の濾室に対しては
上記原液供給部材には凹部を形成せず、原液供給部材の
原液供給用貫通穴を通る原液は全く供給されないととも
に、濾板の角部に原液供給穴を貫通させ、この原液供給
穴より第2群の濾室内に原液を供給するようにしている
発日が 決しようとする 題 しかしながら、上記構造のものでは、濾板の濾過部分と
枠体部分とに夫々原液供給系統を設ける必要があり、フ
ィルタプレス全体の構造が複雑なものとなるといった問
題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、簡単な構造であって、圧搾膜を用いることなく圧
搾濾過を行うことができる濾過部材及びフィルタプレス
を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の濾板部材によれば
、濾布及び原液供給板に少なくとも2つの原液供給用貫
通穴を形成し、この2つの貫通穴のうち一方の貫通穴が
性基に連通ずる原液供給通路用凹部を形成する一方、他
方の貫通穴は性基に連通ずることなく相対する原液供給
板の他方の貫通穴に連通ずるように構成した。すなわち
、枠体からなる濾板と、上記濾板の両側に配置されかつ
少なくとも2個の原液供給穴を有する各濾布と、上記濾
板の枠体内の空間内で該濾板を挟む上記−対の濾布を挟
み込んで連結するとともに、各濾布の少なくとも2個の
原液供給穴に連通ずる原液供給用貫通穴を夫々形成した
一対の原液供給板とを備え、かつ、濾板閉枠時に隣接す
る濾板間に位置する一対の上記濾布間において相対する
上記原液供給板同士が互いに当接するようにした濾板部
材にして、上記一対の原液供給板のうち少なくとも1つ
の原液供給板は、隣接する濾板の上記濾布に支持された
上記原液供給板に相対する表面に、方の原液供給用貫通
穴と上記隣接濾板間の上記−対の濾布間に形成された性
基とを連通させる原液供給通路用凹部を形成し、上記凹
部より原液を上記性基内に供給して濾過するように構成
した。
また、上記構成においては、上記一対の原液供給板で上
記一対の濾布を連結するとき、上記一方の原液供給板の
一方の原液供給用貫通穴が、上記他方の原液供給板の他
方の原液供給用貫通穴に連通ずるように構成することも
できる。
また、上記構成においては、上記一対の原液供給板のう
ち他の原液供給板は、上記一対の原液供給用貫通穴を有
する板状部材より構成することもできる。
また、本発明のフィルタプレスによれば、濾布及び原液
供給板に少なくとも2つの原液供給用貫通穴を形成し、
この2つの貫通穴のうち一方の貫通穴が性基に連通ずる
原液供給通路用凹部を形成する一方、他方の貫通穴は性
基に連通ずることなく相対する原液供給板の他方の貫通
穴に連通ずるとともに、原液供給系を少なくとも2つに
分け、原液供給系間での原液供給圧力を変えることによ
り、高圧側の原液供給系の濾室により、低圧側の原液供
給系の性基の濾渣を圧搾濾過するように構成した。すな
わち、枠体からなる濾板の濾過空間内に配置され、かつ
、上記濾板の両側に配置された各濾布を上記空間内で挟
み込んで連結する一対の原液供給板を備え、各原液供給
板は、各濾布の少なくとも2個の原液供給穴に夫々連通
する原液供給用貫通穴を有し、かつ、濾板閉枠時に隣接
する濾板間に位置する上記一対の濾布間において相対す
る上記原液供給板同士が互いに当接するようにしたフィ
ルタプレスにして、上記原液供給板は、隣接する濾板の
上記濾布に支持された上記原液供給板に相対する表面に
、上記2つの原液供給用貫通穴のうちいずれか一方の原
液供給用貫通穴と上記隣接濾板間の上記一対の濾布間に
形成された性基とを連通させる原液供給通路用凹部を形
成し、上記凹部より原液を上記性基内に供給する一方、
上記各濾布の原液供給穴のうち一方の原液供給穴に連通
