JPH02240220A - 深紋り用冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

深紋り用冷延鋼板の製造方法

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JPH02240220A
JPH02240220A JP6066789A JP6066789A JPH02240220A JP H02240220 A JPH02240220 A JP H02240220A JP 6066789 A JP6066789 A JP 6066789A JP 6066789 A JP6066789 A JP 6066789A JP H02240220 A JPH02240220 A JP H02240220A
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steel
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Teruaki Yamada
輝昭 山田
Masahiko Oda
織田 晶彦
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、連続焼鈍による深絞り用冷延鋼板を低コスト
で製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 連続焼鈍による深絞り用冷延鋼板の製造方法については
、過去数多くの発明が成され、Tiを添加した冷延鋼板
に関するものとしては、例えば、特公昭44−1806
8、特公昭59−3526、特公昭49−31844 
、特開昭59−74233がある。しかし、特公昭44
−18086の方法は例えば870℃×4分というよう
な高温長時間の焼鈍が必要であったり、特公昭59−3
528では700〜780℃で熱間圧延をすることによ
り800℃×30秒程度の短時間焼鈍で深絞り用冷延鋼
板の製造が可能となるが700〜780℃というα域の
熱間圧延に起因するプレス加工時の異常な肌荒れが発生
したり、特公昭5B −57490では連続焼鈍時の生
産性を向上させるため(ヒートバックルやハースロール
への異物付着の回避)にC含有量を0.001−0.0
15%(実施例ではC−0,011JX %)とし低温焼鈍を可能にしているが、極低炭化の為製
鋼で脱ガスによる脱炭処理が必須となり、脱炭処理に要
する多大のコストアップが生じる、等何れの方法におい
ても問題点を有し、低コストなスラブの製造が可能であ
るC含有量が0.015以上(真空脱ガスによる脱炭処
理が不要又は、コストがほとんど掛からない極軽度の脱
炭処理で可能)の鋼を用い、且つ、連続焼鈍時の生産性
を低下せしめない低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用
冷延鋼板を製造する方法は未だ無い。
(発明が解決しようとする3題) 本発明で解決しようとする課題は、低コストなスラブの
製造が可能であるC含有量が0.01%以上の鋼を用い
、且つ、連続焼鈍時の生産性を低下せしめない低温且つ
短時間の連続焼鈍で深絞り用冷本発明者等は、低コスト
なスラブの製造が可能であるC含有量が0.01%以上
の鋼を用い、且つ、連続焼鈍時の生産性を低下せしめな
い低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用冷延鋼板を製造
する方法について種々検討し、連続焼鈍による深絞り用
冷延鋼板の製造方法を初めて見出したものである。
本発明の要旨は下記の通りである。
C; 0.010〜0.030%、5170.003〜
0.10%、Mn:0.05〜0.8%、P:0.00
1〜0.10%、S :0.OOL〜0.035%、s
oi.Al :0.001〜O,,10%、N:0.0
100%以下、Ti.は、1.5≦(Ti−3,42N
) /4 C≦6、残部不可避的不純物および鉄よりな
る溶鋼を連続鋳造又はインゴット法にてスラブと成し、
熱間圧延するに際し、スラブの加熱温度(以降はSRT
と記す)を、C含有量が0.01−0.02%の場合は
980≦SRT(℃)≦7000×C(%)+1040
、 C含有量が0.02〜0.03%の場合は980≦
SRT  (℃)  ≦−7ooOXc  (%)+1
320とし、860℃以上の温度で熱延を終了し、80