し、かつ、上記原液供給板の原液供給用貫通穴及びその
凹部を介して連通する性基からなる第1原液供給系と、
上記各濾布の原液供給穴のうち他方の原液供給穴に連通
し、かつ、上記原液供給板の原液供給用貫通穴及びその
凹部を介して連通ずる性基からなる第2原液供給系とを
備え、上記2つの原液供給系間で原液供給圧力を変えて
、高圧側の原液供給系に連通した性基が、低圧側の原液
供給系に連通した性基内の濾渣を押圧して圧搾濾過を行
うように構成した。
上記フィルタプレスの構成においては、上記第1原液供
給系の性基と、上記第2原液供給系の性基とが交互に配
置されるように構成することもできる。
また、上記フィルタプレスの構成においては、上記一対
の原液供給板のうち他の原液供給板は、上記一対の原液
供給用貫通穴を有する板状部材より構成することもでき
る。
発明の作用 上記構成によれば、上記濾板部材の濾板の両側の濾布を
濾板の空間内で挟み込むようにして、対の原液供給板を
連結させ;G、、このとき、例えば、一方の原液供給板
の一方の原液供給用貫通穴が、上記濾布のいずれか一方
の原液供給口を介して他方の原液供給板の他方の原液供
給用貫通穴に、上記一方の原液供給板の他方の原液供給
用貫通穴が上記濾布のいずれか他方の原液供給口を介し
て他方の原液供給板の一方の原液供給用貫通穴に夫々連
通するように配置する。そして、濾板閉枠時、隣接濾板
間の一対の濾布間の性基内では、相対する原液供給板が
互いに当接し、一方の原液供給板にのみ凹部を形成した
ものでは一方の原液供給板の四部が他方の原液供給板の
表面との間に原液供給通路を形成し、また、両方の原液
供給板に凹部を形成したものでは両方の凹部同士が対向
して原液供給通路を形成して、一方の原液供給用貫通穴
と性基とを上記原液供給通路で連通させ、原液を該性基
内に供給する。このとき、他方の原液供給用貫通穴は性
基に連通せず原液をそのまま次の性基に送る。上記性基
に隣接する性基では、上記と同様に、相対する原液供給
板の間で他方の原液供給用貫通穴が上記凹部すなわち上
記原液供給通路を介して性基に連通し、原液が該性基内
に供給される一方、一方の原液供給用貫通穴は上記性基
には連通せずそのまま次の性基に送られる。よって、各
濾布の2つの原液供給口を夫々連通して構成する原液供
給系において原液供給圧力を夫々変えれば、高圧側の原
液供給系に連通した性基で低圧側の原液供給系に連通し
た性基内の濾渣の圧搾濾過を行うことができる。
及艶Δ然果 上記構成によれば、原液供給部材の2個の原液供給用貫
通穴のうちいずれか1つの貫通穴のみが性基に連通して
確実に原液を供給できるので、濾板部材としては各濾布
の濾過部分にのみ2個の原液供給系用の原液供給口を設
ければよく、各原液供給系での原液供給圧力または流量
等を変化させるだけで、性基を交互に膨張させて圧搾膜
無しに圧搾濾過を行うことができる。よって、上記濾板
部材を使用することにより、フィルタプレス全体の構造
が複雑化せず、フィルタプレス全体として構造が簡単な
ものとなる。すなわち、従来では、各濾板の濾過部分と
枠体部分との両方に原液供給系を設ける必要があり、濾
板部材の構造が複雑化し、全体としてフィルタプレスの
構造が複雑なものとなるといった問題があったが、上記
本発明によれば、濾板部材の各濾板の濾過部分のみに原
液供給系を設けばよいので、フィルタプレス全体の構造
が簡単なものとなるのである。
X監鳳 以下に、本発明にかかる実施例を第1−10図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にがかる濾板部材を有するフィルタプレスは、
第1〜4図に示すように、前後スタンド1.3間の両側
にサイドビーム4,4を配置し、上記前後スタンド1.
3間に濾板部材を多数配置する。すなわち、各濾板部材
は、枠体2cのみからなりかつ前後動自在に上記サイド
ビーム4,4に吊り支持される濾板2と、隣接する濾板
2.2間に配置された一対の濾布5,5と、各濾板2の
両側に配置された各濾布5を互いに上記濾板2の枠体2
c内の空間2fで連結する一対の原液供給板77とより
構成する。
上記濾板2は、第4図に示されるように、空間2fを囲
む枠体2cより大略構成する。この枠体2Cは水平断面
及び垂直断面形状が夫々五角形状である部材よりなり、
その内面には厚み方向中央部より両側に夫々傾斜した傾
斜面2eを有する。この枠体2c内には、後述するよう
に上記原液供給板7.7が上記濾布5.5により吊り支
持される。
上記各枠体2cの各外側面の上部には把手2dを設け、
フィルタプレスの前後スタンド1.3間の各側方に架設
された上記サイドビーム4.4に上記把手2d、2dを
夫々摺動可能に載置して濾板2を吊り支持し、各濾板2
の前後動を案内する。上記濾板板2の各下角部には濾板
厚み方向に貫通した濾液回収口(図示せず)を形成する
とともに、両濾液回収口と濾板2の内部の空間2fとを
連通する濾液回収用凹溝(図示せず)を夫々上記枠体2
cの前後いずれかの表面に夫々形成する。
また、上記各濾布5は上記各濾板2の前後に取替可能に
配置され、一対の濾布5,5で濾板2の枠体2cの内部
空間2fを挟むようにする。各濾布5は、上記各濾板2
の空間2 f、 2 fに対応する部分に上下に第1原
液供給穴5aと第2原液供給穴5bとを形成する。上記
隣接濾板2.2間において一対の濾布5,5が挟み込ま
れ、両濾布5,5間に夫々産室6 a, 6 b、 6
 a, 6 bを形成する。各濾布5には夫々膨張代が
与えられており、各濾室6に原液が供給されたとき原液
の圧力で膨張して、隣接する性基6を形成する濾布5に
接触しこれを押圧することができるように配置されてい
る。なお、この濾布5の膨張は、濾布5に弛みを持たせ
て膨張代を確保して濾布5を膨張させる他、濾布自体の
材質を弾性材料より構成して原液供給圧力により濾布5
が伸びることにより膨張するようにしてもよい。
一方、上記各原液供給板7は、ポリプロピレン等の合成
樹脂またはステンレス等の金属よりなる円板よりなり、
第1図中の上下に一対の原液供給用貫通穴7 a, 7
 bを形成し、各濾布5の原液供給穴5 a, 5 b
または5 b、 5 aに夫々連通させる。上記原液供
給板7の裏面は第10図に示すように平面にして濾布5
に接触する。一方、表面には、第1図中、下半分には、
右端部の三日月状部7eを残して左右に延びた原液供給
通路用凹部7dを形成するとともに、上半部の半月状部
7cと上記三日月状部7eは相対する原液供給板7の対
応する半月状部7cと三日月状部7eとに当接して、隣
接する濾板2,2間の一対の濾布5.5間に性基6を形
成する。
このように構成された原液供給板7,7は、各濾板2の
両側に配置された一対の濾布5,5を両側から挟み込む
ように、その周囲部においてボルト8.・・・、8で連
結する。このとき、一対の原液供給板7.7は互いに上
下の位相が反対となるように濾布5,5に取付られる。
よって、濾板2.・・・2の閉枠時には、各原液供給板
7の凹部7dが、隣接する濾板2,2間の一対の濾布5
,5間の産室6内において、相対する濾布5の原液供給
板7の凹部7dと対向し、2つの凹部7 d、 7 d
により上記性基6に連通する原液供給通路15を形成し
て、原液供給用貫通穴内を流れる原液を上記原液供給通
路15を介して上記産室6内に供給して、濾過を行うよ
うにする。
よって、第4.5図に示すように、各濾布5の上側の原
液供給穴5aに連通しかつ原液供給板7の一方の原液供
給用貫通穴7a及び他方の原液供給用穴7bが交互に連
通ずる性基6aと、各濾布5の下側の原液供給穴5bに
連通しかつ原液供給板7の他方の原液供給用貫通穴7b
及び一方の原液供給用貫通穴7aが交互に連通ずる性基