0℃以下の温度で巻取、熱延鋼帯とした後、50%〜9
2%の冷間圧延を施し、連続焼鈍により再結晶温度以上
830℃以下で10秒以上100秒以内の再結晶焼鈍を
することを特徴とする深絞り用冷延鋼板の製造方法。
以下に本発明について詳細に述べる。
C含有量は連続焼鈍による深絞り用冷延鋼板の製造方法
において極めて重要な元素である。連続焼鈍法の最も大
きな特徴である優れた経済性を十分に活かすには適用す
る熱延鋼帯も当然低コストで製造し得るものでなければ
ならない。そのためには、極めてコストが高くなる製鋼
での脱炭処理が必須となるC含有量が0.01%以下の
鋼の使用は避けねばならない。しかし、例えば、特公昭
44−18068号公報の実施例1の鋼板P (C−0
,025%)と鋼板B (C−0,005%)とを比較
すれば、極低炭(C−0,005%)鋼Bはrim−2
,47とC含有量が高い鋼板Pに比べ極めて良好なr値
が得られ、C含H量の高い鋼板Pはハースロールへの異
物付着、ヒートバックルなどの為連続焼鈍がほとんど不
可能で且つ生産性を無視した870℃×4分という超高
温且つ長時間焼鈍を行ってようやくにしてr値−1,7
2が得られる程度である。このように鋼板Pが超高温且
つ長時間の焼鈍を行っても「値−1,72程度しか得ら
れないのは、本発明者等の研究の結果と考えあわせれば
特公昭44−18068号公報の実施例のスラブ加熱温
度が本発明の方法とは異なり約1250℃と言う箱焼鈍
法用のAIIキルドが通常行われるスラブ加熱温度で行
なわれた為と推察できる。尚、この上記特公昭44−1
8088号公報の実施例のスラブ加熱温度が約1250
℃程度であることは、同公報の第3頁右欄の上段より1
4行目に「これらを通常の深絞り用鋼板の製造工程で2
.51−に熱延し」とあり、且つ、第2表に超深絞り性
アルミギルド鋼T、 Uのバッチ焼鈍材の機械的性質が
表に記載されており「値−1,85,1,79と125
0℃程度のスラブ加熱温度で熱間圧延されたときに得ら
れるr値になっていることから実施例のスラブ加熱温度
は約1250℃程度であったと考えられる。
以上、特公昭44−18068号公報の実施例で見られ
る如く、低コストなスラブの製造が可能であるC含有量
が0.01%以上(真空脱ガスによる脱炭処理が不要又
は、コストがほとんど掛からない極軽度の脱炭処理で可
能)の鋼を用い、且つ、連続焼鈍時の生産性を低下せし
めない低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用冷延鋼板を
製造する方法について種々検討を行ない、スラブの加熱
温度を、C含有量が0.01〜0.02%の場合は98
0≦SRT(℃)≦7000×C(%) +1040、
C含有量が0.02〜0.03%の場合は980≦SR
T(℃)≦−7000×C(%) +1320とする方
法をようやくにして見出すことが出来たのである。
C含有量の下限は、低コストで製造が可能な限界の(真
空脱ガスによる極軽度の脱炭処理)C含有量である0、
01%とした。尚、コスト的には極軽度の脱炭処理も全
く不要なC含有量が0.015%以上が望ましい。C含
有量の上限は、0.030%以上になると低温スラブ加
熱による材質向上効果以上にTiCの総量の増加による
材質劣化が上回るようになり優れf深絞り性が得られな
くなるので上限を0.030%とした。
Si含有量は、0.003%以下にすることは困難であ
るので下限を0.003%とした。又、Slは0.1%
より多く含まれると塗装時の塗料密着性を劣化させるの
で上限を0.10%とした。
Mn含有量は、通常の製鋼法では0.05%以下にする
ことは困難であるので下限を0.05%とした。
又、Mnは多く含まれるとr値が低下するので上限を0
.8%とした。
P含有量は、通常の製鋼法では0.001%以下にする
ことは困難であるので下限をo、ooi%とした。
尚、Pはo、io%以下の添加では深絞り性を示すr値
はほとんど低下せず、且つ自動車用外板に用いられる高
強度鋼板を製造するのに好ましい元素であるので必要に
応じ添加すればよい。しかし、0.1θ%以上含まれる
とr値が低下するので上限を0.10%とした。尚、P
は0802から0.030%含むと化成処理性が向上す
るので必要に応じ0.02から0゜03%程度添加して
もよい。
S含有量は、通常の製鋼法ではo、oot%以下にする
ことは困難であるので下限をo、oot%とした。
又、Sは多く含まれるとr値が低下するので上限を0.