6bとが、交互に前後スタンド1.3間に配置されるよ
うになる。この結果、上記性基6は2つの群に区分けさ
れることになる。すなわち、性基6a,・・・、6aに
連通ずる第1原液供給系■と、性基6b、・・・、6b
に連通する第2原液供給系■とに分けられ、各原液供給
系に対して供給弁9.10を介して原液が供給される。
上記構成によれば、以下のように作動する。
すなわち、可動板11を前進させて全濾板2゜・・・、
2を前部スタンド1側に締め付けて閉枠する。
この状態では、各濾板2に濾布5,5で吊り支持された
原液供給板7が隣接濾板2に同様に支持された原液供給
板7と相対し、凹部7dが形成されていない部分、すな
わち上記半月状部7Cと半月状部7cと、上記三日月状
部7eと三日月状部7eとが互いに当接して、隣接濾板
2.2間の一対の濾布5,5間に性基6を形成する。よ
って、各原液供給系において、各濾布5の原液供給穴5
a;5bと原液供給板7の原液供給用貫通穴7aまたは
7b、7bまたは7aとが連通した状態となる。
そして、第1原液供給系Iの供給弁9を開け、第2原液
供給系■の供給弁10は閉じたままで、可動板11側か
ら前スタンド1に向けて、原液を、各濾布5の上側の原
液供給穴5aと原液供給板7の原液供給用貫通穴7a,
7bに流入させ、各一対の凹部7d、7dで形成された
原液供給通路15から各性基6a内に原液を供給して濾
過を行う。
各性基6aにほぼ原液が充填されると、今度は、上記第
2原液供給系Hの供給弁10を開け、第1原液供給系■
の供給弁9を閉じる。よって、前スタンドl側から可動
板11側に向けて、原液を、各濾布5の下側の原液供給
穴5bと原液供給板7の原液供給用貫通穴7a,7bに
流入させ、各一対の凹部7d、7dで形成された原液供
給通路15から各産室6b内に原液を供給して濾過を行
う。このとき、第1原液供給系Iからの原液の供給は停
止されており、第2原液供給系■でのみ原液が供給され
続ける。これにより、各産室6aには原液が供給されな
いが、各製置6bには原液が供給されるので、各産室6
bを囲む濾布5,5が膨張して、各産室6aを囲む濾布
5.5に接触して押圧する。
この結果、産室6bの膨張により産室6a内の濾渣が両
側から圧搾濾過される。その後、逆に、第1原液供給系
Iに原液を再び供給する一方、第2原液供給系■の原液
供給を停止すると、今度は逆に、産室6aが膨張して濾
室6b内の濾渣を両側から押圧し、該濾渣の圧搾濾過が
行われる。
なお、圧搾作用による濾過では、濾渣内の含水量が一定
の量を下回ると急激にその濾過効率が低下するので、濾
液の単位時間あたりの排出流量が激減する。従って、こ
のタイミングを検知して供給弁9と供給弁10の開閉状
態を切り替えれば効率のよい運転が行なわれる。
また、その他に切り替えタイミングを決定する方法とし
ては、例えば第1原液供給系Iと第2原液供給系■とで
夫々その系内圧力を測定しておき、その測定圧力の差が
一定の許容値を超えたときに上記弁9と弁10の開閉状
態を切り替えてもよい。
なお、他の濾過方法として、最初の段階では供給弁9と
10をともに開いて両方の原液供給系I。
■に原液をある程度まで供給したのち、上記切換操作を
行うようにしてもよい。
上記圧搾濾過された濾渣は一対の濾布5.5間に保持さ
れるとともに、濾液は濾布5を伝って下方に流れ落ち、
各濾板2の濾液回収口に夫々回収される。−回の濾過工
程終了後は、周知の如く、可動板11を後退させて各濾
板2を後退させ、濾板2,2間の一対の濾布5.5に保
持された濾渣を回収して、次の濾過に備える。
上記実施例によれば、原液供給部材7の2個の原液供給
用貫通穴7a,7bのうちいずれか1つの貫通穴のみが
産室6に連通して確実に原液を供給できるので、濾板部
材としては各濾布5の濾過部分にのみ2個の原液供給系
用の、原液供給口5a,5bを設ければよく、各原液供
給系I、■での原液供給圧力または流量等を変化させる
だけで、産室6を交互に膨張させて圧搾膜無しに圧搾濾
過を行うことができる。よって、上記濾板部材を使用す
ることにより、フィルタプレス全体の構造が複雑化せず
、フィルタプレス全体として構造が簡単なものとなる。
すなわち、従来では、各濾板の濾過部分と枠体部分との
両方に原液供給系を設ける必要があり、濾板部材の構造
が複雑化し、全体としてフィルタプレスの構造が複雑な
ものとなるといった問題があったが、上記本発明によれ
ば、濾板部材の各濾板2の濾過部分のみに原液供給系を
設けばよいので、フィルタプレス全体の構造が簡単なも
のとなるのである。
また、上記原液供給板7は、その半月状部7Cと三日月
状部7eとが相対する原液供給板7の対応部分に夫々当
接することにより、各濾板2を挟む一対の濾布5.5間
に確実に産室空間を形成することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
その他種々の態様で実施できる。例えば、各濾布5に対
する上記原液供給板7の取付方を変えて、産室6aと産
室6bとを夫々2室ずつ交互に配列されて形成するよう
にしてもよい。この場合、圧搾作用は2室ずつ並んだ被
圧搾性基の夫々反対側の片側から行なわれる。従って、
両端に配置される製置だけは、!室のみ配置されるのが
好ましい。また、上記原液供給板7形状は円板形状に限
定されるものではなく、第6.7図に示されるように矩
形板でもよいとともに、六角形状の板等他の任意の形状
に構成することができる。また、各原液供給板7の半月
状部7c及び三日月状部7eは、この形状に限定される
ものではなく、柱状突起など、相対する原液供給板7に
当接して一対の濾布5.5間に産室6を形成するものな
うば任意の形状、構造でよい。また、上記原液供給板7
の原液供給用貫通穴7aの周囲の半月状部7Cには、環
状パツキンを固定して、濾板閉枠時に、相対する半月状
部7c同士が密着して、上記貫通穴7 a, 7 aの
連通をより確実に行えるようにしてもよい。また、上記
貫通穴7aと7bの配置は、上下方向に限定されず、水
平方向など任意の位置でよい。
また、第8〜lO図に示すように、同一構造の一対の原
液供給板7.7により一対の濾布5,5を連結して、凹
部7d同士を対向させて原液供給通路15を形成する代
わりに、一方の原液供給板の構造を簡略なものとして、
一方の凹部7dのみで原液供給通路15を形成してもよ
い。すなわち、第9図のように一方の第1原液供給板1
7を単なる円板の上下に原液供給穴17g、17bを形
成したものより構成し、他の第2原液供給板を第1図の
上記原液供給板7として構成する。よって、濾板閉枠時
には、一対の濾布5.5間で、第1原液供給板17の表
面が上記第2原液供給板7の表面に接触し、各原液供給
穴7a,7bと17a,17bとが連通されるとともに
、第2原液供給板7の凹部7dと第1原液供給板17の
表面との間に原液供給通路15が形成され、この通路1
5が産室6と連通する。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は夫々本発明の一実施例にがかる濾板部材の
原液供給板を濾布に取付た状態での正面図及び側面図、
第3.4図は夫々上記濾板部材を使用するフィルタプレ
スの側面図及び要部拡大断面側面図、第5図は第4図の
要部拡大断面図、第6.7図は夫々他の実施例にかかる
原液供給板の側面図及び正面図、第8〜lO図は夫々他
の実施例にかかるフィルタプレスの要部拡大断面側面図
、第1原液供給板の正面図及び第2原液供給板の裏面図
である。 1・・・前スタンド、2・・・濾板、2c・・・枠体、
2f・・・空間、3・・・後スタンド、4・・・サイド
ビーム、5・・・濾布、5a,5b・・・原液供給穴、
6,6a,6b・・・産室、7.17・・・原液供給板
、7a,7b、 17a, 17b−原液供給用貫通穴
、7c・・・半月状部、7d・・・凹部、7e・・・三
日月状部、訃・・ボルト、9.10・・・供給弁、■!