035%とした。尚、Sも0.02から0.030%含
むと化成処理性が向上するので必要に応じ0.02から
0.03%程度添加してもよい。
5oI1. A l含有量は、本発明の方法の場合は多
量にTIを添加することになるのでNはTiNとして固
定できる。従ってNを固定するためのANは不要で、更
にTIは脱酸剤としても有用な元素であるのでAfI脱
酸も必須ではない。それゆえ、5ate、 A fj含
有量の下限は耐火物などより混入しうる0、001%と
した。又、sod、 A j7は多く含まれてもコスト
増になるばかりであるので0.10%を上限とした。
N含有量は、鋼中のTIと結合しTiNとなるが0.0
100%以上になるとTiNの総量が増加しr値が低下
するので上限をo、oioo%とした。
TIl含有量、CおよびNを粗大なTic。
1゛INとして固定し材質を向上させるのに重要な元素
であり、1.5≦(Ti−3,42N) /4 C60
の範囲でなければならない。TIl含有量下限量より少
なくなると有効なTi含有量が少なくなる結果熱延銅帯
の鋼中に生成するTiCの析出物サイズが微細となり材
質劣化が顕著となる。更にTi含有量が少なくなると、
CやNを固定するのに必要なTiが不足し硬質化のみな
らずC時効をも生じるようになるので、TIl含有量下
限を(Ti−3,42N) /4 C−1,5とした。
又、Ti含有量の上限は、Ti添加によるTIの合金状
が製、鋼での脱炭処理に比べ大幅に安いとはいえ、少コ
ストの観点から材質の向上式がほとんど飽和するTi含
有量(T i−3,42N) /4 C−6を上限とし
た。
その他の添加元素として、二次加工性が要求される用途
に用いられる鋼板を製造する場合は、Bを0.0001
から0.0005%添加すればよい。
鋳造条件は、特別に規制する必要がな(通常行われてい
る連続鋳造でスラブを造り、冷片とした後再加熱する方
法でもよく、又、熱片の状態で加熱炉に挿入し再加熱或
いは保熱する方法でもよい。
もちろんインゴット法でもよい。
スラブ加熱温度は、低コストで製造が可能なC含有量が
o、oto%の鋼を用い、且つ、連続焼鈍時の生産性を
低下せしめない低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用冷
延鋼板を製造する場合には、極めて重要である。何れの
スラブの製造条件の場合においても、熱間圧延時のスラ
ブの加熱温度(SRT)を、C含有量が0.01〜0.
02%の場合は5RT(℃)≦7000×C(%) +
1040、C含有量が0.02〜0.03%の場合はS
RT<℃)≦−7000×C(%) +1320とする
ことにより低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用冷延鋼
板の製造が可能となる。
又、スラブ加熱温度の下限は、材質上は温度が低いほど
良好な材質が得られるが、本発明の方法の熱延仕上げ温
度を確保するためにはスラブ加熱温度を980℃以上に
する必要があるので下限を980℃とした。
第1図は、C−0,018%、 5l−0,01%、M
nwo、15%、 P−0,01%、 s−o、ot%
、sol、A(1−0,03%。
N −0,0025%、 TI −0,25%の鋳片を
1000℃〜1250℃の範囲の温度に加熱し、910
℃で熱延を終了し、600℃で巻取、熱延鋼帯とした後
80%の冷間圧延を行ない0.8關の冷延鋼帯とし、7
80℃×40秒の連続焼鈍をして0.8%の調質圧延し
冷延鋼板のr値とスラブ加熱温度の関係をプロットした
図である。ff11図から明らかなように、スラブ加熱
温度が本発明の温度範囲のr値は1.70以上と焼鈍条
件が780℃X40秒と低温且つ短時間であるにも拘ら
ず優れた特性が得られることが分かる。
第2図は第1図と同じ条件で、C含有量とスラブ加熱温
度を変えてr値に及ぼす影響を調査した結果を示す図で
ある。第2図から明らかなように、連続焼鈍後のr値は
スラブ加熱温度とC含有量により大きく変わり、本発明
の方法の範囲の条件内であればr値が1.70の優れた
特性が得られることが分かる。
第3図は、第2図の結果から、スラブ加熱温度が105
0℃および1150℃の条件の時にr値が1.70以上
が得られる限界のC含有量および本発明者等のこれまで
の種々の実験結果とから優れた深絞り性が得られるC含
有量とスラブ加熱温度の本発明の範囲を示した図である
熱間圧延時の仕上げ温度は、860℃以下になるとα域
圧延となりプレス加工時に異常な肌荒れが発生するよう