・・・可動板、15・・・原液供給通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)枠体(2c)からなる濾板(2)と、上記濾板(
    2)の両側に配置されかつ少なくとも2個の原液供給穴
    (5a,5b)を有する各濾布(5)と、上記濾板(2
    )の枠体(2c)内の空間(2f)内で該濾板(2)を
    挟む上記一対の濾布(5,5)を挟み込んで連結すると
    ともに、各濾布(5)の少なくとも2個の原液供給穴(
    5a,5b)に連通する原液供給用貫通穴(7a,7b
    ;17a,17b)を夫々形成した一対の原液供給板(
    7,7,17)とを備え、かつ、濾板閉枠時に隣接する
    濾板(2,2)間に位置する一対の上記濾布(5,5)
    間において相対する上記原液供給板同士が互いに当接す
    るようにした濾板部材にして、 上記一対の原液供給板(7,7,17)のうち少なくと
    も1つの原液供給板(7)は、隣接する濾板(2)の上
    記濾布(5)に支持された上記原液供給板(7)に相対
    する表面に、一方の原液供給用貫通穴(7a)と上記隣
    接濾板(2,2)間の上記一対の濾布(5,5)間に形
    成された濾室(6)とを連通させる原液供給通路用凹部
    (7d)を形成し、上記凹部(7d)より原液を上記濾
    室(6)内に供給して濾過するようにしたことを特徴と
    する濾板部材。
  2. (2)上記一対の原液供給板(7,7)で上記一対の濾
    布(5,5)を連結するとき、上記一方の原液供給板(
    7)の一方の原液供給用貫通穴(7a)が、上記他方の
    原液供給板(7)の他方の原液供給用貫通穴(7b)に
    連通するようにした請求項1記載の濾板部材。
  3. (3)上記一対の原液供給板(7,7,17)のうち他
    の原液供給板(17)は、上記一対の原液供給用貫通穴
    (17a,17b)を有する板状部材より構成した請求
    項1または2に記載のフィルタプレス。
  4. (4)枠体(2c)からなる濾板(2)の濾過空間(2
    f)内に配置され、かつ、上記濾板(2)の両側に配置
    された各濾布(5)を上記空間(2f)内で挟み込んで
    連結する一対の原液供給板(7,7,17)を備え、各
    原液供給板(7,17)は、各濾布(5)の少なくとも
    2個の原液供給穴(5a,5b)に夫々連通する原液供
    給用貫通穴(7a,7b;17a,17b)を有し、か
    つ、濾板閉枠時に隣接する濾板(2,2)間に位置する
    上記一対の濾布(5,5)間において相対する上記原液
    供給板同士が互いに当接するようにしたフィルタプレス
    にして、 上記一対の原液供給板(7,17)のうち少なくとも1
    つの原液供給板(7)は、隣接する濾板(2)の上記濾
    布(5)に支持された上記原液供給板(7,17)に相
    対する表面に、上記2つの原液供給用貫通穴(7a,7
    b,17a,17b)のうちいずれか一方の原液供給用
    貫通穴(7a)と上記隣接濾板(2,2)間の上記一対
    の濾布(5,5)間に形成された濾室(6)とを連通さ
    せる原液供給通路用凹部(7d)を形成し、上記凹部(
    7d)より原液を上記濾室(6)内に供給する一方、上
    記各濾布(5)の原液供給穴(5a,5b)のうち一方
    の原液供給穴(5a)に連通し、かつ、上記原液供給板
    (7)の原液供給用貫通穴(7a,7b)及びその凹部
    (7d)を介して連通する濾室(6a)からなる第1原
    液供給系( I )と、上記各濾布(5)の原液供給穴(
    5a,5b)のうち他方の原液供給穴(5b)に連通し
    、かつ、上記原液供給板(7)の原液供給用貫通穴(7
    a,7b)及びその凹部(7d)を介して連通する濾室
    (6b)からなる第2原液供給系(II)とを備え、上記
    2つの原液供給系間で原液供給圧力を変えて、高圧側の
    原液供給系に連通した濾室(6)が、低圧側の原液供給
    系に連通した濾室(6)内の濾渣を押圧して圧搾濾過を
    行うようにしたことを特徴とするフィルタプレス。
  5. (5)上記第1原液供給系( I )の濾室(6a)と、
    上記第2原液供給系(II)の濾室(6b)とが交互に配
    置されるようにした請求項4に記載のフィルタプレス。
  6. (6)上記一対の原液供給板(7,7,17)のうち他
    の原液供給板(17)は、上記一対の原液供給用貫通穴
    (17a,17b)を有する板状部材より構成した請求
    項4または5に記載のフィルタプレス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1042720A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Hagiwara Kogyo Kk 防草シート
JP2016520421A (ja) * 2013-05-28 2016-07-14 佛山市金凱地過濾設備有限公司 プレッシャーフィルター

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