になるので仕上げ温度の下限は860℃とした。尚、仕
上げ温度の上限は特に限定する必要がなく通常行われて
いる温度範囲でよI)。
熱間圧延時の巻取温度は、800℃以上になると発生す
るスケールの量が異常に多くなり、酸洗性が劣化し酸洗
時の生産性が低下するので上限の温度を800℃とした
。尚、巻取温度の下限は、いくら低温で巻取られても材
質の劣化が生じないので特に限定しなかった。
冷間圧延時の冷延率は、50%以下になると再結晶温度
が上昇すると共にr値が低下し優れた濠絞り性が得られ
なくなるので、冷延率の下限は50%とした。又、冷延
率を92%以上にすると冷間圧延荷重が異常に高くなり
冷間圧延が出来なくなるので上限を92%とした。
連続焼鈍時の焼鈍温度は、冷延鋼板の良好な表面品位を
得るうえで上限の温度を厳しく管理することは極めて重
要なことであり、且つ、高温焼鈍時に発生するヒートバ
ックルを回避し連続焼鈍法のもつ高い生産性を確保する
うえでも、短い焼鈍時間と共に極めて重要なことである
。焼鈍温度が830℃より高くなると、ハースロールへ
の異物付着が激増しハースロールに付着した異物による
ビット状のキズが発生すると共にヒートバックルによる
絞りマーク状のキズも発生したりバックリングにより通
板出来なくなることも起こるようになるので、焼鈍温度
の上限は830℃とした。又、本発明の方法の鋼は再結
晶温度以上で焼鈍すると優れた深絞り性が得られるので
下限を再結晶温度とした。
焼鈍時間は、10秒以下になると優れた深絞り性が得ら
れなくなので下限を10秒とした。又、焼鈍時間を10
0秒以上にしても材質の向上効果が飽和すると共に、連
続焼鈍法の優れた特徴である高い生産性の低下が大きく
なるので上限を100秒とした。
調質圧延は、特に規制する必要がなく、必要に応じ行え
ばよい。
尚、過時効処理条件は、本発明の方法の熱延鋼帯は鋼中
のC,Nは既にTIで固定されているので過時効処理は
不要である。
又、本発明の方法は、冷延鋼板のみならず亜鉛メツキ、
錫メツキ、アルミメツキ、ターンシートなどの表面処理
用の原板の製造法としても適用出来るものである。更に
通常行われている連続熔出亜鉛メツキ用鋼板としても本
発明の方法の連続焼鈍条件であれば深絞り性に優れた熔
融亜鉛メツキ鋼板を製造することも出来る。
(実 施 例) 以下に本発明の効果を実施例により説明する。
第1表に示す鋼の成分および熱延条件で熱延鋼帯を製造
し、第1表に示す冷延率(C,R)および焼鈍条件で冷
間圧延および連続焼鈍した0、81の銅帯に0.8%の
調質圧延を施し冷延鋼板を製造し、材質を調査した。材
質調査結果は第2表に示す。
第1表に示す鋼1は、転炉で溶鋼とした後真空脱ガスに
よる軽度の脱炭処理工程を経てC含有量を0.011%
にした後連続鋳造にて鋳片とし、他の鋼は全て真空脱ガ
スによる脱炭処理を経ないで連続鋳造で鋳片とした。
第2表のY、  P、 T、  S、 ElはL方向の
JIS−#55試験の測定値、r値はり、C,X方向の
JIS−”13試験片でΔgj定した値の板面内の平均
値である。
二次加工性は、コニカルカップ試験用の金型で2.42
の絞り比で絞り込んだカップを側面から押し潰して脆性
破壊するか否かで評価し、0℃で脆性破壊しなかったも
のをo、−eo℃でも脆性破壊しなかったものを◎とし
た。
化成処理性の評価は、デツプ法で化成処理を行ない良好
な化成処理皮膜が得られるものをOとし、スプレー法で
化成処理を行っても良好な化成処理皮膜が得られるもの
を◎とした。
表面品位は、製造した冷延鋼板の表面品位(ハースロー
ルへの異物付着による鋼板表面のビット状のキズやヒー
トバックルによる絞りマーク状のキズの有無)を調査し
、キズがあるものをXとした。
鋼1.2.3.4は、スラブ加熱温度を1050℃に固
定し、C含有量を変えた例で、鋼1. 2. 3は本発
明の方法のC含有量の範囲の本発明例で、#14はC含
有量が0.0(3%と本発明の方法の範囲を超えた比較
例である。本発明例のw41. 2. 3は比較例の#
14に比べ何れも優れた深絞り性(高い「値)が得られ
ている。
鋼5,6.7は、C含有量を本発明の方法の範囲にし、
スラブ加熱温度を変えた例で、鋼5は本発明の方法のス
ラブ加熱温度範囲の本発明例で、鋼6,7はスラブ加熱
温度が本発明の方法の範囲を超えた比較例である。本発
明例の鋼5は比較例の鋼6,7に比べ何れも優れた深絞
り性(高い「値)が得られている。
以上の実施例に明確に示されるように、本発明の方法は
、低コストなスラブの製造が可能であるC含有量が0.
01%以上の鋼を用い、且つ、連続焼鈍時の生産性を低
下せしめない低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り用冷延
鋼板の製造が可能で極めて優れた方法であることがわか
る。
鋼8は、Pを添加し自動車外板に使用される深絞り性の
優れた高強度冷延鋼板に適用した本発明例であり、優れ
た深絞り性(i’iいr値)が得られている。
鋼9はMn、S、Pを添加し特に化成処理性が厳しく要
求される耐化成処理性が優れ、且つ、Bを添加し優れた
二次加工性をも要求される深絞り用冷延鋼板に適用した
本発明例であり、優れた化成処理性、耐二次加工性と深
絞り性(高い「値)が得られている。
鋼lOは5oi1. A Iをほとんど含有しない本発
明例で、鋼11は巻取温度を760℃と高温にした本発
明例で、鋼12は連続焼鈍の均熱温度を810℃まで上
げた本発明例であり、何れの実施例においても優れた深
絞り性と良好な表面品位が得られている。
鋼13は、連続焼鈍の均熱温度を本発明の方法の範囲を
超えた均熱温度で連続焼鈍した比較例であり、良好な深
絞り性は得られるものの、ビット状傷が多発し自動車外
板用冷延鋼板として使用できない表面品位のものとなっ
た。
(発明の効果) 以上に本発明について詳細に説明したが、本発明の方法
によれば低コストなスラブの製造が可能であるがC含有
no、ot%以上の鋼を用い、1つ、連続焼鈍時の生産
性を低下せしめない低温且つ短時間の連続焼鈍で深絞り
用冷延鋼板の製造が可能となり、その工業的価値は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スラブ加熱温度と冷延鋼板の深絞り性(r値
)との関係を示す図、第2図は、C含有量およびスラブ
加熱温度と深絞り性(r値)との関係を示す図、第3図
は、本発明の方法のC含有量とスラブ加熱温度の範囲を
示す図である。 復代理人 弁理士 田村弘明 スラフ゛加気温度 C (’/、)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. C:0.010〜0.030%、Si:0.003〜0
    .10%、Mn:0.05〜0.8%、P:0.001
    〜0.10%、S:0.001〜0.035%、sol
    .Al:0.001〜0.10%、N:0.0100%
    以下、Tiは、1.5≦(Ti−3.42N)/4C≦
    6、残部不可避的不純物および鉄よりなる溶鋼を連続鋳
    造又はインゴット法にてスラブと成し、熱間圧延するに
    際し、スラブの加熱温度(以降はSRTと記す)を、C
    含有量が0.01〜0.02%の場合は980≦SRT
    (℃)≦7000×C(%)+1040、C含有量が0
    .02〜0.03%の場合は980≦SRT(℃)≦−
    7000×C(%)+1320とし、860℃以上の温
    度で熱延を終了し、800℃以下の温度で巻取、熱延鋼
    帯とした後、50%〜92%の冷間圧延を施し、連続焼
    鈍により再結晶温度以上830℃以下で10秒以上10
    0秒以内の再結晶焼鈍をすることを特徴とする深絞り用
    冷延鋼板の製造方法。
JP6066789A 1989-03-15 1989-03-15 深紋り用冷延鋼板の製造方法 Pending JPH02240220A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06145807A (ja) * 1992-11-02 1994-05-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 自動車外装用高強度鋼板の製造方法
JPH06172871A (ja) * 1992-12-10 1994-06-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 深絞り用高張力鋼板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06145807A (ja) * 1992-11-02 1994-05-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 自動車外装用高強度鋼板の製造方法
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